発明の詳細な説明 分野 本発明は、ビスコースの製造に高ヘミセルロースパルプを用いる方法、および、それから得られる繊維に関する。 説明 レーヨンの製造に用いられるパルプは、一般に88〜98%の高アルファセルロース含有率を有する。 アルファセルロースは、パルプを17.5%の水酸化ナトリウムで処理したときに溶解しないパルプの不溶性フラクションである。 そのようなパルプは溶解パルプと称される。 この程度の純度を得るには、製造業者はかなりの量のヘミセルロースを、例えば、クラフトパルプの蒸煮前の蒸気予備加水分解によって、または漂白プロセスにおける冷苛性アルカリ抽出によって、除去しなければならず、それによりかなりの製造コストがかかる。 濾過、紡糸、繊維特性において生じる問題や、望ましい反応性を得る程にパルプの形態学的構造が十分に変わっていないことから、高率のペントサンおよび他のヘミセルロースは、レーヨングレードパルプにおいては嫌がられる。 簡単に言えば、ビスコース法は次のとおりである。 浸漬、すなわちシルケット加工は、18%の水酸化ナトリウムを必要とし、垂直に挿入されたセルロースのバッチにおける穴あき鋼プレートを備えた油圧プレスでのシート浸漬において、あるいは約18%苛性アルカリ中の繊維スラリーが製造されるスラリー浸漬として行われる。 前者の操作はバッチ式であり、過剰の苛性アルカリは、苛性アルカリのドレーンを行い、次いで、アルカリセルロースを一定プレス重量比にプレスすることによって除去される。 スラリー浸漬操作は連続式またはバッチ式であり、その後、例えば、穴あきロールプレスまたはプレスロール付き真空フィルターによって、スラリーをプレスする。 この時点で、アルカリセルロースは約30%のセルロースおよび15%の水酸化ナトリウムを含有する。 その後、冷却されたシグマブレードシュレッダーでバッチ式に、あるいはディスクシュレッダーで連続的にアルカリセルロースクラムに細断する。 アルカリセルロースクラムは次に、最終製品用途に応じて、一定時間、15〜40℃で調整熟成し、重合度を400〜600に低下させる。 次に、キサントゲン酸化を、二硫化炭素が容器に挿入されるバレットまたはチャーン中で行う。 キサントゲン酸塩基の置換度が約0.4〜0.5となるのに20〜35℃で約3時間要する。 次に、キサントゲン酸塩クラムを苛性アルカリに溶解してセルロースキサントゲン酸塩の形のセルロースを含むビスコースを得る。 溶解は櫂形攪拌機を備えた容器中で行われる。 ビスコースは再生する前に、熟成、濾過、そして脱泡を行う。 セルロースは、ビスコースを、硫酸並びに硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アンモニウムおよび硫酸亜鉛などの塩を始めとする1または2連の凝固浴へ押出すことによって再生される。 浴の組成は望ましい効果により様々である。 一般的な浴は、約130g/L H 2 SO 4 、280g/L NaSO 4 、15g/L ZnSO 4および60g/L グルコースを含有する。 2つの浴を連続して用いるならば、第2の浴は再生を終えるために酸性であるが、第1の浴は酸性または主に塩の浴でもよい。 凝固浴の温度は約50℃に保ち、紡糸速度は約100m/分、浴移動は通常約25cm以上である。 紡糸口金孔の直径は0.05〜0.30mmで様々である。 糸当たりのフィラメント数は10〜1,000、レーヨンステープルファイバーの場合は50,000以下である。 現れた糸はゴデットホイールにより様々な速度差で延伸され、その後回転ボビンに巻かれるか、あるいは回転バケット中で遠心ケークとして集められるか、あるいはカッターへ供給される。 ボビン、ケークまたはカットステープルファイバーは次に洗浄、脱硫、漂白され、そして仕上げ処理される。 セロファン製造は、凝固段階まで編織用糸と同様であるが、苛性アルカリ取り扱いシステムが少し変わる。 ビスコースはスリットを通して1つまたは2つの凝固浴へ押出される。 第1の浴は塩を含有するだけでもよい。 セロファンウェッブは仕上げ浴を通過し、そのうちの1つはグリセロールを含み、他は可塑剤を含み、最後に乾燥機区分へ入り、そして積層、印刷、およびプラスチックフィルム、金属箔、紙または厚紙との結合物のように加工産業においてさらに加工される。 このたび、高ヘミセルロースレベルの実験非溶解グレードパルプ(以後、高ヘミセルロースレベルのパルプと呼ぶ)(従って、より低コストのパルプ)をビスコース処理に用いると溶解パルプに匹敵する繊維特性を得ることができることが分かった。 この方法では、高ヘミセルロースパルプを溶解グレードパルプと、シート浸漬法またはスラリー法のいずれかでブレンドする。 ヘミセルロースという用語は、木材中においてセルロースと結合している別群の低分子量炭水化物を指す。 線状ポリマーであるセルロースとは異なり、ヘミセルロースは非晶質で枝分かれしたポリマーである。 結合してヘミセルロースを形成する主な単純な糖は、D−グルコース、D−キシロース、D−マンノース、L−アラビノース、D−ガラクトース、D−グルクロン酸およびD−ガラクツロン酸である。 ここで用いるように、ヘミセルロースは、オーブン乾燥パルプ中のキシランおよびマンナンの重量%を指す。 ある態様では、高ヘミセルロースパルプは約12重量%以上のヘミセルロースを含有する。 別の態様では、パルプは約10重量%以上のヘミセルロースを含有する。 高ヘミセルロースという用語は、パルプのオーブン乾燥重量に基づくパルプ中の約10重量%以上のヘミセルロースを意味する。 オーブン乾燥重量は、パルプを105℃で1時間以上、乾燥させたことを意味する。 ある態様では、高ヘミセルロースパルプは溶解パルプとシート浸漬法でブレンドされる。 2つの異なるパルプは、浸漬プレス中の別々の区分にシート状で置かれても、あるいは別々の浸漬プレス中に置かれてもよい。 いずれの場合においても、浸漬し、そして一定プレス重量比(PWR)にシートをプレスした後、パルプを細断してアルカリセルロースクラムを得る。 別々の浸漬プレスからのアルカリセルロースクラムを混合してアルカリセルロースクラムブレンドを得る。 ブレンドは、アルカリセルロースシートを細断し、そして熟成した後に、あるいは2つの異なるパルプのそれぞれからのアルカリセルロースをセルロースの一定のD. P. に熟成した後に行いうる。 D. P. は重合度(Degree of Polymerization)を指し、セルロース分子中のD−グルコースモノマーの数を表す。 ある態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは溶解グレードパルプとパルプの総乾燥重量の50%レベル以下でブレンドされる。 別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは溶解グレードパルプとパルプの総乾燥重量の35%レベル以下でブレンドされる。 別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは溶解グレードパルプとパルプの総乾燥重量の20%レベル以下でブレンドされる。 さらに別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは溶解グレードパルプとパルプの総乾燥重量の10%レベル以下でブレンドされる。 高ヘミセルロースレベルの2種パルプの一般的な性質は表1に示す。 表2、2A、3および3Aは各種パルプブレンドのパルプおよびビスコース加工特性を示す。
パルプのブレンドから製造されたビスコース配合物の繊維特性は、溶解パルプのそれらと少なくとも同等である(表2Aおよび3A)。 ある態様では、高ヘミセルロースパルプを含むビスコースから製造した繊維の引張り強さは、溶解グレードパルプから製造したそれらと少なくとも同等である。 別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプと溶解グレードのパルプとのブレンドを含むビスコースから製造した繊維の引張り強さは、溶解グレードパルプ単独から製造した繊維の引張り強さと少なくとも同等である。 高ヘミセルロースのパルプからのみで製造した繊維の伸び率およびモジュラス(EKおよびEFとして示す)は、溶解グレードパルプと少なくとも同等である。 ある態様では、ヘミセルロースレベルの高いパルプを含むビスコースから製造した繊維の伸び率は、溶解グレードパルプ単独から製造したそれらと少なくとも同等である。 別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプおよび溶解グレードのパルプを含むビスコースから製造した繊維のモジュラスは、溶解グレードパルプ単独から製造したそれらと少なくとも同等である。 ビスコース繊維の化学組成を表4に示す。
別の態様では、パルプはスラリー法でブレンドする。 この場合、高ヘミセルロースレベルのパルプおよび溶解グレードのパルプはアルカリ性媒体へシート状で別々に加え、そして均質な繊維スラリーが得られるように十分に混合してもよい。 あるいは、各パルプは別々の浸漬容器へシート状で加え、そして浸漬容器中で粉解し、パルプを浸漬し、アルカリ性媒体の除去後、アルカリセルロース(AC)をプレスし、その後、アルカリセルロースを細断し、アルカリセルロースクラムとする。 この時点で、細断されたアルカリセルロースクラムは細断に続いてブレンドし、均質なアルカリセルロースブレンドとして熟成しても、あるいは一定のD. P. に別々に熟成し、その後、ブレンドしてもよい。 アルカリセルロースおよびビスコース特性を、表5に示す。
スラリー法におけるある態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは、パルプの総乾燥重量の50%以下の量で、溶解グレードパルプとブレンドされる。 別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは、パルプの総乾燥重量の35%以下の量で、溶解グレードパルプとブレンドされる。 別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは、パルプの総乾燥重量の20%以下の量で、溶解グレードパルプとブレンドされる。 さらに別の態様では、高ヘミセルロースレベルのパルプは、パルプの総乾燥重量の10%以下の量で、溶解グレードパルプとブレンドされる。 非溶解グレードパルプと高ヘミセルロースパルプとのブレンドに用いられる溶解パルプは、クラフト、亜硫酸塩またはコットンリンターのいずれでもよい。 クラフトパルプおよび亜硫酸塩パルプは、南部(southern)または北部(northern)の軟材(softwood)から製造しうる。 ここで使用し得る市販のパルプとしては、以下が挙げられる:S 18が6.01%、S 10が9.94%およびヘミセルロースレベルが〜2.3%である亜硫酸塩パルプ(Saiccor社);S 18が7.45%、S 10が11.72%およびヘミセルロースレベルが3.59%であるBeech亜硫酸塩パルプ(Lenzing社);S 18が5.43%、S 10が8.18%およびヘミセルロースレベルが3.19%である予備加水分解クラフトパルプ(Buckeye社);S 18が15.23%、S 10が16.81%およびヘミセルロースレベルが〜12.5%のおがくずから製造された実験改質クラフトパルプ(EKとする);および、S 18が13.78%、S 10が16.01%およびヘミセルロースレベルが〜12.5%のサザンパインチップから製造されたビスコース用の実験改質クラフトパルプ(EFパルプとする)。 使用する全てのパルプの分析特性を、表2および3に示す。 本明細書において定義されるS 18は100−R 18 (%)であり、R 18はパルプを18%苛性アルカリ溶液に溶解した後に残った非溶解物質の残量を意味し、%で表される。 S 10は100−R 10 (%)であり、R 10はパルプを10%苛性アルカリ溶液に溶解した後に残った非溶解物質の残量を意味し、%で表される。 一般に、10%苛性アルカリ溶液では、ヘミセルロースと化学的に分解された短鎖セルロースとが溶液に溶解され、除去される。 これに対して、18%苛性アルカリ溶液では、一般にヘミセルロースのみが溶解され、除去される。 従って、R 10値とR 18値との間の差は、パルプ試料中に存在する化学的に分解された短鎖セルロースの量を表す。 R 10値とR 18値はTAPPI235によって測定される。 ヘミセルロース(%)は、この出願に記載の方法によって測定され、そしてパルプまたは繊維中のマンナン(%)とキシラン(%)の合計を表す。 高ヘミセルロースの改質クラフトパルプ(EFと呼ぶ)は、循環ポンプ、アキュムレータおよび直接熱交換器等を含む補助装置を備えた特別に組み立てられた反応器を用いて、実験室での商業的連続脱リグニン化法で製造することができる。 反応器温度は、直接加熱および蒸煮液の連続循環によって調節することができる。 この方法では、反応器に標準量の当量の水分非含有木材を入れる。 任意の常圧予備スチーミング工程を蒸煮前に行ってもよい。 約50〜80%の量の蒸煮液を、希釈水と共に蒸解釜に入れ、目標の蒸煮液対木材比にする。 次に、反応器を含浸温度および圧力にし、目標時間そのままに維持する。 含浸時間の後、総量の約5〜15%である総蒸煮液の追加部分を反応器へ加える。 次に、反応器を蒸煮温度にし、目標時間そのままにして蒸煮の並流(co-current)部分をシミュレートする。 蒸煮の並流部分に続いて、蒸煮液の残りを一定速度で反応器へ加える。 速度は、目標時間およびこの蒸煮工程に用いられる蒸煮液の割合により決まる。 反応器は目標蒸煮温度に調節することができ、蒸煮の逆流(counter-current)部分シミュレーションの間そのままにする。 消費された蒸煮液は、次に、同じ一定速度で反応器から外部収集容器へ取り出すことができる。 蒸煮の終わりで、反応器をゆっくり減圧し、引火点より下に冷却する。 次に反応器を開き、蒸煮木材チップを集め、蒸煮液を排出し、洗浄し、スクリーンし、試験に備える。 高ヘミセルロースレベルのサザンパインチップ由来の改質クラフトパルプ(本出願においてEKパルプと呼ぶ)の製造に用いうる一般的な条件を、表6に示す。
漂白法 褐色原料パルプは、以下の量の化学添加剤を用いてODE P D段階を経て処理される。 ・酸素段階 水酸化ナトリウムを32kg/Tおよび過酸化物を13.6kg/Tの割合で加えた。 12%の苛性アルカリ濃度を用い、反応器の頂部トレーは約130℃であった。 ・D段階 二酸化塩素を10〜11.4kg/Tで加えた。 ・E p段階 苛性アルカリを約27.3kg/Tの割合で加えた。 過酸化水素は18.2kg/Tにあたる割合で加えた。 ・D段階 二酸化塩素を12.3kg/Tの割合で加えた。 このように処理されたパルプのヘミセルロース(キシランおよびマンナン)含有率は11.92%である。 別の実験では、比重が0.410の低比重木材を、クラフト法を用いてパルプ化し、その後、漂白し、様々な量の酸素で処理してその粘度を下げた。 低比重木材を用いて製造したパルプの成分は、ヘミセルロースの総ヘミセルロースレベル(12.7重量%)に対して、キシラン7.2%およびマンナン5.5%である。 表7に低比重木材の蒸煮からのパルプの一般的な性質を示す。
比重が0.495の一般的な木材チップに用いられるパルプ化条件を表8に示す。
表9に、非低比重木材から製造した一般的な木材チップを用いる3つの異なる蒸煮のパルプの一般的な性質を示す。 非低比重木材チップを用いて製造したパルプの成分は、キシラン5.7%およびマンナン5.9%であった。
パルプ化条件の例(改質クラフトパルプ、EK) 褐色原料おがくずパルプを工業規模M&D蒸解釜で製造した。 蒸解釜は約182℃で操作し、蒸解釜での平均滞留時間は約60分であった。 白液を蒸解釜での蒸煮液として使用した。 白液の滴定可能総アルカリ(TTA)はNa 2 Oとして115.2g/L、活性アルカリ(AA)はNa 2 Oとして99.2g/L、有効アルカリ(EA)はNa 2 Oとして81.6g/Lであった。 白液の硫化度はTTAの28%であった。 白液の比重は1.15であった。 北部軟材(northern softwood)おがくず無漂白アルカリ性クラフトパルプ(主な木材の種類はベイマツ、トウヒおよびロッジポールパイン)を記載の条件下、カッパ価21.0(TAPPI標準T236cm−85)、粘度110cp(TAPPI T230)(D.P.1264)、ヘミセルロース含有率14.1%±1.5%にて製造した。 褐色原料は、パプリサイクル段階中間D 0およびE P1を伴う、5段階D 0 E P1 D 1 E P2 D 2漂白を経て処理した。 D 0段階 68℃にて二酸化塩素レベル6.8〜9.5kg/ADMTを用いた。 パプリサイクル段階 この段階は、9.1kg/ADMTを用いて74℃にて12.0の目標pHで行った。 E P1段階 この段階は粘度を下げることが重要である。 過酸化物を22.7kg/ADMTで加えた。 苛性アルカリは84℃およびpH11.2にて22.7kg/ADMTで加えた。 D 1段階 ClO 2を12.5kg/ADMTで加えた。 E P2段階 過酸化物を50kg/ADMTおよび苛性アルカリを29.5〜31.8kg/ADMTで加えた。 D 2段階 二酸化塩素を5kg/ADMTのレベルで加えた。 シート浸漬に用いるためのパルプ製造 表2、2A、3および3Aに示す比率でブレンドしたパルプシートを、サザンパインチップから製造した改質クラフトパルプ(EFパルプと呼ぶ)と、北部軟材おがくずから製造した改質クラフトパルプ(EKパルプと呼ぶ)とから次のように製造した。 オーブン乾燥重量に基づき、表2、2A、3および3Aに示す比率の適量の溶解パルプと高ヘミセルロースパルプとを、Lightningミキサーを用いて3%コンシステンシーで水に分散した。 得られた繊維スラリーを30.5cm×30.5cmスクリーンに通して脱水し、脱水したマットをTAPPIプレスで2回プレスし、750g/m 2 、0.55g/m 3シートに蒸気乾燥させた。 例えば、「85%PHK15%EK」とは、パルプシートが、オーブン乾燥総重量の85%のPHKパルプと、オーブン乾燥総重量の15%の高ヘミセルロース非溶解グレードパルプとを含有することを意味する。 スラリー浸漬に用いるためのパルプ製造 溶解パルプとサザンパインチップから製造した高ヘミセルロースの非溶解グレードパルプ(EFパルプと呼ぶ)との繊維混合物、および溶解グレードパルプと北部軟材おがくずから製造した高ヘミセルロースレベルのパルプ(EKパルプと呼ぶ)との繊維混合物は、以下のとおりである。 オーブン乾燥重量に基づくかつ表5に示す比率の適量の溶解パルプおよび高ヘミセルロースパルプを、Lightningミキサーを用いて3%コンシステンシーで水に分散した。 得られた繊維スラリーは脱水し、遠心分離し、ピンミルで毛羽立たせ、空気乾燥させた。 得られた毛羽立ったパルプ繊維をスラリー浸漬に用いた。 シート浸漬 浸漬は、周囲温度にて40分間、表2および3に示すブレンドパルプシート12〜14枚および18%苛性アルカリを用いて浸漬プレス中で行った。 シートは、プレス重量比(PWR)に60秒で30バールの圧力にてBlashkeプレスでプレスした。 プレス重量比(PWR)は、セルロースの初期オーブン乾燥重量で割ったアルカリセルロースの最終重量と定義される。 オーブン乾燥重量は少なくとも1時間105℃で乾燥した後の試料の重量である。 細断/熟成 アルカリセルロースシートは実験室用リファイナーに通して細断し、細断したアルカリセルロースクラムは28℃で熟成して580の目標D. P. にする(CED、銅エチレンジアミン溶液)。 D. P. はSCAN−CM−15:88によって測定した。 この試験では、商業的な銅エチレンジアミン(cuene)溶液1モル/Lを、25℃にて、cuene(1モル/L)/水の50/50混合物中において0.2%の濃度で用いた。 D. P. の式は次のとおりであった。 D. P. <950:η=0.42×D. P. D. P. >950:η=2.28×D. P. 0.76 AC中のアルカリおよびセルロースは次のように測定した。 5gのACおよび25mlの1N H 2 SO 4をフラスコ中で混合し、15分後、水で希釈した。 さらに5分後、混合物を指示薬としてメチルオレンジを用いて1N NaOHで滴定した。 アルカリ(%)は、((25−c)×4)/Wとして計算した。 式中、cはNaOHの濃度であり、Wは試料の重量である。 AC中のセルロースは、AC分析の沈殿セルロースをガラス濾過器上で十分に洗浄し、セルロースを105℃で乾燥することによって測定した。 セルロース(%)は、(w×100)/Wとして計算した。 式中、wは乾燥試料の重量であり、WはACの重量である。 キサントゲン酸化/溶解/濾過 AC(アルカリセルロース)クラムを回転ボトルの中で乾燥キサントゲン酸化した。 ACクラムをボトルに導入し、ボトルを真空にした。 乾燥セルロースの28重量%のCS 2をびんに導入し、キサントゲン酸化を28℃で1.5時間続けた。 キサントゲン酸セルロースの溶解は、キサントゲン酸塩クラムを0.1%ヘミセルロース含有苛性アルカリと2時間、2〜12℃で混合して、8.5%セルロース、6%苛性アルカリ28%CS 2ビスコース溶液にすることによって行った。 浸漬用のビスコース溶液は、開口部がそれぞれ20、10および5μmの3つのフィルタースクリーンを有するサウスウエスト・スクリーン・アンド・フィルター(ベルギー)を使用して濾過した。 濾過能力を得るために、400ml管をビスコースで満たし、2バールの圧力を4cm 2の表面積全体にわたって加え、15±2 l/minの空気透過度を有する濾紙を使用する。 この試験では、最初の20分で濾過されたビスコースの量をg(a)で測定し、そして次の20〜60分でビスコースをg(b)で測定する。 これらの値に基づいて、濾過能力はKW=100000×(2−b/a)/(a+b)として計算され、KRは、次式による粘度補正濾過能力である:KR=F×KW/η 0.4 [式中、ηは3.18mmボールのボール落下時間(秒)であり、Fは4cm 2のフィルター面積である]。 KWおよびKRの良好な濾過能力範囲は500以下である。 ビスコースは20〜25℃で8°H範囲に熟成させた。 Hはホッテンロート度または数であり、希釈ビスコースに加えて標準条件下で初期凝固を誘導するのに必要な10%塩化アンモニウムのml数を表す。 この試験では、20gのビスコースを30mlの水で希釈し、10%塩化アンモニウム溶液で凝固まで滴定した。 キサントゲン酸塩基の置換度(D.S.)は混合直後のビスコースで測定した。 ボール落下粘度、濾過値および粒子カウントは20時間熟成した後に測定した。 ボール落下粘度は、20cm直径のシリンダー中で20℃にて、3.18mm鋼ボールがビスコース中を20cm落下するのに要する時間(秒)である。 粒子カウントは、PAMAS粒子カウンターで測定した。 キサントゲン酸塩基のD. S. (置換度)は次のように測定した。 1gのビスコースを100mlの冷水に溶解し、次に、冷却下、硫化水素がCO 2流中の酢酸鉛(2)紙で検出されないところまでCO 2を溶液に供給する。 次に、デンプンを指示薬として用いて溶液を0.02%ヨウ素溶液で滴定する。 ガンマ値は(a×32.4)/W×bとして計算する。 式中、aは0.02%ヨウ素溶液の体積であり、bはビスコース中のセルロースであり、Wは試料の重量である。 ビスコース中のアルカリおよびセルロースは次のように測定した。 2〜3gのビスコースを正確に量り、100mlの水に溶解した。 20mlの0.5N NH 2 SO 4を加え、混合物を振とうした。 30分後、メチルレッドを指示薬として用いて混合物を0.5N NaOHで滴定し、アルカリ含有率を、アルカリ(%)=((20−a)×2)/Wとして計算した。 式中、aは消費された0.5N NaOHの体積であり、Wはビスコース試料の重量である。 ビスコース中のセルロース含有率は、3gのビスコースをスライドの上に正確に量り、ビスコースを第2のスライドで薄いフィルムにプレスすることによって測定した。 2枚のスライドを分離し、各スライドを50℃で15分間乾燥し、そして10%H 2 SO 4を含有する浴に浸す。 次に、フィルムを十分に洗浄し、105℃で乾燥し、ビスコース中のセルロース含有率を計算する。 紡糸 ビスコースは、70μm孔を有する40孔紡糸口金を通して、80g/L硫酸、240g/L硫酸ナトリウムおよび30g/L硫酸亜鉛の凝固浴へ48℃で紡糸した。 50g/L硫酸および20g/L硫酸ナトリウムを含有する分解浴を用いた。 単繊維タイターは2.8dtexであった。 洗浄は第1合わせロールで周囲温度にて、そして第2および第3合わせロールで60℃にて行った。 フィラメントはStocko MW5866で仕上げた。 2つのロールは100℃〜70℃で一度に乾燥した。 収縮率は1.5%、延伸比は1.2そして紡糸速度は40m/分であった。 スラリー浸漬 SaiccorパルプをEFパルプとブレンドする場合、各パルプをまず水に分散し、次に、2つの繊維混合物を単一混合物へブレンドし、攪拌、脱水し、そしてシートにした。 得られたシートは空気乾燥し、一定重量のパルプを、17.8%水酸化ナトリウムを含有するスラリー浸漬容器へ導入し、攪拌してシートを崩壊し、45℃で30分間浸漬した。 PHKパルプを用いる場合、パルプをまず1.25×1.25cm 2にカットし、そしてシート状EFパルプと共にスラリー媒体中で崩壊させた。 次に、得られたスラリーを前記のように処理した。 いずれの場合も、得られたスラリーを排出してアルカリセルロースを回収し、そして2.95のPWRにプレスした。 プレスしたアルカリセルロースは次に高速シュレッダーで細断してアルカリセルロースクラムにした。 ACクラムは46.5℃で熟成し、粘度をTAPPI T25によって測定した。 キサントゲン酸化はセルロースの乾燥重量に基づいて28重量%の二硫化炭素を用いて31℃で60分間行った。 得られたキサントゲン酸塩クラムは、苛性アルカリに溶解して9.0/5.5/28という組成のビスコースにした。 得られたビスコース溶液は18℃で熟成し、1枚のモスリンクロス、1枚のワットマン54濾紙および2枚のカントンフランネルを含むフィルターパックを用いて熟成ビスコースの濾過性能を測定した。 モスリンおよびフランネルは米国のセラネス社から得た。 この方法では、濾液の体積を10分毎に記録し、(時間)対(時間/体積)のグラフをプロットして勾配を得る。 糖分析 この方法は、パルプおよび木材試料を製造および分析するための、高性能陰イオン交換クロマトグラフィーおよびパルス電流滴定(HPAEC/PAD)を用いる下記のパルプ糖の定量測定に適用される:フコース、アラビノース、ガラクトース、ラムノース、グルコース、キシロースおよびマンノース。 方法の概要 パルプ糖のポリマーを、硫酸を用いる加水分解によってモノマーに変換する。 試料を粉砕し、重量を測定し、加水分解し、200mLの最終体積に希釈し、濾過し、再び希釈し(1.0mL+8.0mL H 2 O)、HPAEC/PADによる分析のために調製する。 サンプリング、試料の取り扱いおよび保存 湿った試料は空気乾燥するか、あるいは25±5℃でオーブン乾燥する。 必要な装置・オートクレーブ、Market Forge、Model#STM−E、Serial#C−1808 ・100×10mL Polyvials、septa、caps、Dionex Cat#55058 ・回転水浴振とう機、Model G76または同等物・±0.01mgまで計量できる秤、例えばMettler HL52分析秤・中型トーマス−ウイレイ実験室粉砕機、40メッシュスクリーン・NAC1506真空オーブンまたは同等物・0.45μGHPフィルター、ゲルマン型A/E、(4.7cmガラス繊維フィルターディスク、有機結合剤非含有) ・注入リップを供えた厚肉試験管、2.5×20cm ・Comply SteriGage Steam Chemical Integrator ・4つの溶媒流入口を有するGP 50 Dionex金属非含有勾配ポンプ・金作用電極およびソリッドステート参照電極を有するDionex ED40パルス電流検知器・カラム、ED40電池およびインジェクターループを含む熱区分を有するDionex自動試料採取器・1−Lプラスチックボトルを備えたDionex PC10空気圧溶媒添加装置・溶媒流出口およびヘリウムガス流入キャップを有する32−L Dionexポリエチレン溶媒ボトル・CarboPac PA1(Dionex P/N 035391)イオン交換カラム、4mm×250mm ・CarboPac PA1ガードカラム(Dionex P/N 043096)、4mm×50mm ・Type HA 0.45uフィルターまたは同等物を備えたミリポア溶媒濾過装置 必要な試薬・H 2 O、全てミリポアH 2 Oである。 ・72%硫酸溶液(H 2 SO 4 ) − 183mLの水を2−Lエルレンマイヤーフラスコに移す。 フラスコを、フード付きラバーメイド管の氷の中に入れて冷却する。 470mLの96.6%H 2 SO 4をフラスコに、攪拌しながら、ゆっくりかつ注意深く注ぐ。 溶液を冷却する。 5mLディスペンサーを有するボトルに注意深く移す。 ディスペンサーは1mLに設定する。 ・JTベーカー50%水酸化ナトリウム溶液、Cat. No. Baker3727−01、[1310−73−2] ・Dionex酢酸ナトリウム、無水(82.0±0.5g/1L H 2 O)、Cat. No. 59326、[127−09−3] 標準液 内部標準 フコースはクラフトおよび溶解パルプ試料に用いる。 2−デオキシ−D−グルコースは木材パルプ試料に用いる。 ・フコース(内部標準):12.00±0.005gのフコース(シグマCat.No.F2252、[2438−80−4])を、200.0mL H 2 Oに溶解して、60.00±0.005mg/mLの濃度にする。 この標準液は冷蔵庫で貯蔵する。 ・2−デオキシ−D−グルコース(内部標準):12.00±0.005gの2−デオキシ−D−グルコース(フルカCat.No.32948g[101−77−9])を、200.0mL H 2 Oに溶解して、60.00±0.005mg/mLの濃度にする。 この標準液は冷蔵庫で貯蔵する。 クラフトパルプストック標準溶液
クラフトパルプ希釈標準溶液(working solution) 各糖を別々に有効数字4桁で計量し、同じ200mLメスフラスコへ移す。 糖を少量の水に溶解する。 水で分量にし、十分に混合し、内容物を2つのきれいな4オンスアンバーボトルに移す。 ラベルを貼り、冷蔵庫で貯蔵する。 希釈標準液は次表のようにつくる。
溶解パルプストック標準溶液
溶解パルプ希釈標準溶液 各糖を別々に有効数字4桁で計量し、同じ200mLメスフラスコへ移す。 糖を少量の水に溶解する。 水で分量にし、十分に混合し、内容物を2つのきれいな4オンスアンバーボトルに移す。 ラベルを貼り、冷蔵庫で貯蔵する。 希釈標準液は次表のようにつくる。
木材パルプストック標準溶液
1mLのフコース溶液を200mLフラスコへ計量分配し、最終体積にする。 最終濃度は0.3mg/mLとなる。 木材パルプ希釈標準溶液 クラフトパルプストック溶液並びにフコースおよびラムノースストック溶液を用いる。 希釈標準液は次表のようにつくる。
手順試料調製 0.2±0.05g試料をウイレイミル40メッシュスクリーンサイズで粉砕する。 〜200mgの試料を40mLテフロン(登録商標)容器およびキャップへ移す。 真空オーブンで50℃にて一晩乾燥する。 1.0mLの72%H 2 SO 4を、ブリンクマンディスペンサーを備えた試験管へ加える。 端を丸くしたガラスまたはテフロン(登録商標)攪拌棒で1分間、攪拌および圧潰する。 回転水浴振とう機の加熱を作動させる。 設定は次のとおりである: 加熱:高 コントロールサーモスタット:7℃ 安全サーモスタット:25℃ 速度:オフ 振とう機:オフ 試験管ラックを回転水浴振とう機に入れる。 各試料は、20〜40分の間に1回、40〜60分の間に再度、そして60〜80分の間に再度の3回攪拌する。 試料は90分後に取り出す。 1.00mLの内部標準(フコース)をクラフト試料へ計量分配する。 ホイルがオートクレーブ内でとれないように試料および標準液フラスコをアルミニウムホイルでしっかり覆う。 Comply SteriGage Steam Chemical Integratorをオートクレーブ内のラック上に置く。 圧力14〜16psi(95〜105kPa)、温度>260℃で60分間オートクレーブに入れる。 試料をオートクレーブから取り出す。 試料を冷却する。 200mLメスフラスコに試料を移す。 2−デオキシ−D−グルコースを木材試料に加える。 フラスコを水で最終体積にする。 (クラフトおよび溶解パルプ試料の場合) 試料のアリコートをGHP0.45μフィルターに通して濾過して16mLアンバーバイアルへ入れる。 (木材パルプ試料の場合) 粒子を沈降させる。 10mLの試料を上部から取り出し、粒子を乱さないようし、試料のアリコートをGHP0.45μフィルターに通して濾過し、16mLアンバーバイアルに入れる。 ラベルをメスフラスコからバイアルへ移す。 濾過した試料のアリコート1.00mLを水8.0mLと共にジオネックスバイアルに加える。 試料はDionex AS/500システムで操作する。 クロマトグラフィー手順は以下のとおりである。 クロマトグラフィー手順溶媒の調製 溶媒Aは、ヘリウムでのガスシール(システムのオンまたはオフに関係なく維持する)下でインストールされる前に、攪拌しながら20分間ヘリウムを拡散(sparge)させ、蒸留、脱イオンした水(18megオーム)である。 溶媒Bは、400mM NaOHである。 溶媒Bボトルをマークまで水で満たし、攪拌しながら20分間ヘリウムを拡散させる。 適量の50%NaOHを加える。 (50.0gNaOH/100g溶液) * (1モルNaOH/40.0gNaOH) * (1.53g溶液/1mL溶液) * (1000mL溶液/1L溶液)=50/50(w/w)のNaOHの容器中19.1M NaOH。 0.400M NaOH * (1000mL H 2 O/19.1M NaOH)=20.8mL NaOH 便宜上、20.8mLは端数を切り捨てる: 19.1M * (20.0mL×mL)=0.400M NaOH×mL=956mL 溶媒Dは、200mM酢酸ナトリウムである。 18メグオーム水を用い、約450mLの脱イオン水をジオネックス酢酸ナトリウム容器に加える。 上部を置き換え、内容物が完全に溶解するまで振とうする。 酢酸ナトリウム溶液を1Lメスフラスコへ移す。 500mL酢酸ナトリウム容器を約100mLの水ですすぎ、すすぎ水をメスフラスコへ移す。 すすぎは2回繰り返す。 すすぎの後、メスフラスコの内容物を1Lのマークまで水を満たす。 溶離溶液を十分に混合する。 360±10mLを2Lメスシリンダーに量り入れる。 1800±10mLにする。 0.45pm、Type HA膜を有するミリポア濾過装置を用いてこれを濾過し、2000mLサイドアームフラスコに入れる。 これを溶媒Dボトルに加え、20分間攪拌しながらヘリウムを散布する。 ポストカラムでの添加溶媒は、300mM NaOHである。 これをポスト−カラムに加えるとpH>12.3で陰イオンとしての糖の検出が可能となる。 15±0.5mLの50%NaOHをメスシリンダーに移し、水中で960±10mLにする。 (50.0gNaOH/100g溶液) * (1モルNaOH/40.0gNaOH) * (1.53g溶液/1mL溶液)(1000mL溶液/1L溶液)=50/50w/wNaOHの容器中19.1M NaOH。 0.300M NaOH * (1000mL H 2 O/19.1M NaOH)=15.7mL NaOH 15.7mLは端数を切り捨てる: 19.1M * (15.0mL×mL)=0.300M NaOH×mL=956mL (956mLは960mLに四捨五入する。0.300M NaOHの領域におけるpH値は安定しているので、水を正確に956mLにする必要はない。) AS50スケジュールを設定する。 全試料の注入体積は5uL、注入タイプは「フル」、カット量は10uL、注入速度は3、全試料および標準液は試料タイプ「試料」である。 重量および内部標準値は全て1に設定する。 試験開始時に5つの標準液を次の順序で試験する: 標準A1デイト標準B1デイト標準C1デイト標準D1デイト標準E1デイト 最後の試料を試験した後、中レベルの標準液を再度連続較正検証(calibration verification)として試験する。 対照試料を開始および終了標準液試験の間の試料スポットで試験する。 試料を試験する。 計算 パルプ糖の重量%の計算・糖の標準化面積=[(糖面積)×(μg/mLフコース)]/(フコース面積) ・IS補正された糖量(μg/mL)=[(糖の標準化面積)−(切片)]/(勾配) ・モノマー糖重量(%)=[(IS−補正された糖量(μg/mL)]/試料重量(mg)}×20 (アラビノースの場合) ・モノマー糖重量%={(0.15μg/mLアラビノース)/70.71mgアラビノース}×20=0.043% ・ポリマー重量(%)=(試料糖の重量%)×(0.88) (アラビナンの場合) ・ポリマー糖重量(%)=(0.043重量%)×(0.88)=0.038重量(注)キシロースおよびアラビノース量は88%で、フコース、ガラクトース、ラムノース、グルコースおよびマンノースは90%で補正されている。 オーブン乾燥に基づく糖%を、結果として報告する。 本発明の様々な態様を説明してきた。 本技術分野における当業者であればここに記載の広い概念から逸脱することなく同等の置き換えができるであろう。 従って、本発明は請求の範囲の定義によってのみ制限されるものである。 |