噴射機能を有するコンベア用ローラー

申请号 JP2017533146 申请日 2014-09-05 公开(公告)号 JP2017532270A 公开(公告)日 2017-11-02
申请人 デヤン ローレント カンパニー,リミテッド; デヤン ローレント カンパニー,リミテッド; 发明人 ナム ナ,ボク; ナム ナ,ボク;
摘要 本発明は、中空のローラー本体と、前記ローラー本体に挿入して設けるシャフトと、前記ローラー本体とシャフトの間に設けてシャフトに対してローラー本体を回転可能に支持するベアリングからなり、前記シャフトは中空部が形成されて消火薬剤を収容しており、前記シャフトの中空部に連通するようシャフトに結合したノズル部材と、シャフトに設けられ中空部に収容された消火薬剤がノズル部材に供給されることを防止する遮断部材を含んで構成されており、前記遮断部材が破損すると、消火薬剤がノズル部材を通じて外部に漏出する噴射機能を有するコンベア用ローラーに関するもので、過熱や火災時に消火薬剤を噴射して、過熱が防止され、初期消火が可能であり、接近が容易ではない場所に設置している場合でも、自己消火が可能になる効果がある。【選択図】図2
权利要求

外部と連通した排出孔を形成した中空のローラー本体と、前記ローラー本体に挿入して設けたシャフトと、前記ローラー本体とシャフトの間に設けてシャフトに対してローラー本体を回転可能に支持するベアリングと、前記ローラー本体とシャフトとの間に形成された空間に備える噴射薬剤と、前記噴射薬剤が排出孔を通じて外部に排出することを防止する遮断部材を含み、前記遮断部材の遮断機能が喪失されると、排出孔を通じて噴射薬剤を外部に漏出することを特徴とする噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記ローラー本体に形成された排出孔は、シャフトに形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記遮断部材が、前記ローラー本体とシャフトとの間に形成された空間に備える嚢形態からなり、前記噴射薬剤は、嚢形態の遮断部材に収容することを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベアローラー。前記遮断部材が、排出孔を遮断する膜の形態からなり、前記噴射薬剤は、ローラー本体とシャフトとの間に形成され遮断部材によって外部と遮断される空間に収容することを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記シャフトには、軸方向に排出孔外側に位置して半径方向に延長した反射部材を備え、排出孔を通じて排出された噴射薬剤は、反射部材に衝突して軸方向内側に移動方向を転換することを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記遮断部材が、排出孔を遮断するリリースバルブであり、前記噴射薬剤は、ローラー本体とシャフトとの間に形成され遮断部材によって外部と遮断される空間に収容されることを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記排出孔には、管体のノズル部材を連結して、遮断部材の遮断機能が喪失されると、噴射薬剤は、ノズル部材を通じて案内されて外部に排出することを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。中空のローラー本体と、前記ローラー本体に挿入して設けられ中空部が形成され、中空部と外部を連通する排出孔を形成したシャフトと、前記ローラー本体とシャフトの間に設けてシャフトに対してローラー本体を回転可能に支持するベアリングと、前記シャフトの中空部に収容する噴射薬剤と、前記噴射薬剤が排出孔を通じて外部に排出することを防止する遮断部材を含み、前記遮断部材の遮断機能が喪失されると、排出孔を通じて噴射薬剤が外部に漏出することを特徴とする噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記遮断部材が、中空部内に位置する嚢形態からなり、前記噴射薬剤は、嚢形態の遮断部材に収容することを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記遮断部材が、排出孔を遮断する膜の形態からなり、前記噴射薬剤は、遮断部材によって外部と遮断される中空部に収容することを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記遮断部材が、排出孔に設置して排出孔を遮断するリリースバルブであり、前記噴射薬剤は、遮断部材によって外部と遮断される中空部に収容することを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記シャフトには、端部を先鋭に形成して遮断部材に向かって延長した針部材を備えることを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記排出孔には、管体のノズル部材を連結し、遮断部材の遮断機能が喪失されると、噴射薬剤は、ノズル部材を通じて案内されて外部に排出することを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記シャフトには、排出孔より軸方向外側に位置し、半径方向に延長した反射部材を備え、遮断部材の遮断機能が喪失されると、排出孔を通じて排出した噴射薬剤は、反射部材に衝突して軸方向内側に移動方向を転換することを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記噴射薬剤が、消火薬剤、染料または蛍光物質のいずれか一つ以上が混合されてなることを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記噴射薬剤が、消火薬剤、染料または蛍光物質のいずれか一つ以上が混合されてなることを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記排出孔には、ホイッスル手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。前記排出孔には、ホイッスル手段を備えることを特徴とする、請求項8に記載の噴射機能を有するコンベア用ローラー。

说明书全文

本発明は、コンベア用ローラーに関するもので、より詳細には、噴射機能を有するコンベア用ローラーに関するものである。

被移送物を移送するために産業現場で広く使用されているキャリアローラーコンベア装置には、1つの単位ユニットとして複数のコンベア用ローラーが設置される。図1は、従来技術によるコンベア用ローラー10を示した縦方向断面図であり、従来技術のコンベア用ローラー10は、シャフト12の両端から離隔した位置に形成された環状溝にストッパーリング12bが設けられていて、ストッパーリング12bの外側にベアリング13が備えられ、ベアリング13の外側には、ローラー本体部11と一体にエンドキャップ14が結合する。そして、ローラー本体部11の両端は、内側に折り曲げて内向フランジ11aが形成され、ローラー本体部11の両端に形成された内向フランジ11aの内側にエンドキャップ14をそれぞれ挿入して結合する。前記エンドキャップ14は、内向フランジ11aに溶接して結合する。図1の図面符号15は、シャフト12とエンドキャップ14の中心線が相互に一致していないか、または互いに傾斜する現象が発生してベアリング13にミスアライメントが生じることを防止するために備えられるハウジング部材を示したものであり、18はベアリング13の内輪を外側から軸方向に支持するカバーを示したものであり、19は前記カバー18の軸方向内側に位置してカバー18とラビリンスシールを形成するシール部材19を示したものである。前記のローラー本体部11は、中空型パイプであり、エンドキャップ14と一体に備えることも可能である。ローラー本体部11とエンドキャップ14は、ローラー本体を成し、シャフト12に対してベアリング13で支持され、シャフト12に対して回転可能に備えられる。

特許文献1には、他の形態のコンベア用ローラーが記載されている。

コンベア用ローラーは、図1及び特許文献1の図2に示されたように、中空のローラー本体11と、前記ローラー本体11を貫通して挿入して設けられるシャフト12と、前記シャフト12とローラー本体11との間に設けられ、シャフト12に対してローラー本体11を回転可能に支持するベアリング13と、前記ベアリング13の軸方向外側に備えられるシール部材からなる。前記別個のシール部材を備えずに、シール一体型ベアリングを設けることもできる。

コンベア用ローラーは、シャフト12が支持された状態で、コンベアベルトと一緒に設置され、被搬送物をベルトコンベア上に積載してコンベアベルトの移動によって移動させるときに、コンベアベルトを上方支持する作用をする。コンベアベルトで被搬送物が搬送されるときに、コンベアベルトの移動によってコンベア用ローラー10は、シャフト12が支持された状態でローラー本体11がシャフト12に対して回転運動をする。使用中にベアリング13が損傷するなどの原因によってローラー本体11がシャフト12に対して回転しなくなった場合、ローラー本体11とベルトコンベアに摩擦が発生し、温度が上昇するようになり火災などの原因になる。

従来は、過熱などを検出することが難しく、火災の発生を未然に防止することができなかった、火災が発生した場合には、備えられた消火器を使用して消火なければならないという問題点があり、コンベア用ローラー10の設置位置が接近することが難しい場所である場合、初期鎮火ができなくて、大規模火災に拡大し得る問題があった。

韓国公開実用新案第20−2010−0000112号公報

本発明は、従来技術が有する問題点を解決するために提案されたもので、過熱や火災発生時に噴射薬剤を噴射し、火災の発生を知らせることができ、火災になることを防止することができることはもちろん、初期消火を可能にした噴射機能を有するコンベア用ローラーを提供することを目的とする。

前記のような目的のために、本発明は、外部と連通した排出孔が形成された中空のローラー本体と、前記ローラー本体に挿入して設けられるシャフトと、前記ローラー本体とシャフトの間に設けてシャフトに対してローラー本体を回転可能に支持するベアリングと、前記ローラー本体とシャフトとの間に形成される空間に備える噴射薬剤と、前記噴射薬剤が排出孔を通じて外部に排出することを防止する遮断部材を含み、前記遮断部材の遮断機能が喪失すると、排出孔を通じて噴射薬剤が外部に漏出する噴射機能を有するコンベア用ローラーを提供する。

前記ローラー本体に形成された排出孔は、シャフトに形成することを特徴とする。

前記遮断部材は、ローラー本体とシャフトとの間に形成される空間に備える嚢形態からなり、前記噴射薬剤は、嚢形態の遮断部材に収容されることを特徴とする。

前記遮断部材は排出孔を遮断する膜形態からなり、前記噴射薬剤は、ローラー本体とシャフトとの間に形成されて遮断部材によって外部と遮断された空間に収容することを特徴とする。

前記シャフトには、軸方向に排出孔外側に位置して半径方向に延長した反射部材を備え、排出孔を通じて排出された噴射薬剤は、反射部材に衝突して軸方向内側に運動方向が転換することを特徴とする。

前記遮断部材は、排出孔を遮断するリリースバルブであり、前記噴射薬剤は、ローラー本体とシャフトとの間に形成されて遮断部材によって外部と遮断される空間に収容することを特徴とする。

前記排出孔には、管体のノズル部材を連結し、遮断部材の遮断機能が喪失されると、噴射薬剤は、ノズル部材を通じて案内されて外部に排出されることを特徴とする。

一方、本発明は、中空のローラー本体と、前記ローラー本体に挿入して設けられて中空部が形成され、中空部と外部を連通させる排出孔が形成されたシャフトと、前記ローラー本体とシャフトの間に設けてシャフトに対してローラー本体を回転可能に支持するベアリングと、前記シャフトの中空部に収容する噴射薬剤と、前記噴射薬剤が排出孔を通じて外部に排出することを防止する遮断部材を含み、前記遮断部材の遮断機能が喪失すると、排出孔を通じて噴射薬剤が外部に漏出する噴射機能を有するコンベア用ローラーを提供する。

前記遮断部材は、中空部内に位置する嚢形態からなり、前記噴射薬剤は、嚢形態の遮断部材に収容することを特徴とする。

前記遮断部材は、排出孔を遮断する膜形態からなり、前記噴射薬剤は、遮断部材によって外部と遮断される中空部に収容することを特徴とする。

前記遮断部材は、排出孔に設けた排出孔を遮断するリリースバルブであり、前記噴射薬剤は、遮断部材によって外部と遮断される中空部に収容することを特徴とする。

前記シャフトには、端部を先鋭に形成して遮断部材に向かって延長した針部材を備えることを特徴とする。

前記排出孔には、管体のノズル部材を連結し、遮断部材の遮断機能が喪失すると、噴射薬剤は、ノズル部材を通じて案内されて外部に排出することを特徴とする。

前記シャフトには、排出孔より軸方向外側に位置し、半径方向に延長した反射部材を備え、遮断部材の遮断機能が喪失すると、排出孔を通じて排出した噴射薬剤が、反射部材に衝突して軸方向内側に運動方向を転換することを特徴とする。

前記噴射薬剤は、消火薬剤、染料または蛍光物質のいずれか一つ以上を混合してなることを特徴とする。

前記排出孔には、ホイッスル手段を備えることを特徴とする。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーによると、過熱や火災時に噴射薬剤が噴射される効果があり、噴射薬剤は、消火薬剤からなり噴射時に消火機能をするので、過熱が防止され、初期消火が可能であり、接近が容易でない場所に設置した場合でも、自己消火が可能になる効果がある。また、噴射薬剤に蛍光物質を混合するため、噴射時に、視覚的に検出を可能にすることができ、遮断部材の破裂時に発生する破裂音やホイッスル部材によって聴覚的に異常を感知できるようにする効果もある。

従来技術によるコンベア用ローラーを示した縦方向断面図。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーを示した縦方向断面図

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーの変形例を示した縦方向断面図。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーの他の変形例を示した縦方向断面図。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーのまた他の実施例を説明するために示した縦方向断面図。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーの他の変形例を示した長手方向断面の一部拡大図。

以下、図を参照して、本発明の好ましい実施例に対して詳細に説明する。

図2は、本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーを示した縦方向断面図であり、図3は、本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーの変形例を示した縦方向断面図であり、図4は、本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーの他の変形例を示した縦方向断面図であり、図5は、本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーの他の実施例を説明するために示した縦方向断面図であり、図6は、本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーの他の変形例を示した縦方向断面の一部拡大図である。

以下の説明では、シャフト105の長さ方向を軸方向とし、軸方向にシャフト105の中心に向かう方向を軸方向内側とし、シャフト105の軸方向両側端部に向かう方向を軸方向外側とする。そして、ローラー本体部101からシャフト105に向かう方向を半径方向内側とし、シャフト105からローラー本体部101に向かう方向を半径方向外側とする。

図2〜図4に示したように、本発明の好ましい実施例による噴射機能を有するコンベア用ローラー100は、ローラー本体と、前記ローラー本体に軸方向に貫通して挿入されるシャフト105と、前記シャフト105に対してローラー本体を回転可能に支持するベアリング107からなる。前記ベアリング107は、半径方向にローラー本体とシャフト105との間に設けられ、シャフト105の長さ方向に離隔して複数設けられる。前記ベアリング107は、転動体を有する転がりベアリングとすることもでき、すべりベアリングとすることも可能である。

前記ローラー本体は、中空体のローラー本体部101と、前記ローラー本体部101の軸方向両端に備えられるキャップ部材103とからなる。前記ローラー本体部101は、両側に開口した断面が円形である中空体で、設置時にコンベアベルトを下部から支持する。前記ローラー本体部101は、金属やプラスチックで製造することができる。前記キャップ部材103は、ローラー本体部101の両端に挿入して備えられ、外径面はローラー本体部101に接して設けられる。前記キャップ部材103は、しまりばめによりローラー本体部101に挿入して備えることができ、キャップ部材103の外径側を溶接連結してローラー本体部101に備えることができる。前記ローラー本体部101とキャップ部材103は、一体に形成することも可能である。

前記キャップ部材103の内径とシャフト105外径との間には、半径方向に間隔を形成し、キャップ部材103とシャフト105との間にベアリング107を備える。前記ベアリング107の外輪は、キャップ部材103の内径面に挿入して内径面と接し、内輪にシャフト105が挿入され、内輪はシャフト105の外径面に接するようになる。前記ベアリング107の内輪にシャフト105は、しまりばめの関係で挿入される。ベアリング107が軸方向に固定される構造は、韓国公開特許第10−2011−0127877号に記載されたような構造で実装することができ、これに対する詳細な説明は省略する。前記のようにローラー本体とシャフト105との間にベアリング107を備えることにより、ローラー本体はシャフト105に対して回転可能に備えられる。

図2〜図4で109は、軸方向にベアリング107の外側に備えて異物の侵入を防止するシール部材109を示したものである。前記シール部材109は、キャップ部材103に挿入して設けられる。シャフト105は、シール部材109に挿入する。前記シール部材109は、一緒にラビリンス(Labyrinth)シールを形成する第1シール部材109aと第2シール部材109bで構成することができる。シール部材109を成して迷路を形成する第1シール部材109aと第2シール部材109bのいずれか一つは、キャップ部材103の内径に挿入して備えられ、残りの一つにシャフト105を挿入して備える。前記シャフト105の両側端部は、軸方向にシール部材109から外側に突出している。

本発明によるシャフト105は、図2〜図4に示したように内側に中空部を形成し、中空部を外部と連通する排出孔105aを形成する。前記排出孔105aの一側端部は、中空部に連通し、他側端部は、外部と連通する。前記中空部に噴射薬剤を収容する。

前記シャフト105には、内側に中空部が形成され、中空部を外部と連通させる排出孔105aを形成する。前記排出孔105aは、中空部を間に置いて軸方向両側に形成することもでき、中空部の軸方向一側に形成することもできる。前記排出孔105aの断面積は、中空部の断面積よりも小さく形成し、中空部に収容した噴射薬剤が排出されるときに、高速で排出されるようにすることができる。

前記排出孔105aは、中空部から軸方向外側にシャフト105の端部まで延長して外部と連通することができる。前記排出孔105aは、中空部から軸方向外側に延長した後、半径方向に延長して外部と連通する形態に形成することができる。そして半径方向に延長した後、再び軸方向内側に傾斜するように延長する形態に形成することができる。軸方向外側にシャフト105の端部まで延長する場合、噴射薬剤は、軸方向外側方向に排出噴射され、排出孔105aの端部が向かう方向に噴射排出される。

図6に示したように、半径方向に延長した形態からなる反射部材128をさらに設けることができる。前記反射部材128は、円形の板状に設置した後、端に行くほど軸方向内側に近づくように傾斜させて形成する。軸方向外側に向かって凸形に湾曲させて形成することもできる。前記反射部材128は、ローラー本体に固定設置することもでき、シャフト105に固定設置することもできる。ローラー本体に固定する場合は、ローラー本体と一緒に回転する。前記反射部材128は、排出孔105aの外側端部から離隔し、排出孔105aの外側端部と対向する位置に設ける。図6の図面符号128aは、板状の反射部材128を固定する棒状の連結部材を示したものである。前記連結部材128aは、一端はローラー本体やシャフト105に連結し、他端は反射部材128に連結して反射部材128がローラー本体やシャフト105に固定設置されるようにする。

図6に示したように、前記排出孔105aは、中空部から軸方向外側にシャフト105の端部まで延長して外部と連通するように形成して、反射部材128は排出孔105aの外側端部から軸方向に離隔し、排出孔105aに向かい合う位置に設置すると、排出孔105aを通じて噴射排出される噴射薬剤は、反射部材128に衝突した後、運動方向を軸方向内側に転換してローラー本体とシャフト105に噴射する。前記反射部材128の形態が端に行くほど軸方向内側に近づくように傾斜して形成すると噴射薬剤は、反射部材128に衝突した後、軸方向内側にそして半径方向内側に運動方向を転換する。

前記シャフト105には、中空部に収容した噴射薬剤が排出孔105aを通じて外部に漏出することを遮断する遮断部材111を設ける。前記遮断部材111は、図2及び図3に示したように、シャフト105の中空部内に位置する密閉された嚢形態からなり、前記噴射薬剤は、嚢形態の遮断部材111に収容する。遮断部材111は、閉鎖された空間が形成された嚢形態からなり、噴射薬剤は、遮断部材111の閉鎖された空間に収容する。

前記遮断部材111は、図4に示したように、排出孔105aを遮断する膜の形態からなり得る。前記遮断部材111は、シャフト105の中空部と排出孔105aとの間に形成された段差部に付着して排出孔105aを遮断するように設けることできる。前記遮断部材111は、段差部に端部が接着した状態で備えられる。前記遮断部材111は、シャフト105の軸方向端部に付着して排出孔105aを遮断するように備えることができる。噴射薬剤は、遮断部材111によって排出孔105aが遮断されることにより、外部から遮断された空間部となる中空部に収容する。

前記遮断部材111は、ビニールのような合成樹脂の膜からなる。前記遮断部材111には、破裂が容易なように事前に切り込みを形成することも可能である。

前記シャフト105には、端部を先鋭に形成し、遮断部材111に向かって延長された針部材124を備えることもできる。前記針部材124は、遮断部材111に向かって軸方向内側に延長するように備える。設置状態で針部材124の端部は、遮断部材111と離隔するように設置する。前記針部材124は、中空部に固定設置することが可能である。

一方、前記遮断部材111は、排出孔105aに設置されて排出孔を遮断するリリースバルブにすることも可能である。リリースバルブで遮断部材111を形成すると、中空部の圧が増加すると、リリースバルブが開いて噴射薬剤が、排出孔105aを通じて外部に排出される。

図2〜図4に示したように、前記シャフト105は、中空体パイプにして、両端に第1閉鎖部130と第2閉鎖部120を備えるようにして、第1閉鎖部130と第2閉鎖部120との間に中空部が形成されるようにすることが可能である。噴射薬剤は、遮断部材111、第1閉鎖部130、第2閉鎖部120そして中空体パイプのシャフト105によって形成される空間に収容して備えることができる。

前記シャフト105を一側が塞がれ、他側のみが開口した形態に形成し、一側に開口した部分のみを第1閉鎖部130または第2閉鎖部120で塞ぐ構造とすることも可能である。

前記遮断部材111は、図2及び図3に示したように、ビニールのような合成樹脂からなる密閉された嚢形態で形成し、噴射薬剤は、遮断部材111内に収容し、噴射薬剤を収容した遮断部材111は、第1閉鎖部130と第2閉鎖部130との間に位置するようにシャフト105をなす中空パイプに挿入する。前記遮断部材111は、軸方向に第1閉鎖部130と第2閉鎖部130から間隔を有する大きさに形成する。遮断部材111の設置時に軸方向の一側は、第1閉鎖部130に接して他側は第2閉鎖部130から離隔するように設置することもでき、一側は、第1閉鎖部130から離隔し、他側は第2閉鎖部130に接するように設置することもでき、両側を第1閉鎖部130と第2閉鎖部130から離隔するように設置することもできる。

中空パイプの一端を閉鎖する第1閉鎖部130は、シャフト105をなす中空体パイプの一端に挿入し、軸方向外側にネジ締結溝を凹面に形成した第1閉鎖部材131と、前記第1閉鎖部材131の軸方向外側に位置するように中空パイプに挿入し、ネジ孔が貫通形成された第2閉鎖部材133と、前記第2閉鎖部材133のネジ孔を貫通して軸方向内向きに延長され、第1閉鎖部材131のネジ締結溝にネジ締結される第1締結ネジ135からなる。前記第1締結ネジ135の頭部が第2閉鎖部材133を軸方向内向に加圧する。

前記第1閉鎖部材131は、中空体パイプにしまりばめ挿入され、前記第2閉鎖部材133は、第1締結ネジ135のネジ締結で、第1閉鎖部材131に固定して備えられる。前記第2閉鎖部材133は、半径方向に拡張した第1フランジ部133aを有し、前記第1フランジ部133aの外径は、中空体パイプの外径よりも大きくてベアリング107の外側に位置するシール部材109を軸方向に加圧して支持する。

中空パイプの他側端部を閉鎖する第2閉鎖部120は、シャフト105をなす中空体パイプの他端に挿入し、軸方向外側にネジ締結溝を凹面に形成した第3閉鎖部材121と、前記第3閉鎖部材121の軸方向外側に位置するように中空パイプに挿入し、ネジ孔が貫通形成された第4閉鎖部材123と、前記第4閉鎖部材123のネジ孔を貫通して軸方向内向きに延長され、第3閉鎖部材121のネジ締結溝にネジ締結される第2締結ネジ125からなる。前記第2締結ネジ125の頭部が第4閉鎖部材123を軸方向内向に加圧する。

前記第3閉鎖部材121は、中空体パイプにしまりばめ挿入され、前記第4閉鎖部材123は、第2締結ネジ125のネジ締結で第3閉鎖部材121に固定して備えられる。前記第4閉鎖部材123は、半径方向に拡張された第2フランジ部123aを有し、前記第2フランジ部123aの外径は、中空体パイプの外径よりも大きくてベアリング107の外側に位置するシール部材109を軸方向に加圧して支持する。前記第3閉鎖部材121には、ネジ締結溝から軸方向に内向に貫通延長した貫通孔を形成し、前記第2締結ネジ125を軸方向に貫通孔が形成された中空ネジとする。前記針部材123は、第3閉鎖部材121の内側端部に軸方向内向きに設けることができる。

シャフト105の中空部は、第1閉鎖部130と第2閉鎖部120との間に形成され、中空部を外部と連通させる排出孔は、第3閉鎖部材121に形成された貫通孔と第2締結ネジ125に形成された貫通孔によって形成される。遮断部材111は、板状の膜形態からなり、第3閉鎖部材121の軸方向内側端部に接着剤で付着して排出孔を閉鎖する構造で備えることも可能である。前記シャフト105の両側を第2閉鎖部120と同じ構造にして、中空部の両側に排出孔を形成するようにすることも可能である。

排出孔を形成した側に反射部材128を設ける。前記反射部材128は、排出孔の外側端部から軸方向に離隔し、排出孔に向かい合うように位置する。反射部材128は、バー形態の複数の連結部材128aによってシャフト105の端部に固定設置することができる。連結部材128aは、一端をシャフト105に固定連結し、軸方向に延長し、他端を反射部材128に固定連結する。

図5に示したようにローラー本体の内側とシャフト105との間には、略円筒形の空間が形成される。噴射薬剤は、ローラー本体とシャフト105との間に形成される空間に備えることも可能である。ローラー本体とシャフト105との間に形成される空間(S)に閉鎖された空間部を有する嚢形態の遮断部材111を一つ以上設けることができ、噴射薬剤は、遮断部材111に形成された空間部に備えられる。遮断部材111の軸方向両側にベアリング107とシール部材109を設ける。嚢形態の遮断部材111は、シャフト105を覆うように設けられる。遮断部材111を略円筒形の閉鎖された空間部を形成する形態にして、遮断部材111にシャフト105を挿入する構造で設けることができる。前記遮断部材111の半径方向内側にシャフト105を挿入し、内側で遮断部材111とシャフト105が互いに接して遮断部材111がシャフト105に固定される。

遮断部材111の半径方向外側面とローラー本体部101の半径方向内面との間には、間隔を形成し、コンベア用ローラー100が動作したときに、遮断部材111とローラー本体部101との間に摩擦が発生しないようにする。

または遮断部材111の半径方向外側面がローラー本体部101の半径方向内面に接し、前記遮断部材111の半径方向内側とシャフト105との間に間隔を形成するようして、コンベア用ローラー100が動作したときに、遮断部材111がローラー本体部101と一体に回転するようにすることもできる。遮断部材111がローラー本体部101と一体に回転することにより遮断部材111内に収容した噴射薬剤が混合される効果が発生する。

ローラー本体とシャフト105との間に形成される空間(S)に閉鎖された空間部を有する嚢形態の遮断部材111を設けて、噴射薬剤は、遮断部材111に形成された空間部に備える構造において、排出孔は、軸方向を向くようにローラー本体部101に形成する、あるいは、キャップ部材103に形成することが可能である。図5で図面符号103aは、排出孔を例示したもので、キャップ部材103に形成した例を示したものであり、排出される噴射薬剤がシャフト105を向くように半径方向内向きに形成した例を示したものである。

前記排出孔と向かい合うように反射部材128を設けて、反射部材128は、円錐状環状板からなり、シャフト105を挿入してシャフト105に備えることができる。前記反射部材128は、直径が増加するほどローラー本体に近づく傾斜した構造とし、排出孔と向かい合う大きさを有することが好ましい。遮断部材111が破裂損傷して噴射薬剤が排出孔を通じて排出されるとき、反射部材128に接して運動方向が転換され、軸方向および半径方向内向きになる。

図5に示していないが、図2〜図4に示したような針部材は、ローラー本体部101やキャップ部材103に設置して遮断部材111に向かって延長した形態とすることができる。図5に示していないが、前記排出孔は、遮断部材111が位置した空間と外部が連通するようシャフト105に形成することも可能である。

図2〜図4に示したように、排出孔に連結して中空部に連通するようノズル部材127を備えることが可能である。前記ノズル部材127は、シャフト105に形成する排出孔とローラー本体に形成する排出孔に備えられる。ノズル部材127は、両端が開口した中空の管体であり、ノズル部材127の一側端部を排出孔に挿入して設けることができる。前記のように、第2閉鎖部120にシャフト105の一側端部を形成する場合、ノズル部材127の端部は、第2締結ネジ125の貫通孔に挿入して備えられる。したがって、中空部に収容された噴射薬剤は、ノズル部材127を通じて案内され、外部に漏出する。前記ノズル部材127は、シャフト105にネジ結合や溶接結合によって備えることができる。

前記ノズル部材127は、図2に示したように屈曲した形態にして、排出される噴射薬剤を案内するようにする。前記ノズル部材127は、一部はシャフト105に挿入され、残りの部分は、軸方向に外向き延長して、シャフト105の端部から露出する第1延長部127aと、半径方向に外向きで軸方向に内向するように傾斜して備えられた第2延長部127bを備える。軸方向に対して第2延長部127bの傾斜度(θ)は、70度にすることができる。前記第2延長部127bの端部は、半径方向にローラー本体部101の外径よりも内側に位置し、第2延長部127bは、第2延長部127bの延長線がローラー本体部101の外径端部よりも軸方向に外側に位置するように傾斜して形成する。したがって、第2延長部127bを通じて漏出する噴射薬剤は、ローラー本体部101の上部に撒かれるようになる。

前記ノズル部材127は、第1延長部127aから分枝する複数の第2延長部127bを備え、第2延長部127bは、円周方向に角度を有するように備えて、多様な角度で噴射薬剤を撒くようにすることができる。または排出孔を複数個形成し、各排出孔にノズル部材127を連結して複数のノズル部材127を備えることも可能である。

前記針部材124は、第3閉鎖部材121の軸方向内側から内向きに延長して設ける。前記針部材124の端部は、遮断部材111から離隔するようにする。前記のような針部材124を備えないで、ノズル部材127の軸方向内側端部を先鋭に形成し、ノズル部材127が第3閉鎖部材121の軸方向内側端部を過ぎて遮断部材111に向かって延長して設置することも可能である。

前記排出孔には、気体の流動によって音が発生するホイッスル手段(図示せず)を備えることができる。排出孔にノズル部材127を連結する場合、ノズル部材127にホイッスル手段を備えることができる。

噴射薬剤は、消火薬剤からなり得、噴射時に消火機能をすることができる。また、蛍光物質や色素を含むことができ、蛍光物質の例として、ケイ酸亜鉛、ケイ酸カドミウム、ハロリン酸カルシウムなどを挙げることができる。噴射薬剤は、消火薬剤と蛍光物質を混合してつくることができる。噴射薬剤の染料や蛍光物質を混合することにより噴射時に視覚的に検出可能にする効果が発生する。染料は、天然染料や合成染料を用いることができる。染料は、固形粉末の状態で含むことができる。

消火薬剤としては、酸化ナトリウム(2NaHCO3)と硫酸(+H2SO4)を混合した酸アルカリ消火薬剤、炭酸カリウム(K2CO3)と硫酸(+H2SO4)を混合した消火薬剤、炭酸ナトリウム(6NaHCO4)と有水硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3 18H2O)を混合した消火薬剤、ハロン1301、ハロン1211、ハロン2402、ハロン104のような消火薬剤を用いることができる。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラー100は、図3に示したように、シャフトの中空部に温度上昇に応じて膨張するアキュムレータ部材113をさらに備えることができる。図5に示したように噴射薬剤がローラー本体とシャフト105との間に形成される空間(S)に備える場合、図示していませんがアキュムレータ部材はローラー本体とシャフト105との間に形成される空間(S)に具備され得る。

前記アキュムレータ部材は、膨張しながら噴射薬剤を排出孔に加圧するように動作する位置に設けることができる。遮断部材111を嚢形態で形成して、遮断部材111内に噴射薬剤を収容する場合、前記アキュムレータ部材113は、排出孔の反対側に位置するように備えることができる。前記遮断部材111は、アキュムレータ部材113と排出孔の間に位置する。

前記アキュムレータ部材113は、排出孔に向かって開口した支持部材1131と、前記支持部材1131の中で軸方向に摺動可能に備えられる移動部材1133からなる。図3において、図面符号1137は、支持部材1131の内径面と移動部材1133の内径面との間に備えられるシール部材を示したものであり、1135は、移動部材1133の反対側に支持部材1131にネジ締結された締結ネジを示したものである。前記支持部材1131と移動部材1133との間に形成された空間に膨張ガスを充填する。充填ガスとしては、窒素ガスを挙げることができる。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラー100が装着されて回転する際に、ベアリング107の損傷などによって回転しなくなってコンベアベルトとの間で摩擦熱が発生し、摩擦熱によって火災が発生して噴射薬剤が収容された収容部の温度が上昇すると、温度上昇によって体積が増加し、遮断部材111が膨張することになる。アキュムレータ部材113を備えている場合は、支持部材1131と移動部材1133との間に形成された空間に充填された膨張ガスも膨張して移動部材1133は、支持部材1131の端部に向かってスライドして噴射薬剤を加圧する。

そして膨張によって遮断部材111が破裂すると、噴射薬剤が排出孔を通じて排出される。反射部材128が備えられている場合、排出孔を通じて排出された噴射薬剤は、反射部材128に衝突して運動方向が転換され、軸方向内側に運動する。ノズル部材127が備えられている場合、ノズル部材127を通じて案内されて外部に排出され、第2延長部127bの端部から漏出し、噴射機能を有するコンベア用ローラー100の上方に撒かれることになる。第2延長部127bが複数に分岐して備えられたり、ノズル部材127が複数個備えられた場合は、多方向に排出される。

遮断部材111がリリースバルブからなる場合、圧力の上昇によってリリースバルブが開放されて外部に排出される。

噴射薬剤が消火薬剤からなる場合、火災の初期段階で消火薬剤が噴射され、消火作用が行われ、蛍光物質や色素が含まれている場合、視覚的に識別可能にする作用をすることになる。針部材124を備える場合、膨張する遮断部材111が針部材124に接触して破裂する。一方、前記排出孔やノズル部材127に音を発生するホイッスル手段を備える場合、音によって火災の警報をすることができる効果がある。

本発明による噴射機能を有するコンベア用ローラーによると、過熱や火災時に噴射薬剤が噴射される効果があり、噴射薬剤は、消火薬剤からなって噴射時に消火機能をするので、過熱が防止され、初期消火が可能であり、接近が容易でない場所に設置されている場合でも、自己消火が可能になる効果がある。また、噴射薬剤に蛍光物質を混合することによって、噴射時、視覚的に検出可能にすることができ、遮断部材の破裂時に発生する破裂音やホイッスル部材によって聴覚的に異常を知らせるようにする効果もある。

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