Composition for smoke pot

申请号 JP11663493 申请日 1993-04-21 公开(公告)号 JPH06306378A 公开(公告)日 1994-11-01
申请人 Japan Carlit Co Ltd:The; 日本カーリット株式会社; 发明人 AOKI AKITETSU; TAKAKUSAKI SATOSHI;
摘要 PURPOSE: To provide the title composition containing commonly used potassium perchlorate as the oxidizing agent and markedly reduced in the production of smoke.
CONSTITUTION: The composition comprising an oxygen supply, a colorant and a flammable agent/binder, wherein at least 95wt.% of the potassium perchlorate used as the oxygen supply has a particle size of 45μm or below. When this composition contains the potassium perchlorate in an amount equal to that contained in an existing product, it can provide a signal effect of higher brightness. Further, when their brightnesses are the same, the amount of the potassium perchlorate used in this composition can be reduced to nearly one half of that of the existing product to markedly reduce the amount of the produced smoke.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 酸素供給剤、発色剤、可燃剤及び結合剤からなる発炎筒用料薬において、酸素供給剤として用いられる過塩素酸カリウムの95重量%以上が、粒度45μm
    以下であることを特徴とする発炎筒用料薬。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、発炎筒用料薬(以下料薬と略記)に関する。 特に、酸素供給剤として配合されている過塩素酸カリウムを粒度の小さいものに特定することにより、発煙量を減少させた料薬に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、一般的には、料薬として、酸素供給剤に過塩素酸塩等を、発色剤にストロンチウム塩等を、可燃剤にイオウ、木粉等を、また可燃剤兼結合剤に重油、植物油等が配合されてきた。 光度の増加、発煙量の低減については、可燃剤を検討することにより試みられてきた。 特公昭49−19854号公報では、ポリブテンを加えることにより発煙量を下げ、特開昭55−1
    54391号公報では、脂肪族二基酸エステルを加えることにより発煙量を下げると同時に光度を増加している。

    【0003】上記の両者共、酸素供給剤として過塩素酸カリウムを配合している。 現在、過塩素酸カリウム以外に他の酸素供給剤が知られているが、料薬として発色剤や可燃剤と混合した時、安全性、保存性及び信号効果としての光度、燃焼時間等を考慮すると、過塩素酸カリウムの性能には及ばない。

    【0004】しかしながら、酸素供給剤として過塩素酸カリウムを用いる限り、燃焼時の発煙の主原因の一つである塩化カリウムの生成を抑えることはできず、過塩素酸カリウムが原因の発煙量を下げるには、配合されている過塩素酸カリウムの量を減少する以外に解決法はないと考えられる。

    【0005】酸化剤として過塩素酸カリウムを用いている発炎筒は、紙筒等の円筒容器に料薬が充填されており、高速自動車国道、自動車専用道路等の事故処理、鉄道の緊急信号等の非常用発炎筒として用いられている。

    【0006】しかしながら、夜間やトンネル内等で合図のために用いられる発炎筒の発炎時に付随して発生する煙により、合図の視認性が著しく悪なる場合が多々ある。 このため、発煙量をより一層減少させた発炎筒が望まれている。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、このような問題を解決し、料薬の酸化剤として一般的に使われている過塩素酸カリウムを用い、かつ発煙量を大幅に減少させた料薬を提供することである。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討した結果、上記問題を解決し、本発明を完成するに至った。

    【0009】すなわち、本発明は、酸素供給剤、発色剤及び可燃剤兼結合剤からなる料薬において、酸素供給剤として用いられる過塩素酸カリウムの95重量%以上が、
    粒度45μm以下であることを特徴とする料薬である。

    【0010】ここで、粒度45μm以下とは、日本工業規格Z8801で示されている目開き45μmの篩を通過したものを示す。

    【0011】本発明により、過塩素酸カリウムが同配合量であれば、より高光度が実現でき、また、同光度であれば、過塩素酸カリウムの配合量を下げることができ、
    かつ発煙量を大幅に減少させた料薬が得られる。

    【0012】

    【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する。 なお実施例中の「%」は「重量%」を表す。

    【0013】実施例1 酸化剤として過塩素酸カリウム(粒度:45μm以下が95
    %、45〜63μmが5%)を10%、発色剤として硝酸ストロンチウムを65%、可燃剤としてイオウを10%、木粉及びパラフィン等を10%、結合剤としてヒマシ油及び重油等を5%配合した料薬を調製した。 料薬の配合比を表1
    に示す。

    【0014】調製した料薬を紙筒(内径30mm×長さ20c
    m)に詰めて発炎筒を作製し、燃焼試験を行った。 光度、燃焼時間及び燃焼時の発煙の状況を目視により観測した発煙状況の試験結果を表1に示す。

    【0015】実施例2 実施例1において、過塩素酸カリウムを10%から5%、
    硝酸ストロンチウムを65%から70%とした以外は、実施例1と同様にして料薬を調製した。 以下、実施例1と同様にして発炎筒を作製し燃焼試験を行った。 料薬の配合比及び試験結果を表1に示す。

    【0016】比較例1 実施例1において、過塩素酸カリウム(粒度:45μm以下が95%、45〜63μmが5%)の代りに過塩素酸カリウム(粒度:45μm以下が60%、45〜63μmが37%、63μm
    以上が3%)を用いた以外は、実施例1と同様にして料薬を調製した。 以下、実施例1と同様にして発炎筒を作製し燃焼試験を行った。 料薬の配合比及び試験結果を表1に示す。

    【0017】比較例1での過塩素酸カリウムの粒度及び配合量は、現行品と同等である。

    【0018】

    【表1】

    【0019】

    【発明の効果】本発明により、過塩素酸カリウムが現行品と同量配合の時には、より高光度の信号効果が得られる。 また、同光度であれば、過塩素酸カリウムの配合量を現行品の約半分に下げることができ、発煙量が大幅に減少できる。

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