シート

申请号 JP2016571982 申请日 2016-01-21 公开(公告)号 JPWO2016121617A1 公开(公告)日 2017-10-12
申请人 株式会社タチエス; 发明人 善彦 西野; 善彦 西野; 勤 藤掛; 勤 藤掛;
摘要 シート部の表面カバーと周囲カバーとを着脱自在な第1締結部を介して連結してなるシートにおいて、表面カバーの端末に、第1締結部を被覆する被覆カバーを設け、この被覆カバーの端末に縮小部を形成することにより、第1締結部を被覆することができるようにして、第1締結部の表面への露出が防止できて外観品質を良くし、被覆カバーの端末に縮小部を形成することにより被覆カバーを第1締結部に隙間なく密接させて、確実に第1締結部を被覆できるようにした。
权利要求

シート部の表面カバーと周囲カバーとを着脱自在な第1締結部を介して連結してなるシートにおいて、 前記表面カバーの端末に、前記第1締結部を被覆する被覆カバーを設け、この被覆カバーの端末に縮小部を形成したことを特徴とするシート。前記縮小部は、いせ込み縫製により形成する請求項1に記載のシート。前記シート部はシートクッションからなり、このシートクッションの左右側面及び前面の前記表面カバーに前記被覆カバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載のシート。前記シート部はシートバックからなり、このシートバックの左右側面及び上面の前記表面カバーに前記被覆カバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載のシート。クッション材と前記クッション材の表面を覆うシートカバーを備えたシートであって、 前記シートカバーは、前記クッション材の表側の面を覆う第1のシートカバーと、前記クッション材の周囲の側の面を覆う第2のシートカバーを有し、 前記第1のシートカバーの端部にはファスナの一方を構成する第1の締結部材が固定されており、 前記第2のシートカバーの端部には前記ファスナの他方を構成する第2の締結部材が固定されており、 前記第1のシートカバーの端部には、更に、前記ファスナを構成する前記第1の締結部材と前記第2の締結部材とを締結させた状態で前記締結させた部分を含んで前記第2のシートカバーの前記第2の締結部材が固定された側の端部を覆う被覆カバーを設けた ことを特徴とするシート。前記第1のシートカバーの端部と前記第1の締結部材と前記被覆カバーとは、縫合されて固定されていることを特徴とする請求項5に記載のシート。前記被覆カバーの前記第1のシートカバーと縫合された側と反対側の端部に、いせ込み縫製が施されていることを特徴とする請求項5に記載のシート。

说明书全文

本発明は、表面カバーを周囲カバーに対して着脱自在に装着してなるシートに関するものである。

従来、このような分野の技術として、特許文献1(特許第5088126号公報)に記載されているようなシートがある。この特許文献1に記載されたシートは、シートクッションにおいて、座面の後方位置及び左右側面と前面とにわたる周面にスライドファスナを設けられており、シートベースの外表面を被覆する着せ替えシートカバーがシートベースに係合される。

特許第5088126号公報

この特許文献1に記載されている様な着せ替えシートカバーにおいては、その連結部であるスライドファスナが表面に露出するので、むき出しのスライドファスナがデザイン上の違和感となり、外観品質が劣るという課題が生じる。

そこで、本発明は、着せ替えシートカバーの連結部を覆うことにより外観品質が向上するシートを提供することを目的とする。

上記した従来技術の課題を解決するために、本発明では、シート部の表面カバーと周囲カバーとを着脱自在な第1締結部を介して連結してなるシートにおいて、表面カバーの端末に、第1締結部を被覆する被覆カバーを設け、この被覆カバーの端末に縮小部を形成するようにした。 表面カバーの端末に設けられる被覆カバーにより、前記第1締結部を被覆することができるので、第1締結部の表面への露出が防止できて外観品質が良くなり、被覆カバーの端末に縮小部が形成されているので、被覆カバーの端末に位置する縮小部が連結箇所である第1締結部に隙間なく密接し、被覆カバーの端末のめくれ上がりの防止が図られ、確実に第1締結部の被覆ができる。 また、上記した従来技術の課題を解決するために、本発明では、クッション材とこのクッション材の表面を覆うシートカバーを備えたシートにおいて、シートカバーは、クッション材の表側の面を覆う第1のシートカバーと、クッション材の周囲の側の面を覆う第2のシートカバーを有し、第1のシートカバーの端部にはファスナの一方を構成する第1の締結部材が固定されており、第2のシートカバーの端部にはファスナの他方を構成する第2の締結部材が固定されており、第1のシートカバーの端部には、更に、ファスナを構成する第1の締結部材と第2の締結部材とを締結させた状態でこの締結させた部分を含んで第2のシートカバーの第2の締結部材を固定した側の端部を覆う被覆カバーを設けて構成した。

本発明によれば、着せ替えシートカバーの連結部を、端末に縮小部を形成した被覆カバーにより覆うことにより、連結部の露出を確実に防止できるので、シートの外観品質が向上する。

本発明に係るシートの第1の実施形態を示す斜視図である。

図1のII−II線に沿う断面図である。

シートの分解斜視図である。

本発明は、シート部の表面カバーと周囲カバーとを着脱自在な第1締結部を介して連結してなるシートにおいて、表面カバーの端末に、第1締結部を被覆する被覆カバーを設け、この被覆カバーの端末に縮小部を形成することにより、第1締結部を被覆することができるようにして、第1締結部の表面への露出が防止できて外観品質を良くし、被覆カバーの端末に縮小部を形成することにより被覆カバーを第1締結部に隙間なく密接させて、確実に第1締結部を被覆できるようにしたものである。 以下、図面を参照しつつ本発明に係るシートの好適な実施形態について詳細に説明する。 シートとして、自動車用シートの場合につき説明する。

図1に示されるように、自動車用シート1は、フロアパネル上で前後に移動自在なシートクッション(シート部)SCと、シートクッションSCに対してリクライニング可能なシートバック(シート部)SBとを備えている。シートクッションSC及びシートバックSBは、発泡体からなるクッション材2の表面が表皮3で覆われている。そして、表皮3は、表面カバー4と周囲カバー5とで構成されている。表面カバー4、周囲カバー5は、シートクッションSC及びシートバックSBのクッション材2をそれぞれ被覆するように別体から成る。 図1において、シートクッションSC側の表面カバー4、周囲カバー5とシートバックSBの側の表面カバー4、周囲カバー5とはそれぞれ形状が異なるが、本発明における機能は同じなので、シートクッションSC側とシートバックSB側とで共通に表面カバー4及び周囲カバー5と表記する。

このシート1において、シートクッションSC及びシートバックSBには、ライン状の吊り込み部A1乃至A6が設けられている。この吊り込み部A1乃至A6は、シート1の外観を形成すると同時に表面カバー4の弛みやズレを防止している。

シートクッションSCにおける吊り込み部A4、A5、A6には、図3に示すように、クッション材2と表面カバー4とを着脱自在に連結する第2締結部33が設けられている。着脱自在な第2締結部33は、クッション材2側で吊り込み部A4〜A6に沿って前後方向及び左右方向に延在する凹部6内でクッション材2に固定された第3締結半部33bと、表面カバー4に設けられて凹部6内に格納されると共に、第3締結半部33bに着脱自在に連結される第4締結半部33aと、を有する。シートクッションSCのクッション材2は、着座者の臀部を支持するためのメインクッション部10と、着座者の大腿部を横から保持するためのサイドクッション部11とを有し、メインクッション部10とサイドクッション部11との境界部分に沿って凹部6が所定の深さをもって形成されている。

なお、シートバックSBにおける吊り込み部A1乃至A3もシートクッションSCにおける吊り込み部A4乃至A6と同様な構成である。

そして、表面カバー4は、クッション材2のメインクッション部10上に載置される主面部20と、サイドクッション部11上に載置されるサイド面部21と、によって形成されている。表面カバー4の主面部20とサイド面部21とは縫合部24によって接合されている。縫合部24のクッション材2の側には第4締結半部33aが縫合されており、クッション材2に形成された凹部6の内部で、第3締結半部と締結されている。表面カバー4と周囲カバー5とは、図2に示すように、サイドクッション部11の外側面11aで第1締結部30によって着脱自在に連結されている。図2は、図1におけるII−II線に沿う断面図である。

着脱自在な第1締結部30は、表面カバー4の周縁に延在するように設けられた第1締結半部31と、周囲カバー5の周縁に延在するように設けられて、第1締結半部31に着脱自在に連結される第2締結半部32と、を有している。この第1締結部30は線ファスナとして構成され、第1締結半部31のエレメントと呼ばれる歯31aが第2締結半部32のエレメントと呼ばれる歯32aに噛み合うことにより表面カバー4が周囲カバー5に連結する。

そして、表面カバー4の端末45には、表面カバー4の左右側面と前面に沿って延在するように、第1締結部30を被覆する被覆カバー40が設けられている。

この被覆カバー40は、図2に示すように、折り返して2枚重ねにした状態で、開口部40a側で、表面カバー4と開口部40aと第1締結半部31の基材31aとを重ね合せて、第1縫製部43で縫製する。次に、表面カバー4をこの縫製した第1縫製部43で折り返して表面カバー4を端末45の位置で2枚重ねにする。この状態で、第2縫製部46において、第1縫製部43と平行に縫合して、被覆カバー40を表面カバー4及び第1締結半部31の基材31bと固定する。

このように、被覆カバー40の開口部40aの側を、表面カバー4の端末45に第1縫製部43と第2縫製部46で並行して縫製することにより、被覆カバー40の折り返し部40b側が第1締結部30の第1締結半部31方向に垂れ下がりやすくなり、第1締結部30の被覆がしやすくなる。

更に、被覆カバー40の折り返し部40b側の下端末40cには、縮小部50が形成されている。この縮小部50は、いせ込み縫製により形成されている。いせ込み縫製は、被覆カバー40の折り返し部40b側の下端末40cを長手方向に糸52で縫製し、被覆カバー40の折り返し部40b側の下端末40cを縮ませる。

被覆カバー40の下端末40cを縮ませることにより、この被覆カバー40の下端末40cが第1締結部30側に密接し、被覆カバー40の下端末40cの開きを押え、第1締結部30を確実に被覆することができる。 また、この被覆カバー40の下端末40cは縮小しているだけなので、第1締結部30の締結の際には、簡単に被覆カバー40をめくり上げることができ、第1締結部30の締結作業も容易に行えるし、容易に戻して、第1締結部30を被覆することができる。

このようなシートによれば、表面カバー4をシートクッションSCのクッション材2に被覆すべく、最初に吊り込み部A5の第2締結部33を締結し、その後、吊り込み部A4、A6の第2締結部33を締結し、最後に第1締結部30を締結すると、図1に示すように、クッション材2と周囲カバー5に表面カバー4を装着することができ、被覆カバー40は第1締結部30を被覆する状態となり、被覆カバー40は縮小部50が第1締結部30に密接して、第1締結部30が表面に露呈することが無く外観品質が良くなる。

そして、表面カバー4を着せ替える際には、表面カバー4の被覆カバー40は、その縮小部50が第1締結部30に密接しているので、被覆カバー40をめくり、第1締結部30の締結状態を解除し、その後、吊り込み部A4、A5、そして、吊り込み部A6の第2締結部33の締結状態を解除すると、図3に示すように、表面カバー4を取り外すことができ、表面カバー4の着せ替え作業が行える。

シートバックSBの場合にあっても、前記のシートクッションSCと構成は同じなので、前記説明で用いた同符号を付し、その説明は省略する。

上記では縮小部50の構成としていせ込み縫製につき説明したが、これに限られず、他の縫製方法により縮小部を形成することもできる。

また、上記実施例では自動車用シートの場合につき説明したが、本発明に係るシートは、航空機、電車、バス、旅客船のシートに用いることができる。また、オープンカーの幌のファスナを被覆する際にも応用できる。上記では着せ替え用シートの場合につき説明しているが、これに限られないことはいうまでもない。

本発明に係るシートは、自動車用シートや、航空機、電車、バス、旅客船のシートに用いることができる。

1・・・シート 2・・・クッション材 3・・・表皮 4・・・表面カバー 5・・・周囲カバー 30・・・第1締結部 31・・・第1締結半部 32・・・第2締結半部 33・・・第2締結部 A1〜A6・・・吊り込み部 SB・・・シートバック(シート部) SC・・・シートクッション(シート部) 40・・・被覆カバー 50・・・縮小部

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