首页 / 专利库 / 银行与财务事项 / 数字货币 / Automatic collection system of charge and terminal for automatic collection of fee

Automatic collection system of charge and terminal for automatic collection of fee

阅读:355发布:2020-12-27

专利汇可以提供Automatic collection system of charge and terminal for automatic collection of fee专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To make automatically collectable charges according to use states of resources by devising automatic collection of the charges. SOLUTION: This system is constituted by providing a medium 10 for user to be owned by a user of the resources and to store digital money, a use state monitoring part 25 to monitor the use states of the resources and an automatic collecting part 23 of charges to collect the charges according to the use states of the resources monitored by the use state monitoring part 25 as the digital money from the medium 10 for user.,下面是Automatic collection system of charge and terminal for automatic collection of fee专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収するシステムであって、 前記資源の利用者によって所有され、通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納する利用者用媒体と、 前記資源の使用状況を監視する使用状況監視部と、 該使用状況監視部によって監視されている前記資源の使用状況に応じた料金を該利用者用媒体から電子マネーとして徴収する料金自動徴収部とをそなえてなることを特徴とする、料金自動徴収システム。
  • 【請求項2】 該料金自動徴収部が、該使用状況監視部によって監視されている前記資源の使用状況に応じて、
    随時、該利用者用媒体から料金を徴収することを特徴とする、請求項1記載の料金自動徴収システム。
  • 【請求項3】 該料金自動徴収部が、該利用者用媒体から料金の徴収を行なうことができない場合、前記利用者への前記資源の提供を停止させることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の料金自動徴収システム。
  • 【請求項4】 該使用状況監視部が、前記資源の使用状況として前記資源の使用量を監視するとともに、 該料金自動徴収部が、該使用状況監視部によって監視されている前記資源の使用量と前記資源について予め設定された課金単価とに基づいて料金を算出し、算出された料金を該利用者用媒体から料金を徴収することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の料金自動徴収システム。
  • 【請求項5】 該料金自動徴収部が、前記課金単価を外部から設定される課金単価設定領域を有していることを特徴とする、請求項4記載の料金自動徴収システム。
  • 【請求項6】 該課金単価設定領域における前記課金単価が、通信回線を介して前記資源の提供元から設定・更新されることを特徴とする、請求項5記載の料金自動徴収システム。
  • 【請求項7】 料金回収用媒体をそなえ、 該料金自動徴収部が、該利用者用媒体から徴収した料金を該料金回収用媒体に電子マネーとして格納することを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の料金自動徴収システム。
  • 【請求項8】 該料金回収用媒体に格納された電子マネーを回収する回収装置をそなえたことを特徴とする、請求項7記載の料金自動徴収システム。
  • 【請求項9】 資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収する料金自動徴収用端末装置であって、 前記資源の使用状況に応じた料金を、前記資源の利用者によって所有され通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納する利用者用媒体から、電子マネーとして徴収する料金自動徴収部をそなえてなることを特徴とする、料金自動徴収用端末装置。
  • 【請求項10】 前記資源の使用状況,その使用状況に応じた料金および該利用者用媒体における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを表示しうる表示部をそなえたことを特徴とする、請求項9記載の料金自動徴収用端末装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、例えば道や電気等の資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収する、
    料金自動徴収システムおよび料金自動徴収用端末装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来の公共料金の徴収においては、例えば、電気料金や水道料金等の場合には、検針員(メータ検査員)が毎月その使用量を調査して支払い伝票を発行し、この支払い伝票に基づいて請求書が発行され、集金や自動引き落とし等の手段によって月毎に支払いが行なわれる。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の公共料金の徴収手法においては、例えば、集金によって料金を徴収する手法では、支払い日に現金の持ち合わせがない場合には支払いが滞ってしまう。 また、自動引き落としによって徴収する手法においても、
    月度で集計して徴収するようになっているので、例えば利用者が移転等する際には、サービスの利用停止および利用開始の手続や支払い方法の設定等、種々の手続を行なう必要があり、利用者およびサービス提供会社の双方において作業の手間が多く発生するという課題がある。

    【0004】また、従来の公共料金の徴収方法においては、利用者がサービスの利用状況等を確認することが困難なので、浪費を招きやすく、使いすぎの防止や節約を行ない難いという課題もある。 また、ホテルやウィークリーマンション等においては、宿泊者が使用した分の電気料金や水道料金を、その使用量に応じて効果的に徴収する手法が求められている。

    【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、料金を自動的に徴収する工夫を施すことにより、資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収することができるようにした、料金自動徴収システムおよび料金自動徴収用端末装置を提供することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】このため、本発明の料金自動徴収システム(請求項1)は、資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収するシステムであって、資源の利用者によって所有され、通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納する利用者用媒体と、資源の使用状況を監視する使用状況監視部と、この使用状況監視部によって監視されている資源の使用状況に応じた料金を利用者用媒体から電子マネーとして徴収する料金自動徴収部とをそなえてなることを特徴としている。

    【0007】また、本発明の料金自動徴収用端末装置(請求項9)は、資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収する料金自動徴収用端末装置であって、資源の使用状況に応じた料金を、資源の利用者によって所有され通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納する利用者用媒体から、電子マネーとして徴収する料金自動徴収部をそなえてなることを特徴としている。

    【0008】このとき、料金自動徴収部が、資源の使用状況に応じて、随時、利用者用媒体から料金を徴収してもよく(請求項2)、又、料金自動徴収部が、利用者用媒体から料金の徴収を行なうことができない場合、利用者への資源の提供を停止させてもよい(請求項3)。 また、使用状況監視部が、資源の使用状況として資源の使用量と資源について予め設定された課金単価とに基づいて料金を算出し、算出された料金を利用者用媒体から料金を徴収してもよい(請求項4)。

    【0009】さらに、料金自動徴収部が、課金単価を外部から設定される課金単価設定領域を有してもよく(請求項5)、又、この課金単価設定領域における課金単価が、通信回線を介して資源の提供元から設定・更新してもよい(請求項6)。 また、資源の使用状況,その使用状況に応じた料金および利用者用媒体における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを表示しうる表示部をそなえてもよく(請求項10)、特に、これらのうちの少なくとも一つを、利用者に対して表示しうる利用者用表示部や、これらのうちの少なくとも一つを料金自動徴収部側において表示しうる料金自動徴収部用表示部をそなえてもよい。

    【0010】さらに、料金回収用媒体をそなえ、料金自動徴収部が、利用者用媒体から徴収した料金を料金回収用媒体に電子マネーとして格納してもよく(請求項7)、又、この料金回収用媒体に格納された電子マネーを回収する回収装置をそなえてもよい(請求項8)。 上述の構成により、本発明では、資源の使用状況に応じた料金を利用者用媒体から電子マネーとして、随時、徴収することができる。

    【0011】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 (A)実施形態の説明 図1は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムの構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムの使用形態を説明するためのブロック図、図3は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて蓄積される各種履歴を説明するための図である。

    【0012】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1は、水道や電気等の各種資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収するシステムであって、図1に示すように、料金自動徴収用端末装置(集中端末)2
    0,ICカード(利用者用媒体)10,ICカード用リーダ/ライタ(以下R/W)21および利用者用表示部22をそなえて構成されている。

    【0013】本システム1を、例えばホテルやウィークリーマンション等における、宿泊客が使用した水道料金や電気料金,テレビの受信料等の資源の料金の徴収に用いる場合には、図2に示すように、料金自動徴収用端末装置(以下、集中端末という場合もある)20をフロント等に配置するとともに、R/W21および利用者用表示部22を各部屋に配置する。 そして、宿泊客(利用者)は、各部屋に配置されたR/W21に電子マネーを格納したICカード10を挿入するようになっており、
    このICカード10から利用者の資源の使用に応じた料金が電子マネーとして徴収されるようになっている。

    【0014】ICカード(利用者用媒体)10は、資源の利用者によって所有され、通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納するものであって、電子マネーを書き換え可能に保持しうるものである。 このICカード10
    は、MPU(Micro Processor Unit:図示省略),RO
    M(図示省略),RAM(図示省略),データメモリ(図示省略)およびコネクト部(図示省略)をそなえて構成されており、ROMには主制御部および演算部を駆動させるためのプログラムが記録されている。

    【0015】そして、このROMに記録されているプログラムに従って主制御部および演算部が動作することにより、外部装置(図示省略)から入された電子マネーの入出金データや、この入出金データに基づいて演算部によって演算された演算データを、RAMに一時的に格納したり、データメモリに引き渡したり、更には、コネクト部を介して外部装置に引き渡したりしてICカード10を機能させるようになっている。

    【0016】また、データメモリは、MPUにおいて演算された結果等の電子マネーの金額(残高)情報を記憶するものであり、PROM(Programmable ROM)により構成されている。 すなわち、このデータメモリは、電子マネーを格納する機能を有しているのである。 さらに、
    コネクト部は、外部装置(例えば図1中の集中端末20
    におけるICカードリーダ/ライタ21等)に接続される電極部であり、ICカード10はこのコネクト部を介して外部装置と入出金データ等送受を行なうようになっている。

    【0017】図4は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムのICカード10における電子マネーの格納状態を説明するための図である。 この図4に示すように、ICカード10のデータメモリにおいては、複数(図4中では2つ)の電子マネー情報11a,11bが格納されている。 これらの電子マネー情報11a,11
    bは電子マネーに関する情報であって、例えば電子マネーの金額や通貨種類(円,ドル等)を示す情報によって構成されている。 又、これらの電子マネー情報11a,
    11bは、それぞれ電子マネーの用途毎、すなわち、水道や電気等の各資源毎にそなえられるようになっている。

    【0018】また、電子マネー情報11a,11bは、
    それぞれ資源情報鍵12a,12bによって保護(プロテクト)されており、権限のないものが電子マネーを使用することができないようになっている。 利用者は、I
    Cカード10を金融機関の電子マネー対応ATM等に挿入し、このATMを通じて電子マネーの発行を要求し、
    金融機関のホストコンピュータは、この要求に応じて、
    利用者の預金口座から要求された金額を減額するとともに、その金額と同額の電子マネーを発行し、ATMを通じてユーザICカード10のデータメモリに格納する。
    なお、同様にして、金融機関のATMを用いて電子マネーの現金化や、電子マネーによる預金等も行なうことができる。

    【0019】そして、利用者は、このICカード10を財布の代わりに所持し、このICカード10をR/W2
    1に挿入することにより、このICカード10に格納した電子マネーを電気料金や水道料金等の支払いに使用することができる。 また、ICカード10は電子マネーを用いて行なった支払いの履歴を、電子マネー情報11
    a,11b毎に保管するようになっている。 図5は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムのICカード10が保管する支払履歴の例を示す図である。 この図5に示すように、ICカード10は、支払番号,支払日時,資源情報,使用料金,集中端末認証情報および発行した支払証明書によって構成された支払履歴を保管するようになっている。

    【0020】ここで、「支払番号」は支払処理を特定するための個別の番号であって、集中端末20によって設定されるものである。 「支払日時」は支払いが行なわれた日時を特定するための情報である。 「資源情報」は電子マネーによる支払いが何の資源の利用に対してのものかを特定するものであって、例えば水道,電気等の資源の種類を示すものである。 「使用料金」は支払われた金額を示すものであり、料金自動徴収部23によって算出されるようになっている(詳細は後述)。 「発行した支払証明書」は電子マネーを用いて行なわれた支払いを証明する情報であり集中端末20によって発行されるものである。 「集中端末認証情報」は支払証明を行なう際に用いられた認証情報である。

    【0021】ICカードリーダ/ライタ(R/W)21
    は、前述したようにICカード10が挿入されるようになっており、挿入されたICカード10のデータメモリに格納されている電子マネーのデータ(金額)を読み出したり書き換えたりするようになっている。 なお、このR/W21は後述するごとく集中端末20(料金自動徴収部23)によって制御されるようになっている。

    【0022】利用者用表示部(表示部)22は、例えばディスプレイや液晶モニタ,タッチパネル等によって構成されており、図2に示すようにR/W21とともに各部屋にそなえられている。 又、この利用者用表示部22
    は集中端末20と通信可能に接続されている。 そして、
    利用者用表示部22は集中端末20によって制御されるようになっており、資源の使用状況,資源の使用状況に応じた料金およびICカード10における電子マネー残高を利用者に対して表示しうるものである。

    【0023】利用者は、資源制御部25によって測定された資源の使用状況や、その使用量に応じた料金,IC
    カード10における電子マネーの残高等を、利用者用表示部22を用いて確認することができるようになっている。 集中端末(料金自動徴収用端末装置)20は、水道や電気等の資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収するものであって、図1に示すように、料金自動徴収部23および料金自動徴収用表示部(表示部)29をそなえて構成されるほか、この集中端末20には、資源制御部(使用状況監視部)25およびICカードリーダ/ライタ(R/W)26が接続されている。

    【0024】また、集中端末20は、例えば一般的なパーソナルコンピュータによって構成され、このパーソナルコンピュータにおけるCPUやディスプレイが、それぞれ料金自動徴収部23および料金自動徴収用表示部2
    9として機能する。 資源制御部(使用状況監視部)25
    は、資源の使用状況を監視するものであって、例えばメータ等をそなえて構成されており、資源の使用量(資源の使用状況)を監視し、その監視結果を使用量情報として集中端末20に送信するようになっている。 又、資源制御部25は、集中端末20(料金自動徴収部23)によって制御されるようになっており、この料金自動徴収部23からの制御に基づいて、利用者への資源の提供を停止することができるようになっている。

    【0025】料金自動徴収部23は、資源制御部25によって監視されている資源の使用状況に応じた料金をI
    Cカード10から電子マネーとして徴収するものであって、資源制御部25によって監視されている資源の使用状況に応じて、随時、該利用者用媒体から料金を徴収するようになっている。 また、料金自動徴収部23は、I
    Cカード10から料金の徴収を行なうことができない場合、前述した資源制御部25に対して資源の提供を停止するように制御することにより、利用者への資源の提供を停止させるようになっている。

    【0026】さらに、料金自動徴収部23は、課金単価を外部から設定可能な課金単価設定領域24をそなえて構成されており、資源の提供元(提供会社)は、資源について、この課金単価設定領域24に、予め課金単価等を設定するようになっている。 図6は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1において料金自動徴収部23の機能を説明するための図、図7はその運用情報テーブル23aの例を示す図である。 図6に示すように、料金自動徴収部23は図7に示すような、資源情報,課金情報,課金単価および停止条件からなる運用情報テーブル23aを資源毎にそなえている。

    【0027】これらの運用情報テーブル23aは集中端末20の記憶部(図示省略)に形成されており、この記憶部が前述した課金単価設定領域24として機能するようになっている。 ここで、「資源情報」は資源の種類(例えば水道,電気,テレビ等)を特定するためのものである。 「課金条件」は課金する条件(課金単位)を示すものであり、例えば、資源が水道の場合において、水が1リッター(litter)使用される毎に課金する場合には“1litter”が登録される。 又、資源がテレビの場合において、テレビの利用時間が連続して30分経過する毎に課金する場合には“30分”が登録される。

    【0028】「課金単価」は資源が利用者に提供される際の単価であり、上述の課金条件あたりの値段(すなわち単価)が登録される。 「停止条件」は資源制御部25
    によって資源の提供を停止させる条件であって、例えば、“滞納回数3回”と登録することにより、利用者が料金の支払いを3回以上滞納した場合に資源の提供が停止される。

    【0029】そして、料金自動徴収部23は、資源制御部25によって監視されている資源の使用量と、課金単価設定領域24に設定されている課金単価とに基づいて料金を算出し、算出された料金をICカード10から料金を徴収するようになっている。 また、料金自動徴収部23(集中端末20)は、後述する通信回線30を介して資源の提供元である提供会社と通信可能に接続されている。 そして、資源の提供元から課金単価設定領域24
    における課金単価を、通信回線30を介して設定・更新することができるようになっている。 なお、この課金単価を、集中端末20を成すキーボード等の入力部(図示省略)により設定・更新することも可能である。

    【0030】また、料金自動徴収部23は、資源の使用料金をICカード10から電子マネーによって徴収する度に、その履歴を図8に示すような資源取引履歴として保管するようになっている。 図8は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて料金自動徴収部23が保管する資源取引履歴の例を示す図である。 この図8に示すように、料金自動徴収部23は、支払番号,
    支払日時,資源情報,使用料金,集中端末認証情報,支払証明書および徴収証明書によって構成される、資源取引履歴を保管するようになっている。

    【0031】ここで、「支払番号」は支払処理を特定するための個別の番号であって、料金自動徴収部23が設定するものである。 「支払日時」は支払いが行なわれた日時である。 「資源情報」は電子マネーによる支払いがどの資源の利用に対してのものかを特定するものであって、例えば水道,電気等の資源の種類を示すものである。 「使用料金」は支払われた金額を示すものであり、
    この金額は料金自動徴収部23によって算出されるものである。 「支払証明書」はICカード10から電子マネーを用いて行なわれた支払いを証明する情報であり、
    「徴収証明書」は集中端末20がその支払われた電子マネーをR/W26によってICカード27に格納(徴収)したことを証明する情報である。 「集中端末認証情報」は支払証明や徴収証明を行なう際に用いられた認証情報である。

    【0032】また、集中端末20は、R/W21,2
    6,利用者用表示部22および料金自動徴収用表示部2
    9をそれぞれ制御するようになっている。 例えば、集中端末20は、算出した料金に相当する金額の電子マネーをICカード10から徴収するようにR/W21を制御するようになっており、更に、図5に示す支払履歴を更新するようになっている。

    【0033】さらに、集中端末20は、ICカード10
    から徴収した電子マネー(料金)をICカード27に電子マネーとして格納(貯蓄)するようにR/W26を制御するようになっており、更に、この貯蓄の履歴を前述した貯蓄履歴(図3参照)としてICカード27に保管するようになっている。 ICカード27は、前述したI
    Cカード10と同様に、通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納するものであって、電子マネーを書き換え可能に保持しうるものである。 なお、このICカード2
    7は前述したICカード10と同様の構成をそなえているので、その構成についての説明は省略する。

    【0034】このICカード27は、R/W26および回収装置28と通信可能に接続されるようになっており、R/W26によってICカード27のデータメモリに電子マネーを格納したり、ICカード27のデータメモリに格納された電子マネーを回収装置28によって回収したりすることができるようになっている。 さらに、
    ICカード27は、これらのR/W26および回収装置28と着脱可能に構成されている。

    【0035】そして、ICカード27に保管(貯蓄)された電子マネーは後述する回収装置28によって回収され、後述する通信回線30や携帯端末31を介して提供会社(提供元)に届けられるようになっている。 さらに、ICカード27は、料金自動徴収部23によって電子マネーを貯蓄された履歴や回収装置28によって電子マネーを回収された履歴を保管するようになっている。
    図9は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1においてICカード27が保管する貯蓄履歴の例を示す図、図10はそのICカード27が保管する回収履歴の例を示す図である。

    【0036】ICカード27は、図9に示すような、徴収番号,徴収日時,資源情報,使用料金,集中端末認証情報および発行した徴収証明書によって構成される、貯蓄履歴を保管するようになっている。 ここで、「徴収番号」は電子マネーの徴収処理を特定するための個別の番号であって、料金自動徴収部23によって設定されるものである。 「徴収日時」は電子マネーの徴収が行なわれた日時である。 「資源情報」は徴収された電子マネーがどの資源の利用に対して支払われたものかを特定するものであって、例えば水道,電気等の資源の種類を示すものである。 「使用料金」は徴収した金額を示すものである。 「発行した徴収証明書」は料金自動徴収部23によって電子マネーが徴収されたことを証明する情報であり、集中端末20によって発行されるものである。 「集中端末認証情報」は徴収証明を行なう際に用いられた認証情報である。

    【0037】また、ICカード27は、図10に示すような、回収番号,回収日時,資源情報,使用料金,回収装置認証情報および発行した回収証明書によって構成される、回収履歴を保管するようになっている。 ここで、
    「回収番号」は回収装置28による電子マネーの回収処理を特定するための個別の番号であって、回収装置28
    によって設定されるものである。 「回収日時」は電子マネーの回収が行なわれた日時である。 「発行した回収証明書」は回収装置28によって電子マネーが回収されたことを証明する情報であり、回収装置28によって発行されるものである。

    【0038】料金自動徴収用表示部29は、利用者用表示部22と同様に、例えばディスプレイや液晶モニタ,
    タッチパネル等によって構成されており、資源の使用状況,その使用状況に応じた料金およびICカード10における電子マネー残高を、集中端末20側において表示しうるものである。 この料金自動徴収用表示部29も集中端末20によって制御されるようになっている。

    【0039】そして、提供元はこの料金自動徴収用表示部29を用いて、資源制御部25によって測定された資源の使用状況や、使用量に応じた料金,ICカード10
    における電子マネーの残高等を確認することができるようになっている。 回収装置28は、ICカード27に格納された電子マネーを回収するものであって、電子マネーを一時的に保持する記憶部をそなえて構成されている。 そして、この一時的に保持した電子マネーを通信回線30や携帯端末31を介して資源の提供元に受け渡すようになっている。 又、回収装置28は、図10に示した回収履歴をICカード27に保管するようになっている。

    【0040】また、回収装置28はICカード27から電子マネーを回収した履歴を回収取引履歴として保管するようになっている。 図11は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1において回収装置28が保管する回収取引履歴の例を示す図である。 回収装置28
    は、この図11に示すように、回収番号,回収日時,資源情報,使用料金,回収装置認証情報および発行した回収証明書によって構成される、回収取引履歴を保管するようになっている。

    【0041】ここで、「回収番号」は回収処理を特定するための個別の番号であって、回収装置28が設定するものである。 「回収日時」は回収が行なわれた日時である。 「資源情報」は回収する電子マネーがどの資源の利用に対して支払われたものかを特定するものであって、
    例えば水道,電気等の資源の種類を示すものである。
    「使用料金」は回収した金額を示すものである。 「発行した回収証明書」は電子マネーを用いて行なわれた支払いを証明する情報であり集中端末20によって発行されるものである。 「回収認証情報」は回収証明を行なう際に用いられた認証情報である。

    【0042】通信回線30は集中端末20と資源提供元とを通信可能に接続する情報通信回線であって、例えば、インターネット等により構成されている。 そして、
    提供元はこの通信回線30を介して料金自動徴収部23
    の運用情報テーブル23aの内容、すなわち、課金条件,課金単価,停止条件等を変更することができるようになっている。

    【0043】また、資源提供元は、回収装置28に対して、ICカード27に格納されている電子マネーの徴収を通信回線30を介して指示するようになっている。 更に、資源提供元は、回収装置28が徴収した電子マネーを通信回線30を介して受け取ったり、又、徴収した電子マネーを通信回線30を介して銀行口座等に入金したりすることができるようになっている。

    【0044】携帯端末31は、回収装置28によって回収された電子マネーを回収装置28から受け取って格納する記憶部を有するものであって、例えば、ハンディ端末等によって構成されている。 そして、提供元が、IC
    カード27を回収装置28から取り外して携帯端末31
    に挿入し、このICカード27に格納されている電子マネーを携帯端末31の記憶部に転送することによっても、電子マネーを回収することができるようになっている。

    【0045】また、提供元は、携帯端末31を通信ケーブル等を用いて回収装置28に接続して、回収装置28
    の記憶部に格納されている電子マネーを携帯端末31の記憶部に転送することができるようになっており、これによっても回収した電子マネーを受け取ることができるようになっている。 上述の構成により、本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1における、(1)
    ICカード10を用いた支払い,(2)提供会社による電子マネー徴収,(3)残高不足による資源の提供停止,(4)停止していた資源の提供の再開、および(5)提供会社による運用情報の更新、の各処理について図を参照して説明する。 なお、図12は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1において各部が発信する電文例を示す図である。

    【0046】 (1)ICカード10を用いた支払い 図13は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1において利用者が使用した資源の使用量に応じた料金をICカード10から随時徴収する処理を説明するための図である。 なお、図13中における符号(i)〜
    (xi)は処理が行なわれる順番を示すものである。

    【0047】図13に示すように、利用者が資源を使用すると(符号(i)参照)、資源制御部25はその資源の使用量を監視し、その使用量を使用量情報として料金自動徴収部23に随時(リアルタイムに)送信する(符号(ii)参照)。 料金自動徴収部23は課金が必要である場合には、資源取引履歴(図8参照)を作成して記憶部に記録するとともに、料金の徴収を開始する(符号(iii)参照)。

    【0048】料金自動徴収部23は、運用情報テーブル(図7参照)に登録されている情報や日時,資源制御無25から送信される使用量等に基づいて徴収金額を算出するとともに、支払指示電文を作成し、この支払指示電文をICカード10に対して送信する(符号(iv)参照)。 図12(a)は料金自動徴収部23からICカード10へ送信される支払指示電文の例を示す図であり、
    支払指示電文は、この図12(a)に示すように、支払番号,支払日時,資源情報,使用料金および集中端末認証情報をそなえて構成されている。

    【0049】ここで、「支払番号」は支払指示処理を特定するための個別の番号であって、料金自動徴収部23
    が設定するものである。 「支払日時」は支払指示が行なわれた日時である。 「資源情報」は徴収する電子マネーがどの資源の利用に対して支払われたものかを特定するものであって、例えば水道,電気等の資源の種類を示すものである。 「使用料金」は支払いを請求する金額を示すものであり、料金自動徴収部23が算出するものである。 「集中端末認証情報」はICカード10に対して支払請求を行なう際に用いられる認証情報である。

    【0050】支払指示が行なわれたICカード10は、
    送信された支払指示電文に基づいて電子マネーの支払いを行なうとともに、支払履歴(図5参照)を記録する(符号(v)参照)。 又、ICカード10は、支払応答電文を料金自動徴収部23に送信する(符号(vi)参照)。 図12(b)はICカード10から料金自動徴収部23へ送信される支払応答電文の例を示す図であり、
    支払応答電文は、この図12(b)に示すように、支払番号,支払日時,電子マネーバリュー(使用料金)および支払証明書をそなえて構成されている。

    【0051】ここで、「支払番号」は支払処理を特定するための個別の番号であって、料金自動徴収部23によって設定されたものである。 「支払日時」は支払を行なった日時である。 「電子マネーバリュー」は支払った金額を示すものである。 「支払証明書」はICカード10
    が支払い行なったことを証明する情報である。 料金自動徴収部23は、資源取引履歴(図8参照)を更新し(符号(vii)参照)、更に、徴収した電子マネーの金額や資源情報鍵12a,12b(図4参照)に基づいて、I
    Cカード10から徴収した料金をICカード27に格納(貯蓄)すべく、徴収料金貯蓄電文を作成しR/W26
    に送信する(符号(viii)参照)。

    【0052】図12(d)は料金自動徴収部23からR
    /W26に送信される徴収料金貯蓄電文の例を示す図であり、徴収料金貯蓄電文は、この図12(d)に示すように、徴収番号,徴収日時,資源情報,徴収料金および集中端末認証情報をそなえて構成されている。 ここで、
    「徴収番号」は徴収処理を特定するための個別の番号であって、料金自動徴収部23によって設定されたものである。 「徴収日時」は貯蓄指示を行なった日時である。
    「資源情報」は回収する電子マネーがどの資源の利用に対して支払われたものかを特定するものである。 「徴収料金」はR/W26に対して貯蓄指示を行なう際に用いられる認証情報である。

    【0053】R/W26はICカード27のデータメモリに資源毎に料金自動徴収部23が徴収した料金を貯蓄し、ICカード27に貯蓄履歴(図9参照)を記録する(符号(ix)参照)。 ICカード27は、支払証明を示す徴収料金応答電文を料金自動徴収用端末装置20(料金自動徴収部23)に送信する(符号(x)参照)。 図12(e)はR/W26から料金自動徴収部23に送信される徴収料金応答電文の例を示す図であり、徴収料金応答電文は、この図12(e)に示すように、徴収番号,徴収日時,電子マネーバリュー(徴収料金)および徴収証明書をそなえて構成されている。

    【0054】ここで、「徴収番号」は徴収処理を特定するための個別の番号であって、料金自動徴収部23によって設定されたものである。 「徴収日時」は貯蓄を行なった日時である。 「電子マネーバリュー」は徴収した金額を示すものである。 「徴収証明書」はR/W26が貯蓄を行なったことを証明する情報である。 一方、料金自動徴収部23は、受信した徴収料金応答電文に基づいて、資源取引履歴(図8参照)を更新する(符号(xi)
    参照)。

    【0055】(2)提供会社による電子マネー徴収 図14は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1においてICカード27に格納された電子マネーを資源提供会社(提供元)が徴収する処理を説明するための図である。 なお、図14中における符号(i)〜(v
    ii)は処理が行なわれる順番を示すものである。

    【0056】提供会社が、例えば通信回線30を用いて回収装置28に対して料金の回収を指示すると(符号(i)参照)、回収装置28は、回収取引履歴(図11
    参照)を作成する(符号(ii)参照)。 そして、回収装置28は、ICカード27に対して貯蓄料金回収指示電文を送信する(符号(iii)参照)。 図12(f)は回収装置28からICカード27へ送信される貯蓄料金回収指示電文の例を示す図であり、貯蓄料金回収指示電文は、この図12(f)に示すように、回収番号,回収日時,資源情報,回収料金および回収装置認証情報をそなえて構成されている。

    【0057】ここで、「回収番号」は回収指示を特定するための個別の番号であって、回収装置28が設定するものである。 「回収日時」は回収指示が行なわれた日時である。 「資源情報」は徴収する電子マネーがどの資源の利用に対して支払われたものかを特定するものであって、例えば水道,電気等の資源の種類を示すものである。 「回収料金」は回収を行なう電子マネーの金額であり、自動的にICカード27に格納されている電子マネーを全額回収してもよく、又、提供会社がその金額を指定してもよい。 「回収装置認証情報」は、回収装置28
    に対して回収請求を行なう際に用いられる認証情報である。

    【0058】ICカード27は、受信した貯蓄料金回収指示電文における回収金額に基づいて、資源毎に貯蓄されている電子マネーを、回収装置28に対して転送するとともに、回収履歴(図10参照)を更新する(符号(iv)参照)。 また、ICカード27は、回収金額に基づいて、貯蓄料金回収応答電文を回収装置28に対して送信する(符号(v)参照)。

    【0059】図12(g)はICカード27から回収装置28へ送信される貯蓄料金回収応答電文の例を示す図であり、貯蓄料金回収応答電文は、この図12(g)に示すように、回収番号,回収日時,電子マネーバリューおよび回収証明書をそなえて構成されている。 ここで、
    「回収番号」は回収処理を特定するための個別の番号であって、回収装置28によって設定されたものである。
    「回収日時」は回収を行なった日時である。 「電子マネーバリュー」は回収した金額を示すものである。 「回収証明書」は回収装置28が回収したことを証明する情報である。

    【0060】回収装置28は、受信した貯蓄料金回収応答電文に基づいて回収取引履歴(図11参照)を更新する(符号(vi)参照)。 その後、回収装置28は、回収した電子マネー(支払料金情報)を提供会社に付与する(符号(vii)参照)。 なお、回収装置28は、提供会社の所持する銀行口座等に、回収した電子マネーを直接入金してもよい。

    【0061】(3)残高不足等による資源の提供停止 図15は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1において料金をICカード10から徴収する際に何らかの理由により料金が徴収できなかった場合に資源の提供を停止する処理を説明するための図である。 なお、図15中における符号(i)〜(ix)は処理が行なわれる順番を示すものである。

    【0062】利用者が資源を使用すると(符号(i)参照)、資源制御部25はその資源の使用量を監視し、その使用量を使用量情報として料金自動徴収部23に随時(リアルタイムに)送信する(符号(ii)参照)。 料金自動徴収部23は課金が必要である場合には、資源取引履歴(図8参照)を作成して記憶部に記録するとともに、料金の徴収を開始する(符号(iii)参照)。

    【0063】料金自動徴収部23は、運用情報テーブル(図7参照)に登録されている情報や日時,資源制御部25から送信される使用量等に基づいて徴収金額を算出するとともに、支払指示電文を作成し、この支払指示電文をICカード10に対して送信する(符号(iv)参照)。 支払指示が行なわれたICカード10は、送信された支払指示電文に基づいて電子マネーの支払いを行なうとともに、支払履歴(図5参照)を記録する(符号(v)参照)。

    【0064】ここで、ICカード10は、電子マネーの残高が不足しているので、支払拒否応答電文を料金自動徴収部23に送信する(符号(vi)参照)。 図12
    (c)はICカード10から料金自動徴収部23へ送信される支払拒否応答電文の例を示す図であり、支払拒否応答電文は、この図12(c)に示すように、支払番号,支払日時および電子マネーバリュー(使用料金)をそなえて構成されている。

    【0065】ここで、「支払番号」は支払処理を特定するための個別の番号であって、料金自動徴収部23によって設定されたものである。 「支払日時」は支払を行なった日時である。 「電子マネーバリュー」は支払いを行なう金額を示すものである。 料金自動徴収部23は、資源取引履歴(図8参照)を更新する(符号(vii)参照)。 又、料金自動徴収部23は、運用情報テーブル(図7参照)における停止条件を参照して、この停止条件に適合する場合にはサービス停止情報(サービスの提供停止指示)を資源制御部25に送信する。 この後、料金自動徴収部23はICカード10からの電子マネーの入金待ちとなる(符号(viii)参照)。

    【0066】資源制御部25は、料金自動徴収部23からの指示に従って、サービス(資源)の提供を停止する(符号(ix)参照)。 (4)停止していた資源の提供の再開 図16は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1において停止していた資源の提供を再開する際の処理を説明するための図である。 なお、図16中における符号(i)〜(viii)は処理が行なわれる順番を示すものである。

    【0067】料金自動徴収部23はICカード10からの電子マネーによる入金を待ち(符号(i)参照)、電子マネーが格納されたICカード10がR/W21に挿入されると、料金自動徴収部23は、算出した使用料金に基づいて支払指示電文(図12(a)参照)を作成し、ICカード10へ送信する(符号(ii)参照)。 I
    Cカード10は、料金自動徴収部23から送信された支払指示電文(図12(a)参照)に基づいて電子マネーの支払いを行なうとともに、上記「(3)残高不足等による資源の提供停止」において作成した支払履歴(図5
    参照)を更新する(符号(iii)参照)。 又、ICカード10は、支払いを行なった電子マネーの金額に基づいて支払応答電文(図12(b)参照)を料金自動徴収用端末装置20に送信する(符号(iv)参照)。

    【0068】料金自動徴収部23は、上記「(3)残高不足等による資源の提供停止」において作成した資源取引履歴(図8参照)を更新する(符号(v)参照)。
    又、料金自動徴収部23は、ICカード10から電子マネーによって料金を徴収した場合には、資源制御部25
    に対して資源の提供を再開させる電文であるべくサービス開始情報を送信する(符号(vi)参照)。

    【0069】資源制御部25は、利用者に対して資源の提供を再開する(符号(vii)参照)。 又、料金自動徴収部23は、上記「(1)ICカード10を用いた支払い」において示した処理を再開する(符号(viii)参照)。 (5)提供会社による運用情報の更新 図17は本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1において提供元が料金自動徴収部23の運用情報テーブル23aを更新する処理を説明するための図である。 なお、図17中における符号(i)〜(ii)は処理が行なわれる順番を示すものである。

    【0070】提供元(提供会社)は、新たな運用情報テーブルを作成し、通信回線30等を介して料金自動徴収部23へ送信する(符号(i)参照)。 料金自動徴収部23は、送信された新たな運用情報テーブルによって記憶部に格納されている運用情報テーブル23aを更新する(符号(ii)参照)。 このように、本発明の一実施形態としての料金自動徴収システム1によれば、資源の使用状況に応じた料金をICカード10から電子マネーとして徴収することにより、資源の提供元は料金を確実に徴収することができる。

    【0071】また、例えば利用者が移転等する際においても、サービスの利用停止および利用開始の手続や支払い方法の設定等、種々の手続を行なう必要がなく、利用者およびサービス提供会社の双方において省力化することができる。 特に、ホテルやウィークリーマンション等においては、宿泊者が使用した分の電気料金や水道料金を、その使用量に応じて効果的に徴収することができる。

    【0072】さらに、集中端末(料金自動徴収用端末装置)20(料金自動徴収部23)によって、資源の使用状況に応じて、随時、ICカード10から料金を徴収することによっても、資源の提供元は料金を確実に徴収することができる。 また、ICカード10から料金の徴収を行なうことができない場合には、資源制御部25が利用者への資源の提供を停止させることにより、資源の提供元は料金の不払いによる損失を被ることがない。 特に、運用情報テーブル23aにおける停止条件を設定することにより、ICカード10において電子マネーが無く支払いが停滞した場合に、迅速に資源の提供を停止させることもでき、提供元は利用者による不払いによって多大な損害を被ることがない。

    【0073】さらに、運用情報テーブル23a(課金単価設定領域24)に課金単価を外部から設定することができるので、資源の提供元は課金単価を変更することができ、課金単価の変更時におけるメンテナンスが容易である。 また、運用情報テーブル23aにおける課金単価を、通信回線30を介して資源の提供元から設定・変更することができるので、これによっても課金単価の変更時におけるメンテナンスが容易である。

    【0074】利用者側においては、利用者用表示部22
    によって資源の使用状況,その使用状況に応じた料金およびICカード10における電子マネー残高等を容易に確認することができ、資源の使いすぎの防止や節約を行なうことができる他、ICカード10における電子マネーが無くなる前に補充したりすることもでき、利便性が向上する。

    【0075】また、料金自動徴収部用表示部29により、資源の使用状況,その使用状況に応じた料金およびICカード10における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを集中端末20側において確認することができるので、資源の提供元はこれらの情報を参照することができ、利用者の使用傾向等の情報を収集したり、又、保守作業が容易になり利便性が向上する。

    【0076】また、回収装置28によってICカード2
    7に格納した電子マネーを回収することができ、更に、
    資源の提供元は回収装置28によって回収した電子マネーを通信回線30や携帯端末31によって容易に受け取ることができる。 (B)その他 なお、上述した実施形態に関わらず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

    【0077】例えば、上記実施形態では、集中端末20
    において料金回収用媒体としてICカード27を用いているが、それに限定するものではなく、例えば脱着可能なカセット式等のデータメモリをそなえてもよく、又、
    固定式のデータメモリによって構成してもよい。 また、
    上記実施形態においては、ICカード10を1つそなえて構成するとともに、そのデータメモリにおいて資源の種類に応じて複数(本実施形態では2つ)の電子マネー情報11a,11bをそなえて構成しているが、それに限定されるものではなく、ICカード10を資源の数に応じて複数そなえてもよい。 なお、この場合においては、例えば、各部屋にICカード10の数に応じてR/
    W21を複数そなえてもよく、又、R/W21に複数のICカード10を挿入可能としてもよい。

    【0078】そして、ICカード27についても、同様に、資源の数に応じて複数そなえてもよく、この場合においても、例えば、ICカード27の数に応じてR/W
    26を複数そなえてもよく、又、R/W26に複数のI
    Cカード27を挿入可能としてもよい。 また、本発明においては、ICカードの種別や電子マネーの種別について限定されるものではない。 又、通信回線30の種別についてもインターネットに限定するものではなく、種々変形して実施することができるものである。

    【0079】さらに、上記実施形態においては、本システム1を水道料金や電気料金,テレビの受信料の徴収に適用することができる旨を示しているが、それに限定されるものではなく、ホテルの各客室にそなえられた冷蔵庫内の飲食物の利用料金等、種々のサービスに適用することができ、更に、これらのホテルやウィークリーマンションにおける種々の料金の徴収に限定するものではなく、一般家庭等からの公共料金(電気料金,水道料金,
    ガス料金等)の徴収に適用することができる。

    【0080】なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。 (C)付記 (付記1) 資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収するシステムであって、前記資源の利用者によって所有され、通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納する利用者用媒体と、前記資源の使用状況を監視する使用状況監視部と、該使用状況監視部によって監視されている前記資源の使用状況に応じた料金を該利用者用媒体から電子マネーとして徴収する料金自動徴収部とをそなえてなることを特徴とする、料金自動徴収システム。

    【0081】(付記2) 該料金自動徴収部が、該使用状況監視部によって監視されている前記資源の使用状況に応じて、随時、該利用者用媒体から料金を徴収することを特徴とする、付記1記載の料金自動徴収システム。 (付記3) 該料金自動徴収部が、該利用者用媒体から料金の徴収を行なうことができない場合、前記利用者への前記資源の提供を停止させることを特徴とする、付記1または付記2に記載の料金自動徴収システム。

    【0082】(付記4) 該使用状況監視部が、前記資源の使用状況として前記資源の使用量を監視するとともに、該料金自動徴収部が、該使用状況監視部によって監視されている前記資源の使用量と前記資源について予め設定された課金単価とに基づいて料金を算出し、算出された料金を該利用者用媒体から料金を徴収することを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか1項に記載の料金自動徴収システム。

    【0083】(付記5) 該料金自動徴収部が、前記課金単価を外部から設定される課金単価設定領域を有していることを特徴とする、付記4記載の料金自動徴収システム。 (付記6) 該課金単価設定領域における前記課金単価が、通信回線を介して前記資源の提供元から設定・更新されることを特徴とする、付記5記載の料金自動徴収システム。

    【0084】(付記7) 前記資源の使用状況,その使用状況に応じた料金および該利用者用媒体における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを、前記利用者に対して表示しうる利用者用表示部をそなえたことを特徴とする、付記1〜付記6のいずれか1項に記載の料金自動徴収システム。 (付記8) 前記資源の使用状況,その使用状況に応じた料金および該利用者用媒体における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを、該料金自動徴収部側において表示しうる料金自動徴収部用表示部を有していることを特徴とする、付記1〜付記7のいずれか1項に記載の料金自動徴収システム。

    【0085】(付記9) 料金回収用媒体をそなえ、該料金自動徴収部が、該利用者用媒体から徴収した料金を該料金回収用媒体に電子マネーとして格納することを特徴とする、付記1〜付記8のいずれか1項に記載の料金自動徴収システム。 (付記10) 該料金回収用媒体に格納された電子マネーを回収する回収装置をそなえたことを特徴とする、付記9記載の料金自動徴収システム。

    【0086】(付記11) 該回収装置が、回収した電子マネーを、通信回線を介して前記資源の提供元へ送付することを特徴とする、付記10記載の料金自動徴収システム。 (付記12) 該回収装置によって回収された電子マネーを該回収装置から受け取って格納する記憶部を有する携帯端末をそなえたことを特徴とする、付記10記載の料金自動徴収システム。

    【0087】(付記13) 資源の使用状況に応じた料金を自動的に徴収する料金自動徴収用端末装置であって、前記資源の使用状況に応じた料金を、前記資源の利用者によって所有され通貨の電子的象徴としての電子マネーを格納する利用者用媒体から、電子マネーとして徴収する料金自動徴収部をそなえてなることを特徴とする、料金自動徴収用端末装置。

    【0088】(付記14) 前記資源の使用状況,その使用状況に応じた料金および該利用者用媒体における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを表示しうる表示部をそなえたことを特徴とする、付記13記載の料金自動徴収用端末装置。

    【0089】

    【発明の効果】以上詳述したように、本発明の料金自動徴収システムおよび料金自動徴収用端末装によれば、以下の効果ないし利点がある。 (1)資源の使用状況に応じた料金を利用者用媒体から電子マネーとして徴収することにより、資源の提供元は料金を確実に徴収することができる(請求項1,請求項4,請求項9)。

    【0090】(2)資源の使用状況に応じて、随時、利用者用媒体から料金を徴収することによっても、資源の提供元は料金を確実に徴収することができる(請求項2)。 (3)利用者用媒体から料金の徴収を行なうことができない場合には利用者への資源の提供を停止させることにより、資源の提供元は料金の不払いによる損失を被ることがない(請求項3)。

    【0091】(4)課金単価設定領域に課金単価を外部から設定することができるので、資源の提供元は課金単価を変更することができ、課金単価の変更時におけるメンテナンスが容易である(請求項5)。 (5)課金単価設定領域における課金単価を、通信回線を介して資源の提供元から設定・変更することができるので、これによっても課金単価の変更時におけるメンテナンスが容易である(請求項6)。

    【0092】(6)資源の使用状況,その使用状況に応じた料金および利用者用媒体における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを、利用者に対して表示しうる利用者用表示部をそなえることにより、利用者はこれらの情報を参照することができ、例えば、その使用量を節約したり、又、利用者用媒体における電子マネーが無くなる前に補充したりすることができ、利便性が向上する(請求項10)。

    【0093】(7)資源の使用状況,その使用状況に応じた料金および利用者用媒体における電子マネー残高のうちの少なくとも一つを、料金自動徴収部側において表示しうる料金自動徴収部用表示部をそなえることにより、資源の提供元はこれらの情報を参照することができ、利用者の使用傾向等の情報を収集したり、又、保守作業が容易になり利便性が向上する(請求項10)。

    【0094】(8)利用者用媒体から徴収した料金を容易に回収することができる(請求項7,請求項8)。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムの構成を示すブロック図である。

    【図2】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムの使用形態を説明するためのブロック図である。

    【図3】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて形成される各種履歴を説明するための図である。

    【図4】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムのICカードにおける電子マネーの格納状態を説明するための図である。

    【図5】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいてICカードが保管する支払履歴の例を示す図である。

    【図6】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて集中端末の機能を説明するための図である。

    【図7】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて運用情報テーブルの例を示す図である。

    【図8】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて集中端末が保管する資源取引履歴の例を示す図である。

    【図9】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいてICカードが保管する貯蓄履歴の例を示す図である。

    【図10】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいてICカードが保管する回収履歴の例を示す図である。

    【図11】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて回収装置が保管する回収取引履歴の例を示す図である。

    【図12】(a)〜(g)はそれぞれ本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて各部が発信する電文例を示す図である。

    【図13】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて利用者が使用した資源の使用量に応じた料金をICカードから随時徴収する処理を説明するための図である。

    【図14】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいてICカードに格納された電子マネーを資源提供会社(提供元)が徴収する処理を説明するための図である。

    【図15】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて料金をICカードから徴収する際に何らかの理由により料金が徴収できなかった場合に資源の提供を停止する処理を説明するための図である。

    【図16】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて停止していた資源の提供を再開する際の処理を説明するための図である。

    【図17】本発明の一実施形態としての料金自動徴収システムにおいて提供元が集中端末の運用情報テーブルを更新する処理を説明するための図である。

    【符号の説明】

    1 料金自動徴収システム 10 ICカード(利用者用媒体) 11a,11b 電子マネー情報 12a,12b 資源情報鍵 20 集中端末(料金自動徴収用端末装置) 21,26 R/W 22 利用者用表示部(表示部) 23 料金自動徴収部 23a 運用情報テーブル(課金単価設定領域) 24 課金単価設定領域 25 資源制御部(使用状況監視部) 27 ICカード(料金回収用媒体) 28 回収装置 29 料金自動徴収用表示部(表示部) 30 通信回線 31 携帯端末

    フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 BB00 BB46 BB52 CC34 CC39 CC45 DD01 DD04 EE02 EE25 FF03 FF04 FF08 GG04 GG07 5B055 BB20 CB09 CB10 CC10 EE02 EE21 EE27 FA01 FB03 KK05 KK09 KK18 PA02 PA34 5B058 CA01 KA02 KA04 KA06 YA02

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈