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Device for issuing merchandise exchange ticket

阅读:220发布:2020-10-17

专利汇可以提供Device for issuing merchandise exchange ticket专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To issue and operate a merchandise exchange ticket which is easy for the ticket issuer side of a merchandise exchange ticket to manage, and which is impressive to a merchandise exchange ticket presenter side and a merchandise exchange ticket receiver side since the merchandise exchange ticket gives them an impression which is not directly associated with money.
SOLUTION: A merchandise exchange ticket issuing device issues a merchandise exchange ticket 1. The merchandise exchange ticket 1 is not printed with any exchangeable merchandise sum, but only exchangeable merchandise names and the other necessary items. The exchangeable merchandise sum of the merchandise exchange ticket 1 is stored as electronic data in a merchandise exchange ticket issuing device at the time of issuing the merchandise exchange ticket 1, and the exchangeable merchandise sum is made referable by a merchandise exchange ticket data referring device with a ticket number printed on the merchandise exchange ticket 1 as a key.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Device for issuing merchandise exchange ticket专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を発券する商品引換券発券装置であって、 前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額をデータ入力する商品引換データ入力手段と、 該商品引換データ入力手段によって入力された前記固有の券番号データ及び前記引き換え可能な商品金額データを記憶し、且つ、表示装置を有する商品引換データ表示手段からのこれらデータへのアクセス要求を許可することにより、前記商品引換データ表示手段において、前記固有の券番号を入力することによる、前記固有の券番号に対応する前記引き換え可能な商品金額データの前記表示装置への表示を実現可能とする商品引換データ記憶手段と、を備えたことを特徴とする商品引換券発券装置。
  • 【請求項2】 請求項1において、前記商品引換券に、
    当該商品引換券に関する情報を視認可能に記録する記録装置を備えている、ことを特徴とする商品引換券発券装置。
  • 【請求項3】 請求項2において、前記引き換え可能な商品金額を暗号化する暗号化手段を有し、 当該暗号化手段によって暗号化された前記引き換え可能な商品金額を、前記記録装置によって前記商品引換券に記録する、ことを特徴とする商品引換券発券装置。
  • 【請求項4】 請求項2または3において、発券前に予め表示されている前記固有の券番号とは別に、前記商品引換データ入力手段から入力された券番号を、前記記録装置によって前記商品引換券に記録する、ことを特徴とする商品引換券発券装置。
  • 【請求項5】 請求項2から4のいずれか1項において、前記商品引換データ入力手段から入力された券番号及び引き換え可能な商品金額を、前記商品引換券とは別の記録媒体に記録して出力する、ことを特徴とする商品引換券発券装置。
  • 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項において、前記商品引換券発券装置がローカル・エリア・ネットワークに接続され、該ローカル・エリア・ネットワークに接続された他のコンピュータ端末から前記商品引換データ記憶手段にアクセス可能となっている、ことを特徴とする商品引換券発券装置。
  • 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項において、前記商品引換券発券装置がインターネットに接続され、インターネットに接続された他のコンピュータ端末から前記商品引換データ記憶手段にアクセス可能となっている、ことを特徴とする商品引換券発券装置。
  • 【請求項8】 予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券の、商品引換データを参照する商品引換券データ参照装置であって、 前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額が記憶された商品引換データ記憶手段にアクセス可能に構成され、 前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記商品引換データ記憶手段から読み出して視認可能とする商品引換データ視認可能化手段を備えている、
    ことを特徴とする商品引換券データ参照装置。
  • 【請求項9】 請求項1から7のいずれか1項に記載の商品引換券発券装置と、請求項8記載の商品引換券データ参照装置とを備えていることを特徴とする商品引換券発券参照装置。
  • 【請求項10】 予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を回収する商品引換券回収装置であって、 前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額が記憶された商品引換データ記憶手段にアクセス可能に構成され、 前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記固有の券番号データ及び引き換え可能な商品金額データが記憶された商品引換データ記憶手段から読み出して表示装置に表示する商品引換データ表示手段と、 前記引き換え可能な商品金額から、引き換え済みの商品金額を差し引いた額を、前記引き換え可能な商品金額データの更新データとして、前記引換データ記憶手段に上書き又は追記する商品引換データ更新手段と、を備えたことを特徴とする商品引換券回収装置。
  • 【請求項11】 請求項1から7のいずれか1項に記載の商品引換券発券装置と、請求項10に記載の商品引換券回収装置とを備えたことを特徴とする商品引換券発券回収装置。
  • 【請求項12】 予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券であって、 前記引き換え可能な商品金額が、前記固有の券番号を入力することによって、前記固有の券番号データ及び前記引き換え可能な商品金額データが記憶された商品引換データ記憶手段からこれらデータを読み出して表示装置に表示可能とする商品引換データ表示手段によって視認可能となっている、ことを特徴とする商品引換券。
  • 【請求項13】 請求項12において、前記引き換え可能な商品金額が暗号化されて表示されていることを特徴とする商品引換券。
  • 【請求項14】 予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を発券する商品引換券発券方法であって、 請求項1から7のいずれか1項に記載の商品引換券発券装置を用い、 前記商品引換データ入力手段によって、前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額をデータ入力し、 前記固有の券番号に対応する前記引き換え可能な商品金額データの表示装置への表示を実現可能とする商品引換データ表示手段からアクセス可能に前記固有の券番号データ及び前記引き換え可能な商品金額データを前記商品引換データ記憶手段に記憶する、ことを特徴とする商品引換券発券方法。
  • 【請求項15】 予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券の、前記引き換え可能な商品金額データを参照する商品引換券データ参照方法であって、 請求項8記載の商品引換券データ参照装置を用い、 前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記商品引換データ記憶手段から読み出して表示装置に表示することにより前記引き換え可能な商品金額を参照する、ことを特徴とする商品引換券データ参照方法。
  • 【請求項16】 予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を回収する商品引換券回収方法であって、 請求項10記載の商品引換券回収装置を用い、 前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記商品引換データ記憶手段から読み出して表示装置に表示し、 前記引き換え可能な商品金額から、引き換え済みの商品金額を差し引いた額を、前記引き換え可能な商品金額データの更新データとして、前記引換データ記憶手段に上書き又は追記する、ことを特徴とする商品引換券回収方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、
    引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券に関する。 また、本発明は、該商品引換券を発券する商品引換券発券装置と、発券された前記商品引換券に係る商品引換データを参照する商品引換券データ参照装置と、これら2つを備えた商品引換券発券参照装置と、発券された前記商品引換券を回収する商品引換券回収装置と、前記商品引換券の発券及び回収する商品引換券発券回収装置とに関する。 更に、本発明は、前記商品引換券の発券方法と、前記商品引換券に係る商品引換データのデータ参照方法と、前記商品引換券の回収方法とに関する。

    【0002】

    【従来の技術】予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な所謂商品券(以下これを、多様な種類の商品券を包含した広義の意味で「商品引換券」
    と言う。 )が、贈答用として従来から広く使われている。 商品引換券には、通常、引き換えが可能な商品金額が明示され(例えば、図書券や、デパート等で利用可能な商品券等)、或いは、引き換え可能な商品自体の名称及び数量が予め明示されていて(例えば、ビール券等)、贈与者から商品券を贈られた者は、商品券に表示された商品金額或いは商品名称及び数量から、その商品券がどの程度の金銭額に相当するかを容易に伺い知ることができる様になっている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な従来の商品引換券は、贈られた者が一定の商品カテゴリ内で自己の好みの商品を選択することができるという面においては、ある商品そのものを直接贈られる場合よりも融通が利き利便性が良いものであったが、反面、贈答品としての商品引換券に贈答者が支払った金銭額が直接的に或いは間接的に明示される為、世俗的に、贈答品としてはやや「生臭い」或いは「直接的である」等の印象を与えるものとして避けられる場合があった。

    【0004】また、1枚の商品引換券には引き換え可能な一定の商品金額が予め表示されている為、例えば、引き換え可能な商品金額(贈答額)が多額になると、それに従って券片も多数枚必要になる。 その結果、特に商品引換券の発券者(販売者)及び、贈られた者にとっては取り扱いが不便となり、更には、贈られる側に「紙幣の束」と同様な品の無いイメージを抱かせる虞もある。 また、これを防止すべく、金銭と同様に多種多様な商品金額に相当する商品引換券を用意して運用する(例えば、
    下限が「1円券」で上限が「1万円券」等の、多種類の商品引換券を用意して運用する)とすれば、商品引換券の発券者(販売者)側の管理が煩雑となり、贈られる側にもまた、金銭そのものを贈られると同様な直接的なイメージを与えかねない。

    【0005】そこで、本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、その課題は、商品引換券の発券者側にとって管理が行い易いと同時に、商品引換券を贈る側と贈られる側にとって金銭と直接的に結び付かない印象を与えて付加価値を高めた商品引換券を発券し、そして運用することにある。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本願請求項1記載の商品引換券発券装置は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を発券する商品引換券発券装置であって、前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額をデータ入する商品引換データ入力手段と、該商品引換データ入力手段によって入力された前記固有の券番号データ及び前記引き換え可能な商品金額データを記憶し、且つ、表示装置を有する商品引換データ表示手段からのこれらデータへのアクセス要求を許可することにより、前記商品引換データ表示手段において、前記固有の券番号を入力することによる、前記固有の券番号に対応する前記引き換え可能な商品金額データの前記表示装置への表示を実現可能とする商品引換データ記憶手段とを備えたことを特徴とする。

    【0007】本願請求項1記載の発明によれば、以下の様な作用を奏することができる。 (1)引き換え可能な商品金額が明示されておらず、商品引換券を贈られた者は、商品引換券の表示から引き換え可能な商品金額を伺い知ることができない。 (2)引き換え可能な商品名が表示されていて、商品引換券を贈られた者は、商品引換券の表示から引き換え可能な商品を知ることができる。 (3)1枚の商品引換券が持つ固有の券番号及び、該券番号に対応した引き換え可能な商品金額を、商品引換データ入力装置を介して商品引換データ記憶手段に記憶させることができる。 (4)商品引換データ表示手段からのアクセスを許可するので、商品引換データ表示手段を用いることにより、
    1枚の商品引換券が持つ固有の券番号を入力して引き換え可能な商品金額を知ることができる。

    【0008】従って、前記(1)の作用により、以下の様な効果を奏することができる。 即ち、引き換え可能な商品金額が明示されておらず、従って商品引換券の表示から引き換え可能な商品金額を伺い知ることができないので、商品引換券を贈る側と贈られる側とに金銭に結びつく直接的なイメージを与えること無く、好感の持てる贈答を行うことができる。 また、前記(2)の作用により、以下のような効果を奏することができる。 即ち、前記(1)の作用により引き換え可能な商品金額が伺い知ることができなくても、引き換え可能な商品名が表示されていて、商品引換券を贈られた者は、商品引換券の表示から引き換え可能な商品を知ることができるので、贈る側の意志、特に、“どの様な店でどの様な商品を購入する楽しみを贈りたいか”を明確に贈り先に伝えることができ、また、贈られる側も、その様な贈る側の意志を伺い知ることによって商品購入(商品引き換え)の楽しみをより一層向上させることができる。

    【0009】更に、前記(3)の作用により、以下のような効果を奏することができる。 即ち、1枚の商品引換券が持つ固有の券番号及び、該券番号に対応した引き換え可能な商品金額を、商品引換データ入力装置を介して商品引換データ記憶手段に記憶させることができるので、1枚の商品引換券によって多様な商品引き換え可能金額に対応させることができる。 より詳しくは、以下の通りである。 1枚の商品引換券は、発券前においては引き換え可能な商品金額情報を保持していない、いわば何ら金銭的価値の無い券片となっている。 これを、発券行為を行うことにより、商品引換データ記憶手段に、商品引換データ入力手段を介して、商品引換券固有の券番号と引き換え可能な商品金額を対応づけて記憶させる。 従ってこれにより、商品引換券は初めて金銭的価値を得て、商品引換データ記憶手段に記憶された引き換え可能な商品金額データが、実際に引き換え可能な商品金額となるので、1枚の商品引換券で、どの様な商品金額にも対応させることができ、以て商品引換券の発券側及び贈られる側の管理を容易にすることができる。

    【0010】加えて、前記(4)の作用により、以下のような効果を奏することができる。 即ち、商品引換データ表示手段からのアクセスを許可するので、商品引換データ表示手段を用いることにより、1枚の商品引換券が持つ固有の券番号を入力して引き換え可能な商品金額を知ることができ、前記(3)の作用効果、つまり、商品引換券の券番号と引き換え可能な商品金額とを対応づけて記憶する商品引換データ記憶手段の作用効果と相まって、商品引換券の引き換え可能金額の参照を容易に且つ瞬時に行うことができるので、顧客サービスの向上を図ることができる。

    【0011】尚、引き換え可能な商品となり得るものは、形態を有する有体物としての物品のみならず、形態を有しない所謂「役務」も商品引換券の引き換え対象となり得ることは言うまでも無い。 また、商品引換券に記載される商品名は、具体的な商品名であっても良いし、
    一定の商品カテゴリ名であっても良いが、贈られた側が商品金額を伺い知ることができないことが必要となる。
    更に、商品引換券の購入者(贈与者)が予め支払った金銭の額と、引き換え可能となった商品金額とは必ずしも一致する必要は無く、商品引換券の購入者(贈与者)と商品引換券の販売者(発券者)との間の取り決めによって、両者の関係が上下しても構わない。

    【0012】本願請求項2記載の商品引換券発券装置は、請求項1において、前記商品引換券に、当該商品引換券に関する情報を視認可能に記録する記録装置を備えていることを特徴とする。 本願請求項2記載の発明によれば、商品引換券に、当該商品引換券に関する情報を視認可能に記録する記録装置を備えているので、これによって商品引換券に関する種々の情報(発券日、発券者、
    その他の識別番号等)の記録を自動化して商品引換券の発券を容易に行うことができる。

    【0013】本願請求項3記載の商品引換券発券装置は、請求項2において、前記引き換え可能な商品金額を暗号化する暗号化手段を有し、当該暗号化手段によって暗号化された前記引き換え可能な商品金額を、前記記録装置によって前記商品引換券に記録することを特徴とする。 本願請求項3記載の発明によれば、商品引換券には、引き換え可能な商品金額が暗号化手段によって暗号化された状態で記録表示されるので、これによって商品引換券の使用者(商品引換券を贈られた者)に引き換え可能な商品金額を伏せた状態で、且つ、商品引換券の回収者には前記暗号から引き換え可能な商品金額を認識させることができ、以て更に迅速に引き換え可能な商品金額を認識させることができると共に、商品引換データ記憶手段或いは商品引換データ表示手段が機能しなくなった場合においても、回収者は一見して確実に引き換え可能な商品金額を知ることができる。

    【0014】本願請求項4記載の商品引換券発券装置は、請求項2または3において、発券前に予め表示されている前記固有の券番号とは別に、前記商品引換データ入力手段から入力された券番号を前記記録装置によって前記商品引換券に記録することを特徴とする。 本願請求項4記載の発明によれば、商品引換データ入力手段によって入力されるべき券番号のデータ入力ミスを容易に検出することが可能となり、以て正確な券番号データを商品引換データ記憶手段に記憶させることができる。 即ち、商品引換券に固有の券番号と、引き換え可能な商品金額とが対応付けされて商品引換データ記憶手段に記憶される為、商品引換券に固有の券番号に入力ミスがあると、例えば、実際には有効に存在する筈の商品引換券が、商品引換データ記憶手段上においては有効に存在しない商品引換券となり、商品を引き換えに来た顧客に不快な印象を与えるばかりでなく、その他にもデータ管理上様々な混乱が想定される。 しかし、本願請求項4記載の発明によれば、商品引換券には商品引換データ入力手段によって入力された券番号が記録され、表示されるので、これによって発券前から商品引換券に表示されていた券番号と、入力され記録された券番号とを対比させて確認することができ、以て券番号データの入力ミスを容易に検出することができる。

    【0015】本願請求項5記載の商品引換券発券装置は、請求項2から4のいずれか1項において、前記商品引換データ入力手段から入力された券番号及び引き換え可能な商品金額を、前記商品引換券とは別の記録媒体に記録して出力することを特徴とする。 本願請求項5記載の発明によれば、商品引換データ入力手段から入力された券番号及び引き換え可能な商品金額を、商品引換券とは別の記録媒体に記録して出力するので、これによってデータ入力された券番号及び引き換え可能な商品金額に入力ミスが無いか否かを、目視によってより確実にチェックすることができる。

    【0016】本願請求項6記載の商品引換券発券装置は、請求項1から5のいずれか1項において、前記商品引換券発券装置がローカル・エリア・ネットワークに接続され、該ローカル・エリア・ネットワークに接続された他のコンピュータ端末から前記商品引換データ記憶手段にアクセス可能となっていることを特徴とする。 本願請求項6記載の発明によれば、商品引換券発券装置がローカル・エリア・ネットワークに接続され、該ローカル・エリア・ネットワークに接続された他のコンピュータ端末から商品引換データ記憶手段にアクセス可能となっているので、例えば、商品引換券の発券場所(商品引換券発券装置の設置場所)と、商品引換券の回収場所とが離れている様な場合でも、当該商品引換券の回収場所に設置されたコンピュータ端末を用いて、券番号を元に容易に引き換え可能な商品金額を参照することが可能となる。

    【0017】本願請求項7記載の商品引換券発券装置は、請求項1から6のいずれか1項において、前記商品引換券発券装置がインターネットに接続され、インターネットに接続された他のコンピュータ端末から前記商品引換データ記憶手段にアクセス可能となっていることを特徴とする。 本願請求項7記載の発明によれば、商品引換券発券装置がインターネットに接続され、インターネットに接続された他のコンピュータ端末から商品引換データ記憶手段にアクセス可能となっているので、前述した本願請求項6記載の発明と同様な作用効果を得ることができると共に、更には、必要な場合には商品引換券の所有者自らが自己のコンピュータ端末から前記商品引換データ記憶手段にアクセスすることによって、商品引換券に表示された情報よりも更に詳細な、引き換え可能な商品に関する情報を、発券者側が商品引換券の所有者に提供することも可能となる。 尚、この場合、必要に応じて引き換え可能な商品金額そのものを、商品引換券の所有者に知らせることも可能である。

    【0018】本願請求項8記載の商品引換券データ参照装置は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券の、商品引換データを参照する商品引換券データ参照装置であって、前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額が記憶された商品引換データ記憶手段にアクセス可能に構成され、前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記商品引換データ記憶手段から読み出して視認可能とする商品引換データ視認可能化手段を備えていることを特徴とする。
    本願請求項8記載の発明によれば、商品引換券に固有の券番号を入力することによって、当該商品引換券の引き換え可能な商品金額を参照することができるので、引き換え可能な商品金額の参照を容易に且つ瞬時に行うことができ、以て顧客サービスの向上を図ることができる。

    【0019】本願請求項9記載の商品引換券発券参照装置は、請求項1から7のいずれか1項に記載の商品引換券発券装置と、請求項8記載の商品引換券データ参照装置とを備えていることを特徴とする。 本願請求項9記載の発明によれば、商品引換券発券装置と、商品引換券データ参照装置との双方を備えているので、商品引換券の発券と、当該商品引換券のデータ参照とを同一の装置で効率的に行うことができる。

    【0020】本願請求項10記載の商品引換券回収装置は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を回収する商品引換券回収装置であって、
    前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額が記憶された商品引換データ記憶手段にアクセス可能に構成され、前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記固有の券番号データ及び引き換え可能な商品金額データが記憶された商品引換データ記憶手段から読み出して表示装置に表示する商品引換データ表示手段と、前記引き換え可能な商品金額から、引き換え済みの商品金額を差し引いた額を、前記引き換え可能な商品金額データの更新データとして、前記引換データ記憶手段に上書き又は追記する商品引換データ更新手段と、を備えたことを特徴とする。

    【0021】本願請求項10記載の発明によれば、商品引換データ記憶手段に記憶された引き換え可能な商品金額データを更新することができるので、以下の様な作用効果を奏することができる。 先ず、既に引き換えられた商品の金額に係る情報、換言すると、“商品引き換え券の使用履歴”を、商品引き換えデータ記憶手段に記憶させることによって、商品引換券の偽造による不正使用を最小限に止めることができる。 つまり、従来の商品引換券であれば、使用された商品引換券が偽造されたものであるか否かは、回収した商品引換券の中に券番号が重複したものが存在するか否かを、事後的に確認することによって調査するが、本発明によれば、商品引換券の回収者は、商品引換券の回収を行う際に必ずその時点での引き換え可能な商品金額を参照する。 従って、その時点において引き換え可能な商品金額が少額或いはゼロであれば、商品の引き換えを行うことはできないので、従って商品引き換え金額が更新されることにより、通常の商品引換券回収手順の中で不正使用を検出することができ、
    以て不正使用を最小限に止めることができる。

    【0022】また、当初の引き換え可能な商品金額に対して少額な商品を引き換えたことによって“余り金”が生じた場合でも、引き換え可能な商品金額を更新することによって、新たな商品引換券を発券することなく、以降の運用を行うことができる。

    【0023】本願請求項11記載の商品引換券発券回収装置は、請求項1から7のいずれか1項に記載の商品引換券発券装置と、請求項10に記載の商品引換券回収装置とを備えたことを特徴とする。 本願請求項11記載の発明によれば、請求項1から7のいずれか1項に記載の商品引換券発券装置と、請求項10に記載の商品引換券回収装置とを備えているので、前述した本願請求項1から7のいずれかに記載の発明の作用効果及び、本願請求項10記載の発明の作用効果と同等な作用効果を得ることができる。

    【0024】本願請求項12記載の商品引換券は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券であって、前記引き換え可能な商品金額が、前記固有の券番号を入力することによって、前記固有の券番号データ及び前記引き換え可能な商品金額データが記憶された商品引換データ記憶手段からこれらデータを読み出して表示装置に表示可能とする商品引換データ表示手段によって視認可能となっていることを特徴とする。 本願請求項12記載の発明によれば、引き換え可能な商品金額が非表示であって、且つ、当該引き換え可能な商品金額は、券番号を入力することによって商品商品引換データ表示手段から参照することができるので、前述した本願請求項1記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。

    【0025】本願請求項13記載の商品引換券は、請求項12において、前記引き換え可能な商品金額が暗号化されて表示されていることを特徴とする。 本願請求項1
    3記載の発明によれば、引き換え可能な商品金額が暗号化されて表示されているので、前述した本願請求項3記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。

    【0026】本願請求項14記載の商品引換券発券方法は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を発券する商品引換券発券方法であって、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の商品引換券発券装置を用い、前記商品引換データ入力手段によって、前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額をデータ入力し、前記固有の券番号に対応する前記引き換え可能な商品金額データの表示装置への表示を実現可能とする商品引換データ表示手段からアクセス可能に前記固有の券番号データ及び前記引き換え可能な商品金額データを前記商品引換データ記憶手段に記憶することを特徴とする。 本願請求項14記載の発明によれば、前述した本願請求項1記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。

    【0027】本願請求項15記載の商品引換データ参照方法は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券の、前記引き換え可能な商品金額データを参照する商品引換券データ参照方法であって、請求項8記載の商品引換券データ参照装置を用い、前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記商品引換データ記憶手段から読み出して表示装置に表示することにより前記引き換え可能な商品金額を参照することを特徴とする。 本願請求項15記載の発明によれば、前述した本願請求項8記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。

    【0028】本願請求項16記載の商品引換券回収方法は、予め支払われた金銭の額に相当する額の商品の引き換えが可能な、固有の券番号と、引き換え可能な商品名とが表示され、且つ、引き換え可能な商品金額が非表示の商品引換券を回収する商品引換券回収方法であって、
    前記固有の券番号及び前記引き換え可能な商品金額が記憶された商品引換データ記憶手段にアクセス可能に構成された商品引換券回収装置を用い、前記固有の券番号を入力することにより、入力した前記固有の券番号に対応する引き換え可能な商品金額データを、前記商品引換データ記憶手段から読み出して表示装置に表示し、前記引き換え可能な商品金額から、引き換え済みの商品金額を差し引いた額を、前記引き換え可能な商品金額データの更新データとして、前記引換データ記憶手段に上書き又は追記することを特徴とする。 本願請求項16記載の発明によれば、前述した本願請求項10記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。

    【0029】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。 〔商品引換券の表示内容〕まず、図1を参照しつつ、本発明に係る商品引換券(以下、単に「引換券」と言う)
    1の表示内容について説明する。 図1は本発明に係る商品引換券の表示内容の一例を示すものであり、(A)は発券前の状態を、(B)は発券された後の表示状態を示している。

    【0030】引換券1は、通常用いられる従来の商品券と同様なサイズであり、また、本実施形態においては紙媒体を使用し、「記録装置」としてのプリンタ等によって記録(印刷)が可能となっている。 引換券1は、発券前の状態においては図1(A)に示す様に、券片左上に固有の券番号が予め印刷されている。 当該固有の券番号(以下、単に「券番号」と言う)は連番であって、重複番号が存在しない様に予め管理され、印刷されている。
    また、券片右下には、発券者の代表名称(例えば、○○
    株式会社)が印刷されている。

    【0031】引換券1は、後に詳説する商品引換券発券装置(以下、単に「発券装置」と言う)100によって、発券時に図1(B)に示す様な発券に係る情報が印刷される。 本実施形態における、引換券1に印刷すべき発券に係る情報(以下、これを「商品引換データ」と言う。)は、発券装置100にオペレータ(発券者)が入力した券番号(券片左下)と、発券日(券片右上)と、
    引き換え可能な商品金額を暗号化した暗号(券片右下)
    と、引き換え可能な商品名(券片中央)であるが、引き替え可能な商品金額自体は、引換券1には印刷されず、
    当該引き換え可能な商品金額は、後に詳説する「商品引換データ表示手段」或いは「商品引換データ視認可能化手段」によって参照することができる様になっている。
    従ってこれにより、引換券1を贈与された者は、引換券1の表示から引き換え可能な商品金額を伺い知ることができないので、引換券1を贈る側(贈与者)は、贈られる側に金銭に結びつく直接的なイメージを与えること無く、好感の持てる商品引換券の贈与を行うことができる。

    【0032】尚、券片右下に印刷される、暗号化された商品金額は、引換券1の発券者が取り決めた一定の規則に従って暗号化手段(例えば、発券装置100が備えるソフトウェア手段:本実施形態においては後に説明するデータベース・ソフト)が暗号化を行うものであり、発券者(或いは引換券1の回収者)は、引換券1に表示された当該暗号から、引き換え可能な商品金額が目視で理解できる様になっている。

    【0033】〔ハードウェア及びソフトウェア構成〕次に、本実施形態に係る発券装置100等のハードウェア構成及びソフトウェア構成について図2及び図3を参照しつつ説明する。 図2は、本発明に係る発券装置100
    等が接続される、ローカル・エリア・ネットワークの接続構成図であり、図3は、商品引換データの入出力概念図である。 図2において、符号2は、引換券1の発券者の営業所(店舗)を示していて、営業所2は、一例として1階〜3階の各フロア(フロアA〜フロアC)を有しているものとする。 尚、本実施形態では、説明の便宜の為、引換券1の発券者を「洋服仕立販売業者」とし、発券される引換券1は、主に洋服或いはそれに準ずるものが引き換え可能であるとし、フロアA,B,Cは、それぞれ洋服或いはそれに準ずる商品が陳列されている洋服売り場であるものとする。

    【0034】引換券1の発券は、フロアAに備えられた発券装置100によって行う。 発券装置100はサーバ・コンピュータ101とプリンタ102とから構成され、また、サーバ・コンピュータ101は、ハブ900
    とLANケーブル901によって接続されている。 また、フロアBには、商品引換券データ参照装置(以下、
    単に「データ参照装置」と言う)200が設置され、更に、フロアCには、商品引換券回収装置(以下、単に「回収装置」と言う)300が設置されていて、これらデータ参照装置200及び回収装置300は、サーバ・
    コンピュータ101とLANケーブル902,903及びハブ900を介してネットワーク接続されるクライアント・コンピュータによって構成されている。

    【0035】尚、本実施形態におけるサーバ・コンピュータ101,データ参照装置(クライアント・コンピュータ)200,回収装置(クライアント・コンピュータ)300は、入力インタフェースとしてのキーボード、表示手段としてのディスプレイ装置、データを記憶する記憶装置、CPU、RAM、etc・・・等を備えた、一般的な構成のコンピュータ装置を用いているが、
    サーバ・コンピュータ101の、入力インタフェースとしてのキーボード(図示せず)は、発券装置100の「商品引換データ入力手段」を構成し、また、記憶装置(図示せず:例えば、ハードディスク装置)は、発券装置100の「商品引換データ記憶手段」を構成している。

    【0036】次に、図3を参照しつつ、商品引換データの入出力概念について説明する。 尚、ここでの商品引換データとは、前述した引換券1に印刷されるべきデータ(券番号、引換可能な商品金額、発券日、等々)を含めた、特定の券番号に対して対応付けられる、商品引換に関する全てのデータを言うものとする。 まず、引換券1
    の購入者(主として引換券1の贈与者)は、引換券1によって引き替え可能となる商品の名称及び、引き替え可能とすべき商品金額を発券者(販売者)に伝え、発券者は、サーバ・コンピュータ101を用い、当該注文内容に従って商品引換データ入力手段104によって商品引換データを入力する。

    【0037】商品引換データ記憶手段103には、商品引換データを登録する商品引換データファイル106が予めストアされている。 商品引換データファイル106
    は、本実施形態においては、一般的なデータベース・ソフトによって、読み出し及び書き込みが行われる。 当該データベース・ソフトは、引換券1の券番号と、当該券番号に対する商品引換データとを、一対一に対応付けて商品引換データ記憶手段103に記憶する。 ここで、商品引換データ記憶手段103は、後に説明する商品引換データ表示手段、商品引換データ更新手段からの、データアクセスを許可する様に設定される。

    【0038】尚、当該データベース・ソフトによる、商品引換データの入力方法及びその他データ更新処理方法の詳細は、後に具体的画面イメージを参照しつつ説明することとする。 商品引換データ入力手段104によって入力された商品引換データは、前記データベース・ソフトによって商品引換データファイル106が更新されることにより、商品引換データ記憶手段103に記憶される。

    【0039】次に、引換券1を贈与された者(顧客)が来店し、商品引き換えを要求する際には、提示された引換券1に表示された固有の券番号に対する商品引換データを参照する必要があるが、この際に、前記データベース・ソフトによって商品引換データ記憶手段103から商品引換データファイル106が読み出され、表示装置(一般的なディスプレイ装置:図示せず)に表示される。 従って、「商品引換データ表示手段」は、主として前記データベース・ソフト及び表示装置によって構成されることとなるが、提示された引換券1に表示された券番号に対する商品引換データの参照は、図2に示した全てのフロア(フロアA,B,C)において実行可能であることが望ましいから、発券装置100(サーバ・コンピュータ101),データ参照装置200,回収装置3
    00は、それぞれ商品引換データ表示手段105,20
    1,301を備えていて、従って図2に示したローカル・エリア・ネットワークを構成する全てのコンピュータ端末から商品引換データファイル106の読み出しが可能となっている。 尚、「商品引換データ表示手段」は、
    引き換え可能な商品金額を視認可能とする「商品引換データ視認可能化手段」と置き換えることも可能である。
    ここで、「商品引換データ視認可能化手段」とは、商品引換データを視認可能とする全ての手段を言い、例えば、プリンタ等の記録装置によって商品引換データを印刷出力する様な手段であり、「商品引換データ表示手段」を包含する広義のものである。

    【0040】一方で、引換券1が回収されると、商品引換データを更新する必要がある。 この様な商品引換データの更新処理は、会計処理と深く関連があることから、
    本実施形態においては会計部門が存在するフロアCに設置された回収装置300のみに商品引換データ更新手段302を設けていて、これによって会計部門のみが、商品引換データファイル106に登録された、商品引換データの更新処理を行える様になっている。 尚、商品引換データ更新手段302も、商品引換データ表示手段と同様に前記データベース・ソフトによって構成されている。

    【0041】以上により、本実施形態においては、フロアAにおいて引換券1の発券を、フロアCにおいて引換券1の回収を、全てのフロアにおいて引換券1の、商品引換データ(特に、引き換え可能な商品金額)の参照を、実行可能な様に構成されている(図2参照)。 尚、
    この様に本実施形態においては図2に示したフロアA及びCの各コンピュータ端末に、それぞれ商品引換データの入力・更新手段を分散させたが、図2に示した全てのコンピュータ端末に全ての手段を設け、商品引換データの入力・更新実施時に、各コンピュータ端末のオペレータに利用ID及びパスワードを入力させることによってその実施可能なジョブ内容を制限する様に構成しても良い。

    【0042】〔商品引換券発券・データ参照・回収手順〕次に、図4乃至図11を参照しつつ、引換券1の発券・データ参照・回収手順について説明する。 先ず、図4乃至図8を参照しつつ、引換券1の発券手順について説明する。 ここで、図4は、引換券1の発券手順を示すフローチャートであり、図5乃至図7は前記データベース・ソフトの発券時の画面表示の一例を、図8は、出券票の印刷例を示したものである。 尚、以下では、前記データベース・ソフト及び当該データベース・ソフトを実行させるハードウェア環境を併せて「システム」と略称することとする。

    【0043】図4において、発券者が引換券1を受注すると(ステップ401)、発券者はシステムを立ち上げ、受注内容に沿って発券装置100に商品引換データの入力を行う(ステップ402)。 図5は、発券装置1
    00におけるシステムの初期画面であり、発券時には「引換券発行」を選択する。 「引換券発行」を選択すると、図6の様な画面となる。 発券者は、図6の画面に従って、必要項目を入力する。 図6では、「オーダーメードワイシャツ」の引換券1を3枚、「オーダーメード背広上下」の引換券を1枚、併せて計4枚の引換券1を発券する場合の画面である。

    【0044】尚、図6において、「出券番号」とは、同時に発券する複数の引換券1を包括する番号であり、発券管理の都合上便宜的に付与され、番号付与は、システムが自動で行う様になっている。 また、「引換券番号」
    には、図1(A)に示した、白券状態の引換券1の、券片左上に印刷された券番号を入力する。 加えて、「暗証」の欄には、前述した発券者のみが理解可能な、引き換え可能金額を暗号化したデータが、発券者が「引換券番号」「部門」「担当者」を入力して「出券票の印刷」
    ボタンをクリックすることによりシステムによって自動入力される。 またこのとき、「発券日付」、「有効期限」、「発券枚数」、「金額合計」等の欄にもシステムによってデータが自動入力される。

    【0045】必要項目を入力した後、「出券票の印刷」
    ボタンをクリックして出券票3を印刷する(ステップ4
    03)。 出券票3は、図8に示す様な、引換券1とは別に前述したプリンタ102(図2参照)によって印刷される紙媒体であり、引換券1に印刷を行う前に、商品引換データが顧客からの受注内容に沿って正しく入力されたかどうか確認する為の紙媒体である。 即ち、引換券1
    へのミスプリントを防止する為に、引換券1への印刷前に出券票3を印刷し、出券者自らがデータ入力ミス或いは受注内容との相違を確認する(ステップ404)。

    【0046】出券票3の表示が顧客からの受注内容と相違しない場合は、ステップ405の肯定枝により印刷前の引換券1(白券:図1(A)に示した状態のもの)に印刷を行う(ステップ406)。 尚、出券票3の表示と受注内容とが相違していた場合、或いは、データ入力ミスがあった場合には、ステップ405の否定枝により商品引換データの訂正を行う(ステップ501)。 図7は当該商品引換データの訂正画面であって、出券番号を入力(画面左上)し、フォーカスを移すことによってシステムが現在登録されている商品引換データを自動表示する。 図7では、例として、券番号「AA−314」の引き換え可能商品が、図6に示した「オーダーメード背広上下」では無く、「オーダーメードワイシャツ」であった場合の訂正内容を示した。 訂正後、再度出券票3の印刷及びその内容の確認を行う(ステップ403,40
    4)。

    【0047】次に、引換券1に商品引換データが正しく印刷されたか否かの確認を、出券者が、引換券1と出券票3とを照らし合わせることによって行う(ステップ4
    07)。 このとき同時に、出券者は、元から印刷されていた券番号(券片左上:図1(A)参照)と、入力され、出券時に印刷された券番号(券片左下:図1(B)
    参照)とを照合する。 これにより、入力した券番号が入力ミスによって本来の券番号と相違していた場合に、容易に当該入力ミスを発見することができ、商品引換データの正確な登録を行うことができる。

    【0048】出券票3の内容と引換券1との表示内容に相違が無く、また、引換券1の券番号が正しく入力されていた場合は、ステップ408の肯定枝により顧客から代金を受け取る(ステップ409)。 出券票3の内容と引換券1との表示内容に相違があった場合、或いは、引換券1への印刷の後に受注内容に変更が生じた様な場合は、ステップ408の否定枝によって、該当する引換券1を没券(廃棄)処理し(ステップ502)、システム上において、該当する引換券1の没券登録を行う(ステップ503)。 その後、必要があれば商品引換データの新規入力を行い(ステップ504)、再度出券票3の印刷及び引換券1への商品引換データの印刷、更に、出券票3と引換券1との照合を行う(ステップ505,ステップ406,ステップ407)。

    【0049】次に、出券者は、出券票3,引換券1,顧客から預かった引換券1の代金をレジ担当者へ渡す(ステップ410)。 これらを受け取ったレジ担当者は、出券票3と引換券1とを照合し(ステップ411)、両者の表示内容に相違が無ければ、ステップ412の肯定枝によって引換券1の裏面に発行印を押印する(ステップ413)。 これにより、引換券1が正式に発行された状態となり、商品の引き換えが可能な状態となる。 即ち、
    レジ担当者による、券片裏面への発行印の押印が行われていないものは、引き換え可能な商品等が印刷されていても、有効なものとして取り扱われず、これによって発券者の不正行為(例えば、代金を受け取らずに引換券1
    を発券する行為等)を防止することができると共に、データの2重チェックにより商品引換データの入力ミスを確実に防止することができる様になっている。 以上が、
    引換券1の発券手順である。

    【0050】次に、発券した引換券1を顧客が持参して来店した際に、当該引換券1の引き換え可能な商品金額を参照する必要がある。 当該機能を実現する商品引換データ表示手段は、前述の様にフロアA〜フロアCに備えられた全てのコンピュータ端末(発券装置100、データ参照装置200、回収装置300)が備えている。 図9は、当該全てのコンピュータ端末で表示可能な引換券検索画面であり、各コンピュータ端末のシステムを立ち上げ、券番号を入力することによって表示することができる。

    【0051】更に、引換券1によって実際に商品引き換えが行われた場合、商品引き換えデータの更新を行う必要がある。 当該機能を実現する商品引換データ更新手段は、フロアCに備えられた回収装置300のみが備えている。 図10は、回収装置300の、システム立ち上げ画面であり、回収処理(データ更新処理)を行う場合には、「引換券回収」ボタンをクリックする。 すると、図11に示す引換券回収確認画面となる。 図11においては、「引換券番号」欄に券番号を入力し、フォーカスを移すことによって現在登録されている商品引換データが、商品引換データ記憶手段103(商品引換データファイル106)から読み込まれ、表示される。 実際に引き換えられた引き換え商品名等の必要事項を入力し、
    「引換券回収日報出力」ボタンをクリックすることによって商品引換データファイル106が更新される。 以上が、引換券1の、発券・データ参照・回収の一連の具体的運用内容となる。

    【0052】尚、本実施形態においては、図2に示した様に、店舗2の内部に構築されたローカル・エリア・ネットワーク内においての運用例を示したが、サーバ・コンピュータ101をインターネットに接続することによって、商品引換データ記憶手段103へのアクセスが、
    遠隔地に設置されたコンピュータ端末からも可能となり、例えば離れた場所に存在する店舗においても商品引換データの参照が可能となり、引換券1の汎用性を拡げることもでき、或いは、必要な場合には、顧客自らが、
    商品引換データの参照を行うことができる様にすることも可能となる。

    【0053】また、本発明においては引換券1に券番号を視認可能に表示して、当該券番号をデータ参照装置2
    00等にキー入力することによって引き換え可能な商品金額を参照することとしているが、引換券1を磁気カード或いはこれに準ずる記録媒体によって構成し、引き換え可能な商品金額の引換券1への表示は非表示としつつ、券番号或いは引き換え可能な商品金額そのもの等の、引換券1が保有すべき種々の情報を磁気記憶させる様な手段を採用可能であることは言うまでもない。

    【0054】

    【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、以下の様な作用を得ることができる。 (1)引き換え可能な商品金額が明示されておらず、商品引換券を贈られた者は、商品引換券の表示から引き換え可能な商品金額を伺い知ることができない。 (2)引き換え可能な商品名が表示されていて、商品引換券を贈られた者は、商品引換券の表示から引き換え可能な商品を知ることができる。 (3)1枚の商品引換券が持つ固有の券番号及び、該券番号に対応した引き換え可能な商品金額を、商品引換データ入力装置を介して商品引換データ記憶手段に記憶させることができる。 (4)商品引換データ表示手段からのアクセスを許可するので、商品引換データ表示手段を用いることにより、
    1枚の商品引換券が持つ固有の券番号を入力して引き換え可能な商品金額を知ることができる。 従って、前記(1)の作用により、以下の様な効果を奏することができる。 即ち、引き換え可能な商品金額が明示されておらず、従って商品引換券の表示から引き換え可能な商品金額を伺い知ることができないので、商品引換券を贈る側と贈られる側とに金銭に結びつく直接的なイメージを与えること無く、好感の持てる贈答を行うことができる。
    また、前記(2)の作用により、以下のような効果を奏することができる。 即ち、前記(1)の作用により引き換え可能な商品金額が伺い知ることができなくても、引き換え可能な商品名が表示されていて、商品引換券を贈られた者は、商品引換券の表示から引き換え可能な商品を知ることができるので、贈る側の意志、特に、“どの様な店でどの様な商品を購入する楽しみを贈りたいか”
    を明確に贈り先に伝えることができ、また、贈られる側も、その様な贈る側の意志を伺い知ることによって商品購入(商品引き換え)の楽しみをより一層向上させることができる。

    【0055】更に、前記(3)の作用により、以下のような効果を奏することができる。 即ち、1枚の商品引換券が持つ固有の券番号及び、該券番号に対応した引き換え可能な商品金額を、商品引換データ入力装置を介して商品引換データ記憶手段に記憶させることができるので、1枚の商品引換券によって多様な商品引き換え可能金額に対応することができる。 加えて、前記(4)の作用により、以下のような効果を奏することができる。 即ち、商品引換データ表示手段からのアクセスを許可するので、商品引換データ表示手段を用いることにより、1
    枚の商品引換券が持つ固有の券番号を入力して引き換え可能な商品金額を知ることができ、前記(3)の作用効果、即ち、商品引換券の券番号とそれに対応した商品金額とを関連づけて記憶する商品引換データ記憶手段の作用効果と相まって、商品引換券の引き換え可能金額情報の参照を容易に行うことができると共に、商品引換券の引き換え可能金額情報を瞬時に参照可能となるので、商品を引き換えに来た顧客を待たせること無くサービスの向上を図ることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る商品引換券であり、(A)は発券前、(B)は発券後の状態である。

    【図2】本発明に係る商品引換券発券装置等が接続される、ローカル・エリア・ネットワークの接続構成図である。

    【図3】本発明に係る商品引換データの入出力概念図である。

    【図4】本発明に係る商品引換券の発券手順を示すフローチャートである。

    【図5】本発明に係る商品引換券発券装置の、発券時の画面表示(ジョブ選択画面)である。

    【図6】本発明に係る商品引換券発券装置の、発券時の画面表示(データ入力画面)である。

    【図7】本発明に係る商品引換券発券装置の、発券時の画面表示(データ訂正画面)である。

    【図8】本発明に係る商品引換券発券装置によって印刷された出券票である。

    【図9】本発明に係る商品引換券データ参照装置の、データ参照時の画面表示である。

    【図10】本発明に係る商品引換券回収装置の、回収時の画面表示(ジョブ選択画面)である。

    【図11】本発明に係る商品引換券回収装置の、回収時の画面表示(回収データ入力画面)である。

    【符号の説明】

    1 商品引換券 100 商品引換券発券装置 101 サーバ・コンピュータ 102 プリンタ 200 商品引換券データ参照装置(クライアント・コンピュータ) 300 商品引換券回収装置(クライアント・コンピュータ)

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