スリーブを製品の周りに配設するためのスリービングデバイス、方法、およびマンドレル

申请号 JP2014540993 申请日 2012-11-09 公开(公告)号 JP6130850B2 公开(公告)日 2017-05-17
申请人 株式会社フジシールインターナショナル; 发明人 ヒーマン フレデリック ヘラルダス; 澤村 卓治;
摘要
权利要求

容器などの製品の周りに所定のスリーブ長さを有するスリーブを配設するためのスリービングデバイスであって、 フレームと、 フォイルをマンドレルに送る少なくとも1つの給送ユニットと、 前記フレームに吊るされ、前記フォイルを開いてスリーブを形成するように配設されたマンドレルであって、フォイルがその周りに送られる実質的にチューブ状の外面を有する、軸方向に延在するマンドレルと、 製品を前記マンドレルの軸方向と位置合わせするように配設された、容器などの製品を搬送する少なくとも1つのコンベヤと、 前記マンドレルの周りで送られる前記フォイルを第1の位置で切断して所定のスリーブ長さを有する個々のスリーブを形成するように配設された少なくとも1つの切断デバイスと、 前記軸方向に前記マンドレルから前記製品上にスリーブを排出する少なくとも1つのスリーブ排出ユニットであって、前記個々のスリーブに第2の位置で係合し、軸方向の軸を中心に前記スリーブを回転移動させる回転式スリーブ排出ユニットを備えるスリーブ排出ユニットと を備え、 前記切断デバイスによる切断用の隙間の上流の前記マンドレルの外面の第1の周囲長が、前記フォイルを径方向に位置決めするように配設され、 前記切断用の隙間の下流の前記マンドレルの外面の第2の周囲長(C3,C4,またはC5)が前記第1の周囲長よりも短い、 ことを特徴とするスリービングデバイス。請求項1に記載のスリービングデバイスであって、前記第2の周囲長が、前記ブレード用の隙間の下流に、前記スリーブ長さの少なくとも20%の位置における前記マンドレルの外面の周囲長(C3)、または、前記スリーブ長さの少なくとも60%の位置における周囲長(C4)、または、前記第2の位置における周囲長(C5)であることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1または2に記載のスリービングデバイスであって、前記第1の周囲長および前記第2の周囲長が、前記軸方向に延在する前記マンドレルの外面のうちの概して一様の周囲長を有する部分の周囲長であることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から3のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記マンドレルが、前記ブレード用の隙間の上流にダイアフラムを備え、前記第1の周囲長が、前記ダイアフラムの周囲長の98%〜99.9%の間であることを特徴とするスリービングデバイス。請求項4に記載のスリービングデバイスであって、前記第2の周囲長が前記ダイアフラムの周囲長の90%〜99.5%であることを特徴とするスリービングデバイス。請求項4または5に記載のスリービングデバイスであって、前記スリービングデバイスが、フォイルを供給する供給ユニットを備え、前記供給ユニットが、前記ダイアフラムの下流かつ前記ブレード用の隙間の上流に配置された少なくとも1つの搬送ローラを備えることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から6のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記マンドレルが第1の位置と前記第2の位置との間に縮径部を備えることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から7のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記マンドレルが前記第2の位置の上流にフォイルしわ寄せ空間を備え、前記フォイルしわ寄せ空間が、前記第2の位置の上流の前記フォイルの限定された長さにわたって前記フォイルをねじることを可能にするように配設されることを特徴とするスリービングデバイス。請求項8に記載のスリービングデバイスであって、前記フォイルしわ寄せ空間が少なくとも1.4cm3であることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から9のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記第2の周囲長が、前記第1の周囲長よりも少なくとも0.5%短いことを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から10のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記マンドレルの外面のうちの前記ブレード用の隙間のすぐ上流の部分とすぐ下流の部分の周囲長が概して等しいことを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から11のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記ブレード用の隙間が前記ブレード用の隙間の下流側または両側に面取り部を備えることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から12のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記第1の位置の下流の前記マンドレルの周囲長が、前記第2の位置に向かう距離のうちの少なくとも20%にわたって一様のままであることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から13のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記マンドレルが、前記第1の位置の下流に少なくとも2つの部分を備え、前記軸方向に延在する前記部分がそれぞれ、実質的に一様の周囲長を有し、下流部分がより短い周囲長を有することを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から14のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、第1の位置と第2の位置との間の距離が概して前記スリーブの所定の長さであることを特徴とするスリービングデバイス。請求項1から15のいずれか1項に記載のスリービングデバイスであって、前記回転式スリーブ排出ユニットが、前記マンドレルの軸方向に対して20〜85度の度で延在する回転軸を有する、前記マンドレルに装着された少なくとも1つの搬送ローラを備えることを特徴とするスリービングデバイス。請求項16に記載のスリービングデバイスであって、前記回転式スリーブ排出ユニットが、駆動装置と、被動シャフトと、前記シャフトに連結されたローラとを備え、前記シャフトが前記コンベヤの表面に対して5度超の角度で装着されることを特徴とするスリービングデバイス。スリーブを容器などの製品の周りに配設するためのスリービングデバイス内に吊るされたマンドレルであって、前記マンドレルが、フォイルを開いてスリーブを形成するように配設され、前記マンドレルがフォイルがその周りで送られる実質的にチューブ状の外面を有し、前記マンドレルが前記フォイルを切断して所定の長さの個々のスリーブを形成できるように第1の位置において前記フォイルを切断するブレード用の隙間を有し、前記マンドレルが前記ブレード用の隙間の下流に前記マンドレルから前記軸方向に前記製品上にスリーブを排出するためのスリーブ排出ユニットを有し、前記スリーブ排出ユニットが、前記スリーブを軸方向の軸を中心に回転移動させるための回転式スリーブ排出ユニットも備え、前記スリーブ排出ユニットが前記個々のスリーブに第2の位置で係合し、前記ブレード用の隙間の上流のマンドレルの外面の第1の周囲長が、前記フォイルを径方向に位置決めするように配設され、前記ブレード用の隙間の下流の前記マンドレルの外面の第2の周囲長が前記第1の周囲長よりも短いことを特徴とするマンドレル。請求項18に記載のマンドレルであって、請求項1から17に記載の特性のいずれかを有することを特徴とするマンドレル。所定の長さのスリーブを容器などの製品の周りに配設する方法であって、 フォイルをマンドレルの外面で軸方向に送るステップであって、前記外面が前記フォイルを径方向に位置決めし、前記外面が第1の周囲長を有する、ステップと、 前記製品を前記マンドレルの軸方向に位置合わせするように製品を運ぶステップと、 前記マンドレルの周りで送られる前記フォイルを第1の位置で切断して所定の長さの個々のスリーブを形成するステップと、 前記スリーブを軸方向に前記マンドレルから前記製品上に排出することによって前記スリーブを前記製品の周りに配設するステップであって、前記スリーブの排出が軸方向の軸を中心にした前記スリーブの回転を含む、ステップと を含み、 排出するステップが、前記第1の位置からある距離の位置にある第2の位置で前記スリーブに係合するステップを含み、前記第1の位置の下流の前記マンドレルの外面が第2の周囲長を有し、 前記第2の周囲長が前記第1の周囲長よりも短いことを特徴とする方法。請求項20に記載の方法であって、前記距離が前記所定の長さに実質的に等しいことを特徴とする方法。

说明书全文

本発明は、スリーブを容器などの製品の周りに配設するためのスリービングデバイス、ならびにそのためのマンドレルおよび方法に関する。

同一出願人による国際公開第2008/088210(A1)号パンフレットからスリービングデバイスおよびスリーブを嵌める方法が知られている。完全な開示を引用して援用する。そのスリービングデバイスは、スリーブを製品の周りに配設することを可能にし、スリーブがマンドレルからマンドレルの軸方向と位置合わせされた製品の周りに発射されるときにスリーブを回転させる。スリーブは、引き続きマンドレルの周りにある間は回転する。

既知のデバイス/方法は、フォイルが切断されて所定の長さ(または「切断長さ」)のスリーブになる前にフォイルに係合して回転移動させるスリーブ排出ユニットを備える。

国際公開第2008/088210号パンフレット

スリービングデバイスの切断の質を改善してピグテール(pigtailes)を低減することが本発明の一態様の一目的である。

これは、フレームと、フォイルを送る給送ユニットと、マンドレルと、マンドレルの周りで送られるフォイルを第1の位置で切断するように配設された切断デバイスと、スリーブをマンドレルから製品上に排出するスリーブ排出ユニットとを備えるスリービングデバイスの一実施形態の本発明の一態様によって実現される。フォイル、すなわち、連続した平坦なストリップ状のスリーブ様のフォイルが、ストック、例えばロールから提供される。フォイルは給送ユニットを用いてマンドレルに送られる。マンドレルはスリービングデバイス内に吊るされている。チューブ状または円筒形の外面を有するマンドレル上でフォイルを送ることによって、フォイルが開かれる。切断デバイスと組み合わせたマンドレルにより、フォイルを切断して所定の長さの個々のスリーブにすることができる。フォイルの所定のスリーブ長さを第1の位置を越えて送ることによって、所定のスリーブ長さを有するようにフォイルを切断することができる。フォイルを切断すると、切断デバイスの下流でその所定のスリーブ長さの個々のスリーブが生じる。その切断されたスリーブは依然としてマンドレルの外面の周りに保持される。さらに下流の、やはりマンドレル上では、スリーブ排出ユニットが、例えばスリーブエゼクタを用いて、スリーブをマンドレルから排出する。スリーブは、マンドレルの軸方向と位置合わせされた容器の周りに配設される。

本発明の一実施形態では、スリーブ排出ユニットは、例えば回転式スリーブ排出ユニットを備えることによって、軸方向の軸を中心にスリーブを回転移動させるように配設される。排出するためにおよび回転させるために、回転式スリーブ排出ユニットは、フォイルまたは個々のスリーブに第2の位置で係合する。

本発明の一態様によれば、ブレード用の隙間の上流のマンドレルの外面は、フォイルを径方向に位置決めするように配設され、第1の周囲長を有する。ブレード用の隙間の下流のマンドレルの外面の第2の周囲長は、第1の周囲長よりも短い。一実施形態では、マンドレルの外面の第1の周囲長は、マンドレルの周りで送られるスリーブ/フォイルの内周長に近い。

マンドレルの外面の第1の周囲長は、フォイルがチューブ状に加えられる張を径方向に有するかまたは維持するように配設される。こうした張力により、切断中のピグテールの形成が低減される。さらに下流では、切断されたスリーブは、周囲長が短い外面上で送られて、摩擦が低減される。

一実施形態では、第2の周囲長は第2の位置における外面の周囲長である。切断したスリーブの回転移動は、排出中には、周囲長が短いことでスリーブと外面と間の摩擦が低減されるので改善される。一実施形態では、ローラはマンドレルから外向きに延在する。それらの延在するローラは、外面の周囲長を測定する際に考慮に入れていない。別の実施形態では、ローラはマンドレルの内側に配置される。

他の実施形態では、第2の周囲長は、ブレード用の隙間から下流に、切断されるスリーブのスリーブ長さの20%、好ましくは50%、より好ましくは80%の位置のマンドレルの周囲長である。

一実施形態では、マンドレルの周囲長は、下流の部分に向かって大きくすることができる。好ましくはないが、ブレード用の隙間から下流にスリーブ長さの20%と80%の間にあるマンドレルの外面の局所的な縮径部が、本発明の利益をすでに実現することができる。

第2の位置に向かってさらに下流では、周囲長を短くすることができて、例えばフォイルをねじることが可能になる。周囲長を短くしてさらに余裕をもたらすことによって、小さい逸脱はフォイルの特性を用いて打ち消すことができる。最後には、切断結果はピグテールが少なくなり改善される。

本出願によるマンドレルの周囲長は、マンドレルの外面の周囲長である。スリーブは、マンドレルの周りで送られる場合は、少なくともマンドレルの周りで送られることを可能にするような最小限の周囲長を必要とする。

上記の特性による一実施形態の一例は、ローラによって具現化された回転式スリーブ排出ユニットを備える。別の実施形態では、排出ユニットはアクチュエータを介してフレームに装着されている。フォイル/スリーブは、マンドレル上で、フォイルを切断して所定の長さのスリーブにできる位置に送られる。その位置に到達すると、アクチュエータはローラをフォイル/スリーブに移動させ押圧する。係合する部分は、所定のスリーブ長さよりもブレード用の隙間に近い位置に配置することができる。スリーブは切断され、切断されたスリーブの排出は、スリーブへの回転移動を含む。

一実施形態では、第1の周囲長および第2の周囲長は、軸方向に延在するマンドレルの外面のうちの概して一様の周囲長を有する部分の周囲長である。マンドレルは、軸方向のある距離にわたって延在する一様の周囲長を有するチューブ状の部分を有することができる。外面のうちのブレード用の隙間の下流の部分は周囲長がより短い。

一実施形態では、マンドレルは、ブレード用の隙間の上流にダイアフラムを備え、第1の周囲長はダイアフラムの周囲長の98%〜99.9%である。好ましくは、第1の周囲長はダイアフラムの周囲長の99%と99.5%との間である。フォイルの内周長に近い周囲長を有するこうした外面は、フォイルを径方向に位置決めしフォイルに張力をかけて、切断中のピグテールの形成が低減される。実施形態では、ダイアフラムの周囲長と第1の周囲長との差は0.25と1.6mmとの間である。

一実施形態では、第2の周囲長はダイアフラムの周囲長の90%〜99.5%である。好ましくは、第2の周囲長はダイアフラムの周囲長の95%〜99%である。第2の周囲長は、放出中のスリーブが回ることによる摩擦を低減するために、より多くの空間を可能にする。実施形態では、ダイアフラムの周囲長と第2の周囲長との差は、0.6mmと6.4mmの間、好ましくは1mmと5mmの間である。

一実施形態では、スリービングデバイスはフォイルを供給する供給ユニットを備える。その供給ユニットは、ダイアフラムの下流かつブレード用の隙間の上流に配置された少なくとも1つの搬送ローラを備える。この搬送ローラはフォイルをダイアフラム上で引っ張る。

一実施形態では、マンドレルは縮径部を備える。縮径部の上流では、マンドレルはある横断面を有する。縮径部の下流では、マンドレルは同様であるがより小さい横断面を有し、そのため周囲長が短くなる。

一実施形態では、第2の周囲長は第1の周囲長よりも0.5%超、一部の実施形態では1%超短い。それにより、切断工程を中断させることなくフォイルが自由に不足分を吸収するように十分な空間が可能になる。一実施形態では、第2の位置における半径は、少なくとも0.25mm、好ましくは少なくとも0.4mm短い。

一実施形態では、マンドレルはフォイルしわ寄せ空間を備える。第2の位置の上流のこのフォイルしわ寄せ空間により、例えばスリーブ排出ユニットによる、特に回転式スリーブ排出ユニットによるフォイルの係合の結果、フォイルをねじることが可能になる。フォイルしわ寄せ空間は第2の位置の上流で延在する。第2の位置の上流において限定された距離のねじれが可能である。フォイルしわ寄せ空間は縮径部の下流で始まる。

マンドレルがブレード用の隙間の上流に第1の半径R1を有し、第1の位置と第2の位置との間(d1→2)で同じ半径を有して延在し続ける場合は、マンドレルは体積VR1=π(R1)2*d1→2を有することになる。取り除かれた(フォイルしわ寄せ空間を形成する)体積Vremovedは、連続した体積として定義され、半径がR1の場合はVR1からマンドレルの実際の体積(Vactural)を引いたものとして定義される。Vremovedは、一実施形態によれば、少なくとも1.4cm3、好ましくは少なくとも2cm3、より好ましくは少なくとも2.5cm3である。

一実施形態では、マンドレルの外面のうちのブレード用の隙間のすぐ上流の部分とすぐ下流の部分の周囲長は概して等しい。こうした概して対称の実施形態により、フォイル上に作用する力が対称なので、切断中のピグテールの形成が低減される。しかし、対称の構成は必要というわけではない。

別の実施形態では、ブレード用の隙間はブレード用の隙間の下流側または両側に面取り部を備える。下流の面取り部によりフォイルを外面上でガイドすることが可能になる。

好ましくは、外面の周囲長は、マンドレルのうちの第1の位置から下流端にわたって実質的に一様のままである。一実施形態では、第1の位置と第2の位置との間の距離の20%超、好ましくは30%超にわたって実質的に一様の周囲長が維持される。「長い」周囲長を維持することによって、スリーブは切断デバイスに近いそのチューブ状の形態に緊密に支持されて、ピグテールが防止される。不足分は第2の位置の近くのより下流の部分で捕捉される。

好ましくは、軸方向に延在する2つのマンドレル部分は、第1の位置からマンドレルの下流の部分を形成する。それらの2つの部分は異なる周囲長を有する。それら2つの部分はそれぞれ、実質的に一様の周囲長を有する。スリーブ発射(下流)部分は周囲長が短い。

一実施形態では、第1の位置と第2の位置との間の距離は、所望の長さに実質的に等しい。排出ユニットは切断前にフォイルに係合する。回転式排出ユニットによりねじることが可能になる。周囲長が短いことにより、フォイルのねじれの範囲が限定される。第1の位置の上流のマンドレルの周囲長がより長いことにより、ねじれが切断デバイス/第1の位置に到達することが防止される。

一実施形態では、回転式スリーブ排出ユニットは切断を行った後にのみスリーブに係合する。それにより、切断前のねじれが防止される。この実施形態による一実施形態の一例は、噴射流または加圧空気ノズルによって具現化された回転式スリーブ排出ユニットを備える。フォイル/スリーブは、マンドレル上で、フォイルを切断して所定の長さのスリーブにできる位置に送られる。スリーブは切断され、排出ユニットは、切断デバイスの下流に配置された噴射水流/加圧空気ノズルによってスリーブを回転移動させる。

加圧空気をスリーブに向けて、つまりスリーブの外側表面にもしくは内側表面に向けて提供するノズル、スリーブに向けられた噴射水流、ローラおよび/またはブラシを含むがそれらに限定されない、給送ユニットおよび/またはスリーブ排出ユニットのいくつかの実施形態は、保護範囲内に包含される。

スリーブを回転移動させるために、ノズル/噴射/ローラ/ブラシの方向は、マンドレルの軸方向に対してある度をなすことができる。好ましい実施形態では、スリーブ排出ユニットは、1つのみまたはそれより多くの回転式スリーブ排出ユニットを備える。

スリーブ排出ユニットおよび/または給送ユニットは、フレームに装着されるか、マンドレルに連結されるか、またはその両方が可能である。一実施形態では、フォイル/スリーブは、フレームに装着された給送ユニット/排出ユニットとマンドレルとの間で搬送される。マンドレルに配置されたローラは、マンドレルの外面から1〜4mm、好ましくは2〜3mm延在することができる。一実施形態では、第2の位置の近くのマンドレルからのローラの径方向の延在は、第1の位置の近くのマンドレル上のローラの延在と同様である。別の実施形態では、第2の位置の近くのローラはさらに延在する。

一実施形態では、回転式スリーブ排出ユニットは、駆動装置と、被動シャフトと、シャフトに連結されたローラとを備える。ローラはフォイルの外面に係合する。フォイルは、外部ローラとマンドレルの外面から延在するローラとの間に挟まれる。

一実施形態では、駆動装置は、マンドレル/コンベヤの平面から外向きに傾斜して配置される。それにより、駆動装置間の空間が増大して、対象物に対する排出/放出中のスリーブの干渉が低減される。

好ましくは、マンドレルは、単一の軸方向を有し、直線のチューブ状の外面を備える。しかし、他の実施形態が保護範囲内で可能である。

一実施形態では、マンドレルは、フォイルを開くための上流の先端部と、スリーブ切断部と、下流のスリーブ排出部とを備える。

一実施形態によれば、第1の(切断)位置と第2の(排出のための係合)位置との間の距離は、所定のスリーブ長さよりも長い。フォイルは、マンドレル上で切断デバイスを越えて送られる。軸方向に所定のスリーブ長さのフォイルを第1の位置を越えて送ることによって、第1の位置で切断すると所定の長さの個々のスリーブが生じる。スリーブ排出ユニットは、所定のスリーブ長さよりもさらに下流に配置されたスリーブに第2の位置で係合するので、切断後にのみスリーブに係合することができる。

一実施形態では、スリービングデバイスは、スリーブを軸方向にマンドレル上で搬送するスリーブトランスポータを少なくとも1つ備え、そのトランスポータは、切断デバイスの下流に配置され、少なくとも個々のスリーブをスリーブ排出ユニットに搬送するように配設される。本発明によれば、スリーブを第1の位置から第2の位置に搬送できるように、切断デバイスと排出デバイスとの間に副次的スリーブトランスポータが設けられる。スリーブトランスポータは、第1の位置の下流に配設され、第1の位置を越えて送られるフォイルに係合するように配設される。

一実施形態では、スリーブトランスポータは、好ましくは、ローラは、第1の位置から短い距離だけ下流に配置される。スリーブトランスポータは、切断デバイスを越えてフォイル/スリーブを引っ張ることができる。

実施形態では、ローラは、マンドレルの軸方向に実質的に垂直に延在する回転軸を有する。こうしたスリーブトランスポータは、スリーブ/フォイルをねじることなくスリーブをマンドレルの軸方向に搬送するように配設される。

一実施形態では、スリーブ排出ユニットは、マンドレルの軸方向に対して20〜85度の角度、好ましくは40〜70度をなすように延在する回転軸を有する、好ましくはマンドレルに装着された少なくとも1つの搬送ローラを備える。こうした角度により、スリーブを回転移動させながらスリーブを軸方向に排出することが可能になる。一実施形態では、少なくとも2つの搬送ローラがマンドレル上でその互いに反対側に装着される。

一実施形態では、スリーブ排出ユニットの上流の外面のうち、切断デバイスの近くのマンドレルの周囲長よりも短い周囲長を有する部分は、所定のスリーブ長さの20%超、好ましくは40%超にわたって延在する。それにより、スリーブ内の一部のねじれを無効にすることができる。明示的に、本態様/特性は、フォイルが切断前に排出ユニットによって係合されるときでも分割出願の対象とすることができる。より短い周囲長の表面上では、ねじれを形成することが可能になる。フォイルはねじれる。ねじれは、より短い周囲長上で送られるフォイルに吸収される。より長い周囲長の表面上で送られる部分にはねじれを形成するための空間が無いので、ねじれはブレード用の隙間には到達することができない。

一実施形態では、マンドレルは、マンドレルの周りで送られるスリーブを切断できるようにブレード用の隙間を備える。第1の位置は、ブレード用の隙間内に、具体的にはブレード用の隙間の中心に位置する。

本発明の別の態様によれば、スリーブを容器などの製品の周りに配設するスリービングデバイス内に吊るされたマンドレルが提供される。一実施形態では、マンドレルは、フォイルを開いてスリーブを形成するように配設され、マンドレルはフォイルがその周りで送られる実質的にチューブ状の外面を有する。一実施形態によれば、マンドレルは、フォイルを切断して所定の長さの個々のスリーブを形成できるように、第1の位置にブレード用の隙間を有する。一実施形態では、マンドレルの外面は、ブレード用の隙間の上流に第1の周囲長を有する。

一実施形態では、マンドレルは、ブレード用の隙間の下流に、スリーブを軸方向にマンドレルから製品上に排出または発射しかつスリーブを軸方向の軸を中心に回転移動させるように配設された、スリーブ排出ユニットを有する。そのスリーブ排出ユニットは個々のスリーブに第2の位置で係合する。

一実施形態では、マンドレルの第1の周囲長は、ブレード用の隙間の下流のマンドレルの外面の第2の周囲長よりも長い。

第1の位置の上流では、マンドレルの外面の周囲長は、マンドレルの周りで送られるスリーブ/フォイルの内周長に近い。その外面は、フォイルがブレード用の隙間上で送られるときにフォイルを径方向に位置決めしてフォイルの張力を維持するように配設されている。第2の位置に向かってさらに下流では、例えばフォイルにしわ寄せすることが可能になるように周囲長を短縮することができる。周囲長を短くしてさらに余裕をもたらすことによって、小さい逸脱はフォイルの特性を用いて打ち消すことができる。最後には、切断結果はピグテールが少なくなり改善される。

一実施形態では、第1の周囲長および第2の周囲長は、軸方向に延在するマンドレルの外面のうちの概して一様の周囲長を有する部分の周囲長である。マンドレルは、一様の周囲長を有する、軸方向のある距離にわたって延在するチューブ状の部分を有することができる。ブレード用の隙間の下流にある外面部分はより短い周囲長を有する。

一実施形態では、マンドレルは、ブレード用の隙間の上流にダイアフラムを備え、第1の周囲長は、ダイアフラムの周囲長の95%〜99.9%、好ましくは98〜99.9%である。好ましくは、第1の周囲長はダイアフラムの周囲長の99%から99.5%である。フォイルの内周長に近い周囲長を有するこうした外面は、フォイルを径方向に位置決めしフォイルに張力をかけて、切断中のピグテールの形成を低減する。

一実施形態では、第2の周囲長はダイアフラムの周囲長の90%〜99.5%である。好ましくは、第2の周囲長はダイアフラムの周囲長の95%〜99%である。第2の周囲長は、放出中のスリーブが回ることによる摩擦を低減するために、より多くの空間を可能にする。

一実施形態では、マンドレルは、フォイルを供給する供給ユニットを備える。その供給ユニットは、ダイアフラムの下流かつブレード用の隙間の上流に配置された少なくとも1つの搬送ローラを備える。この搬送ローラはフォイルをダイアフラム上で引っ張る。

一実施形態では、マンドレルは、ブレード用の隙間とスリーブ排出ユニットとの間に搬送ローラを備える。搬送ローラにより、スリーブを排出ユニットに搬送することが可能になる。搬送ローラがフォイルの内面に外向きに向けられた張力をかけるので、搬送ローラは、回転式スリーブ排出ユニットによって係合されたときのフォイル/スリーブのねじれがブレード用の隙間/第1の位置に「到達」することを防止することができる。

一実施形態では、マンドレルは縮径部を有する。一実施形態では、マンドレルはフォイルしわ寄せ空間を備える。第2の位置の上流のこのフォイルしわ寄せ空間により、例えばスリーブ排出ユニットによる、特に回転式スリーブ排出ユニットによるフォイルの係合の結果、フォイルをねじることが可能になる。フォイルしわ寄せ空間は第2の位置の上流で延在する。第2の位置の上流において限定された距離のねじれが可能になる。フォイルしわ寄せ空間は縮径部の下流から始まる。

一実施形態では、第2の周囲長は、第1の周囲長よりも0.5%超、好ましくは少なくとも1%超、一部の実施形態では2%超短い。それにより、切断工程を中断させることなくフォイルが自由に不足分を吸収できるように十分な空間が可能になる。

一実施形態では、マンドレルの外面のうちのブレード用の隙間のすぐ上流の部分とすぐ下流の部分の周囲長は概して等しい。そのためブレード用の隙間の周りに対称の構成が設けられる。それにより、切断中のピグテールの形成が低減される。

一実施形態では、ブレード用の隙間はブレード用の隙間の下流側または両側に面取り部を備える。下流の面取り部により、切断したフォイルをマンドレルの外面に向かってガイドすることが可能になる。

好ましくは、外面の周囲長は、第1の位置の下流から、マンドレルのうちの下流端の部分にわたって実質的に一様のままである。一実施形態では、第1の位置と第2の位置との間の距離の20%超、好ましくは30%超にわたって実質的に一様の周囲長が維持される。「長い」周囲長を維持することによって、スリーブは切断デバイスに近いそのチューブ状の形態に緊密に支持されて、ピグテールが防止される。不足分は第2の位置の近くのより下流の部分で捕捉される。

好ましくは、マンドレルの2つの部分は、マンドレルのうちの第1の位置の下流の部分を形成する。それらの2つの部分は異なる周囲長を有する。スリーブ発射(下流)部分は周囲長が短い。

一実施形態では、排出ユニットは、排出中にスリーブを回転移動させるように配設される。第2の位置における外面は、第1の位置の近くの外面よりも周囲長が短い。スリーブは、より短い外面上でねじることができる。スリーブがねじれる場合は、ねじれの大部分はより小さい外面上で生じる。それにより、切断中のピグテールの形成が低減される。

一実施形態では、第1の位置と第2の位置との間の距離は、所望の長さに実質的に等しい。排出ユニットは切断前にフォイルに係合する。回転式排出ユニットによりねじることが可能になる。周囲長が短いことにより、フォイルのねじれの範囲が限定される。第1の位置の上流のマンドレルの周囲長がより長いことにより、ねじれが切断デバイス/第1の位置に到達することが防止される。

一実施形態では、第1の位置と第2の位置とは、スリーブの所定の長さよりも長い距離だけ離れている。それにより、スリーブ排出ユニットが確実にスリーブの切断後にのみスリーブに係合して、スリーブのねじれを無くし、切断中のピグテールの形成を低減する。

一実施形態では、搬送ローラは、マンドレルの軸方向に実質的に垂直に延在する回転軸を有する。搬送ローラは、マンドレル/搬送ローラの周りで送られるスリーブ/フォイルを軸方向にガイドするように配設されて、切断前または切断中のフォイル/スリーブのねじれが防止される。

一実施形態では、マンドレル上のスリーブ排出ユニットは、マンドレルの軸方向に対して20〜70度の角度をなすように延在する回転軸を有する、マンドレルに装着された少なくとも1つの搬送ローラを備える。

本発明のさらに別の態様によれば、所定のスリーブ長さのスリーブを容器などの製品の周りに配設する方法が提供される。方法は、引用して援用する国際公開第2008/088210(A1)号パンフレットに開示された特性のいずれかを含むことができる。一実施形態では、方法は、フォイルをマンドレルの外面上で軸方向に送るステップと、製品をマンドレルの軸方向と位置合わせするように製品を運ぶステップと、マンドレルの周りで送られるフォイルを第1の位置で切断して所定の長さの個々のスリーブを形成するステップと、軸方向にマンドレルから製品上にスリーブを排出することによってスリーブを製品の周りに配設するステップとを含む。

一実施形態では、第2の位置におけるマンドレルの周囲長は、第1の位置の周囲長よりも短い。

一実施形態では、方法は、回転式にスリーブを嵌めることに関し、排出は軸方向の軸を中心にしたスリーブの回転を含む。排出中のスリーブの角運動量により、製品の周りに排出および配設される間にスリーブが開く(または開いたままになる)。

一実施形態によれば、フォイルは、所定のスリーブ長さだけ第1の位置を越えて送られる。一実施形態では、所定のスリーブ長さと、第1の位置と第2の位置との間の距離とは同様である。

一実施形態では、所定のスリーブ長さだけ第1の位置を越えてフォイルを送った後にのみ、フォイル/スリーブは回転式に排出するために係合される。本発明者は、切断前にマンドレル上でフォイル/スリーブを回転させるとマンドレルの周りでフォイル/スリーブがねじれることを発見した。そうなると切断中にピグテールが形成される。切断中に、フォイルに張力が無くなると、フォイルは少し動き、切断デバイスの(1つまたは複数の)ナイフの開始位置および終了位置がフォイル内で同じではなくなり、その結果、小さいフック、いわゆるピグテールが生じる。本方法によれば、排出の一部としての回転は切断後にのみ行われて、フォイル/スリーブのねじれが防止される。

一実施形態では、排出するステップは、第1の位置から所定のスリーブ長さよりも長いある距離の位置にある第2の位置でスリーブに係合するステップを含む。スリーブが切断されると、そのフォイルは第1の位置を所定のスリーブ長さだけ越えて送られる。その長さが第1の位置と第2の位置との間の距離よりも短い場合に、フォイル/スリーブは回転移動させる排出ユニットに到達しない。

一実施形態では、方法は、スリーブを排出するための第2の位置で係合するように個々の切断したスリーブを軸方向に移動させるステップを含む。方法のこうした追加のステップは、ねじれを防止しピグテールの形成を低減する。

図面は好ましい実施形態しか示しておらず、他の実施形態が本発明の範囲内に包含されることが当業者には明らかになるであろう。図面は好ましい実施形態を示し、本発明は添付の特許請求の範囲で説明するが、本明細書は本明細書に明示的に言及する他の特性だけでなく黙示的な特性も包含できることが当業者には明らかになるであろう。それらの明示的特性または黙示的特性のいずれも本明細書または特許請求の範囲で言及する特性と組み合わせることができることが当業者には明らかになるであろう。それらの特性を対象とした分割出願が可能である。 次に、図面を参照しながら実施形態を説明する。

第1の実施形態によるスリービングデバイスおよびマンドレルの部分透視図である。

第1の実施形態によるマンドレルの部分分解図である。

第1の実施形態のマンドレルのIIIの細部を示す図である。

第1の実施形態のマンドレルのIVの細部を示す図である。

第1の実施形態によるマンドレルのVの詳細図である。

3つの実施形態による方法の5つのステップを示す図である。

3つの実施形態による方法の5つのステップを示す図である。

3つの実施形態による方法の5つのステップを示す図である。

別の実施形態によるスリービングデバイスの側面図である。

スリービングデバイス用のマンドレルの横断面の実施形態を示す図である。

スリービングデバイス用のマンドレルの横断面の実施形態を示す図である。

スリービングデバイス用のマンドレルの横断面の実施形態を示す図である。

スリービングデバイス用のマンドレルの横断面の実施形態を示す図である。

スリービングデバイス用のマンドレルの横断面の実施形態を示す図である。

スリービングデバイス用のマンドレルの横断面の実施形態を示す図である。

マンドレルの別の実施形態を示す図である。

スリービングデバイスを備えた、製品にスリーブを嵌めるためのシステムの模式図的外観を示す図である。

マンドレルの別の実施形態を示す図である。

図1に、破線で示すフォイル3を開くためのマンドレル1を示す。フォイル3は、平坦な包装体として提供される。マンドレルは、その包装体を開いてチューブ状の包装体の形態にする。そのフォイルから個々のスリーブを切り取ることができ、それらスリーブは製品の周りに配設される(図1に図示せず)。任意の例において、マンドレルは、スプレッダ(spreader)を、好ましくは上流端の近くに有することができる。スプレッダはフォイルを開くように配設される。

本出願では、「スリーブ」は、製品の周りに配設される個々のスリーブを示すものとして用いられる。一実施形態では、スリーブがスリービングデバイスに送られる。「フォイル」は、連続したストリップ状の包装体材料を示すものとして用いられ、スリーブは、それから切断される。

マンドレル1を透視できるようにするために図1においては、スリービングデバイスは、部分的にしか示していない。フレーム4は、スリービングデバイスのいくつかの要素を装着できるスリービングデバイスのフレームの一部分である。マンドレル1はスリービングデバイス内に吊るされている。搬送ローラ6はマンドレル1を吊るすように配設される。任意の例において、マンドレルの1つ以上のローラが、マンドレルが吊るされるようにスリービングデバイスのローラに係合することができる。

図1に、搬送ローラ6,7,8、排出ユニット9、および切断デバイス10を有するスリービングデバイスを示す。搬送ローラ6,7および8は、対になっているローラ6a,6b,7a,7b,8a,8bを備え、それらはマンドレル1の両側に配置されている。搬送ローラ6,7および8は、マンドレル上でフォイルを送るフォイル供給ユニットまたはフォイル搬送ユニットの一部分である。フォイル用のバッファなど、別の給送ユニットをマンドレルの上流に設けることができる。

フォイル3は、ロールなどのリザーバから送られる。フォイルは、そのロールに巻かれており、スリービングデバイスに供給する間に解かれる。図1に図示しないさらに上流の要素は、リザーバ/ロールを交換するときにもフォイルを連続して供給するためのバッファ、およびフォイル3を配置するための別のガイドとすることができる(例えば図10参照)。

フォイル3は、プラスチック製の2つの層が角36,37でつながっており、そこで折り畳まれた、平坦な連続フィルムとして提供される。平坦な形態からチューブ状の形態への移行部分では、図8aに例示するように、開くことに対する抵抗のほとんどは、角36,37によるものである。

図8aに、2つの層301,302を備えた、部分的に開いたフォイル3の横断面を示す。スリービングデバイスのスプレッダの先端部31は、フォイルをまず中間部分から開く。マンドレルは方向303,304に開く力を与える。角305,306は内側に動く。

フォイル3は、開かれ、マンドレル1の外面上を矢印12に従って送られる。フォイルは、上から下に送られ、上が上流端である。フォイル3は、搬送ローラ6,7,8と、マンドレルに装着された搬送ローラ16,17,18との間で送られる。搬送ローラ6,7,8は、駆動装置に、一部の実施形態ではトランスミッションを介してローラを駆動する単一の駆動装置に、接続することができる。駆動装置は、マンドレル1上で送られるフォイルの動きの詳細な制御のための制御装置を備えることができる。制御および制御方法の実施形態を、図6を参照しながら説明する。

マンドレル1は、開くための上流部分、すなわちフォイル3を開くスプレッダ21と、切断部22と、下流のスリーブシュータ部26とを備える。切断部22は、ダイアフラム23およびブレード用の隙間24を備える。

ダイアフラム23は、図1による実施形態では、マンドレル1のうちの、マンドレル1のチューブ状の外面の外周長が最大になる部分である。ダイアフラム23の外周長はフォイル3の内周長に非常に近い。ダイアフラム23は、フォイルに接触する面取り部様の外側縁部備えることができる。ダイアフラム23の縁部は、フォイルと点接触することができる。フォイルは、ダイアフラムに送られ、ダイアフラムは、一例では、円形に近い横断面、少なくともチューブ状の横断面を有する。したがって、ダイアフラム23は、フォイル3に対して外向きの力をもたらして、フォイルに張力をかけチューブ状の形態のフォイルをマンドレルの周りで支持する。こうしたチューブ状に加えられる張力は、ダイアフラム23上でより下流に移送されるフォイル内で維持される。

ダイアフラム23の外周長は、マンドレルのうちのダイアフラム23の上流および下流の部分の外周長よりも0.3mm、好ましくは約0.6mm、またはそれよりもっと大きい。マンドレルの他の部分では周囲長の差をさらに大きくすることができる。

ブレード用の隙間24により、フォイルを切断して個々のチューブ状のスリーブを形成することができる。ブレード用の隙間の周りの切断デバイス10を模式図的に示す。切断デバイス10は1つまたは複数、具体的には4つの作動切断ナイフを備えることができる。作動時には、ナイフがブレード用の隙間24を通る切断の動き、例えば回転移動を行ってフォイルを切断する。

マンドレルのさらに下流の部分にシュータ部26が形成されており、そのシュータ部26は、とりわけ、スリーブをマンドレルから製品に放出するスリーブ排出ユニット9,19と静電荷コレクタ28とを備える。

この実施形態では、先端部31はマンドレル1の最も上流の部分であり、フォイル3はその先端部31の周りに送られ、それにより、フォイル3が開かれ、先端部3がフォイルの包装体内に配置される。フォイル3がさらに下流にあるマンドレル1の開き部21に送られるときに、開かれたフォイル3はチューブ状の形態を有する。フォイル3は、概して円筒の形態をとる。搬送ローラ6および16は駆動され、ローラ6と16との間でフォイル3を先端部31の上で引っ張り、フォイル3を矢印12に従って運ぶ。搬送方向12はマンドレル1の軸方向35に平行である。

スリービングデバイスでは、開いたフォイル3がマンドレル1の外面の周りで送られる。フォイル3は、搬送ローラ6と16との間で搬送される。フォイル3は、ダイアフラム23に到達する。

図1の実施形態では、図2により詳細に示すように、ダイアフラム23は、マンドレル胴体40およびマンドレル胴体41の上流の先端部に配置される。ダイアフラム23の外向きの配置とダイアフラム23がその周囲に装着されたマンドレル胴体40,41とは、この実施形態では、それらが同じ一体の胴体の一部分であるかのように厳密に関連付けられている。

マンドレル胴体40,41を図2に示し、マンドレル胴体40を破線で示す。マンドレル胴体40,41は、一緒になって、フォイル3が送られる外面を形成する。マンドレル胴体40,41の表面は、チューブ状の外面の互いに反対側の外面を形成する。外面は、本出願によれば、細長いチューブ状の形態を有するマンドレル表面である。外面は、角度方向および軸方向35に延在する表面領域を有する。

マンドレル胴体40,41は、開口部43を備える。開口部43は、マンドレル1のシャフトに装着されたローラ17aを受容する。開口部43は、2つのマンドレル胴体40と41との間に形成される。ローラ7a,7bおよびローラ17a,17bは、図5に示すように、それぞれフレーム4およびマンドレル1に載せられており、マンドレル1の軸方向35に垂直な回転軸を有する。ローラ7a/7bとローラ17a/17bとの間で送られるフォイルは、軸方向35に搬送される。

搬送ローラ17,7が、ダイアフラム23の下流に配置されるので、搬送ローラ7,17が駆動されると、フォイル3は、ダイアフラム23上で引っ張られる。搬送ローラ7,17は、ダイアフラム23の下流かつブレード用の隙間24の上流に装着されている。

搬送ローラ6,16および搬送ローラ7,17は、角36,37が、それぞれフレームに装着された搬送ローラとマンドレルに装着された搬送ローラとの間で送られるように、先端部31に対して装着されている。それにより、マンドレル1上で送られるときに角36,37がさらに変形することになる。それらの角は、それぞれフレーム4に装着された搬送ローラ6,7とマンドレル1に装着された搬送ローラ16、17との間で「圧迫」される。

切断デバイス10は、マンドレル1を囲繞し、スリーブの周囲長全体に沿って外面の周りで送られるときに、位置50でフォイル3を切断するように配設される。

マンドレル胴体40は、図4に示すように、外向きに矢印51に従って、マンドレル胴体40と41との間のピン53の周りに装着されたばね52によって付勢される。本出願による外向きの付勢は、外向きに向けられたマンドレル胴体の移動をもたらす付勢を含む。

一実施形態では、付勢は、マンドレルおよびフレームに装着された反発磁石を使用してもたらされる。一例では、外向きの付勢をもたらすために空気圧式の要素が使用される。

マンドレル胴体40の外面は、ダイアフラム23を備える同じ胴体の一部分である。外向きに向けられた力51は、ダイアフラム23をフォイル3の内面に押し付ける。外向きの付勢力は、ダイアフラム上でフォイルによって加えられる何らかの内向きの圧力に抵抗するのに十分に強い。一方で、その付勢力は、例えばダイアフラム23におけるフォイル3の内周長を局部的に小さくすることによるマンドレル胴体の内向き/外向きの移動を可能にするのに十分に小さい。ダイアフラムがマンドレル胴体40,41の最も外側に突出している固定部分なので、マンドレル胴体の外向きの位置は、動作中の機器のダイアフラム23におけるフォイル3の実際の(瞬間の)周囲長によってガイドされる。

マンドレル胴体40の表面の殆ど、例えば表面部分25は、ダイアフラム23から例えば少なくとも0.05mmから0.70mm、より好ましくは0.10mmから0.35mm径方向内向きの位置に配置される。それにより、マンドレル胴体40の外面が、径方向に支持するが、前記表面の近傍においてフォイルを送るためのある程度のスペースを設けて、搬送への抵抗を低下させることができる。マンドレル胴体41の外面は、図5に示す半径55を有するが、非円形のマンドレル胴体および外面も本発明の範囲内に包含される。

一実施形態では、搬送ローラ17は、マンドレル胴体に装着されており、固定された関係で動く。

マンドレル胴体40および41はマンドレルに装着されている。一実施形態では、胴体のうちの一方は、マンドレル1のフレームの一体の部分である(例えば、図8b〜8e参照)。図1〜図4に示す実施形態では、2つのマンドレル胴体40,41は、中心シャフト140を中心に装着されている。シャフト140は、スリーブショット部107と、フォイル3を開く先端部分21とを連結する。

シャフト140には搬送ローラ17が装着されている。シャフトにはフレーム141が装着され、そのフレーム141は、ローラ17aおよび17bがその上に載せられたシャフト142を備える。

マンドレル胴体40,41は、いくつかの様式でシャフト140に装着することができる。図1〜図4による実施形態では、マンドレル胴体40,41の上流端および下流端はピン144および穴145を備える。スリーブショット部107とマンドレル先端部分21の下流端の両方もまたピン147および穴148を備える。ピン144,147は上向き134に付勢されたボール149を備える。マンドレル胴体40,41は、マンドレル胴体を先端部21とスリーブシュータ部107との間で移動させてボール149がそれぞれの穴に受容されることによって、固定された先端部21とスリーブシュータ部107との間に装着することができる。この実施形態によりマンドレル胴体を迅速に径方向に交換することができる。

マンドレル胴体40,41がボール149/穴145,148により吊るされることにより、マンドレル胴体が両方ともシャフト140に対して外向きの方向に少し移動することが可能になる。ばね52によってもたらされる外向きの付勢により、マンドレル胴体が互いから離れる方に押される。やはり外向きに付勢された構成を可能にするマンドレル胴体40,41をマンドレル内に装着する他の実施形態が可能である。

図8b〜図8fに、マンドレル内に吊るされたマンドレル胴体の様々な実施形態を横断面で示す。図8bに、シャフト140と同様の部分201がマンドレル胴体202の一体の部分である実施形態を示す。マンドレル胴体203は、軸204を中心にマンドレル内に移動可能に装着されている。軸204は、先端部21およびスリーブショット部107に連結されたシャフトとすることができる。軸204により、矢印205に従った破線で示すマンドレル胴体203の回転が可能になる。マンドレル胴体203は、マンドレル胴体202から離れる方に付勢するように外向きに付勢される。フォイル3が、マンドレル胴体202,203の周りにおいて送られるときは、マンドレル胴体の外周長は、マンドレルに送られるフォイル3の実際の内周長に応じて変わる。外向きの付勢の結果、外面の周囲長は、外面の周りで送られるフォイルの実際の周囲長に自動的に適合するようになる。

本発明の例では、マンドレルのうちのダイアフラムを担持する部分は外向きに付勢される。したがって、マンドレルは、チューブ状のフォイル内で外向きの張力をかける。他の例では、マンドレルの同じ部分がやはり、フォイルをマンドレル上でガイドするチューブ状の外向きの面を備え、そのチューブ状の部分の周囲長が、ダイアフラムの周囲長よりも短い。

図8cに、それぞれ回転軸212,213を中心に両方ともヒンジ式に移動可能にマンドレルに装着された2つのマンドレル胴体210,211を備える実施形態を示す。例えばマンドレル胴体210,211を互いから離れるように外向きの方向に押しやる反発磁石を用いることで外向きの付勢がもたらされる。

図8dに、単一のマンドレル胴体220がシャフト140と同様の部分221を備える実施形態を示す。マンドレル胴体220は2つのアーム222,223を有する。アーム222,223は、フォイルがその上で送られるマンドレルの外面を形成する。アーム222,223は、外向きに付勢された弾性の材料から構成することができるか、または付勢された要素を用いて破線で示すようにアーム222,223を押しやって外向きに曲げる。やはりマンドレルの外面の周囲長は、マンドレル上で送られる実際のフォイルの内周長に適合される。

図8eおよび図8fに別の実施形態を示す。マンドレル胴体202は、方向234に1自由度を有するマンドレルに装着されたマンドレル230に連結されている。ピンまたはレールなど、適切なガイドを用いるとこうした相対移動が可能になる。図8fでは、マンドレル胴体231と233の両方が中心シャフト232に対して方向234に従って移動することができる。

本出願による外向きの付勢は、マンドレルの外面の大部分を形成し、特にダイアフラムを備えるマンドレル胴体が図8b〜図8fの実線の位置から破線の位置に移動でき周囲長を延長するように配設される。好ましくは、付勢の結果、2つ以上のマンドレル胴体に関する外向きの移動が実質的に等しくなる。

図1〜図5に移ると、マンドレル胴体40と41は、両方ともマンドレルの大部分の外面を形成している。図1〜図5の実施形態では、マンドレル胴体は、ブレード用の隙間24の上流側60と下流側61の両方でマンドレルの外面を形成する。これらの表面60,61が同じ可動式マンドレル胴体の一部分なので、それらの相対的な外向きの位置は直接リンクしている。

好ましくは、ブレード用の隙間24の両側の外面は、互いに等しい半径/周囲長を有する。その結果、ブレード用の隙間24または第1の位置50の両側の構成が対称になる。対称的な構成により、例えばピグテールの形成が低減されることによって切断デバイス10による切断の結果が改善される。

ブレード用の隙間24の両側のマンドレルの外面60および61が安定した支持を行うので、切断が助けられ、ピグテールの形成が低減される。

上流端と下流端の両方において、面取り部62,63がブレード用の隙間24の一部分として形成されて、切断後にマンドレル3の下流の外面61上でフォイル3をガイドすることが可能になる。第1の位置50を基準に対称的な構成にするために、面取り部62,63は対称的に形成される。

フォイル3は第1の位置50を越えて所定の長さが送られる。一実施形態では、フォイルの搬送は、止まる。搬送の停止中に、切断デバイス10が、フォイル3を第1の位置50で切断して、切断長さまたは所定の長さ71を有する個々のスリーブ70を形成する。

さらに下流には、やはり搬送ローラ18および8が設けられており、それらのローラは、マンドレル1の軸方向35に垂直な回転軸を有する。それらの搬送ローラも、ブレード用の隙間24を越えて送られるフォイル3、または、切断長さもしくは所定の長さ71を有する個々のスリーブ70を軸方向に案内する。

スリーブ70は、さらに下流の排出部26まで搬送される。スリーブ70は、当初は、やはりブレード用の隙間24の下流においてマンドレル胴体40および41の外面61によって支持される。さらに下流では、スリーブの内面は、スリーブショット部81の外面によって支持される。スリーブショット部81は、好ましくは、所望の形状の、図1では円形の横断面の、チューブ状の外面を備える。

スリーブショット部81の周囲長は、マンドレル胴体40,41の周囲長よりも短くすることができる。そのようにすることで、スリーブ70の搬送が妨げられることはない。スリーブショット部81は、マンドレル3の下流端に連結され、排出ローラ9と協働する搬送ローラ19を備えることができる。ローラ9および19は一緒になって、排出ユニットを形成する。回転軸90は、図1では、軸方向35に対して角度50度で配置され、その回転軸90により、排出ユニットが第2の位置91でスリーブ70に係合し、矢印92に従った回転の動きと併せた下向きの推力をスリーブに与えることが可能になる。

スリーブ70は、軸方向35に発射される。その角速度により軸方向を中心に回転することになる。

角運動量をスリーブにもたらす排出ユニットの他の実施形態は、スリーブショット部に対してある角度に向けられた噴射水流または加圧空気を含む。

第1の位置50は、切断デバイス24のブレードまたはナイフがスリーブをそこで切断するスリービングデバイスの位置である。第2の位置91は、スリーブをマンドレルから排出または放出し始めるために排出ユニット9/19がスリーブ70にそこで係合する位置である。

一部の実施形態によれば、スリーブ70の所定の長さ71は第1の位置と第2の位置との間の距離94にほぼ等しい。排出ユニット9/19は、切断前にすでにスリーブ70に係合することになる。

図1の実施形態では、スリーブ70の所定の長さ71または切断長さは、第1の位置50と第2の位置91との間の距離よりも短い。フォイル3/スリーブ70は、排出ユニット9/19によって第2の位置で係合することなしに第1の位置50を越えて所定の長さだけ送られる。フォイル3/スリーブ70は、切断前には軸方向にのみ送られる。それにより、排出ユニットによる係合がスリーブをねじることができるので、ピグテール(pigtails)が低減される。

搬送ローラ8,18は、切断後にスリーブ70に係合し、スリーブを排出ユニット9/19に搬送することができる。図示の実施形態では、「後に係合」とは第1の位置と第2の位置との間の距離の結果である。

スリーブショット部81が、より短い周囲長を有すると、排出ユニット9/19に運ばれるときにスリーブ70に与えられる空間が追加され/支持が少なくなる。排出ユニット9/19が、発射時に角運動量をスリーブに与えるので、その追加の空間を用いて、マンドレル1の周りでスリーブ70をある程度ねじることを可能にすることができる。

次に、製品にスリーブを嵌める方法の一部の実施形態を図6aと併せて説明する。図6aに、各搬送ローラに関して駆動制御装置に提供される制御信号と併せて、一実施形態によるスリーブを嵌める工程の4つのステップを模式図的に示す。図6aに3組の搬送ローラS1,S2,S3を示す。搬送ローラS1,S2,S3はそれぞれ搬送ローラ7,8,9に該当する。

搬送ローラS1およびS2は、フォイル401をマンドレル403の周りにおいて送る。搬送ローラS1およびS2は、フォイルを軸方向404に動かす。搬送ローラS3は、スリーブ移送ローラであり、所定の長さのスリーブをマンドレルから、軸方向に位置合わせされた製品445に放出する排出ユニットの一部分である。

この例では、マンドレル403の外面の周囲長は、ブレード用の隙間405の上流側と下流側とで実質的に等しい。図6aには、直径410が示されているが、本発明は円形の横断面に限定されない。排出ユニットおよび搬送ローラS3の近く(第2の位置)のスリーブショット部411の周囲長は、ブレード用の隙間405の上流(第1の位置)の外面の第1の周囲長よりも短い。ブレード用の隙間の近くでは、ブレード用の隙間の上流の外面は、フォイルの周囲長よりもわずかに短いだけの周囲長を有することによってフォイルを支持し、その結果、チューブ状に加えられる張力がフォイル内のダイアフラムからの張力と同様になり、それにより、切断中の変形が低減される。排出ユニットS3の近くでは、直径412に応じて直接的に変わる周囲長によって、スリーブ/フォイルはその軸方向を中心にスリーブが回転できるようにあまり支持されない。

明確にするために図6aに電荷コレクタを図示しない。搬送ローラS1,S2,S3の反対側にあるマンドレル403上の搬送ローラも図示しない。搬送ローラS1,S2,S3は、マンドレルの同じ反対側に示しているが、それらを異なる側に配置できることは明らかであろう。

マンドレル403は、ブレード用の隙間405を第1の位置406に有する。図1と同様の切断デバイスが、第1の位置406の近くのスリービングデバイスのフレームに装着されており、切断が可能になっている。

ステップ1では、図6aに示すように、フォイル401は、第1の位置406を所定の長さ415分、越えて搬送される。フォイル401の搬送を可能にするために、S1およびS2(またはそれぞれの駆動装置)に制御信号420,421がそれぞれ提供される。この実施形態では、所定の長さ415分、第1の位置406を越えて搬送されたときにフォイル401の動きが止まる。ステップ1とステップ2の間に、フォイル401が、切断され、所定の長さのスリーブ423が形成される。切断デバイスによる切断は、図6aに示すように信号424によって制御される。

ステップ2の後、ステップ3の前に、フォイル401は、マンドレル403上で搬送される。S1は、信号422で駆動される。スリーブ423は、下向きにマンドレル上で搬送される。S1は、所定の長さのフォイルを第1の位置406を越えて搬送する。搬送ローラS2は、スリーブを軸方向に下流の排出ユニットS3に向かって押す。排出ユニットS3は、スリーブに第2の位置442で係合する。S2とS3との間の距離441は長さ415よりも少し短い。スリーブ423の搬送中は、スリーブは搬送ローラS2もしくはS3またはその両方によって係合されている。

ステップ3では、フォイル423は、すでにS3に到達しており、搬送ローラS3と係合している。搬送ローラS3は、スリーブ423を軸方向に押しやり、矢印429に従って回転移動させる。搬送ローラの駆動は制御信号430で制御される。

搬送ローラS3が、2つのタイプの動きをスリーブに伝えるので、駆動エネルギーは、搬送ローラS1,S2よりも高くなる。軸方向と搬送ローラS3の軸との間の角度が小さくなる場合は、S3の回転速度が上昇する。

この実施形態では、フォイル403およびスリーブ423が同様の速度で搬送されるが、スリーブ423を切断の直後により速い速度で移動させることが可能である。

この実施形態では、ステップ3の直後に搬送ローラS2が、これ以上スリーブ423に係合しなくなるとすぐに、搬送ローラS3は、ステップ3の直後に高いピーク444を有する信号430に示すずっと速い速度で駆動される。ピーク444の間、スリーブ423の軸方向の移動とその回転速度の両方が、実質的に上昇する。それにより、マンドレルの軸方向と位置合わせされた、コンベヤによって運ばれる製品445の周りにスリーブ423を配設することが可能になる(図6aに図示せず)。

排出と同時に、フォイル403は所定の長さだけ移動し、ステップ4でその工程が繰り返される。

製品にスリーブを嵌める方法に関する別の実施形態を図6bと併せて説明する。図6bに、各搬送ローラに関して駆動制御装置に提供される制御信号と併せて、本発明の実施形態によるスリーブを嵌める工程の4つのステップを模式図的に示す。図6bに2組の搬送ローラS11,S13を示す。搬送ローラS11,S13はそれぞれ搬送ローラ7,9に該当する。

搬送ローラS11は、フォイル1401をマンドレル1403の周りで送る。搬送ローラS11は、フォイルを軸方向1404に動かす。搬送ローラS13は、所定の長さのスリーブをマンドレルから、軸方向と位置合わせされた製品1445に放出する排出ユニットの一部分である。

マンドレル1の外面403の周囲長は、ブレード用の隙間1405の上流側と下流側とで実質的に等しい。図6bには直径1410が示されているが、本発明は、円形の横断面に限定されない。排出ユニット(第2の位置)および搬送ローラS13の近くのスリーブショット部1411の周囲長は、ブレード用の隙間1405の上流(第1の位置)の外面の第1の周囲長よりも短い。ブレード用の隙間の近くでは、その外面がフォイルを支持し、それにより、切断中の変形が低減される。排出ユニットS13の近くでは、ここでは直径1412で示す周囲長によって、スリーブ/フォイルはその軸方向を中心にスリーブが回転できるようにあまり支持されない。

明確にするために図6bに電荷コレクタを図示しない。搬送ローラS11およびS13の反対側にあるマンドレル1403上の搬送ローラも図示しない。搬送ローラS11,S13は、マンドレルの同じ反対側に示しているが、それらを異なる側に配置できることは明らかであろう。

マンドレル1403は、ブレード用の隙間1405を第1の位置1406に有する。図1と同様の切断デバイスが、第1の位置1406の近くのスリービングデバイスのフレームに装着されており、切断が可能になっている。

ステップ1では、図6bに示すように、フォイル1401は、第1の位置1406を越えて所定の長さ1415分、搬送される。フォイル1401の搬送を可能にするために、ローラS11(またはそれぞれの駆動装置)に制御信号1420が提供される。

この実施形態では、所定の長さ1415が第1の位置1406を越えて搬送されたときにフォイル1401の動きが止まる。

ステップ1とステップ2の間に、フォイル1401が切断され、所定の長さのスリーブ1423が形成される。切断デバイスによる切断は、図6bに示す信号1424によって制御される。

ステップ2の後、ステップ3の間に、フォイル1401は、マンドレル1403上で搬送される。S11は信号1422で駆動される。スリーブ1423は、下向きにマンドレル上で搬送される。フォイル1401が、スリーブを押すことができるか、またはスリーブ1423が、フォイルの切断後に下向きに落下することができる。S11は、所定の長さのフォイルを第1の位置1406を越えて搬送する。

排出ユニットS13は、スリーブに第2の位置1442で係合する。第1の位置1406と第2の位置1442との間の距離が長さ1415よりも長いので、スリーブ1423はしばらくの間係合されない。

ステップ3では、スリーブ1423はすでにS13に到達しており、搬送ローラS13がスリーブの外側表面に係合して、スリーブ1423をローラS13とマンドレルの外面1411との間に留める。搬送ローラS13は、スリーブ1423を軸方向に押しやり、矢印1429に従って回転移動させる。搬送ローラの駆動は制御信号1430で制御される。

搬送ローラS13が2つのタイプの動きをスリーブに伝えるので、駆動エネルギーは、搬送ローラS11よりも高くなる。軸方向と搬送ローラS13の軸との間の角度が小さくなる場合は、S13の回転速度が上昇する。

この実施形態では、フォイル1403は、スリーブ1423を排出ユニット/第2の位置に向かって押す。

この実施形態では、ステップ3の前にすでに、搬送ローラS3は、高いピーク1444を有する信号1430に示すずっと速い速度で駆動される。ピーク1444の間は、スリーブ1423の軸方向の移動とその回転速度の両方が実質的に上昇する。それにより、マンドレルの軸方向と位置合わせされた、コンベヤによって運ばれる製品1444の周りにスリーブ1423を配設することが可能になる(図6bに図示せず、図6bの紙面内または紙面外にある)。

排出と同時に、フォイル1403は、所定の長さだけ移動し、ステップ4でその工程が繰り返される。

図6bでは、ローラ1452,1453の駆動ユニット1450,1451を互いにマンドレル1403の反対側に示している。駆動ユニットは、それぞれシャフト1454,1455を有する。駆動装置が制御されると、シャフト1454,1455が回転し、ローラ1452,1453がスリーブに推力を与える。シャフトの軸は、マンドレルの軸およびコンベヤの搬送方向に平行には配置されない。駆動ユニットは、マンドレル1403の下を通るコンベヤおよび容器1445を囲繞するように、下向きに、マンドレルから外向きに離れる方に配置される。マンドレルの軸(またはマンドレルおよびコンベヤの平面)に対して少なくとも5度の角度で駆動ユニットを配置することによって、対向する駆動ユニット間により大きい空間が作られる。シャフト1454,1455を一端に有する細長い駆動ユニットは、直立姿勢から開始して底の端部を外向きに傾けた後で駆動ユニット長手方向軸を中心に回転させるように配置される。

次に、製品にスリーブを嵌める方法の一部の別の実施形態を、図6cを参照しながら説明する。図6cは、各搬送ローラに関して駆動制御装置に提供される制御信号と併せて、本発明の実施形態によるスリーブを嵌める工程の4つのステップを模式図的に示すという点で、図6aおよび図6bと同様である。図6cに2組の搬送ローラS21,S23を示す。搬送ローラS21,S23は、搬送ローラ7,9に該当する。

搬送ローラS21は、フォイル2401をマンドレル2403の周りで送る。搬送ローラS21は、フォイルを軸方向2404に動かす。搬送ローラS23は、スリーブ移送ローラであり、所定の長さのスリーブをマンドレルから、軸方向と位置合わせされた製品2445に放出する排出ユニットの一部分である。

マンドレル2403の外面の周囲長は、ブレード用の隙間2405の上流側と下流側とで実質的に等しい。図6cには直径2410が示されているが、本発明は、円形の横断面に限定されない。排出ユニットおよび搬送ローラS23の近くのスリーブショット部2411の周囲長は、ブレード用の隙間405の近くの周囲長よりも短い。

実際に、マンドレル外面は、ブレード用の隙間2405からローラS23の半分までは実質的に一様の周囲長を有する。縮径部の後の残りの半分は、やはり実質的に一様であるがより短い、例えば少なくとも1%短いかまたは好ましくは少なくとも5%短い周囲長を有する。

ブレード用の隙間の近くでは、外面はフォイルを支持し、それにより、切断中の変形が低減される。排出ユニットS23の近くでは、ここでは直径2412で示す周囲長によって、スリーブ/フォイルはその軸方向を中心にスリーブが回転できるようにあまり支持されない。

マンドレル2403は、ブレード用の隙間2405を第1の位置2406に有する。図1と同様の切断デバイスが、第1の位置2406の近くのスリービングデバイスのフレームに装着されており、切断が可能になっている。

ステップ1では、図6cに示すように、フォイル2401は、第1の位置2406を越えて所定の長さ2415分、搬送される。下流端は、かろうじてローラS23によって係合されている。フォイル2401の搬送を可能にするために、S21(またはそれぞれの駆動装置)は、制御信号2420を用いて駆動される。

この実施形態では、所定の長さ2415分、第1の位置2406を越えて搬送されたときにフォイル2401の動きが止まる。

ステップ1とステップ2との間に、フォイル2401が切断され、所定の長さのスリーブ2423が形成される。切断デバイスによる切断は、信号2424によって制御される。

ステップ2の後、ステップ3の間に、フォイル2401は、マンドレル2403上で搬送される。S21は、信号2422で駆動される。S21は所定の長さのフォイルを第1の位置2406を越えて搬送する。

スリーブ2423は、下向きに、排出ユニットS23によって係合されたマンドレル上で搬送され、回転しながら放出される。

ステップ3では、搬送ローラS23は、スリーブ2423を軸方向に押し続け、矢印2429に従って回転移動させる。搬送ローラの駆動は制御信号2430によって制御される。

搬送ローラS23が、2つのタイプの動きをスリーブに伝えるので、駆動エネルギーは搬送ローラS21よりも高くなる。軸方向と搬送ローラS23の軸との間の角度が小さくなる場合は、S23の回転速度が上昇する。高いピーク2444を有する信号2430は、排出ローラS23の回転速度がより高いことを示す。ピーク2444の間は、スリーブ2423の軸方向の移動とその回転速度の両方が実質的に上昇する。それにより、マンドレルの軸方向と位置合わせされた、コンベヤによって運ばれる製品2445の周りにスリーブ2423を配設することが可能になる(図6に図示せず)。

排出と同時にフォイル2403が所定の長さだけ移動し、ステップ4でその工程が繰り返される。

図9に、図6cによる方法のためのデバイスの一実施形態の側面図を示す。ここで、スリーブ102の所定の長さまたは切断長さ101は、第1の位置104と第2の位置105との間の距離に実質的に等しい。

図9にスリーブ102の発射または排出を示す。スリーブ102は、部分的に排出された配置で示されている。スリーブ102は軸方向109に発射され、同時に、角運動量が与えられる。

スリーブ102は、マンドレルの下流端の近くに装着された、静電気を収集する電荷コレクタ150に沿って搬送される。

スリーブ102は、製品130を覆うように配設される。製品130は、コンベヤ132によって方向133に運ばれる1列の製品131のうちの1つである。製品134には、すでに所定の長さの個々のスリーブ135が提供されている。コンベヤ132は、マンドレルの下で製品を運び、製品をマンドレルの軸方向と位置合わせする。一実施形態では、製品131は、連続して搬送される。

この実施形態では、第1の位置と第2の位置との間の外面は、周囲長が異なる2つのチューブ状の表面領域を備える。それらチューブ状の表面領域は、軸方向における実質的な外面の半径によって特徴づけられる。2つのチューブ状の表面領域は縮径部によって分割されている。

ブレード用の隙間24のすぐ下流では、外面は、スリーブショット部107のチューブ状の外面よりも周囲長が長い胴体によって形成される。一実施形態では、より長い周囲長から短い周囲長への移行部、ここでは縮径部が、第1の位置と第2の位置との間のスリーブの所定の長さの約30〜70%の位置に配置される。切断前に、スリーブ70は、すでに排出ユニット9/19によって係合されており、それにより、排出ユニット9/19の近くである程度スリーブがねじられる。しかし、ブレード用の隙間24の近くの外面161の周囲長がスリーブ70の内周長よりも少ししか短くないので、外向きの付勢の結果、フォイル3/スリーブ70のねじれは、スリーブのうちの周囲長が短いスリーブショット部107を囲繞する部分にのみ形成される。ブレード用の隙間24の近くのマンドレルの周囲長とスリーブの内周長との間の空間または余裕により、その領域におけるスリーブのねじれが防止される。スリーブがねじれていないと、排出ユニットが切断前にすでにスリーブに係合していても、ピグテールの形成を低減した状態でスリーブを切断することができる。

図9による実施形態では、スリーブ102上には、スリーブのうちの移行部111の下流に配置された部分にねじれ110が示されている。ねじれは、スリーブのうちスリーブショット部107を囲繞する部分にしか生じない。

さらに別の実施形態では、別のダイアフラムが、ブレード用の隙間24の下流かつ排出ユニット9/19の上流に配置される。こうしたダイアフラムにより、ねじれがブレード用の隙間24に到達することが防止される。

図1、図2、および図9による実施形態では、静電気を収集する電荷コレクタ28,150がマンドレル3の下流端の近くに配置される。静電荷コレクタ28,150は、胴体181から外向きに延在する導電性のフィラメント180を備え、その胴体181は、ピン182を用いてマンドレル31の下流端に装着することができる。スリーブ70,102は、コレクタ28,150を通る。一実施形態では、フィラメントはスリーブと接触するように延在する。

フォイル3の内側表面上でも静電気が収集される。その静電気は、他の表面へのフォイルの摩擦または接着が生じる恐れがあるか、またはフォイルを平坦な包装体の形状に戻す内向きの力さえももたらす恐れがある。

マンドレル1に装着されたコレクタ28,150は、フォイル3/スリーブ70の内側表面に存在する静電荷を収集するように配設される。電荷コレクタ28,150は、スリーブがコレクタ28,150を通るときに、フォイルの内側に存在する正電荷および負電荷を収集する。それらの電荷は、フィラメント180などの電荷コレクタ要素に伝達される。電荷は、フィラメントで収集され、導電性の材料を含む胴体181に分配される。フィラメントは、互いに電気的に接続することができ、収集された正電荷と負電荷とは相殺されて、すでにフォイルに存在する静電荷が減少する。任意の実施形態では、静電荷をフォイルの内側表面に再分配するように電荷コレクタを配設することができる。

静電荷は、例えば後続のステップでスリーブを発射した後に電気的に放出することができ、これは、好ましくはコレクタ28,150を囲繞するスリーブがない間に実行される。図7に側面図を示す。一実施形態では、コレクタ28,150は電荷キャパシタを備えるかまたはそれに接続されている。他の例では、電荷コレクタ28,150は、より上流に配置され、一例ではスリーブの内側から電荷を収集する電荷コレクタを備えた内側フォイル放電ユニットが、マンドレルの上流のフォイル供給ユニットに配置される。

コンベヤ132は、1列の容器131を支持する。スリーブ135は、製品134の周りに発射される。製品130は、マンドレル1の下流端の下を移動し、方向109に発射されるスリーブ70を受容する準備ができている。

製品にスリーブを嵌める工程の間に、短期間の間は、コレクタは、スリーブによって囲繞されていない。導体185の鋭利な先端部186が、スリービングデバイスのフレーム4によって形成されたアース187に接続されていることにより、収集した静電荷をコレクタ28から電気的に放出することが可能になる。

コレクタ28に電荷を収集した結果、先端部186とフィラメント180との間に高電界を形成することができる。こうした電界は、コレクタ28と先端部186との間に火花放電188を生じるのに十分に強い。コレクタ28と先端部186との間の数ミリメートルの火花ギャップを維持することができる。1000V/mmの電界を得ることができる。

図には内側スリーブからの静電荷のための放電ユニットの可能な実施形態のみを示す。内側スリーブ放電ユニットは、マンドレルに配設された、導電性の材料を含む電荷コレクタ28を備える。その材料は、マンドレルの外周面の少なくとも一部分に沿って少なくとも配設される。好ましくは、その材料、例えばフィラメント180は、コレクタの胴体181から外向きに向けられる。コレクタは、外向きに延在する単一の層または図1に示すような複数の層のフィラメントを備えることができる。

内側スリーブからの静電荷のための放電ユニットの一部分として、放電器の先端部186はフレームに装着される。その先端部は、マンドレル上のコレクタに接続された導体から短い距離の位置に装着され、放電器はアースに接続される。

一実施形態では、放出した電流/電荷を測定するための電流計または電荷計が放電器に接続される。放電が閾値よりも低い場合は、コレクタの摩耗が示されている場合がある。

図1/図7による実施形態では、放電器の先端部186とコレクタ28は互いに直接接続されていない。本発明の一態様による電荷の除去は、2つの連続するステップ:マンドレルに装着されたコレクタ上で静電荷を収集することによってスリーブから電荷を除去する第1のステップであって、反対の電荷の相殺をすでに含む、第1のステップと;フレームに装着された導体を介した放電により、収集した電荷を除去する第2のステップとを含む。

静電荷が除去されると、電荷コレクタ28は、より上流に配置されている場合は、次のスリーブまたはフォイルから静電荷負荷をさらに収集することができる。

放電器の先端部186は、コレクタ28の周りにスリーブが存在しない期間に先端部186をコレクタ/フィラメントに実際に接触させるアクチュエータを備えることができる。スリーブが通る間は、アクチュエータは、スリーブが通ることを可能にするために外向きに移動するように放電器の先端部を制御する。

放電器の先端部186は、図7では搬送方向133に関してマンドレル1の上流側に示すが、図7の紙面の内外に、搬送方向133に沿って下流側に配置することも好ましい。スリーブは、方向109に排出されると、製品130の移動によって下流方向133に移動することもでき、放電器の先端部に衝突することもできる。

一部の実施形態では、静電気コレクタは、より上流に装着される。やはり放電器の先端部186は、マンドレルの下流端の近くに配置することができる。電荷コレクタは、先端部186の近傍においてより上流のコレクタをマンドレルの先端部の近くの位置と接続する導体を備えることができる。収集された電荷は、やはり火花放電によって除去することができる。

一部の実施形態では、フォイル3を通して電気火花放電が起きる。フォイルが穿孔を備える場合は、火花は、好ましくはそれらの穿孔を通して放出される。放電器の先端部186は、フォイル3の一方の側で、より上流に配置することができ、フィラメントを備えた静電気の電荷コレクタは、フォイル3の反対の内側に配置される。十分な電荷が収集されると、電荷は、フォイルを通して収集および放出される。

図示しないが、場合によっては、スリーブの外側からの静電荷のための放電ユニットがいずれかの実施形態と組み合わせられる。こうした静電放電ユニットは、フォイル3またはスリーブ70の外面の近くに、または、それに接触して装着された電気導体を備えることができる。電気導体は導電性のフィラメントを備えることができる。内向きに向けられた複数のフィラメントを、スリーブ通路の周りに配置することができる。電荷コレクタは、リング様の導体を備えることができる。グランドへの常時接続は利用可能なので、収集された電荷をすぐに放電することができる。コレクタは、スリービングデバイスのフレームに装着される。

導電性のフィラメントは、鋭利な先端部を有する。電荷コレクタ28に電気導体が複数ある構成によりマルチニードル構造の電気導体が形成される。

一実施形態では、電荷コレクタは、引用して援用する米国特許第3,757,164号に示されているようなブラシまたは他の実施形態を備える。明らかに、本発明によるコレクタは、米国特許第3,757,164号から知られているフィラメントの特性、実施形態、および特に構成のいずれかを備えることができる。

図10に、容器にラベルを貼付するシステムを模式図的に示す。フォイルのストック501内にフォイルのロール500が設けられている。そのロールはフォイル502を提供する。フォイルはバッファ503に送られる。バッファ503は、例えばロール500を交換するときに、マンドレル507および排出ユニット508を備えたスリービングデバイス506まで連続して送るように、フォイルを緩衝することができる。スリーブ510は、切断され、コンベヤ512に支持され運ばれる容器509に発射される。容器は、排出ユニット508と位置合わせされる。コンベヤ512は、スリーブを嵌められた容器をさらに下流に、例えばスチームオーブン513中に搬送する。フォイル502は熱収縮フォイルである。スチームは、スリーブを収縮させ、そのスリーブは、容器に貼り付けられて、ラベルが貼付された容器518が提供される。

図11に本発明によるマンドレル800の別の例の細部を示す。この例では、マンドレル800上で送られるフォイルは、図示しない。フォイルは、方向818に下向きにマンドレル上で供給されることになる。マンドレル800は、ダイアフラム804とブレード用の隙間805との間に配置された搬送ローラ816を有する。搬送ローラ816は、マンドレルに装着されたスリービングデバイスの対応するローラと協働することができる。互いに協働するローラは、それらの間にフォイルを挟んでいる。スリービングデバイスの搬送ローラ(図示せず)は、駆動装置を備えることができる。ローラは、適切なパターンに従って制御装置によって駆動される。ローラは、スリービングデバイス内のマンドレルに装着されるように配設される。フォイルは、ローラ816によってダイアフラム804上で引っ張られる。それにより、フォイルにしわが形成されること、または、それどころかフォイルの供給が完全にブロックされることが防止される。

ダイアフラム804は周囲長C1を有する。その周囲長C1はマンドレル上で送られるフォイルの内周長にほぼ一致する。フォイルを径方向外向きにチューブ状の形態にするようにフォイルを径方向に配置することで、マンドレル上で送られるフォイルに張力がかけられる。本明細書で説明する任意の例において、マンドレルは、フォイルを径方向に配置するように配設されたダイアフラム804を備えることができる。いずれの例においても、ダイアフラム804をブレード用の隙間805の上流に配置することができる。

ブレード用の隙間805の上流にあるマンドレルの外面801は、周囲長C1に近いがそれよりも少し短い第1の周囲長C2を有する。外面801は、マンドレル800のうちの軸方向のある距離にわたって延在する外面の一部分を形成する。ここでは、軸方向の長さ820は一様の第1の周囲長C2を有する。一実施形態では、第1の周囲長C2は、一例では軸方向の長さ820に沿ったどの位置でも、周囲長C1よりも少なくとも0.5%短い。半径の差は矢印810で示す。第1の周囲長C2はマンドレル上で送られるフォイルの内周長よりも少し短いだけなので、マンドレル800上をガイドされるフォイルの摩擦を有意に増大させることなく、一方で外面801がフォイルを径方向に位置決めする。ダイアフラムと組み合わせることで張力が維持される。例では、第1の周囲長は、ブレードの上流部分のマンドレルの外面の周囲長であり、ダイアフラムの周囲長よりも少し短く、外面のうちの有意の摩擦なしに径方向に位置決めする部分である。

この例では、上流の面取り部806および下流の面取り部807がブレード用の隙間のすぐ上流および下流にマンドレル800に形成されている。それらの面取り部806、807は、外面の一部分ではなく、周囲長が有意に短い。面取り部806、807はブレード用の隙間の一部分である。面取り部807は、マンドレル800のさらに下流の部分の外面802上でフォイルの端部のガイドを可能にするように配設される。面取り部807は、フォイルを外面上で送るために外向きにガイドする。面取り部806は、ピグテールを減らすためにブレード用の隙間において対称的に形成されている。

他の実施形態では、それぞれブレード用の隙間805のすぐ上流と下流の外面801、802の周囲長は互いに概して等しいが、図11の例では周囲長C2とC3とは異なる。第2の周囲長C3は第1の周囲長C2よりも短く、その差を半径の差811で示す。図11の例はあまり好ましい例ではない。外面801、802の周囲長C2、C3は、好ましくは、ピグテールの形成が低減されるように、概して、ブレード用の隙間805/面取り部806/807のすぐ上流と下流とで互いに等しい。対称の構成が好ましい。

さらに下流、例えば、部分825はブレード用の隙間805の下流のゾーンを示す。SLはスリーブ長さであり、ブレードと排出ユニット830との間の距離にほぼ一致する。図11の例では、スリーブ長さSLの方が少し短い。ゾーン825はスリーブ長さSLの20%〜80%の距離にある領域である。このゾーンでは、マンドレルを図6aと同様に縮径することができ、周囲長C4は周囲長C3よりも短くなる。

図11の実施形態では、マンドレル800のうちのブレード用の隙間805の下流の部分は外面802が周囲長C3=C4を有する。外面802を有するマンドレルの下流の部分は、一様の周囲長を有する。他の実施形態では、外周長は変動することができる。

図11による実施形態により、(所定のスリーブ長さをブレード用の隙間805を越えて送った後で)所定のスリーブ長さSLを有するスリーブを切り取ることが可能になり、切り取ったスリーブがスリーブ排出ユニット831のローラ830に「落下」することが可能になる。外面802はより短い周囲長を有するので、外面802上を摺動するフォイルの摩擦は、さらに減少して、図6a〜図6cの例とは逆に(またはそれに加えて)フォイルが重力によって下向きに矢印818に従って摺動することが可能になる。

スリーブ排出ユニット831は、図示の実施形態では、外面802の下流にあるマンドレル800の端部に装着可能な別個の部品である。ほとんどの実施形態では、周囲長C4以下の周囲長C5を有する。しかし、C5をC4よりも長くすることができる。

一実施形態では、スリーブショットユニット831のローラ830は、径方向に外面832から延在して、フォイルがその上で送られる周囲長を局部的に増大させることができる。本出願によれば、ローラの半径の拡大による周囲長の増大は、第2の周囲長809を評価するときに考慮に入れられていない。

本発明による第2の周囲長を決定する位置は、好ましくは第2の位置の近くの位置であり、フォイルがローラ830によってその位置で係合される位置である。

実施形態では、外面802の周囲長はブレード用の隙間805の下流でのみ短くなる。それにより、フォイルの給送の経路の妨害が防止される。

ダイアフラムを有する外向きに付勢されたマンドレル胴体との組み合わせでは周囲長C1〜C4は、それらの周囲長を可動式のマンドレル胴体の周りでとるときは変動できることに留意されたい。

表1は、 チューブ状のフォイルの内周長C0 ダイアフラムの位置の周囲長C1 ダイアフラムとブレード用の隙間との間の(第1の)周囲長C2 ブレード用の隙間805からスリーブ長さの約10%下流の位置の周囲長C3 ブレード用の隙間からスリーブ長さの約80%下流の位置の(第2の)周囲長C4 排出ユニット830の外面の周囲長C5 の組み合わせの8つの例を提示する。 周囲長の単位はmmである。

マンドレルの実施形態のいずれも様々なスリーブ長さと組み合わせることができる。特に、C3

いずれの実施形態においても、C2を第1の周囲長とすることができ、周囲長C3,C4,C5のいずれかを第2の周囲長とすることができる。

例E7は、排出ユニットにおける増大した周囲長を、ブレード用の隙間の下流部分の有意に縮小された周囲長と組み合わせた例を示す。例E7はC3およびC4に有意の縮径部を備え、それにより、所定の長さのスリーブをフォイルから切断した直後にスリーブが自由落下することが可能になる。スリーブはスリーブ排出ユニットに落下する。

明らかに、多くの異なる実施形態が本発明の範囲内で可能である。

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