Of the belt conveyor drive unit

申请号 JP4961196 申请日 1996-02-14 公开(公告)号 JP3188836B2 公开(公告)日 2001-07-16
申请人 三機工業株式会社; 发明人 繁 八木;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 フレームと、該フレームの前後に配設されるヘッドベルト受け及びテールベルト受けと、このヘッドベルト受けとテールベルト受けに掛け渡されるエンドレスベルトと、を有し、更に、フレームの下部に該フレームに対して分割・取り外し自在に配置された駆動部ユニットとを具備し たベルトコンベヤであって、 前記駆動部ユニット取付位置のフレーム下部に配置され、前記エンドレスベルトの帰り側ベルト内面に接する2個の受けプーリと、 前記駆動部ユニット内に配置され、且つ、 スプリング部
    を具備した枠体に支持され、前記エンドレスベルトの帰り側ベルト外面に接するドライブプーリと、 を有し、 前記ドライブプーリは、前記 スプリング部材により常時前記2個の受けプーリ側に押圧付勢され、且つ、前記受けプーリとドライブプーリとで挟まれた部分の前記エンドレスベルトが前記ドライブプーリのベルト外側からの押し付けにより摩擦駆動されることを特徴とす るベルトコンベヤの駆動装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、受けプーリとドライブプーリとで挟まれたベルトがドライブプーリのベルト外側からの押し付けにより摩擦駆動されるベルトコンベヤの駆動装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】エンドレスベルトの往き側をスライドベッド上に摺動させながら駆動するベルトコンベヤは、小物、ばら物等の搬送に多用されているが、従来はベルトをドライブプーリ側に押し付ける、という駆動方式をとっているため、ベルト伸びが大きくなると搬送が著しく低下するので、テークアップ装置を付設して張力をかけておく必要がある。

    【0003】一方、食品や医薬品関連の製造機周辺のフィーダコンベヤとして使用するときには、搬送面ならびにその周辺を常に清浄にしておかねばならず、搬送面等に汚れが生じれば、随時あるいは定期的に清拭することが行われている。 しかし、ベルト表面の清拭は問題ないとしても、ベルト裏面やローラ周面の清掃、清拭にはベルトをフレームまたはローラから取り外さない限り完全に遂行することはできない。

    【0004】この種のコンベヤは、スライドベッドに常時摺動しているためベルトの傷みが甚だしく搬送ベルトを交換する必要がある。 搬送ベルトを交換するときには、フレームを機台から取り外すか、ローラをフレームから取り外さなければならないが、これらの作業は面倒であった。 このため、実公平5ー24652号公報の考案では、機台の一側にフレームを開閉自在に取付け、フレームを閉じて通常の搬送を行い、上方に開いたときベルトを取り外すことができるようにしている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】上記実公例では、ベルト伸びが大きくなると搬送が著しく低下するので、テークアップ装置を付設してベルトに張力をかけておく必要があり、それだけベルト傷みを早くして、頻繁にベルト交換作業をおこなわねばならない。

    【0006】一方、食品や医薬品関連の製造機周辺のフィーダコンベヤとして使用するものでは、搬送面ならびにその周辺を常に清浄にし、搬送面等に汚れが生じれば、随時あるいは定期的に清拭するベルトコンベヤに、
    上記実公平5ー24652号公報のようにフレームを開閉自在に取付けておけば、ベルトの交換と清掃を行うことができる。

    【0007】上記のように、ベルトをドライブプーリ側に押し付けて駆動する方式ではベルト張力を出すためテークアップ装置が必要であるが、本発明はドライブプーリをベルト側に押しつけることによりテークアップ装置の必要がないベルトコンベヤの駆動装置を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、フレームと、該フレームの前後に配設されるヘッドベルト受け及びテールベルト受けと、このヘッドベルト受けとテールベルト受けに掛け渡されるエンドレスベルトと、を有し、更に、フレームの下部に該フレームに対して分割・取り外し自在に配置された駆動部ユニットとを具備したベルトコンベヤであって、前記駆動部ユニット取付位置のフレーム下部に配置され、前記エンドレスベルトの帰り側ベルト内面に接する2個の受けプーリと、前記駆動部ユニット内に配置され、且つ、 スプリング部材を具備した枠体に支持され、前記エンドレスベルトの帰り側ベルト外面に接するドライブプーリと、を有し、前記ドライブプーリは、前記スプリング部材により常時前記2個の受けプーリ側に押圧付勢され、且つ、前記受けプーリとドライブプーリとで挟まれた部分の前記エンドレスベルトが前記ドライブプーリのベルト外側からの押し付けにより摩擦駆動されることを特徴とする。

    【0009】上記の構成であるので、受けプーリとドライブプーリとで挟まれたベルトがドライブプーリのベルト外側からの押し付けにより摩擦駆動される。 また、駆動部ユニットとフレームとを締め付けていたビスを取り外して駆動部ユニットとフレームとを切り離す。 この切り離しによりベルトをたるませフレームからベルトを取り外して、ベルトの表裏面を清浄化し、フレーム及び駆動部ユニットの所要箇所を清掃ないし保守点検する。 組み立てて再度使用する。 ドライブプーリはラバースプリング等のスプリング部材により受けプーリ側に圧接させていてベルト外側を摩擦駆動し、テークアップが不必要となり、構造が簡単になる。

    【0010】

    【発明の実施の形態】次に図面に基づき本発明を具体的に説明する。 図1ないし図5は本発明に係るベルトコンベヤの駆動装置の第1実施態様を示すもので、図1は同駆動装置の側面図、図2は図1のAーA線における横断正面図である。

    【0011】 (全体の構成) 図示のように、脚ユニット11の上にビス13を用いて駆動部ユニット12を固着し、その上部にフレーム15を取外し自在に配置する。 フレーム15の前部にヘッドベルト受け(またはヘッドプーリ)21、後部にテールベルト受け(またはテールプーリ)22を設け、両ベルト受け21,22間にエンドレスベルト20をかけわたしてベルトコンベヤ1
    0を構成させる。 脚ユニット11は図示の形状のものに限定されない。 また、駆動部ユニット12から離れた位置のフレーム15に、前記脚ユニット11と協同してフレーム15を支持する補助の脚ユニット(図示省略)を取外し自在に設けてもよい。

    【0012】前記ヘッドベルト受け21及びテールベルト受け22は、フレーム15の端部に固定され、または着脱可能に落とし込まれた非回転のベルト滑り式のガイドとするか、或いは図示のように、フレーム15の端部に支持されプーリ、または着脱可能に落とし込まれたプーリとしてもよい。

    【0013】フレーム15は、図2に断面を示すように、側面と下面にT溝18、19を有し、両側のフレーム15本体の間にスライドベッド16を一体に成形している。 フレーム15下部の駆動部ユニット12取付け領域には帰り側のエンドレスベルト20の内面に接する受けプーリ23、24を配置する。 この受けプーリ23、
    24は、フレーム15下面のT溝19に装着した軸受け金具28を用いて固着される。 図示のフレーム15は、
    左右フレーム部材の上端部間をスライドベッド16で連接させたものとしたが、対向する左右フレーム部材間に間隔をおいて複数のキャリアローラ(図示省略)を配置したものとしてもよい。

    【0014】前記駆動部ユニット12内に、帰り側のエンドレスベルト20の外面に接するドライブプーリ30
    を配置する。 このドライブプーリ30は後記するようなラバースプリング33により常時受けプーリ23,24
    側に押圧付勢されている。 受けプーリ23、24とドライブプーリ30とでエンドレスベルト20を挟み、かつ挟まれたエンドレスベルト20がドライブプーリ30のエンドレスベルト20外側からの押し付けながらの回動によって摩擦駆動されるようになっている。

    【0015】駆動部ユニット12は、ドライブプーリ3
    0と、支持枠31、揺動枠体32と、ラバースプリング33、板バネ60(後記図9に示す)のごときスプリング部材と、減速機付きモータ41とから構成されている。 支持枠31は、左右の側板31a、ツナギ板31
    b、両側板31aの隅部に設けたプレート31cで形成される(図4)。 各プレート31cには、駆動部ユニット12をフレーム15に組み付けるためのビス14の通し孔31dを有している。 また、支持枠31には、後記するようにラバースプリング33のネジリトルクによって常時上向き傾向を付勢された揺動枠体32を設け、この揺動枠体32に減速機付きモータ41と該モータ41
    の出力軸42に固着したドライブプーリ30とを取付けている。 ドライブプーリ30は周面中央にエンドレスベルト20裏面の凸条20aと係合する凹溝43を有し、
    その左右にウレタン樹脂焼き付けなどによる摩擦面4
    4、44を形成させている。 なお、図10は、第1実施態様の骨格的側面図である。

    【0016】ラバースプリング(スプリング部材)33
    は、金属製の内外殻35、36と円柱形のゴム体37から構成され、45゜の変位をもった内殻35、外殻36
    間に数個(4個)のゴム体37を圧入する。 ばね特性は非線形で円柱形のゴム体37が転がりながら圧縮されて動作する。 したがって、揺動運動を確実に伝達し同時に振動、騒音を吸収する。 弾力性に富み、永久変形も少なく、衝撃荷重に強く耐久性に優れている。

    【0017】このラバースプリング33のスプリング機能として、ねじりは±30゜まで許容でき、荷重の増加とともに、ねじり剛性が増加する。 トルク特性は、内外殻と円柱形のゴム体の長さにより決まる。 また、ダンピング機能として、ゴム体の内部摩擦はばね鋼などの金属に比べ1000倍以上で、共振時の振幅低下や衝撃にともなう振動の早期停止が可能になる。

    【0018】揺動枠体32は、前述したように、ラバースプリング33に支持されている。 すなわち、ラバースプリング33の内殻35の両端は、取付金物38を介して駆動部ユニット12の側板31a、31aに固着され、外殻36は揺動枠体32に形成した折り曲げ保持部34と該保持部34に向かい合う保持部材34aとで抱持される。 保持部34と保持部材34aの端部を延長してフランジ39を形成し、ここにツナギ板31b側から直立させたストッパボルト40を当接させる。 このストッパボルト40により揺動枠体32の上限角度を規制し、フレーム15と駆動部ユニット12の組付け時に、
    揺動枠体32に支持されたドライブプーリ30の過度の起立を押さえて組み付け作業を容易にする。

    【0019】ドライブプーリ30及び受けプーリ23、
    24は、各プーリ中央の周面に凹溝43及び23a、2
    4aを有し、これに対応してエンドレスベルト20の裏面長手方向中央にはプーリ側の凹溝43,23a,24
    aに係合してエンドレスベルト20の蛇行を防止しうる凸条20aを備えている。 なお、前記ヘッドベルト受け21、22、キャリアローラ等にも、中央に凹溝を形成させ、フレーム15の中央部に凹溝17を形成させるが、エンドレスベルト20の蛇行が小さい場合には、これらの凹溝、凸条20aはなくてもよい。

    【0020】 (動 作)上記コンベヤの動作について説明する。 受けプーリ23、24とドライブプーリ30とで挟まれたエンドレスベルト20は、ドライブプーリ3
    0のエンドレスベルト20外側からの押し付けにより所定のトルクで摩擦駆動されるため、エンドレスベルト2
    0上の搬送物を図1の矢印の方向に搬送する。 従来のように、エンドレスベルト20をドライブプーリ30側に押し付けて駆動する方式では搬送力を出すためテークアップ装置が必要であるが、上記のようにドライブプーリ30をエンドレスベルト20側に押しつけることによりテークアップ装置を省略することができる。

    【0021】駆動部ユニット12とフレーム15とを締め付けていたビス14を取り外して駆動部ユニット12
    とフレーム15とを切り離すことができる。 図3は図1
    に示す駆動装置のフレーム15から駆動部ユニット12
    を取り外した状態の側面図、図4はフレーム15から切り離した駆動部ユニット12の底面図、図5は図3の横断正面図を示す。 この切り離しによりエンドレスベルト20をたるませフレーム15から取り外して、エンドレスベルト20の表裏面を清浄化し、さらには、フレーム15及び駆動部ユニット12の所要箇所を清掃ないし保守点検する。 また、組み立てて再度使用する。

    【0022】図6は第2実施態様の側面図、図7は図6
    の横断正面図である。 図8は図6の装置において取り外した駆動部ユニット12の側面図である。 この例の駆動部ユニット12は、揺動枠体32の長手軸方向にモータ45とギヤボックス46を取付けギヤボックス46の左右に回転軸47、47を突出させてドライブプーリ4
    8、48を固着するとともに、フレーム15の側面側のT溝18と駆動部ユニット12の側板31aとの間にバネと係合爪とを備えた数組のキャッチクリップ57、5
    7を設けてフレーム15と駆動部ユニット12とを取外し自在の組付け構造とする。

    【0023】上記キャッチクリップ57のみでフレーム15と駆動部ユニット12との組付けが十分でないときは、前記した第1実施態様におけるビス14の締め付けとを併用してもよい。 なお、第2実施態様の骨格的側面図は前の実施態様と同じく図10のように図示される。

    【0024】図9は第3実施態様の側面図を示すもので、第1、2実施態様におけるラバースプリングの代わりにスプリング部材として板バネ60を用いてドライブプーリ48を弾力的に支持したものである。 図示例の板バネ60は、側面よりみてL形をなし、その一辺61を駆動部ユニット12の支持枠31にボルト63で固着し、他辺62を自由端側にしてモータ45及びドライブプーリ48を載置する。 板バネ60の寸法形状は、板厚、幅、有効長さ、ヤング率、荷重に基づくたわみ応力の式によって決定される。 この場合にも、受けプーリ2
    3、24とドライブプーリ48とで挟まれたエンドレスベルト20は、ドライブプーリ48のエンドレスベルト20外側からの押し付けにより所定のトルクで摩擦駆動されるため、エンドレスベルト20上の搬送物を搬送する。 また、ドライブプーリ48をエンドレスベルト20
    側に押しつけることによりテークアップ装置を省略することができる。

    【0025】

    【実施例】ラバースプリングの性能を例示すると表1のとおりである。

    【0026】

    【表1】

    【0027】

    【発明の効果】上述のように本発明は、フレームの下部にエンドレスベルトの駆動部ユニットを取り外し自在に設け、駆動部ユニット内に、帰り側エンドレスベルトの外面に接するドライブプーリを配置すると共に、駆動部ユニット取付け位置のフレーム下部に、帰り側エンドレスベルトの内面に接する2個の受けプーリを設け、受けプーリとドライブプーリとで挟まれたエンドレスベルトが、エンドレスベルト外側から受けプーリ側へのドライブプーリの押し付けにより摩擦駆動するので、ベルトコンベヤの駆動部ユニットをより小型にすることができる。 また、本発明によればテークアップ装置を省略することができるし、ベルト張力が少ないので、普通のエンドレスベルトを用いることにより安価なベルトコンベヤを提供することができる。 また、フレームと駆動部ユニットとを数個のビスまたはキャッチクリップによって取外し自在に組付けたため組付け分解が容易であり、取外し後にフレームからエンドレスベルトを離してエンドレスベルト、フレーム及び駆動部ユニットの保守点検、清掃を容易にする。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明駆動装置の第1実施態様の側面図である。

    【図2】 図1のAーA線における横断正面図である。

    【図3】 図1に示す駆動装置のフレームから駆動部ユニットを取り外した状態の側面図である。

    【図4】 フレームから切り離した駆動部ユニットの底面図である。

    【図5】 図3の横断正面図である。

    【図6】 第2実施態様の側面図である。

    【図7】 図6の横断正面図である。

    【図8】 図6の装置において取り外した駆動部ユニットの側面図である。

    【図9】 第3実施態様の側面図である。

    【図10】 第1ないし第3実施態様の骨格的側面図である

    【符号の説明】

    10 ベルトコンベヤ 11 脚ユニット 1 2 駆動部ユニット 15 フレーム 16 スライドベッド 17 凹溝 18、19 フレームのT溝 20 エンドレスベルト 20a エンドレスベルト裏面の凸条 21 ヘッドベルト受け(ヘッドプーリ) 22 テールベルト受け(テールプーリ) 23、2 4 受けプーリ 28 軸受け金具 3 0 ドライブプーリ 31 支持枠 32 揺動枠体 33 ラバースプリング(スプリング部材) 3 4 保持部 35 内殻 36 外殻 37 ム体 38 付金物 39 フランジ 40 ストッパボルト 41 減速機付きモータ 42 出力軸 43 ドライブプーリの凹溝 44 ドライブプーリの摩擦面 45 モータ 46 ギヤボックス 47 回転軸 48 ドライブプーリ 5 7 キャッチクリップ 6 0 板バネ(スプリング部材

    フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) B65G 23/10 - 23/14 B65G 23/44 B65G 21/06 B65G 15/42 B65G 45/16

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