Pull-tab with the top surface gable container

申请号 JP2000517883 申请日 1998-10-29 公开(公告)号 JP2001520965A 公开(公告)日 2001-11-06
申请人 イージィカートン リミテッド; 发明人 アンソニイ レイカー,カーク; ポール レイカー,ジョナサン;
摘要 (57)【要約】 本発明は、横方向尾根によって閉じられた1つの端部をもち、尾根シールの少なくとも一部分を分離し、こうして容器を開きその中味の排出を可能にするように密封された容器の尾根シールに対し分離 力 を加えることのできるプルタブを支持する箱形端部容器に関し、このプルタブは、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位端部部分及びその各側面に横方向に延びる脚部部材をもつ遠位端部部分を伴う軸方向に延びる軸部部材を有する全体に平面の部材を含み、この軸部及び脚部部材は実質的に互いに同一平面上にあり、プルタブは、脚部部材により容器の尾根シール上で又はそれに隣接して容器の壁の外部に脚部部材によって固定されている。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 横方向尾根によって閉じられた1つの端部をもち、尾根シールの少なくとも一部分を分離し、こうして容器を開きその中味の排出を可能にするように密封された容器の尾根シールに対し分離力を加えることのできるプルタブを支持する箱形端部容器において、プルタブは、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位端部部分及びその各側面に横方向に延びる脚部部材をもつ遠位端部部分を伴う軸方向に延びる軸部部材を有する全体に平面の部材を含んでなり、この軸部及び脚部部材は実質的に互いに同一平面上にあり、プルタブは、脚部部材により容器の尾根シール上で又はそれに隣接して容器の壁の外部に脚部部材によって固定されている容器であって、 a. 脚部部材は、軸部部材の長手方向軸を中心にして実質的に対称的に、容器の壁に対し及び/又は尾根シール内に組込まれた壁の一部分に対してしっかりと 固定されていること;及び b. プルタブは、容器の開放中に、軸部部材の近位端部にテンションが加えられた時点で脚部部材との関係においてそれを中心として軸部部材がたわむ1つの回転点を有しており、この回転点は、軸部部材と脚部部材の近位縁部の接合部と実質的に見当合せされた状態で軸部部材との関係において長手方向に位置設定されていること;及び c. 容器の壁に対する各々の脚部部材の固定は、近位縁部から前記回転点まで延び、前記縁部とその両端部の中間で交差するラインに対し垂直にその少なくとも一部分が延びるように構成された回転点に対し近位の縁部を呈する固定手段によって行なわれること、 を特徴とする容器。
  • 【請求項2】 脚部部材の固定がヒートシールによって行なわれることを特徴とする請求項1記載の容器。
  • 【請求項3】 ヒートシールがラインシールの形をしていることを特徴とする請求項2記載の容器。
  • 【請求項4】 密封された容器の尾根シールに対して分離力を加えることのできる容器の尾根構造上で又はこの構造に隣接して容器の壁の外部にしっかりと固定されたプルタブを有する、箱形端部容器において、プルタブの遠位端部が容器の外部壁の外に固定され、遠位端部の固定が、プルタブの軸部の長手方向軸の各側に1本ずつ少なくとも2本の固定ラインを用いて行なわれ、その固定ラインの各々の少なくとも一部分は、それがプルタブの軸部の回転点から延び、固定ラインとその両端部の中間で交差するようなラインに対し垂直に延びるように構成されていること、を特徴とする容器。
  • 【請求項5】 少なくとも1つがプルタブの軸部の長手方向軸の各側に存在している単数又は複数の固定部域を用いてプルタブの遠位端部が容器の壁に固定されており、この固定部域がプルタブの軸部の回転点の各側に対して長手方向に延びていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の容器。
  • 【請求項6】 固定部域が、回転点より上に(この点を超えて遠位に)距離dのところ及び回転点より下に(これより手前で近位に)距離d'のところに延びており、d:d'の比が10:1〜1:10の値を有することを特徴とする請求項5記載の容器。
  • 【請求項7】 横方向尾根によって閉じられた1つの端部をもち、尾根シールの少なくとも一部分を分離し、こうして容器を開きその中味の排出を可能にするように密封された容器の尾根シールに対し分離力を加えることのできるプルタブを支持する箱形端部容器において、プルタブは、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位端部部分及びその各側面に横方向に延びる脚部部材をもつ遠位端部部分を伴う軸方向に延びる軸部部材を有する全体に平面の部材を含んでなり、この軸部及び脚部部材は実質的に互いに同一平面上にあり、プルタブは、脚部部材により容器の尾根シール上で又はそれに隣接して容器の壁の外部に脚部部材によって固定されている容器であって、 a. 脚部部材は、軸部部材の長手方向軸を中心にして実質的に対称的に、容器の壁に対し及び/又は尾根シール内に組込まれた壁の一部分に対してしっかりと 固定されていること;及び b. プルタブは、容器の開放中に、軸部部材の近位端部にテンションが加えられた時点で脚部部材との関係においてそれを中心にして軸部部材がたわむ1つの回転点を有しており、この回転点は、軸部部材と脚部部材の近位縁部の接合部と実質的に見当合せされた状態で軸部部材との関係において長手方向に位置設定されていること;及び c. 容器の壁に対する各々の脚部部材の固定は、回転点より上に(この点を超えて遠位に)距離dのところ及び回転点より下に(これより手前で近位に)距離d
    'のところに延びており、d:d'の比が10:1〜1:10の値を有する固定部域をもつ固定手段によって行なわれること、 を特徴とする容器。
  • 【請求項8】 脚部部材の中間にある軸部部材の一部分が容器の壁にしっかりと固定されていないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の容器。
  • 【請求項9】 密封された容器の尾根シールに対して分離力を加えることのできる尾根構造上で又はこの構造に隣接して容器の壁の外部にしっかりと固定されたプルタブを有する箱形端部容器において、プルタブの遠位端部が容器の外部壁に固定され、遠位端部の固定は、固定された部分の間に中間の未固定部分が位置づけされている状態でプルタブの遠位端部の2つの側方に離隔された部分を用いて行なわれ、これにより、プルタブは、ユーザーがそれを引張った時点で前記中間の未固定部分と軸方向に見当合せされた状態にある尾根シールの一部分に対して2つの相対する力を及ぼすことを特徴とする容器。
  • 【請求項10】 脚部部材が、容器の切妻端部の切妻端部三角形の壁に固定されていること、を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の容器。
  • 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項記載のカートンの製造において使用するためのブランクにおいて、容器を形成するために折畳まれ互いに固定されるよう適合された連結された一連のパネルを含んでなり、これらのうちの2枚のパネルの終端部分は、組立てられた容器の切妻端部壁を形成するように適合されているブランクであって、1つ以上の壁パネルの終端部分において又はそれに隣接して、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位端部、軸方向に延びる軸部部材及び固定手段を用いてブランクのパネルにプルタブを固定するその各々の側に横方向に延びる脚部部材をもつ遠位端部部分を有する全体として平面の部材を含んでなるプルタブが固定されていること、及び固定手段が、軸部部材の回転点に対し近位にありかつその少なくとも一部分がその端部の中間で縁部と交差するように回転点から延びるラインに対して垂直に延びるような形で構成されている縁部を呈していることを特徴とするブランク。
  • 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項記載の容器又はブランク上で使用するためのプルタブにおいて、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位部分、長手方向に延びる軸部部材及び容器の製造に使用するためのブランク又は容器の壁にプルタブを固定できる遠位端部を有する全体として平面の部材を含んでなるプルタブであって、遠位部分には、軸部部材の長手方向軸の各側に側方に延びる2つの脚部部材が具備され、各脚部部材は軸部部材の回転点のいずれかの側に長手方向に近位にかつ遠位に延びていることを特徴とするプルタブ。
  • 【請求項13】 脚部部材の近位縁部と軸部部材の長手方向軸の間の開先角度が15〜80°であることを特徴とする請求項12記載のプルタブ。
  • 【請求項14】 プルタブが、2つの重合体材料の積層品から作られ、そのうちの1つの材料はもう一方の材料の融点よりも少なくとも40℃高い溶融温度を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載の容器、ブランク又はプルタブ。
  • 【請求項15】 プルタブがポリエステル及びポリエチレンの積層品から作られていることを特徴とする請求項14記載の容器、ブランク又はプルタブ。
  • 【請求項16】 請求項1〜10のいずれか1項記載の箱形端部の開放可能な容器を開放するための方法において、プルタブに隣接する容器の尾根シールの端部で乾燥壁の間のシールを分離するか又は尾根シールの端部を偏向させて、弓形又はT字又はY字形の構成をもつ尾根シールを形成し、及び好ましくはT又はY字形のシールの頭と直立部分の交差点においてシールの湿潤壁の間のシールを分離するようにプルタブの近位端部に対しテンションを加えることを含んでなる方法。
  • 【請求項17】 尾根シールが最初に、T字又はY字構成のシールの頭と直立部分の交差点において分離されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  • 【請求項18】 逆Y字構成をもつ尾根シールを形成するためにプルタブに隣接する容器の尾根シールの端部において乾燥壁の間のシールを分離し、及び逆Y字形の頭の湿潤壁の間のシールを分離するようにプルタブの近位端部に対しテンションを加えることを含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
  • 【請求項19】 Y字形の頭のアームが互いに120〜180°傾斜していることを特徴とする請求項15記載の方法。
  • 【請求項20】 実質的に添付図面のいずれか1つに示され、これに関して以下で記述されるとおりの請求項1記載の容器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】 (技術分野) 本発明は、容器に関し、特に、カートンの密封された端部の開放を助けるためのプルタブを有するカートンに関する。

    【0002】 (背景技術) 特に乳又はフルーツジュース、液体洗剤又は織物柔軟剤及び鉱油又は植物油といったような流体、及び粉末洗剤といったような粉末(便宜上、以下集合的に流体と記す)である数多くの材料は、使用に先立つ輸送及び貯蔵のため密封された容器の中に包装され、使用の前に容器が開封され中味が排出される。 この目的で数多くの形態の容器が使用されているが、1つの形態は、薄い厚紙又はプラスチックシートから作られ、一般に正方形又は矩形の断面及び立方体又はレンガ様の全体的形状をもつ薄壁カートンである。 このような容器の中味は、標準的に、
    容器の開放上面端部を通って容器に供給され、もう一方の端部は側壁の基底部分全体にわたり折畳むことによって閉じられて容器に箱形端部を形成している。 望ましい量の材料が容器に供給されたとき、容器の開放上面は、V字形の頂点が互いに内側に向けられた状態で、2つの相対する側壁の上部部分内で横方向に向けられたV字形の折畳みを形成することによって閉じられる。 これは、容器のその他の2つの側壁の上面部分を互いに合わせて、V字形折畳みのぎざぎざのラインに沿って存在する尾根を有するテント形の上面を容器に対し形成するという効果をもつ。 尾根は次に、V字に折畳まれた側壁及びその他の側壁の上部部分の相対する面を容器に対し単一の線形横方向条片シールの閉鎖の形で合わせて固定するためヒートシールされるか又はその他の形で処理され、このときこの閉鎖の少なくとも主要な部分は、容器の全体的な横断平面部域内に存在している。

    【0003】 次に、密封された尾根は往々に、容器に平坦な箱形端部を形成するために、テント形上面の側壁のうちの1つのほぼ中央点を横断して延びる横方向折畳み線を中心にして下に折畳まれる。 こうした閉鎖のいくつかの形態においては、例えば尾根材料を上に折畳む間に、ワイヤで補強されうるテープを、尾根のラインの中に内含させる。 このテープは尾根の両端を超えて延びて延長部分を提供し、これらの延長部分は、容器の壁のV字に折畳まれた部分が入り込んでいる箱形端部の縁部に沿って形成された唇状部分の下にテープの自由端部を係合することによって、下へ折畳まれた尾根を所定の位置に固定するよう、上へ曲げることができる。 あるいは、容器に対し箱形端部に形成するため、尾根がひとたび下方に折畳まれた時点で、容器の側壁に延長部分の自由端部を接着又はその他の形で固定することができる。

    【0004】 便宜上、以下の用語は、本明細書中では以下の意味を有する:すなわち箱形端部開放可能容器というのは、上述の一般的なタイプの容器である; 尾根シールという語は、入り込んだ、及び入り込んでいない容器の側面の最上端部部分にある相対する面の間の横方向線形シールを表わすのに用いられる; 尾根という語は、尾根シールを形成するに先立ち、一緒に合わせられた尾根シールの露出した最上縁部又は壁材料の縁部を表わすのに用いられる; 尾根構造という語は、容器の側壁の最上端部部分を合わせることによって形成された構造を表わすのに用いられ、この最上端部部分は、相対する面の間でその間の界面においてヒートシール、溶接、接着又はその他の手段により一緒に固定された又は固定されて尾根シールを形成する; 切妻端部という語は、尾根構造の中にV字折畳みを形成するために容器の2つの相対する側壁の上部部分を入り込ませることによって容器の最上端部部分において形成される構造を表わすのに用いられる; テント形端部という語は、尾根シールを形成する前又は後のいずれかに高くされた位置にある尾根を伴う容器の端部を表わすのに用いられる; 切妻側壁という語は、壁が側方内向きにつぶされて容器に対し切妻端部を形成するような形で側壁の上部部分内にV字又はその他の軸方向折畳みを形成することによって入り込まされた容器の開放端部の2つの相対する側壁の通常は3つの三形部分である上部部分のことを表わすのに用いられる; 切妻端部三角形という語は、容器の切妻端部内に露出した表面を形成する三角形の壁を表わすのに用いられる; テント側壁という語は、容器の切妻端部の切妻側壁の間で延びる容器の2つの相対する側壁を表わすのに用いられる; 湿潤壁という語は、尾根構造内に組込まれるべき壁の上部部分を含む、容器の中味と接触した状態となるべき容器の内部表面を表わすのに用いられる; 乾燥壁という語は、本明細書では、尾根構造に組込まれるべき壁の上部部分を含む、容器の中味と接触しない状態にある容器の外部表面を表わすのに用いられる。

    【0005】 このような箱形端部開放可能容器を開封するためには、線形尾根シールの一方の端部でV字形の相対する乾燥壁表面の間の界面にある切妻端部内のシールが分離される。 こうして切妻端部の中に一対の翼が形成され、したがって容器に対する尾根シールの上からみた平面図構成は、単一ラインシールに代ってY字形構成をとることになる。 Y字形の頭部を形成する翼の最上縁部は、尾根シールがこの構成をとった時でもなお容器が密封されているような形で、合わせて密封されている。 その後、翼は後向きに曲げられて互いに整列して存在することになる。 すなわち尾根シールの上から見た平面図構成は、翼がT字形の頭部を形成している状態で、T字形構成をとるようになっている。 翼の自由端はこのとき、T字の直立部分の中心線に向かって内向きに押しつけられて、T字の頭部と直立部分の交差点においてシールに対し分離を加える。 これは、容器の上面にある湿潤壁の相対する面の間のシールをこの交差点で分離させ、容器の中味を放出させるときに通る開口部を形成させることを意図したものである。 ある場合においては、翼の自由端部に圧力を加えた時点で、交差点でシールに対し適用される分離力を増強するために、倒置した頭部をもつY字形の平面形状を形成するため整列した構成を超えて翼を曲げることが望まれる可能性もある。

    【0006】 しかしながら、交差点におけるシールの分離は往々にして不完全でありかつ/ 又は翼がつぶれるためユーザーはシールに対し分離力を加え続けることができない。 したがって、ユーザーは、シールの完全な分離を達成し次に開口部を拡大させて容器に対し注ぎ口を形成するのを助けるため、交差部分に形成された初期開口部の中に指先、ナイフ先端部又はその他の器具を挿入することが通常必要である。

    【0007】 多くの場合、ユーザーが指先を挿入できるアパーチャを形成するには、T字形の頭部と直立部分の交差点における湿潤壁の間のシールの初期分離では不充分である。 このとき、ユーザーが、交差部分の領域内で乾燥壁材料をつまみ、壁を外向きに引張って交差部分におけるシールの分離をひき起こそうとすることが必要である。 シールのこのような分離は急激に発生し容器の中味をこぼす可能性があり、尾根シールを分離するためにこのような付加的な作業を必要とすることは不便である。

    【0008】 高齢者又は虚弱者及び小児にとって特に深刻である、容器に開口部を形成する上でのこれらの問題にもかかわらず、箱形の端部開放可能容器は、広範囲の流体の貯蔵及び輸送のための単純かつ有効な容器を提供し、広く使用され続けている。

    【0009】 容器の切妻端部で線形シール内に引張りひもなどを組込むことによって、こうした容器を開放する上での問題点を解決するよう数多くの試みがなされてきた。
    例えば米国特許第4,883,222号、4,821,950号及び4,874,12
    6号、欧州特許第0695264A号及び英国特許出願第2,010,212A号を参照のこと。 しかしながら、すべてのケースにおいて、尾根構造内に1つ以上の付加的構成要素を組込むことが必要である。 このことは、この構成要素を正確に位置づけ及びそれを所定の位置に固定する上での問題をもたらす。 同様に、これは、尾根シールを形成するよう合わせて密封されることになる壁の間の付加的な部材を導入し、その結果この部域内のシールは脆弱化し、それに付随して尾根シールの早期破損の危険性が生じる可能性がある。 さらに、付加的構成要素を形成する材料は、尾根シールがヒートシールプロセスにより形成される場合に、往々にして熱溶融を受ける。 これは、付加的な構成要素を互いに及び/又は容器の 露出した壁表面に融合させ、構成要素が引張時点で折れたりかつ/又は尾根シー ルに隣接して付加的な密封を作り出す可能性があり、このような密封は、容器を開けるために分離させる必要がある。 付加的な構成要素は往々にして、開封された容器に対する注ぎ口となるべきものと見当合せされた状態で固定される。 このとき、容器の中味は、汚れ、油脂又はその他の材料に露出される可能性のある構成要素上を流れ、これにより中味の汚染をひき起こす。 さらに、尾根シール内に付加的構成要素を導入するためには、カートンの構造、充てん及び密封プロセスを著しく修正することが必要であり、これは、このような提案を実現するのに必要とされる資本及び操業コストを増加させる。 これらの提案のうちのいずれもこれまで商業的に採用されたことがない。

    【0010】 同様に、例えば米国特許第3,520,464号、PCT出願第WO96/29 253号及びWO97/44255号及び英国特許出願第2,253,608A号 において、容器の切妻端部の切妻端部三角形壁表面のうちの1つ以上のものに対し、プルタブまたはそれに類するものを固定することも提案されてきた。 このような提案は、尾根構造内に付加的な構成要素を固定する上での問題を克服してくれるかもしれないが、このような提案は採用されなかった。 これは、上述のようにT字平面構成を採用するため尾根シールが部分的に分離されている場合でさえ、容器を開放するためテンションが加えられたときに容器の壁に対するプルタブの定着が破損するからである。 その結果、プルタブは、尾根シールが分離される前に容器から分離し、容器は密封された状態にとどまる。 容器の壁に定着されているプルタブの脚部の面積が増大されたとしても、達成できる最大面積は、脚部が取りつけられる三角形の壁の利用可能面積及び充てん及び輸送の間のカートンの機械的取扱いと干渉せずに受入れられ得るプルタブの最大サイズによって制約を受け、それでもなお尾根シールが分離する前のプルタブの除去が発生する。

    【0011】 プルタブを提供するための付加的な構成要素に代わって、例えば欧州特許出願第0087839A号及びPCT出願第WO82/03370号において、容器 の壁の一部分の軸方向延長部分としてプルタブを提供することが提案されてきた。 しかしながら、このような延長部分は通常、開放された容器の注ぎ口となる予定のところに位置づけられ、上記指摘されたとおり中味の汚染を結果としてもたらす。 さらに、容器形成又は充てん用機械内でひっかかるのを避ける目的で、こうした軸方向延長部分が容器の外側壁に対し平坦に存在するように折畳まれる場合、延長部分の少なくとも一部分は、尾根構造内に組込まれ、容器が密封されるにつれて尾根シール内で融合した状態となる。 こうしてプルタブは非常に弱くなり、尾根シールから離れるように破断しかつ/又はタブが尾根シール内部で融合 した状態となる可能性がある。 こうして、容器を開けるために分離を必要とする付加的なシールに至る可能性がある。

    【0012】 シールを分離し、これにより容器を開放するのにより少ない力ですむように尾根シール内で接着性結合を弱めることも提案されてきた。 例えば、容器密封作業中に互いに接着しないか又は弱くしか接着しないように尾根構造内で湿潤壁の一部分に対し接着剤を塗布することが提案されてきた。 しかしながら、接着剤の使用には、非常に弱いシールしか切妻端部内に形成されないように尾根構造内の望ましい場所での適正な量の接着剤の正確な配置が必要となる。 これは、密封された容器の製造における付加的な作業とコストを導き、本質的に、シールが貯蔵、
    輸送又はエンドユーザーによる取扱いの間に早尚に破損するという付随する危険性をはらんでいる。 この危険性を低減させるため、米国特許第4,946,041
    号においては、尾根シール自体の中の部域の密封を削除するため特別に彫刻されたヒートシール用棒を使用することが提案されてきた。 しかしながら、これには、複雑な付加的なヒートシールの使用及び密封されていない部域の正確な形成が必要とされ、同様に尾根シールの早尚な破損の本質的な危険性をはらんでいる。

    【0013】 例えば米国特許第3,204,850号及び英国特許第689,204号におい ては、尾根構造内で相対する面を合わせて結合させることによって尾根シールを形成させるのではなく、尾根構造を折畳み、折畳まれた構造を所定の位置にワイヤ又は接着剤で固定することによって機械的ラビリンスシールを形成することも提案されてきた。 こうした提案は、いかなる結合シールも形成されないことから、容器のもれを生じさせる可能性がある。 さらに、このような提案には、専門的折畳み装置の使用が必要とされ、従来の容器製造装置では実施できない。

    【0014】 尾根シールを弱化させるか又は付加的な構成要素を尾根構造内に導入する代りに、容器の壁を通して脆弱ライン又は実際のカット部を形成し取外し可能なカバーストリップでこれらを覆うことが提案された。 例えば英国特許出願第2,25 3,608A号及び米国特許第3,456,328号及び2,687,840号を参 照のこと。 カバーストリップを除去するとカット部又は脆弱ラインが露出され、
    このときこれを分離して容器に対し開口部を形成することができる。 このような提案の変形構成においては、容器の壁は、それをその点でひき裂いて尾根シールを分離する必要なく注ぎ口を形成するか又は後で尾根シールを分離するのに使用できるプルタブを容器の壁から形成することができるような形で、部分的に貫通してカットされている。 例えば、米国特許第2,470,199号、5,067,6
    13号及び5,516,037号を参照のこと。 容器の壁のこのようなゆっくりした弱化は、容器の早尚な破損という本質的な危険性をはらんでいる。

    【0015】 しかしながら、上述の提案はいずれも、技術的又は商業的に実現可能であると実証されておらず、その結果、市場には箱形端部容器の切妻端部を開放するための満足のいく方法は全く存在していない。 箱形端部容器の開封に伴う既知の非常に一般的な問題にもかかわらず、このような容器は、単純で低コストでかつ生産が容易でしかも大衆に一般的に受入れられていることから広く使用され続けている。

    【0016】 驚くべきことに、我々は、容器の壁に固定されたプルタブの脚部が、特定の方法で固定されている場合、尾根シールの分離が起こる前の容器の壁からのプルタブの分離に由来する問題は削減されるということを発見した。

    【0017】 (発明の開示) したがって、本発明は、横方向尾根によって閉じられた1つの端部をもち、尾根シールの少なくとも一部分を分離し、こうして容器を開きその中味の排出を可能にするように密封された容器の尾根シールに対し分離力を加えることのできるプルタブを支持する箱形端部容器において、プルタブは、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位端部部分及びその各側面に横方向に延びる脚部部材をもつ遠位端部部分を伴う軸方向に延びる軸部部材を有する全体に平面の部材を含んでなり、この軸部及び脚部部材は実質的に互いに同一平面上にあり、プルタブは、脚部部材により容器の尾根シール上で又はそれに隣接して容器の壁の外部に脚部部材によって固定されている容器であって、 a. 脚部部材は、軸部部材の長手方向軸を中心にして実質的に対称的に、容器の壁に対し及び/又は尾根シール内に組込まれた壁の一部分に対してしっかりと 固定されていること;及び b. プルタブは、容器の開放中に、軸部部材の近位端部にテンションが加えられた時点で脚部部材との関係においてそれを中心として軸部部材がたわむ1つの回転点を有しており、この回転点は、軸部部材と脚部部材の近位縁部の接合部と実質的に見当合せされた状態で軸部部材との関係において長手方向に位置設定されていること;及び c. 容器の壁に対する各々の脚部部材の固定は、近位縁部から前記回転点まで延び、前記縁部とその両端部の中間で交差するラインに対し垂直にその少なくとも一部分が延びるように構成された回転点に対し近位の縁部を呈する固定手段によって行なわれること、 を特徴とする容器を提供している。

    【0018】 縁部という語は、本明細書では、固定手段に関して、容器の壁の平面内に延びる固定手段の周囲を表わすために使用されている。

    【0019】 好ましくは、固定は、容器の壁の表面層とプルタブの材料の間のヒートシールを用いて行なわれる。 驚くべきことに、我々は、このようなヒートシールを、プルタブの脚部部材及び容器壁の相対する面の全平面部域全体にわたり延びるシールではなくむしろラインシールの形にすることができるということを発見した。
    脚部部材が容器の壁に固定される面積を削減することで、容器に対するプルタブの固定が弱くなるものではないということは最も予想外のことである。

    【0020】 したがって、本発明は密封された容器の尾根シールに対して分離力を加えることのできる容器の尾根構造上で又はこの構造に隣接して容器の壁の外部にしっかりと固定されたプルタブを有する、箱形端部容器において、プルタブの遠位端部が容器の外部壁の外に固定され、遠位端部の固定が、プルタブの軸部の長手方向軸の各側に1本ずつ少なくとも2本の固定ラインを用いて行なわれ、その固定ラインの各々の少なくとも一部分は、それがプルタブの軸部の回転点から延び固定ラインとその両端部の中間で交差するようなラインに対し垂直に延びるように構成されていること、を特徴とする容器をも提供する。 我々は、このような構成により、軸部部材の回転点に最も近接している固定ラインの部分が軸部部材から脚部部材へと伝達される力に対し実質的に直角に方向づけされ、こうして容器の壁からの固定のあらゆる剥離に対するストッパとして作用することが保証される、
    と考えている。

    【0021】 特に好ましい実施態様では、脚部部材は、各脚部のための固定部域がプルタブの軸部の回転点より上及び下の両方で長手方向に延びるような形で容器の壁に固定されている。 我々は、このような形の固定によって、プルタブの近接端部が容器の壁の平面から遠ざかるようにもち上げられそれに対しテンションが加えられるにつれて固定が漸進的な剥離を受ける危険性が低下するということを発見した。

    【0022】 したがって、本発明はまた、少なくとも1つがプルタブの軸部の長手方向軸の各側に存在している単数又は複数の固定部域を用いてプルタブの遠位端部が容器の壁に固定されており、この固定部域がプルタブの軸部の回転点の各側に対して長手方向に延びていることを特徴とする本発明の箱形端部容器をも提供する。 好ましくは、固定部域は、回転点より上に(この点を超えて遠位に)距離dのところ及び回転点より下に(これより手前で近位に)距離d'のところに延びており、d:d'の比は10:1〜1:10、好ましくは約1:3〜3:7、特に1:
    1の値を有する。

    【0023】 我々は、容器の壁に対するこのような形の固定を達成するのに必要とされる構成をもつプルタブは新規なものであると考えている。 したがって、本発明はまた、容器上で使用するためのプルタブにおいて、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位部分、長手方向に延びる軸部部材及び容器の製造に使用するためのブランク又は容器の壁にプルタブを固定できる遠位端部を有する全体として平面の部材を含んでなるプルタブであって、遠位部分には、軸部部材の長手方向軸の各側に側方に延びる2つの脚部部材が具備され、各脚部部材は軸部部材の回転点のいずれかの側に長手方向に近位にかつ遠位に延びていることを特徴とするプルタブをも提供する。

    【0024】 我々はさらに、容器の壁に固定されていない脚部部材の間の部域を提供することは、容器の密封中に、中にV字形の折畳みが形成されるにつれてそれが軸部部材の脚部部材の間の接合部と軸部を壁の表面から離れるように持ち上げることを可能にするという点において有利であり得ることを発見した。 こうして、プルタブが受けなくてはならない折畳みの激烈さは低減され、プルタブの近位端部に加わった引張りが脚部部材に移送される方向に影響を及ぼし得るプルタブの材料内の残留ひずみの形成は最小限におさえられる。 脚部部材の間の固定の欠如はまた、プルタブの近位端部に対し引張りが加えられるにつれて脚部部材が互いに向かって側方に移動できるようにする。 こうして、脚部部材は、尾根シールの転がり剥離を発生させるように尾根のラインに沿って作用する2つの相対する力を適用させることになる。 このような剥離力の印加は、せん断力よりも尾根シールの分離をより容易に達成する。

    【0025】 したがって、本発明は密封された容器の尾根シールに対して分離力を加えることのできる尾根構造上で又はこの構造に隣接して容器の壁の外部にしっかりと固定されたプルタブを有する箱形端部容器において、プルタブの遠位端部が容器の外部壁に固定され、遠位端部の固定は、固定された部分の間に中間の未固定部分が位置づけされている状態でプルタブの遠位端部の2つの側方に離隔された部分を用いて行なわれ、これにより、プルタブは、ユーザーがそれを引張った時点で前記中間の未固定部分と軸方向に見当合せされた状態にある尾根シールの一部分に対して2つの相対する力を及ぼすことを特徴とする容器をも提供する。

    【0026】 この使用のためのプルタブは、ユーザーがタブをつかみ、引張ることができるようにする近位端部及び軸部を容器にしっかりと固定させる遠位端部をもつ軸部部材を含んで成る。 軸部の横方向の寸法は、容器に固定される側方に延びる脚部部材を提供するように軸部の遠位部分で拡大されている。 軸部の遠位端部の中間部域は、容器に固定されていてもいなくてもよい。 標準的には、脚部部材はプルタブの軸部のいずれかの側へと1〜5cm延び、脚部部材を容器の壁に対し固定する固定部域に対し、所要のd:d'の比を提供するように軸部から任意の適切な角度で延びている。 我々は、軸部がユーザーにより引張られた時に脚部部材上に及ぼされる力が固定を容器の壁から剥離させるように作用しないように、軸部部材の長手方向縁部と脚部部材の近位縁部の間の開先角度は90°未満、好ましくは15〜80°、特に約45°であるべきであるということを発見した。 このような角度はまた、固定部域又はラインの縁部が脚部部材の平面部域内で望ましい配向がなされることをも可能にする。

    【0027】 軸部の長手方向縁部は、鋭い角度で各々の脚部部材の近位縁部のラインと交差することができる。 しかしながら、軸部の長手方向長さの1〜5mmにわたり延びる、丸みのついた交差部を提供することが好ましい。 このような丸みづけは、この場所におけるプルタブの材料のあらゆる引裂きに対しストッパを提供し、同様に、プルタブの材料が、容器の切妻端部のV字形折畳みの形成中にこの部域内で変形することと同様に、脚部部材の近位縁部のもち上げを低減させ、その結果、 脚部部材の容器の壁に対する固定に作用する剥離力を低減させることをも可能にする。 軸部部材の回転点の位置を決定するときには、このような丸みづけを見込んでおく必要がある。 一般に、プルタブの形状を設計する際には、回転点を、丸みづけが開始し終結する軸部部材の軸に沿った長手方向の点の間の中央にあるものとして評価するだけで充分であると我々は考えている。 しかしながら、回転点が丸みづけの遠位端部と実質的に見当合せ状態にある使用の極限位置及び休止位置を有するように、プルタブがユーザーによってもち上げられ、引張られた時点で、回転点は丸みづけの端部に向かって遠位に移動することになる、ということが理解されるであろう。

    【0028】 軸部部材の回転点という語は、したがって、休止位置と極限の使用位置の両方を内含するものとみなされる。

    【0029】 特に好ましい形のプルタブは、脚部が軸部部材と接合する点のいずれかの側まで実質的に同じ距離だけ長手方向に延びる全体として三角形の脚部部材対に対して軸部部材によって接合されたその近位端部に三角形のフィンガーを有する全体にT字形になった平面部材である。 フィンガーリング及び脚部部材の相対する縁部は実質的に互いに平行であり、実質的に45°の角度で軸部部材の長手方向軸に対し傾斜させられている。

    【0030】 また、ユーザーがプルタブをつかむことのできるフィンガーホール、うね立てその他の手段をプルタブの近位部分に提供することも好ましい。 このような形のプルタブは、従来の切断、打抜き加工又はその他の機器及び技術を用いて作ることができる。

    【0031】 プルタブは、脚部部材を容器の壁に固定するのに用いられる方法に応じて、一定数の材料から作ることができる。 好ましくは、プルタブは、熱又は超音波溶接によって固定され、プルタブは、容器の壁に対し容易に溶接する材料から作られる。 したがって、プルタブをポリエチレン又はその他の低温溶融熱可塑性材料のシートから切り抜くことができる。 プルタブがホットメルト接着剤、感圧性接着剤又は両面接着テープにより容器の壁に固定される場合には、ポリエチレンをコロナ放電又はその他の処理に付しそれを接着剤に対し受容性あるものにすることが望まれるかもしれない。 しかしながら、我々は、ポリエチレンは、容器のシールに対しそれ自体引裂することなく充分な力を適用するのに必要とされる引張り強度を有していないかもしれないということを発見した。 特に好ましい材料は、
    容器の壁の材料に対して熱で結合され得るポリエチレンから形成された1つの露呈された面及び例えばポリエステルといった高張力材料の1つ以上の層をもつ積層材料である。 積層材料のもう一方の露出面が、容器に対する尾根シールの形成の間この面が著しく融合しないように容器の壁の表面層の融点よりも高く、好ましくは少なくとも40℃高い融点をもつ材料で形成されていることが、特に好ましい。 ポリエチレンの溶融温度よりも約100℃高い溶融温度をもつポリエステルが特に好ましい。 このような積層材料の使用は、尾根シールのヒートシール作業中にプルタブの露出面が互いに及び/又は容器の壁に対して結合する危険性も 低減する。

    【0032】 プルタブは、それと軸方向に見当合せされた尾根シールの部分上にプルタブの固定された部分が分離力を加えると、容器の壁上又は尾根構造内の任意の位置において容器に対し固定することができる。 しかしながら、プルタブの軸部がユーザーにより引張られるにつれて生成される力が尾根シール上に充分な力を加えることができるためには、尾根シールの脚部から2.5cm以内にプルタブを固定す ることが好ましい。 こうして、プルタブを、密封された容器の端部のテント形側壁又は線形尾根シールの露呈された側壁に対し固定することができる。 しかしながら、容器が従来のカートンと類似の方法で開封されるように、容器の切妻端部壁に対してプルタブを固定することが特に好ましい。 便宜上、本発明は以下で、
    この好ましい固定位置に関して記述される。

    【0033】 プルタブの遠位端部は、尾根構造内に組込むことができる。 プルタブの遠位部分は、尾根シールのこの部分の相対する乾燥壁面に取付けられることから、これらが尾根シールの反対側の湿潤壁の間のシールの無欠性を損なうことはない。 しかしながら、尾根構造内にプルタブを固定すると、尾根シールのV字形折畳み内のプルタブ遠位端部部分を過度にしわにする結果となりうる。 こうして、充てん後の容器の閉鎖中の尾根構造のヒートシール作業の間に尾根構造の相対する部分に対しプルタブのその中間部分が著しく接着するのを防ぐため、接着剤又はその他の対策を講じることが必要となりうる。 したがって、プルタブの側方に延びる脚部を、尾根シール自体より下にある容器の切妻端部壁の部分のうちの1つ以上の部分に固定することが好ましい。 この固定は、切妻端部壁の中央三角部分に対するものであってよい。 しかしながら、これには、固定が尾根シールの脚部から一定の距離だけ軸方向に除去され、これによりプルタブで生成された力が尾根シール上に直接作用せず、尾根シールに対するそれらの効果が低減させられることが必要となるかもしれない。 したがって、好ましくは切妻端部壁の中央三角端部壁にではなく切妻端部壁のサイドルーフ三角壁にプルタブが固定されることが特に好ましい。 このようにプルタブを固定することによって、T又はY字平面図シールを形成するためにカートンを開放する初期段階について上述されたとおり線形尾根シールの端部がひとたび分離された時点で、尾根シールに対しプルタブが加えた力は、Y及びT字形の直立部分及び頭部の交差点において尾根上に剥離作用を及ぼし、これにより尾根シールはこの点で容易に分離させられることになる。 尾根シールのラインに対し横方向にも力が生成され、切妻端部壁が外向きに曲げられて容器に対し注ぎ口を形成し、尾根シールは漸進的に交差点のいずれかの側に分離させられる。 その結果、この方法で定着させられたプルタブは、先行技術の提案の場合にそうであるように中央三角壁に対して又は尾根シール構造内で定着させられたものよりも容器の壁からの離脱に対し驚くほど強くなる。

    【0034】 したがって、もう1つの面から見ると、本発明は、プルタブの脚部部材が容器の切妻端部の切妻端部三角屋根部分に固定されていることを特徴とする、本発明の箱型端部容器を提供する。 好ましくは、脚部部材の中間の軸部部材の遠位端部の部分は、容器の壁に固定されていない。

    【0035】 容器は、例えばワックス塗工された厚紙、重合体塗工された厚紙又は積層プラスチックシート材料といった広範囲の材料で作られていてよい。 しかしながら、
    本発明は以下では、ポリエチレン又はその他の熱可塑性重合体が積層された厚紙から作られた従来の切妻端部容器に関して記述されている。 このような容器は、
    従来の技術及び機器を用いて平らなブランクの適切な相対する縁部を折畳み固定することによって作ることができる。 プルタブは、容器又はそのブランクの製造中又は組立てられた容器の充てん及び密封の間に、任意の適切な点に貼付できるものの、従来のヒートシール作業技術を用いて容器の組立てに先立ってブランクに対しプルタブを固定することが好ましい。

    【0036】 このようにして、本発明はまた、本発明の箱型端部開放可能容器の製作において使用するためのブランクにおいて、容器を形成するため折畳まれ互いに固定されるように適合された連結された一連のパネルを含んでなり、これらのうちの2
    枚のパネルの終端部分は、組立てられた容器の切妻端部壁を形成するように適合されているブランクであって、1つ以上の壁パネルの終端部分において又はそれに隣接して、ユーザーがつかみ、引張るように適合された近位端部、軸方向に延びる軸部部材及び固定手段を用いてブランクのパネルにプルタブを固定するその各々の側に横方向に延びる脚部部材をもつ遠位端部部分を有する全体として平面の部材を含んでなるプルタブが固定されていること、及び固定手段が、軸部部材の回転点に対し近位にありかつその少なくとも一部分がその端部の中間で縁部と交差するように回転点から延びるラインに対して垂直に延びるような形で構成されている縁部を呈していることを特徴とするブランクをも提供する。

    【0037】 好ましくは、前記2つのパネルの前記端部部分の各々は、容器の切妻端部壁を形成するためのものであり、これには、終端部分の2つの側方外向き三角部域と中間三角部域を構成するために切妻端部壁の意図された基部に又はそれに隣接してその底辺を有し、パネルの終端縁部の中心点に又はそれに隣接してその頂点を有するV字形を成す実質的に対称な折畳み線が具備されており、プルタブの脚部部材は、前記終端部分の少なくとも1つの側方外向き三角部分の各々に固定されている。

    【0038】 好ましくは、プルタブは、パネルの中心線のまわりに軸対称に、しかも、組立てられた容器の切妻端部内でV字形折畳みの頂点を形成することになっているパネル終端部分の一部分と実質的に見当合せした状態で位置設定される。

    【0039】 プルタブは、まず最初にプルタブを所定の位置に固定するために仮付け溶接、
    接着剤又はその他の手段を用いて、そしてその後、ひき続き完全熱溶接を適用してプルタブを所定の位置に固定する、例えば回転又は線形ラベル貼付技術といった任意の適切な技術を用いて容器ブランクに貼付することができる。 しかしながら、プルタブの貼付及び固定プロセスを通して一回のパスで単一の完全熱溶接でプルタブを所定の位置に固定することが通常望まれることになるだろう。

    【0040】 便宜上、容器に対するプルタブの固定については、後に容器がそれから製造されることになるブランクの適切な部域に対するプルタブの脚部部材の熱溶接に関して以下で記述する。 熱溶接は便利にも、従来のヒートシール技術によって達成される。

    【0041】 上述のように、熱溶接は、脚部部材の平面部域上に広がることができるが、好ましくは、脚部部材と容器の壁材料の間の1つ以上のライン溶接の形をしている。 容器の壁に対し脚部部材を固定するのにライン溶接を使用することができることによって、プルタブに対する熱損傷の危険性は減少し、小さな部域にわたり熱溶接に必要な圧力を加えることが可能となり、これにより熱溶接機のための電力所要量が低減されることになる。 このようなライン溶接は、単純な連続した又は不連続な直線であってもよいし、又は、未溶接部域をとり囲む矩形又はその他の形状を形成することもできる。 溶接はまた、曲線に沿うこともでき、特に好ましい溶接ラインの形は、プルタブの近位端部を引張ることによって生成されたすべての力が溶接のラインに対し実質的に垂直に適用されるようにプルタブの軸部の回転点を中心として円弧である。 望まれる場合、回転点から漸進的に増大する距離のところにいくつかのライン溶接を形成することもできる。

    【0042】 上記で示されたように、溶接された部域は、好ましくは、プルタブの軸部の回転点の上(すなわちその近位)及び下(すなわちその遠位)の両方に長手方向に延びる。 好ましくは、プルタブの軸部の長手方向軸の各々の側の少なくとも1つの溶接部域が、回転点より上から下へ連続的に延び、20〜80°好ましくは約45°という軸部の長手方向軸に対する開先角度をその長さの少なくとも一部分にわたって限定する回転点に対し近位の縁部を有している。 固定ライン又は固定部域の縁部は、プルタブにより加えられた力が直接作用するような形で容器の切妻端部の3つの三角部分の間の境界を規定する折畳みラインに隣接しかつこれに対し実質的に平行であることが特に好ましい。

    【0043】 固定の最適な形は、単純な手探り試験を用いて、上述の指針内で容易に決定することができる。

    【0044】 尾根シールの分離を助けるために、尾根シール内のV字形折畳みの湾入の標準的に10〜50%である少なくとも一部分について乾燥壁の相対する面の間で減少した接着を提供することが好ましいかもしれない。 これは、尾根シール内に組込まれるべき相対する乾燥壁の選択された部域に対して接着剤を適用することによって達成することができる。 あるいは、尾根シール内のこのような脆弱性は、
    尾根構造内に軸部の及び/又は側方脚部部材の遠位端部の一部分又は全部を延ば すことによっても達成できる。 しかしながら、我々は、切妻端部三角屋根面に対するプルタブの定着の場所が、通常、尾根シールの何らかの接着又はその他の弱化を必要とすることなく尾根シールに対し充分な分離力を加えることを可能にし、これにより早尚なシール分離及び容器の破損の危険を低減させるということを発見した。

    【0045】 上述の好ましい形の容器は、容器の従来のヒートシール閉鎖によって形成される線形尾根シールの一方の端部を部分的に分離し、次にプルタブの近位端部に対しテンションを加えることによって容易に開放される。

    【0046】 したがって、本発明はまた、本発明の箱形端部開放可能容器を開放するための方法において、プルタブに隣接する容器の尾根シールの端部で乾燥壁の間のシールを分離するか又は尾根シールの端部を偏向させて、弓形又はT字又はY字形の形状をもつ尾根シールを形成し、及び好ましくはT又はY字形のシールの頭と直立部分の交差点においてシールの湿潤壁の間のシールを分離するようにプルタブの近位端部に対しテンションを加えることを含んでなる方法も提供する。

    【0047】 我々は、少なくとも最初は、プルタブにより尾根シールの湿潤壁に加えられる力が、この点における尾根シールのラインに沿って作用する剥離力であると考えている。 しかしながら、この力には通常、少なくとも部分的に尾根シールの下縁部に向けて上向きに作用し、かつさらに尾根シールの分離を助ける尾根シール上の上向き剥離力を付与するように作用するシールのラインに対して垂直な成分も内含されている。 プルタブに対してテンションを連続的に加えることにより、実質的にシール全長の漸進的分離がひき起こされ、容器に対し注ぎ口を形成する。
    望まれる場合には、容器には、切妻端部壁及び付随する容器側壁の曲がりを助け尾根シールの分離及び容器に対する注ぎ口の展開を補助する1つ以上の切込み又は折畳みラインを具備することもできる。 このような折畳み又は切込みラインは、従来の技術及び機器を用いて形成することができる。 放出されつつある容器の中味が接触する注ぎ口の表面は、容器の密封中に合わせて結合された湿潤壁の表面であり、容器の開封に先立つ貯蔵及び輸送中の外部汚染に露呈されたものではない。 さらに、プルタブは容器の外部に固定され、注ぎ口の唇状部の一部を成していないことから、注ぎ口を通って流れる材料はプルタブと接触せず、したがってプルタブ上の油脂、汚れなどによって汚染されない。 本発明の容器はしたがって、食品の包装及び滅菌条件下で保持される必要があり容器からの放出中の汚染を最小限しか受けてはならないその他の材料の包装のために使用可能である。 さらに、容器及びプルタブを、いかなる金属構成要素も用いずに作ることができることから、本発明の容器は電子レンジで加熱できる。
    このように、本発明の容器は、消費前の加熱を必要とするスープ又はその他の食品を入れるのに使用可能である。 容器は直ちにかつ簡単に開放できることから、
    ユーザーの体の上に熱い食品が洩れる危険性が低減される。

    【0048】 したがって、本発明は、容器の製造又は充てんプロセスを著しく修正する必要なく箱型端部開放可能容器を開放する問題に対する単純かつ有効な解決法を提供し、こうして本発明を従来の機器に応用することが可能となっている。 あるいは、容器組立て、密封又は充てんラインの最後にある適切なあらゆる機械を用いて、組立てられた又は密封された容器にプルタブを貼付することができる。

    【0049】 本発明の理解を助けるため、ここで添付図面との関係において一例としてその好ましい形態について記述する。

    【0050】 (発明を実施するための最良の形態) 容器は、従来の箱形折畳み又はその他の手段によりその底面が閉鎖され、牛乳、フルーツジュース又はその他の流体又は流動的粉末を収納する、全体に矩形又は方形の主要本体部分1を含む。 容器は、ワックス塗工又はプラスチック塗工された紙又は厚紙から作られているため、容器を作るシートブランク内に形成された切込みラインなどに沿って容易に折畳むことができるようになっており、折畳まれた構成は、組立てられた容器の重なり合った縁部部分をヒートシールするか又はその他の形で接着することによって所定の位置に固定される。 あるいは、容器は、それが開放上面をもつ単体構造品として形成されるような形で適切なプラスチックをブロー又は押出し成形することによって作ることができる。

    【0051】 容器が平坦なブランクで作られている場合、これは、熱溶接、接着剤又はその他の固定技術によりその望ましい直立した形に折畳まれ固定される。 便宜上、本発明は以下で、このような容器の製造において従来使用されているようにポリエチレン又はその他の熱可塑性重合体塗工された厚紙の使用に関して記述される。

    【0052】 容器の側壁の上部終端部分は、従来の箱形端部を形成するように互いの上に折り込まれている。 このような作業においては、各々のVの頂点が容器の中心線に向けられた状態で、2つの相対する側壁の各々の中に、V字折畳みが形成される。 これは、容器に対しテント形端部を形成するように他の2つの側壁の最上縁部を合わせる効果をもつ。 側壁の最上縁部は互いに相対して存在し、V字折畳みの入り込みラインに沿って延びる横方向のラインに沿って存在する尾根2を形成する。 縁部は、尾根2に沿って比較的深い横方向シール閉鎖を形成するため従来のヒートシールバーなどを用いて熱及び圧力を加えることによって合わせて密封される。 この尾根シールの深さは、流体気密閉鎖を確保するためV字形に折畳まれた壁の上縁部を組込むのに充分なものである。

    【0053】 容器の端部の入り込んだ部分は、切妻端部3であり、プルタブ10を支持している。 図2に示されているように、切妻端部壁Aは、容器に対する切妻端部が形成されるにつれてV字折畳みを形成するように壁Aが折畳まれる点においてその頂点と三角形を形成する2本の折畳みライン4及び5を支持している。 これらのラインの各側には、組立てられた容器の切妻端部の尾根面を形成することを目的とし、尾根シール2内に組込まれるべき壁Aの上部終結部分Aの脚部に沿ってその底辺を有する逆三角形部域Bが存在する。 これらの三角形部域Bの間には、もう1つの逆転された三角形部域Cがある。 これらの部域は、図5及び6内に示されているブランクの中に容易に見ることができる。

    【0054】 ポリエチレン/ポリエステル積層材からカットされたプルタブが、軸部部分1
    2の近位端部にプルリング11を有している。 軸部部分から側方に延びているのは、2つの対称な三角形の脚部13である。 これらは、三角形部域Bに対しポリエチレン層を介して、熱溶接又はその他の手段、例えば接着剤又は鋲留めにより部域Cのいずれかの側に固定される。 固定は、図面中に示された影付き部域全体にわたって広がり、脚部13の間の軸部の中間部分D内には広がらないということがわかる。 軸部12とリングプル11から形成されたプルタブの中央部分は、
    容器の壁に固定されず、容器に対する切妻端部の形成中及び尾根シールの密封中、容器から離れるように自由に曲がることができる。 望ましい場合、リングプル11の近位端部は、使用に先立つ輸送及び貯蔵のため容器の壁に仮付け溶接又はその他の形で一時的に固定させることができる。

    【0055】 図7に示されているように、軸部12は、リングプル11が引張られた時点で、点Dを中心にたわむ。 この点Dが回転点である。 回転点Dに近位の壁Bと脚部13の間のヒートシールの縁部は、ヒートシールの縁部とプルタブの軸部の長手方向軸の間の開先角度が約45°となるように、折畳みライン4及び5に近接しこれに対し実質的に平行に位置設定される。 ヒートシールの縁部に対し垂直な回転点Dから引かれたラインは縁部とその端部の間で交差し、シールはヒートシールの剥離を防ぐためのストッパとして作用する。 ヒートシール部域は、回転点を超えて遠位に、そしてこの点より手前で近位に延び、d:d'の比は約1:1という値をもつ。

    【0056】 このような容器は、従来の技術及び機器を用いて、図5に示されているようにブランクから組立てることができる。

    【0057】 使用中、尾根2に沿った相対する乾燥壁の間のシールは、T字形の頭部に対する翼W及び直立部分Uを有する、図2に示されているようなT字形平面形状をもつ尾根を作り出すため従来の容器の場合と同様にプルタブ10に隣接する端部において分離される。 翼の相対する湿潤壁の間のシールは、なおも無傷であり、したがって容器は密封状態にとどまる。 望まれる場合、T字形の頭部内の尾根は、
    尾根に対し逆Y字形の平面形状を形成するため、図3に示されているように後方に曲げられる。 次に、ユーザーはリング11を引張り、直立部分Uと翼Wの交差点Xの尾根シールを分離させ、注ぎ口15を形成させる。 プルタブ10は注ぎ口の唇状部の下にとどまり、容器の中味と接触せず、これにより、放出されるにつれての中味の汚染の危険性を低減させる。

    【0058】 図4に示されているように、注ぎ口15は比較的短かいものである。 したがって、容器の側壁が外向きに曲がって容器の全高にわたり延びる注ぎ口を形成し、
    これにより容器からの材料のスムーズな流れを助けることができるようにするため、部域Cの頂点から容器の底辺まで延びる、図6に示されている付加的な折畳みライン20をつけ加えることが望まれるかもしれない。

    【0059】 ヒートシールの場所及び向きのため、脚部13は、壁材料から容易に分離せず、これによりユーザーは、脚部が壁から離脱することなく尾根シール上に多大な力を加えることができる。 これとは対照的に、プルタブがT字形をしていて容器の壁に対しT字の頭部を固定するヒートシールが回転点Dの近くに延びないようになっていた場合、プルタブは尾根シールが分離される前に壁から容易に剥離した。

    【0060】 図8に示されているように、脚部13はラインシール20によって壁に固定され、ヒートシールのラインに対して垂直な回転点からのラインEはラインシールとその端部の中間で交差している。 このような形の取付けは、尾根シールが分離されている間プルタブが容器の壁に固定された状態に確実にとどまるようにする。 図9は、図1で使用される固体ヒートシールの輪郭の形状に適合するラインシール30及び31のセットを示す。 図10は弓形ラインヒートシールを示す。 また、図10には、ヒートシール40の弓形に一致するよう切り取られた脚部13
    の形状が破線で示されている。 図8のヒートシールのこれらの変形構成はすべて、容器の壁に対する優れたレベルのプルタブで取付けを提供している。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 プルタブを支持する完全に閉じた構成での箱形端部開放可能容器の斜視図である。

    【図2】 部分的に開封された尾根シール,後ろへ曲げられて逆Y字形構成を形成した尾根シール及び分離して容器に対し注ぎ口を形成した尾根シールを伴う、図1の容器を示す。

    【図3】 部分的に開封された尾根シール,後ろへ曲げられて逆Y字形構成を形成した尾根シール及び分離して容器に対し注ぎ口を形成した尾根シールを伴う、図1の容器を示す。

    【図4】 部分的に開封された尾根シール,後ろへ曲げられて逆Y字形構成を形成した尾根シール及び分離して容器に対し注ぎ口を形成した尾根シールを伴う、図1の容器を示す。

    【図5】 図1の容器の製造において用いるためのブランクの平面図を示す。

    【図6】 容器の側壁に対し全長注ぎ口を形成する上で一助となるように付加的な折畳みラインをもつブランクの代替的な構成を示す。

    【図7】 軸部部材の回転点に対する、容器の壁にプルタブの脚部を固定するヒートシールされた部域の縁部の関係を示す。

    【図8】 本発明において使用するためのラインシールの代替的な構成を示す。

    【図9】 本発明において使用するためのラインシールの代替的な構成を示す。

    【図10】 本発明において使用するためのラインシールの代替的な構成を示す。

    【符号の説明】

    2−尾根 3−切妻端部 4、5−折畳みライン 10−プルタブ 1
    1−プルリング 12−軸部部分 13−脚部 15−注ぎ口 20−
    付加的折畳みライン 40−ヒートシール A−上部終結部分 B−逆三角形部分 C−逆転三角形部分 D−回転点 W−翼 U−直立部分
    X−交差点

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 3E060 AA04 AB04 CF02 EA03 EA13

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