発泡体シートエレメントならびにその生産のためのプロセスおよび金型

申请号 JP2017206189 申请日 2017-10-25 公开(公告)号 JP2018075366A 公开(公告)日 2018-05-17
申请人 プロプライアテクト・エル.ピー.; 发明人 パスカル・ロッシー; エドガード・エー.・サン・ミゲル;
摘要 【課題】快適性、感触の改良された、車両用シートの提供。 【解決手段】シートエレメント300は、A−表面305と、A−表面305に対向するB−表面310とを備える。A−表面は、相対的にテクスチャが付いていない。シートエレメント300は、発泡体基材315を備える。発泡体基材315は、キャビティー320を備え、キャビティー320は、テクスチャの付いた内部表面325から構成されており、テクスチャの付いた内部表面325は、テクスチャの付いていない内部表面330に対して離隔した関係にある。テクスチャの付いた内部表面325は、一連のピーク部327と谷底部329とから構成されている。この点に関して、使用される表現法では、「ピーク部」は、キャビティー320の中へ方向付けられ、一方、「谷底部」は、キャビティー320から離れる方向に方向付けられる。 【選択図】図7
权利要求

発泡体基材を備えるパッド付きエレメントであって、前記発泡体基材は、その中に配設されている第1の内部表面と、前記第1の内部表面に対向する第2の内部表面とを有しており、前記第1の内部表面は、前記発泡体基材の外側表面と前記第2の内部表面との間に置かれており、前記第1の内部表面および前記第2の内部表面のうちの少なくとも1つが、テクスチャの付いた部分を備える、パッド付きエレメント。前記第1の内部表面が、テクスチャの付いた部分を備え、前記第2の内部表面が、実質的にテクスチャが付いていない、請求項1に記載のパッド付きエレメント。前記第1の内部表面が、実質的にテクスチャが付いておらず、前記第2の内部表面が、テクスチャの付いた部分を備える、請求項1に記載のパッド付きエレメント。前記第1の内部表面と前記第2の内部表面の両方が、テクスチャの付いた部分を備える、請求項1に記載のパッド付きエレメント。前記第1の内部表面と前記第2の内部表面とが、前記パッド付きエレメントの静止位置において、離間した関係にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記第1の内部表面と前記第2の内部表面とが、前記パッド付きエレメントの静止位置において、接触関係にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、成形される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、単一の発泡体部分から成形される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記テクスチャの付いた部分が、複数のピーク部部分と複数の谷底部部分とを備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。それぞれのピーク部部分が、頂点部分を備える、請求項9に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分が、第1の尖った部分を備える、請求項10に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備える、請求項10に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分が、第1の平坦な部分を備える、請求項10に記載のパッド付きエレメント。それぞれの谷底部部分が、最下点部分を備える、請求項9〜14のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記最下点部分が、第2の尖った部分を備える、請求項14に記載のパッド付きエレメント。前記最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備える、請求項14に記載のパッド付きエレメント。前記最下点部分が、第2の平坦な部分を備える、請求項14に記載のパッド付きエレメント。それぞれのピーク部部分が、頂点部分を備え、それぞれの谷底部部分が、最下点部分を備える、請求項9に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分と前記最下点部分とが、同じプロファイルを備える、請求項18に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分と前記最下点部分とが、異なるプロファイルを備える、請求項18に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分が、第1の尖った部分を備える、請求項18〜20のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備える、請求項18〜20のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記頂点部分が、第1の平坦な部分を備える、請求項18〜20のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記最下点部分が、第2の尖った部分を備える、請求項18〜23のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備える、請求項18〜23のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記最下点部分が、第2の平坦な部分を備える、請求項18〜23のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長い、請求項9〜26のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分が、互いに対して実質的に平行に配設されている、請求項27に記載のパッド付きエレメント。前記複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長い、請求項9〜28のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して横断する方向に配設されている、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されている、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して直交して配設されている、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して横断する方向に配設されている、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されている、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して直交して配設されている、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長く、前記複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長い、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分と前記複数の谷底部部分とが、実質的に平行な関係で配設されている、請求項36に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分が、複数の実質的に直立した突出部に備えられる、請求項9〜29のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。それぞれの突出部の断面が、長方形を備える、請求項38に記載のパッド付きエレメント。それぞれの突出部の断面が、台形を備える、請求項38に記載のパッド付きエレメント。それぞれの突出部の断面が、左右対称的な台形を備える、請求項38に記載のパッド付きエレメント。それぞれの突出部の断面が、オジーブ形状を備える、請求項38に記載のパッド付きエレメント。隣接する突出部の断面が、スカラップ形状を備える、請求項38に記載のパッド付きエレメント。隣接する突出部の間の谷底部部分の断面が、スカラップ形状を備える、請求項38に記載のパッド付きエレメント。それぞれの突出部が、交差ボールトの形状を備える、請求項38に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、実質的に同じ形状を備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、実質的に同じ寸法を備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、実質的に同じ形状と同じ寸法とを備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、異なる形状を備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、異なる寸法を備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、異なる形状と異なる寸法とを備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、実質的に同じ形状と異なる寸法とを備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の突出部が、異なる形状と同じ寸法とを備える、請求項38〜45のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。少なくとも2つの谷底部部分が、互いに接続されている、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の谷底部部分が、互いに接続されている、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。少なくとも2つの谷底部部分が、互いから独立している、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数の谷底部部分が、互いから独立している、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。少なくとも2つのピーク部部分が、互いに接続されている、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分が、互いに接続されている、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。少なくとも2つのピーク部部分が、互いから独立している、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記複数のピーク部部分が、互いから独立している、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記テクスチャの付いた部分が、第1の刻み目のあるパターンを備える、請求項9〜53のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記テクスチャの付いた部分が、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、前記第1の刻み目のあるパターンと、前記第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して横断する関係で配設されている、請求項9〜62のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記テクスチャの付いた部分が、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、前記第1の刻み目のあるパターンと、前記第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して直交する関係で配設されている、請求項9〜62のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記テクスチャの付いた部分が、第1の歯状パターンを備える、請求項9〜62のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記テクスチャの付いた部分が、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、前記第1の歯状パターンと、前記第2の歯状パターンとが、互いに対して横断する関係で配設されている、請求項9〜62のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記テクスチャの付いた部分が、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、前記第1の歯状パターンと、前記第2の歯状パターンとが、互いに対して直交する関係で配設されている、請求項9〜62のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。座席表面エレメントが、複数のセクションを備え、それぞれのセクションが、複数のピーク部部分と、複数の谷底部部分とを備える、請求項9〜67のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分が、同じである、請求項68に記載のパッド付きエレメント。それぞれのセクションの中の前記複数の谷底部部分が、同じである、請求項68に記載のパッド付きエレメント。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分、および、前記複数の谷底部部分が、同じである、請求項68に記載のパッド付きエレメント。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分が、異なっている、請求項68に記載のパッド付きエレメント。それぞれのセクションの中の前記複数の谷底部部分が、異なっている、請求項68に記載のパッド付きエレメント。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分、および、前記複数の谷底部部分が、異なっている、請求項68に記載のパッド付きエレメント。前記複数のセクションの一対の隣接するセクションの少なくとも一部分を分離する少なくとも1つの溝部をさらに備える、請求項68〜74のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、イソシアネートベースの発泡体を備える、請求項1〜75のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、ポリウレタン発泡体を備える、請求項1〜75のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、ポリオレフィンベースの発泡体を備える、請求項1〜75のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、ポリプロピレン発泡体を備える、請求項1〜75のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、ポリエチレン発泡体を備える、請求項1〜75のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、均一な密度を備える、請求項1〜80のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。前記発泡体基材が、可変の密度を備える、請求項1〜80のいずれか一項に記載のパッド付きエレメント。請求項1〜82のいずれか一項に記載のパッド付きエレメントを備えるシートエレメント。前記外側表面と前記第1の内部表面とをその中に備えた座席表面部分を備える、請求項83に記載のシートエレメント。請求項83〜84のいずれか一項に記載のシートエレメントを備える車両用シート。請求項83〜84のいずれか一項に記載のシートエレメントを備える車両用シート座部。請求項83〜84のいずれか一項に記載のシートエレメントを備える車両用シート背部。請求項83〜84のいずれか一項に記載のシートエレメントを備えるシート座部。請求項83〜84のいずれか一項に記載のシートエレメントを備えるシート背部。成形されたエレメントの生産のための金型であって、前記金型は、金型キャビティーを画定するために係合可能な第1の金型部分と第2の金型部分とを備えており、前記金型は、少なくとも1つのインサートエレメントをさらに備え、前記インサートエレメントは、テクスチャの付いた表面を有し、成形されたエレメントの中で互いに対して対向する第1の内部表面と第2の内部表面とを生成するように構成されている、金型。前記テクスチャの付いた表面が、複数のピーク部部分と、複数の谷底部部分とを備える、請求項90に記載の金型。それぞれのピーク部が、頂点部分を備える、請求項91に記載の金型。前記頂点部分が、第1の尖った部分を備える、請求項92に記載の金型。前記頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備える、請求項92に記載の金型。前記頂点部分が、第1の平坦な部分を備える、請求項92に記載の金型。それぞれの谷底部が、最下点部分を備える、請求項91に記載の金型。前記最下点部分が、第2の尖った部分を備える、請求項96に記載の金型。前記最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備える、請求項96に記載の金型。前記最下点部分が、第2の平坦な部分を備える、請求項96に記載の金型。それぞれのピーク部が、頂点部分を備え、それぞれの谷底部が、最下点部分を備える、請求項91に記載の金型。前記頂点部分と前記最下点部分とが、同じプロファイルを備える、請求項100に記載の金型。前記頂点部分と前記最下点部分とが、異なるプロファイルを備える、請求項100に記載の金型。前記頂点部分が、第1の尖った部分を備える、請求項100〜102のいずれか一項に記載の金型。前記頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備える、請求項100〜102のいずれか一項に記載の金型。前記頂点部分が、第1の平坦な部分を備える、請求項100〜102のいずれか一項に記載の金型。前記最下点部分が、第2の尖った部分を備える、請求項100〜105のいずれか一項に記載の金型。前記最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備える、請求項100〜105のいずれか一項に記載の金型。前記最下点部分が、第2の平坦な部分を備える、請求項100〜105のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長い、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分が、互いに対して実質的に平行に配設されている、請求項109に記載の金型。前記複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長い、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して横断する方向に配設されている、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されている、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して直交して配設されている、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して横断する方向に配設されている、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されている、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、前記第1の一連と前記第2の一連とが、互いに対して直交して配設されている、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長く、前記複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長い、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分と前記複数の谷底部部分とが、実質的に平行な関係で配設されている、請求項118に記載の金型。前記複数のピーク部部分が、複数の実質的に直立した突出部に備えられる、請求項91〜108のいずれか一項に記載の金型。それぞれの突出部の断面が、長方形を備える、請求項120に記載の金型。それぞれの突出部の断面が、台形を備える、請求項120に記載の金型。それぞれの突出部の断面が、左右対称的な台形を備える、請求項120に記載の金型。それぞれの突出部の断面が、オジーブ形状を備える、請求項120に記載の金型。隣接する突出部の断面が、スカラップ形状を備える、請求項120に記載の金型。隣接する突出部の間の谷底部部分の断面が、スカラップ形状を備える、請求項120に記載の金型。それぞれの突出部が、交差ボールトの形状を備える、請求項120に記載の金型。前記複数の突出部が、実質的に同じ形状を備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。前記複数の突出部が、実質的に同じ寸法を備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。前記複数の突出部が、実質的に同じ形状と同じ寸法とを備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。前記複数の突出部が、異なる形状を備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。前記複数の突出部が、異なる寸法を備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。前記複数の突出部が、異なる形状と異なる寸法とを備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。前記複数の突出部が、実質的に同じ形状と異なる寸法とを備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。前記複数の突出部が、異なる形状と同じ寸法とを備える、請求項120〜127のいずれか一項に記載の金型。少なくとも2つの谷底部部分が、互いに接続されている、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。前記複数の谷底部部分が、互いに接続されている、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。少なくとも2つの谷底部部分が、互いから独立している、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。前記複数の谷底部部分が、互いから独立している、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。少なくとも2つのピーク部部分が、互いに接続されている、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分が、互いに接続されている、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。少なくとも2つのピーク部部分が、互いから独立している、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。前記複数のピーク部部分が、互いから独立している、請求項91〜135のいずれか一項に記載の金型。座席表面成形エレメントが、第1の刻み目のあるパターンを備える、請求項91〜143のいずれか一項に記載の金型。座席表面成形エレメントが、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、前記第1の刻み目のあるパターンと、前記第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して横断する関係で配設されている、請求項91〜143のいずれか一項に記載の金型。座席表面成形エレメントが、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、前記第1の刻み目のあるパターンと、前記第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して直交する関係で配設されている、請求項91〜143のいずれか一項に記載の金型。座席表面成形エレメントが、第1の歯状パターンを備える、請求項91〜143のいずれか一項に記載の金型。座席表面成形エレメントが、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、前記第1の歯状パターンと、前記第2の歯状パターンとが、互いに対して横断する関係で配設されている、請求項91〜143のいずれか一項に記載の金型。座席表面成形エレメントが、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、前記第1の歯状パターンと、前記第2の歯状パターンとが、互いに対して直交する関係で配設されている、請求項91〜143のいずれか一項に記載の金型。座席表面エレメントが、複数のセクションを備え、それぞれのセクションが、複数のピーク部部分と、複数の谷底部部分とを備える、請求項91〜143のいずれか一項に記載の金型。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分が、同じである、請求項150に記載の金型。それぞれのセクションの中の前記複数の谷底部部分が、同じである、請求項150に記載の金型。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分、および、前記複数の谷底部部分が、同じである、請求項150に記載の金型。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分が、異なっている、請求項150に記載の金型。それぞれのセクションの中の前記複数の谷底部部分が、異なっている、請求項150に記載の金型。それぞれのセクションの中の前記複数のピーク部部分、および、前記複数の谷底部部分が、異なっている、請求項150に記載の金型。前記少なくとも1つのインサートエレメントが、前記第1の金型部分および前記第2の金型部分のうちの1つに付けられている、請求項90〜156のいずれか一項に記載の金型。前記少なくとも1つのインサートエレメントが、前記第1の金型部分および前記第2の金型部分のうちの1つまたは両方に対して可動であり、前記成形されたエレメントの離型を容易にする、請求項90〜157のいずれか一項に記載の金型。前記少なくとも1つのインサートエレメントが、前記第1の金型部分および前記第2の金型部分のうちの1つまたは両方に対して枢動自在に可動であり、前記成形されたエレメントの離型を容易にする、請求項90〜157のいずれか一項に記載の金型。前記第1の金型部分が、蓋部であり、前記第2の金型部分が、ボウル部である、請求項90〜156のいずれか一項に記載の金型。前記少なくとも1つのインサートエレメントが、前記ボウル部に付けられている、請求項160に記載の金型。前記少なくとも1つのインサートエレメントが、前記ボウル部に対して可動であり、前記成形されたエレメントの離型を容易にする、請求項161に記載の金型。前記少なくとも1つのインサートエレメントが、前記ボウル部に対して枢動自在に可動であり、前記成形されたエレメントの離型を容易にする、請求項161に記載の金型。前記金型が、複数のインサートエレメントを備え、それぞれのインサートエレメントが、テクスチャの付いた表面を備える、請求項90〜163のいずれか一項に記載の金型。請求項90〜164のいずれか一項に記載の前記金型の中で成形されるエレメントの生産のためのプロセスであって、 (i)前記金型キャビティーの中に成形用組成物を注入するステップと、 (ii)前記少なくとも1つのインサートエレメントを前記成形用組成物で実質的に完全に取り囲むステップと、 (ii)前記成形用組成物を硬化させ、前記成形されたエレメントを生産するステップと を備える、プロセス。請求項90〜164のいずれか一項に記載の前記金型の中で発泡させられるエレメントの生産のためのプロセスであって、 (i)前記金型キャビティーの中に発泡性組成物を注入するステップと、 (ii)前記発泡性組成物を膨張させるステップと、 (iii)前記少なくとも1つのインサートエレメントを前記発泡性組成物で実質的に完全に取り囲むステップと を備える、プロセス。前記発泡性組成物が、液体である、請求項166に記載のプロセス。前記発泡性組成物が、発泡性のポリウレタン組成物を備える、請求項166に記載のプロセス。発泡させられる前記エレメントが、シートエレメントである、請求項166〜168のいずれか一項に記載のプロセス。前記発泡させられるエレメントが、車両用シート座部である、請求項166〜168のいずれか一項に記載のプロセス。前記発泡させられるエレメントが、車両用シート背部である、請求項166〜168のいずれか一項に記載のプロセス。

発泡体基材を備えるパッド付きエレメントであって、前記発泡体基材は、その中に配設されている第1の内部表面と、前記第1の内部表面に対向する第2の内部表面とを有しており、前記第1の内部表面は、前記発泡体基材の外側表面と前記第2の内部表面との間に置かれており、前記第1の内部表面および前記第2の内部表面のうちの少なくとも1つが、テクスチャの付いた部分を備える、パッド付きエレメント。

说明书全文

関連出願の相互参照 本出願は、35USC.§119(e)の下で、2011年7月14日に出願された仮特許出願S.N.61/457,943の利益を主張し、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。

その態様の1つでは、本発明は、発泡体シートエレメント、好ましくは、発泡体車両用シートエレメントに関する。その態様の別の例では、本発明は、発泡体シートエレメント、好ましくは、車両用シートエレメントを生産するためのプロセスに関する。その態様のさらなる別の例では、本発明は、成形されたエレメント、好ましくは、成形された発泡体シートエレメント、より好ましくは、成形された発泡体車両用シートエレメントを生産するための金型に関する。

自動車などのような車両の乗客シートは、典型的に、所望の形状へ成形され、かつ、適当なトリムカバーでカバーされた発泡体(通常は、ポリウレタン発泡体)材料から組み立てられている。発泡体材料は、弾性のあるシートを提供することによって乗客の快適性を提供するように選択され、トリムカバーは、所望の審美的特性を提供するように選択される。

最近では、車両用シートなどのようなシートが、以下のうちの1つまたは複数をシートに与えるように開発されている。すなわち、快適性、環境制御、乗員検出などである。

特に注目を集めてきた1つの領域は、2つの密度から構成される、または、2つの硬度から構成されるシートコンポーネントを提供することであり、そのシートコンポーネントは、シートの周囲部分が、より密度が高いか、または、より硬く、それによって、体に密着する感触、または、「包まれる」感触を乗員に与える。このことは、比較的に高速で方向転換が達成され得るように設計される高性能の車両において、特に重要である。しかし、シートによって提供される支持と乗員の快適性とのバランスを取る挑戦が進行中である。

2つの密度から構成される、または、2つの硬度から構成されるシートエレメントは、生産するのに費用がかかり、多くの場合は、異なる硬度の特性を有することが重要であると認められる範囲だけ、シートの支持表面の感触を変更する。換言すれば、従来の2つの密度から構成される、または、2つの硬度から構成されるシートエレメントは、可変の密度または硬度を提供するための概して粗いアプローチを使用する。

さらに、2つの(もしくは、複数の)密度から構成される、または、2つの(もしくは、複数の)硬度から構成されるシートは、典型的に、2つ以上のタイプの発泡体(例えば、成形、フリーライズ(free rise)、ビーズなど)の使用を必要とし、それらは、典型的に、別々に生産されて一緒に固定され、最終的なシート製品の生産時間とコストとを増加させる。代替的に、特定の2つの(もしくは、複数の)硬度から構成されるシートは、成形することによって、または、そうでなければ、インサート(例えば、ワイヤーコンポーネント、フレキソレーター(flexolator)など)を発泡体基材に固定することによって、作製される。

国際公開第WO2006/102751号[San Miguelら(San Miguel)]は、発泡体シートエレメントと、その生産のための金型と、金型を製造するための方法とを教示している。San Miguelによって教示されている発泡体シートエレメントは、1つまたは複数のテクスチャの付いた表面(同じか、または、異なる)が生成されている座席表面を備える。そのようなテクスチャの付いた表面を提供することによって、単一密度の部分において、「2つの硬度から構成される」(または、複数の硬度から構成される)快適性または感触を実現することを可能にし、それは、シートエレメントの中に複数の密度から構成される発泡体ピースを使用して都合よく実現される。San Miguelのアプローチの利点のうちの1つは、従来のいわゆるプラスパッディング(plus padding)の代替として、柔らかい感触タッチをシートエレメントに与えることが可能であるということである。

San Miguelの教示は、当分野の進歩を表しているが、依然として改善の余地がある。

具体的には、San Miguelの教示を車両用の車シートに適用するときに、車両用シートのいわゆるA−表面に、1つまたは複数のテクスチャの付いた表面を生成することは、従来的である。これを行うときに、テクスチャの付いた表面が、発泡体シートエレメントをカバーするために使用されているトリムカバー(皮革、または、椅子張り材料)を通して感じられ得るか、または、見られ得る可能性がある。また、これは、当分野において、「リードスルー(read through)」としても知られている。自動車会社は、車両用シートの適合と仕上げとのための仕様と要求とを継続的に向上させており、車両用シートにおける「リードスルー」の発生は、不利益であると考えられている。

したがって、一方では、San Miguel(すなわち、単一密度の発泡体を使用しながら、発泡体エレメントの表面において、快適性または感触の異なるゾーンを有する能力)の技術的利点を維持し、他方では、車両用シートに適用されるときに、発泡体エレメントのA−表面における「リードスルー」の発生を除去または軽減する、発泡体エレメントを有することが望ましいこととなる。

多大な資本支出の要求なしに、そのような改善を実施することができるのであれば、とりわけ有利であることとなる。

本発明の目的は、上述の先行技術の不利益のうちの少なくとも1つを除去または軽減することである。

したがって、その態様のうちの1つでは、本発明は、発泡体基材を備えるパッド付きエレメントを提供し、発泡体基材は、その中に配設されている第1の内部表面と、第1の内部表面に対向する第2の内部表面とを有しており、第1の内部表面は、発泡体基材の外側表面と第2の内部表面との間に置かれており、第1の内部表面および第2の内部表面のうちの少なくとも1つが、テクスチャの付いた部分を備える。

その態様の別の例では、本発明は、成形されたエレメントの生産のための金型を提供し、金型は、金型キャビティーを画定するために係合可能な第1の金型部分と第2の金型部分とを備えており、金型は、少なくとも1つのインサートエレメントをさらに備え、インサートエレメントは、テクスチャの付いた表面を有し、成形されたエレメントの中で互いに対して対向する第1の内部表面と第2の内部表面とを生成するように構成されている。

好適な実施形態では、パッド付きエレメントが、シートエレメントに備えられる。この好適な実施形態では、シートエレメントが、成形された発泡体シートエレメントを備えることが好ましく、成形された発泡体エレメントが、単一の発泡体部分を備えることがより好ましい。そのような成形された発泡体エレメントを本発明のシートエレメントの中で使用する利点は、第1の内部表面と第2の内部表面とのうちの1つの表面、または、両方の表面にスキンが存在するということである。スキンの存在は、表面(例えば、1mmの深さ)において、内部表面から遠くにある中央領域またはコア領域と比較して、より大きい密度を有する(第1および/または第2の)内部表面によって特徴付けられる。密度は、ASTM D−3574を使用して決定することが可能である。任意の特定の理論または作用機構によって拘束されることを望まないが、そのようなスキンの存在が(例えば、ピーク部が、単に、座席表面エレメントに接着され、かつ/または、谷底部が、単に、座席表面エレメントの切り取りである場合とは異なるので)、支持と快適性との望ましい組み合わせをシートエレメントの乗員に与えるということが信じられている。

したがって、本発明者は、「リードスルー」の発生を除去または軽減しながら、San Miguelに説明されている利益を実現することが可能なアプローチを発見した。具体的には、シートエレメントの形式の本発明のパッド付きエレメントでは、内部境界面が、発泡体基材の本体の中に配設されている一対の内部表面の間に生成され、内部表面のうちの少なくとも1つに、テクスチャが付いている。非常に好適な実施形態では、発泡体基材の本体の中に配設されている一対の内部表面は、(例えば、一方の内部表面がテクスチャの付いた部分を有し、もう一方の内部表面にはテクスチャが付いていないということを提供することによって、)発泡体基材の中に1つまたは複数のキャビティーを形成させるために組み合わせられる。そのようなテクスチャの付いた表面を提供することは、(静止しているとき、または、乗員がシートの上に座っているときのいずれかに、)下方との間(between below)、または、発泡体エレメントのA−表面から遠くに、接触する境界面を生成する。この境界面は、座席エレメントの露出された表面とは異なる特性を有する。この内部境界面アプローチを発泡体エレメントの1つまたは複数のゾーンに採用することによって、たとえ、その外側表面の外観には、比較的にテクスチャが付いていない可能性があるとしても、快適性と感触との異なる品質を発泡体エレメントの外側表面(例えば、車両用シートエレメントのA−表面)に与えることが可能である。この様式では、上述の「リードスルー」の発生が、除去または軽減される。

多数の異なる実施形態が、このアプローチを採用するために使用されることが可能である。

第1に、発泡体基材とは別々のピースである発泡体座席エレメントを有することが可能である。代替的に、単一の金型の中の発泡体基材によって発泡体座席部分を生成することが可能であり、いわゆる折り畳まれる構造の生産を結果として生じさせ、折り畳まれる構造は、(発泡体座席エレメントと発泡体基材を生産するために別々のツールを必要とする第1の実施形態と比較して、)発泡体エレメント全体を生産するために単一のツールの使用を可能にする。これらの実施形態の両方は、発泡体座席エレメントと発泡体基材との中の実質的に補完的な一対の内部表面の使用を可能にする。

とりわけ好適な代替的な実施形態は、1つまたは複数のタング(または、インサート)エレメントを有する金型の使用に関し、タング(または、インサート)エレメントは、単一のピースの発泡体の中のその場所で上述の境界面を生産する。このアプローチの1つの利点は、金型コストと製造コスト(労働コストに関する)とが、最適化されるということである。さらに、タングエレメントは、既存の金型に改造して組み込むことが可能であり、それによって、特別注文の金型を作る必要なく、および、関連する資本コストを負担する必要なく、本発明の実施を可能にする。

発泡体エレメントが単一ピースの発泡体であるか、または、第1の内部表面と第2の内部表面とが、別々のピースの発泡体に備えられているかにかかわらず、上述されている第1の内部表面と第2の内部表面とを含有する発泡体エレメントは、同じか、または異なることが可能である。上述されている第1の内部表面と第2の内部表面を含有する発泡体エレメントが異なる場合には、それは、発泡体のための異なる製剤を注ぎ込むことによって実現することが可能である。第1の内部表面と第2の内部発泡体表面とのための発泡体エレメントにおいて、以下のうちの1つまたは複数に関して、異なるという結果が好ましい。すなわち、密度、硬さ、押込力たわみ、吸音、音響透過損失、ヒステリシス、引張強度、および、それらのうちの2つ以上の組み合わせである。

当然ながら、当業者は、本願明細書に基づいて、本発明のシートエレメントから生じる他の利点を認識することとなる。

本発明の実施形態が、添付の図面を参照して説明されることとなり、同様の参照番号は同様のパーツを示している。

本発明のシートエレメントの第1の実施形態の斜視図。

図1に図示されているシートエレメントの断面図。

図2に図示されているシートエレメントの拡大部分を示す図。

本発明のシートエレメントの第2の実施形態を示す図。

図4に図示されているシートエレメントの断面図。

図4に図示されている最終的なシートエレメントの生産を示す図。

本発明のシートエレメントの第3の実施形態を生産するときに使用するのに適切な金型の斜視図。

図7に図示されている金型を使用する、本発明のシートエレメントの第3の実施形態の生産を連続的な様式で示す図。

図7に図示されている金型を使用する、本発明のシートエレメントの第3の実施形態の生産を連続的な様式で示す図。

図7に図示されている金型を使用する、本発明のシートエレメントの第3の実施形態の生産を連続的な様式で示す図。

図7に図示されている金型を使用する、本発明のシートエレメントの第3の実施形態の生産を連続的な様式で示す図。

図7に図示されている金型を使用する、本発明のシートエレメントの第3の実施形態の生産を連続的な様式で示す図。

図7〜図12に図示されている金型とシートエレメントとの修正例を示す図。

図7〜図12に図示されている金型とシートエレメントとの修正例を示す図。

本発明の第3の実施形態によるシートエレメントの断面図。

本発明の実施形態が、添付の図面を参照して説明されることとなり、図面において、同様の参照番号は、同様のパーツを示している。その態様のうちの1つでは、本発明は、発泡体基材を備えるパッド付きエレメントに関し、発泡体基材は、その中に配設されている第1の内部表面と、第1の内部表面に対向する第2の内部表面とを有しており、第1の内部表面は、発泡体基材の外側表面と第2の内部表面との間に置かれており、第1の内部表面および第2の内部表面のうちの少なくとも1つが、テクスチャの付いた部分を備える。パッド付きエレメントの好適な実施形態は、以下の特徴のいずれかのうちの任意の1つ、または、任意の2つ以上の組み合わせを含むことが可能である。

第1の内部表面が、テクスチャの付いた部分を備え、第2の内部表面が、実質的にテクスチャが付いていないということ、 第1の内部表面が、実質的にテクスチャが付いておらず、第2の内部表面が、テクスチャの付いた部分を備えるということ、 第1の内部表面と第2の内部表面の両方が、テクスチャの付いた部分を備えるということ、 第1の内部表面と第2の内部表面とが、パッド付きエレメントの静止位置において、離間した関係にあるということ、 第1の内部表面と第2の内部表面とが、パッド付きエレメントの静止位置において、接触関係にあるということ、 発泡体基材が、成形されるということ、 発泡体基材が、単一の発泡体部分から成形されるということ、 テクスチャの付いた部分が、複数のピーク部部分と複数の谷底部部分とを備えるということ、 それぞれのピーク部部分が、頂点部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の尖った部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の平坦な部分を備えるということ、 それぞれの谷底部部分が、最下点(nadir)部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の尖った部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の平坦な部分を備えるということ、 それぞれのピーク部部分が、頂点部分を備え、それぞれの谷底部部分が、最下点部分を備えるということ、 頂点部分と最下点部分とが、同じプロファイルを備えるということ、 頂点部分と最下点部分とが、異なるプロファイルを備えるということ、 頂点部分が、第1の尖った部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の平坦な部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の尖った部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の平坦な部分を備えるということ、 複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長いということ、 複数のピーク部部分が、互いに対して実質的に平行に配設されているということ、 複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長いということ、 複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して横断する方向に配設されているということ、 複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されているということ、 複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して直交して配設されているということ、 複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、第1の一連および第2の一連が、互いに対して横断する方向に配設されているということ、 複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されているということ、 複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して直交して配設されているということ、 複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長く、複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長いということ、 複数のピーク部部分と複数の谷底部部分とが、実質的に平行な関係で配設されているということ、 複数のピーク部部分が、複数の実質的に直立した突出部に備えられるということ、 それぞれの突出部の断面が、長方形を備えるということ、 それぞれの突出部の断面が、台形を備えるということ、 それぞれの突出部の断面が、左右対称的な台形を備えるということ、 それぞれの突出部の断面が、オジーブ形状を備えるということ、 隣接する突出部の断面が、スカラップ形状を備えるということ、 隣接する突出部の間の谷底部部分の断面が、スカラップ形状を備えるということ、 それぞれの突出部が、交差ボールトの形状を備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ形状を備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ寸法を備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ形状と同じ寸法とを備えるということ、 複数の突出部が、異なる形状を備えるということ、 複数の突出部が、異なる寸法を備えるということ、 複数の突出部が、異なる形状と異なる寸法とを備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ形状と異なる寸法とを備えるということ、 複数の突出部が、異なる形状と同じ寸法とを備えるということ、 少なくとも2つの谷底部部分が、互いに接続されているということ、 複数の谷底部部分が、互いに接続されているということ、 少なくとも2つの谷底部部分が、互いから独立しているということ、 複数の谷底部部分が、互いから独立しているということ、 少なくとも2つのピーク部部分が、互いに接続されているということ、 複数のピーク部部分が、互いに接続されているということ、 少なくとも2つのピーク部部分が、互いから独立しているということ、 複数のピーク部部分が、互いから独立しているということ、 テクスチャの付いた部分が、第1の刻み目のあるパターンを備えるということ、 テクスチャの付いた部分が、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して横断する関係で配設されているということ、 テクスチャの付いた部分が、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して直交する関係で配設されているということ、 テクスチャの付いた部分が、第1の歯状パターンを備えるということ、 テクスチャの付いた部分が、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとが、互いに対して横断する関係で配設されているということ、 テクスチャの付いた部分が、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとが、互いに対して直交する関係で配設されているということ、 座席表面エレメントが、複数のセクションを備え、それぞれのセクションが、複数のピーク部部分と、複数の谷底部部分とを備えるということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分が、同じであるということ、 それぞれのセクションの中の複数の谷底部部分が、同じであるということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分および複数の谷底部部分が、同じであるということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分が、異なっているということ、 それぞれのセクションの中の複数の谷底部部分が、異なっているということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分および複数の谷底部部分が、異なっているということ、 パッド付きエレメントが、複数のセクションの一対の隣接するセクションの少なくとも一部分を分離する少なくとも1つの溝部をさらに備えるということ、 発泡体基材が、イソシアネートベースの発泡体を備えるということ、 発泡体基材が、ポリウレタン発泡体を備えるということ、 発泡体基材が、ポリオレフィンベースの発泡体を備えるということ、 発泡体基材が、ポリプロピレン発泡体を備えるということ、 発泡体基材が、ポリエチレン発泡体を備えるということ、 発泡体基材が、均一な密度を備えるということ、および/または、 発泡体基材が、可変の密度を備えるということ。

好適な実施形態では、パッド付きエレメントは、シートエレメントの形式である。この好適な実施形態では、シートエレメントが、外側表面と第1の内部表面とをその中に備えた座席表面部分を備えるということがさらに好ましい。

さらに一層好適な実施形態では、本発明は、上述のシートエレメントを備える車両用シートに関する。これは、車両用シート座部、車両用シート、または、これらの両方を備える完全な車両用シートを含む。

その態様の別の例では、本発明は、成形されたエレメントの生産のための金型に関し、金型は、金型キャビティーを画定するために係合可能な第1の金型部分と第2の金型部分とを備えており、金型は、少なくとも1つのインサートエレメントをさらに備え、インサートエレメントは、テクスチャの付いた表面を有し、成形されたエレメントの中で互いに対して対向する第1の内部表面と第2の内部表面とを生成するように構成されている。金型の好適な実施形態は、以下の特徴のいずれかのうちの任意の1つ、または、任意の2つ以上の組み合わせを含むことが可能である。

テクスチャの付いた表面が、複数のピーク部部分と、複数の谷底部部分とを備えるということ、 それぞれのピーク部が、頂点部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の尖った部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の平坦な部分を備えるということ、 それぞれの谷底部が、最下点部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の尖った部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の平坦な部分を備えるということ、 それぞれのピーク部が、頂点部分を備え、それぞれの谷底部が、最下点部分を備えるということ、 頂点部分と最下点部分とが、同じプロファイルを備えるということ、 頂点部分と最下点部分とが、異なるプロファイルを備えるということ、 頂点部分が、第1の尖った部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の丸みを帯びた部分を備えるということ、 頂点部分が、第1の平坦な部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の尖った部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の丸みを帯びた部分を備えるということ、 最下点部分が、第2の平坦な部分を備えるということ、 複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長いということ、 複数のピーク部部分が、互いに対して実質的に平行に配設されているということ、 複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長いということ、 複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して横断する方向に配設されているということ、 複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されているということ、 複数のピーク部部分が、第1の一連の細長いピーク部部分と、第2の一連の細長いピーク部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して直交して配設されているということ、 複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して横断する方向に配設されているということ、 複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して平行でないように配設されているということ、 複数の谷底部部分が、第1の一連の細長い谷底部部分と、第2の一連の細長い谷底部部分とを備え、第1の一連と第2の一連とが、互いに対して直交して配設されているということ、 複数のピーク部部分の中のそれぞれのピーク部部分が、実質的に細長く、複数の谷底部部分の中のそれぞれの谷底部部分が、実質的に細長いということ、 複数のピーク部部分と複数の谷底部部分とが、実質的に平行な関係で配設されているということ、 複数のピーク部部分が、複数の実質的に直立した突出部に備えられるということ、 それぞれの突出部の断面が、長方形を備えるということ、 それぞれの突出部の断面が、台形を備えるということ、 それぞれの突出部の断面が、左右対称的な台形を備えるということ、 それぞれの突出部の断面が、オジーブ形状を備えるということ、 隣接する突出部の断面が、スカラップ形状を備えるということ、 隣接する突出部の間の谷底部部分の断面が、スカラップ形状を備えるということ、 それぞれの突出部が、交差ボールトの形状を備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ形状を備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ寸法を備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ形状と同じ寸法とを備えるということ、 複数の突出部が、異なる形状を備えるということ、 複数の突出部が、異なる寸法を備えるということ、 複数の突出部が、異なる形状と異なる寸法とを備えるということ、 複数の突出部が、実質的に同じ形状と異なる寸法とを備えるということ、 複数の突出部が、異なる形状と同じ寸法とを備えるということ、 少なくとも2つの谷底部部分が、互いに接続されているということ、 複数の谷底部部分が、互いに接続されているということ、 少なくとも2つの谷底部部分が、互いから独立しているということ、 複数の谷底部部分が、互いから独立しているということ、 少なくとも2つのピーク部部分が、互いに接続されているということ、 複数のピーク部部分が、互いに接続されているということ、 少なくとも2つのピーク部部分が、互いから独立しているということ、 複数のピーク部部分が、互いから独立しているということ、 座席表面成形エレメントが、第1の刻み目のあるパターンを備えるということ、 座席表面成形エレメントが、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して横断する関係で配設されているということ、 座席表面成形エレメントが、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとを備え、第1の刻み目のあるパターンと、第2の刻み目のあるパターンとが、互いに対して直交する関係で配設されているということ、 座席表面成形エレメントが、第1の歯状パターンを備えるということ、 座席表面成形エレメントが、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとが、互いに対して横断する関係で配設されているということ、 座席表面成形エレメントが、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとを備え、第1の歯状パターンと、第2の歯状パターンとが、互いに対して直交する関係で配設されているということ、 座席表面エレメントが、複数のセクションを備え、それぞれのセクションが、複数のピーク部部分と、複数の谷底部部分とを備えるということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分が、同じであるということ、 それぞれのセクションの中の複数の谷底部部分が、同じであるということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分および複数の谷底部部分が、同じであるということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分が、異なっているということ、 それぞれのセクションの中の複数の谷底部部分が、異なっているということ、 それぞれのセクションの中の複数のピーク部部分および複数の谷底部部分が、異なっているということ、 少なくとも1つのインサートエレメントが、第1の金型部分および第2の金型部分のうちの1つに付けられているということ、 少なくとも1つのインサートエレメントが、第1の金型部分および第2の金型部分のうちの1つまたは両方に対して可動であり、成形されたエレメントの離型を容易にするということ、 少なくとも1つのインサートエレメントが、第1の金型部分および第2の金型部分のうちの1つまたは両方に対して枢動自在に可動であり、成形されたエレメントの離型を容易にするということ、 第1の金型部分が、蓋部であり、第2の金型部分が、ボウル部であるということ、 少なくとも1つのインサートエレメントが、ボウル部に付けられているということ、 少なくとも1つのインサートエレメントが、ボウル部に対して可動であり、成形されたエレメントの離型を容易にするということ、 少なくとも1つのインサートエレメントが、ボウル部に対して枢動自在に可動であり、 成形されたエレメントの離型を容易にするということ、および/または、 金型が、複数のインサートエレメントを備え、それぞれのインサートエレメントが、テクスチャの付いた表面を備えるということ。

その態様の別の例では、本発明は、上述の中で成形されるエレメントの生産のためのプロセスに関し、 (i)金型キャビティーの中に成形用組成物を注入するステップと、 (ii)少なくとも1つのインサートエレメントを成形用組成物で実質的に完全に取り囲むステップと、 (iii)成形用組成物を硬化させ、成形されたエレメントを生産するステップと を備える。

その態様の別の例では、本発明は、上述の中で発泡させられるエレメントの生産のためのプロセスに関し、 (i)金型キャビティーの中に発泡性組成物を注入するステップと、 (ii)発泡性組成物を膨張させるステップと、 (iii)少なくとも1つのインサートエレメントを発泡性組成物で実質的に完全に取り囲むステップと を備える。

発泡性組成物が、液体であるということが好ましい。発泡性組成物が、発泡性のポリウレタン組成物を備えるということがより好ましい。

本発明の上述のプロセス態様では、発泡させられるエレメントが、シートエレメントであるであるということが好ましく、シートエレメント、車両用シート座部、車両用シート背部、または、これらの組み合わせを備える車両用シートであるということがより好ましい。

したがって、本発明の非常に好適な態様は、シートエレメントに関する。シートエレメントが、車両用または乗客シートに備えられるということが好ましい。本明細書を通して使用されているように、「シート」の用語は、その従来の意味を有することが意図されており、座部もしくはクッション(すなわち、乗員が座るシートの部分)と、背もたれ部もしくはバックレスト(すなわち、乗員の背中を支持するシートの部分)とのうちの1つまたは両方を含む。自動車、航空機、および、関連の産業において知られているように、「シート」は、クッション(または、座部)と背もたれ部(またはバックレスト)の両方を含む。したがって、「シート」の用語は、クッション(もしくは、座部)、背もたれ部(もしくは、バックレスト)、または、クッション(、もしくは座部)と背もたれ部(もしくは、バックレスト)とを備えるユニット構造体などのようなシートエレメントを含む。また、シートエレメントは、クッション(もしくは、座部)、背もたれ部(もしくは、バックレスト)、ヘッドレスト、および/または、アームレストであると考えられ得るということも述べられていることとなる。

本発明の非常に好適な実施形態が、車両用シートエレメント、特に、シートクッション(または、座部)を参照して図示されることとなるが、本発明のシートエレメントは、家庭用家具および事務所用家具、スタジアム用座席、劇場用座席などのような、車両用でない用途で使用され得るということが認識されるであろう。

図1〜図3を参照すると、シートエレメント100が図示されている。

シートエレメント100は、発泡体基材105を備える。発泡体エレメント105は、ポリウレタン発泡体などのような従来の発泡体材料から作製することが可能である。

発泡体基材105は、その中央領域に配設されている凹部110を備える。この凹部の底部表面は、テクスチャの付いた部分115を有している。図示されている実施形態では、テクスチャの付いた部分115は、多数の平坦なピーク部と平坦な谷底部とによって確定された一連の細長い溝部を有している。

発泡体基材100は、従来の様式(例えば、上述のSan Miguelを参照)で生産することが可能である。

上述されているように、発泡体基材105は、成形された発泡体であることが好ましく、ポリウレタンから作製されることが、より好ましい。この好適な実施形態では、テクスチャの付いた部分115は、上述のスキン付きの表面を有することとなる。

図1に示されているように、発泡体基材105の上方に配設されているのは、座席表面部分120である。

座席表面部分120は、発泡体基材105から独立して生産することが可能であり、ポリウレタン発泡体などのような従来の発泡体材料から作製することが可能である。

発泡体基材105と同じか、または、発泡体基材105とは異なる発泡体から、座席表面部分120を生産することが可能である。さらに、座席表面部分120と発泡体基材105とは、同じまたは異なる密度を有することが可能である。座席表面部分120の下部は、テクスチャの付いた表面125を備える。この好適な実施形態では、テクスチャの付いた部分125は、上述のスキン付きの表面を有することとなる。

テクスチャの付いた表面115とテクスチャの付いた表面125とは、実質的に補完的であることが好ましい。

続けて図1を参照すると、シートエレメント100を生産するときに、座席表面部分120が矢印Aの方向に下げられ、テクスチャの付いた表面115とテクスチャの付いた表面125との間に、「嵌め合い」が生成されるようになっていることが望ましい(図2参照)。図2では、テクスチャの付いた表面115、125の間に、境界面130が生成されている。この境界面は、シートエレメント100のA−表面の下方にあり、一方、図示されている実施形態では、実際のA−表面は、比較的にテクスチャは付いていない。シートエレメント100がカバーされると、「リードスルー」の発生が、除去または軽減される。有利には、シートエレメント100のA−表面の下方に境界面130を設けることが、シートエレメント100の外側部分と比較して、シートエレメントの中央部分110により硬い感触を提供する。

当然ながら、当業者は、テクスチャの付いた表面115、125の断面に関して異なる形状を使用し、シートエレメント100に与えられる快適性と感触とのタイプを修正することが可能であるということを理解することとなる。発泡体のA−表面の下方に生成される内部境界面を有する、いわゆる1つまたは複数のゾーンを使用し、シートエレメント100の中に、快適性と感触との異なるゾーンを提供することも可能である。この点に関して、シートエレメント100のA−表面の下方にある、発泡体基材105と座席表面部分120との間の境界面を生成するアプローチを使用して、San Miguelで説明されているテクスチャの付いた表面のすべてをシートエレメント100で利用することが可能である。

図4〜図6を参照すると、シートエレメント200が図示されている。

図4〜図6では、図1〜図3に出現している参照番号と同じ最後の二桁を有する参照番号は、同様のパーツを示すことが意図されている。

図1〜図3に図示されているシートエレメント100と、図4〜図6に図示されているシートエレメントとの間の主要な相違点は、シートエレメント200の中の座席表面部分220が、接続部分250によって、発泡体基材205に取り付けられているということである。

シートエレメント200の利点は、シートエレメント200が、単一の金型で生産されることが可能であり、それによって、シートエレメント100を生産することに関連するコストに対する増加を回避することであるということが、当業者には明らかであろう。

発泡体基材205と座席表面部分220とに関して、シートエレメント100を参照して上述されている材料の選定が、シートエレメント200に適用される。

同様に、テクスチャの付いた表面215、225は、シートエレメント100を参照して上述されているのと同じアプローチを使用して選択することが可能である。

シートエレメント200を生産することが望まれるときには、座席表面部分220が、矢印Bの方向に折り畳まれる(図4および図6参照)。座席表面部分220が、完全に折り重ねられ、所定の様式で発泡体基材205の凹部部分210の中へ嵌め合わせられると、それによって、シートエレメント100を参照して上述されているように、テクスチャの付いた表面215、225が協働して境界面を形成する。

発泡体基材105、205のテクスチャの付いた表面115、215と、座席表面部分120、220のテクスチャの付いた表面125、225との間の境界面が、実質的に補完的であるということが、図1〜図6から見ることが可能である。このことは好ましいが、厳密に言えば、補完的でないが、いわゆる干渉または摩擦嵌め合いを生成する形状を選択することが可能である。重要なのは、発泡体基材105、205のテクスチャの付いた表面115、215と、座席表面部分120、220のテクスチャの付いた表面125、225との形状は、トリムカバーがシートエレメント100、200に適用され得るまで、ピースを一緒に固定するように選択されるべきであるということである。

図7を参照すると、シートエレメント300が図示されている。シートエレメント300は、A−表面305と、A−表面305に対向するB−表面310とを備える。見ることができるように、A−表面は、相対的にテクスチャが付いていない。

シートエレメント300は、発泡体基材315を備える。示されているように、発泡体基材315は、キャビティー320を備え、キャビティー320は、テクスチャの付いた内部表面325から構成されており、テクスチャの付いた内部表面325は、テクスチャの付いていない内部表面330に対して離隔した関係にある。

テクスチャの付いた内部表面325は、一連のピーク部327と谷底部329とから構成されている。この点に関して、使用される表現法では、「ピーク部」は、キャビティー320の中へ方向付けられ、一方、「谷底部」は、キャビティー320から離れる方向に方向付けられる。

図示されている実施形態では、シートエレメント300の静止状態(すなわち、シートエレメント300の上に座っていない状態)では、テクスチャの付いた内部表面325のピーク部327は、テクスチャの付いていない内部表面330に接触していない。たとえシートエレメント300の上に乗員が座っていないとしても、テクスチャの付いた内部表面325のピーク部327がテクスチャの付いていない内部表面330に接触するように、シートエレメント300を修正することが可能であるということが、当業者によって理解されるべきである。

シートエレメント300は、本発明のパッド付きエレメントのとりわけ好適な実施形態である。この点に関して、発泡体基材315のキャビティー320の中にテクスチャの付いた内部表面325を設けることは、(例えば、直接的にA−表面305の上にテクスチャの付いた表面を設置することと比較して、)上述の「リードスルー」の発生を除去または軽減しながら、シートエレメント300の改善された快適性を提供するということが留意されるべきである。この点に関して、精密なテクスチャパターンは、修正されることが可能であり、乗員がシートエレメント300の上に座るときに、異なるテクスチャの異なるゾーンが、異なる快適性と感触とをA−表面305に与えるために使用されることが可能である(例えば、使用することが可能なテクスチャの付いた表面の様々な例の説明に関して、上述のSan Miguelを参照のこと)。

図示されているように、シートエレメント300は、単一の発泡体基材315から作製されている(これは、本発明のパッド付きエレメントの好適な実施形態である)。当然ながら、別個の発泡体エレメントを連結することによって、または、図1〜図3および図4〜図6を参照してそれぞれ上述されているような、いわゆるフラップオーバー(flap-over)アプローチを使用することによって、図示されているこの実施形態を修正することが可能である。

図8〜図13を参照すると、シートエレメント300を生産するための金型400が図示されている。したがって、金型400は、蓋部405とボウル部410とを備える。とりわけ図9および図10に図示されているように、蓋部405とボウル部410とは、開位置(図9)と閉位置(図10)との間で、ヒンジ407(または、他の適切な手段)を介して、枢動配置で連結されている。金型400が閉められると、金型キャビティー420が画定される。

図9および図10に示されているように、インサートエレメント415が、枢動エレメント417を介して、ボウル部410に装着されている。インサートエレメント415は、テクスチャの付いた表面420と平面的な表面430とを備える。テクスチャの付いた表面420は、一連の細長い隆起エレメント422を備える。細長い隆起エレメント422の隣接する組は、谷底部部分424によって分離されている。

図11〜図13は、図7に図示されているシートエレメント300などのような、パッド付きエレメントの生産を、連続的な様式で図示している。したがって、最初のステップにおいて、発泡性組成物が、適切なノズル402(図8)からボウル部410の中へ注入される。蓋部405とボウル部410とが閉められ、発泡性組成物が、膨張させられ、図11に示されているような金型キャビティー409を充填し、発泡部分440を生産する。

次に、図12を参照すると、蓋部405が、旋回して開けられる。ほぼ同時に、インサートエレメント415も、図12に示されているように、蓋部405に向かって上向きの方向に枢動させられる。次いで、発泡体部分440が、金型400から矢印Aの方向に取り外される。

金型400から取り外された後の発泡体部分440が、図13に示されている。ピーク部分427が、発泡体部分440の中に示されており、インサートエレメント415の細長い隆起エレメント422間の谷底部部分424を充填する発泡体を表している。

図14および図15を参照すると、金型500が図示されており、金型500は、図8〜図13を参照して上述されている金型400の修正例である。図14および図15では、図8〜図13に出現している参照番号と同じ最後の二桁を有する参照番号は、同様のパーツを示すことが意図されている。したがって、例えば、金型500は、蓋部505とボウル部510とを備える。蓋部505とボウル部510とは、ヒンジ507を介して枢動配置になっている。

示されているように、金型400と比較した金型500の修正箇所は、金型500の中に2つのインサートエレメント515a、515bを設けているということである(参考、金型400の中の単一のインサートエレメント415)。インサートエレメントは、同じテクスチャの付いた表面520a、520bを有することが可能であり、または、テクスチャの付いた表面は、異なることが可能である。

例えば、発泡体部分540が大きい場合には、複数のインサートエレメント515a、515bを使用することが賢明である可能性がある。加えて、または、代替的に、テクスチャの付いた表面520a、520bに関して異なるテクスチャパターンを使用し、異なる快適性の特性を発泡体エレメント520に伝達するということが可能である。

説明目的の実施形態と例を参照して本発明が説明されてきたが、説明は、限定する意味で解釈されるべきではないということが意図されている。したがって、説明目的の実施形態の様々な修正例と、本発明の他の実施形態とが、本明細書を参照すれば、当業者には明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、任意のそのような修正例または実施形態をカバーすることとなるということが考慮される。さらに、請求項のすべては、本明細書において、好適な実施形態の説明の中に参照により組み込まれる。

本明細書で参照されるすべての刊行物、特許、および、特許出願は、あたかもそれぞれの個々の刊行物、特許、または、特許出願が、具体的におよび個別的に、その全体が参照により組み込まれるように示されているかのように、同程度にその全体が参照により組み込まれている。

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