手押し車

申请号 JP2016546626 申请日 2015-08-31 公开(公告)号 JP6252683B2 公开(公告)日 2017-12-27
申请人 株式会社村田製作所; 发明人 毅至 林; 毅至 林;
摘要
权利要求
  • 本体部と、
    進行方向に対して前記本体部の左側に設けられた左車輪と、
    進行方向に対して前記本体部の右側に設けられた右車輪と、
    前記左車輪の回転軸の周りに前記左車輪を回転させる左車輪用駆動部と、
    前記右車輪の回転軸の周りに前記右車輪を回転させる右車輪用駆動部と、
    前記左車輪用駆動部および前記右車輪用駆動部を個別にフィードバック制御する制御部と、
    前記左車輪および前記右車輪の回転軸の周りの角速度をそれぞれ検出する車輪角速度検出部と、を備え、
    前記制御部は左車輪制御部および右車輪制御部を有し、
    前記 左車輪制御部は、前記左車輪および前記右車輪の回転軸の周りの前進方向を正とした角速度の平均成分を演算し 、前記左車輪の角速度 から前記右車輪の角速度 を減算した角速度を第1の差分成分 として演算し、前記平均成分 に、状況に応じて決定される0以上0.5以下の任意の係数で重み付けされた前記 第1の差分成分 加算することにより前記左車 輪の擬似角速度 を演算し、
    前記右車輪制御部は、前記左車輪および前記右車輪の回転軸の周りの前進方向を正とした角速度の平均成分を演算し、また前記右車輪の角速度から前記左車輪の角速度を減算した角速度を第2の差分成分として演算し、前記平均成分に、前記係数で重み付けされた前記第2の差分成分を加算することにより前記右車輪の擬似角速度を演算し、
    前記制御部は、前記左車輪および前記右車輪の擬似角速度と、前記左車輪および前記右車輪に対して共通の車輪角速度指令値との差分が0になるように前記左車輪用駆動部および前記右車輪用駆動部を個別に制御する、手押し車。
  • 本体ピッチ角度検出部をさらに備え、
    前記本体部は、前記左車輪および前記右車輪に対してピッチ方向に回転可能に支持され、
    前記本体ピッチ角度検出部は前記本体部のピッチ方向の回転角度を検出し、
    前記制御部は、前記本体部のピッチ方向の回転角度に基づいて前記車輪角速度指令値を演算する、請求項1に記載の手押し車。
  • 前記左車輪および前記右車輪に対するブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作受付部を備え、
    前記制御部は、前記ブレーキ操作の操作量が大きくなるにつれて、前記左車輪および前記右車輪の擬似角速度における前記 係数を大きくする、請求項1または2に記載の手押し車。
  • 前記制御部は、前記ブレーキ操作の操作量が大きくなるにつれて前記車輪角速度指令値の大きさを小さくする、請求項3に記載の手押し車。
  • 前記制御部は、前記手押し車の走行速度、または走行加速度が閾値以上になったとき、前記左車輪および前記右車輪の擬似角速度における前記 係数を大きくする、請求項1または2に記載の手押し車。
  • 前記制御部は、前記 第1の差分成分の大きさ、または前記 第1の差分成分の変化の大きさが閾値以上になったとき、前記左車輪および前記右車輪の擬似角速度における前記 係数を大きくする、請求項1または2に記載の手押し車。
  • 说明书全文

    本発明は、車輪を備えた手押し車に関し、特に車輪を駆動、制御する手押し車に関するものである。

    従来、車輪を駆動および制御する倒立二輪車が知られている(例えば、特許文献1を参照)。 特許文献1の倒立二輪車は、本体、本体に取り付けられた一対の駆動ユニット、および駆動ユニットにより回転駆動される左右の車輪を備える。 さらに、この倒立二輪車は、本体の傾きを検出する姿勢検出装置、車輪速度を検出する車輪角速度検出手段、旋回操作を受け付ける旋回操作装置、および車両の制御を行う制御装置を備える。

    制御装置は、車両ピッチ角度指令、姿勢検出装置で検出された車両ピッチ角度等に基づいて姿勢速度指令を算出するとともに、旋回操作装置により入されたヨー角速度指令に基づいて旋回速度指令を算出する。 そして、制御装置は、姿勢速度指令、旋回速度指令おおよび車輪角速度に基づいて駆動ユニットを制御する。 これにより、この倒立二輪車では、姿勢制御および旋回制御の両方が行われる。

    特開2011−207277号公報

    特許文献1の倒立二輪車では、旋回制御を行うために旋回操作装置が必要となるので、倒立二輪車の構成が複雑になるおそれがある。

    本発明の目的は、旋回操作を受け付ける入力装置を必要とせず、使用者の力を利用して旋回することができる手押し車を提供することにある。

    本発明の手押し車は、本体部、左車輪、右車輪、左車輪用駆動部、右車輪用駆動部、制御部および車輪角速度検出部を備える。 左車輪は、進行方向に対して本体部の左側に設けられている。 右車輪は、進行方向に対して本体部の右側に設けられている。 左車輪用駆動部は左車輪の回転軸の周りに左車輪を回転させる。 右車輪用駆動部は右車輪の回転軸の周りに右車輪を回転させる。 制御部は左車輪用駆動部および右車輪用駆動部を個別にフィードバック制御する。 車輪角速度検出部は左車輪および右車輪の回転軸の周りの角速度をそれぞれ検出する。 制御部は左車輪制御部および右車輪制御部を有する。 左車輪制御部は、左車輪および右車輪の回転軸の周りの前進方向を正とした角速度の平均成分を演算し、左車輪の角速度から右車輪の角速度を減算した角速度を第1の差分成分として演算し、平均成分に、状況に応じて決定される0以上0.5以下の任意の係数で重み付けされた第1の差分成分加算することにより左車輪の擬似角速度を演する。 右車輪制御部は、左車輪および右車輪の回転軸の周りの前進方向を正とした角速度の平均成分を演算し、また右車輪の角速度から左車輪の角速度を減算した角速度を第2の差分成分として演算し、平均成分に、前記係数で重み付けされた第2の差分成分を加算することにより右車輪の擬似角速度を演算する。 制御部は、左車輪および右車輪の擬似角速度と、左車輪および右車輪に対して共通の車輪角速度指令値との差分が0になるように左車輪用駆動部および右車輪用駆動部を個別に制御する。

    この構成では、車輪角速度指令値が左車輪および右車輪に対して共通であるので、旋回操作を受け付ける入力装置が必要ない。 また、差分成分の重みを0にすると、左車輪および右車輪の擬似角速度が互いに等しくなる。 このため、左車輪用駆動部および右車輪用駆動部を制御するためのトルク指令に、本体部の回転動作が寄与しないので、手押し車の駆動力は、使用者の力による手押し車の旋回(ヨー方向の回転)を妨げない。 この結果、使用者は自らの力で手押し車を旋回させることができる。

    また、差分成分の重みが0から大きくなるにつれて、左車輪における擬似角速度および回転軸の周りの角速度は互いに近づき、右車輪における擬似角速度および回転軸の周りの角速度は互いに近づく。 このため、左車輪および右車輪の回転軸の周りの角速度は共に車輪角速度指令値に近づくので、使用者は自らの力で手押し車を旋回させにくくなる。 従って、差分成分の重みを調整することにより、手押し車の旋回方向の可動性を制御することができる。

    本発明の手押し車は次のように構成されることが好ましい。 本発明の手押し車は本体ピッチ角度検出部を備える。 本体部は、左車輪および右車輪に対してピッチ方向に回転可能に支持されている。 本体ピッチ角度検出部は本体部のピッチ方向の回転角度を検出する。 制御部は、本体部のピッチ方向の回転角度に基づいて車輪角速度指令値を演算する。 この構成では、本体部の姿勢が保たれるように倒立振子制御が行われる。

    本発明の手押し車は次のように構成されてもよい。 本発明の手押し車は、左車輪および右車輪に対するブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作受付部を備える。 制御部は、ブレーキ操作の操作量が大きくなるにつれて、左車輪および右車輪の擬似角速度における前記係数を大きくする。 この構成では、ブレーキ操作の操作量を大きくするにつれて、手押し車の旋回方向の可動性を小さくすることができる。

    本発明の手押し車では、制御部は、ブレーキ操作の操作量が大きくなるにつれて車輪角速度指令値の大きさを小さくすることが好ましい。 この構成では、ブレーキ操作の操作量を大きくするにつれて、手押し車の前後方向の可動性を小さくすることができる。

    本発明の手押し車では、制御部は、手押し車の走行速度、または走行加速度が閾値以上になったとき、左車輪および右車輪の擬似角速度における前記係数を大きくしてもよい。 この構成では、手押し車の走行速度または走行加速度が過大となり、手押し車のバランスが崩れやすくなっても、使用者が手押し車を旋回させ、手押し車がバランスを崩して転倒することを防止できる。

    本発明の手押し車では、制御部は、 第1の差分成分の大きさ、または第1の差分成分の変化の大きさが閾値以上になったとき、左車輪および右車輪の擬似角速度における前記係数を大きくしてもよい。 この構成では、使用者が手押し車を急に旋回させることを制限することにより、使用者が危険な走行を行うことを防止できる。

    本発明によれば、旋回操作を受け付ける入力装置を必要とせず、使用者の力を利用して旋回する手押し車を実現することができる。

    第1の実施形態に係る手押し車の左側面図である。

    図2(A)は、第1の実施形態に係る手押し車の正面図である。 図2(B)は第1の実施形態に係る手押し車の平面図である。

    第1の実施形態に係る手押し車のハードウェア構成を示すブロック線図である。

    第1の実施形態に係る制御部の制御構成図である。

    係数k=0.2の場合における第1の実施形態の制御部の具体的動作を示す制御構成図である。

    係数k=0.0の場合における第1の実施形態の制御部の具体的動作を示す制御構成図である。

    係数k=0.0の場合における第1の実施形態の制御部の具体的動作を示す制御構成図である。

    係数k=1.0の場合における第1の実施形態の制御部の具体的動作を示す制御構成図である。

    第2の実施形態に係る手押し車の構成を示すブロック線図である。

    第2の実施形態に係る制御部の制御構成図である。

    第3の実施形態に係るベビーカーの外観斜視図である。

    第3の実施形態に係るベビーカーの左側面図である。

    第3の実施形態に係るベビーカーの正面図である。

    第3の実施形態に係るベビーカーの背面図である。

    《第1の実施形態》
    本発明の第1の実施形態に係る手押し車10について説明する。 図1は手押し車10の左側面図であり、図2(A)は手押し車10の正面図であり、図2(B)は手押し車10の平面図である。

    手押し車10は、鉛直方向(図中Z方向)において相対的に長く、奥行き方向(図中Y方向)および左右方向(図中X方向)において相対的に短い形状の本体部11を備えている。 本体部11の鉛直下方向の下部のうち、左右方向の端部には、一対の主輪12が取り付けられている。 主輪12は左車輪12Aおよび右車輪12Bから構成されている。

    左車輪12Aは進行方向(Y軸の正の方向)に対して本体部11の左側に設けられている。 右車輪12Bは進行方向に対して本体部11の右側に設けられている。 左車輪12Aは、左右方向に中心軸を有する左車輪12Aの回転軸(車軸)の周りに回転する。 右車輪12Bは、左右方向に中心軸を有する右車輪12Bの回転軸の周りに回転する。 なお、主輪12は、鉛直方向から見て本体部11に対して回転しない。 言い換えると、主輪12は、本体部11に対して向きを変えない。

    各主輪12に連結された2つの棒状の本体部11は、上部で把持部15に接続され、主輪12の軸を中心としてピッチ方向に回転可能になっている。 ただし、本体部11は、この例のように2つの棒状である必要はなく、1つの棒状の部材であってもよいし、薄い板状の部材等であってもよい。 また、本体部11の下部付近には、制御用の基板や電池等を内蔵したボックス16が配置されている。 なお、本体部11は、実際にはカバーが取り付けられ、内部の基板等が外観上見えないようになっている。

    把持部15は、左右方向に長い円筒形状であり、左右端付近で進行方向に対して逆方向(後方)に向かって曲げられ、後方に向かって延びている。 これにより、使用者Uが把持部15を把持する位置を後方にシフトさせることができ、使用者Uの足元の空間を広くすることができる。

    主輪12の回転軸には、後方に延びる薄い板状の支持部13が連結されている。 支持部13は、路面と平行に延びるように、主輪12の回転軸に対してピッチ方向に回転可能に接続されている。

    支持部13には、主輪12の回転軸に連結されている側とは反対方向の下面に補助輪14が連結されている。 これにより、主輪12と補助輪14の両方が路面に接するようになっている。 支持部13は、進行方向に対して主輪12よりも後方に延びている。 このため、相対的に内径の大きい主輪12が進行方向に対して前方に配置されることになり、段差を乗り越えやすくなる。 なお、支持部13は、進行方向に対して主輪12よりも前方に延び、補助輪14が車輪12よりも前方に配置される態様であってもよい。 支持部13が主輪12よりも前方に延びる態様であれば、使用者Uの足元の空間を広くすることができる。

    また、この例では、支持部13および補助輪14を2つずつ設け、それぞれ左右の主輪12の回転軸に対して連結されているが、支持部13および補助輪14は、それぞれ1つあるいは3つ以上設ける態様であってもよい。 ただし、図2に示すように左右の主輪12の回転軸に対して連結することで、使用者Uの足元の空間を広くすることができる。

    把持部15には、電源スイッチ等のユーザインタフェース(I/F)27が設けられている。 使用者Uは、把持部15を握ることで手押し車10を進行方向に押すことができる。 あるいは、使用者Uは、把持部15を握らずに前腕等を把持部15に上から押し付けるように載せて、把持部15と前腕等との間で発生する摩擦により、把持部15に前腕等を載せながら手押し車10を進行方向に押すこともできる。

    次に、手押し車10のハードウェア構成および動作について説明する。 図3は、手押し車10の構成を示すブロック線図である。 手押し車10は、制御部21、ROM22、RAM23、左車輪用駆動部24A、右車輪用駆動部24B、左車輪用ロータリエンコーダ25A、右車輪用ロータリエンコーダ25B、本体部用ロータリエンコーダ26およびユーザI/F27を備えている。 本体部用ロータリエンコーダ26は本発明の本体ピッチ角度検出部に相当する。

    制御部21は、手押し車10を統括的に制御する機能部であり、ROM22に記憶されているプログラムを読み出し、当該プログラムをRAM23に展開することで種々の動作を実現する。

    左車輪用駆動部24Aは、左車輪12Aに取り付けられた回転軸を回転させるモータを駆動して左車輪12Aに動力を与える機能部であり、制御部21が出力する後述のトルク指令に基づいて左車輪12Aのモータを駆動し、左車輪12Aの回転軸の周りに左車輪12Aを回転させる。 右車輪用駆動部24Bは、右車輪12Bに取り付けられた回転軸を回転させるモータを駆動して右車輪12Bに動力を与える機能部であり、制御部21が出力するトルク指令に基づいて右車輪12Bのモータを駆動し、右車輪12Bの回転軸の周りに右車輪12Bを回転させる。 すなわち、手押し車10は左車輪12Aおよび右車輪12Bの駆動を個別に行うための独立した駆動部を有している。

    左車輪用ロータリエンコーダ25Aは、左車輪12Aの回転軸の周りにおける左車輪12Aの回転角度を検出し、検出結果を制御部21に出力する。 右車輪用ロータリエンコーダ25Bは、右車輪12Bの回転軸の周りにおける右車輪12Bの回転角度を検出し、検出結果を制御部21に出力する。 本体部用ロータリエンコーダ26は、本体部11と支持部13との成す角度である交差角度を検出し、検出結果を制御部21に出力する。 この交差角度は本発明の「本体部のピッチ方向の回転角度」に相当する。 以下では、この交差角度をピッチ角度と称する。 なお、ピッチ角度は、ロータリエンコーダだけでなく、ポテンショメータで検出してもよい。

    図4は制御部21の制御構成図である。 制御部21は左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bを個別にフィードバック制御する。 制御部21は、車輪角速度指令生成部31、左車輪角速度制御部32A、右車輪角速度制御部32B、旋回制御部33、左車輪角速度算出部34Aおよび右車輪角速度算出部34Bを備えている。

    左車輪角速度算出部34Aは、左車輪用ロータリエンコーダ25Aが検出した左車輪12Aの回転角度θ_lを微分し、左車輪12Aの回転軸の周りにおける左車輪12Aの角速度ωt_lを算出する。 右車輪角速度算出部34Bは、右車輪用ロータリエンコーダ25Bが検出した右車輪12Bの回転角度θ_rを微分し、右車輪12Bの回転軸の周りにおける右車輪12Bの角速度ωt_rを算出する。 左車輪用ロータリエンコーダ25Aおよび左車輪角速度算出部34Aならびに右車輪用ロータリエンコーダ25Bおよび右車輪角速度算出部34Bは、本発明の車輪角速度検出部に相当する。

    旋回制御部33は、角速度ωt_lおよび角速度ωt_rから角速度ωt_l'および角速度ωt_r'を次式により算出する。

    ここで、式(1)および式(2)の第1項は角速度ωt_lおよび角速度ωt_rの平均成分であり、式(1)および式(2)の第2項は角速度ωt_lおよび角速度ωt_rの差分成分である。 平均成分は手押し車10の前後方向の動きを表し、差分成分は手押し車10の旋回方向(ヨー方向)の動きを表している。 係数kは角速度ωt_l'または角速度ωt_r'おける差分成分の重みを表し、0≦k≦1である。 言い換えると、旋回制御部33は、係数kにより通過する割合を操作した差分成分を平均成分に加算して出力する。

    すなわち、角速度ωt_l'および角速度ωt_r'は、平均成分と差分成分とを重み付け加算することにより算出される。 角速度ωt_l'は本発明の「左車輪の擬似角速度」に相当する。 角速度ωt_r'は本発明の「右車輪の擬似角速度」に相当する。

    車輪角速度指令生成部31は、本体部用ロータリエンコーダ26が検出した本体部11のピッチ角度θhと、ピッチ角度指令値θhrとに基づいて車輪角速度指令値ωtrを算出する。 ピッチ角度指令値θhrは本体部11のピッチ角度の目標値である。 例えば、手押し車10が平な路面上にあるとき、本体部11が路面に対して垂直になるように制御する場合、ピッチ角度指令値θhrを90°とする。 車輪角速度指令値ωtrは、主輪12の回転軸の周りにおける主輪12の角速度の目標値であり、ピッチ角度θhがピッチ角度指令値θhrになるように決定される。 このように、手押し車10では、左車輪12Aおよび右車輪12Bにおける回転軸の周りの角速度の目標値は互いに等しい。 車輪角速度指令値ωtrは、例えば、K_pを比例ゲインとしてωtr=K_p(θhr−θh)により算出される。

    左車輪角速度制御部32Aは、車輪角速度指令値ωtrおよび角速度ωt_l'に基づいてトルク指令値tr_lを算出し、トルク指令値tr_lに基づくトルク指令を出力する。 トルク指令値tr_lは、例えば、Δ_l=ωtr−ωt_l'を制御偏差としてPI制御が行われることにより算出される。 左車輪用駆動部24Aは、左車輪角速度制御部32Aが出力したトルク指令に応じて、左車輪12Aにトルクtr_lを加える。 すなわち、制御部21は、角速度ωt_l'と車輪角速度指令値ωtrとの差分が0になるように左車輪用駆動部24Aを制御する。

    右車輪角速度制御部32Bは、左車輪角速度制御部32Aと同様に、車輪角速度指令値ωtrおよび角速度ωt_r'に基づいてトルク指令値tr_rを算出し、トルク指令値tr_rに基づくトルク指令を出力する。 トルク指令値tr_rは、例えば、Δ_r=ωtr−ωt_r'を制御偏差としてPI制御が行われることにより算出される。 右車輪用駆動部24Bは、右車輪角速度制御部32Bが出力したトルク指令に応じて、右車輪12Bにトルクtr_rを加える。 すなわち、制御部21は、角速度ωt_r'と車輪角速度指令値ωtrとの差分が0になるように右車輪用駆動部24Bを制御する。

    このように、手押し車10は、倒立振子制御を行い、本体部11のピッチ角度θhがピッチ角度指令値θhrに保たれるように姿勢を制御する。 また、ピッチ角度θhとピッチ角度指令値θhrとの差分が非ゼロ値になるように本体部11を傾け続けると、手押し車10は、ピッチ角度θhをピッチ角度指令値θhrに保つために、主輪12の回転軸の周りに主輪12を回転させ続ける。 これにより、手押し車10は前進または後退する。

    例えば、手押し車10が左旋回しながら前進する場合、角速度ωt_l'の差分成分(式(1)参照)は負になり、角速度ωt_r'の差分成分(式(2)参照)は正となる。 このため、角速度ωt_l'の差分成分は、左車輪用駆動部24Aが左車輪12Aに加えるトルクを大きくするように働く。 角速度ωt_r'の差分成分は、右車輪用駆動部24Bが右車輪12Bに加えるトルクを小さくするように働く。 ここで、角速度およびトルクについては、手押し車10が前進するときの主輪12の回転軸の周りの回転方向を正としている。 この結果、差分成分は、手押し車10が旋回することを妨げるように働く。 このことは、手押し車10が右旋回する場合や後退する場合でも同様である。 従って、差分成分の係数kは手押し車10の旋回方向の可動性を表す。 すなわち、係数kを調整することにより、手押し車10の旋回方向の可動性を制御することができる。 なお、平均成分および車輪角速度指令値ωtrは、左車輪12Aおよび右車輪12Bにおいて等しいので、手押し車10の旋回に寄与しない。

    特に、係数kが0に設定される場合、ωt_l'=ωt_r'となる。 このため、左車輪用駆動部24Aが左車輪12Aに加えるトルクと、右車輪用駆動部24Bが右車輪12Bに加えるトルクとは等しくなる。 この結果、外部から手押し車10にヨー方向にトルクが加わったとき、左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bは、手押し車10が旋回することを妨げない。

    別の言い方をすると、手押し車10の旋回方向の動きを表す差分成分が角速度ωt_l'および角速度ωt_r'に含まれないので、手押し車10の旋回方向の動きは車輪角速度指令値ωtrの影響を受けない。 このため、手押し車10の駆動力に妨げられず、使用者の力で手押し車10を自由に旋回させることができる。

    また、係数kが1に設定される場合、ωt_l'=ωt_lおよびωt_r'=ωt_rとなる。 このため、制御部21は、左車輪12Aの角速度ωt_lおよび右車輪12Bの角速度ωt_rが車輪角速度指令値ωtrになるように左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bを制御する。 この結果、外部から手押し車10にヨー方向にトルクが加わっても、手押し車10は旋回しようとしない。

    図5は、係数k=0.2の場合における制御部21の具体的動作を示す制御構成図である。 なお、図5〜図8において、角速度の正の方向は、手押し車10が前進するときの主輪12の回転軸の周りの回転方向である。 また、角速度の単位は[rad/s]である。

    使用者が手押し車10を左旋回させながら前進させているので、角速度ωt_l、角速度ωt_rおよび角速度指令値ωtrは正の値になっており、角速度ωt_lは角速度ωt_rより小さくなっている。 具体的には、角速度ωt_l=0.5、角速度ωt_r=1.5および角速度指令値ωtr=2.0となっている。 式(1)より角速度ωt_l'=0.9となり、式(2)より角速度ωt_r'=1.1となる。 制御偏差Δ_l=ωtr−ωt_l'であるので、制御偏差Δ_l=1.1となり、制御偏差Δ_r=ωtr−ωt_r'であるので、制御偏差Δ_r=0.9となる。 制御偏差Δ_lが制御偏差Δ_rより大きいので、左車輪用駆動部24Aが左車輪12Aに加えるトルクは、右車輪用駆動部24Bが右車輪12Bに加えるトルクより大きくなる。 このため、左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bは、使用者が自らの力で手押し車10を左旋回させることを妨げる。

    また、角速度ωt_lおよび角速度ωt_rに差分成分が含まれていない場合、制御偏差Δ_l=1.0および制御偏差Δ_r=1.0となる。 このため、角速度ωt_l'に差分成分が含まれる場合、角速度ωt_l'に差分成分が含まれない場合より、左車輪用駆動部24Aが左車輪12Aに加えるトルクが大きくなる。 角速度ωt_r'に差分成分が含まれる場合、角速度ωt_r'に差分成分が含まれない場合より、右車輪用駆動部24Bが右車輪12Bに加えるトルクが小さくなる。 この結果、差分成分は、手押し車10が左旋回することを妨げるように働く。

    図6は、係数k=0.0の場合における制御部21の具体的動作を示す制御構成図である。 使用者は、手押し車10を移動させずに、自らの力で手押し車10をヨー方向に左回りに回転させている。 このため、角速度ωt_l=−0.5、角速度ωt_r=0.5および角速度指令値ωtr=0.0となっている。 係数k=0.0であるので、角速度ωt_l'および角速度ωt_r'は平均成分のみを含む。 よって、角速度ωt_l'=0.0となり、角速度ωt_r'=0.0となる。 そして、制御偏差Δ_l=0.0となり、制御偏差Δ_r=0.0となる。 このため、左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bは、現状を維持するように左車輪12Aおよび右車輪12Bにトルクを加えるので、使用者が自らの力で手押し車10をヨー方向に回転させることを妨げない。

    図7は、係数k=0.0の場合における制御部21の具体的動作を示す制御構成図である。 使用者が手押し車10を左旋回させながら前進させており、角速度ωt_l=0.5、角速度ωt_r=1.5および角速度指令値ωtr=2.0となっている。 係数k=0.0であるので、角速度ωt_l'および角速度ωt_r'は平均成分のみを含む。 よって、角速度ωt_l'=1.0となり、角速度ωt_r'=1.0となる。 そして、制御偏差Δ_l=1.0となり、制御偏差Δ_r=1.0となる。 このため、左車輪用駆動部24Aが左車輪12Aに加えるトルクと、右車輪用駆動部24Bが右車輪12Bに加えるトルクとは等しくなる。 この結果、左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bは、使用者が自らの力で手押し車10を左旋回させることを妨げない。

    図8は、係数k=1.0の場合における制御部21の具体的動作を示す制御構成図である。 使用者が手押し車10を左旋回させながら前進させており、角速度ωt_l=0.5、角速度ωt_r=1.5および角速度指令値ωtr=2.0となっている。 係数k=1.0であるので、角速度ωt_l'=ωt_l=0.5および角速度ωt_r'=ωt_r=1.5となる。 そして、制御偏差Δ_l=1.5となり、制御偏差Δ_r=0.5となる。 制御部21は、制御偏差Δ_lおよび制御偏差Δ_rが0になるように左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bを制御する。 すなわち、制御部21は、角速度ωt_lおよび角速度ωt_rが2.0になるように左車輪用駆動部24Aおよび右車輪用駆動部24Bを制御する。 このため、使用者は手押し車10を直進させることしかできない。

    第1の実施形態では、車輪角速度指令値ωtrが左車輪12Aおよび右車輪12Bにおいて等しいので、旋回操作を受け付ける入力装置が必要ない。 また、上述のように、係数kが0に設定される場合、手押し車10の駆動力は使用者の力による手押し車10の旋回を妨げない。 このため、使用者は自らの力で手押し車10を旋回させることができる。 また、使用者は、手押し車10を移動させずに、自らの力で手押し車10をヨー方向に回転させることができる。 また、手押し車10を旋回させるべきでない状況であると判断できる場合は、係数kの値を1.0に近づけることにより、手押し車10が旋回してしまうことを抑制または制御できる。

    次に、第1の実施形態の変形例に係る手押し車について説明する。 制御部21(図3参照)は、次のような危険を検知した場合、係数k(式(1)および式(2)参照)を大きくすることにより、手押し車の旋回方向の可動性を抑制してもよい。

    制御部21は、手押し車の走行速度や走行加速度が過大であることを検出した場合、係数kを大きくする。 すなわち、制御部21は、手押し車の走行速度や走行加速度が閾値以上になったとき、係数kを大きくする。 手押し車の走行速度や走行加速度は、例えば、左車輪用ロータリエンコーダ25Aおよび右車輪用ロータリエンコーダ25Bが検出した主輪12の回転軸の周りの回転角度等に基づいて算出される。 この構成では、手押し車の走行速度が過大となり、手押し車のバランスが崩れやすくなっても、使用者が手押し車を旋回させ、手押し車がバランスを崩して転倒することを防止できる。

    また、制御部21は、手押し車のヨー方向の角速度や角加速度が過大であることを検出した場合、係数kを大きくする。 手押し車のヨー方向の角速度は、例えば、角速度ωt_lと角速度ωt_rとの差分成分に基づいて算出される。 手押し車のヨー方向の角加速度は、例えば、差分成分の変化の大きさに基づいて算出される。 すなわち、制御部21は、差分成分の大きさや差分成分の変化の大きさが閾値以上になったとき、係数kを大きくする。 この構成では、使用者が手押し車を急に旋回させることを制限することにより、使用者が危険な走行を行うことを防止できる。

    また、制御部21は、手押し車が不整地や段差等を走行する際に、路面状況が悪いことを検出した場合、係数kを多少大きくする。 路面状況は、例えば、手押し車に取り付けられたショックセンサ、光センサ、超音波センサ等を用いて検出される。 この構成では、路面状況が悪い場合でも、手押し車はバランスを崩さず安全に走行することができる。

    また、制御部21は、手押し車の左側や右側に障害物を検出し、かつ、手押し車がその障害物に向かう方向に旋回する場合、係数kを大きくする。 手押し車の周りにある障害物は、例えば、超音波センサ、光センサ等を用いて検出される。 この構成では、手押し車が旋回して障害物に衝突することを防止することができる。

    《第2の実施形態》
    本発明の第2の実施形態に係る手押し車について説明する。 図9は、手押し車40の構成を示すブロック線図である。 手押し車40は制御部41およびブレーキ操作受付部45を備える。 ブレーキ操作受付部45は、例えば、把持部15に設けられる。 ブレーキ操作受付部45は、主輪12に対するブレーキ操作を受け付け、ブレーキ操作量b,0≦b≦1を出力する。 ブレーキ操作量bは、使用者がブレーキを操作しないとき0となり、使用者のブレーキ操作が最大のとき1となる。 ブレーキ操作量は本発明の「ブレーキ操作の操作量」に相当する。

    図10は制御部41の制御構成図である。 制御部41は旋回制御部43および車輪角速度制限処理部46を備える。 旋回制御部43は、角速度ωt_l、角速度ωt_rおよびブレーキ操作量bから角速度ωt_l'および角速度ωt_r'を次式により算出する。

    ここで、f(b)はブレーキ操作量bの関数であり、0≦f(b)≦1である。 関数f(b)は、使用者のブレーキ操作量bを手押し車40の旋回方向の可動性に関連づけている。 例えば、f(b)=bである。 すなわち、ブレーキ操作量bが大きくなるにつれて、角速度ωt_l'および角速度ωt_r'における差分成分の重みが大きくなる。 この場合、使用者がブレーキを操作しないとき、使用者は自らの力で手押し車を旋回させることができる。 ブレーキの操作量が大きくなるにつれて、使用者は手押し車を旋回させにくくなる。 ブレーキの操作量が最大のとき、使用者は手押し車を旋回させることができなくなる。

    車輪角速度制限処理部46は、ブレーキ操作量bに基づいて車輪角速度指令値ωtrを車輪角速度指令値ωtr'に変換する。 車輪角速度指令値ωtr'は、例えば、次式により算出される。

    車輪角速度指令値ωtr'の大きさは、ブレーキ操作量bが大きくなるにつれて線形的に小さくなる。 このため、主輪12の角速度ωt_lおよび角速度ωt_rは、ブレーキ操作量bが大きくなるにつれて線形的に制限される。 また、車輪角速度指令値ωtr'は、例えば、次式により算出されてもよい。

    ここで、ωtr は、使用者がブレーキを操作し始めたときの車輪角速度指令値ωtrである。 b・αtrは、減速の割合を表す減速角加速度値である。 ここで、定数atr>0として、ωtr ≧0のときαtr=−atrであり、ωtr <0のときαtr=atrである。 ただし|ωtr |≧|∫(b・αtr)dt|を満たす。 第2項の積分は、使用者がブレーキを操作し始めたときから現時点までの範囲で行われる。 減速角加速度値b・αtrの大きさは、ブレーキ操作量bが大きくなるにつれて比例的に大きくなる。

    但し、車輪角速度制限処理部46は、式(6)により車輪角速度指令値ωtr'が0となった場合、その後からブレーキ操作量bが0でなくなるまで車輪角速度指令値ωtr'を0とする。 また、ブレーキ操作量bが0の場合、車輪角速度指令値ωtr'=ωtrとする。 但し、使用者がブレーキを操作し、主輪12が停止しているときに、使用者がブレーキを操作しなくなった場合、車輪角速度指令値ωtr'を少しずつ車輪角速度指令値ωtrに近づけていく。

    式(6)を用いる制御では、使用者がブレーキを操作し始めると、車輪角速度指令値ωtr'が次第に0に近づいていく。 これに応じて、主輪12の角速度ωt_lおよび角速度ωt_rも次第に0に近づいていく。 主輪12が一旦停止すると、使用者がブレーキを操作している限り、主輪12の停止状態は保たれる。 また、主輪12の停止状態において、使用者がブレーキを操作しなくなったとき、車輪角速度指令値ωtr'は少しずつ車輪角速度指令値ωtrに戻っていく。

    第2の実施形態では、ブレーキ操作量bにより差分成分の係数および車輪角速度指令値が制御される。 このため、使用者のブレーキ操作により手押し車の旋回方向および前後方向の可動性を制御することができる。 具体的には、ブレーキ操作量bを大きくするにつれて、手押し車の旋回方向および前後方向の可動性を小さくすることができる。

    《第3の実施形態》
    本発明の第3の実施形態に係るベビーカーについて説明する。 ベビーカーは本発明の手押し車の一例である。 図11はベビーカー50の外観斜視図である。 図12はベビーカー50の左側面図である。 図13はベビーカー50の正面図である。 図14はベビーカー50の背面図である。 ベビーカー50は本体部51を備えている。 本体部51は、略鉛直方向へ延伸した枠状の部材である。

    本体部51の下側端部には、一対の主輪12が回転自在に支持されている。 本体部51の略中央部には、ベビーカー50の進行方向側に突出するように、補助支持部53が設けられていて、補助支持部53の端部には、一対の補助輪54が回転自在に支持されている。 そのため、ベビーカー50では、一対の主輪12が後輪であり、一対の補助輪54が前輪である。 また、各主輪12の直径は、補助輪54の直径より長い。

    本体部51の上部511は、ベビーカー50の進行方向とは反対側に僅かに傾斜しており、体部51の上側端部には、円柱状の把持部55が設けられている。 把持部55には、電源スイッチ等のユーザインタフェースおよび把持力検出部(ともに図示せず)が設けられている。 把持力検出部は、使用者(ベビーカーを押す者)が把持部55を把持する力(把持力)を検出する。 把持力検出部は、例えば、接触センサであり、把持部55に対する押圧力を検出する圧電素子等を備える。

    本体部51の略中央部には、乳幼児を乗せる座部61が設けられている。 本体部51の上部511における一対のフレームの間には、背もたれ62、日除け63およびフロントバー64が設けられている。 背もたれ62は、本体部51の上部511のフレームに沿って配置されている。 日除け63は、背もたれ62の上部を覆うように配置されている。 フロントバー64は略U字形状を有し、フロントバー64の両端は本体部51の上部511のフレームに取付けられている。 座部61の下方にはボックス16が設けられている。 ボックス16の内部には、ベビーカー50の各部に駆動電圧を供給する電池および制御用の基板等が内蔵されている。

    ベビーカー50のハードウェア構成および動作は、第1の実施形態の手押し車10のハードウェア構成および動作(図3および図4参照)と同様である。 但し、ベビーカー50は、手押し車10の本体部用ロータリエンコーダ26の代わりに、把持力検出部を備える。 ベビーカー50の車輪角速度指令生成部は、把持力検出部が検出した把持力に基づいて車輪角速度指令値ωtrを算出する。

    なお、ベビーカー50は次のように構成されてもよい。 本体部51の上部511のフレームは、本体部51の下部512のフレームに、ピッチ方向に回転自在に取付けられている。 ベビーカー50は、本体部51の上部511のフレームと本体部51の下部512のフレームとの成す角度(ピッチ角度)を検出する本体部用ロータリエンコーダを備える。 ベビーカー50の車輪角速度指令生成部は、第1の実施形態の手押し車10と同様に、本体部用ロータリエンコーダが検出した本体部51のピッチ角度θhと、ピッチ角度指令値θhrとに基づいて車輪角速度指令値ωtrを算出する。

    また、ベビーカー50は、第2の実施形態の手押し車40のように、使用者のブレーキ操作に応じて動作してもよい。

    U…使用者10,40…手押し車11,51…本体部12…主輪12A…左車輪12B…右車輪13…支持部14,54…補助輪15,55…把持部16…ボックス21,41…制御部22…ROM
    23…RAM
    24A…左車輪用駆動部24B…右車輪用駆動部25A…左車輪用ロータリエンコーダ25B…右車輪用ロータリエンコーダ26…本体部用ロータリエンコーダ(本体ピッチ角度検出部)
    27…ユーザI/F
    31…車輪角速度指令生成部32A…左車輪角速度制御部32B…右車輪角速度制御部33,43…旋回制御部34A…左車輪角速度算出部34B…右車輪角速度算出部45…ブレーキ操作受付部46…車輪角速度制限処理部50…ベビーカー53…補助支持部61…座部62…背もたれ63…日除け64…フロントバー

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