Fireworks compositions and a method of manufacturing the same

申请号 JP4141698 申请日 1998-02-06 公开(公告)号 JP2952408B2 公开(公告)日 1999-09-27
申请人 健一 宮本; 工業技術院長; 猛裕 松永; 光明 飯田; 发明人 MATSUNAGA TAKEHIRO; MYAMOTO KENICHI; IIDA MITSUAKI;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 発色剤と酸化剤とゴム状ポリマーとの固体状混合物からなり、 該ゴム状ポリマーは、液状ポリブ
    タジエン又は液状ポリプロピレンを硬化剤としてのジイ
    ソシアネート化合物と反応させて形成させたものである
    ことを特徴とする花火組成物。
  • 【請求項2】 該ゴム状ポリマーの割合が、該発色剤と該酸化剤との合計量100重量部当り、10〜30重量部の割合である請求項1の花火組成物。
  • 【請求項3】 ゴム状ポリマーを与える ジイソシアネー
    ト化合物含有液状ポリブタジエン又は液状ポリプロピレ
    と発色剤とを混合した後、得られた第1混合物に酸化剤を添加混合し、次いで得られた第2混合物を所要形状に成形して固体状に硬化させることを特徴とする花火組成物の製造方法。
  • 【請求項4】 第1混合物中のポリブタジエン又はポリプロピレン含有量が20〜50重量%であり、第2混合物中のポリブタジエン又はポリプロピレン含有量が10
    〜30重量%である請求項3の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、花火組成物及びその製造方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】発色剤と酸化剤とからなる花火組成物は、これまで主として、粉体のままの混合物、あるいは、みじんこ糊(米を微粉化した糊)によって固めた形で用いられてきた。 このため、粉体混合物は、摩擦や衝撃に対する発火感度が高く、製造から消費に至るまで、
    多くの事故を起こしてきた。 また、みじんこ糊で固める製造方法は、基本的に太陽光により自然乾燥(日乾)するものであり、製造に多くの時間と労を必用とした。
    また、日乾中に異物などが混入したり、自然発火を起こすという事故もあった。 さらに、がん具煙火において、
    鉄棒等を支柱に用いた手持ち花火は、使用後の支柱がゴミ袋を突き破るなどを問題があった。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、摩擦や打撃に対する感度が著しく低下され、しかもその製造を安全かつ容易に行うことのできる花火組成物及びその製造方法を提供することをその課題とする。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。 即ち、本発明によれば、発色剤と酸化剤とゴム状ポリマーとの固体状混合物からなり、 該ゴム状ポリ
    マーは、液状ポリブタジエン又は液状ポリプロピレンを
    硬化剤としてのジイソシアネート化合物と反応させて形
    成させたものであることを特徴とする花火組成物が提供される。 また、本発明によれば、ゴム状ポリマーを与えるジイソシアネート化合物含有液状ポリブタジエン又は
    液状ポリプロピレンと発色剤とを混合した後、得られた第1混合物に酸化剤を添加混合し、次いで得られた第2
    混合物を所要形状に成形して固体状に硬化させることを特徴とする花火組成物の製造方法が提供される。

    【0005】

    【発明の実施の形態】本発明の花火組成物に用いる発色剤(発火剤)としては、赤い火炎を出すストロンチウムや、青い火炎を出す硫酸バリウム等の他、アルミニウム粉、炭酸ナトリウム、酸化銅等が挙げられる。 一方、酸化剤としては、硫酸カリウム、過塩素酸カリウム、過塩素酸アンモニウム等が挙げられる。 酸化剤の使用割合は、その発色剤の種類及びその酸化剤の種類に応じて適宜決められる。

    【0006】 本発明では、硬化によりゴム状ポリマーを与える液状ゴムポリマーとして、 液状ポリブタジエン又は液状ポリプロピレンが用いられる。 これらの液状ゴムポリマーは、常温では液状であるが、これに硬化剤を添加し、その硬化剤と液状ゴムポリマーとを常温又は加温下で硬化反応させることにより、常温で固体状のゴムとすることができる。 硬化剤としては、ポリブタジエンの場合には、イソフォロンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物;液状ポリプロピレンの場合には、トルエンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物が用いられる。

    【0007】本発明の花火組成物を製造するには、液状
    ポリブタジエン又は液状ポリプロピレン(以下、単に液
    状ポリマーとも言う)に対して、その硬化剤を添加し、
    次いでこの硬化剤を含む液状ポリマーに発色剤を添加混合して、第1混合物を作る。 この第1混合物においては、その液状ポリマーの含有量は20〜50重量%、好ましくは30〜40重量%である。 次に、この第1混合物中に酸化剤を添加混合して第2混合物を作る。 この第2混合物においては、その液状ポリマーの含有量は10
    〜30重量%、好ましくは10〜15重量%である。 このようにして得られた第2混合物は、通常、ペースト状を示し、成形性の良いものである。 このものは、適当な形状に成形し、その成形物中において液状ポリマーと硬化剤とを反応させて、常温でゴム状固体の硬化物とする。 前記液状ポリマーと硬化剤との硬化反応は、それを含む成形物を常温において放置するか又は加温することにより実施される。 加温により硬化反応を行う場合、その加温温度は、その液状ポリマーや硬化剤の種類により異なるが、発色剤と酸化剤とが反応しない温度であり、
    通常、100℃以下、好ましくは70℃以下である。 本発明によれば、各種形状の花火組成物を得ることができる。 この花火組成物の形状には、線状、棒状、シート状、板状等の形状が包含される。 また、本発明により得られるシート状花火組成物は、これをハサミやカッターナイフで切り出して任意の形状の花火組成物とすることができる。

    【0008】

    【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。

    【0009】実施例1 (赤い火炎を出すコンポジット花火) まず、 液状ポリブタジエンに硬化剤であるイソフォロンジイソシアネートを加え、70度に加温し、柔らかくしておく。 重量比15%のこのポリマーに重量比25%の炭酸ストロンチウムを加えてよく混合する。 十分に混合した後、重量比60%の過塩素酸カリウムを加え、更によく混合する。 できた混和物はペースト状であり、3日程度、放置すると硬化する。 短時間で硬化させるためには、60〜70度に加温すると良い。 また、中に含まれる気泡を取り除く必要がある場合には、減圧にするとよい。 板状に成形する場合には、2枚の板で混和物を挟んだままで硬化させる。 棒状に成形する場合には、ポリエチレンチューブ等に流し込んで硬化させればよい。

    【0010】実施例2 (青い火炎を出すコンポジット花火) まず、 液状ポリブタジエンに硬化剤であるイソフォロンジイソシアネートを加え、70度に加温し、柔らかくしておく。 重量比20%のこのポリマーに重量比40%の硝酸バリウムを加えてよく混合する。 十分に混合した後、重量比40%の過塩素酸カリウムを加え、更によく混合する。 後の処理は実施例1に準ずる。

    【0011】実施例3 (ドラゴンのように火玉を出すコンポジット花火) まず、 液状ポリブタジエンに硬化剤であるイソフォロンジイソシアネートを加え、70度に加温し、柔らかくしておく。 重量比15%のこのポリマーに重量比20%のアルミニウム粉末を加えてよく混合する。 十分に混合した後、重量比65%の過塩素酸アンモニウムを加え、更によく混合する。 後の処理は実施例1に準ずる。

    【0012】

    【発明の効果】本発明の花火組成物は、従来品に比べて、発火・爆発危険性の少ない安全なものである。 また、従来のみじんこ糊を用いて組成物を固化する場合とは異なり、日乾が不要なため、製造時間・労力を低減できるし、天気の悪い時期にも製造できる。 更に、本発明の組成物は、その成形が容易であり、様々な形状物を作ることができる。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 猛裕 茨城県つくば市松代3丁目301−201 (72)発明者 宮本 健一 東京都足立区綾瀬3−4−9 サンポッ プ村マンション714 (72)発明者 飯田 光明 茨城県つくば市吾妻2丁目807−310 審査官 柳 和子 (56)参考文献 特開 昭55−137498(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) C06B 23/00 C06B 45/10 F42B 4/00

    QQ群二维码
    意见反馈