Fastener fixture

申请号 JP51970495 申请日 1995-01-20 公开(公告)号 JPH09505113A 公开(公告)日 1997-05-20
申请人 エイベリィ デニスン コーポレイション; 发明人 ジェイ. ジョーンズ,テレンス; エル. デシェネス,チャールズ;
摘要 (57)【要約】 ボタンを衣類に取り付けるのに使用するのに特に好適なファスナー取付け具(121)であり、このファスナー取付け具はファスナークリップ(11)を使用するように構成されている。 この取付け具は本体の前端部(165)に枢動可能に取り付けられた一対の針(129,131)を含み、各々の針は横方向バー(17)の1つを受け入れるようになされた長手方向のスロット付きボアを有しており、また横方向バーが針を通して追いやられるときに、組み合う横方向バーから連結ポスト(23)を切断するためのナイフエッジを含む。 本体は横方向給送スロット(143)と、一対の放出ロッド(189,191)を有する放出機構(133)と、一対の可撓性フィンガ(199,201)とを含み、可撓性フィンガは放出機構のポスト(197)と協動して、放出機構に作用する前方への圧 力 が解除されたときに最前方 位置 から放出機構の従動的な復帰を防止するようになす。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 可撓性フィラメントおよびその反対両端に配置された一体の横方向バーを含んでなるファスナーを所望の物品に取り付けるためのファスナー取付け具であって、 a)長手方向のチャンネルを有する本体、 b)本体の前端部から前方へ突出する一対の針であって、少なくとも一方の前記針が前記本体に枢動可能に取り付けられ、前記針の各々は物品に挿入されるようになされる前端部と、ファスナーの横方向バーの1つを受け入れてスライドできるようにする適当な寸法の長手方向に延在するボアとを有しており、前記長手方向に延在するボアがスロットを形成されて横方向バーに近いフィラメントの端部が該スロットを通して延在できるようにしている前記一対の針、および c)前記チャンネル内にスライド可能取り付けられた放出機構であって、ファスナーの横方向バーを前記長手方向に延在するボアの中へ、また該ボアを通して所望の物品へ押し入れるために、前記一体の針を通して前後にスライド可能な一対の放出ロッドを含む前記放出機構、 を含むファスナー取付け具。 2. 請求項1に請求されたファスナー取付け具であって、前記一対の針の両方が前記本体に枢動可能に取り付けられているファスナー取付け具。 3. 可撓性フィラメントと、その一端に配置された横方向バーとを含み、横方向バーはその側にて連結ポストによりランナーバーに対して切断可能な状態で連結されてなるファスナーを所望の物品に取り付けるためのファスナー取付け具であって、 a)本体、 b)本体の前端部から突出する1本の針であって、物品に挿入されるようになされる前端部と、ファスナーの横方向バーを受け入れてスライドできるようにする適当な寸法の長手方向に延在するボアとを有しており、前記長手方向に延在するボアがスロットを形成されて横方向バーに近いフィラメントの端部が該スロットを通して延在できるようにされており、また横方向バーが通過するときに連結ポストを切断するために前記長手方向に延在するボアの側方に適当に配置されたナイフエッジを有している前記針、および c)ファスナーの横方向バーを前記長手方向に延在するボアの中へ、また該ボアを通して所望の物品へ押し入れるために、前記針を通して前後に手動操作で移動可能な放出機構、および d)前記放出機構を後方へ押圧するばね、 を含み、 e)前記放出機構に作用する前方へ向かう圧力が解除されたときに、前記放出機構がその最前方位置から後方へ向かって自動的に移動するのを防止するように前記本体および前記放出機構が成形されている、 ファスナー取付け具。 4. 請求項3に請求されたファスナー取付け具であって、前記機構が前記本体の後方から手動操作可能であるファスナー取付け具。 5. ファスナークリップから所望の物品に個々のファスナーを施与する取付け具であり、ファスナークリップは一対の平行なランナーバーと1以上のファスナーとを含んでなり、各々のファスナーは可撓性フィラメントと、その反対両端に配置された一対の横方向バーとを含んでなり、可撓性フィラメントは一対のほぼ平行なランナーバーの平面内に配置されており、対をなす横方向バーの各々は連結ポストにより対応するランナーバーに連結されており、連結ポストはそれぞれの横方向バーの外側に対して切断可能な状態で連結されているような取付け具であって、 a)本体、 b)本体の前端部から前方へ突出する一対の針であって、少なくとも一方の前記針が枢動可能に取り付けられ、各々の針が物品に挿入されるようになされる前端部と、ファスナーの横方向バーの一方を受け入れてスライドさせるように適当な寸法とされた長手方向に延在するボアと、前記長手方向に延在するボアとを有し、前記長手方向に延在するボアはスロットを形成されて横方向バーに近いフィラメントの端部が該スロットを通して延在できるようにしており、また横方向バーが通過するときに連結ポストを切断するように前記針の外側に適当に配置されたナイフエッジを有している前記一対の針、および c)ファスナーの横方向バーを前記針の前記長手方向に延在するボアの中へ、 また該ボアを通して所望の物品へ押し入れるために、前記針を通して前後にスライド可能な一対の放出ロッド、 を含む取付け具。 6. 請求項5に請求された取付け具であって、前記放出ロッドが前記本体の後方から手動操作でアクセスでき且つ作動できる取付け具。 7. 請求項6に請求された取付け具であって、前記本体が前記針の後方の頂部から下方へ延在するスロットを有し、該スロットを通してファスナークリップが挿入でき、所望のファスナーの横方向バーを直接に前記針の前記長手方向に延在するボアの後方に位置させるようになされた取付け具。 8. 請求項7に請求されたファスナー取付け具であって、前記スロットおよび対をなすランナーバーが協動する整合部材を備えて、横方向バーを前記針の前記長手方向に延在するボアと適当に整合させるのを助成するようになされたファスナー取付け具。 9. 請求項8に請求されたファスナー取付け具であって、前記協動する整合部材がランナーバーの外側の凹部と、前記スロットの対応する内壁に形成されたバーとを含むファスナー取付け具。 10. a. 前端部、後端部および前記後端部から内方へ延在する長手方向のスロットを有する細長い本体、 b. 細長い本体の前端部に枢動可能に取り付けられた一対の針、 c. 前記長手方向のスロットにスライド可能に取り付けられ、最前方位置と最後方位置との間を移動して施与すべきファスナーを前記両方の針に通して押しやる放出機構、 d. 前記放出機構を後方へ向かって押圧するばね、 e. 最前方位置から最後方位置へと後方へ向かう前記放出機構の自動的な移動を防止する手段、 を含むファスナー取付け具。 11. 請求項10に請求され、また前記放出機構に取り付けられたキャップを更に含むファスナー取付け具。 12. 請求項11に請求され、また本体が上部および下部を含み、下部は上部に取り付けられるファスナー取付け具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 ファスナー取付け具 発明の背景本発明は、脱離したボタンを衣類に再度取り付けるなどの消費者が行う作業に使用するのに特に好適な新規且つ斬新なファスナー取付け具に関する。 衣服や織物に対するボタンの取付けまたは再取付けの従来方法は、機械または手のいずれによろうとも、糸を使用している。 ボタンは所定位置に保持され、糸の付いた針がボタンに形成されている2、3またはそれ以上の数の穴の各々を通して材料に差し通されのであり、ボタンを材料に確実に保持するのに十分なその糸による撚り糸が形成されるまで数回繰り返される。 糸はその後に結ばれるか、 そうでなければ留め付けられて、解れないようにされねばならない。 ボタンを材料から持ち上げることが望まれるような幾つかの例においては、付加する糸を撚り糸に横方向に巻き付けることで柱脚作用を得る。 ボタンを織物または衣服に取り付けるこの方法には幾つかの欠点がある。 まず第1に、手間のかかる退屈な仕事であり、たった1本の糸が切れただけでも、また糸の端が適当に固定されていなくても、ボタンはすぐに脱離してしまう。 いずれも参照することで本明細書に組み入れられる共通して譲渡された米国特許第3399432号、第3470834号および第3494004号には、布製品にボタンを取り付けるか、再取付けするために、糸に代えて使用できるプラスチック製ファスナーが記載されている。 このファスナーは、一端にヘッドを有し、他端に横方向バーを有する可撓性のフィラメントを典型的に含んでいる。 複数のこのようなファスナーがクリップの一部として典型的に作られるのであり、 クリップにおけるファスナーは、その対応するネックすなわち連結ポストによってファスナーの横方向バーに連結されているストリンガすなわちランナーバーに対して1列の状態で相互に連結されている。 個々のファスナーをファスナークリップから切り離すため、また切り離したファスナーを所望製品に(例えば、ボタンの穴を通して衣類の製品に)取り付けるために、ファスナー取付け装置が典型的に使用される。 このような装置はケーシングと、ケーシングから突出した針であって、その針およびケーシングが互いに整合された長手方向のボアを有するような針と、前記ボア内を前後にスライドできるプランジャーと、前記プランジャーを前記ボア内でスライドさせるためにケーシングの後部で伸縮されるハンドルと、プランジャーを往復移動させることでファスナーが針を通して突出するように、プランジャーの前方で前記ボアに横方向バーが整合されてファスナーを装置に連続して給送するための割出しホイールを含む手段とを含んで構成される。 典型的に針の後端部はナイフエッジを形成するように成形されており、プランジャーを使用して針の長手方向ボアの中に横方向バーを挿入することが、ファスナーをファスナークリップの残材に連結している連結ポストを針のナイフエッジで切断するようにさせる。 上述したファスナーは或る衣服製品にボタンを取り付けるのにほぼ満足されることが見出されたが、これらは以下の理由によって普遍的な使用が見出されなかった。 すなわち、第1に、人の皮膚に直接に接触して配置されると、ファスナーの横方向バーが炎症を引き起こす傾向を有している。 これは一部において上述した連結ポストの切断が横方向バーの底面にバリを残すからであり、また一部において横方向バーの端部が多少ながら鋭く、大きな寸法だからである。 第2に、ファスナーは多数のボタンに使用するには大き過ぎ、それ故に大きな穴を有する特別設計のボタンの使用が必要とされる。 第3に、糸が典型的に使用される場合と同様に2以上のボタンの穴の間でループを形成されるのとは対照的に、ボタンの穴毎に別のファスナーが使用されるという事実のために、ファスナーはその応用において目立つ傾向を有している。 発明の概要本発明の目的は、脱離したボタンを衣類に再度取り付けるなどの消費者が行う作業に使用するのに特に好適な新規且つ斬新なファスナー取付け具を提供することである。 本発明の他の目的は、一対のほぼ平行なランナーバーおよび1つ以上のファスナーを含むことが好ましく、各ファスナーはU字形フィラメントおよびその反対両端に配置された一対のほぼ平行な横方向バーを含み、U字形フィラメントは一対のほぼ平行なランナーバーの平面に配置されるとともにその長手方向軸線と整合されており、対をなす横方向バーの各々は連結ポストによって対応するランナーバーに連結されており、連結ポストはそれぞれの横方向バーの外側に対して切断可能に連結されているような、新規且つ斬新なファスナークリップを使用するようになされた上述で説明したようなファスナー取付け具を提供することである。 本発明の更に他の目的は、モールド成形可能な部品、したがって比較的安価に大量生産することのできる部品を使用して構成できるようにした上述で説明したようなファスナー取付け具を提供することである。 本発明の付加的な目的、特徴および利点は以下の説明に一部記載されており、 また一部はその説明から明白となり、または本発明を実施することによって学ぶことができる。 本発明の目的、特徴および利点は、添付の請求の範囲の欄で特に指摘されたの手段および組合せによって実現することができ、達成することができよう。 本発明の好ましい或る実施例では、ファスナー取付け具は本体と、針ブロックと、一対の針と、ばねと、放出機構とを含んで構成される。 対をなす針の各々は、ファスナーの横方向バーの1つを受け入れるようになされた長手方向に延在するスロット付きボアを含み、フィラメントの隣接端部がボアのスロットを通して延在する。 針は針ブロック内に平行に配置され、針ブロックは本体前端部に形成された空所内に取り外し可能に取り付けられる。 各針は外側にナイフエッジを形成され、このナイフエッジは、横方向バーがそれによって押圧されるときに関連する横方向バーから連結ポストを切断するようになされる。 本体はまた横方向給送スロットを含むように形成され、このスロットを通して上述したファスナークリップが手で挿入される。 給送スロット内でのファスナークリップの適当な整合を助成して、所望のファスナーの横方向バーが針の長手方向ボアと整合されるようにするために、スロットの内壁は一対の給送バーを含むように形成され、これらの給送バーはファスナークリップの外側に形成されている対応する凹部と係合される。 本体内を前後にスライド移動できるように取り付けられ、ばねによって後方へ向かって付勢されている放出機構は、本体の後方から手動操作される。 放出機構の作動は一方の親指を使用して達成されることが好ましく、また本体は一対のフィンガ開口を備えていて、この装置は注射器のように保持されて使用することができる。 放出機構は一対の放出ロッドを含み、この放出ロッドは針の長手方向ボア内を前後にスライドできるとともに、針のボアを通して所望の物品へ横方向バーを押し込むために使用される。 本発明の他の好ましい実施例では、上述したファスナー取付け具の本体および放出機構の形状およびばねの構造が変更されている。 本発明の更に他の好ましい実施例では、ファスナー取付け具は上部および下部を有する本体と、キャップと、放出機構と、ばねと、一対の針とを含んで構成される。 針は本体の前端部に取り付けられ、少なくとも1本の針は枢動可能に取り付けられて、この取付け具が異なるボタンの穴の間隔の相違を許容できるようにする。 各々の針は、施与されるファスナーの横方向バーの1つを受け入れるようになされた長手方向に延在するスロット付きボアを含んでいる。 放出機構は本体内部の長手方向のチャンネル内を前後にスライド移動でき、またばねによって後方へ向かって付勢される。 放出機構は一対の放出ロッドを含んでおり、この放出ロッドは針の長手方向ボアの中へ向かって、またその内部で前後にスライドすることができる。 本体内部での放出機構の前方へ向かう移動は一方の親指を使用して達成されることが好ましく、また放出機構は取付け具が注射器のように保持されて使用できるように成形される。 放出機構および本体は、放出機構が使用者の親指によって前方位置へ押され、また親指によって放出機構に作用する圧が解除され後、放出機構が自動的に引込むことのないように更に成形される。 キャップは放出機構の後部に取り付けられてカバーする。 図面の簡単な説明本明細書に組み入れられてその一部を構成する添付図面は本発明の好ましい実施例を示しており、また記述とともに本発明の原理を明らかにするように作用する。 図面において、同じ符号は同じ部品を示しており、 第1図は、本発明の教示によって構成されたファスナー取付け具を使用するファスナークリップの1実施例の前面図であり、 第2図は、第1図に示されたファスナークリップの底面図であり、 第3図は、ファスナーの1つがファスナークリップの残材から分離された後の第1図に示されたファスナーのうちの1つのファスナーの拡大した前部斜視図であり、 第4図は、衣服にボタンを取り付けるような方法で第1図のファスナークリップから個々のファスナーを一対のボタンの穴に通して衣服に取り付けるための、 本発明の教示により構成されたファスナー取付け具の1実施例の頂面図であり、 第5図は、本体が部分的に破断された第4図に示されるファスナー取付け具の部分的な頂面図であり、 第6図は、第5図の線6−6に沿う本体の断面図であり、 第7(a)図〜第7(d)図は、第5図に示される針ブロックのそれぞれ前面図、後面図、頂面図および右側面図であり、 第8図は、第5図に示された本体の線8−8に沿う断面図であり、 第9(a)図〜第9(d)図は、第5図に示された針のうちの1つの針のそれぞれ頂面図、右側面図、左側面図および後面図であり、 第10(a)図および第10(b)図は、第5図に示された放出機構のそれぞれ底面図および右側面図であり、 第11図は、衣服にボタンを取り付けるような方法で第1図のファスナークリップから個々のファスナーを一対のボタンの穴に通して衣服に取り付けるための、本発明の教示により構成されたファスナー取付け具の第2実施例の部分的に破断した頂面図であり、 第12図は、第1図に示されたファスナーの1つが一対のボタンの穴を通して挿入されて衣服に固定される状態を示すために、対をなす放出ロッドが前進位置とされて示された第4図のファスナー取付け具の前端部の拡大断面図であり、 第13図は、第12図に類似するが、ファスナー取付け具が取り外された後の第1図に示されたファスナーの1つがボタンを衣服に取り付けるために使用された状態を示している拡大断面図であり、 第14図は、第13図に示されたボタン、衣服およびファスナーの組合せの頂面図であり、 第15図は、本発明の教示により構成されたファスナー取付け具の第3実施例の頂面図であり、 第16図は、第15図に示されたファスナー取付け具の線16−16に沿う断面図であり、 第17図〜第20図は、第15図の取付け具の本体の上部のそれぞれ頂面図、 側面図、前部断面図および後面図であり、 第21A図および第21Bは、第15図の取付け具の本体の下部のそれぞれ頂面図、後端面図であり、 第22図は、本体の上部が取り外された第15図に示されるファスナー取付け具の先端部の断片平面図であり、 第23図は、本体の上部が取り外された第15図に示されるファスナー取付け具の先端部の断片側面図であり、 第24図は、第15図に示された本体の上部の前端面図であり、 第25図は、第15図のファスナー取付け具に示された放出機構の平面図であり、 第26図〜第29図は、第15図のファスナー取付け具の針のうちの1本の針のそれぞれ平面図、側面図、後面図および前面図であり、 第30図は、第15図の線30−30に沿うファスナー取付け具の本体下部の前端部およびそこに取り付けられた針の断面図であり、 第31図および第32図は、放出ブロックが本体の下部に対してそれぞれ最前方位置および中間位置に位置するときの放出ブロックの下部ポストおよび本体の下部を示す破断図であり、 第33図は、針を取り付けるための構造の変更形の破断図である。 好ましい実施例の詳細な説明図面を参照し、特に第1図および第2図を参照すれば、本発明の教示により構成されたファスナー取付け具を使用するためのファスナークリップの、それぞれ前面図および底面図が示されており、このファスナークリップは符号11で全体的に示されている。 クリップ11は一体構造であり、ポリウレタンまたは同様材料からモールド成形されることが好ましい。 クリップ11は5つの同じファスナー13を含んでおり、ファスナーの個数は図解だけのためのものである。 各々のファスナー13は可撓性のU字形フィラメント15と、その反対両端に配置された一対の横方向バーすなわち足17−1,17−2を含む。 ファスナーの強度を最大限にするために、フィラメント15は四形の横断面とされて非均一な厚さを有することが好ましく、すなわち弧状部分16が両端部の厚さt 2よりも大きな厚さt 1を有することが好ましい。 足17−1,17−2は適当寸法となされて、それらが通常寸法の一対のボタンの穴を通して所望の衣服に挿入された後、衣服の裏側に保持できるようになされる。 クリップ11は一対のランナーバー19−1,19−2も含み、それらの頂端部は結合されてハンドル21を形成している。 ランナーバー19−1,19−2 は凹部24を備えており、これは以下において分かるように、ファスナー取付け具に対する適当なクリップ11の給送を助成する。 各々のファスナー13は幾つかの連結ポスト23−1,23−2でそれぞれランナーバー19−1,19−2に連結されている。 以下に説明する理由により、 連結ポスト23−1,23−2は足17−1,17−2の外側25−1,25− 2にそれぞれ連結されている。 ファスナー13が衣服に使用され、足17−1,17−2が人の皮膚に直接に接触して配置できるようにするために、ファスナークリップ11は人の皮膚に生じる炎症を最小限に止めるように設計された以下の特徴を有する。 第1に、上述で留意したように、連結ポスト23−1,23−2が足17−1,17−2の外側25−1,25−2に連結される。 この方法では、連結ポスト23−1,23 −2が切断されると、バリ27−1,27−2(第3図参照)が外側25−1, 25−2に残され、これらが足17−1,17−2の底面に残された場合に生じるほどには人の皮膚と接触するようになされることはない。 第2に、既存の同様なファスナーの横方向バーの場合の6mmに比較して足17−1,17−2は比較的小さい、すなわち約2mmの長さ1を有し、またボタンを布材に固定するのに使用される糸の結び目の寸法に匹敵する全体寸法を有する。 したがって、足1 7−1,17−2は人の皮膚に接触するようになされ得る比較的小さい表面積を有することになる。 第3に、足17−1,17−2の頂面29−1,29−2はそれぞれ全体的に平坦で、足17−1,17−2に高さの低い形状を与え、また足17−1,17−2をファスナー13が取り付けられる衣服の裏側に対して揺れ動かないように保持する(第13図参照)。 第4に、足17−1,17−2は丸め端部31−1/31−2および33−1/33−2をそれぞれ有している。 ボタンを衣服に取り付けるのにファスナー13を使用するために、連結ポスト23−1,23−2を切断することで個々のファスナー13がまずファスナークリップ11から取り外される。 次ぎに切断されたファスナー13の足17−1, 17−2は、対応する一対のボタンの穴をまず通り、次ぎに所望の衣服を通して挿入される。 この切断および挿入の両段階は手動操作で行われるか、または適当なファスナー取付け具に補助されて行われる。 ここで第4図および第5図を参照すれば、上述で説明したようにファスナークリップ11を使用するのに好適なファスナー取付け具の1実施例が示されており、このファスナー取付け具は符号51で全体を示されている。 取付け具51は本体53と、針ブロック55と、一対の針57−1,57−2 と、ばね59と、放出機構61とを含む。 本体53は一体構造であり、軽量耐久プラスチック材からモールド成形されることが好ましい。 本体53は一対の横方向開口63−1,63−2を画成するように成形されており、これらの開口は使用者が人差し指および中指を開口63− 1,63−2に通して位置させる一方、親指で放出機構61を作動させることによって、注射器のように取付け具51を作動できるようにするために備えられている。 本体53はまた横方向に延在する足スロット64を備えており、このスロットを通してファスナークリップ11が本体53の長手軸線に直角な方向から挿入できる。 第6図に最も良く見られるように、スロット64は一対の給送バー6 4−1,64−2を含むように成形されており、給送バーは以下に非常に詳細に説明されるようにそれぞれランナーバー19−1,19−2の凹部24と係合して、取付け具51内でファスナークリップ11を適当に整合させるように使用される。 本体53は形成された空所65に取り外し可能に取り付けられてその前端部からアクセスできる針ブロック55は、第7(a)図〜第7(d)図に非常に詳細に示されている。 そこに見られるように、ブロック55は一般に四角い一体構造をしており、一対のほぼ円筒形の溝67−1,67−2を有し、これにの溝67 −1,67−2はそれぞれ針57−1,57−2を受け入れるようになされている。 ブロック55は複数の外方へ付勢されたタブ69−1〜69−3によって開口65内に保持されており、これらのタブ69−1〜69−3は空所65の対応するスロット71−1〜71−3(第8図参照)内の位置へスナップ嵌合する。 ブロック55もまた軽量耐久プラスチックからモールド成形されることが好ましい。 長手方向軸線に沿って反射された針57−2の鏡像である針57−1が第9( a)図〜第9(d)図に非常に詳細に示されている。 そこに見られるように、針57−1は一体構造であって、ほぼ円筒形のスロット付きボア73−1を含むように成形されている。 ボア73−1はファスナー13の足17−1の横断面の直径よりも僅かに大きい横断面の直径を有している。 針57−1の前端部75−1 は尖っており、衣服および通常寸法のボタンの穴を通して挿入できるようになされている。 針57−1の後端部77−1は開かれており、以下に説明される放出ロッドがボア73−1に押し込められるようにしており、フィラメントの隣接端部はボア73−1のスロットを通して延在している。 下方へ向かって角度を付されたフィン79−1によって針57−1はブロック55の溝67−1の内部に保持されており、このフィン79−1は溝67−1の対応するスロット81−1と係合される(第7(b)図および第7(c)図参照)。 針57−1の左側(前端部75−1に向かって後端部77−1から針75−1 を見て)はナイフ83−1を形成するように成形されている。 以下に非常に詳細に説明するように、ナイフ83−1は所望のファスナー13をランナーバー19 −1に連結している連結ポスト23−1を切断するのに使用される。 (針57− 2の右側に形成された同様なナイフエッジは同じファスナーをランナーバー19 −2にれけしている連結ポスト23−2を切断するのに同様に使用される。) 針57−1,57−2はシート金属材料から切断して型押し加工されるのが好ましい。 第10(a)図および第10(b)図に非常に詳細に示されるように、 放出機構61は本体53に形成された長手方向に延在するチャンネル89の中にスライド可能に取り付けられ、その後端部からアクセス可能とされる。 そこに見られるように、放出機構61は細長いほぼ四角形の放出ブロック91を含み、放出ブロック91は比較的小さな横断面の前部91−1および比較的大きな横断面の後部91−2を有する。 一対の放出ロッド93−1,93−2は前部91−1 の前端部に固定的に取り付けられる。 以下に非常に詳細に説明するように、放出ロッド93−1,93−2は適当な寸法とされて適当に配置され、放出ブロック91がチャンネル89を通って移動するときに、放出ロッド93−1,93−2 がスロット64内に適当に配置されたファスナー13の足17−1,17−2を針57−1,57−2に装填させ、その後にそこから放出させることができるようになされる。 ディスク形基部95は後部91−2の後端部に固定的に取り付けられ、放出機構61の操作を容易化している。 放出ロッド93−1,93−2は金属材料で作られることが好ましく、また放出機構61の残材は軽量耐久プラスチック材料からモールド成形されることが好ましい。 チャンネル89内での放出機構61の長手方向の移動は、基部95により、また本体53に形成された対応するガイドスロット99−1,99−2(第5図) 内を移動する後部91−2の頂面および底面にそれぞれ配置された一対の一体形成されたポスト97−1,97−2によって拘束される。 ポスト97−1,97 −2は内方へ押し下げられてブロック91をチャンネル89に挿入できるように作られる。 一端でチャンネル89の前部と係合し、反対端部で後部91−2の前端部と係合するばね59は、放出機構61をチャンネル89の後部へ向かって押圧する。 取付け具51に構成が似たファスナー供給取付け具が第11図に示されており、その取付け具は符号101で全体的に示されている。 取付け具101と取付け具51との相違はほんの僅かであり、基本的な相違は本体103の形状、取付け具101に基部95が無いこと、およびばね105の構造である。 取付け具10 1と取付け具51と同じ方法で作動される。 使用において、所望のファスナー13に対応するランナーバー19−1,19 −2の凹部24がバー64−1,64−2に係合するまでハンドル21を掴んでクリップをスロット64に通して押し下げることで、所望のファスナークリップ11が取付け具51に装填され、このようにすることで、所望のファスナー13 の足17−1,17−2は針57−1,57−2のボア73−1,73−2内に位置される。 上述のように装填されたファスナーを使用して上述のボタンを布材に取り付けるために、針57−1,57−2の先端75−1,75−2はそれぞれまず最初に一対のボタンの穴を通され、次ぎに布材に通される。 放出機構61はその後に放出機構61を好ましくは使用者の親指で前方へ向かって押圧することで、チャンネル89を通して本体53の前部に向かって前進される。 放出機構61の最初の前進は放出ロッド93−1,93−2をボア73−1,73−2内へ移動させる。 放出機構61の前進が継続されると、放出ロッド93−1,93−2は針5 7−1,57−2のナイフエッジ83−1,83−2を過ぎて足17−1,17 −2を押され、連結ポスト23−1,23−2がこれにより切断される。 最後に放出機構61の前進が止まると、放出ロッド93−1,93−2は足17−1, 17−2を針57−1,7−2の前端部から放出する。 放出機構61はその後に引込むことを許され、針57−1,57−2が引込められる。 第12図は取付け具51を使用し、一対のボタンの穴B 1およびB 2を通して布材Fに差込まれたファスナー13を示している。 第13図および第14図を参照すれば、ファスナー13を使用して布材Fに取り付けられているボタンBのそれぞれ断面図および頂面図が示されている。 第1 3図に最も良く見られるように、ファスナー13を足17−1,17−2の外側のランナーバー19−1,19−2に対してゲート制御することで得られる利点は、人の皮膚に最も炎症を生じやすい部分である足17−1,17−2の底面にバリ27−1,27−2のような実体が残らないことである。 足17−1,17 −2の上面を湾曲させずに平坦に形成して、足17−1,17−2に低い外形を与えるとともに足17−1,17−2を矢印C,Dで示す方向に揺れ動かないように保つようにした結果も第13図に見ることができる。 第14図に見られるように、ファスナー13の他の利点は、フィラメント15をボタンの穴B 1およびB 2の間でループ形状に延在させることにより、ボタンを織物に取り付けるのにプラスチック製ファスナーではなくて糸が使用されているような見栄えとなることである。ファスナー13が取付け具51から供給し終わると、放出機構61は本来の位置へ戻され、ファスナークリップ11が取付け具51内に押し込められて供給される次のファスナーの足が針と整合するようになされる。第15図および第16図を参照すれば、本発明により構成されたファスナー取付け具の第3実施例の平面図および断面図が示されており、このファスナー取付け具は符号121で識別されている。ファスナー取付け具121は上部125および下部127を有する本体123 と、一対の針129,131と、放出機構133と、ばね135と、端部キャップ137とを含んでなる。第17図を参照すれば、本体123の上部125は長手方向のスロット139 を有するように成形されている。第21図を参照すれば本体123の下部127 は長手方向のスロット141と、横方向に延在する給送スロット143とを含むように成形されており、このスロット143を通してファスナークリップ11が挿入できる。下部127は更に一対のフィンガレスト145,147を含むように成形されている。上部125および下部127はいずれも軽量耐久プラスチックからモールド成形されることが好ましい。上部125は下部127上に取り付けられて、そこの所定位置に3つのフック形の可撓性タブ149,151,153で固定されており、第18図〜第20図を参照すれば、これらのタブ149,151,153はそれぞれ下部127に形成されているノッチ155,157,159を掴んでおり、第21A図を参照されたたい。上部125および下部127は、協動して本体123の後端部163から内方へ延在する長手方向チャンネル161を画成するように成形されている。針129,131は本体123の前端部165に取り付けられる。ファスナー取付け具121が各種ボタンの穴の間隔の相違を許容できるようにするために、 すなわち針が異なる距離を隔てられた穴の中に挿入できるようにするために、針129,131は本体123に枢動可能に取り付けられる。第26図〜第29図に詳細に示されている針129は後端部にタブ167を含み、このタブ167は取付け穴169を有している。針129は取付けピン171によって本体123 に枢動可能に取り付けられ、この取付けピン171は下部127の穴174に圧力嵌めされるとともに、取付け穴169を通って延在している。針131は針1 29の鏡像関係にあり、下部127に圧力嵌めされた取付けピン173に同様に取り付けられる。下部127の前端部の2つの長手方向に延在する開口175, 177の形状および寸法は、各々の針129,131が好ましくは約3°±約1 °まで枢動(横方向に)できる円弧角(α)の寸法を制限する。針129,13 1は針57−1のナイフエッジ83−1に形状および機能が似ているナイフエッジ179を含む。針129,131はシート金属材料から切断され、型押しされることが好ましい。放出機構133は本体123に形成されたチャンネル161内にスライド可能に取り付けられ、また本体123の後端部からアクセスすることができる。そこに見られるように、放出機構133は細長いほぼ四角形の放出ブロック183を含み、この放出ブロック183は比較的小さい横断面をした前部185と、比較的大きな横断面をした後部187とを有する。一対の放出ロッド189,191 は前部185に形成された穴に圧力嵌めされている。以下に非常に詳細に説明するように、放出ロッド189,191は適当な寸法とされて適当に配置され、放出ブロック183がチャンネル161を通って移動するときに、放出ロッド18 9,191の前端部がボアまたは針129,131に装填されたファスナー13 の足17−1,17−2をそこから放出させることができるようになされる。基部193は後部187の後端部に一体形成されて、放出機構133の操作を容易化している。放出ロッド189,191は金属材料で作られることが好ましく、また放出機構133の残材は軽量耐久プラスチック材料からモールド成形されることが好ましい。チャンネル161内での放出機構133の長手方向の移動は、基部193により、また本体123に形成されたスロット139,141内を移動する後部187の頂面および底面にそれぞれ配置された一対の一体形成されたポスト19 5,197によって拘束される。一端でチャンネル161の前部と係合し、反対側の他端で後部181の前端部と係合するばね135が放出機構131をチャンネル161の後部へ向かって押圧している。端部キャップ137がポスト195,197を使用して放出機構133に取り付けられる。使用において、キャップ11はスロット143内に押し下げられ、これにより供給すべきファスナー13はその足を針のボア内に位置させるようになされる。その後に放出機構133が使用者によって(キャップ137を押して)手動操作でチャンネル161内の最前方位置へ押しやられ、ファスナーは針の先端を通して押し出されるようになされる。使用者により放出機構133に作用される前方へ向かう圧力はその後に解除され、取付け具121は引っ込められる。使用者が放出機構133に作用させた前方への圧力が解除されたときに、放出機構133が最前方位置から最後方位置へ自動的に復帰して、これと一緒に既に施与したファスナーを運んでしまう可能性を防止するために、一対の可撓性のフィンガ199,201がスロット139,141の側壁に形成されている。可撓性のフィンガ199,201は放出機構133のブロック183のポスト197 と協動して、たとえばね135による後方への押圧力が作用しても、最前方位置(第31図参照)に放出機構133を保持するようにする。放出機構133は使用者が後方へ向かう圧力を作用させる、すなわちフィンガ199,20.1を超えて物理的に押圧することによって、後方位置へ復帰移動される。両方の針が枢動可能に取り付けられる代わりに、一方の針が枢動可能に取り付けられ、他方の針は枢動できないように取り付けられることができる。このような対の針および取付け機構の例が第33図に示されている。見られるように、針201は円筒形ピン205に枢動可能に取り付けられる一方、針207はスロット開口208を有し、ピン209の対応する形状の開口に嵌合して、針207がピン209のまわりに枢動できないようになされている。ピン205および突起209は針ブロック211に一体形成されている。また、取付け穴を有し、本体のピンに取り付けられる針の代わりに、針自体がピンを有し、本体に形成された穴に取り付けられるようになされることができる。本明細書に記載した本発明の実施例は単なる例とされることを意図されており、当業者には本発明の精神から逸脱せずにこの例に多数の変形および変更を加えることができる。このような変形および変更は添付された請求の範囲の請求項によって定められるように、本発明の範囲に含まれることが意図される。

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