少なくとも1枚のシートマスクを含む包装体、包装体の使用法、および少なくとも1枚のシートマスクを包装するための方法

申请号 JP2016181346 申请日 2016-09-16 公开(公告)号 JP2018043783A 公开(公告)日 2018-03-22
申请人 ロレアル; 发明人 ゴーラヴ・アガルワル; 大方 寛之;
摘要 【課題】使用時のシートマスクの取扱いを、シートマスクの性能に影響を及ぼすことなく消費者にとって便利なものにするために、少なくとも1枚のシートマスク、特にウェットシートマスクを 包装 するための新たな解決策を提供する。 【解決手段】本発明は、少なくとも1枚のシートマスク(1)を含む包装体(P)に関する。包装体(P)は、少なくとも1枚のシートマスク(1)と、シートマスク(1)をその使用前にユーザが展開するのをアシストするための、展開アシストコンポーネント(10)と、シートマスク(1)および展開アシストコンポーネント(10)をその中に収容する、包装手段(50)とを含む。シートマスク(1)は包装手段(50)内で、シートマスク(1)と展開アシストコンポーネント(10)とが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれている。本発明はまた、この包装体(P)の使用法、および少なくとも1枚のシートマスク(1)を包装するための方法に関する。 【選択図】図1
权利要求

少なくとも1枚のシートマスク(1、2、2'、3、4)を含む包装体(P)であって、 前記少なくとも1枚のシートマスク(1、2、2'、3、4)と、 前記シートマスク(1、2、2'、3、4)をその使用前にユーザが展開するのをアシストするための、展開アシストコンポーネント(10、20、20'、30、40)と、 前記シートマスク(1、2、2'、3、4)および前記展開アシストコンポーネント(10、20、20'、30、40)をその中に収容する、包装手段(50、60、60'、70、80)と を備え、 前記シートマスク(1、2、2'、3、4)が前記包装手段(50、60、60'、70、80)内で、前記シートマスク(1、2、2'、3、4)と前記展開アシストコンポーネント(10、20、20'、30、40)とが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれている、 包装体(P)。前記展開アシストコンポーネント(10)がプレートであり、前記シートマスク(1)が、前記展開アシストコンポーネント(10)の周りに折り畳まれ、 前記展開アシストコンポーネント(10)が、 前記折り畳まれたシートマスク(1)の中央領域(1a)がその上に配置される、表面(100)と、 前記折り畳まれたシートマスク(1)の周辺領域(1b)がその上に配置される、裏面(110)と を備え、 前記展開アシストコンポーネント(10)が、その前記裏面(110)に前記シートマスク(1)の前記周辺領域(1b)と前記裏面(110)とが互いに重なり合わない空きスペース(S)が生まれるように、構成および/または寸法設定される、 請求項1に記載の包装体(P)。前記展開アシストコンポーネント(20)がプレートであり、 前記展開アシストコンポーネント(20)が、前記シートマスク(2)が前記シートマスク(2)の中心線(L1)に沿って半分に折り畳まれた時の前記シートマスク(2)の形状に実質的に対応する形状を有し、 前記シートマスク(2)が、前記展開アシストコンポーネント(20)をその間に挟んで半分に折り畳まれる、 請求項1に記載の包装体(P)。前記展開アシストコンポーネント(20')が、主プレート(20a)と、副プレート(20b)とを備え、 前記主プレート(20a)が、前記シートマスク(2')が前記シートマスク(2')の第1の中心線(L2)に沿って半分に折り畳まれた時の前記シートマスク(2')の形状に実質的に対応する形状を有し、 前記副プレート(20b)が、前記シートマスク(2')が前記第1の中心線(L2)、および前記第1の中心線(L2)に直交する第2の中心線(L3)の両方に沿って4分の1に折り畳まれた時の前記シートマスク(2')の形状に実質的に対応する形状を有し、 前記シートマスク(2')が、前記主プレート(20a)をその間に挟んで半分に折り畳まれ、次いで、前記副プレート(20b)をその間に挟んで4分の1に折り畳まれる、 請求項1に記載の包装体(P)。前記展開アシストコンポーネント(30)が、中央部(31)と、前記中央部(31)から径方向に延在するとともに互いに度的に離間するように配置されている、少なくとも3つのブランチ部(32)とを備え、 前記ブランチ部(32)が、弾性的に曲がることが可能であり、 前記展開アシストコンポーネント(30)が、前記ブランチ部(32)のそれぞれの自由端(E)が実質的に、前記中央部(31)の上方の1つの点(O)を取り囲んで存在するように、前記ブランチ部(32)が曲げられた状態で、前記シートマスク(3)と一緒に前記包装手段(70)内に収容され、 前記展開アシストコンポーネント(30)が前記包装手段(70)から取り出されると、前記展開アシストコンポーネント(30)の周りに折り畳まれている前記シートマスク(3)が、前記ブランチ部(32)の復元によって展開される、 請求項1に記載の包装体(P)。前記展開アシストコンポーネント(30)が、互いに90°ずつ離間するように配置されている、第1から第4のブランチ部(32a、32b、32c、32d)を備える、請求項5に記載の包装体(P)。前記展開アシストコンポーネント(40)が傘型デバイスであり、 前記展開アシストコンポーネント(40)が、畳まれた状態で、前記シートマスク(4)と一緒に前記包装手段(80)内に収容され、 前記展開アシストコンポーネント(40)が前記包装手段(80)から取り出されて展開されると、前記展開アシストコンポーネント(40)の周りに折り畳まれている前記シートマスク(4)が展開される、 請求項1に記載の包装体(P)。前記展開アシストコンポーネント(40)が、 先端(41a)および基端(41b)を有するポール(41)と、 前記シートマスク(4)がその上に載せられる複数の外リブ(42)であって、それらの一端(42a)において前記ポール(41)の前記先端(41a)付近に、互いに角度的に離間するように、回動可能に接続されている、外リブ(42)と、 前記ポール(41)に対して変位可能であるように前記ポール(41)上に取り付けられている、制御部材(43)と、 複数の内リブ(44)であって、それらの一端(44a)において前記制御部材(43)に、互いに角度的に離間するように、回動可能に接続されるとともに、それらの他端(44b)においてそれぞれの前記外リブ(42)に回動可能に接続されている、内リブ(44)と を備える、請求項7に記載の包装体(P)。請求項1から8のいずれか一項に記載の包装体(P)の使用法。少なくとも1枚のシートマスク(1、2、2'、3、4)を包装するための方法であって、 前記シートマスク(1、2、2'、3、4)を、展開アシストコンポーネント(10、20、20'、30、40)を使用して折り畳むステップであって、前記展開アシストコンポーネント(10、20、20'、30、40)が、前記シートマスク(1、2、2'、3、4)をその使用前にユーザが展開するのをアシストするために使用され、前記シートマスク(1、2、2'、3、4)と前記展開アシストコンポーネント(10、20、20'、30、40)とが分離可能に組み合わされる、ステップと、 前記折り畳まれたシートマスク(1、2、2'、3、4)と前記展開アシストコンポーネント(10、20、20'、30、40)とを組み合わせたものを、包装手段(50、60、60'、70、80)内に収容するステップと を含む方法。前記展開アシストコンポーネント(10)がプレートであり、前記シートマスク(1)が、前記展開アシストコンポーネント(10)の周りに折り畳まれ、 前記展開アシストコンポーネント(10)が、 前記折り畳まれたシートマスク(1)の中央領域(1a)がその上に配置される、表面(100)と、 前記折り畳まれたシートマスク(1)の周辺領域(1b)がその上に配置される、裏面(110)と を備え、 前記展開アシストコンポーネント(10)が、その前記裏面(110)に前記シートマスク(1)の前記周辺領域(1b)と前記裏面(110)とが互いに重なり合わない空きスペース(S)が生まれるように、構成および/または寸法設定される、 請求項10に記載の方法。前記展開アシストコンポーネント(20)がプレートであり、 前記展開アシストコンポーネント(20)が、前記シートマスク(2)が前記シートマスク(2)の中心線(L1)に沿って半分に折り畳まれた時の前記シートマスク(2)の形状に実質的に対応する形状を有し、 前記包装手段(60)内に収容する際、前記シートマスク(2)が、前記展開アシストコンポーネント(20)をその間に挟んで半分に折り畳まれる、 請求項10に記載の方法。前記展開アシストコンポーネント(20')が、主プレート(20a)と、副プレート(20b)とを備え、 前記主プレート(20a)が、前記シートマスク(2')が前記シートマスク(2')の第1の中心線(L2)に沿って半分に折り畳まれた時の前記シートマスク(2')の形状に実質的に対応する形状を有し、 前記副プレート(20b)が、前記シートマスク(2')が前記第1の中心線(L2)、および前記第1の中心線(L2)に直交する第2の中心線(L3)の両方に沿って4分の1に折り畳まれた時の前記シートマスク(2')の形状に実質的に対応する形状を有し、 前記包装手段(60')内に収容する際、前記シートマスク(2')が、前記主プレート(20a)をその間に挟んで半分に折り畳まれ、次いで、前記副プレート(20b)をその間に挟んで4分の1に折り畳まれる、 請求項10に記載の方法。前記展開アシストコンポーネント(30)が、中央部(31)と、前記中央部(31)から径方向に延在するとともに互いに角度的に離間するように配置されている、少なくとも3つのブランチ部(32)とを備え、 前記ブランチ部(32)が、弾性的に曲がることが可能であり、 前記展開アシストコンポーネント(30)が、前記ブランチ部(32)のそれぞれの自由端(E)が実質的に、前記中央部(31)の上方の1つの点(O)を取り囲んで存在するように、前記ブランチ部(32)が曲げられた状態で、前記シートマスク(3)と一緒に前記包装手段(70)内に収容され、 前記展開アシストコンポーネント(30)が前記包装手段(70)から取り出されると、前記展開アシストコンポーネント(30)の周りに折り畳まれている前記シートマスク(3)が、前記ブランチ部(32)の復元力によって展開される、 請求項10に記載の方法。前記展開アシストコンポーネント(40)が傘型デバイスであり、 前記展開アシストコンポーネント(40)が、畳まれた状態で、前記シートマスク(4)と一緒に前記包装手段(80)内に収容され、 前記展開アシストコンポーネント(40)が前記包装手段(80)から取り出されて展開されると、前記展開アシストコンポーネント(40)の周りに折り畳まれている前記シートマスク(4)が展開される、 請求項10に記載の方法。

说明书全文

本発明は、少なくとも1枚のシートマスク、特にウェットシートマスクを含む包装体に関する。本発明はまた、そのような包装体の使用法に関する。本発明はさらに、少なくとも1枚のシートマスクを包装するための方法に関する。

最近、顔用シートマスクなどの基材ベースの化粧製品が、その便利さのため、広く使用されている。そのようなシートマスク製品は、液体配合物が含浸させられた繊維/ポリマーベースのシート材料製である。そのような製品に使用される最も一般的なシート材料は、その入手のしやすさおよびコスト効率から、不織布である。

上述したように、これらのシートマスク製品には、スキンケアの利点を付与し、皮膚へのシートの良好な貼付きを促進するために、保湿剤および何らかのポリマーを含むスキンケア成分からなる液体配合物が含浸させられている。

含浸シートマスクは、包装のサイズを最小限に抑えるために繰り返し折り畳まれ、次いで通常は、個別の小袋内に梱包される。場合によっては、2回以上折り畳まれたマスクが1つの容器内に梱包されることがある。

しかし、そのような折り畳まれたシートマスクでは、シートマスクの個別の層が互いに貼り付き合う傾向があり、その結果、シートを展開する際にユーザに不便さをもたらす。シートマスクは一般に、複数の開口、ユーザの目、鼻、および口の上に載せるためのものであるカットアウト、ならびに顔上への良好な装着を確実にするための、周辺の他のカットアウトを備えているので、シートマスクの困難で面倒な展開により、シートマスクへの損傷が生じるおそれがある。

本発明に関係する従来技術が、以下の公報に開示されている。

特許文献1および特許文献2は、対向する周縁部に少なくとも2つのつまみ部のある、顔用シートマスクを提案している。この顔用シートマスクはまた、これらのつまみ部が互いに重なり合わないように、ある折畳みパターンを有する。したがって、このシートマスクは、使用前のシートマスクの不便な展開をある程度楽にすることができる。しかし、シートマスクの層が互いに重なり合うので、シートマスク内に粘度が高く粘着性の配合物が使用されている場合、その展開は依然として困難である。

特許文献3では、別の折畳み方法について記載している。この方法では、顔パックマスクの左側領域が、縦方向の折畳み線に沿って、中心領域の左半分側の上面上に内向きに折り畳まれてから、外向きに折り畳まれ、右側領域が、縦方向の折畳み線に沿って、中心領域の右半分側の上面上に内向きに折り畳まれてから、外向きに折り畳まれ、外向きに折り畳まれた左端部と右端部は、内向きに折り畳まれた外側縁部から横方向に突出するように構成されており、折り畳まれた顔パックマスクがさらに、横折畳み線に沿って2つに折り畳まれる。しかし、この折畳み方法にも、特許文献1および特許文献2における欠点と同じ欠点がある。

シートマスクを容易に取り上げ、展開するための、2枚以上のマスクを1つの包装体内に包装する方法が提案されている。特許文献4では、包装体から個別のシートマスクを容易に取り上げるための、不織布の積層体を提案している。特許文献5では、2枚以上の顔シートマスクを折り畳んで、単一容器に入れる方途について記載しており、この容器は、シートマスクの容易な取上げおよび展開を促進するための自由に開放可能/閉鎖可能な開口を有している。しかし、これらの方法においても、液体配合物が含浸させられたシートの個別の2層が依然として互いに貼り付き合い、したがって、使用前のシートマスクの展開は、依然として困難である。特許文献6でも、個別のマスクを容易に取り上げ、使用前に展開することのできる、複数マスクパックの包装体を開示している。しかし、この包装体にも、特許文献5の欠点と同じ欠点がある。

特許文献7および特許文献8では、外部包装体を開けることによってシートマスクが展開されるように、マスクを包装体と結合することを提案している。しかし、この提案は、マスクの折畳みをただ1回の折畳みに制限し、そのため包装体サイズが増大する。

ユーザまたは消費者は、良好な感覚的経験を得るために、軽いまたは薄いシートを使用するほうを好む。しかし、薄い組織材料(tissue material)を使用すると、シートマスクを注意深く取り扱い、展開することが不可欠になる。この問題を克服するために、マスク製造者は、マスクの片側に、または場合によってはマスクの両側にさえ、シートマスクの形状をとる副シートを導入することがある。特許文献9および特許文献10では、追加のライナを使用したこの解決策について記載している。しかし、そのような副シートの導入は、液体配合物の一部が副シートによって吸収されることがあるので、マスクの性能に影響を及ぼすおそれがある。さらに、この解決策はコスト効率が良くない。特許文献11でも、マスクを容易に展開するための類似の解決策を開示している。しかし、この解決策にも、特許文献9および特許文献10と同じ欠点がある。

特許文献12では、施与前に湿らせる必要のある圧縮乾燥タブレット状マスクを開示している。しかし、この開示は、ウェットマスクの展開とは完全に無関係である。

特許文献13では、そのような包装体を使用することで消費者がマスクを容易に取り出すことが可能になる、マスク用の外部包装体を開示している。しかし、この包装体は、マスクの展開とは関係がない。

実用新案登録第3072027号公報

特開2004-097785号公報

特開2006-042981号公報

特開2008-150317号公報

特許第5309315号公報

米国特許出願公開第2016/0060019号明細書

国際公開第2015/001486号パンフレット

米国特許出願公開第2016/0167856号明細書

国際公開第2008/075234号パンフレット

国際公開第2011/064901号パンフレット

米国特許出願公開第2008/0147022号明細書

特開2012-165766号公報

米国特許出願公開第2015/0298881号明細書

上記に鑑みて、本発明の目的は、使用時のシートマスクの取扱いを、シートマスクの性能に影響を及ぼすことなく消費者にとって便利なものにするために、少なくとも1枚のシートマスク、特にウェットシートマスクを包装するための新たな解決策を提供することである。

上述の目的を達成するために、本発明は、少なくとも1枚のシートマスクを含む包装体であって、少なくとも1枚のシートマスクと、シートマスクをその使用前にユーザが展開するのをアシストするための、展開アシストコンポーネントと、シートマスクおよび展開アシストコンポーネントをその中に収容する、包装手段とを含む、包装体を提供する。この包装体では、シートマスクは包装手段内で、シートマスクと展開アシストコンポーネントとが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれている。本発明はさらに、この包装体の使用法を提供する。

本明細書において使用される「シートマスク」という用語は、例えば、セルロースなどの材料からなるシートを加工することによって得られるマスク状の物品を意味する。シートマスクは、使用時、ユーザの顔に、顔を覆うように貼り付けられる。シートマスクには通常、美容液やローションなどの液体配合物が予め含浸させられる。シートマスクは、1回使用された後に廃棄されてもよく、複数回使用されてもよい。

上記包装体の第1の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントはプレートであり、シートマスクは、展開アシストコンポーネントの周りに折り畳まれる。展開アシストコンポーネントは、折り畳まれたシートマスクの中央領域がその上に配置される、表面と、折り畳まれたシートマスクの周辺領域がその上に配置される、裏面とを有する。展開アシストコンポーネントは、その裏面にシートマスクの周辺領域と裏面とが互いに重なり合わない空きスペースが生まれるように、構成および/または寸法設定される。本実施形態によれば、シートマスクが折り畳まれる時、マスクの周辺領域は、それ自体の上に最小限にしか重ならない。さらに、本実施形態によれば、展開アシストコンポーネントの裏面には、マスクの周辺領域を展開アシストコンポーネントから剥離するためにマスクの周辺領域を指で把持するのに役立つ、空きスペースが形成される。したがってユーザは、含浸のために使用される配合物のタイプに関係なく、折り畳まれたマスクを使用前に容易に展開することができる。

上記包装体の第2の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントはやはりプレートである。しかし、本実施形態の展開アシストコンポーネントは、シートマスクがシートマスクの中心線に沿って半分に折り畳まれた時のシートマスクの形状に実質的に対応する形状を有する。シートマスクは、展開アシストコンポーネントをその間に挟んで半分に折り畳まれる。本実施形態によれば、マスクを構成するシートがそれ自体に接触するのを防止することができ、それにより、ユーザはマスクを容易に展開することができる。

上記包装体の第3の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントは、主プレートと、副プレートとを含む。主プレートは、シートマスクがシートマスクの第1の中心線に沿って半分に折り畳まれた時のシートマスクの形状に実質的に対応する形状を有する。副プレートは、シートマスクが第1の中心線、および第1の中心線に直交する第2の中心線の両方に沿って4分の1に折り畳まれた時のシートマスクの形状に実質的に対応する形状を有する。シートマスクは、主プレートをその間に挟んで半分に折り畳まれ、次いで、副プレートをその間に挟んで4分の1に折り畳まれる。本実施形態によれば、シートマスクを容易に展開することができるだけでなく、シートマスクをよりコンパクトに包装することができる。

上記包装体の第4の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントは、中央部と、中央部から径方向に延在するとともに互いに度的に離間するように配置されている、少なくとも3つのブランチ部とを有する。ブランチ部は、弾性的に曲がることが可能である。展開アシストコンポーネントは、ブランチ部のそれぞれの自由端が実質的に、中央部の上方の1つの点を取り囲んで存在するように、ブランチ部が曲げられた状態で、シートマスクと一緒に包装手段内に収容される。展開アシストコンポーネントが包装手段から取り出されると、展開アシストコンポーネントの周りに折り畳まれているシートマスクが、ブランチ部の復元によって展開される。特に有利な実施形態では、展開アシストコンポーネントは、互いに90°ずつ離間するように配置されている、第1から第4のブランチ部を有する。本実施形態によれば、折り畳まれたシートマスクは、使用時に、展開アシストコンポーネントの作用によって自動的に展開される。したがって、シートマスクの取扱いは、手でシートマスクを展開する場合に比べて容易である。

上記包装体の第5の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントは傘型デバイスである。展開アシストコンポーネントは、閉じられた(畳まれた)状態で、シートマスクと一緒に包装手段内に収容される。展開アシストコンポーネントが包装手段から取り出されて広げられる(展開される)と、展開アシストコンポーネントの周りに折り畳まれているシートマスクが展開される。特に有利な実施形態では、展開アシストコンポーネントは次の、先端および基端を有するポールと、シートマスクがその上に載せられる複数の外リブであって、それらの一端においてポールの先端付近に、互いに角度的に離間するように、回動可能に接続されている、外リブと、ポールに対して変位可能であるようにポール上に取り付けられている、制御部材と、複数の内リブであって、それらの一端において制御部材に、互いに角度的に離間するように、回動可能に接続されるとともに、それらの他端においてそれぞれの外リブに回動可能に接続されている、内リブとを含む。本実施形態によれば、折り畳まれたシートマスクは、傘型デバイスが開かれると、傘型デバイスと一緒に展開される。したがって、本実施形態においても、シートマスクの取扱いは、手でシートマスクを展開する場合に比べて容易である。

上述の目的を達成するために、本発明はまた、少なくとも1枚のシートマスクを包装するための方法であって、シートマスクを、展開アシストコンポーネントを使用して折り畳むステップであって、展開アシストコンポーネントが、シートマスクをその使用前にユーザが展開するのをアシストするために使用され、シートマスクと展開アシストコンポーネントとが分離可能に組み合わされる、ステップと、折り畳まれたシートマスクと展開アシストコンポーネントとを組み合わせたものを、包装手段内に収容するステップとを含む方法を提供する。

上記方法の第1の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントはプレートであり、その周りにシートマスクが折り畳まれる。展開アシストコンポーネントは、折り畳まれたシートマスクの中央領域がその上に配置される、表面と、折り畳まれたシートマスクの周辺領域がその上に配置される、裏面とを有する。展開アシストコンポーネントは、その裏面にシートマスクの周辺領域と裏面とが互いに重なり合わない空きスペースが生まれるように、構成および/または寸法設定される。

上記方法の第2の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントはやはりプレートである。しかし、このプレートは、シートマスクがシートマスクの中心線に沿って半分に折り畳まれた時のシートマスクの形状に実質的に対応する形状を有する。包装手段内に収容する際、シートマスクは、展開アシストコンポーネントをその間に挟んで半分に折り畳まれる。

上記方法の第3の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントは、主プレートと、副プレートとを含む。主プレートは、シートマスクがシートマスクの第1の中心線に沿って半分に折り畳まれた時のシートマスクの形状に実質的に対応する形状を有する。副プレートは、シートマスクが第1の中心線、および第1の中心線に直交する第2の中心線の両方に沿って4分の1に折り畳まれた時のシートマスクの形状に実質的に対応する形状を有する。包装手段内に収容する際、シートマスクは、主プレートをその間に挟んで半分に折り畳まれ、次いで、副プレートをその間に挟んで4分の1に折り畳まれる。

上記方法の第4の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントは、中央部と、中央部から径方向に延在するとともに互いに角度的に離間するように配置されている、少なくとも3つのブランチ部とを有する。ブランチ部は、弾性的に曲がることが可能である。展開アシストコンポーネントは、ブランチ部のそれぞれの自由端が実質的に、中央部の上方の1つの点を取り囲んで存在するように、ブランチ部が曲げられた状態で、シートマスクと一緒に包装手段内に収容される。展開アシストコンポーネントが包装手段から取り出されると、展開アシストコンポーネントの周りに折り畳まれているシートマスクが、ブランチ部の復元力によって展開される。

上記方法の第5の好ましい実施形態によれば、展開アシストコンポーネントは傘型デバイスである。この傘型デバイスは、畳まれた状態で、シートマスクと一緒に包装手段内に収容される。展開アシストコンポーネントが包装手段から取り出されて展開されると、展開アシストコンポーネントの周りに折り畳まれているシートマスクが展開される。

次に、本発明の非限定的で代表的な実施形態について、下で添付の図面を参照して詳細に説明する。

本発明による包装体の第1の実施形態を、シートマスクと展開アシストコンポーネントとを組み合わせたものが包装手段内に収容される前の状態にて示す図である。

図1に示すように折り畳まれたシートマスクが展開され、展開アシストコンポーネントから分離された状態を示す図である。

背面から見た時の、図1に示すように折り畳まれたシートマスクを示す図である。

本発明による包装体の第2の実施形態を、シートマスクと展開アシストコンポーネントとを組み合わせたものが包装手段内に収容される前の状態にて示す図である。

図4に示すように半分に折り畳まれたシートマスクが展開され、展開アシストコンポーネントから分離された状態を示す図である。

本発明による包装体の第3の実施形態を、シートマスクと展開アシストコンポーネントとを組み合わせたものが包装手段内に収容される前の状態にて示す図である。

図6に示すように4分の1に折り畳まれたシートマスクが1回だけ展開され、展開アシストコンポーネントの一部分である副プレートから分離された状態を示す図である。

本発明による包装体の第4の実施形態を、シートマスクと展開アシストコンポーネントとを組み合わせたものが包装手段内に収容される前の状態にて示す図である。

展開されたシートマスク上に、第4の実施形態による展開アシストコンポーネントが載せられた状態を示す図である。

第4の実施形態による展開アシストコンポーネントによってシートマスクがどのように展開されるかを示す図である。

本発明による包装体の第5の実施形態を、シートマスクと展開アシストコンポーネントとを組み合わせたものが包装手段内に収容される前の状態にて示す図である。

第5の実施形態による展開アシストコンポーネントを示す斜視図である。

シートマスクと展開アシストコンポーネントとを組み合わせたものを、それらが包装手段内から取り出された状態にて示す図である。

第5の実施形態による展開アシストコンポーネントによってシートマスクが展開された状態を示す図である。

図1から図3は、本発明による、シートマスク1(以後、単に「マスク」と言う)を含む包装体Pの第1の実施形態を示す。図1に示すように、包装体Pは、マスク1と、展開アシストコンポーネント10と、包装手段50とを含む。本実施形態では、1つの包装体が1枚のマスクを含む。しかし、1つの包装体が複数枚のマスクを含んでもよい。マスク1は、例えば、セルロースからなる不織布シートを加工することによって形成される。具体的には、図2から分かるように、マスク1は中央領域1aおよび周辺領域1bを有する。マスク1内のユーザの目および口に対応する位置には、開口1cおよび1dが形成され、鼻に対応する位置にはスリット1eが形成される。さらに、マスク1の周辺領域1b内には、必要に応じて、ユーザの顔への良好な装着を実現するためのスリット1fが形成される。例えば、マスク1内には、美容液などの液体が予め含浸させられている。本実施形態で使用されるのと同じマスクが、下に記載する第2から第5の実施形態によるマスクとして使用されてもよい。

展開アシストコンポーネント10は、マスク1をマスク1の使用前にユーザが展開するのをアシストするためのものである。本明細書では、展開アシストコンポーネント10を「フォルダ」と呼ぶ。したがって、本発明の本実施形態を、「フォルダタイプ包装体」と呼ぶこともできる。本実施形態では、フォルダ10は、長方形プレートである。しかし、フォルダ10は、三角形、正方形、多角形、円形、楕円形などを含む、いかなる形状を有してもよい。さらに、フォルダ10は、マスク1に相似の形状、およびマスク1よりも小さなサイズを有してもよい。

フォルダ10は、液体に不溶の材料から形成することができる。本明細書では、「液体に不溶の」とは、マスク内に含浸させられる液体によって材料が可溶化または分解されないことを意味する。フォルダ10のための材料としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレンおよびその誘導体、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等が挙げられる。フォルダ10の厚さは、特に限定されないが、マスク1の厚さよりも大きいことが好ましい。具体的には、フォルダ10の厚さは、20から500ミクロンであることが好ましく、50から200ミクロンであることがより好ましく、100から200ミクロンであることが最も好ましい。

包装手段50は、マスク1およびフォルダ10をその中に収容するために使用される。包装手段50は、特に限定されないが、本実施形態では、包装手段50は例えば、気体および液体に不浸透性のアルミニウムラミネートフィルム製の小袋である。図1は、開口がまだ密封されていない状態にある包装手段50を示している。フォルダ10を使用して折り畳まれたマスク1、または換言すれば、マスク1とフォルダ10とを組み合わせたものが、包装手段50内にその開口を通じて収容されて、開口が例えばヒートシールされると、包装体Pが完成する。したがって、マスク1とフォルダ10が包装手段50内に密封された状態では、マスク1は、マスク1とフォルダ10とが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれている。

次に、フォルダ10を使用してマスク1を折り畳むための方法について、下でさらに詳細に説明する。本実施形態では、マスク1は最初に、互いに平行な2本の縦方向の折畳み線X1およびX2に沿って、フォルダ10の周りに折り畳まれる。折畳み線X1およびX2は開口1cの外側に位置する。次に、マスク1は、互いに平行な2本の横方向の折畳み線Y1およびY2に沿って、フォルダ10の周りに折り畳まれる。折畳み線Y1は開口1cの外側に位置し、折畳み線Y2は開口1dの外側に位置する。このように2回折り畳むことによって、マスク1は、フォルダ10の周りに図1に示すように折り畳まれる。

フォルダ10は、折り畳まれたマスク1の中央領域1aがその上に配置される、表面100と、折り畳まれたマスク1の周辺領域1bがその上に配置される、裏面110とを有する。フォルダ10を適切な形状および寸法をもって形成することによって、マスク1がフォルダ10の周りに折り畳まれると、図3に示すように、フォルダ10の裏面110にマスク1の周辺領域1bと裏面110とが互いに重なり合わない空きスペースSが生まれる。したがってユーザは、マスク1を使用する際、マスク1を展開するために周辺領域1bをフォルダ10から容易に剥がすことができる。

図4および図5は、本発明による、マスク2を含むフォルダタイプ包装体Pの第2の実施形態を示す。図4に示すように、包装体Pは、マスク2と、マスク2をその使用前にユーザが展開するのをアシストするための、展開アシストコンポーネント、すなわちフォルダ20と、マスク2とフォルダ20とを組み合わせたものをその中に収容する、包装手段60とを含む。マスク2が包装手段60内に密封された状態では、マスク2は、マスク2とフォルダ20とが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれている。包装手段60は、第1の実施形態の包装手段と実質的に同じものであってもよい。

第1の実施形態と同様に、フォルダ20はプレートである。フォルダ20は、第1の実施形態のフォルダ10と同じ材料から形成されてよい。フォルダ20とマスク2とが互いに分離された状態を示す図5から分かるように、フォルダ20は、マスク2がマスク2の縦方向の中心線L1に沿って半分に折り畳まれた時のマスク2の形状に対応する形状を有する。本実施形態によれば、マスク2は、包装手段60内に収容される際、図5に矢印で示すように、フォルダ20をその間に挟んで半分に折り畳まれる。その結果、マスク2は、図4に示す状態になる。フォルダ20を使用して折り畳まれたマスク2、または換言すれば、マスク2とフォルダ20とを組み合わせたものが、包装手段60内にその開口を通じて収容されて、開口が例えばヒートシールされると、包装体Pが完成する。

図6および図7は、本発明による、マスク2'を含むフォルダタイプ包装体Pの第3の実施形態を示す。図6に示すように、包装体Pは、マスク2'と、マスク2'をその使用前にユーザが展開するのをアシストするための、展開アシストコンポーネント、すなわちフォルダ20'と、マスク2'とフォルダ20'とを組み合わせたものをその中に収容する、包装手段60'とを含む。マスク2'が包装手段60'内に密封された状態では、マスク2'は、マスク2'とフォルダ20'とが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれている。包装手段60'は、第1の実施形態の包装手段と実質的に同じものであってもよい。

本実施形態では、フォルダ20'は、単一のプレートではなく、主プレート20aと、副プレート20bとからなる。両プレート20aおよび20bは、第1の実施形態のフォルダ10と同じ材料から形成されてよい。図7に示すように、主プレート20aは、マスク2'がマスク2'の縦方向の第1の中心線L2に沿って半分に折り畳まれた時のマスク2'の形状に対応する形状を有する。したがって、主プレート20aは、第2の実施形態のフォルダ20と同じものであってよい。副プレート20bは、マスク2'が第1の中心線L2、および第1の中心線L2に直交する横方向の第2の中心線L3の両方に沿って4分の1に折り畳まれた時のマスク2'の形状に対応する形状を有する。

本実施形態によれば、マスク2'は、包装手段60'内に収容される際、最初に、主プレート20aをその間に挟んで半分に折り畳まれる。図7では、マスク2'は既に、半分に折り畳まれている。次に、マスク2'は、図7に矢印で示すように、副プレート20bをその間に挟んで4分の1に折り畳まれる。その結果、マスク2'は、図6に示す状態になる。フォルダ20'(すなわち主プレート20aおよび副プレート20b)を使用して折り畳まれたマスク2'、または換言すれば、マスク2'とフォルダ20'とを組み合わせたものが、包装手段60'内にその開口を通じて収容されて、開口が例えばヒートシールされると、第3の実施形態の包装体Pが完成する。

図8から図10は、本発明による、マスク3を含む包装体Pの第4の実施形態を示す。図8に示すように、包装体Pは、マスク3と、展開アシストコンポーネント30と、本実施形態では蓋付きの密封可能容器である包装手段70とを含む。便宜的に、図8は、展開アシストコンポーネント30と展開アシストコンポーネント30を取り囲むマスク3とを組み合わせたものを、展開されているのではなく容器70から取り出された状態にて示している。図8から明らかであるように、マスク3が容器70内に収容される際、マスク3は、マスク3と展開アシストコンポーネント30とが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれる。図8から図10は、1つの包装体が1枚のマスクを含む例を示す。しかし、1つの包装体が複数枚のマスクを含んでもよい。

本実施形態では、展開アシストコンポーネント30は、X字形の可撓性プレートである。展開アシストコンポーネント30がマスク3上に置かれた状態を示す図9から分かるように、展開アシストコンポーネント30は、中央部31と、中央部31から径方向に延在するとともに互いに角度的に離間するように、特に互いに90°ずつ離間するように配置されている、第1から第4のブランチ部32a、32b、32c、および32dとを有する。ブランチ部の本数は、少なくとも3本とすべきであり、5本、6本、またはそれより多くてもよい。本実施形態では、展開アシストコンポーネント30は、上で第1の実施形態に関して説明したようなプラスチックから形成される。したがって、ブランチ部32aから32dは弾性的に曲がることが可能である。あるいは、展開アシストコンポーネント30は、2本以上の細長い可撓性プレートを、その中央部において互いに接合することによって形成されてもよい。

第4の実施形態によれば、展開アシストコンポーネント30のブランチ部32aから32dは、ブランチ部の自由端E1からE4が実質的に、中央部31の上方の1つの点Oを取り囲んで存在するように、マスク3と一緒に曲げられる(図8および図9参照)。その結果、マスク3は、概してポタリ(potali)(ポーチ)状になる。マスク3のポタリ状態は、例えば、図8に示すクリップを使用して維持されてよい。展開アシストコンポーネント30は、ブランチ部32aから32dが上記のように曲げられた状態で、マスク3と一緒に包装手段70内に収容される。その後、容器70の開口が蓋70aによって密封されると、第4の実施形態の包装体Pが完成する。

本実施形態の包装体では、展開アシストコンポーネント30がマスク3と一緒に包装手段70から取り出されて、クリップが取り外されると、展開アシストコンポーネント30の周りに折り畳まれているポタリ状のマスク3が、ブランチ部32aから32dの復元力によって直ちに展開される。図10は、この自動的な展開がどのように起こるかを、実線の矢印線で示している。上の説明から明らかであるように、マスク3および展開アシストコンポーネント30は、包装手段70から取り出されると、「ポップアップ」する。したがって、第4の実施形態を、「ポップアップタイプ包装体」と呼ぶことができる。図10では、ポップアップ動作とは逆の動作である、マスク3のポタリ状態への折畳みが、破線の矢印線で示されている。

図11から図14は、本発明による、マスク4を含む包装体Pの第5の実施形態を示す。図11に示すように、包装体Pは、マスク4と、展開アシストコンポーネント40と、本実施形態では蓋付きの密封可能容器である包装手段80とを含む。便宜的に、図11は、展開アシストコンポーネント40と展開アシストコンポーネント40を取り囲むマスク4とを組み合わせたものを、展開されているのではなく容器80から取り出された状態にて示している。図11から明らかであるように、マスク4が容器80内に収容される際、マスク4は、マスク4と展開アシストコンポーネント40とが分離可能に組み合わされた状態で折り畳まれる。図11から図14は、1つの包装体が複数枚のマスクを含む例を示す。しかし、マスクの枚数は特に限定されない。

本実施形態では、展開アシストコンポーネント40は傘型デバイスであり、したがって、本実施形態を「傘タイプ包装体」と呼ぶ。さらに詳しく言うと、図12から分かるように、展開アシストコンポーネント40は次の、先端41aおよび基端41b(これはハンドルとして機能する)を有するポール41と、マスク4がその上に載せられる複数の外リブ42と、制御部材43と、複数の内リブ44とを含む。部材41、42、43、および44は、木、金属、プラスチック等の材料から形成することができる。さらに、展開アシストコンポーネント40は、一般的な雨用傘と同様に、外リブ42に取着されている可撓性材料製のカバーを含んでもよい。

外リブ42は、それらの基端42aにおいてポール41の先端41a付近に、互いに角度的に離間するように、回動可能に接続されている。各外リブ42は、基端42aの反対側に先端42bを有する。具体的に示していないが、各先端42bは、マスク4と展開アシストコンポーネント40との係合を能動的に促進するために、例えばクリップ機能を有してよい。制御部材43は、ポール41に対してスライド可能であるようにポール41上に取り付けられている。制御部材43は、必要に応じて、ポール41に対するその位置をロックするための機構を含んでよい。各内リブ44は、一端44aにおいて制御部材43に、互いに角度的に離間するように、回動可能に接続されている。各内リブ44は、他端44bにおいてそれぞれの外リブ42に回動可能に接続されている。したがって、制御部材43を、図12に示す位置から上方にスライドさせることによって、外リブ42が、図12に2点鎖線によって示すように開く。特に好ましい実施形態では、外リブ42は、それら全てが概して単一平面内に存在するように開いてよい。

本実施形態では、複数枚のマスク4が、上記のように開かれる展開アシストコンポーネント40と組み合わされる。その後、制御部材43を、開かれた状態にある位置から下方にスライドさせることによって、外リブ42が折り畳まれる。その結果、マスク4は、図13に示す、展開アシストコンポーネント40の周りに折り畳まれた状態になる。この状態では、ポール41の先端41aは、例えば、使用時にマスク4内に形成される鼻用の開口を通じて外側に突出してよい。展開アシストコンポーネント40を使用して図13に示すように折り畳まれたマスク4が、容器80内に収容され、次いで、容器80の開口が蓋80aによって密封されると、第5の実施形態の包装体Pが完成する。

上記のように構成された展開アシストコンポーネント40が、ユーザによって容器80から取り出されて開かれると、折り畳まれたマスク4が図14に示すように展開される。ユーザは、上記のように展開された複数枚のマスク4のうち最上位置にあるマスクを剥離し、それにより、展開された状態にあるマスク4を容易に得ることができる。その後、ユーザが展開アシストコンポーネント40を閉じ、それにより、マスク4および展開アシストコンポーネント40が、図13に示す状態に戻る。残りのマスク4は、この状態で、展開アシストコンポーネント40と一緒に容器80内に収容され、次の使用まで保管される。

以上、本発明のさまざまな実施形態について、上で図面を参照して説明してきた。しかし、本発明はこれらの実施形態に限定されず、さまざまな修正および変更が、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、上記の実施形態に加えられてよく、そのような修正および変更は、本発明の範囲内に含まれる。

1 シートマスク 1a 中央領域 1b 周辺領域 1c 開口 1d 開口 1e スリット 1f スリット 2 シートマスク 2' シートマスク 3 シートマスク 4 シートマスク 10 展開アシストコンポーネント、フォルダ 20 展開アシストコンポーネント、フォルダ 20' 展開アシストコンポーネント、フォルダ 20a 主プレート 20b 副プレート 30 展開アシストコンポーネント 31 中央部 32a 第1のブランチ部 32b 第2のブランチ部 32c 第3のブランチ部 32d 第4のブランチ部 40 展開アシストコンポーネント 41 ポール、部材 41a 先端 41b 基端 42 外リブ、部材 42a 基端、一端 42b 先端 43 制御部材 44 内リブ、部材 44a 一端 44b 他端 50 包装手段 60 包装手段 60' 包装手段 70 包装手段、容器 70a 蓋 80 包装手段、容器 80a 蓋 100 表面 110 裏面 E1 自由端 E2 自由端 E3 自由端 E4 自由端 L1 中心線 L2 第1の中心線 L3 第2の中心線 O 1つの点 P 包装体、フォルダタイプ包装体 S 空きスペース X1 縦方向の折畳み線 X2 縦方向の折畳み線 Y1 横方向の折畳み線 Y2 横方向の折畳み線

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