专利汇可以提供Ticket machine专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a ticket machine capable of reducing operation burdens of a clerk dealing with refundment for avoiding the ticket machine from being used for exchange.SOLUTION: A bill not to be paid from a ticket machine is set as a specific denomination. When an operation requiring payment of exchange is done without an item designation operation after payment including the specific denomination is done, a refundment sheet is issued, on which at least breakdown of the paid specific denomination is printed.,下面是Ticket machine专利的具体信息内容。
本発明は券売機に関する。
例えば飲食店などでは、客が店員と金銭のやりとりをすることなく商品を購入できるようにするために、しばしば券売機が備えられる。 このような券売機においては、エスクロー機能を備えるものがある。
このエスクロー機能とは、客によって投入された実際の貨幣を直ちに収納庫に収納してしまうのではなく一時的に保留状態としておき、返金を要求する操作が行われた場合に保留してある貨幣を券売機から払い出すようにした機能である。 なお、ここでの貨幣とは、紙幣と硬貨とを合わせたものをいうものとする。
ただし、上記のようなエスクロー機能を与えるには、投入された貨幣を一時的に保留させるための機構を追加する必要があり、相当なコストアップになってしまう。 このため、現状においてエスクロー機能を備えない券売機は多い。
また、同じく製造コストの関係から、券売機において、すべての金種の貨幣ごとにエスクロー機能を設けるのではなく、一部の金種の貨幣(例えば入出の頻度が高い少額の金種の貨幣)のみに限定してエスクロー機能を設ける場合もある。
このため、上記のようにエスクロー機能が限定された券売機は、商品の購入目的ではなく両替目的で使用されてしまうおそれがある。 具体例として、ここに一万円札および五千円札についてエスクロー機能が設けられておらず、千円札のみについてエスクロー機能が与えられた券売機があるものとする。 両替が目的の客は、この券売機に一万円札を投入し、商品購入の操作を行うことなく返金の操作を行う。 券売機は、投入された一万円札を払い出すことができないので、10枚の千円札を払い出すことにより一万円分を返金するように動作する。 このようにして券売機を利用した両替が行われてしまう。 このような両替によって、券売機が収納している貨幣のなかでも特に入出頻度の高い金種がまとまった枚数で払い出されてしまうことから、すぐに釣り銭不足の状態に陥りやすい。
そこで、両替目的の使用が行われないようにすることを目的として、両替のための操作が行われたと判断した場合には、一旦、販売を停止して店員を呼ぶための動作が実行されるようにした構成を採る券売機が知られている(例えば特許文献1参照)。
上記の構成では、両替目的による券売機の使用を回避することはできるが、両替が行われようとするたびに店員が券売機にまで赴かなければならない。 さらに、客に返金を行うにあたっては、店員が鍵で券売機を開けて投入金額を確認する必要があり、商品販売の自動化による利便性や効率性などの利点が損なわれてしまうという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、両替目的による使用を回避するにあたり、返金に対応する店員の業務負担を軽減することが可能な券売機を提供することを目的とする
本発明は、入金および購入するアイテムの指定操作が行われることに応じて、前記指定されたアイテムに該当する券を発行する券売機において、特定金種の入金が行われ、当該特定金種の入金により購入するアイテムの指定操作が行われることなく釣り銭排出の操作が行われた場合には、少なくとも入金額を記載した返金票を発行する、ことを特徴とする券売機である。
この構成によれば、両替目的の操作によって釣り銭が払い出されることを防止することができる。 また、店員は、返金票により金額を確認して客に返金することができるので、券売機にまで赴く必要がなくなる。 これにより、返金に対応する店員の業務負担を軽減することができる。
また、本発明は、上記券売機において、前記返金票に対して発行連番を印字して発行することを特徴とする。
この構成によれば、店員は、返金を行う際に、前回返金を行った時の返金票の番号と今回の返金票の番号を比較することで、客が偽の返金票を使用して不正に返金を得ようとする行為を防止することができる。
また、本発明は、上記券売機において、前記アイテムの名称を印字した券を発行する印字発行部を備え、当該印字発行部が前記返金票の印字と発行を行うことを特徴とする。
この構成によれば、券売機により本来発行する食券などと返金票とを共通の印字発行部により発行するので、券売機の構成を簡単にすることができる。
また、本発明は、上記券売機において、前記返金票を発行した後は残高をゼロに設定し、次客のアイテムの購入に対応する入金を待機することを特徴とする。
この構成によれば、両替目的の操作が行われた場合でも、釣り銭を払い出すことなく、また店員の操作を必要とすることなく、次の客のアイテム購入に対応することができる。
また、本発明は、上記券売機において、返金票を発行するに際して、前記特定金種以外の金種の入金が行われている場合には、入金金額から前記返金票に印字された金額を減算した金額の払い出しを行うことを特徴とする。
この構成によれば、特定金種と他の金種を混在させた入金がなされた場合であっても、店員は特定金種のみの返金を行えば済む。
本発明によれば、両替目的による使用を回避するにあたり、返金に対応する店員の業務負担を軽減することが可能である。
図1は、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)としての券売機1の外観例を示している。 この券売機1は、例えば飲食店において客が商品(調理メニュー)に対応する食券を購入するために設置されるものである。
この図に示す券売機1において、その前面パネルの上側にはタッチパネル2が備えられる。 タッチパネル2には客が商品購入をはじめとする所定の操作を行うための画像が表示される。 客は、タッチパネル2に表示されたキーやボタンなどの画像に対して指を押し当てるようにタッチ操作を行っていくことで、例えば所望の商品の食券を購入することができる。
具体的に、本実施の形態のタッチパネル2における商品選択のための画像としては、調理メニュー(アイテム)ごとに対応して品名や価格などが示されたキーが表示される。 さらに、上記のキー表示とともに、「両替はできません」、「キーをタッチする前に先に入金してください」、「最後にお釣りボタンを押してください」などのメッセージが表示されるようになっている。
また、タッチパネル2の下側の前面パネルには、紙幣入札口3、硬貨投入口4、紙幣払出口5、硬貨払出口6、食券・返金票取出口7、お釣りボタン8、および呼出ボタン9が設けられる。
紙幣入札口3は入金に際して紙幣が投入され、硬貨投入口4には入金に際して硬貨が投入される。 紙幣払出口5からは、お釣りや返金などの払い出し金のうち紙幣が排出され、硬貨払出口6からは、払い出し金のうち硬貨が排出される。
食券・返金票取出口7からは食券または返金票が排出される。 客は、ここに排出された食券または返金票を取り出して店員に提出することで調理メニューを注文したり、返金を依頼することができる。 なお、返金票は、後述するように両替目的の使用であるとみなされる券売機1への操作が行われた場合に、券売機から払い出す現金に代えて発行されるものである。
お釣りボタン8は、お釣りの払い出しを指示するために操作されるボタンである。 呼出ボタン8は、例えば券売機1の動作にトラブルが生じているようなときに、客が店員を呼び出すために操作されるボタンである。
図2は、券売機1のシステム構成例を示している。 本実施の形態の券売機1のシステム構成としては、図示するように、CPU(Central Processing Unit)11、フラッシュメモリ12、RAM(Random Access Memory)13、タッチパネル2、操作キー部14、通信部15、印字発行部16、紙幣処理部17、および硬貨処理部18を備える。
CPU11は、券売機1のシステムを構成する各部を制御する。 RAM13は、主記憶装置に該当するものであり、CPU11が演算処理を実行する際の作業領域として用いられる。 特に本実施の形態に対応するデータとして、RAM13には、アイテム(調理メニュー)の名称に単価などの情報が対応付けられたアイテムファイル、食券や返金票の発行などの履歴(食券や返金票に付される連番を含む)が記録されたログファイルが記憶される。 また、RAM13においては、1回の入金に応じた入金金額、現在の残高などのデータを記憶する一時記憶エリアが設定される。
フラッシュメモリ12は、補助記憶装置に該当するものであり、CPU11が実行するプログラムのほか、CPU11が演算処理に際して利用する各種の設定データなどが記憶される。 なお、フラッシュメモリ12に代えて、例えばハードディスクなどの他の記憶装置が用いられてもよい。
タッチパネル2は、図1に示したように券売機1の本体の前面パネルに表出して設けられるものであり、CPU11の制御によって所定の画像が表示される。 また、CPU11は、タッチパネル2に対して行われた操作に応じて出力される操作信号に基づき所定の制御処理を実行する。
操作キー部14は、上記タッチパネル2以外の操作子であり、図1との対応では、お釣りボタン8および呼出ボタン9が該当する。 CPU11は、操作キー部14(お釣りボタン8、呼出ボタン9)に対して行われた操作に応じて、お釣りの払い出しや店員呼び出しのための制御処理を実行する。
通信部15は、外部との通信を実行するものであり、例えばネットワークまたは専用回線を経由してホストコンピュータと通信を行う機能を有する。 また、通信部15は店員が居る場所に設置された呼び出しブザーを鳴らすようにコントロールするための通信を行う機能を有する。
印字発行部16は、食券および返金票の用紙に対して必要な内容を印字(印刷)し、食券・返金票取出口7に排出させるための機構部を備えて構成される。 本実施の形態においては、このように1つの印字発行部16により食券と返金票とを共通に印字・発行するようにしていることで、構成の簡易化を図っている。 なお、食券および返金票の各印字内容はCPU11によって指示される。
紙幣処理部17は、紙幣に関する処理全般を行う。 具体的には、紙幣処理部17は、紙幣の鑑定処理として、紙幣入札口3から投入された紙幣の種別(以降において金種ともいう)を判定する。 また、紙幣処理部17は、紙幣入札口3から投入された紙幣の金種ごとに枚数をカウントする。 また、紙幣処理部17は、釣り銭の払い出しの際に、券売機1の内部に収納された紙幣のうちから必要な金種の紙幣を選別して紙幣払出口5から排出させる。
硬貨処理部18は、硬貨に関する処理全般を行う。 具体的には、硬貨処理部18は、紙幣処理部17と同様、硬貨の鑑定処理、硬貨の金種ごとの枚数カウント、券売機1の内部に収納された硬貨のうちから必要な金種の紙幣を選別して硬貨払出口6から排出させるなどの動作を実行する。
図3は、紙幣の入出機能に関する券売機1の構成を抜き出して示している。 この図に示すように、券売機1は、紙幣入出機能に関する構成として紙幣鑑定部21、紙幣収納庫30を備える。
紙幣鑑定部21は、図2の紙幣処理部17において紙幣鑑定のための処理を担う部分である。 この紙幣鑑定部21は、紙幣入札口3から投入された紙幣をセンサによりスキャンすることによって、その金種を判定する。 紙幣収納庫30は、図示するように、一万円札収納部31、五千円札収納部32、二千円札収納部33、および千円札収納部34を備えており、紙幣入札口3から投入された紙幣は、紙幣鑑定部21により判定された金種に応じた収納部に対して搬入される。
また、この図3に示されるように、紙幣収納庫30において二千円札収納部33および千円札収納部34は、紙幣払出口5へ紙幣を搬出可能とされている。 これに対して、一万円札収納部31および五千円札収納部32は、紙幣払出口5へ紙幣を搬出できないように構成されている。 すなわち、本実施の形態の券売機1は、すべての金種について紙幣を払い出し可能とするのではなく、例えば入出頻度が高い少額紙幣のみを払い出し可能なように構成している。 これにより、一部の金種の紙幣についてのみ、払い出しのための搬出機構などを設ければよいことになり、コストダウンを図ることができる。
図4は、券売機1が発行する食券100の印字(印刷)内容例を示している。 この図に示すように、食券100にはアイテム名称101、個数102、日時103、および券連番104が印字されている。 アイテム名称101には、客が購入した調理メニュー(アイテム)の名称が示され、個数102には、アイテム名称101に示される調理メニューの購入個数が示される。 日時103には、この食券100が発行された年月日および時刻が示される。 券連番104には、食券100の発行順にしたがって付される連番が示される。
図5は、券売機1が発行する返金票200の印字(印刷)内容例を示している。 返金票200は、両替目的による券売機1の使用が行われた場合に、両替に相当する現金の払い出しに代えて、店員から返金してもらうために用いられる伝票である。 この返金票200は、図示するように、金種201、枚数202、日時203、および票連番204が印字されている。 金種201には、返金すべき紙幣の金種が示される。 枚数102には、返金するにあたり必要とされる、上記金種201に示された金種の紙幣の枚数が示される。 日時203には、この返金票200が発行された年月日および時刻が示される。 票連番204には、発行順にしたがって返金票200に付される連番が示される。
図6のフローチャートは、本実施の形態の券売機1が実行する処理手順例を示している。 この図に示される処理は、CPU11がフラッシュメモリ12に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。
ステップS101においてCPU11は、紙幣入札口3または硬貨投入口4に対して紙幣または硬貨が投入されることにより入金が行われたか否かを判定し、入金が行われない場合には、ステップS102をスキップしてステップS103に進む。 これに対して、入金が行われたものと判定した場合には、ステップS102に進む。
ステップS102において、CPU11は、入金された紙幣と硬貨について各金種を判定する。 なお、紙幣の金種判定は紙幣鑑定部21(図5)により行う。 そして、CPU11は、金種判定結果に基づいて、判定された金種とこれら金種ごとの枚数のデータ(金種内訳データ)をRAM13の一時記憶エリアに記憶する。 また、CPU11は、金種判定結果に基づいて入金額を算出し、この入金額を残高としてRAM13の一時記憶エリアに記憶する。
ステップS103において、CPU11は、アイテム(調理メニュー)指定操作が行われたか否かを判定する。 なお、アイテム指定操作は、タッチパネル2に表示されるアイテムごとに対応したキーを客が選択して押すという操作である。 アイテム指定操作が行われたと判定された場合、CPU11は、次に説明するステップS104乃至S105の手順を実行してステップS101に戻る。 これに対して、アイテム指定操作が行われていないと判定した場合には、ステップS107に進む。
ステップS104において、CPU11は、入金額が今回指定操作されたアイテムの金額以上である場合、まず、印字発行部16により当該アイテム指定操作に応じた食券100の印字を実行させる。 このとき、CPU11は、食券100のアイテム名称101と個数102には、今回のアイテム指定操作により指定されたアイテムの名称と、その購入個数を印字させる。 前述したようにRAM13にはアイテムファイルが記憶されている。 CPU11は、今回行われたアイテム指定操作により指定されるアイテムの名称データ(印字用文字データ)をアイテムファイルから読み出し、この読み出した名称データの文字が印字されるように印字発行部16を制御する。 また、CPU11は、食券100の日時103には、現在の年月日および時刻、すなわち、今回のアイテム指定操作が行われた年月日および時刻を印字させる。 また、CPU11は、食券100の券連番104には、今回発行する食券100に付すべき券連番を印字させる。 次に、CPU11は、上記のように印字された食券100の発行を行う。 このために、CPU11は、印字発行部16を制御して、食券・返金票取出口7から食券100を排出させる。 また、CPU11は、上記のように食券100を発行したのに応じて、RAM13のログファイルにおいて記録される券連番をインクリメントして更新する。
続くステップS105において、CPU11は、上記ステップS104により食券100に印字した内容を、RAM13の一時記憶エリアに記憶されているログファイルに追加記録する。
次に、CPU11は、ステップS106において、今回の食券100の発行(すなわち食券の購入)に応じた入金額の残高を算出する。 この残高を算出するにあたっては、CPU11は、今回のアイテム指定操作により指定されたアイテム(調理メニュー)の単価および個数と、これまでの残高のデータを利用する。 単価については、今回のアイテム指定操作により指定されたアイテムに基づいてアイテムファイルから取得できる。 そして、CPU11は、このように算出された結果にしたがい、RAM13の一時記憶エリアに記録されている残高を更新する。 このステップS106の処理を実行した後はステップS101に戻る。
また、ステップS107において、CPU11は、残高が有る状態でお釣りボタン8の操作が行われたか否かを判定する。 ここで、お釣りボタン8の操作が行われないと判定した場合にはステップS119に進む。
ステップS119において、CPU11は、呼出ボタン9が操作されたか否かを判定する。 呼出ボタン9は、例えば、なんらかの故障の発生などに応じて客が店員を呼び出そうとする際に操作される。 ステップS119において呼出ボタン9の操作が行われないと判定された場合にはそのままステップS101に戻る。 これに対して、呼出ボタン9の操作が行われたと判定された場合には、CPU11は、ステップS120により店員を呼び出すための処理を実行する。 このための処理として、CPU11は、例えば券売機1の動作を停止させたうえで、通信部15を制御して、遠隔して設置されている店員呼び出し用のブザーに対してコマンドを送信する。 これに応じて店員呼び出し用のブザーが鳴り、店員に対して券売機1のところに赴くべきことが通知される。
一方、ステップS107においてお釣りボタン8の操作が行われた場合には、ステップS108に進む。 ステップS108において、CPU11は、例えばRAM13に記憶されるログファイルを参照して、入金が行われてから少なくとも1回のアイテム指定操作が行われたことを示す履歴(アイテム指定履歴)が存在するか否かを判定する。 ここで、アイテム指定履歴が有ると判定された場合は、入金後において少なくとも1回の食券の発行が行われていることになる。 これは、客が両替目的ではなく通常の食券購入のために券売機1を利用していることを意味する。 そこで、CPU11は、紙幣処理部17および硬貨処理部18を制御して、ステップS109によって、現在一時記憶エリアに記憶されている残高に応じた金額の釣り銭を紙幣払出口5および硬貨払出口6から排出させる。 すなわち、釣り銭の払い出しを行う。 また、これとともにCPU11は、ステップS110により、今回の入金に対応してRAM13に記憶されていた一時記憶エリアのデータをクリアする。 そして、ステップS101に戻る。
一方、ステップS108においてアイテム指定履歴が存在しないと判定された場合、CPU11は、ステップS111において、今回の入金に際して特定金種の紙幣が投入されたか否かを判定する。 ここでの特定金種とは、図3において説明したように、紙幣収納庫30から紙幣払出口5に排出させることができない金種を指す。 すなわち、この場合の特定金種は、一万円札および五千円札である。 また、特定金種が入金されたか否かについては、一時記憶エリアに記憶されている金種内訳データが示す紙幣の内訳に基づいて判定できる。
ステップS111において特定金種ではないと判定された場合は、紙幣が入金されていたとしても千円札または二千円札という少額紙幣であり、紙幣収納庫30からそのまま返金することができる。 このような場合には両替目的の利用としてはみなさなれない。 そこで、CPU11は、上記ステップS109およびS110の手順を実行してステップS101に戻る。
これに対して、ステップS111において特定金種が入金されていると判定された場合は、客が一万円札または五千円札という高額の紙幣を投入しており、かつ、入金後において一度も食券100を購入することなくお釣りボタン8を操作していることになる。 この場合には、両替目的による使用である可能性が高い。 また、客が両替目的を意図していなかったとしても、仮にお釣りボタン8の操作に応じて残高の払い出しをすると、一万円または五千円分の金額分が千円札で排出されることになるため、結果的に両替のための利用になってしまう。
そこで上記の場合に対応する処理として、CPU11は、まずステップS112において、今回のお釣りボタン8の操作が入金後において2回目のものであるか否かについて判定する。 ここで、2回目ではない(すなわち1回目である)と判定された場合には、ステップS113に進む。
ステップS113において、CPU11は、タッチパネル2に対する表示制御を行って、これまでのアイテムのキー表示とともに、商品の購入を促すメッセージをタッチパネル2の画面に表示させる。 すなわち、本実施の形態においては、客が両替を意図して操作を行っていたとしても、即座に返金票200を発行するのではなく、食券100の購入を促すようにしている。 このメッセージとしては、例えば「一万円札(または五千円札)の入金を確認しました。アイテム(メニュー)を選んでください。」のような内容とすればよい。 ステップS113によるメッセージ表示の後は、ステップS101に戻る。
一方、ステップS112において、お釣りボタン8の操作が2回目であると判定された場合には、ステップS114に進む。 ステップS114において、CPU11は、タッチパネル2に対する表示制御を行ってメッセージ画像の表示を行う。 図7は、タッチパネル2に表示されるメッセージ画像の内容例を示している。 この図に示されるように、メッセージ画像としては、メッセージ41、購入ボタン42、および返金ボタン43が表示される。 なお、この図に示す表示内容はあくまでも一例であり、例えばアイテムのキー表示とともにこれらのメッセージ画像が表示されるような形態としてもよい。
メッセージ41は、例えば「一万円の入金を確認しました。返金をご希望の場合には店員にお申し出ください。」のように、客に対して、返金してもらうためには店員に申し出る必要のある旨を伝える内容が文字によって表示される。
購入ボタン42は、客が食券を購入しようとする場合に操作すべきボタンである。 すなわち、本実施の形態においては、この段階で購入ボタン42を表示させることによって、再度、客に対して食券の購入を促すこととしている。 返金ボタン43は、客が食券の購入ではなく、あくまでも返金を希望する場合に操作するボタンである。
CPU11は、上記メッセージ画像を表示させた状態で購入ボタン42または返金ボタン43が操作されるのを待機し、いずれかのボタンの操作が行われると、ステップS115において、操作されたボタンは返金ボタン43であったか否かを判定する。 ここで、返金ボタン43ではなく、購入ボタン42が操作された場合には、ステップS101に戻る。 これにより、タッチパネル2の表示は食券購入のための通常の画像(例えば、アイテムのキー表示画面)に切り替えられる。 これに対して、返金ボタン43が操作された場合には、CPU11は、ステップS116以降の処理を実行する。
ステップS116において、CPU11は、返金票200の印字と発行を行う。 すなわち、CPU11は、印字発行部16により、次のように今回の返金ボタン43の操作に応じた返金票200の印字を実行させる。 金種201には入金された金種における特定金種の名称を印字させる。 枚数202には、金種201において示された金種の紙幣の投入枚数を印字させる。 なお、CPU11は、金種内訳データを参照することにより、金種201に印字すべき金種および枚数202に印字すべき枚数を認識することができる。
また、日時203には、今回の返金ボタン43に対する操作が行われた現在の年月日および時刻を印字させる。 また、票連番204には、今回発行する返金票200に付すべき票連番を印字させる。 次に、CPU11は、印字発行部16を制御して、上記のように印字された返金票200を食券・返金票取出口7から排出させる。 これとともに、CPU11は、RAM13のログファイルにおいて記録される票連番をインクリメントして更新する。
次にCPU11は、ステップS117において、上記ステップS116により返金票200に印字した内容を、RAM13の一時記憶エリアに記憶されているログファイルに追加記録する。
これまでの説明から理解されるように、本実施の形態の返金票200は、特定金種のみの返却に対応している。 すなわち、印字される金種201が特定金種のみに限定されている。 そのうえで、本実施の形態においては、例えば入金額が1万1千円で、一万円札が1枚で千円札が1枚となるような内訳の場合の返金に際しては、特定金種である一万円札を返金票200で発行し、残りの特定金種でない千円札は、券売機1から払い出すこととしている。
上記のように特定金種以外の残金を払い出すため、CPU11は、ステップS118において、今回の返金票200の発行に応じた入金額の残高を新たに算出する。 この残高は、今回発行した返金票200に記載されている返金金額の総額(金種201が示す金種の金額×枚数202が示す数)をこれまでの残高から減算することによって求めることができる。 この後、CPU11は、ステップS110において、先のステップS118により求められた残高分の金額を紙幣払出口5および硬貨投入口から払い出させるための制御を実行するとともに、ステップS109において一時記憶エリアのデータをクリアする。
上記のようにステップS116以降の処理が実行されることで、返金ボタン43の操作に応じて返金票200が食券・返金票取出口7から排出される。 また、入金額の内訳が上記のように特定金種と、特定金種以外の金種との組み合わせであった場合には、返金票200に示されていない特定金種以外の金種による返金額が紙幣払出口5および硬貨払出口6から現金で排出される。
客は、発行された返金票200を取り出すとともに、さらに払い出された残金があればこれも取り出すことになる。 この後、客が残りの金額を返金してもらうためには、取り出した返金票200を店員に渡す。 店員は、返金票200に印字されている金種と枚数とにより返金すべき金額をその場で確認することができる。 そして、店員は確認した金額をレジなどから引き出して客に返金すればよい。 つまり、店員は客からの返金に対応するためにわざわざ券売機にまで赴いてパネルを開け、そこから紙幣を取り出すというような面倒な作業から開放される。
また、従来においては、返金の操作が行われた場合には券売機が動作を停止して待機状態となってしまっていたため、必ず店員が券売機にまで赴いて動作を再開させねばならなかった。 さらに、まだ食券を購入していない客は動作が再開されるまで待たされてしまっていた。 これに対して、本実施の形態では、図6のステップS116〜S118により返金票200の発行に対応した処理を実行した後の券売機1は、ステップS109およびS110の処理を実行してステップS101に戻るようにされている。 すなわち、返金票200を発行した後は、残金をゼロに設定し、新たなアイテムの購入に対応して入金を待機する通常の状態に自動的に戻るようにされている。 このため、店員が動作を再開させるために券売機1まで来る手間も必要ない。 また、これから食券を購入する客が余計に待たされることもなくなる。
さらに本実施の形態の返金票200は、特定金種の返金のみに対応しており、特定金種以外の金種の残高は現金として券売機1から払い戻されるようにしている。 これにより、店員は、返金票200に示されている特定金種(一万円札または五千円札)の紙幣のみを扱って返金に応じればよく、特定金種以外の千円札や硬貨を扱う必要がない。 この点でも店員の負担は大幅に軽減される。
また、返金票200には票連番204が印字されているが、この票連番204の印字によって、偽造された返金票200の利用が防がれる。 すなわち、店員は、返金票200を渡された際、この票連番204に示される数が、処理済みとして保管してある返金票200の票連番204と連続しているかどうかを確認する。 これが連続していなければ、その返金票200は偽造されたものであると判断できる。
なお、これまでの説明において、食券の発行はアイテム指定操作のたびに行われるようにしている。 これに対して、例えば複数回のアイテム指定操作を予め受け付けておき、すべてのアイテム指定操作が完了したことに応じて一度に複数枚の食券を発行するように構成してもよい。 この構成において、指定したアイテムを取り消す操作が可能とされている場合には、すべての指定アイテムが取り消される場合も想定されるが、この場合には実質的にアイテムは指定されていないものとしてみなすことができる。 そこで、すべての指定アイテムが取り消された場合に対応する図6のステップS108での処理においては、アイテム指定操作が行われていないものとして判断することとする。
また、特定金種と特定金種以外の金種との双方を併用して入金したうえで、特定金種以外の金種に対応する金額以下で食券を購入してからお釣りボタン8が操作されるという場合も考えられる。 上記の操作が行われた場合、先に図6により説明した手順では、ステップS108においてアイテム指定操作の履歴が存在すると判定されるため、残高の払い出しが行われてしまう。 しかし、このような操作は両替目的でもあるとの考え方に基づけば、食券の購入後においても特定金種以上の金額が残っている状態はアイテム指定操作が行われなかったことに相当するものとして扱い、返金票200が発行されるようにすべきである。 このためには、図6のステップS108として、現在の残高が入金された特定金種に対応する総額よりも小さいか否かの判定も行うように構成すればよい。 ただし、店舗側としては、食券が購入されたのであれば、そのときに準備されている釣り銭を支払うことの意味はある。 この考え方に基づけば、先に図6により説明したままの手順でよい。 そこで、店舗ごとの方針に対応して、ステップS108に関して図6により説明したままの処理とするのか、あるいは、現在の残高が入金された特定金種に対応する総額よりも小さいか否かの判定を含めた処理とするのかを、選択可能に構成することも考えられる。
また、図6の手順では、お釣りボタン8の操作が2回行われてから返金票200を受け取ることができるようになっているが、返金票200を受け取ることができるまでのお釣りボタン8の操作回数については2回以外とされてもよい。 例えば、お釣りボタン8が1回操作されたのであれば、直ちに返金票200を受け取ることができる構成とすることも考えられる。
1 券売機 2 タッチパネル 3 紙幣入札口 4 硬貨投入口 5 紙幣払出口 6 硬貨払出口 7 食券・返金票取出口 8 お釣りボタン 9 呼出ボタン 12 フラッシュメモリ 14 操作キー部 15 通信部 16 印字発行部 17 紙幣処理部 18 硬貨処理部 21 紙幣鑑定部 30 紙幣収納庫 31 一万円札収納部 32 五千円札収納部 33 二千円札収納部 34 千円札収納部 100 食券 200 返金票
标题 | 发布/更新时间 | 阅读量 |
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