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Interchangeable lens, lens interchangeable digital camera and camera system

阅读:716发布:2020-07-03

专利汇可以提供Interchangeable lens, lens interchangeable digital camera and camera system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To solve the problem that a photographic viewing angle can not be judged from a focal distance of an interchangeable lens as in a 35mm film camera because the relation between the focal distance of the interchangeable lens and a viewing angle of a picture to be picked up is different according to the size of a photographing area of an image pickup element in a lens interchangeable digital camera. SOLUTION: A focal distance of 35mm conversion can be confirmed even in an interchangeable lens single body at any time so that the senses of a viewing angle and a focal distance familiar by a film camera can be utilized by converting a photographic viewing angle into a focal distance in a 35mm film format from information of a focal distance of an interchangeable lens and information about the size of an image pickup area of an image pickup element and writing and displaying the focal distance in a display device of memory property installed on the interchangeable lens. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Interchangeable lens, lens interchangeable digital camera and camera system专利的具体信息内容。

  • レンズ交換式デジタルカメラに装着される交換レンズにおいて、
    メモリ性表示装置と、
    前記レンズ交換式デジタルカメラから前記レンズ交換式デジタルカメラに使用されている撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報を得る交信部と、
    該交換レンズの焦点距離と像面の大きさに関する情報を記憶するレンズ情報記憶部と、
    前記撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報と、該交換レンズの焦点距離に関する情報とから、該レンズ交換式デジタルカメラの撮影画角と同等の撮影画角に相当する所定サイズの撮像領域の大きさでの焦点距離に換算する換算手段と、
    該交換レンズの焦点距離及び前記換算手段によって換算された焦点距離のうち少なくとも一方を前記メモリ性表示装置に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする交換レンズ。
  • 前記所定サイズは、35mmフィルムの1コマのサイズであることを特徴とする請求項1に記載の交換レンズ。
  • 第1の電圧で動作する動作部を有し、
    前記メモリ性表示装置は、第2の電圧で書き込みが行われ、
    前記第2の電圧は前記レンズ交換式デジタルカメラに内蔵されている昇圧回路から供給されることを特徴とする請求項1又は2に記載の交換レンズ。
  • 前記表示制御手段は、前記撮像素子の撮像領域の大きさが、前記交換レンズの像面の大きさよりも大きい場合には警告信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の交換レンズ。
  • 表示部を備えた交換レンズからの情報を得る交信部と、カメラに関する情報が記憶されているカメラ情報記憶部とを備えたレンズ交換式デジタルカメラにおいて、
    前記交信部で得られる情報は、前記交換レンズ内のレンズ情報記憶部に記憶されている前記交換レンズの焦点距離と像面の大きさに関する情報を含み、
    前記カメラ情報記憶部に記憶されている情報は、該デジタルカメラに使用されている撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報を含み、
    前記表示部はメモリ性表示装置であり、
    前記交換レンズの焦点距離に関する情報と、前記撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報とから、前記交換レンズの焦点距離を、前記交換レンズの焦点距離と前記撮像素子の撮像領域の大きさから決定される撮影画角と同等の撮影画角に相当する所定サイズの撮像領域の大きさでの焦点距離に換算する換算手段と、
    前記交換レンズの焦点距離及び前記換算手段によって換算された焦点距離のうち少なくとも一方を、前記交信部を介して前記交換レンズのメモリ性表示装置に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とするレンズ交換式デジタルカメラ。
  • 前記所定サイズは、35mmフィルムの1コマのサイズであることを特徴とする請求項5に記載のレンズ交換式デジタルカメラ。
  • エレクトロフラッシュと、
    前記エレクトロフラッシュの動作電圧を生成する昇圧回路と、
    前記交換レンズに第1の電圧を供給する第1の電圧供給部と、
    前記メモリ性表示装置に書き込みを行う第2の電圧を供給する第2の電圧供給部とを有し、
    前記第2の電圧は、前記昇圧回路で生成されることを特徴とする請求項5又は6に記載のレンズ交換式デジタルカメラ。
  • 前記表示制御手段は、前記撮像素子の撮像領域の大きさが、前記交換レンズの像面の大きさよりも大きい場合には警告する警告手段を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のレンズ交換式デジタルカメラ。
  • デジタルカメラと交換レンズからなるカメラシステムにおいて、
    該デジタルカメラに使用されている撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報が記憶されているカメラ情報記憶部と、
    前記交換レンズの焦点距離と像面の大きさに関する情報が記憶されているレンズ情報記憶部と、
    前記交換レンズの焦点距離に関する情報と、前記撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報とから、該レンズ交換式デジタルカメラの撮影画角と同等の撮影画角に相当する所定サイズの撮像領域の大きさでの焦点距離に換算する換算手段と、
    該交換レンズに設けられたメモリ性表示装置と、
    該交換レンズの焦点距離及び前記換算手段によって換算された焦点距離のうち少なくとも一方を前記メモリ性表示装置に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
  • 前記所定サイズは、35mmフィルムの1コマのサイズであることを特徴とする請求項9に記載のカメラシステム。
  • エレクトロフラッシュと、
    前記エレクトロフラッシュの動作電圧を生成する昇圧回路と、
    前記交換レンズに第1の電圧を供給する第1の電圧供給部と、
    前記メモリ性表示装置に書き込みを行う第2の電圧を供給する第2の電圧供給部とを有し、
    前記第2の電圧は、前記昇圧回路で生成されることを特徴とする請求項9又は10に記載のカメラシステム。
  • 前記表示制御手段は、前記撮像素子の撮像領域の大きさが、前記交換レンズの像面の大きさよりも大きい場合には警告する警告手段を有することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のカメラシステム。
  • 说明书全文

    本発明は、交換レンズ、レンズ交換式デジタルカメラ及びカメラシステムに関する。 特に、交換レンズの焦点距離情報の表示機能を備えた交換レンズ、レンズ交換式デジタルカメラ及びカメラシステムに関するものである。

    近年、フィルムカメラ用の交換レンズを使用するレンズ交換式デジタルカメラが普及しつつある。 これは、従来のフィルムカメラの豊富な交換レンズ群を生かして撮影の領域を拡大できることから、ユーザにとっては大変有意義なことである。

    しかしながら、デジタルカメラに用いられる撮像素子には撮像領域の大きさ(以下、フォーマットと言う)の異なるものが多種あり、同じ焦点距離のレンズを用いても撮像素子のフォーマットによって撮影画が異なったものとなるという不具合が存在する。

    フィルムにも種々のフォーマットは存在するが、レンズ交換式のフィルムカメラはその大半が35mmフィルムを用いるカメラであり、その他のフォーマット(例えばブローニーサイズ等)のフィルムを用いるレンズ交換式カメラはプロや一部のハイアマチュア用に限られている。 そのため、フィルムカメラのユーザは、例えば、28mmレンズといえば画角の広い広角レンズの代表、50mmレンズといえば画角が人間の視覚に近い標準レンズの代表、135mmレンズといえば画角の狭い望遠レンズの代表、といったように撮影を通じて実際の撮影画角と35mmフィルムカメラ用の焦点距離を一対一に結びつけてイメージしており、プロ、アマチュアを問わず、一般的に35mmフィルムカメラ用レンズの焦点距離が撮影画角の代わりとして用いられており、写真雑誌等でも同様の表現が行われている。

    一方、デジタルカメラでは、図14の撮像素子フォーマットと換算焦点距離との関連を示す表に一例を示したように、比較的大きなフォーマットの撮像素子だけでも、35mmサイズ、APS−Cサイズ、フォーサーズ(4/3型)、2/3型といったように種々のフォーマットが存在している。 このため、図14に太字で一例として示したように、35mmフィルムカメラから例えばフォーサーズ(4/3型)のレンズ交換式デジタルカメラに移行したユーザは、「風景撮影のために35mmフィルム用の28mmの広角レンズ401を準備して撮影に臨んだが、フォーサーズ(4/3型)のデジタルカメラでの実際の画角402は35mmフィルム用レンズに換算すると55mmの交換レンズと同等の標準的な画角となって風景を十分に捉えきれなかった」というように35mmフィルムカメラでの撮影を通じて身に付けた撮影画角と交換レンズの焦点距離の関係とデジタルカメラでの実際の撮影画角とが結びつかないために、撮影準備のための交換レンズ選択時等に大きな戸惑いを感じている。 図15に上述の交換レンズの焦点距離と実際の撮影画角の違いを模式的に示した。 図15(a)は、被写体の模式図である。 実線で囲んだ範囲が図15(b)に示したのと同じ35mmフィルムの撮像画面35で撮像される範囲であり、破線で囲んだ範囲が図15(c)に示したのと同じ撮像素子153で撮像される範囲である。 ここで分かるように、同じ交換レンズを用いても撮像される範囲は使用される撮像素子のフォーマットによって大きく変わる。

    そこで、上述の問題点を解決するために、レンズ交換不可能なズームレンズ搭載のデジタルカメラで、実際の焦点距離とは別に、レンズの外装上に35mmフィルム用レンズ換算の焦点距離を表示することで撮影画角のイメージが分かるようになしたものや、レンズ情報および撮像ユニットの情報に基づいて、35mm感光フィルムの1コマのサイズにおける像倍率又は焦点距離に換算して、レンズ又はカメラ上の表示部に出するもの(例えば、特許文献1乃至4参照)が提案されている。

    特開2001−215606号公報

    特開2000−244779号公報

    特開2002−139788号公報

    特開2004−157367号公報

    しかしながら、上述のレンズ交換不可能なズームレンズ搭載のデジタルカメラで採用された方法は、フォーマットの異なる撮像素子を搭載した複数のカメラに装着される可能性のある交換レンズには適用不可能である。

    また、特許文献1乃至4で提案された方法では、交換レンズをカメラに取り付けた状態でしか像倍率又は換算焦点距離が確認できないため、複数の交換レンズを使用したい場合は、なにがしかの方法で各々の交換レンズの像倍率または換算焦点距離を記録しておき、レンズを交換する度に記録を参照する必要があり、大変不便である。

    本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、一度カメラに交換レンズを装着すると、その後はレンズ単体でも撮影倍率または換算焦点距離が容易に確認でき、換算に対してユーザに特別の技術能力の負担なく、従来から慣れ親しんだ焦点距離の感覚を生かして撮影に使用する交換レンズを迅速に選択できるような交換レンズ、レンズ交換式デジタルカメラ及びカメラシステムを提供することを目的とする。

    本発明の目的は、下記構成により達成することができる。

    (請求項1)
    レンズ交換式デジタルカメラに装着される交換レンズにおいて、
    メモリ性表示装置と、
    前記レンズ交換式デジタルカメラから前記レンズ交換式デジタルカメラに使用されている撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報を得る交信部と、
    該交換レンズの焦点距離と像面の大きさに関する情報を記憶するレンズ情報記憶部と、
    前記撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報と、該交換レンズの焦点距離に関する情報とから、該レンズ交換式デジタルカメラの撮影画角と同等の撮影画角に相当する所定サイズの撮像領域の大きさでの焦点距離に換算する換算手段と、
    該交換レンズの焦点距離及び前記換算手段によって換算された焦点距離のうち少なくとも一方を前記メモリ性表示装置に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする交換レンズ。

    (請求項2)
    前記所定サイズは、35mmフィルムの1コマのサイズであることを特徴とする請求項1に記載の交換レンズ。

    (請求項3)
    第1の電圧で動作する動作部を有し、
    前記メモリ性表示装置は、第2の電圧で書き込みが行われ、
    前記第2の電圧は前記レンズ交換式デジタルカメラに内蔵されている昇圧回路から供給されることを特徴とする請求項1又は2に記載の交換レンズ。

    (請求項4)
    前記表示制御手段は、前記撮像素子の撮像領域の大きさが、前記交換レンズの像面の大きさよりも大きい場合には警告信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の交換レンズ。

    (請求項5)
    表示部を備えた交換レンズからの情報を得る交信部と、カメラに関する情報が記憶されているカメラ情報記憶部とを備えたレンズ交換式デジタルカメラにおいて、
    前記交信部で得られる情報は、前記交換レンズ内のレンズ情報記憶部に記憶されている前記交換レンズの焦点距離と像面の大きさに関する情報を含み、
    前記カメラ情報記憶部に記憶されている情報は、該デジタルカメラに使用されている撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報を含み、
    前記表示部はメモリ性表示装置であり、
    前記交換レンズの焦点距離に関する情報と、前記撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報とから、前記交換レンズの焦点距離を、前記交換レンズの焦点距離と前記撮像素子の撮像領域の大きさから決定される撮影画角と同等の撮影画角に相当する所定サイズの撮像領域の大きさでの焦点距離に換算する換算手段と、
    前記交換レンズの焦点距離及び前記換算手段によって換算された焦点距離のうち少なくとも一方を、前記交信部を介して前記交換レンズのメモリ性表示装置に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とするレンズ交換式デジタルカメラ。

    (請求項6)
    前記所定サイズは、35mmフィルムの1コマのサイズであることを特徴とする請求項5に記載のレンズ交換式デジタルカメラ。

    (請求項7)
    エレクトロフラッシュと、
    前記エレクトロフラッシュの動作電圧を生成する昇圧回路と、
    前記交換レンズに第1の電圧を供給する第1の電圧供給部と、
    前記メモリ性表示装置に書き込みを行う第2の電圧を供給する第2の電圧供給部とを有し、
    前記第2の電圧は、前記昇圧回路で生成されることを特徴とする請求項5又は6に記載のレンズ交換式デジタルカメラ。

    (請求項8)
    前記表示制御手段は、前記撮像素子の撮像領域の大きさが、前記交換レンズの像面の大きさよりも大きい場合には警告する警告手段を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のレンズ交換式デジタルカメラ。

    (請求項9)
    デジタルカメラと交換レンズからなるカメラシステムにおいて、
    該デジタルカメラに使用されている撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報が記憶されているカメラ情報記憶部と、
    前記交換レンズの焦点距離と像面の大きさに関する情報が記憶されているレンズ情報記憶部と、
    前記交換レンズの焦点距離に関する情報と、前記撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報とから、該レンズ交換式デジタルカメラの撮影画角と同等の撮影画角に相当する所定サイズの撮像領域の大きさでの焦点距離に換算する換算手段と、
    該交換レンズに設けられたメモリ性表示装置と、
    該交換レンズの焦点距離及び前記換算手段によって換算された焦点距離のうち少なくとも一方を前記メモリ性表示装置に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。

    (請求項10)
    前記所定サイズは、35mmフィルムの1コマのサイズであることを特徴とする請求項9に記載のカメラシステム。

    (請求項11)
    エレクトロフラッシュと、
    前記エレクトロフラッシュの動作電圧を生成する昇圧回路と、
    前記交換レンズに第1の電圧を供給する第1の電圧供給部と、
    前記メモリ性表示装置に書き込みを行う第2の電圧を供給する第2の電圧供給部とを有し、
    前記第2の電圧は、前記昇圧回路で生成されることを特徴とする請求項9又は10に記載のカメラシステム。

    (請求項12)
    前記表示制御手段は、前記撮像素子の撮像領域の大きさが、前記交換レンズの像面の大きさよりも大きい場合には警告する警告手段を有することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のカメラシステム。

    請求項1乃至4に記載の発明によれば、デジタルカメラの撮像素子の撮像領域の大きさと交換レンズの焦点距離情報とから交換レンズに設けられた換算手段で算出される換算焦点距離を、交換レンズ上のメモリ性表示装置に表示することで、一度カメラに交換レンズを装着すると、その後はレンズ単体でもメモリ性表示装置上で換算焦点距離が容易に確認できるため、ユーザに特別の技術能力の負担なく、従来から慣れ親しんだ焦点距離の感覚を生かして迅速に使用するレンズを選択できるような交換レンズを提供でき、特に撮影機材の選択時に非常に有効である。 さらに、撮像素子の撮像領域の大きさと交換レンズの像面の大きさに不整合がある場合には警告されるので、撮影機材の選択間違いが無くなり、利便性が向上する。

    請求項5乃至8に記載の発明によれば、交換レンズの焦点距離情報とデジタルカメラの撮像素子の撮像領域の大きさとからデジタルカメラに設けられた換算手段で算出される換算焦点距離を、交換レンズ上のメモリ性表示装置に表示することで、一度カメラに交換レンズを装着すると、その後はレンズ単体でもメモリ性表示装置上で換算焦点距離が容易に確認できるため、ユーザに特別の技術能力の負担なく、従来から慣れ親しんだ焦点距離の感覚を生かして迅速に使用するレンズを選択できるようなレンズ交換式デジタルカメラを提供でき、特に撮影機材の選択時に非常に有効である。 さらに、撮像素子の撮像領域の大きさと交換レンズの像面の大きさに不整合がある場合には警告されるので、撮影機材の選択間違いが無くなり、利便性が向上する。

    請求項9乃至12に記載の発明によれば、交換レンズの焦点距離情報とデジタルカメラの撮像素子の撮像領域の大きさとからデジタルカメラに設けられた換算手段で算出される換算焦点距離を、交換レンズ上のメモリ性表示装置に表示することで、一度カメラに交換レンズを装着すると、その後はレンズ単体でもメモリ性表示装置上で換算焦点距離が容易に確認できるため、ユーザに特別の技術能力の負担なく、従来から慣れ親しんだ焦点距離の感覚を生かして迅速に使用するレンズを選択できるようなカメラシステムを提供でき、特に撮影機材の選択時に非常に有効である。 さらに、撮像素子の撮像領域の大きさと交換レンズの像面の大きさに不整合がある場合には警告されるので、撮影機材の選択間違いが無くなり、利便性が向上する。

    以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。

    図1及び図2は、本発明に係るカメラシステム1の外観模式図で、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図2(a)は上面図、図2(b)は交換レンズ20を外した状態のカメラ10の正面図である。

    カメラ10の正面には、交換レンズ20を取り付けるためのマウント(カメラ側)171と、カメラ10と交換レンズ20間のデータ通信を行うためのBL交信部(カメラ側)172が設置されており、マウント(カメラ側)171を介して交換レンズ20がカメラ10に装着されると共に、BL交信部(カメラ側)172を介してカメラボディと交換レンズ20間のデータ通信が行われる。

    カメラ10の上面には、撮影のための操作部材であるレリーズボタン101が設置されており、カメラ10の内部でレリーズボタン101の下部にはAFスイッチSW1とレリーズスイッチSW2を構成する2段スイッチが配置されている。 また、カメラ10の上部には、エレクトロフラッシュ102が内蔵されている。 更に、カメラ10の上面にはカメラシステム1の動作モードを設定するモード設定ダイアル112と、各動作モードでのカメラ制御値を設定する制御値設定ダイアル114が配置されている。

    カメラ10の背面には、電源スイッチ111、変更ダイアル113、ジョグダイアル115、ファインダ接眼レンズ121a、画像表示部131が配置されている。

    交換レンズ20には、手動で合焦レンズを動かすフォーカスリング201、手動でズームレンズを動かすズームリング202及び交換レンズ20上に各種情報を表示するメモリ性表示装置231が設置されている。

    図3は本発明に係るカメラシステム1の縦断面模式図である。 図中、図1及び図2と同じ部分には同じ番号を付与した。

    交換レンズ20内部には、レンズ211、絞り241、ズーム値検知部243、AF駆動部244が設置されている。 交換レンズ20のカメラ10側にはマウント(レンズ側)271が設置されており、マウント(カメラ側)171を介して交換レンズがカメラ10に取り付けられ、交換レンズの取り付けと共にBL交信部(レンズ側)とBL交信部(カメラ側)が接触して導通することでカメラと交換レンズ間の交信が可能となる。

    カメラ10内部には、交換レンズ20を通った光をファインダ121に導くための、一部が半透明になったレフレックスミラー141、レフレックスミラー141の半透明部を通った光をAFモジュール144に導くサブミラー142、AFモジュール144、シャッタ145、撮像素子153、ファインダ121を構成する接眼レンズ121a、ペンタプリズム121b、焦点板121c、ファインダ内に各種情報を表示するインファインダ表示部132、フラッシュ102が設置されている。

    図4は本発明に係るカメラシステム1の回路ブロック図である。 図中、図1、図2及び図3と同じ部分には同じ番号を付した。

    カメラ10の制御部であるカメラ制御部151は、図示しないCPU(中央処理装置)、ワークメモリ等から構成され、図示しない記憶部に記憶されているプログラムをワークメモリに読み出し、当該プログラムに従ってカメラ10の各部を集中制御する。 また、カメラ制御部151は、電源スイッチ111、カメラの動作モードを設定するモード設定ダイアル112、変更ダイアル113、制御値設定ダイアル114、ジョグダイアル115、レリーズボタンの押し込みの1段目で動作するAFスイッチSW1、レリーズボタンの押し込みの2段目で動作するレリーズスイッチSW2等からの入力を受信し、交信部として機能するBL交信部(カメラ側)172とBL交信部(レンズ側)272を介して交換レンズの制御部であるレンズ制御部251と交信を行うことで、カメラシステム1全体を制御する。

    更に、カメラ制御部151は、AFモジュール144と交信することで合焦動作を制御し、ミラー駆動部143を介してレフレックスミラー141及びサブミラー142を駆動し、シャッタ駆動部146を介してシャッタ145を制御し、フラッシュ制御部147を介して昇圧回路148及びフラッシュ102を制御し、画像制御部152と交信することで撮像動作を制御すると共に、撮像された画像データや各種情報を表示制御部157を介して画像表示部131に表示し、インファインダ表示部132に各種情報を表示する。 すなわち、画像表示部131及びインファインダ表示部132は表示手段として機能するものである。

    又、カメラ制御部151は、必要に応じて、後述する換算式に従って交換レンズ20の焦点距離を換算し、画像表示部131、インファインダ表示部132、及びメモリ性表示部231に表示する。 すなわち、カメラ制御部151は、換算手段飛び表示制御手段としての機能を有するものである。

    カメラ情報記憶部161には、撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報が予め記憶されている。 カメラ情報記憶部161に予め記憶された撮像素子の撮像領域の大きさに関する情報は、例えば撮像素子の対角長(mm)が所定ビットのデータ長で表記されている。

    カメラ電源103は、カメラ10内部の各部に電源を供給すると共に、BL交信部(カメラ側)172とBL交信部(レンズ側)272を介して交換レンズ20内の各部に第1の電圧として機能する電源を供給する。 一般的には、カメラ電源103は5V程度の電圧が普通である。
    昇圧回路148は、フラッシュ制御部147を介してカメラ制御部151によって制御され、フラッシュ102を発光させるための電圧を発生させると共に、第2の電圧として機能するメモリ性表示装置231の書き込みを行うためのメモリ性表示電源256を発生させる。 一般的には、フラッシュ102を発光させるための電圧は300V程度であり、メモリ性表示装置231の書き込みを行うためのメモリ性表示電源256は50V程度である。

    尚、本発明の実施の形態には図示されていないが、ユーザがフラッシュを使用するためにポップアップ操作を行うと、昇圧回路148はフラッシュ発光可能な電圧まで昇圧され、フラッシュ発光可能な状態となる。 昇圧回路148を用いて第2の電圧で昇圧を停止したり、フラッシュを発光させるための電圧まで昇圧を行うことは、公知技術を利用して容易に実行可能である。

    交換レンズ20のレンズ211によって結像される画像は、撮像素子153で撮像された後、画像処理部154で処理を施したデジタル画像データに変換され、画像制御部152によって一旦画像メモリ155に記録され、最終的にはメモリカード156に記録される。

    交換レンズ20のレンズ制御部251は、図示しないCPU(中央処理装置)、ワークメモリ等から構成され、図示しない記憶部に記憶されているプログラムをワークメモリに読み出し、当該プログラムに従って交換レンズ20の各部を制御する。

    また、レンズ制御部251は、レンズ情報記憶部261に格納されている交換レンズ20の固有情報を読み出し、ズーム値検知部243を介してレンズ211の焦点距離を検知し、AF駆動部244を介してレンズ211の全部または一部を駆動して合焦動作を行い、絞り制御部242を介して絞り241を制御し、BL交信部(レンズ側)272とBL交信部(カメラ側)172を介してカメラ10の制御部であるカメラ制御部151と交信を行って、カメラ情報記憶部161に格納されているカメラ10の固有情報を読み出し、カメラ制御部151と連動してカメラシステム1全体を制御する。 場合によっては、レンズ制御部251は、BL交信部(カメラ側)172とBL交信部(レンズ側)272を介してカメラ制御部151からの各種情報を受け取り、メモリ性表示部231に表示を行う。

    更に、レンズ制御部251は、上述のカメラ制御部151との交信の結果をもとにして、必要に応じて、後述する換算式に従って交換レンズ20の焦点距離を換算し、メモリ性表示制御部257を介してメモリ性表示装置231に各種情報を表示する。 すなわち、レンズ制御部251は、換算手段飛び表示制御手段としての機能を有するものである。

    レンズ情報記憶部261には、撮影レンズの実際の焦点距離に関する情報が予め記憶されている。 レンズ情報記憶部261に予め記憶された撮影レンズの実際の焦点距離に関する情報は、例えば焦点距離(mm)が所定ビットのデータ長で表記されている。

    メモリ性表示制御部257は、BL交信部(カメラ側)172とBL交信部(レンズ側)272を介して昇圧回路148から第2の電圧として機能するメモリ性表示電源256の供給を受け、レンズ制御部からの信号に従ってメモリ性表示装置231に各種情報を表示する。

    メモリ性表示装置231は、カイラルネマチック(CN)液晶等のメモリ性表示素子で構成される。 メモリ性表示装置231を用いることで、一度交換レンズ20をカメラ10に取り付けて表示を行わせると、交換レンズ20をカメラ10から取り外してカメラ側からの電源供給が行われなくなっても、交換レンズ20上の表示が消えることがなく、交換レンズ単体でいつでも換算焦点距離を確認することができるので大変便利である。 カイラルネマチック(CN)液晶の制御については、特開2004−117404号公報、同2004−117406等に詳述されているので、ここでは説明を省略する。

    次に、本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムの動作の例を、図5、図6、図7を用いて説明する。 図5、図6及び図7は、図1乃至図4に示したカメラシステム1での換算焦点距離情報の表示制御の処理の流れを示すフローチャートである。

    まず、図5のステップS01で電源スイッチ111が操作されてカメラの電源がオンされると、ステップS02で、カメラ情報記憶部161に格納されている撮像素子のフォーマット情報を含むカメラ10に固有の各種情報が読み出され、ステップS03で起動時の動作モードが判別される。 ここでは、モード設定ダイアル112を用いて「レンズ選択モード」に設定されているとする。 ここで、「レンズ選択モード」とは、交換レンズ20を実際にカメラ10に装着して、撮影に用いる交換レンズ20の換算焦点距離を、メモリ性表示装置231に表示される換算焦点距離あるいは実際の焦点距離で確認して、撮影に用いる交換レンズを選択するための動作モードである。

    ステップS03でレンズ選択モードが選択されていると判別された場合(ステップS03;YES)、ステップS11でレンズ選択モードが起動される。 ステップS12でレンズ情報記憶部261に格納されている焦点距離情報と像面の大きさを含む交換レンズ20に固有の各種情報がレンズ制御部251に読み出される。

    ステップS13で、レンズ制御部251によりカメラ情報記憶部161からの撮像素子のフォーマット情報とレンズ情報記憶部261からの像面の大きさの情報が比較され、像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも大きいか同じである場合(ステップS13;YES)、ステップS14に進む。 像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さい場合(ステップS13;NO)、ステップS19で昇圧回路148が制御されて出力が第2の電圧まで昇圧され、メモリ性表示電源256としてレンズ20に供給され、ステップS20で、レンズ制御部251によりメモリ性表示装置231に「像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さくて画面の周辺がケラレるため、撮影できない」旨が警告表示され、ステップS21に進む。

    ステップS14で、昇圧回路148が制御されて出力が第2の電圧まで昇圧され、メモリ性表示電源256としてレンズ20に供給される。

    次に、ステップS15で、表示する焦点距離が換算焦点距離か交換レンズ20の実際の焦点距離かが判別される。 換算焦点距離を表示する設定になっている場合(ステップS15;YES)、ステップS16で、レンズ制御部251で以下の換算式(1)に従って換算焦点距離が演算される。
    換算焦点距離:f1=f×(Y1/Y)・・・(1)
    f:交換レンズ20のレンズ211の焦点距離Y1:35mmフィルムの撮像画面35の対角長(=43.27mm)
    Y:撮像素子153の対角長例えば、35mmフィルムカメラ用の28mm〜135mmのズームレンズを図14に示したAPS−Cサイズの撮像素子を搭載したデジタルカメラに使用した場合、35mmフィルムカメラ用交換レンズでの換算焦点距離は、42mm〜203mmとなる。 図8に、f、f1、Y、Y1の関係を図示した。 また、この場合の撮影画角(θ=2×tan−1(Y/f))は、90.6°〜23.7°となる。

    ステップS17で換算焦点距離がメモリ性表示電源256を用いてメモリ性表示装置231に書き込まれ、ステップS21に進む。 これによって、カメラ10から交換レンズ20を取り外してもメモリ性表示装置に換算焦点距離が表示されたままとなっているため、交換レンズ20単体で換算焦点距離の確認が可能である。 この場合の交換レンズ20単体での換算焦点距離の表示の例を図9(a)に示す。

    ステップS15で実際の焦点距離を表示するように設定されていた場合は(ステップS15;NO)ステップS18で交換レンズ20の実際の焦点距離がメモリ性表示電源256を用いてメモリ性表示装置231に書き込まれ、ステップS21に進む。 以上でレンズ選択モードでの一連の動作が完了する。

    次に、ステップS21で動作モードがレンズ選択モードから変更されていないかどうかが確認され、変更されていない場合は(ステップS21;YES)ステップS22でレンズが交換されたか否かが判別される。 レンズが交換されていない場合は(ステップS22;NO)ステップS21に戻り、動作モードが変更されるかレンズが交換されるのを待つ。 レンズが交換された場合は(ステップS22;YES)ステップS12に戻り、新しく装着された交換レンズに固有の各種情報を読み出し、以降、前述の動作を繰り返す。

    ステップ21で動作モードがレンズ選択モードから変更されている場合は(ステップS21;NO)、図6のステップS31に進む。

    図6のステップS31で、動作モードが「カメラモード」であるか否かが確認される。 ここでは、モード設定ダイアル112を用いて「カメラモード」に設定されているとする。 「カメラモード」とは、通常のデジタルカメラとしての撮影モードである。 ステップS31でカメラモードが選択されていると判別された場合は(ステップS31;YES)、ステップS32でカメラモードが起動され、ステップS33でレンズ情報記憶部261に格納されている像面の大きさを含む交換レンズ20に固有の各種情報が読み出される。 ステップS34で、図5のステップS02で読み出されたカメラ情報記憶部161からの撮像素子のフォーマット情報と、図6のステップS33で読み出されたレンズ情報記憶部からの像面の大きさの情報が比較され、像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも大きいか同じである場合(ステップS34;YES)、撮影可能な状態となり、ステップS41に進む。 像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さい場合(ステップS34;NO)、ステップS61で画像表示部131、インファインダ表示部132のいずれか一方または両方に「像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さくて画面の周辺がケラレるため、撮影できない」旨を警告表示し、図5のステップS03に戻る。

    ステップS41で撮影時の換算焦点距離をインファインダ表示部132に表示するか否かが判別される。 ステップS41でインファインダ表示を行う場合(ステップS41;YES)、ステップS42でレンズ制御部251を介してズーム値検知部243で検知した現在の焦点距離を読み出し、読み出された現在の焦点距離と図5のステップS02で読み出されたカメラデータとを用いて、ステップS43で前述の換算式(1)に従って換算焦点距離が演算され、ステップS44で換算焦点距離をインファインダ表示部132に表示してステップS45に進む。 この場合の表示の一例を図9(b)に示した。 ステップS41でインファインダ表示を行わない場合も(ステップS41;NO)、ステップS45に進む。

    ステップS45でAFスイッチSW1がオンされたか否かが判別され、オンされていない場合は(ステップS45;NO)ステップS41に戻ってズーム操作が行われて焦点距離が変化している場合には換算焦点距離を再演算してインファインダ表示し、ステップS41からステップS45をループしながらAFスイッチSW1がオンされるのを待つ。

    AFスイッチSW1がオンされたら(ステップS45;YES)、ステップS46で合焦動作(AF)と測光動作(AE)が行われ、ステップS47でレリーズスイッチSW2がオンされたかどうかが判別される。 レリーズスイッチSW2がオンされていない場合は(ステップS47;NO)ステップS41に戻り、ズーム動作、AFスイッチSW1オンを確認しながらレリーズスイッチSW2がオンされるのを待つ。

    レリーズスイッチSW2がオンされたら(ステップS47;YES)、ステップS48で撮影が行われ、ステップS49で撮影された画像データが画像メモリ155に一旦記録される。 ステップS50でインファインダ表示部132が消灯された後、ステップS51でカメラ10の背面に設置されている画像表示部131に撮影された画像のアフタービューが表示され、ステップS52で画像メモリ155に一記録された画像データがメモリカード156に書き込まれて記録され、ステップS53でアフタービューが消灯される。 以上でカメラモードでの一連の動作が完了する。

    ステップS54で動作モードがカメラモードから変更されていないかどうかが確認され、変更されていない場合は(ステップS54;YES)、ステップS41に戻って上述の動作を繰り返す。 動作モードが変更された場合は(ステップS54;NO)、図5のステップS03に戻って、再度動作モードの確認が行われる。

    図6のステップS31で動作モードがカメラモードでない場合(ステップS31;NO)、図7のステップS71に進む。 ステップS71では、動作モードが「再生モード」であるか否かが確認される。 ここでは、モード設定ダイアル112を用いて「再生モード」に設定されているとする。 「再生モード」とは、撮影されて記録された画像をカメラ10上の画像表示部131に表示するモードである。

    ステップS71で再生モードが選択されていると判別された場合は(ステップS71;YES)、ステップS72で再生モードが起動され、撮影された画像の再生が可能な状態となる。 再生モードでは、画像の再生と共に、焦点距離情報の表示も可能である。

    尚、ステップS71で再生モードが選択されていないと判別された場合は(ステップS71;NO)、「その他のモードで起動」に進む。 上述したレンズ選択モード、カメラモード、及び以下に述べる再生モード以外の動作モード(例えば、音声記録モード)については説明を省略する。

    ステップ72で再生モードが起動されると、ステップS81でメモリカード156に記録されている撮影画像のサムネールが表示されて、ユーザによって再生したい画像が選択される。 ステップS82で、ステップS81で選択された画像の画像データがメモリカード156から読み出される。 標準的な画像データファイル形式(例えば、EXIFファイル形式)では、撮影時の実焦点距離情報を含む撮影データが付属情報としてサポートされている。

    ステップS83で再生画像と共に焦点距離を表示するか否かが確認される。 焦点距離情報を表示する場合は(ステップS83;YES)、ステップS84で表示する焦点距離が換算焦点距離か否かが判別される。 換算焦点距離を表示する場合は(ステップS84;YES)、ステップS85で、ステップS82で読み出された画像データの付属情報に含まれる撮影時の実焦点距離情報を読み出し、ステップS86で、読み出された焦点距離情報と図5のステップS02で読み出されたカメラデータに含まれる撮像素子のフォーマット情報とを用いて前述の換算式(1)に従って撮影時の換算焦点距離を演算する。 ステップS87で選択された画像を画像表示部131に表示し、ステップS88で換算焦点距離情報を画像に重畳して画像表示部131に表示する。

    ステップS84で換算焦点距離を表示しない場合は(ステップS84;NO)、ステップS91で、ステップS82で読み出された画像データの付属情報に含まれる撮影時の実際の焦点距離情報を読み出し、ステップS92で選択された画像を画像表示部131に表示し、ステップS93で実際の焦点距離情報を画像に重畳して画像表示部131に表示する。

    ステップS83で焦点距離情報を表示しない場合、すなわち画像のみを表示する場合は(ステップS83;NO)、ステップS101で選択された画像を画像表示部131に表示する。
    画像と撮影時の情報、または画像のみを画像表示部131に表示した後、ステップS111で動作モードが再生モードから変更されていないかどうかが確認され、変更されていない場合は(ステップS111;YES)、ステップS81に戻って上述の動作を繰り返す。 動作モードが変更された場合は(ステップS111;NO)、ステップS112で画像表示部131が消灯され、図5のステップS03に戻って、再度動作モードの確認が行われる。

    次に、本発明に係るカメラシステムの第2の実施の形態を図10を用いて説明する。 図10は本発明の第2の実施の形態に係る交換レンズ部のみの回路ブロック図である。 なお、図中、図1、図2、図3及び図4と同じ部分には同じ番号を付与し、説明を省略する。 また、カメラ10の構成については図4と同じであり、記載を省略した。 図10において、図4と相違する点は、交換レンズ20はレンズ制御部251を持たず、メモリ性表示制御部257、及び交換レンズの各部(レンズ情報記憶部261、ズーム値検知部243、AF駆動部244、絞り制御部242等)は直接にあるいはインターフェースを介してBL交信部(レンズ側)272に接続され、BL交信部(レンズ側)272とBL交信部(カメラ側)172を介してカメラ10の制御部であるカメラ制御部151に接続され、カメラ制御部151によって制御される点である。

    この場合、カメラ制御部151は、後述する換算式に従って交換レンズ20の焦点距離を換算し、BL交信部(カメラ側)172、BL交信部(レンズ側)272及びメモリ性表示制御部257を介してメモリ性表示部231に表示する。 その他のカメラ10の各部については、図4と同じである。

    第2の実施の形態に係るカメラシステムにおける動作を図11を用いて説明する。 図11は、図10に示した交換レンズ部を有するカメラシステム1での換算焦点距離情報の表示の流れを示すフローチャートであり、図5に示したフローチャートにおけるステップS12乃至ステップS20の各処理に代えて、ステップS212乃至ステップS232の各処理を実行するものである。 図11のステップS212乃至ステップS232の各処理以外の処理については、図5乃至図7に示した第1の実施の形態における処理と同じであり、説明を省略する。

    ステップS212では図5のステップS12と同様に、レンズ情報記憶部261に格納されている焦点距離情報と像面の大きさを含む交換レンズ20に固有の各種情報がカメラ制御部151に読み出される。

    ステップS213で、図5のステップS13と同様に、カメラ制御部151によりカメラ情報記憶部161からの撮像素子のフォーマット情報とレンズ情報記憶部261からの像面の大きさの情報が比較され、ステップS213で像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも大きいか同じである場合(ステップS213;YES)、ステップS214に進む。 像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さい場合(ステップS213;NO)、ステップS231で昇圧回路148が制御されて出力が第2の電圧まで昇圧されてメモリ性表示電源256としてレンズ20に供給され、ステップS232で、カメラ制御部251によりメモリ性表示装置231及び/又は画像表示部131に「像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さくて画面の周辺がケラレるため、撮影できない」旨が警告表示され、ステップS21に進む。

    ステップS214で、焦点距離を交換レンズ上のメモリ性表示装置231に表示するか否かが確認される。 交換レンズ上のメモリ性表示装置231に表示する設定となっている場合(ステップS214;YES)、ステップS215では図5のステップS14と同様に、昇圧回路148が制御されて出力が第2の電圧まで昇圧され、メモリ性表示電源256としてレンズ20に供給される。

    次に、ステップS216では図5のステップS15と同様に、表示する焦点距離が換算焦点距離か交換レンズ20の実際の焦点距離かが判別される。 換算焦点距離を表示する設定になっている場合(ステップS216;YES)、ステップS217で図5のステップS16と同様に、カメラ制御部151で前述の換算式(1)に従って換算焦点距離が演算される。

    ステップS218では図5のステップS17と同様に、換算焦点距離がメモリ性表示電源256を用いてメモリ性表示装置231に書き込まれ、ステップS21に進む。 これによって、カメラ10から交換レンズ20を取り外してもメモリ性表示装置に換算焦点距離が表示されたままとなっているため、交換レンズ20単体で換算焦点距離の確認が可能である。

    ステップS216で実際の焦点距離を表示するように設定されていた場合は(ステップS216;NO)ステップS219で図5のステップS18と同様に、交換レンズ20の実際の焦点距離がメモリ性表示電源256を用いてメモリ性表示装置231に書き込まれ、ステップS21に進む。

    ステップS214でカメラ上の画像表示部131にレンズリストを表示するように設定されている場合(ステップS214;NO)、ステップS221で表示する焦点距離が換算焦点距離か交換レンズ20の実際の焦点距離かが判別される。 換算焦点距離を表示する設定になっている場合(ステップS221;YES)、ステップS222で、カメラ制御部151で上述の換算式(1)に従って換算焦点距離が演算される。 ステップS223で交換レンズ20の実際の焦点距離と換算焦点距離がカメラ制御部151を構成する不図示の不揮発性メモリに記憶され、ステップS224で画像表示部131に実際の焦点距離と換算焦点距離が対として表示される。 後述するレンズ交換を繰り返すことで、複数の交換レンズの実際の焦点距離と換算焦点距離が上記不揮発性メモリに記憶され、ステップS224で画像表示部131に交換レンズの実際の焦点距離と換算焦点距離の換算リストとして表示される。 表示の例を図12に示す。

    ステップS221で実際の焦点距離を表示する設定になっている場合(ステップS221;NO)、ステップS225で交換レンズ20の実際の焦点距離がカメラ制御部151を構成する不図示の不揮発性メモリに記憶され、ステップS226で画像表示部131に実際の焦点距離が表示される。 後述するレンズ交換を繰り返すことで、複数の交換レンズの実際の焦点距離が上記不揮発性メモリに記憶され、ステップS226で画像表示部131に交換レンズの実際の焦点距離がリストとして表示される。 以上でレンズ選択モードでの一連の動作が完了する。

    次に、本発明に係るカメラシステム第3の実施の形態を、図13を用いて説明する。 図13は、図1乃至図4に示したカメラシステム1での換算焦点距離情報の他の表示制御の処理流れを示すフローチャートであり、図5に示したフローチャートにおけるステップS12乃至ステップS20の各処理に代えて、ステップS312乃至ステップS332の各処理を実行するものである。 図13のステップS312乃至ステップS332の各処理以外の処理については、図5乃至図7に示した第1の実施の形態における処理と同じであり、説明を省略する。

    ステップS312では図5のステップS12と同様に、レンズ情報記憶部261に格納されている焦点距離情報と像面の大きさを含む交換レンズ20に固有の各種情報がレンズ制御部251を介してカメラ制御部151に読み出される。

    ステップS313で、図5のステップS13と同様に、カメラ制御部151によりカメラ情報記憶部161からの撮像素子のフォーマット情報とレンズ情報記憶部261からの像面の大きさの情報が比較され、ステップS313で像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも大きいか同じである場合(ステップS313;YES)、ステップS314に進む。 像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さい場合(ステップS313;NO)、ステップS331で昇圧回路148が制御されて出力が第2の電圧まで昇圧されてメモリ性表示電源256としてレンズ20に供給され、ステップS332で、レンズ制御部251によりメモリ性表示装置231に、及び/又はカメラ制御部151により画像表示部131に「像面の大きさが撮像素子のフォーマットよりも小さくて画面の周辺がケラレるため、撮影できない」旨が警告表示され、ステップS21に進む。

    ステップS314で、焦点距離を交換レンズ上のメモリ性表示装置231に表示するか否かが確認される。 交換レンズ上のメモリ性表示装置231に表示する設定となっている場合(ステップS314;YES)、ステップS315では図5のステップS14と同様に、昇圧回路148が制御されて出力が第2の電圧まで昇圧され、メモリ性表示電源256としてレンズ20に供給される。

    次に、ステップS316では図5のステップS15と同様に、表示する焦点距離が換算焦点距離か交換レンズ20の実際の焦点距離かが判別される。 換算焦点距離を表示する設定になっている場合(ステップS316;YES)、ステップS317で、カメラ制御部151で前述の換算式(1)に従って換算焦点距離が演算され、BL交信部(カメラ側)172及びBL交信部(レンズ側)272を介してレンズ制御部251に送られる。

    ステップS318では図5のステップS17と同様に、レンズ制御部251によって換算焦点距離がメモリ性表示電源256を用いてメモリ性表示装置231に書き込まれ、ステップS341に進む。 これによって、カメラ10から交換レンズ20を取り外してもメモリ性表示装置に換算焦点距離が表示されたままとなっているため、交換レンズ20単体で換算焦点距離の確認が可能である。

    ステップS316で実際の焦点距離を表示するように設定されていた場合は(ステップS316;NO)ステップS319で図5のステップS18と同様に、レンズ制御部251によって交換レンズ20の実際の焦点距離がメモリ性表示電源256を用いてメモリ性表示装置231に書き込まれ、ステップS21に進む。

    ステップS314でカメラ上の画像表示部131にレンズリストを表示するように設定されている場合(ステップS314;NO)、ステップS321で表示する焦点距離が換算焦点距離か交換レンズ20の実際の焦点距離かが判別される。 換算焦点距離を表示する設定になっている場合(ステップS321;YES)、ステップS322で、カメラ制御部151で上述の換算式(1)に従って換算焦点距離が演算される。 ステップS323で交換レンズ20の実際の焦点距離と換算焦点距離がカメラ制御部151を構成する不図示の不揮発性メモリに記憶され、ステップS324で画像表示部131に実際の焦点距離と換算焦点距離が対として表示される。 後述するレンズ交換を繰り返すことで、複数の交換レンズの実際の焦点距離と換算焦点距離が上記不揮発性メモリに記憶され、ステップS324で画像表示部131に交換レンズの実際の焦点距離と換算焦点距離の換算リストとして表示される。

    ステップS321で実際の焦点距離を表示する設定になっている場合(ステップS321;NO)、ステップS325で交換レンズ20の実際の焦点距離がカメラ制御部151を構成する不図示の不揮発性メモリに記憶され、ステップS326で画像表示部131に実際の焦点距離が表示される。 後述するレンズ交換を繰り返すことで、複数の交換レンズの実際の焦点距離が上記不揮発性メモリに記憶され、ステップS326で画像表示部131に交換レンズの実際の焦点距離がリストとして表示される。 以上でレンズ選択モードでの一連の動作が完了する。

    なお、本実施の形態においては、換算焦点距離として35mmフィルムフォーマットへの換算について説明したが、その代わりに任意のフォーマット(たとえば、APS−Cフォーマット)への換算を用いてもよい。 この場合、換算式(1)を、
    換算焦点距離=交換レンズの焦点距離×(Y1/Y)・・・(1)
    Y1:任意のフォーマットの対角長Y:撮像素子の対角長とすればよい。

    更に、本実施の形態においては、換算式(1)を用いて換算するようになしたが、ルックアップテーブル等を用いて参照するようになしてもよい。

    その他、本発明に係るデジタルカメラを構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

    本発明に係るデジタルカメラシステムの外観模式図(1/2)である。

    本発明に係るデジタルカメラシステムの外観模式図(2/2)である。

    本発明に係るデジタルカメラシステムの縦断面模式図である。

    本発明に係るデジタルカメラシステムの回路ブロック図である。

    本発明の第1の実施の形態における情報表示制御の処理の流れを示すフローチャート(1/3)である。

    本発明の第1の実施の形態における情報表示制御の処理の流れを示すフローチャート(2/3)である。

    本発明の第1の実施の形態における情報表示制御の処理の流れを示すフローチャート(3/3)である。

    本発明における撮像素子フォーマットと撮影画角、実際の焦点距離、換算焦点距離との関連を示す模式図である。

    本発明における情報表示の一例を示す模式図である。

    本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラシステムにおける交換レンズの回路ブロック図である。

    本発明の第2の実施の形態における情報表示制御の処理の流れを示すフローチャートである。

    第2の実施の形態における情報表示の一例を示す模式図である。

    本発明の第1の実施の形態における他の情報表示制御の処理の流れを示すフローチャートである。

    本発明における撮像素子フォーマットと換算焦点距離との関連を示す表である。

    本発明に係る撮像素子のフォーマットと撮影される画像の関係を示す模式図である。

    符号の説明

    1 カメラシステム 10 カメラ 101 レリーズボタン S1 AFスイッチ S2 レリーズスイッチ 35 35mmフィルムの撮像画面 102 エレクトロフラッシュ 103 カメラ電源 111 電源スイッチ 112 モード設定ダイアル 113 変更ダイアル 114 制御値設定ダイアル 115 ジョグダイアル 121 ファインダ 121a 接眼レンズ 121b ペンタプリズム 121c 焦点板 131 画像表示部 132 インファインダ表示部 141 レフレックスミラー 142 サブミラー 143 ミラー駆動部 144 AFモジュール 145 シャッタ 146 シャッタ駆動部 147 フラッシュ制御部 148 昇圧回路 151 カメラ制御部 152 画像制御部 153 撮像素子 154 画像処理部 155 画像メモリ 156 メモリカード 161 カメラ情報記憶部 157 表示制御部 171 マウント(カメラ側)
    172 BL交信部(カメラ側)
    20 交換レンズ 201 フォーカスリング 202 ズームリング 211 レンズ 231 メモリ性表示装置 241 絞り 242 絞り制御部 243 ズーム値検知部 244 AF駆動部 251 レンズ制御部 256 メモリ性表示電源 257 メモリ性表示制御部 261 レンズ情報記憶部 271 マウント(レンズ側)
    272 BL交信部(レンズ側)

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