Asphalt packaged goods with a consumable container

申请号 JP53854598 申请日 1998-02-19 公开(公告)号 JP2002511821A 公开(公告)日 2002-04-16
申请人 オウェンス コーニング; 发明人 ドン ロイ ヴァーミリオン; ジェレミー キャンベル; ジョン ローレン バック; フランク レオ ブルグ; フレデリック ハリソン ザ サード ポン; ジョージ エイ マーザリ; ジョン スチュアート ライト;
摘要 (57)【要約】 アスファルトが、消費可能な容器(10)で 包装 されており、この容器は、取扱い及び反応がま内への供給を容易にするためにアスファルトを小さな部分に破砕しやすくする破砕手段、例えば切欠き又は長い溝(110,111)を有している。 容器は有利には、アスファルト−ポリマー組成物で作られ、従ってアスファルト包装品全体を、例えば屋根ふき又は舗装用途に使えるようにするために反応がま内で容易に溶融できるようになっている。 容器は、加工性及び取扱適性を高めるための種々の特徴を有するのがよく、かかる特徴としては、全体として矩形の形及び多切り子面付き又は段付き側壁(20)と、取っ手部分とひしゃく状部分の両方又は何れか一方を備えた壁(30)の両方又は何れか一方が挙げられる。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. アスファルト包装品であって、(a)アスファルト材料及びポリマー材料を 含む消費可能な組成物で作られた容器を有し、該容器は、(i)互いに反対側 の側縁部及び互いに反対側の端縁部を備えた底部、(ii)該底部の前記側縁部 から上方に延びる一対の側壁、(iii)前記底部の前記端縁部から上方に延び て頂部周囲を形成する一対の端壁、該端壁は前記側壁により相互に連結され、 前記底部、前記側壁及び前記端壁は、容器内部を構成し、(iv)一方の前記側 壁から遠ざかって反対側の側壁に向かって底部を横切る方向に少なくとも部分 的に且つ一方の前記端壁に対して角度をなして前記容器内部に向かって上方に 延びる凹んだ破砕手段を有する構造体から成り、前記アスファルト包装品は、 (b)容器内部に入っているアスファルトを更に有することを特徴とするアス ファルト包装品。 2. 前記破砕手段は、底部を横切る方向において真ん中より手前の箇所まで延び ている第一の破断用切欠きを含み、前記角度は、90°であることを特徴とす る請求の範囲第1項に記載のアスファルト包装品。 3. 前記破砕手段は、前記第一の破砕用切欠きから見て向かい側に位置していて 、反対側の側壁から遠ざかって底部を横切る方向に少なくとも部分的に且つ前 記端壁に対して90°の角度をなして前記容器内部に向かって上方に延びる第 二の破断用切欠きを更に含むことを特徴とする請求の範囲第2項に記載のアス ファルト包装品。 4. 前記破砕手段は、V字形横断面を有し、一方の前記側壁から反対側の側壁ま で延びる破砕用溝から成ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアスフ ァルト包装品。 5. 前記角度は、45°〜90°であることを特徴とする請求の範囲第4項に記 載のアスファルト包装品。 6. 前記角度は、90°であることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のアス ファルト包装品。 7. 前記側壁及び前記端壁は、上段及び一又は二以上の下段を含む複数の階段状 になった段から成り、前記上段は、前記一又は二以上の下段から張り出してい ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアスファルト包装品。 8. 前記端壁は各々、幅方向の中央に位置していて、四辺形の形をした凹み端面 を有し、該凹み端面は、底部から容器の頂部周囲の下に位置する箇所まで延び 、それにより頂部周囲と凹み端面との間に取っ手部分を構成していることを特 徴とする請求の範囲第1項に記載のアスファルト包装品。 9. 前記取っ手部分は、頂部周囲に向かって開口した外側溝と、底部に向かって 開口した内側溝とを有することを特徴とする請求の範囲第8項に記載のアスフ ァルト包装品。 10. 前記取っ手部分は、各前記端壁に設けられた脚部分を互いに橋渡しし、前記 取っ手部分及び脚部分は、前記凹み端面の三つの側部を包囲する外側端面を形 成していることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のアスファルト包装品。 11. 前記脚部分は、底部に向かって内側に湾曲した湾曲ベースを有することを特 徴とする請求の範囲第10項に記載のアスファルト包装品。 12. 前記端壁は、水平方向取っ手部分を有し、前記側壁は、垂直方向取っ手部分 を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアスファルト包装品。 13. 各前記側壁は、長手方向に互いに間隔を置いていて、各々が四辺形の形をし た少なくとも2つの凹み側面を有し、前記凹み側面は各々、前記底部から容器 の頂部周囲の下に位置する箇所まで延び、それにより頂部周囲と凹み側面との 間に水平方向部分を構成していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の アスファルト包装品。 14. 前記水平方向部分は、各前記側壁に設けられた脚部分を互いに橋渡しし、前 記水平方向部分及び脚部分は、各前記凹み端面の三つの側部を包囲する外側端 面を形成していることを特徴とする請求の範囲第13項に記載のアスファルト 包装品。 15. 前記底部は、実質的に矩形の形をしていることを特徴とする請求の範囲第1 項に記載のアスファルト包装品。 16. 更に、(c)容器内のアスファルトを覆うポリマー材料で作られたフィルム を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアスファルト包装品。 17. 前記フィルムの厚さは、1ミル(0.0254mm)〜4ミル(0.1016mm)であり、 前記ポリマー材料は、ポリプロピレンから成ることを特徴とする請求の範囲第 16項に記載のアスファルト包装品。 18. 前記アスファルト材料は、酸化されたAC−20アスファルトであり、前記 ポリマー材料は、ポリプロピレン及びエチレン−ビニルアセテートコポリマー から成ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアスファルト包装品。 19. 前記容器構造体は、(v)頂部周囲の周りに外方へ延びるリムを更に有する ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のアスファルト包装品。 20. 前記容器構造体は、(vi)リムから側壁まで延びる複数の互いに間隔を置い て設けられたリブ及びリムから端壁まで延びる複数の互いに間隔を置いて設け られたリブを更に有することを特徴とする請求の範囲第19項に記載のアスフ ァルト包装品。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 消費可能な容器を備えたアスファルト包装発明の技術分野及び産業上の利用可能性本発明は、例えば屋根ふきや舗装のような用途に用いられるアスファルトを包装する容器に関する。 本発明は又、ユーザにより完全に消費できる、即ち、屋根ふき、舗装等に用いられるようにするために容器をこの中に入っているアスファルトと一緒に溶融できるアスファルト包装品に関する。 発明の背景アスファルト業界では、アスファルトをユーザまで運搬する一方法は、個々の包装品の形態であり、これら包装品は建設業者により屋根ふき用又は他の建設用途のためのアスファルト源として用いられることが多い。 個々のアスファルト包装品は、溶融アスファルトを、金属製の底部及び紙製の円筒形側壁で構成された容器内に注ぎ込むことにより従来のアスファルト加工設備で形成される場合が多い。 アスファルトは代表的には、約177℃の温度で注ぎ込まれ、包装品はユーザ、例えば屋根ふき建設業者への輸送に先立って最高24時間にわたって放冷される。 紙及び金属製の容器を取り外した後(なお、これらは廃材になる)、屋根ふき業者は容器から出した中実のアスファルトをガス炊き式溶融反応がま内に入れて用途に合わせてアスファルトを溶融する。 紙及び金属製の容器の取外しは時間がかかり、しかも紙及び金属の容器材料の処分は面倒である。 容器の取外し又は処分を不要にする包装材料が開発された。 かかる包装材料の一タイプが例えば米国特許第5,452,800号及び第5,307,608号に開示されており、 これら米国特許は、薄いポリプロピレンフィルムを唯一の封入手段として用いるアスファルト包装品及びこれらの製造方法に関している。 開発された別のタイプの消費可能なアスファルト包装品は、国際出願パンフレット第WO96/40838号に記載された成形可能な容器であり、かかる米国特許の開示内容を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用する。 各種組成物から成形される消費可能な容器は、アスファルトとポリマー材料とから成る。 かかる容器は、円筒形又は矩形の設計のものであって積重ねができるようテーパしており、例えば取扱いを容易にするための取っ手や寸法安定度を高めるための環状突起又は円周方向リブのような構造的特徴を有している。 アスファルト溶融反応がま内での発煙を減少させるという利点のある成形可能で消費可能な容器を実現したが、一層の改良を行うことが望ましい。 より詳細には、容器をアスファルト包装品の状態に加工しやすくする共にこれら包装品を使用しやすくする改良策が要望されている。 発明の概要したがって、本発明の目的は、製造及び使用の際に取扱いが楽なアスファルト容器を提供することにある。 別の目的は、自立形であって強固であり、しかも容器の構成材料を有効利用することにある。 本発明の別の目的は、頑丈で取扱いが安全な消費可能なアスファルト容器を提供することにある。 別の目的は、都合のよい量のアスファルトを確実に入れ、作業現場でユーザによる取扱いを一層楽にするために小さなセグメントの状態に容易に破砕できる容器を提供することにある。 別の目的は、実質的な変形を生じることなく、容器内への溶融アスファルトの注ぎ込み温度に耐えることができる容器を提供することにある。 別の目的は、 溶融アスファルトの冷却を一層容易にするアスファルト容器を提供することにある。 本発明の別の目的は、空のときと満杯のときの両方においてきちんと積み重なる消費可能なアスファルト容器を提供することにある。 これらの目的及び他の目的は、本発明の容器によって達成される。 本発明のアスファルト包装品は、(a)アスファルト材料及びポリマー材料を含む消費可能な組成物で作られた容器を有し、該容器は、(i)互いに反対側の側縁部及び互いに反対側の端縁部を備えた底部、(ii)該底部の側縁部から上方に延びる一対の側壁、(iii)底部の端縁部から上方に延びて頂部周囲を形成する一対の端壁、該端壁は側壁により相互に連結され、底部、側壁及び端壁は、容器内部を構成し、(iv)一方の側壁から遠ざかって反対側の側壁に向かって底部を横切る方向に少なくとも部分的に且つ一方の端壁に対して度をなして容器内部に向かって上方に延びる凹んだ破砕手段を有する構造体から成り、アスファルト包装品は、(b)容器内部に入っているアスファルトを更に有することを特徴とする。 好ましい実施形態では、破砕手段は、底部を横切る方向において真ん中より手前の箇所まで延びている第一の破断用切欠きを含み、端壁に対する切欠きの角度は、90°である。 より好ましくは、破砕手段は、第一の破砕用切欠きから見て向かい側に位置していて、反対側の側壁から遠ざかって底部を横切る方向に少なくとも部分的に且つ端壁に対して90°の角度をなして容器内部に向かって上方に延びる第二の破断用切欠きを更に含む。 別の好ましい実施形態では、破砕手段は、三角形横断面を有し、一方の側壁から反対側の側壁まで、好ましくは約45°〜90°の角度で、例えば直角に延びる破砕用溝から成る。 容器は有利には別の特徴を有する。 たとえば、側壁及び端壁は、最上段及び一又は二以上の下段を含む複数の階段状になった段から成り、最上段は、一又は二以上の下段から張り出している。 容器の端壁は、平方向取っ手部分を有し、側壁は、垂直方向取っ手部分を有する。 端壁は各々、幅方向の中央に位置していて、四辺形の形をした凹み端面を有するのがよく、該凹み端面は、底部から容器の頂部周囲の下に位置する箇所まで延び、それにより頂部周囲と凹み端面との間に取っ手部分を構成している。 取っ手部分は、頂部周囲に向かって開口した外側溝と、底部に向かって開口した内側溝とを有するのがよい。 取っ手部分は好ましくは、各端壁に設けられた脚部分を互いに橋渡しし、取っ手部分及び脚部分は、凹み端面の三つの側部を包囲する外側端面を形成している。 脚部分は、底部に向かって内側に湾曲した湾曲ベース又はひしゃく状部分を有する。 各側壁は、長手方向に互いに間隔を置いていて、各々が四辺形の形をした少なくとも2つの凹み側面を有し、凹み側面は各々、底部から容器の頂部周囲の下に位置する箇所まで延び、それにより頂部周囲と凹み側面との間に水平方向部分を構成している。 好ましくは、水平方向部分は、各側壁に設けられた脚部分を互いに橋渡しし、水平方向部分及び脚部分は、各凹み端面の三つの側部を包囲する外側端面を形成している。 好ましい実施形態では、容器側部は、取っ手部分とひしやく状部分(例えば、湾曲脚部分)の両方を含む。 容器構造体は、頂部周囲の周りに外方へ延びるリムを更に有するのがよい。 補強のために、リムから側壁まで延びる複数の互いに間隔を置いて配置されたリブ及びリムから端壁まで延びる複数の互いに間隔を置いて配置されたリブを設けるのがよい。 好ましい実施形態では、アスファルト包装品は、容器内のアスファルトを覆うポリマー材料で作られたフィルムを更に有する。 好ましくは、アスファルト表面を覆うフィルムの厚さは、1ミル〜4ミルであり、ポリマー材料は、ポリプロピレンから成る。 容器は好ましくは、約40重量%〜約90重量%のアスファルト及び全部で約10重量%〜約60重量%のポリマーから成る組成物で作られる。 好ましい消費可能な容器組成物では、250°Fの軟化点まで酸化されたAC−20が、ポリプロピレン及びエチレン−ビニルアセテートポリマーと組み合わされる。 本発明の他の特徴及び利点は、図面と関連して詳細な説明から明らかになろう。 図面の簡単な説明図1aは、本発明によるアスファルト容器の好ましい実施形態の底面図である。 図1bは、図1aのA−A線における図1aの実施形態の横断面図である。 図1cは、図1aの実施形態の側面図である。 図1dは、図1cのB−B線における横断面図である。 図1eは、図1aの実施形態の端面図である。 図2は、アスファルト容器の別の実施形態を示す図である。 図3は、アスファルト容器の変形実施形態を示す図である。 図4は、本発明のアスファルト容器の別の実施形態を示す図である。 図5は、アスファルト容器の別実施形態を示す図である。 図6は、アスファルト用の容器の別の実施形態を示す図である。 図7aは、容器の別の実施形態の四半分の平面図である。 図7bは、図7aに示す四半分の正面図である。 発明の好ましい実施形態の詳細な説明一般に、例えば図面に示す本発明の容器10(図中、同一の符号は同一の要素を示している)は、全体として四辺形、例えば矩形の横断面形状を有し、互いに反対側の端部又は端壁20は、互いに反対側の側部又は側壁30を相互に連結している。 好ましくは、容器は、空の時又はアスファルトで満たされた時に積み重ね可能であるような形をしている。 容器10はアスファルト15で満たされていて、アスファルト包装品5が形成されている(図7b)。 容器は有利には、取扱い及び溶解のための反応がまへの供給を一層楽にするようユーザによって作業現場でより小さく且つより軽い包装品の状態に砕かれやすい破砕用の楔110又は破砕線111を備えるのが有利である。 破砕用切欠き110又は溝111は又、 溶融アスファルトで満たした時に容器の歪みを回避しやすくする伸縮継手としても役立ち、かかる溶融アスファルトは、約330°F(166℃)の温度で容器中へ注ぎ込まれ又は圧送される。 容器は又、側部30と端部20の両方又は何れか一方に凹み又は切り子面(ファセット)付きのフェース又は表面を更に有するのがよく、これらは、楽に取扱うことができる強固で信頼性の高い包装品が得られるようにするために高温アスファルトの冷却を容易にするだけでなくハンドル又は取っ手部分となる。 これら表面は、アスファルトで満たされた時の容器の構造的健全性を高めるよう湾曲又はひしゃく状部分を有するのがよい。 図1a〜図1eに示す特に好ましい設計例では、容器10は、頂部60から中央の平らな表面を有する底部50までテーパした端壁20及び側壁30を有している。 好ましくは、容器は、約23.11インチ(586.99mm)の全長(l 1 )、約16.3 6インチ(415.54mm)の全幅(w 1 )及び約6.150インチ(156.210mm)の全高(h 1 )を有している。 底部表面50の周囲周りの容器の寸法は好ましくは、長さ( l 1b )が約21.65インチ(549.91mm)、幅(w 1b )が約15.15インチ(384.81mm) である。 別段の指定がなければ、容器の壁の厚さは約0.075インチ(1.905mm)である。 容器壁は、湾曲した又はひしゃく状の凹み区分又は部分220.320を有し、これらは、高温アスファルトの充填中、膨らみにくく又は変形しにくいようにするのに役立つ。 三つの凹み区分320は、各側部30に設けられていて、2つの外側脚部分36及び2つの内側脚部分37を形成している。 区分320は、上部320 a及び下部320bを有し、上部320aは、側壁30の最も外側の表面から僅かに引つ込んでいて、頂線320'までテーパしており、この頂線から下部32 0bは箇所320”まで容器底部50の中央に向かって内方に湾曲し又はひしゃく状になっており、この箇所320”から、下部320bは容器底部50まで垂直方向に次第に下降している。 好ましくは、湾曲部320bの半径(r 1i )は、 約0.95インチ(24.13mm)であり、湾曲部分の端から容器底面50までの落下高さ(h 1i )は約0.200インチ(5.080mm)である。 凹部320と関連して図面に示した他の好ましい寸法はほぼ次の通りである。 d 1i =0.375インチ(9.525mm)、 d 1ii =2.000インチ(50.800mm)、d 1iii =3.950インチ(100.330mm)、d 1iv =6.950インチ(176.530mm)、d 1v =9.325インチ(236.855mm)、d 1vi =10.82 5インチ(274.955mm)である。 各端部20は、中央凹み壁部分220を含む数個のオフセット表面又は切り子面を有し、この部分220は、内側周囲壁部分27から内方に引っ込んでいてこれによって包囲されており、この部分27は、外側壁部分28から内方へ引っ込んでいる。 壁部分27は、平らなテーパした上方部分27aを有する垂直方向側方区分を橋渡しした水平方向上方区分を有し、上方区分27aは、線27'のところで下方部分27bに移行し、下方部分27bは、線27”まで内方に湾曲しており、この箇所で、壁部分は容器底部50まで垂直方向に下がっている。端壁20の中央凹み部分220(上から見て容器内部へ上方に突出している)は、湾曲又はひしゃく状上方部分220aまで外方にテーパした平らな下方部分220 bを有し、この上方部分220aは線220'から線220”まで湾曲し、この箇所において、端壁20は表面220cのところで垂直方向下方に延びて棚部2 6に至っている。 下から見て、壁の表面220b、220a、220cは、容器底部に向かって開口した溝221を形成し、それにより手で掴みやすいようになっている。 上から見て、表面220c、26、27aは、上方に開口した溝22 2を形成し、これは好ましくは垂直壁222'によってその端部が境界づけられる。 掴み手段を含む端部構造と関連して図面に示した好ましい寸法はほぼ次の通りである。 d 1vii =7.575インチ(192.405mm)、d 1viii =5.575インチ(141.60 5mm)、 d 1ix =4.000インチ(101.600mm)、h 1i =1.808インチ(45.923mm)、h 1ii =0 .825インチ(20.955mm)、h 1iii =3.150インチ(80.010mm)、r 1ii =0.48インチ(12.19mm)、r 1iii =0.14インチ(3.56mm)である。 破砕用切欠き110が、互いに反対側に位置した側部30の各々に沿ってその中央に設けられている。 切欠きは、側部中央で頂線110'まで垂直方向に延び、ティピー(teepee)又は湾曲2等辺3角形の形をした側部横断面(図1b参照)及びたこ又はダイヤモンドの形をした底部横断面(図1a参照)を有している。 切欠き110と関連した好ましい寸法はほぼ次の通りである。 x 1i =1.000インチ(25.400mm)、x 1ii =4.000インチ(101.600mm)、θ 1 =55°、ψ 1 =1 20°である。 容器は、その頂部周囲60の周りにぐるりとリム又はフランジ40を有している。 好ましくは形状が三角形のバットレス又はリブ45が、リム40の下に延びている。 図1c及び図1eに示す実施形態では、12個のバットレス45が設けられており、その各々の高さ(h b )は約0.500インチ(12.700mm)、厚さは約0. 075インチ(1.905mm)である。 好ましくは、バットレス45は側壁30に沿って約5.38インチ(136.65mm)の間隔(リブ相互間の距離)を置いて位置し、端壁2 0に沿って約4.000インチ(101.600mm)の間隔を置いて位置している。 別の好ましい実施形態では、消費可能な容器は、端部20に設けられた取っ手が側部30に設けられていることを除き、図1a〜図1eに示す構造と同一の構造を有する状態で製造されている。 かくして、この変形実施形態では、端部20 と側部30は両方とも、取扱いが容易で強固な容器が得られるよう取っ手部分及びひしゃく状部分を有している。 図2は、各側部30の底部の中央に設けられた破砕用切欠き又は楔111を有する容器10の変形実施形態を示しており、各側部30は好ましくは、容器底部50の幅方向に底部の中央に至るまでの道のりの約2/3の箇所まで部分的に延びている。 底部50の中央に平らな表面を残しておくことにより、容器の型の中央へのゲート付けが容易になり、容器を楽に形成できるようになる。 さらに、切欠き110は、包装品を形成するための容器10内への高温アスファルトの注ぎ込み中、伸縮継手として役立ち、それにより、アスファルトが冷却時に凝固している間、容器の構造的健全性を維持しやすくする。 さらに、切欠き110は冷却流体(例えば周囲空気又は冷却水)にさらされる表面積を増大するので冷却作用を高めるのに役立つ。 かかる容器の設計により、容器及び包装品の調製が容易になるだけでなく、包装品の使用が容易になり、即ち、切欠き110が設けられているのでアスファルト包装品を半部に楽に砕くことができ、底部50の中央周りの平らな表面により、オペレータはアスファルト包装品を全体的又は部分的に反応がま内へ容易に滑り込ませることができ、この場合、反応がまの縁に引っ掛かりやすい部分は生じない。 水平方向取っ手が、凹んだ下段70の上方の張出し状態の上段又は棚部72によって各容器端部20に設けられている。 この実施形態では、外側脚部分33相互間で各側部30に設けられた凹み中央部分34により垂直方向取っ手も又、設けられており、外側脚部分33は好ましくは、ユーザがこれらを水平方向又は垂直方向に掴むことができるよう逆L字形になっている。 ハンドル又取っ手を設けることに加えて、側部30及び端部20の多切り子面又は凹み表面は、熱伝達面積を増大させて容器で包装された溶融アスファルトの冷却を高めることにより、 容器をアスファルト包装品の状態に加工しやすくするのに役立つ。 容器10は好ましくは、330°Fの状態にある約60ポンド(27.2kg)のアスファルトを入れるような寸法形状になっており、アスファルトの収容レベルから容器頂部60までに約0.5インチ(12.7mm)の隙間が生じている。 図2の容器の実施形態の特に好ましい寸法はほぼ次の通りである。 全高(h 2 )が約6〜8 インチ(152〜203mm)、張出し段又は取っ手72の高さは2〜3インチ( 51〜76mm)、全幅(w 2 )が約12〜15インチ(305〜381mm)、各側部30の凹みフェース34と外側フェース33との間の距離は0.75〜1インチ(19.05〜25mm)、全長(l 2 )は20〜22インチ(508〜559mm)、L 字形部分33の頂部の長さは2〜3インチ(51〜76mm)、破砕用切欠き11 0の三角形横断面のベース又は底辺の長さは1.5インチ(38.1mm)である。 容器の底部50の厚さは、好ましくは約60〜80ミル(1ミル=1×10 -3インチ(0.0254mm))(約1.524〜約2.032mm)であり、より好ましくは約70ミル(約1.778mm)である。 端壁20及び側壁30の厚さは、好ましくは約70〜約90 ミル(約1.778mm〜約2.286mm)、より好ましくは約80ミル(約2.032mm)である。 容器10は好ましくは、容器の頂部60よりも約0.5インチ(約12.7mm)下に位置するレベル又は充填線まで満たされる。 包装品の総重量は、好ましくは約4 0〜約75ポンド(約18.1〜約34.0kg)、より好ましくは約60ポンド(27.2kg )である。 図3は、破砕用切欠き110及び頂部周囲60に沿って位置したリム又はフランジ40を備えた容器10の別な設計を示している。 好ましくは台形の形をした凹み210が、各端部20に設けられており、端部脚部分22を相互に連結するハンドブリッジ部分25を形成している。 これらと同様な凹み310を側部30 に、例えば各側部30に2つ設けるのがよく、ハンドブリッジ部分35によって互いに連結された短い脚部分31と大きな脚部分32を形成する。 凹み310は好ましくは側部20から間隔を置いて位置し、短い脚部により垂直方向の掴むことのできる取っ手が形成される。 また、ユーザはハンドブリッジ25,35等により、例えば親指をリム40に巻き付けると共に他の指をハンドブリッジの下に設けられた凹み210、310に入れて(又は、逆のやり方で)容器を楽に掴むことができる。 また、凹みとハンドブリッジを用いると、容器を例えば大型のトングで機械的に掴むことができる。 底部50及び側壁20、30の表面は、この実施形態では、本質的には平ら又は平坦である(湾曲又はスコップ状部分が設けられていない)。 図4〜図6は、段付き壁(張出し段又はレベル)及び容器の底部を2分するV 字形の破砕用溝で形成された取っ手を備えた矩形容器の種々の実施形態を示している。 図4に示す矩形容器では、破砕用の凹み111が、壁20に対して角度をなして延び、容器底部50の幅にわたって延びている。 傾斜した溝111は、包装品全体を反応がまに追加することが望ましい場合、直角の溝と比較して容器底部50が反応がまの縁に引っ掛からないようにするのに役立つことが見込まれる。 さらに、もし、包装品を破砕線111に沿って半部に砕くと、この実施形態の破砕線は、端部20に平行な破砕線を有する実施形態と比較して、例えばオペレータが破砕線に沿って端の一方の尖った端を掴み、そして他方の尖った端を下げて反応がま内に下降させ、これは、包装品半部を空気学的に一層良好に(縁が平らな端に対して縁が尖った端)溶融アスファルト内へ導入でき、そして又、包装品を反応がま内へ下降させてからオペレータが包装品を離さなければならなくなるまでの距離が長くなるので溶融アスファルトの跳ね掛けを減少させるのに役立つ。 図4の実施形態は、2つの水平方向段を有し、上段72は下段70の高さ位置から張り出して頂部周囲60全体に沿ってどこでも容器を掴めるようにする取っ手を形成している。 好ましくは、この容器は以下のおよその寸法を有している。 即ち、全高(h 4 )は6インチ(152mm)、各段の高さは3インチ(76mm) 、上段の幅である全幅(w 4 )は15.5インチ(394mm)、下段の幅は14.5インチ(368mm)、上段の長さである全長(l 4 )は22インチ(559mm)、下段の長さは20インチ(508mm)である。 破砕溝111の横断面形状は好ましくは、逆V字形又は三角形(底部に沿う隙間を三角形の底辺として考えて)であり、その底の隙間に沿って測った底辺の長さ(図6に示す寸法参照,B)が約1 インチ〜約2インチ(約25mm〜約51mm)、高さ(H)が1〜2インチ(約2 5mm〜約51mm)、より好ましくは底辺長さ及び高さが各々約1インチ(約25 mm)である。 図5は、端部20に平行であって側部30に沿ってその中央に位置すると共に容器底部50の幅にわたって延びる破砕線又は溝111を備えた3段の矩形容器を示している。 段は階段状になっており、最上段72は、中間段71から張り出し、中間段は最下段70から張り出し、かくして容器を掴むための取っ手が形成されている。 好ましくは、容器は以下のおよその寸法を有している。 即ち、全高(h 5 )は6インチ(152mm)、各段の高さは2インチ(51mm)、最上段の幅である全幅(w 5 )は16.5インチ(419.1mm)、中間段の幅は15.5インチ(393. 7mm)、最下段の幅は14.5インチ(368.3mm)、最上段の長さである全長(l 5 ) は22.75インチ(577.85mm)、中間段の長さは21.75インチ(552.45mm)、最下段の長さは20.75インチ(527.05mm)である。 破砕溝111の横断面形状は好ましくは、2等辺3角形であり、その底辺(隙間)長さは約1インチ(約25mm)、 高さも約1インチ(約25mm)である。 図6は、壁20に平行であって側部30に沿ってその中央に位置すると共に容器底部50の幅にわたって延びる破砕線又は溝111を備えた設計の段付き矩形容器を示している。 容器は2段になっており、上段72は下段70から張り出して取っ手が形成されている。 好ましくは、容器は以下のおよその寸法を有している。 即ち、全高(h 6 )は6インチ(152mm)、各段の高さは3インチ(76m m)、上段の幅である全幅(w 6 )は15.5インチ(393.7mm)、下段の幅は14.5インチ(368.3mm)、上段の長さである全長(l 6 )は22インチ(559mm)、下段の長さは20インチ(508mm)である。 破砕用溝111の横断面形状は好ましくは、逆V字形であり、その底辺の長さ(B)は約1インチ(約25mm)、高さ(H)も約1インチ(約25mm)である。 図7a及び図7bは、容器(四半分を切り離して符号10qで図示してある) 及び好ましくは充填線15aまで充填されたアスファルト15で構成された多段包装品5の変形実施形態の一部を示している。 容器は、破砕用溝111qを有し、この破砕用溝は、図7a及び図7bに示されているように、端部20qに沿ってその中央に位置していて、容器底部の一方の側部から別の側部に延びて容器をその幅に沿って、例え側部30qに対して直角に分割できるようになっている。 破砕用溝としての開口部の横断面形状は、三角形であり、線111'のところのその頂点は四半分の底部50q上の底辺の線111bまで下方に傾斜すると共に他方の側(図示していない対称の四半分底部の他方の側)の類似の底辺線まで下方に傾斜している。 容器は、容器をその長さ方向に沿って分割できる破砕用切欠き110qを更に有している。 かくして、破砕用凹み又は破砕手段110q,1 11qは対称面(図7aの紙面に垂直な線110',111'を通る平面)の両方に沿って砕くことにより、容器を幅方向又は長手方向の半部に砕くことができるし、四半分、例えば図7a及び図7bに示す四半分10qにも砕くことができる。 容器は、リム又はフランジ40q及び多切り子面付きの壁20q,30qを有している。 容器の四半分10qの好ましいおよその寸法は、次の通りである。 h 7a =2.000インチ(50.800mm)、h 7b =2.000インチ(50.800mm)、h 7c =1.50 0インチ(38.100mm)、h 7r =0.0727インチ(1.8466mm)、w 7i =6.750インチ( 171.450mm)、w 7ii =0.250インチ(6.350mm)、w 7iii =0.250インチ(6.350mm )、w 7iv =0.375インチ(9.525mm)、w 7v =0.750インチ(19.050mm)、w 7vi =0.500インチ(12.700mm)、l 7i =3.000インチ(76.200mm)、l 7ii =6.750インチ(171.4 50mm)、l 7iii =0.250インチ(6.350mm)、l 7iv =0.500インチ(12.700mm)、 l 7v =0.250インチ(6.350mm)、l 7vi =0.875インチ(22.225mm)、l 7Vii =0. 375インチ(9.525mm)である。 所望ならば、容器を覆い又は包囲するために全体が図7bに示されたカバー手段17が設けられる。たとえば、消費可能なアスファルト−ポリマー組成物から作られた嵌合蓋を用いて容器の頂部を覆うのが良い。 好ましい変形実施形態では、アスファルト中に溶解可能な薄いポリマーフィルム、好ましくは厚さが1ミル〜4ミル(約0.0254mm〜0.1016mm)のポリプロピレンフィルムが、容器のうち一又は二以上のカバー手段17として用いられる。たとえば、包装品は、これを屋外に保管した場合に、例えば雨から保護できるようにするフィルムバッグ内に入れられたアスファルトの単一容器を含む。好ましい実施形態では、ポリプロピレンフィルムを容器(例えば、パレット層当たり9つのアスファルト容器)の各層の頂部に被着させるのが良い。 本発明によるアスファルト包装品は、溶融されて例えば屋根ふき又は舗装のような用途で用いられるべき未加工(原料のまま)又は加工済のアスファルトを好ましくは約30〜約60ポンドの量入れる消費可能なアスファルト容器から成る。「アスファルト」又は「未加工又は加工済のアスファルト」という用語は、石油精製装置からのアスファルト残液や天然に存在するビチューメン材料、例えばアスファルト、ギルソナイト、タール及びピッチ、或いは空気吹き込みされ又は化学的な加工又は処理が施されたこれらと同一の材料を含むことを意味する。たとえば、アスファルトを触媒、例えば塩化鉄で空気吹き込みするのがよい。アスファルトは、従来の屋根ふき用溶融アスファルト又は舗装等級のアスファルトヤやこれらとは別種のアスファルト(かかるアスファルトとしては、例えば、防水アスファルト、電池用配合物又はシーラのような特殊アスファルトが挙げられる)であってもよい。互いに異なる種類のアスファルトの配合物も使用できる。好ましいアスファルトは、約90℃よりも高い環球法式軟化点を有している。この軟化点は代表的には、ASTM D36に依拠して測定される。 容器は好ましくは、約40重量%〜約90重量%のアスファルト材料及び約1 0重量%〜約60重量%のポリマー材料から成る成形可能なアスファルト−ポリマー組成物から作られる。一般に、成形可能なアスファルト組成物のポリマー材料は、アスファルトとの相性がよく、しかも容器が所望の物理的性質を有することができるようにする任意のポリマー又はポリマー混合物であるのがよい。ポリマーのタイプによっては、容器に高い靱性及び耐衝撃性を付与するのに役立つものがあり、高温安定度を付与するのに役立つものがある。 ポリマー材料の成分として使用できる例示のポリマーとしては、エチレン、プロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー、及びブチレンコポリマーから選択されたポリマーが挙げられる。さらに、アクリレート及びメタクリレート、例えばブチル、プロピル、エチルのコポリマー、或いはエチレン、プロピレン又はブタジエンで共重合したメチルアクリレート又はメタクリレートを使用してもよい。また、容器の耐衝撃性及び可撓性を向上させるのに例えばエチレン、ブチルアクリレート、及びグリシジルメタクリレート、例えばイー・アイ・デュポン・ド・ネムール・アンド・カンパニイ(デラウエア州ウイルミントン)から入所できるElvaloy AMのうよなエポキシ機能化コポリマーが役立つ。天然ゴム又は合成ゴム、例えばスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン(SEBS)又はエチレン−プロピレンジエンモノマー(EPDM)から作られたターポリマーも使用できる。 好ましくは、ポリマー材料は、アスファルト中で十分に可溶性を示すよう約9 重量%〜約40重量%のビニルアセテート分を有するエチレン−ビニルアセテート(EVA)コポリマーを含む。軟化点が少なくとも約150℃のエチレン−ビニルアセテートコポリマーは、アスファルトの注込み中における容器の耐溶融性を向上させることができる。好ましいエチレン−ビニルアセテートコポリマーは、デュポン社から入手できる“Elvax”シリーズ、例えばElvax360〜750、 好ましくはElvax450又は470である。エチレン−ビニルアセテートコポリマーは、Ultrathene及びVynatheneという商品名でUSIケミカルズからも入手できる。 好ましい消費可能な容器組成物又は材料は、耐衝撃性又は靱性を高めるためのポリマーを約5重量%〜約50重量%、より好ましくはこのポリマーを約5重量%〜約25重量%含む。より好ましくは、かかる材料は、約5重量%〜約15 重量%のエチレン−ビニルアセテートコポリマー、より一層好ましくは、約8重量%〜約12重量%のEVAを含む。 ポリマー材料の好ましい追加のポリマー成分は、高温安定度を高めるもの、例えば融点が163℃、結晶度が40%のポリプロピレン(PP)である。成形可能なアスファルト組成物は、このポリマーを約5重量%〜約55重量%、より好ましくは約20重量%〜約40重量%含む。このポリマー自体は一般的には、成形可能なアスファルト材料に所望の靱性及び耐衝撃性を与えるには不十分であるが、別なポリマー、例えばエチレン−ビニルアセテートコポリマーもアスファルトに混ぜると、その結果得られる成形可能なアスファルト材料は所望の靱性及び耐衝撃性を有する。 ポリマー材料は例えばポリプロピレンのような一つのポリマーしか含まない場合、成形可能なアスファルト組成物は一般に、2.7ジュール以下のノッチなしアイゾット衝撃強さを有することになろう。好ましい実施形態では、アスファルトをEVA及びPPポリマーと結合して、組成物が少なくとも2.7ジュール、好ましくは少なくとも約4ジュールのノッチなしアイゾット衝撃強さを有するようにする。 消費可能なアスファルト−ポリマー組成物を好ましくは、射出成形して本発明の容器を形成する。本発明の一般的な特徴では、消費可能な容器は、全体として矩形の形をしており、そしてかかる容器は、これを二又は三以上の部分に砕きやすくする手段、例えば容器底部を部分的に横切って延びる破砕用切欠き又は容器底部を一方の側から別の側へ横切って延びる破砕用溝を有している。 屋根ふき用アスファルトの容器の場合、容器の重量は好ましくは、アスファルト包装品の全重量の一部として低く保たれる。容器重量を軽くすると、軟化点、 粘度、針入度、溶解度について所望の性質が得られ、しかもコストが低く保たれる。好ましくは、アスファルト包装品は、約2重量%〜約6重量%の容器及び約94重量%〜約98重量%の未加工又は加工済のアスファルトから成り、より好ましくは、約2.5重量%〜約3.5重量%の容器及び約96.5重量%〜約97.5重量%の未加工又は加工済アスファルトから成る。 未加工又は加工済のアスファルトで満たされた容器から成るアスファルト包装品は、トリクロロエチレン中において少なくとも約99%の溶解度を有し、従って、屋根ふきに用いられるアスファルトに関するASTM基準を満たすようになっている。靱性及び耐衝撃性を向上させるよう加えられるポリマー材料は又、トリクロロエチレン中のアスファルト包装品の溶解度を向上させることができる。 好ましい実施形態では、本発明による消費可能な容器は、舗装用アスファルトを包装すると共に溶融時にこのアスファルトの発煙を減少させるよう使用できる。たとえば、包装品は、AC−2〜AC−50の範囲、より好ましくはAC−1 0〜AC−50の空気吹込み舗装等級のアスファルトを含むのがよい。かかるアスファルトのための容器の場合、容器組成物中に用いられるポリマー材料の量は好ましくは、包装品(容器+この中に入っているアスファルト)の全重量を基準として全部で約1〜約5重量%になれば十分である。好ましい消費可能な容器組成物は、約40重量%〜約90重量%のアスファルト及び約10重量%〜約60 重量%のポリマー材料から成り、この場合、かかるポリマー材料は、反応がま又は加熱容器内で溶融されると、アスファルトだけ(ポリマーなし)を反応がま内で溶融した場合と比較して反応がまからのヒュームを目測で少なくとも約25% 減少させる。ヒュームの目測による減少は、不透明度の減少として測定できる。 好ましくは、添加されるポリマーのメルトフローインデックス(M.F.I. )は、10分あたり約15〜約95g、より好ましくは10分あたり約25〜約85g、更に好ましくは10分あたり約35〜約75gである。一般に、メルトフローインデックスが低いとポリマーの粘性が高いことが分かる。もしメルトフローが低すぎると、攪拌を行わないでポリマーをアスファルト中に分散させることは難しい。メルトフローインデックスは、ASTM D1238法Bに依拠して、190℃において2.16kgの荷重を受けた状態で測定される。当然のことながら、本明細書で述べた他のパラメータと同様に、このパラメータは任意他の適当な試験で測定できる。 好ましい実施形態では、ポリマーはアスファルトよりも低い相対密度を有し、 従って反応がまの上面まで浮き上がって溶融アスファルトの頂部上にポリマースキム又はスキンを形成し、それにより発煙が減少するようになる。ポリマーは、 添加される量ではアスファルトをそれほど改質せずにアスファルトと相溶性及び共存性があることが必要である。好ましくは、ポリマー材料は、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアセテートコポリマー、天然ゴム、或いは例えばSBS、S BR、SEB又はSEPDMのような合成ゴム、及びこれらの混合物から選択される。エチレン−ビニルアセテートコポリマーは、好ましくは含有量が約5重量%〜約40重量%、好ましくは約9重量%〜約28重量%のビニルアセテートを含み、従って、アスファルト中で適度に溶解できるようになっている。他の適当なポリマー及びかかるポリマーの混合物も使用できる。たとえば、追加のポリマー、例えばポリエチレンが舗装用アスファルトの容器用に適している。というのは、舗装用アスファルトの注込み温度(約110〜132℃(230〜270° F))は一般に屋根ふき用アスファルトの注込み温度よりも低いからである。代表的なポリエチレンポリマーは溶融アスファルトの上面上で固まって硬い塊を形成するので屋根ふき用アスファルト容器には望ましくないが、ポリエチレンを化学的に改質し、又は特定等級のポリエチレンを選択して全体的にこれを本発明に適したものにすることは可能であるかもしれない。 好ましくは、アスファルト及びポリマーの全重量を基準として、約0.25重量% 〜約6重量%のポリマーを添加する。屋根ふき用アスファルトの容器の場合、アスファルト及びポリマーの全重量を基準として、より好ましくは約0.5重量%〜 約3重量%、更に一層好ましくは約1重量%〜約2.5重量%のポリマーを添加する。舗装用アスファルトの容器の場合、アスファルト及びポリマーの全重量を基準として、より好ましくは約1重量%〜約5重量%のポリマーを添加する。 ポリマー材料をアスファルト用の消費可能な容器の形態で添加する場合、好ましくはポリマーは、約50重量%〜約95重量%の第一のポリマーと約5重量% 〜約50重量%の第二のポリマーの混合物である。第一のポリマーは、容器に高温安定度を与えるよう少なくとも約150℃の融点を有している。第一のポリマーの例示としては、高温安定度を与える熱可塑性ポリマー、例えばスチレン−アクリロニトリル、ポリブチレンテレフタレート、ポリウレタン、及び熱可塑性ポリオレフィンが挙げられる。好ましい第一のポリマーは、融点が163℃、結晶度が40%のポリプロピレンである。 第二のポリマーは、容器に靱性及び耐衝撃性を付与するよう添加される。好ましくは、第二のポリマーは、ビニルアセテートの含有量が約9重量%〜約40重量%のエチレン−ビニルアセテートコポリマーである。好ましいエチレン−ビニルアセテートコポリマーは、デュポン社から入手できる“Elvax”シリーズ、例えばElvax 265〜750、より好ましくはElvax450又は470である。天然ゴム又は合成ゴムも第二のポリマーとして使える。 一又は二以上の充填材、例えば砕石、ガラス繊維、タルク、炭酸カルシウム、 又はシリカをアスファルトに添加するのがよい。しかしながら、かかる充填材は、包装アスファルトの最終用途によっては望ましくない場合がある。充填材はアスファルト中の他の特定材料の割合を計算する場合、計算に入れないように術記であり、かくして本明細書において記載された成分の重量パーセントは、上記材料又は組成物中に存在する充填材等を除いた材料又は組成物の全重量を基準としていることは理解されるべきである。 非ポリマー化学的改質剤、例えば燐酸を容器組成物に添加するのがよいが、添加するかどうかは任意である。これにより、容器を充填するのに1又は数種の標準アスファルトを使用でき、意図した用途に合わせてアスファルトを最適化するための所望の化学添加剤が容器を通してアスファルトに添加される。かくして、 消費可能なアスファルト包装品を各顧客の仕様に従って効率的に製造できる。 溶融アスファルトは、本発明によれば、舗装用アスファルト、好ましくは常温で容易に流動できるアスファルトとして使用できる。舗装等級のアスファルトのための消費可能な容器は好ましくは、厚肉のものであり(例えば、壁厚が約0.28 インチ(7.11mm))、例えば回転成形法、熱成形法又は射出成形法で形成できる。ポリマー材料と別の成分の両方又は何れか一方は、舗装目的としてのアスファルトの性質、例えば、包装品を溶解した場合に来国連邦高速道路協会の審理中のストラテジック・ハイウエイ・リサーク・プログラム(SHRP)規格により測定される高温性能を高めることができるので有利である。アスファルトの舗装特性を向上させる例示のポリマーは、EVA、SBS、ポリプロピレン及びポリエチレンである。容器の組成は一又は二以上の充填材、例えば有機質又は無機質繊維を含むのがよいが、こうするかどうかは任意である。 変形例として、本発明に従って作られる溶融アスファルトは、屋根ふき用アスファルトとして使用できる。好ましくは、ポリマーを含んでいない(ポリマー添加前の)アスファルトは、ASTM D312、特にASTM D312−89 に依拠した屋根ふき用アスファルトの少なくとも一タイプの要件を満足している。アスファルトにポリマーを添加することか好ましく、このようにすると、発煙が減少するが、アスファルトの性質はそれほど変化しない。その結果、ポリマーを添加したアスファルトは好ましくは、ASTM D312に依拠した屋根ふき用アスファルトの少なくとも一タイプの要件をも満たす。より好ましくは、ポリマーを添加したアスファルトは、タイプIII屋根ふき用アスファルトについての以下のASTM D312仕様、即ち、85〜96℃の軟化点(ASTM D3 6による)、最低246℃の引火点、0℃において最小6dmm、25℃において15〜35dmm、46℃において最大90dmmの針入度(ASTM D5 による)、25℃において最小2.5cmの延性(ASTM D−113)、トリクロロエチレン中において少なくとも99%の溶解度(ASTM D2042)を満足する。好ましくは、アスファルトにポリマーを添加してもアスファルトの軟化点はこれから約9℃以上には変化せず、より好ましくは軟化点の変化は約3℃以下であり、また、アスファルトの針入度は25℃においてこれよりも約10dm m以上には変化しない。好ましい屋根ふき用アスファルト包装品は、重量は約6 0ポンド(27.2kg)であり、タイプIIIのASTM D312−89アスファルトの入った本発明の容器から成る。 容器を形成する特に好ましい消費可能な組成物は本質的には、250°Fの軟化点になるよう吹込み成形された約60重量%のAC−20アスファルト(オーエンス−コーニング・トランブル社から入手できる)と、約30重量%のポリプロピレン6301(これは、モンテル社(ルイジアナ州レイク・チャールズ所在)から入手できるメルトフローインデックスが1分あたり12gのホモポリマーである)と、約10重量%のEVA(デュポン社のElvax450;18%ビニルアセテート)とから成る。 好ましくは消費可能なアスファルト−ポリマー組成物を射出成形して本発明の容器を形成する。成形した容器を溶融アスファルトで充填し、このアスファルトは好ましくは冷却空気又は周囲空気を用いて冷却することにより凝固するようにする。 本発明を好ましい特徴及び実施形態を参照して詳細に説明したが、当業者であれば適当な設計変更例を想到できる。たとえば、種々の実施形態の容器の寸法形状を適当に変えてもよい。平らな又は湾曲した表面に関して単一又は多切り子面である側部又は端部の凹部は、充填時における変形を一段と減少しやすくするために容器の頂部周囲までずっと延びてもよい。かくして、本発明の範囲は、上記の説明によっては限定されず、特許請求の範囲の記載事項及びその均等物に基づいて定められる。

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