Packaging of the glass sheet

申请号 JP2006507291 申请日 2004-03-16 公开(公告)号 JP2006521975A 公开(公告)日 2006-09-28
申请人 コーニング インコーポレイテッド; 发明人 文雄 岡本; 孝好 林;
摘要 複数枚の薄いガラスシートを 包装 するための材料および方法が記載されている。 これら材料および方法は、ガラスシート(21)を、コンテナの壁に対して 角 度(a)だけ傾斜させてコンテナ(20)内に配置することを含む。 スペーサ(10)は、ガラスシートの周縁部においてガラスシートに接する。
权利要求
  • 複数枚の薄いガラスシートの包装材料であって、
    少なくとも一つのほぼ垂直な壁およびほぼ水平な床と、
    前記壁に対して或る角度傾斜した主支持部材と、
    前記複数枚のガラスシートの周縁部に接することによって前記ガラスシートの間隔を保つように構成された複数のスペーサとを備え、
    該スペーサのそれぞれが、少なくとも1枚のガラスシートを該ガラスシートの四隅部において支持するものであることを特徴とする包装材料。
  • 前記ガラスシートが液晶ディスプレイ用基板であることを特徴とする請求項1記載の包装材料。
  • 前記ガラスシートが約0.8mm未満の厚さを有することを特徴とする請求項2記載の包装材料。
  • 前記壁と前記主支持部材の一部分との間の角度が約5度よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の包装材料。
  • 前記スペーサが前記ガラスシートの周縁部にのみ接する可撓性を有する枠形状を有することを特徴とする請求項1記載の包装材料。
  • 前記スペーサが、アクリル材料からなる主枠体と該主枠体に組み付けられた補助的クッション材料とを備えていることを特徴とする請求項5記載の包装材料。
  • 前記主支持部材が、前記ガラスシートの主面を支持するための上方部と前記ガラスシートのエッジを支持するための下方部とを備えてL字状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装材料。
  • 複数枚の薄いガラスシートの包装方法であって、
    少なくとも一つのほぼ垂直な壁およびほぼ水平な床を有するコンテナを提供し、
    前記壁に対して或る角度傾斜した主支持部材の一部分を前記コンテナ内に配置し、
    枠状スペーサにより前記複数枚のガラスシートの間隔を保ち、
    前記複数枚のガラスシートが前記主支持部材上に間隔を保った状態で寄りかかり、かつ各スペーサが少なくとも1枚のガラスシートを該ガラスシートの四隅部において支持するように、前記複数枚のガラスシートを前記コンテナ内に配置する各工程を有してなることを特徴とする包装方法。
  • 前記複数枚のガラスシートを前記コンテナ内に配置するステップ中に、前記コンテナが水平面上に置かれ、かつ該コンテナが、前記水平面に対する前記複数枚のガラスシートの角度が減少するように傾けられることを特徴とする請求項8記載の方法。
  • 補助的支持部材と前記主支持部材との間に前記複数枚のガラスシートが挟まれ、かつ前記コンテナに蓋をするように、前記複数枚のガラスシートを前記双方の支持部材間に固定することを特徴とする請求項9記載の方法。
  • 说明书全文

    関連出願

    本願は、2003年4月1日付け米国特許出願10/405667号の優先権を主張した出願であり、その内容は引例として本明細書に組み入れられる。

    本発明は、ガラスシートの、特に液晶ディスプレイ用ガラス基板包装に関するものである。

    液晶ディスプレイ(LCD)用ガラス基板のような大型の薄いガラスシートは可撓性を有する。 LCD基板は一般に、1平方メートルの面積と0.8mm未満の厚さとを有する。 より大きく、より軽いLCD基板が望まれるために、LCD基板の面積は1平方メートルを超え、厚さが0.7mm未満、場合によっては0.5mm未満となっている。 現在、LCD基板は一般に、発泡プラスチック製の箱内に垂直に包装されている。 各基板の周縁は、箱の側壁の垂直溝内に支持されている。

    LCDシートのような薄いガラスシートの長さと幅が増大し、かつ厚さが減少しているので、上記基板は可撓性が増し、輸送中の過度の振動による相互接触によってガラスが傷ついたり破損したりするのを防止するためには、コンテナ内のガラスの間隔を増大させなければならない。 これらの制約の点から、薄いガラスシートの保管および出荷のために十分な包装密度を提供しかつ破損を防止する包装方法および包装材料が必要になる。

    本発明は、少なくとも一つの壁を備えたコンテナ内に複数枚の薄いガラスシートを包装する方法および材料に関するものである。 上記複数枚のガラスシートは、上記コンテナの上記壁に対して或る度を持って配置される。 上記複数枚のガラスシートは主支持部材に寄りかかり、複数のスペーサが上記複数枚のガラスシートを互いに間隔を保った状態にする。 或る実施の形態においては、各スペーサが上記複数枚のガラスシートの四隅部を支持し、一つの特定の実施の形態においては、上記スペーサが枠状である。 或る実施の形態においては、上記ガラスシートのローディング・アンローディング時に、上記複数枚のガラスシートの傾斜角度が減少するようにコンテナが傾けられる。 上記の概要および下記の詳細な記載は例示であり、特許請求の範囲に記載された本発明のさらなる説明に供するものである。

    本発明は、下記に記述される詳細な構造および方法の説明に限定されるものではないことを、本発明のいくつかの実施の形態の説明に先立って留意すべきである。 本発明は、その他の実施の形態および種々の態様で実施または実行される方法を可能にするものである。

    本発明の一つの実施の形態は、薄いガラスシート,特にLCD用ガラスシートのためのスペーサに関するものである。 図1および図2を参照すると、枠状部材12とこの部材の表面上でガラスに接するクッション14とを備えたスペーサ10が示されている。 本発明によるスペーサ10は、四隅部でガラスシートを支持している。 ガラスシートを傾けながら四隅部で支持すると、ガラスシートに十分な剛性を生じさせて、包装体の輸送中におけるガラスシートの撓みまたは破損を防止する。 図1に示された実施の形態においては、クッション14が、枠状部材12の全周を巡って延びる連続体である。 しかしながら、別の実施の形態によれば、クッションが枠状部材の周囲に個々に分離して配置されていてもよい。 985mm×300mm×0.7mmの寸法を有するガラスシートのための適当な枠状部材の具体例は、アクリル材料で作成された枠状部材である。 この枠状部材は、約4mmの厚さtと、約10mm〜50mmの間の、より好ましくは約10mm〜20mmの間の枠幅wとを有する。 枠状部材の全体の幅と長さはガラスシートの寸法にほぼ等しい。 枠幅wは、ガラスシートの廃棄される周縁部のみにクッション14が接するように選択される。 特に好ましい実施の形態においては、枠状部材12がその一端部15において、枠状部材の他の三方の端部の幅よりも狭い幅wを有している。 例えば、一つの実施の形態においては、枠状部材の一端部15が、クッション材料の幅とほぼ同じ幅wを有する。 好ましい実施の形態においては、図2に示されているように、枠状部材12の一端部15がコンテナの底部においてガラスシートを支持している。 一つの実施の形態によれば、クッション材料は、約0.2mm〜2mmの間の、好ましくは約0.5mm以下の厚さを有するゴムテープを含む。 クッション材料としては、ゴムテープ、プラスチックテープ、および発泡ポリエチレンテープなどの発泡プラスチックテープを含むが、これらに限定されるものではない。 或る実施の形態においては、枠状部材がガラスシートの支持と緩衝との双方の機能を果たすように、十分に剛性のある材料がガラスシートのためのクッションとなる。 換言すれば、緩衝特性と、コンテナ内でガラスシートを傾けた状態で支持するのに十分な剛性とを備えた単一枠状部材が、枠状部材上にクッション材料を設けることなしに使用可能である。 このような寸法の枠体とクッションを用いることによって、各ガラスシート間の間隔は、約2mm〜10mmの間、好ましく約3mm〜4mmの間になる。 スペーサ10は、ガラスシートの積重体を支持するのに十分な剛性と強度を備えた材料から作成されなければならない。 適当な材料は、アクリル樹脂、塩化ポリビニール樹脂および発泡プラスチックを含むが、これらに限定されない。 図2は、図1に示されたスペーサの複数を用いて複数枚のガラスシートが積み重ねられた状態を示す。

    ガラスシートの高い包装密度を得るためには、より薄いスペーサが望ましいが、複数枚のガラスシートを保持した出荷用コンテナの輸送中に、隣接するガラスシート同士が接触しないように十分に厚くなければならない。 したがって、スペーサの厚さは、ガラスシートの厚さと、さらに詳細に後述するスタッキングパラメータとに左右される。 スペーサは、このスペーサがコンテナ内で垂直に積み重ねられた場合に、スペーサの形状を維持すべく十分な剛性を備えていなければならない。

    図3を参照すると、ガラスシート21の出荷用コンテナ20が示されている。 このコンテナ20は、少なくとも一つのほぼ垂直な壁22と、床24と、蓋26とを有する。 このコンテナ20は、包装されたガラスシートを支持するのに十分な機械的強度を有する材料で形成されていなければならない。 ここで用いられている「ほぼ垂直」とは、壁22がコンテナ20の床24に対してほぼ直角であることを意味する。 壁22の一つに対して角度「a」だけ傾けられた主支持部材28がコンテナ20内に配置されている。 この主支持部材28はL字状で、上方部29と下方部30とを備えていることが好ましい。 上方部29はコンテナ20の壁22に寄りかかっている。 主支持部材28は、スペーサを伴った複数枚のガラスシートを支持するのに十分な機械的強度を備え、かつ包装されたLCD用ガラスシートに必要な清浄度を満足させなければならない。 一つの実施の形態によれば、主支持部材28は、鋼鉄製フレームで強化されたアクリル板で形成されている。 好ましい実施の形態においては、コンテナ20は、必要な枚数のスペーサを伴った約20〜100枚のガラスシートを支持する。 上方部29と、主支持部材28に立てかけてある1枚目のガラスシートとの間に、裏当て板(図示せず)を配置してもよい。

    主支持部材28の上方部29は直線的であるように図示されているが、図4A,4Bに示されているように、上方部29は湾曲していてもよい。 図4Aにおいては、対応部分が′の付いた符号で示され、図4Bにおいては、対応部分が″の付いた符号で示されている。図4Aに示されているように、主支持部材28′は、コンテナ20′内におけるガラスシートの包装密度を上げることを可能にする湾曲した上方部29′を備えている。図4Bに示された別の実施の形態においては、主支持部材28″は直線的であるが、コンテナ20″内におけるガラスシートの包装密度を上げるために、湾曲した裏当て板31が用いられている。

    再び図3を参照すると、ガラスシート21の主面は主支持部材28の上方部29に寄りかかっており、ガラスシート21のエッジは主支持部材28の下方部30によって支持されている。 スペーサ10はガラスシート21を互いに間隔を保った状態にし、かつガラスシート21の周縁部のみにおいてガラスシートに接している。 ガラスシート21の積重体は、コンテナ20内のシート積重体を封入する補助的支持部材32によって固定されている。 主支持部材28および補助的支持部材32がともに固定されると、コンテナ20内に配置された内部包装体を形成する。

    本発明の或る実施の形態によれば、複数枚のガラスシートと複数の枠状スペーサとが交互に積み重ねられ、コンテナのほぼ垂直な壁に対して角度「a」だけ傾けて配置された支持部材に立てかけられる。 この方法でガラスシートを包装すると、各ガラスシートが四隅部に沿って支持され、ガラスシートの支持されていない領域は重によって垂れ下がる。 垂れ下がり量は傾斜角度の調整によってコントロールされる。 ガラスシートが弾性変形によって歪んで剛直化されるように、理想的な垂れ下がりレベルをガラスシートに与えることができる。 理想的な傾斜角度が選択されると、ガラスシートは、輸送中の振動および揺れのような外力に対して安定になる。 複数枚のガラスシートは、隣接するガラスシートが接触しないようにコンテナ内に配置される。 再び図3を参照すると、一つの好ましい実施の形態によれば、ガラスシートのローディング・アンローディング時には、コンテナ20が置かれている表面に対するガラスシートの傾斜角度が減少するように、コンテナ20が角度「b」だけ傾けられる。 一般に、コンテナ20が置かれている表面は平面であり、この状態でコンテナを傾けると、コンテナ内においてガラスシートが主支持部材の下方部に対してほぼ垂直方向を向くので、ガラスシートのローディング・アンローディングが容易になる。 好ましい実施の形態においては、コンテナの輸送および保管時に、コンテナが置かれている支持面に対するコンテナの角度「b」は減らされて、コンテナの底面が上記支持面上に平らになるように置かれる。

    コンテナ内におけるガラスシートの理想的な傾斜角および間隔を導くための試験を行なった。 約0.7mmの厚さと、約985mm×1300mmの寸法を有するガラスシートを、ガラスシートの周縁に接する厚さ3mmのアクリル製枠状スペーサとともに図3に示された形式の支持部材に取り付けた。 スペーサは、この枠状スペーサの周囲に厚さ0.5mmのクッション(ゴムタイプ)をも備えており、全体の厚さは約4mmである。 5枚のガラスシートと6個のスペーサをコンテナ内に配置したが、補助的支持部材はコンテナ内に配置しなかった。 キャリパーまたはレーザー間隔測定器のいずれかを用いて、ガラスシートの中央部の垂れ下がり量を測定した。 種々の角度における垂れ下がりの値は表1に記載してある。

    補助的支持部材を図3に示すようにコンテナ内に配置し、この補助的支持部材と主支持部材をしっかりと縛った。 両支持部材間に縛られたガラスシートの積重体を図3に矢印40で示す方向に前後に揺動させた。 種々の角度におけるガラスの剛性を観察し、この観察結果を表1に記載した。 表1に示すように、主支持部材の上方部と上記壁との間の角度「a」が約20度のときに、ガラスシートが十分に剛直になる。

    上述した包装方法は、約1500mm×1800mm×0.7mmの寸法を有するLCD基板にも適用することができた。 20枚のガラスシートと21個のスペーサとを5度傾斜させて箱内に交互に配置した。 箱は鋼鉄製フレームで強化されたアクリル板で形成した。 スペーサは約3mmの厚さを有するアクリル材料で形成し、クッションは厚さ約0.5mm前後の発泡ポリエチレンテープで形成した。 積み重ねられたガラスシートとスペーサとを固く縛り、次に約5〜30度の角度に傾けた。 傾斜角の増大に従ってガラスシートは重力によって垂れ下がり、機械的振動に対して安定化された。 理想的な傾斜角は、包装体の輸送中に予期される外部振動を測定する実験によって決定した。

    本発明の種々の実施の形態は、1平方メートルを超える面積を有するLCDガラス基板の保管および出荷に関して特に有用である。 上述のように、これらのガラスシートは、一般に0.8mm未満の厚さを有し、中には厚さ約0.5mm以下のものもある。 本発明は、約1500mm×1800mm×0.7mmの寸法を有するLCDガラス基板について実証された。 ガラスシートの前後の主面は、最終ユーザーによって一般に廃棄される周縁部分を除いてスペーサに接触していない。 傷を防止するためにガラスの表面にフィルムを貼ったり表面コーティングを施したりする必要がないので、ガラスシートの処理コストが低減される。 ガラスシートの取扱いは単純化され、出荷用コンテナのロード・アンロードも簡単になり、特殊な機器を必要としない。 本発明の実施の形態においては、ガラスシートがコンテナ内に包装されているときに重力によって剛直化される。 この剛直化は、ガラスの可撓性を低減して、輸送中の外部振動によるガラス破損の機会を低減する。

    本発明の精神または範囲を逸脱することなしに、本発明に種々の修正、変更を加えることが可能なことが当業者には明らかであろう。 よって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物の範囲内でなされた種々の修正、変更を含むものである。

    本発明のいくつかの実施の形態に用いられるスペーサの斜視図である。

    図1のスペーサによって間隔を保たれたガラスシート積重体の側面図である。

    本発明の一つの実施の形態によるコンテナ内に包装された複数枚のガラスシートの側面図である。

    図4Aおよび図4Bは、本発明の別の実施の形態によるコンテナ内に包装された複数枚のガラスシートの側面図である。

    符号の説明

    10 スペーサ 12 枠状部材 14 クッション 20 コンテナ 21 ガラスシート 22 コンテナの壁 24 コンテナの床 26 コンテナの蓋 28 主支持部材 29 主支持部材の上方部 30 主支持部材の下方部 32 補助的支持部材

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