Production of salted salmon roe

申请号 JP28644195 申请日 1995-10-06 公开(公告)号 JPH09107925A 公开(公告)日 1997-04-28
申请人 Sato Suisan Kk; 佐藤水産株式会社; 发明人 OTA YOSHIHARU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain salted salmon roe homogeneously containing the salt in a low concentration, free from a drip and capable of being easily eaten by immersing salmon ovaries loosed into small pieces having each a mouthful or meal size in saturated salt water and subsequently ageing the loosed ovaries.
SOLUTION: The method for producing the salted salmon roe comprises immersing salmon ovaries 1 loosed into small pieces having each a mouthful or meal size in saturated salt water (5-15°C) for 5-20min, flatly arranging the treated salmon ovary pieces in a container 2, laminating the arranged salmon ovary pieces in plural stages through vinylic resin sheets 3 having many holes, and subsequently ageing the laminated salmon ovary pieces at 5-20°C for approximately 2-6 days for seasoning the salmon ovary pieces. When the produced salted salmon roe is pulled out together with the vinylic resin sheet, the salted salmon roe can be easily taken out without damaging the salted salmon roe.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 鮭の卵巣を細かくほぐしてから飽和食塩水に浸漬後、熟成させて調味することを特徴とする筋子の製造方法。
  • 【請求項2】 鮭の卵巣を飽和食塩水に浸漬後、細かくほぐして熟成させて調味することを特徴とする筋子の製造方法。
  • 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の方法で得た筋子を、穴をあけたビニールシートで段重ねにしながら容器詰めして熟成させることを特徴とする筋子の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、筋子の製造方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 従来の筋子は、鮭の卵巣を一本のまま飽和食塩に15〜25分間浸漬し、容器に詰め、一定期間置いて、熟成する方法により作られている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 1. 鮭の卵巣の大きさは魚体により大小様々であり、同一方法で製造しても鮭の卵巣の大きさにより塩分が違う。 2. 低塩にするために飽和食塩水の浸漬時間を短縮すると筋子が軟らかくなり、商品価値を落としてしまう。 3. 消費者から見ると、核家族化が進み、一家族に筋子が一本あっても食べる量が少なく、また、一食分に小さくちぎるとドリップが出て台所を汚し、主婦から敬遠されてきている。 4. 製品の筋子を消費者が食べやすく、また、利用しやすいようにちぎって商品にしようとしても、やはりドリップが多量に出て商品価値は落ち、また、歩留りが悪く、消費者や製造業者の双方にとって良い点はなかった。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。 第1発明は、鮭の卵巣を細かくほぐしてから飽和食塩水に浸漬後、熟成させて調味するよう構成されている筋子の製造方法である。 第2発明は、鮭の卵巣を飽和食塩水に浸漬後、細かくほぐして熟成させて調味するよう構成されている筋子の製造方法である。 この場合、上記各発明で得た筋子を、穴をあけたビニールシートで段重ねにしながら容器詰めして熟成させるよう構成することができる。

    【0005】

    【発明の実施の形態】実施例についてその詳細を説明する。 A. 第1発明の筋子の製造方法は下記の通り構成されている。 第1工程〜原魚より鮭の卵巣を採卵する。 第2工程〜鮮度のよい鮭の卵巣を洗浄し、水切りする。 第3工程〜鮭の卵巣を開いて所定の大きさに細かくする。 第4工程〜飽和食塩水に一定時間浸漬し、水切りする。 第5工程〜容器に詰め一定期間熟成させる。 B. 第2発明の筋子の製造方法は下記の通り構成されている。 第1工程〜原魚より鮭の卵巣を採卵する。 第2工程〜鮮度のよい鮭の卵巣を洗浄し、水切りする。 第3工程〜鮭の卵巣を開き、広げた状態で飽和食塩水に一定時間浸漬する。 第4工程〜浸漬が終わった鮭の卵巣を所定の大きさに細かくする。 第5工程〜容器に詰め一定期間熟成させる。 C. 第3発明の筋子の製造方法は下記の通り構成されている。 上記第1発明あるいは第2発明の方法で得た筋子1を下記工程で処理されている。 第1工程〜1段目の筋子1を容器2に平らに並べる。 第2工程〜1段目の筋子1の上に穴を多数あけたビニールシート3を載せる。 第3工程〜多数の穴のあいたビニールシート3の上に2
    段目の筋子1を並べる。 第4工程〜2段目の筋子1の上に多数の穴のあいたビニールシート3を載せる。 第5工程〜筋子1と多数の穴のあいたビニールシート3
    との段重ねの状態を繰り返して容器に充分詰めた後、蓋2Aをして熟成させる。

    【0006】

    【実施例】

    A. 第1発明の筋子の製造方法について 第3工程では、鮭の卵巣を開いて50g以下位に細かくするが、鮭の卵巣をつぶさないように手で細かくする。
    第4工程では、飽和食塩水に一定時間浸漬し、水切りするが、浸漬時間は5分〜20分、温度は5℃〜15℃、
    飽和食塩水はボーメ15度〜ボーメ25度程度、浸漬は攪拌しながら行う。 第5工程〜容器に詰め一定期間熟成させるが、熟成期間は3日〜6日程度、温度は5℃〜2
    0℃程度である。 B. 第2発明の筋子の製造方法について 第3工程では、鮭の卵巣を開き、広げた状態で飽和食塩水に一定時間浸漬するが、浸漬時間は5分〜20分程度、温度は5℃〜15℃程度、飽和食塩水はボーメ15
    度〜ボーメ25度程度、浸漬は攪拌しながら行う。 第4
    工程では、浸漬が終わった鮭の卵巣を50g以下位に細かくするが、鮭の卵巣をつぶさないように手で細かくする。 第5工程では、容器に詰め一定期間熟成するが、熟成期間は3日〜6日程度、温度は5℃〜20℃程度である。 C. 第3発明の筋子の製造方法について 第2工程ないし第5工程で使用されるビニールシート3
    には5mm〜10mmの穴が多数あけられている。

    【0007】

    【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 1. 従来の筋子は一本の形が整ったものが商品価値があり、鮭の卵巣を開いて広げた状態での味付け、また、鮭の卵巣を細かくした状態での味付けは今まで考えられることがなかった。 しかし、上述の方法で作られた細かい一口大または一食分の筋子は小さいので、塩分を均一にすることができ、しかも、ドリップのない低塩の筋子を得ることができる。 2. 一口大または一食分の食べやすい低塩でドリップのない筋子を提供することができるので、一般消費者のみならず、弁当、惣菜業者など製造メーカーに対しても利用範囲を広げ、筋子の利用拡大に寄与することができる。 3. 第3発明のものは、出来上がった筋子を容器から取り出す際、ビニールシートを引き出すことにより、筋子をつぶすことなく容易に取り出すことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】第3発明を説明する略図的縦断面図である。

    【符号の説明】

    1 筋子 2 容器 3 ビニールシート

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