Conveying device for conveying the container

申请号 JP2013537017 申请日 2011-10-12 公开(公告)号 JP2013544731A 公开(公告)日 2013-12-19
申请人 カーハーエス・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング; 发明人 パーロト・ベルトホルト; バックハウス・マルティン; シュミッツ・クリスティアン;
摘要 複数のコンベアベルトによって搬送方向に複数の容器を搬送するための搬送装置。 これらのコンベアベルトがそれぞれ、1つの閉ループを形成するように前記搬送方向に対して前方の偏向部材によって、且つ前記搬送方向に対して後方の偏向部材によって稼働されている。 これらのコンベアベルトが、複数の上側のループ長によって搬送面を形成する。 これらの上側のループ長が、この搬送面内で前記搬送方向に対して垂直の軸方向に互いにずれて並んだ列を成して互いに隣接して設けられている。 これらの容器が、その直立底又は容器底の直立底径によってこの搬送面上に直立している。
权利要求
  • 第1タイプの複数のコンベアベルト(3.1,3.2)によって搬送方向(TR)に複数の容器(2)を搬送するための搬送装置であって、これらのコンベアベルト(3.1,3.2)がそれぞれ、1つの閉ループを形成するように前記搬送方向(TR)に対して前方の偏向部材(4)によって、且つ前記搬送方向(TR)に対して後方の偏向部材(4)によって稼働されていて、これらのコンベアベルト(3.1,3.2)が、複数の上側のループ長によって搬送面(5)の少なくとも1つの部分領域を形成し、これらの上側のループ長が、この搬送面(5)内で前記搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)に互いにずれて並んだ列(R1〜R4)を成して互いに隣接して設けられていて、これらの容器(2)が、その直立底又は容器底(2.1,2.1.1)の直立底径(SD)によってこの搬送面(5)上に直立している当該搬送装置において、
    前記搬送方向(TR)に対して垂直の前記軸方向(Y軸)に前記第1タイプの前記複数のコンベアベルト(3.1,3.2)を有する幅(B,B1)が、円形の容器横断面の場合に前記直立底径(SD)の半分より小さく、又は当該円形と異なる容器横断面の場合に前記搬送装置(1)によって搬送すべき、最小の容器径又は最小の直立底径(SD)を有する前記複数の容器(2)のそれぞれのより小さい直立底径(SD)の半分より小さいことを特徴とする搬送装置。
  • 複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)によって搬送方向(TR)に複数の容器(2)を搬送するための搬送装置であって、これらのコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)がそれぞれ、1つの閉ループを形成するように前記搬送方向(TR)に対して前方の偏向部材(4)によって、且つ前記搬送方向(TR)に対して後方の偏向部材(4)によって稼働されていて、これらのコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)が、複数の上側のループ長によって搬送面(5,5a,5b)を形成し、これらの上側のループ長が、この搬送面(5)内で前記搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)に互いにずれて並んだ列(R1〜R4)を成して互いに隣接して設けられていて、これらの容器(2)が、その直立底又は容器底(2.1,2.1.1)の直立底径(SD)によってこの搬送面(5)上に直立していて、1つの移行部分(8)に隣接して前後して続く少なくとも2つのコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)が、各列(R1〜R4)内に設けられている当該搬送装置において、
    前記搬送方向(TR)及び/又はこの搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)のそれぞれ2つの移行部分(8)間の距離が、円形の容器横断面の場合に前記直立底径(SD)の半分に少なくとも等しく、又は当該円形と異なる容器横断面の場合に前記搬送装置(1,1a,1b)によって搬送すべき、最大の容器径又は最大の直立底径(SD)を有する前記複数の容器(2)のそれぞれのより大きい直立底径(SD)の半分より大きいように、複数の前記移行部分(8)が、前記搬送面(5,5a,5b)で互いにずれて並んでいることを特徴とする搬送装置。
  • 複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)によって搬送方向(TR)に複数の容器(2)を搬送するための搬送装置であって、これらのコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)はそれぞれ、閉ループ状に回転稼働可能であり、その上側のループ長によって搬送面(5a,5b)を形成し、前記複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)の複数の前記上側のループ長が、この搬送面(5a,5b)内で前記搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)に複数の列を成して互いにずれて並んでいて且つ互いに隣接して設けられていて、前記複数の容器(2)が、その直立底又は容器底(2.1,2.1.1)の直立底径(SD)によってこの搬送面(5a,5b)上に直立している搬送装置において、
    少なくとも前記面(5a,5b)の一部の領域内では、この搬送面(5a,b)が、前記搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)に互いに隣接して並んだ異なる幅(B1,B2,B3)の複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)によって形成されていて、これらのコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)のうちの第1タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(3.1,3.2)が、第1幅(B1)を有し、この第1幅(B1)は、円形の容器横断面の場合に前記直立底径(SD)の半分より小さく、又は当該円形と異なる容器横断面の場合に前記搬送装置(1a,1b)によって搬送すべき、最小の容器径又は最小の直立底径(SD)を有する前記複数の容器(2)のそれぞれのより小さい直立底径(SD)の半分より小さいことを特徴とする搬送装置。
  • 1つの移行部分(8)に隣接して搬送方向(TR)に前後して続く少なくとも2つのコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)が、各列(R1〜R4)内に設けられていて、前記搬送方向(TR)及び/又はこの搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)のそれぞれ2つの移行部分(8)間の距離が、円形の容器横断面の場合に前記直立底径(SD)の半分に少なくとも等しく、又は当該円形と異なる容器横断面の場合に前記搬送装置(1,1a,1b)によって搬送すべき、最大の容器径又は最大の直立底径(SD)を有する前記複数の容器(2)のそれぞれのより大きい直立底径(SD)の半分より大きいように、複数の前記移行部分(8)が、前記搬送面(5,5a,5b)で互いにずれて並んでいることを特徴とする請求項1又は3に記載の搬送装置。
  • 前記搬送方向(TR)に対して垂直の前記軸方向(Y軸)に前記第1タイプの前記複数のコンベアベルト(3.1,3.2)を有する幅(B,B1)が、円形の容器横断面の場合に前記直立底径(SD)の半分より小さく、又は当該円形と異なる容器横断面の場合に前記搬送装置(1)によって搬送すべき、最小の容器径又は最小の直立底径(SD)を有する前記複数の容器(2)のそれぞれのより小さい直立底径(SD)の半分より小さいことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  • 前記第1タイプの前記コンベアベルト(3.1,3.2)の前記幅(B,B1)は、前記容器径若しくは前記直立底径(SD)又は前記搬送装置(1)によって搬送すべき最小の容器(2)のより小さい直立底径(SD)の3分の1若しくは4分の1より小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記第1タイプの前記コンベアベルト(3.1,3.2)の前記幅(B,B1)は、少なくとも10mm及び/又は最大で25mm、例えば15mm若しくは20mm若しくは25mmであり、又は、複数の前記コンベアベルト(3.1,3.2,12,13)のうちの少なくとも1つのコンベアベルトの前記幅(B,B1,B2,B3)は、85mmの整数分の1であり、例えば42.5mm若しくは28.3mm若しくは21.2mm若しくは17.0mm若しくは14.1mm若しくは12.14mmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記搬送面(5)の前記コンベアベルト(3.1,3.2)は、少なくともその幅(B)に関して同じに形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記搬送面(5a)は、少なくとも一部の領域内で第1タイプ及び第2タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(3.1,3.2,12)によって形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記搬送面(5b)は、少なくとも一部の領域内で第1タイプ及び第2タイプ及び第3タイプのそれぞれ少なくとも1つのコンベアベルト(3.1,3.2,12.13)によって形成されていて、この第3タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(13)は、この第1タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(3.1,3.2)の幅(B1)より大きいものの、この第2タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(12)の幅(B2)より小さい幅(B3)を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記第2タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(12)の幅(B2)は、円形の容器横断面の場合に前記直立底径(SD)にほぼ等しく、又は当該円形と異なる容器横断面の場合に前記搬送装置(1a,1b)によって搬送すべき、最大の容器底径若しくは直立底径(SD)を有する容器(2)のそれぞれのより小さい直立底径(SD)に等しく若しくはほぼ等しいこと、及び/又は 前記第3タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(13)の幅(B3)は、円形の容器底断面の場合に前記直立底径(SD)の5分の1に等しく、又は当該円形と異なる容器横断面の場合に前記搬送装置(1b)によって搬送すべき、2番目に小さい容器底径若しくは直立底径(SD)を有する容器(2)のそれぞれのより小さい直立底径(SD)の5分の1〜5分の2に等しいことを特徴とする請求項9又は10に記載の搬送装置。
  • 前記第2タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(12)は、40mm〜125mmの範囲内の幅(B2)、特に約85mmの幅を有することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 少なくとも隣接した列(R1〜R4)の複数の前記移行部分が、第1軸方向(X軸)に互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記搬送方向(TR)及び/又はこの搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)の、各移行部分(8)から別の各移行部分(8)までの距離が、前記搬送装置(1)によって搬送すべき、最大の容器径又は最大の直立底径(SD)を有する容器(2)の直立底径(SD)又は最大の直立底径(SD)の4分の1に少なくとも等しいことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 各移行部分(8)からこの移行部分(8)に隣接した別の移行部分(8)までの距離が、少なくとも30mm〜60mmであることを特徴とする請求項13に記載の搬送装置。
  • 各容器(2)が、1つの移行部分(8)の通過時に、少なくとも当該容器(2)の直立底(2.1,2.1.1)又は当該容器(2)の直立底径(SD)のアシストによって、この移行部分(8)の外側で、前記複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)によって形成された搬送面(5,5a,5b)上に常に直立しているように、複数の前記移行部分(8)は、第1軸方向(X軸)及び/又は第2軸方向(Y軸)方向にずれて設けられていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)は、同じ搬送速度によって又は異なる搬送速度によって稼働されていて、特に前記搬送装置(1,1a,1b)の容器搬入口及び/又は容器搬出口を形成する前記複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)は、異なる搬送速度によって及び/又は別のコンベアベルト(3.1,3.2)の搬送速度に比べて異なる搬送速度によって稼働されていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記搬送面(5b)は、前記搬送装置(1b)の少なくとも一部の領域内で、前記搬送装置(1b)又は前記搬送面(5b)の長手側から出発して、前記第2タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(12)と、これに続く前記第3タイプの少なくとも1つのコンベアベルト(13)、特に少なくとも2つのコンベアベルト(13)と、これに続く前記第1タイプの複数のコンベアベルト(3.1,3.2)とによって形成されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 前記搬送方向(TR)に対して垂直の軸方向(Y軸)に互いにずれて並んだ前記第1タイプの複数のコンベアベルト(3.1,3.2)によって形成された、前記搬送面(5b)の一部分の送り幅が、前記搬送装置(1b)によって搬送すべき最小の容器(2)の容器径の整数分の一に等しい又はほぼ等しいように、これらのコンベアベルト(3.1,3.2)の数が選択されていることを特徴とする請求項18に記載の搬送装置。
  • 前記搬送装置は、前記複数のコンベアベルト(3.1,3.2,12,13)の少なくとも数及びタイプに関して少なくとも一部の領域内で搬送方向(TR)に且つ前記搬送面(5,5a,5b)に対して垂直に配向された中央面に対してミラー対称に形成されていることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の搬送装置。
  • 说明书全文

    本発明は、搬送装置、つまり請求項1,2又は3に記載の上位概念による容器を搬送するための搬送装置に関する。

    「容器」は、本発明の意味では、例えば液状の製品又は粘性の製品を充填するために適している、特に金属製、ガラス製及び/又は合成樹脂の缶、瓶、筒、ポーチであり、その他の充填手段でもある。

    搬送装置、つまり特にコンベアチェーン又はスラットコンベアチェーンとしての、それぞれ1つの閉ループを形成し且つ回転稼働されるコンベアベルトによって容器を搬送するための搬送装置が公知である。 これらのコンベアベルトはそれぞれ、少なくとも1つのスライドガイドに接触して支持されている、当該コンベアベルトの上側のループ長によって平な又はほぼ水平な共通の搬送平面又は搬送面を形成する。 容器が、その容器底又はその直立底によってこの搬送平面又は搬送面上に直立している。

    この場合、当該コンベアベルトが、任意の長い距離で構成され得ないことも知られている。 何故なら、非常に長い距離の場合に、それぞれのコンベアベルトとスライドガイドとの間で発生する摩擦が、特に搬送装置の連続稼働時にも当該コンベアベルトの最大引張り強さを超えるからである。 この理由から、特により長い距離の搬送装置の場合は、搬送方向に互いに隣接する複数のコンベアベルトを設けることが一般的である。 このため、コンベアベルトの出力及び/又は搬送速度を、例えば各コンベアベルト用のただ1つの駆動部によって又は一群のコンベアベルト用のただ1つの駆動部によってより良好に制御及び/又は調整することが可能である。 しかし、このとき、この種類の搬送装置には、移行部分が、搬送方向に隣接するこれらのコンベアベルト間に必ず存在する。 これらの移行部分に形成されたギャップが、通常はスライド板としての搬送要素又は容器スライド要素によって搬送面でブリッジされている。 それにもかかわらず、これらの移行部分は、搬送面の障害になる。 すなわち、容器が、当該移行部分の通過時にコンベアベルトの上側のループ長上に場合によっては不完全でしか直立していない。 すなわち、搬送装置又はこの搬送装置を有する設備から容器を取り除くときに、例えば製品を交換するときに、すなわち一方のタイプの容器から他方のタイプの容器に及び/又は一方のタイプの製品から他方のタイプの製品に当該設備を切り替えるときに、容器が、当該搬送要素又は容器スライド要素上に残り、手作業の介入が、これらの容器を除去するために必要であるという欠点を特に伴って、これらの容器が直立している。

    当該搬送要素又は容器スライド要素がない場合は、特に転落する容器に起因する、製造工程の望まない障害の危険が大いにある。

    本発明の課題は、上記の欠点を回避する搬送装置つまり容器を搬送するための搬送装置を提供することにある。

    この課題は、請求項1、2又は3に記載の搬送装置によって解決される。

    容器底又は直立底とは、本発明の意味では底領域を意味する。 それぞれの容器が、この底領域によって搬送装置の搬送面上に直立し、この底領域は、容器の直立安定性にとって重要である。 したがって、平坦な底を有する容器では、この平坦な底が、直立底である。 多くの分野で、特に合成樹脂容器又はPET容器で一般的であるように、凹面形の底若しくは広義の意味における凹面形の底又は複数の凸部とこれらの凸部との間に存在する複数の凹部とを有する底を成す容器では、残りの容器底から下側に突出する、例えばリング状の容器領域又は残りの底から下側に突出する底領域が、直立底を形成する。 それぞれの容器が、当該直立底によって搬送面上に直立する。

    「直立底径」とは、本発明の意味では搬送面上のそれぞれの容器の直立態様にとって特に重要である、容器底の寸法を意味する。

    したがって、円形の容器横断面を有する容器では、直立底径の直径は、一般には直立底の、互いに最も離れた2つの領域間の距離である。

    楕円、四形又は不規則に形成された容器横断面を有し、その直立底の領域内でもこの容器横断面に一致して形成されている容器では、本発明の意味では、より小さい直立底径の直径は、容器横断面のより小さい横断面軸内で対向する2つの直立底領域間の距離であり、より大きい直立底径の直径は、容器横断面のより大きい横断面軸内で対向する2つの直立底領域間の距離である。

    表現「ほぼ」は、本発明の意味では、機能にとって重要でない変動としての、それぞれの正確な値からの+/−10%だけの偏差、好ましくは+/−5%だけの偏差を意味する。

    本発明の一側面によれば、搬送装置のコンベアベルトがその搬送方向に対して垂直の軸方向に成す幅は、直立底径の半分より小さく、又は円形と異なる容器横断面の場合は搬送装置によって搬送すべき、最小の容器径若しくは最小の直立底径を有する容器のそれぞれのより小さい直立底径の半分より小さい。

    本発明の別の側面によれば、搬送方向及び/又は搬送方向に対して垂直の軸方向の、それぞれ2つの移行部分間の距離が、直立底径の半分に少なくとも等しく、又は円形と異なる容器横断面の場合は搬送装置によって搬送すべき、最大の容器径若しくは最大の直立底径を有する容器のそれぞれのより大きい直立底径の半分より大きいように、搬送方向に前後する2つのコンベアベルト間に形成されているこれらの移行部分が、搬送面で互いにずれて並んでいる。

    本発明は特に、好ましくは同様にコンベアチェーン又はスラットコンベアチェーンである複数のコンベアベルトの、直立底径に関して選択されたこれらの幅によって及び/又は複数の移行部分のこの間隔によって、特に複数の容器がそれぞれ、搬送中に直立底径の少なくとも半分によってこれらのコンベアベルトのうちの少なくとも1つのコンベアベルト上に常に直立していることによって、搬送面上での容器の搬送が改良され得る、特に製造工程中の障害も回避され得るという認識に基づく。

    本発明の別の側面によれば、容器を搬送するための搬送装置の場合、少なくとも搬送面の一部の領域内では、この搬送装置の搬送面が、搬送方向に対して垂直の軸方向に互いに隣接してずれて並んだ異なる幅の複数のコンベアベルトによって形成されている。 これらのコンベアベルトのうちの第1タイプの少なくとも1つのコンベアベルトが、第1幅を有する。 この第1幅は、直立底径の半分より小さく、又は−円形と異なる容器横断面の場合は−搬送装置によって搬送すべき、最小の容器径又は最小の直立底径を有する複数の容器のそれぞれのより小さい直立底径の半分より小さい。 本発明は特に、第1タイプのより狭いコンベアベルトによって及び少なくとも1つの別のタイプのコンベアベルトのより大きい幅によって、搬送装置の既定の全幅で必要になるこれらのコンベアベルトの総数の減少、構造上の経費及び製造コストの大幅な減少が達成可能である、つまり最小の容器径又は最小の直立底径を有する容器をより確実に搬送するときでも、当該減少が達成可能であるという認識に基づく。

    本発明のその他の構成、利点及び利用可能性は、以下の実施の形態の説明及び図面に記載されている。 この場合、特許請求の範囲の記載又は引用請求項の記載に関係なく、説明した全ての特徴及び/又は図示された特徴自体又は任意の組み合わせが、本発明の対象である。 また、特許請求の範囲の内容は、明細書の構成要素に属する。

    以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。

    容器用、例えば瓶としての容器用の搬送装置又は搬送装置の複数のコンベアベルト(特に、コンベアチェーン又はスラットコンベアチェーン)によって形成された搬送平面又は搬送面の一部を簡略化して遠近法で示す。

    搬送方向TRに前後して続いている又は隣接している2つのコンベアベルト間の移行部を、これらのコンベアベルトの搬送面上に直立して配列された複数の瓶と一緒に簡略化して概略的に示す。

    コンベアベルトの上側のループ長と付随する容器ガイドとの断面、つまり搬送方向TRに対して垂直な断面を、搬送面上に配置された1つの瓶と一緒に簡略化して概略的に示す。

    当該2つのコンベアベルトのうちの1つのコンベアベルトの移行部分つまり偏向部分の領域内以外は図3と同様な断面を示す。

    図4の一部を拡大して示す。

    本発明の搬送装置の別の実施の形態の一部を簡略化して且つ搬送方向に対して垂直な垂直断面で示す。

    より大きい直立底径を有する複数の瓶を搬送するために稼働状態にある本発明の搬送装置の別の実施の形態の一部を遠近法で示す。

    より小さい直立底径を有する複数の瓶を搬送するために稼働状態にある本発明の搬送装置の別の実施の形態の一部を遠近法で示す。

    より良好な理解のため、これらの図中には、互いに垂直に指向されたそれぞれ3つの空間軸、すなわち水平なX軸、水平なY軸及び垂直なZ軸が示されている。

    図1〜4中に共通して1で付記された搬送装置は、X軸に指向された搬送方向TRに、例えば瓶2としての容器を搬送するために使用される。 この搬送装置1は、コンベアチェーン又はスラットコンベアチェーンとしての複数のコンベアベルト3.1又は3.2を有する。 これらのコンベアベルト3.1及び3.2はそれぞれ、1つの閉ループを形成し、当該両端部ごとに偏向部分つまり偏向ホイール又はチェーンホイール4を介して敷設されている。 その結果、これらのコンベアベルト3.1及び3.2は、当該それぞれの上側のループ長によって水平な、すなわちXY平面内に配置された搬送面5を形成する。 瓶2の瓶軸FAによってZ軸の方向に配向された当該瓶2が、これらの瓶2の直立している底つまり瓶底2.1によってこの搬送面上で直立している。 瓶2を搬送面5上で搬送方向TRに搬送するため、コンベアベルト3.1及び3.2がそれぞれ、別のチェーンホイール4によって駆動されている。 コンベアベルト3.1及び3.2の上側のループ長がそれぞれ、スライドガイド上に摺動式に設置されている。 このスライドガイドは、図1〜4では共に6で付記されていて、機械フレーム7に設けられている。

    特に好適な実施の形態では、コンベアベルト3.1及び3.2のそれぞれの下側のループ長のために、スライドガイドが、搬送装置1の機械フレーム7に同様に設けられ得る。 当該スライドガイドは、確かに図1〜4には示されていない。

    特に図1に示されているように、コンベアベルト3.1及び3.2の、少なくともその上側のループ長が、搬送方向TRに対して垂直に、すなわちY軸方向にずれて並んだ複数の列を成して、すなわちこの図で示された実施の形態では4列R1〜R4を成して配置されている。 すなわち、隣り合うコンベアベルト3.1及び3.2の上側のループ長が、Y軸方向に互いに密に隣接するように、当該上側のループ長が配置されている。 当該コンベアベルト3.1及び3.2を稼働させるために必要な電力を減少させるため、しかし特に、当該コンベアベルト3.1及び3.2の内部の大きすぎる張力を回避するため、各コンベアベルト3.1,3.2は、搬送装置1の搬送区間全体の一部の長さだけにわたって延在している。 当該張力は、主にコンベアベルト3.1及び3.2とスライドガイド6との間の摩擦から発生し、大きすぎる摩擦を少なくともコンベアベルト3.1及び3.2で引き起こし、特にこれらのコンベアベルトの個々のチェーン要素間の連結部分の領域内でも引き起こす。 各列R1〜R4内では、それぞれのコンベアベルト3.2が、搬送方向TRに先行して設置されているコンベアベルト3.1に隣接している、つまり互いに隣接し且つX軸方向に互いに間隔をあけた複数のチェーンホイール4によって形成されている移行部分8に隣接している。 これらのチェーンホイール4はそれぞれ、Y軸に対して平行な軸周りに回転可能に機械フレーム7に軸支されている。

    当該移行部分8における、コンベアベルト3.1とコンベアベルト3.2との間によって形成されたギャップ9をブリッジするため、容器スライド要素10が、各移行部分8に設けられている。 この容器スライド要素10は、例えばスライド板であり、その表面によってそれぞれの移行部分8の領域内に搬送面を形成する。

    搬送面5を形成するコンベアベルト3.1,3.2に加えて、さらに搬送装置1は、X軸方向に延在している側方容器ガイドを少なくとも有する。

    図3は、コンベアベルト3.1又は3.2の上側のループ長の断面を、搬送方向TRに対して垂直な横断面で、すなわちYZ平面に相当する断面で示す。 図3から見て取れるように、コンベアベルト3.1及び3.2がそれぞれ、同じ幅Bを有する。 図3中でさらに読み取れるように、複数の瓶がそれぞれ、瓶底2.1の部分領域2.1.1だけによって搬送面5上に直立するように、図示された実施の形態では、これらの瓶2の当該直立底つまり瓶底2.1が、複数の凸部とこれらの凸部間に位置する凹部とを成して形成されている。 図3では、瓶2の直立底径が、SDで付記されている。 これらの瓶2の瓶底2.1の図示された構造では、この直立底径は、互いに最も離れて且つそれぞれ1つの直立面を形成する2つの部分領域2.1.1間が成す距離である。

    図3がさらに示すように、コンベアベルト3.1及び3.2のY方向に延在する幅Bが、直立底径SDより数分の一程度小さい、つまり搬送装置1上で搬送すべき最小の瓶2、すなわち最小の容器径又は瓶径を有する瓶2の直立底径SDの半分より小さい。 このため、直立底径SDの少なくとも半分の幅Bに起因して、特に直立底径SDの半分より大きい幅Bに起因して、最小の容器径又は瓶径を有する瓶2も、搬送中にコンベアベルト3.1及び/又は3.2上に常に直立していることが特に保証されている、つまり移行部分8でも常に直立していることが特に保証されている。 その結果、瓶2の、確実で且つ問題のない搬送が保証されている。

    通常の、特に飲料産業で使用される容器又は瓶2の容器径は、約40mm〜125mmの範囲内にある。 したがって、コンベアベルト3.1及び3.2の幅Bは、最小で10mmであり、最大で25mmである。 特に、幅Bは、容器径又は瓶径によって決まり、つまり直立底径SDによって決まり、15mm、20mm又は25mmである。

    瓶2又はその他の容器用に搬送装置を製造する場合、現在では、一律基準が定められている。 この一律基準にしたがって、搬送装置が、搬送方向TRに対して垂直のY軸方向に向かって互いにずれて並んで且つ互いに隣接している複数のコンベアベルトを備えて85mmの区間幅で構成される。 このため、コンベアベルト3.1及び3.2の幅Bが、85mmの区間幅に一致するか又は一般に使用される別の区間幅に一致するように、当該コンベアベルト3.1及び3.2の幅Bを選択することが特に有益である。 この意味で、特にこの幅Bは、それぞれの区間幅、例えば85mmの区間幅の整数分の一(整数の分数)である。 したがって、直立底径SDに応じて、約42.5mm又は28.3mm又は21.2mm又は17.0mm又は14.2mm又は12.14mmの幅が得られる。

    特に図1が示すように、複数の移行部分8が、X軸方向とY軸方向との双方に互いに離れている、すなわち図1の構成では、隣接した列R1〜R4のこれらの移行部分8がそれぞれ、搬送方向TRつまりX軸方向にずれて並んでいる。 当然に、移行部分8の、図1の当該構成と異なる配置も可能である。 しかし、どんな場合でも、隣接した列R1〜R4の複数の移行部分8が、X軸方向にずれて並んでいて、及び/又は、各移行部分8が、少なくともX軸方向にその他の各移行部分8から一定の距離をあけていて、当該距離は、搬送装置1によって搬送すべき、より大きい直立底径SDを有する瓶2の直立底径SDの半分に少なくとも等しいように、これらの移行部分8は配置されている。

    しかしながら、図1の構成とは違って、各瓶2が、1つの移行部分8の通過時に、直立底径SDの少なくとも半分の直径を常に有するその直立底又は瓶底2.1によって隣接したコンベアベルト3.1又は3.2上に直立しているように、すなわちどんな場合でも、各瓶2が、その直立底又は瓶底2.1の直立底径SDの少なくとも半分未満の部分によってこの移行部分8上に存在するように、これらの移行部分8が、互いにずれて並んでいるのが好ましい、特に搬送方向TRに互いにずれて並んでいるのが好ましい。 このため、全ての移行部分8間の距離は、同様に搬送方向TRに対して垂直方向、すなわちY軸方向に対しては、搬送装置1によって搬送されるべきであって最大の直立底径SDを有する瓶2の直立底径SDの半分に少なくとも等しい。 40mm〜125mmの範囲内の通常の容器径又は瓶径では、移行部分8と移行部分8との間の距離は、例えばX軸方向とY軸方向との双方で少なくとも65mmである。

    図4及び5は、コンベアベルト3.1及び3.2の上側のループ長と付随するスライドガイド6との断面を瓶2と一緒に、1つの移行部分8の領域内の搬送方向TRに対して垂直の断面図で示す。 つまり一実施の形態では、上述したように、全ての移行部分がそれぞれ、搬送方向TRに互いにずれて並んでいる。 その結果、各瓶2は、その瓶底2.1つまり部分領域2.1.1によって確実に且つ50%より多く、すなわち瓶底2.1のより広い部分によって隣接したコンベアベルト3.1及び3.2上に直立している。 つまり、当該1つの移行部分8の外側の底領域2.11が、隣接したコンベアベルト3.1及び3.2上に直立している。 この状態が、図5中に特に明瞭に示されている。

    このため、隣接した複数の移行部分8が、搬送方向TRに対して垂直方向につまりY軸方向に、直立底径SDの半分に少なくとも等しい間隔を有する。 これによって、これらの移行部分8での複数の瓶2の問題のない搬送が保証されているだけではなくて、場合によってはこれらの移行部分8に対する容器スライド要素10が完全に省略され得る。

    特に、本発明の搬送装置は、コンベアベルト3.1及び3.2によって形成された搬送区間1に沿って、特に移行部分8の領域内でも、瓶2又はその他の容器を問題なく搬送する利点を奏する。 瓶2又はその他の容器の転倒又は転落の危険が著しく減少されている。 手作業の介入が必要であることなしに、搬送装置1つまりこの搬送装置1によって形成された搬送区間が、製品の入れ替え時に完全に空に移行され得る。 特に、このことは、搬送装置1によって搬送すべき最小の瓶又は容器に対しても成立する。

    コンベアベルト3.1,3.2は、例えば同じ搬送速度で又は異なる搬送速度で稼働されている。 つまり、例えば搬送装置1の容器搬入口及び/又は容器搬出口を構成するコンベアベルト3.1又は3.2が、異なる搬送速度で稼働され得る及び/又は他方のコンベアベルト3.1又は3.2の搬送速度と異なる搬送速度で搬送され得る。

    図6は、搬送装置1aを部分的に且つ搬送方向に対して垂直の垂直断面で示す、すなわち図3と同様に示す。 この搬送装置1aは、その一部だけが幅B1を有するより狭いコンベアベルト3.1及び3.2(第1タイプのコンベアベルト)によって形成されているという点で搬送装置1と大きく異なる。 当該幅B1は、例えば搬送装置1のコンベアベルト3.1/3.2の幅Bに等しい。 水平な又はほぼ水平な、すなわちXY平面に配置された搬送面5aBの一部が、幅B1に比べて遥かに大きい幅B2を有する第2タイプのコンベアベルト12によって同様に形成されている。 図示された実施の形態では、当該幅B2は、幅B1の整数倍であり、例えば幅B1の3倍又は4倍に相当する。 これらのコンベアベルト3.1/3.2及び12は、同様にコンベアチェーン又はスラットコンベアチェーンである。 そして、これらのコンベアベルト3.1/3.2及び12が、Y軸方向に互いに隣接した複数の列を成して搬送面5aを形成し、さらに、各列ごとに、搬送方向に、別のコンベアベルト3.2が、少なくとも1つのコンベアベルト3.1に隣接し、別のコンベアベルト12が、少なくとも1つのコンベアベルト12に同様に隣接するように、すなわちそれぞれのコンベアベルトが、移行部分8に相当する図示されなかった移行部分で隣接するように、これらのコンベアベルト3.1/3.2及び12は配置されている。 同様に、好ましくは、各移行部分がその他の各移行部分から一定の距離をおくように、これらの移行部分は、搬送方向に且つ搬送方向に対して垂直に、すなわちY軸方向に互いにずれて並んでいる。 当該距離は、搬送装置1aによって搬送すべき、より大きい直立底径SDを有する瓶2の直立底径SDの半分に少なくとも等しい。

    より大きい第2幅B2を有する第2タイプのコンベアベルト12が、例えば少なくとも1つの横領域又は搬送面5aの少なくとも1つの横領域の一部を形成する。 すなわち、この搬送面5aは、Y軸方向に、例えば外側の一群の第2タイプのコンベアベルト12によって少なくとも形成されていて、当該コンベアベルト12に隣接する第1タイプの一群のコンベアベルト3.1/3.2によって少なくとも形成されていて、且つ当該コンベアベルト3.1/3.2に隣接して対向する長手側の領域内で同様に第2タイプの一群のコンベアベルト12によって少なくとも形成されている。 このとき、当該搬送面5aは、コンベアベルト3.1/3.2及び12の数及びタイプに関して、XZ面内に配置された中心面に対して例えばミラー対称に構成されている。

    図6には全部で3つのコンベアベルト3.1/3.2しか示されていないものの、これらのコンベアベルトの数は、3つ以外でもよく、特に3つより多くてもよい。 搬送面を側方で限定する容器ガイドを適切に調整するときに、より小さい直立底径SDを有する瓶2又はその他の容器用に、これらの搬送容器3.1/3.2だけを当該搬送面5aの有効な部分を形成することが、これらのコンベアベルト3.1/3.2によって特に可能である。 これによって、より小さい直立底径SDを有する瓶2又はその他の容器も、搬送方向に確実に且つ問題なく搬送される、特に搬送方向に互いに隣接するコンベアベルト3.1とコンベアベルト3.2との間の移行部分でも確実に且つ問題なく搬送される。 特に、各瓶が、当該移行部分でその直立底径SDの十分に大きい部分によってそれぞれの移行部分に隣接した少なくとも1つのコンベアベルト3.1/3.2上に直立していることが保証されている。 より大きい直立底径SDを有する瓶2又はその他の容器に対しては、搬送面を側方で限定する容器ガイドを適切に調整するときに、当該搬送面5aの有効な部分が、コンベアベルト3.1/3.2とコンベアベルト12との双方とによって形成されている。

    説明したように、コンベアベルト3.1/3.2の幅B1は、幅Bに一致する。 好ましくは、搬送装置1aの場合の幅B1は、この搬送装置1aによって搬送すべき、最小の直立底径SDを有する瓶2の直立底径SDの5分の1である。 好ましくは、搬送装置1aの場合の幅B2は、この搬送装置1aによって搬送すべき、2番目に小さい直立底径SDを有する瓶2の直立底径SDの5分の2である。

    より小さい幅B1を有するより狭いコンベアベルト3.1,3.2とより大きい幅B2を有するコンベアベルト12とを使用することによって、高い稼働信頼性と、様々な直立底径SDに対する搬送装置1aの適合可能性とを備えつつ、必要なコンベアベルトの総数が著しく減少され、したがって製造コストが減少され、特に組み立てのためのコスト及びコンベヤベルトのためのコストも減少される。

    図7及び8は、搬送装置1bを示す。 この搬送装置1bの、水平な又はほぼ水平な、すなわちXY面内に配置された搬送面5bが、異なる幅の複数のコンベアベルトによって同様に形成されている、すなわち幅B1を有する第1タイプのコンベアベルト3.1/3.2と、幅B1を有する第2タイプの、外側にあるコンベアベルト12と、第3タイプのコンベアベルト13とによって形成されている。 当該コンベアベルト3.1/3.2は、搬送面5bの中央領域5bを形成する。 当該コンベアベルト12は、側方の容器ガイド11にそれぞれ直に接する搬送面5bの縁領域を形成する。 当該コンベアベルト13の幅B3は、幅B1より大きいものの、幅B2より小さく、当該コンベアベルト13はそれぞれ、搬送面5aの中央領域と縁領域との間に設けられている。

    詳細には、Y軸に対して平行な軸方向に、すなわち搬送方向TRに対して垂直な軸方向に、搬送面5bの長手側から出発して、外側の1つのコンベアベルト12に続いて、3つのコンベアベルト13が続き、次いで10個のコンベアベルト3.1/3.2が続き、次いで3つのコンベアベルト13が続き、次いで側方の容器ガイド11に直に隣接した1つのコンベアベルト12が続くように、図7及び図8に示された実施の形態の場合のコンベアベルトの配置が選択されている。 全てのコンベアベルト3.1,3.2がそれぞれ同様に、回転稼働可能な閉ループを形成する。 この閉ループの上側のループ長が、搬送面5bの一部である。 さらに、全てのコンベアベルト3.1/3.2,12及び13は同様に、好ましくはコンベアチェーン又はスラットコンベアチェーンである。 これらのコンベアベルト3.1/3.2,12及び13の、少なくとも数及びタイプに関しては、搬送面5bが、XZ面内に配置された中央面に対してミラー対称に構成されている。

    図7及び8から見て取れるように、搬送装置1bは、大きく異なる容器径又は直立底径SDを有する瓶2又はその他の容器を搬送方向TRに搬送すること、このときにレーン14方向に誘導することのために特に適しいている。 これらのレーン内では、複数の瓶2又は容器がそれぞれ、単一軌道の瓶の流れ又は容器の流れを形成し、並列で単一軌道の複数の瓶の流れ又は容器の流れとして処理機械に供給される、例えば瓶2を洗浄するための洗浄機械に供給されるか又は瓶2を搬送支援手段、例えば搬送用木枠若しくは瓶用木枠又は搬送用ボール箱等内に梱包するための梱包機に供給される。

    より大きい瓶2、すなわち、例えば搬送装置1bによって処理すべき、最大の直立底径SDを有する瓶である、より大きい直立底径SDつまり最大の直立底径SDを有する瓶2を処理する場合、図7によれば、搬送装置1bつまり搬送面5bの全体の幅又はほぼ全体の幅が、瓶2を供給するために利用される。 複数のレーン14がそれぞれ、側方でガイド要素15によって、例えば隔離板又は案内板としてのガイド要素によって仕切られていて、さらに互いに隔離されている。 これらのレーン14の幅が、瓶2の直径に適合されている、すなわちこれらの直径より僅かに大きい。 これらのガイド要素15は、搬送方向TRに延在し、当該面は、これに応じてXZ面内に配置されている。 外側の2つのレーン14が、外側のガイド要素15によって外部から仕切られている。 図7に示された様式では、これらの外側のガイド要素15は、側方の容器ガイド11から延在している。

    図7に示されているように、これらのレーン14内の搬送面はそれぞれ、異なるコンベアベルト3.1/3.2,12及び13によって形成されている。 複数の瓶2の確実な搬送が、これらの瓶2の大きい直立底径SDによってこれらのレーン14内でも保証されている。

    図8は、搬送装置1bを複数の瓶2と一緒に示す。 これらの瓶2は、図7の瓶に比べて遥かに減少した瓶寸法つまり減少した直立底径SDを有し、例えば搬送装置1bによって処理すべき最小の直立底径SDを有する瓶である。 これらの瓶2では、搬送面5bの、コンベアベルト3.1,3.2だけによって形成された中央の領域だけが、搬送及びレーンの形成のために利用される。 このため、図8に11.1で示されているように、外側の2つの容器ガイド11が、搬送面5bの、コンベアベルト3.1/3.2だけによって形成された中央の領域を側方で仕切るように、これらの外側の容器ガイドがそれぞれ、当該搬送面5bの中央に向かって位置調整されている。 基本的には、これらの外側の容器ガイド11に加えて、別の容器ガイド11.1を設けることも可能である。 これらの個々のレーン14がそれぞれ、その両側でガイド要素15によって仕切られている。 これらのレーン14の幅が同様に、瓶2の直径に適合されている。 この場合、これらの外側のガイド要素15は、容器ガイド11.1から延在している。 各レーン14内の搬送面が、幅B1を有する複数のより狭いコンベアベルト3.1/3.2だけによって形成されている。

    コンベアベルト3.1/3.2の幅B1は同様に、例えば搬送装置1の場合のこれらのコンベアベルト3.1/3.2が有する幅Bに一致する。 好ましくは、この幅B1が、搬送装置b1によって処理すべき最小の瓶2又は容器の直立底径SDの約5分の1に相当するように、この幅B1は選択されている。 瓶の大きさ又は容器の大きさつまり直立底径SDが、図7及び8の瓶の大きさ又は容器の大きさつまり直立底径SDの間にある瓶2又はその他の容器も、搬送装置1bによって処理できるようにするためには、幅B3が、搬送装置1bによって処理すべき2番目に小さい瓶2又は容器の直立底径SDの約5分の1に一致するように、当該コンベアベルト13の幅B3が選択されていることが好ましい。

    また、搬送装置1bの重要な利点は、大きく異なる瓶の大きさ又は容器の大きさを有する瓶2又は容器、つまり大きく異なる直立底径SDを有する瓶2又は容器が、この搬送装置によって確実に搬送され得る、すなわち搬送装置1bのための減少した製造コストで、特に必要なコンベアベルト3.1/3.2,12及び13の数を最小限に減らすことによって確実に搬送され得る点にある。

    コンベアベルト3.1/3.2,12及び13は、例えば同じ搬送速度によって又は異なる搬送速度によって駆動されている。 特に、搬送装置1,1a又は1bの容器搬入口及び/又は容器搬出口を形成するコンベアベルト3.1/3.2,12,13は、異なる搬送速度によって及び/又はその他のコンベアベルト3.1/3.2,12,13
    搬送速度と違う搬送速度によって駆動されている。

    本発明を1つの実施の形態に基づいて説明した。 本発明に基づく発明の思想から離れることなしに、多様な変更及び実施の形態が可能であるが理解できる。

    1,1a,1b 搬送装置2 瓶2.1 瓶底2.1.1 瓶底の部分領域3.1,3.2 コンベアベルト4 偏向ホイール又はチェーンホイール5,5a,5b 搬送面6 スライドガイド7 機械フレーム8 移行部分9 ギャップ10 スライド板又はスライド要素11 側方の容器ガイド12,13 コンベアベルト14 レーン15 ガイド要素A 側方容器ガイド11の調整部B コンベアベルトの幅FA 容器軸又は瓶軸SD 直立底径TR 搬送方向X,Y,Z 空間軸

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