Color reversal copying restricting medium

申请号 JP9761198 申请日 1998-04-09 公开(公告)号 JPH10307373A 公开(公告)日 1998-11-17
申请人 Eastman Kodak Co; イーストマン コダック カンパニー; 发明人 GASPER JOHN;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To restrict unauthorized copying by constituting a medium of an image forming layer and at least one of image forming layers capable of forming a microdot pattern having reduced optical density from the latent image of the microdot pattern. SOLUTION: This medium is constituted of at least one image forming layer 44 supported by a supporting body 46 of a light reflecting paper and at least one of the image forming layers capable of forming the microdot pattern having the reduced optical density from the latent image of the microdot pattern. Namely, silver halide grains 40 sensitized by microdot exposure are arranged at optional positions in a photosensitive image forming layer 44 which is coated and formed on the supporting body 46. In the case of detecting the microdot pattern expressing a document whose copying is restricted, a signal showing the detection of the document whose copying is restricted is turned on and copying processing is stopped by controlling the software of a copying device.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 支持層と、 該支持層によって支持される少なくとも1つの画像形成層と、 マイクロドットのパターンの潜像から減少された光学濃度のマイクロドットのパターンを形成することが可能な該少なくとも1つの画像形成層のうちの少なくとも1つの層とからなる、カラー反転複写制限媒体。
  • 【請求項2】 該マイクロドットのパターンは最小光学濃度の文書の領域に存在しない、請求項1記載のカラー反転複写制限媒体。
  • 【請求項3】 支持層と、 該支持層によって支持される少なくとも1つの画像形成層と、 マイクロドットのパターンの潜像から減少された光学濃度のマイクロドットのパターンを形成することが可能な該少なくとも1つの画像形成層のうちの少なくとも1つの層とからなるカラー反転複写制限媒体であって、 形成されたマイクロドットは、黄色背景に対して見られた場合は負の黄色の色相であり、中性背景に対して見られたときは青色の色相であるカラー反転複写制限媒体。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は概して複写制限の分野に関し、特定的には複写制限されたカラー反転文書を形成する技術に関する。

    【0002】

    【従来の技術】文書の複写は、情報が最初に文書形式で記録されて以来実行されてきた。 文書は多くの形式の情報を組み込んだ多くのタイプの基板上に多くの手順を使用して生成される。 文書形式の情報の記憶が初めて行われて以来、文書の認可されていない複製もまた行われてきた。 情報の文書化の歴史の多くでは、原文書を複写するために使用される手順は、認可されていない複写を防ぐのに充分に厄介かつ高価であり、従って高い価値の原文書(例えば通貨等)の認可されていない複写を制限する。 しかし近年、原文書の複製物を生成するための新しい技術(例えば電子写真方式)の導入は、文書を複写することのコスト及び不便さを減少させ、従ってより広範の制限文書の認可されていない複写を制限する効果的な方法が必要とされる。 便利な低コスト複写技術ではカラー又は連続的な色調を含む原文書の複写ができないことは、主にテキスト情報及びラインアートを含む白黒文書の認可されていない複写を制限した。 近年、費用効果的な文書走査並びに信号処理及び文書複製のディジタル式方法は、カラー及び高品位の絵の情報を含む文書に対して原文書の低コストの複写物を生成することまで可能にした。 今日、全ての種類の文書の本質的に見分けのつかない複写物を迅速、便利、かつ費用効果的に生成することが可能である。 従って、原文書の認可されていない複写の問題は、単純な白黒テキストから、カラー文書、絵の情報を含む文書及び写真画像まで拡大した。 近年、特にプロの写真家によって生成された写真画像のディジタル複写装置による認可されていない複製を制限することが大きな関心事となっている。

    【0003】Wickerによる米国特許第5,193,85
    3号及びWickerによる米国特許第5,018,767号は、空間的に規則的な線を文書に組み込むことによって、光電走査を使用した装置によって原文書の認可されていない複写を制限する方法を開示する。 原文書に組み込まれる線の配列の間隔は、複製された文書が原文書と容易に見分けられ、複製物の有用性を低下させることを可能にするよう、複製された文書中に低空間周波数のモアレパターンを生成するよう注意深く選択される。 複製された文書中に生成されたモアレパターンは容易に観察者の目に見えるが、複写の際にモアレパターンを生成するよう原文書に組み込まれる必要とされる線パターンもまた観察者の目に見える。 更に、複製された文書中のモアレパターンの生成は、複写装置によって特定の走査ピッチが使用されることを必要とする。 従って、認可されていない文書の複写を制限するこの方法は、必要とされる線パターンが文書の有用性を減少させることなく組み込まれうる通貨又はIDカードといった文書に対してのみ適用可能である。 この技術の高品位の文書に対する適用は、原文書の画質及び有用性の低下により容認されない。

    【0004】Daniele による米国特許第5,444,7
    79号は、原文書中に2次元符号化記号を印刷することによって、文書を認可されていない複写から制限する方法を開示する。 複写工程の初期段階において原文書を走査する際、原文書のディジタル表現の中で符号化された記号が検出され、抑制されるか、又は複写工程は関連する使用料の請求に続いて許可される。 Schildkraut 他による1995年9月28日に出願された米国特許出願第60/004,404号は、文書中に定義済みの形及び色の記号を組み込み、続いて複写装置によって生成された文書の走査された表現の中で記号を検出することを開示する。 両方の開示において、組み込まれた記号は観察者によって検出可能であり、複写の前に原文書から記号をクロッピングすることによって容易に打ち破られる。
    更に、文書の中に記号を組み込むことは、原文書を生成するときに要求され、望ましくない不便さ及び追加的なコストをもたらす。 従って、認可されていない複写から制限を与えるこれらの方法は容認されない。

    【0005】Yamaguchi 他による米国特許第5,39
    0,003号、Hashimoto 他による米国特許第5,37
    9,093号及びEarl他による米国特許第5,231,
    663号は、原文書のある部分の走査及び分析を行い、
    そこから得られた信号と複写装置内に記憶された信号とを比較することによって複写制限文書を認識する方法を開示する。 複写制限文書の信号が認識されると、複写工程は抑制される。 文書の認可されていない複写を制限するこの方法は、複写制限される全ての文書の信号が当該の各複写装置の中に記憶されるか、又はアクセスされうることが必要であるため用途が限られる。 制限されるべき潜在的な文書の数は非常に大きく、常に増加しているため、当該の複写装置中の更新された特徴データベースを維持することは実際的ではない。

    【0006】ディジタル信号をディジタル手段によって生成された文書へ暗号化する方法が開示された。 これらの方法は、文書走査及び信号処理を利用する複写システム内で検出されうる信号を導入する。 これらの方法は観察者によって検出可能でないという利点を提供し、従って高品位の制限された文書の有用性を維持する。 しかしながら、これらの方法の実施は原文書のディジタル生成に依存する。 ディジタル手段を使用した高品位の文書の生成は増加しているが、まだ限られている。 従って、このアプローチは非ディジタル生成方法を使用して生成された高品位の文書の認可されていない複写を制限するためには有用ではない。

    【0007】Narasimhalu 他による米国特許第5,41
    2,718号は、暗号化された文書を復号化するために必要とされる、文書基板の物理的特性に関連する鍵の使用を開示する。 文書の認可されていない複写を制限するこの方法は、原文書の暗号化を必要とし、復号化の前には無益にするため、本発明の関心となる用途には容認されない。

    【0008】最後に、John Gasper他による1996年2月8日に出願された米国特許出願第08/598,7
    78号及び同じくJohn Gasper他による1996年2月8日に出願された米国特許出願第08/598,785
    号は、化学処理後に黄色マイクロドットの配列を生成するよう、カラー写真紙を青色光のスポットに前露光し、
    ディジタル印刷装置によって実行される走査中にこれらのマイクロドットを検出する方法を開示する。 青色光のスポットに露光された後に黄色マイクロドットを形成することが可能なカラー写真紙はカラーネガタイプである。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、原文書の品質を低下させ、原文書作成における不便さ及び追加的コストをもたらし、大きなデータベースを必要とするといった上述の1つ以上の問題を克服する認可されていない複製を制限することが可能なカラー反転文書媒体を提供することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】概して本発明の1つの面によれば、支持層と、上記該支持層によって支持される少なくとも1つの画像形成層と、マイクロドットのパターンの潜像から減少された光学濃度のマイクロドットのパターンを形成することが可能な該少なくとも1つの画像形成層のうちの少なくとも1つの層とからなる、カラー反転複写制限媒体が提供される。

    【0011】本発明は、原文書の画質を低下させることなく実施されうる複写制限を伴うカラー反転文書を提供することを第1の目的とする。 本発明は、化学的に処理された文書内に、光学濃度の限られた範囲内でのみ光電子式走査装置によって検出可能な複数の指定されたマイクロドットを組み込んだ複写制限された媒体を提供することを更なる目的とする。

    【0012】本発明は、原文書の生成を必要としない、
    ディジタル技術を使用した複写制限方法を提供することを他の目的とする。 本発明は、制限されるべき文書の媒体内に、通常の見る条件下では目に見えない複数の指定されたマイクロドットを組み込んだ複写制限方法を提供することを他の目的とする。

    【0013】本発明は、化学的に処理された媒体内の最小光学濃度の画像の領域の中には存在しない複数の指定されたマイクロドットを組み込んだ複写制限された媒体を提供することを他の目的とする。 本発明は、複数のマイクロドットに対して独特のパターンを割り当てることを他の目的とする。

    【0014】

    【発明の実施の形態】本発明の上記及び他の面、目的、
    特徴及び利点は、以下望ましい実施例を詳述し、添付の図面を参照することによってより明確に理解されよう。
    なお図中、共通の同一の要素を示すために可能な限り同一の参照番号が使用される。 図1を参照するに、ハードコピーの情報を有する文書に対して複写制限を与えるための本発明による方法の最も一般的な実施例では、原文書10の上の像12の中にマイクロドット16のパターンが組み込まれる。 パターンは明瞭化のため窓14の中に拡大されているが、通常このパターンは画像12の視覚による検査によって容易には検出可能ではない。 図示されるように、マイクロドット間のx及びy方向の間隔は夫々P x及びP yによって示される。

    【0015】図2は典型的な複写印刷ステーション20
    の配置を示す。 従来の複写の状況では、図1の原文書1
    0は、キーボード16、操作者インタフェース用タッチスクリーン及び/又はマウス、並びに走査された画像を見るためのモニタ28を組み込んだディジタル画像処理ユニット24に対して走査信号のディジタル化シーケンスを与えるよう、スキャナ22の台の上に配置される。
    プリンタ30は、ディジタル画像処理ユニット24に直接取り付けられるか、又は通信リンクを通じて取り付けられる。 いずれの配置でもプリンタ30はハードコピー印画を形成する。 ディジタル画像処理ユニット24の中にあるアルゴリズム等は、原文書10の中のマイクロドット16のパターンの存在を検出し、文書複写処理を中断させるようプリンタ30を自動的に非作動にし、それにより原文書10の認可されていない複写を制限する。

    【0016】本開示において「ハードコピーの情報を有する文書(以下、文書と称する)」は、接触、レンズ投影、又は光学式走査露光によってポジ画像を記録することが可能な全ての種類の直接反転写真媒体を意味する。
    直接反転写真媒体の例は、カラー反転フィルム及びカラー反転紙である。 文書からなる媒体は主に光反射性、伝導性又は半透明でありうる。 本開示において「情報」
    は、観察者の目に見える任意の形式の情報を意味する。
    典型的な情報は、テキスト、スケッチ、グラフ、コンピュータグラフィックス、絵の情報、絵画及び他の形式の2次元アートを含む絵又はグラフィックのいずれかであるが、これらに限定されるものではない。 「原文書」は複写処理の初期段階において走査された文書を示すことを意味する。 「複写物」は、印画、ディスプレイ、ディジタル画像ファイル、描写、表現の形式で、全体又はその部分が拡大又は縮小されうる複製物、写真肖像、複写物、模倣物、及び/又は類似物を意味する。 「走査」は「原文書」を対応する電子信号に変換する全ての光電子手段を示すことを意味する。 「複写制限」は、全ての複写された画像の有用性の低下及び、正当な認可によって文書の複製を可能にすることを制御することを含む、機械的、電気的、光学的及び他の手段による複写の防止を意味する。

    【0017】本発明の望ましい実施例では、マイクロドットのパターンは、認可されていない複写が制限されるべき文書全体に亘って組み込まれる。 文書中の全ての位置にマイクロドットを配置することは、パターンが文書中の少なくとも1つの重要な領域内に存在し、よって複製された文書の有用性を大きく減少させずに物理的な切截によってパターンを取り除くことを不可能にさせることを確実にする。 本発明の他の望ましい形態では、マイクロドットのパターンは文書中の予め選択された位置又は文書全体を覆わない位置に組み込まれる。

    【0018】本開示において「カジュアル・オブザベーション」は、見ること及び照明の条件を含む文書の通常の使用に関する条件下で文書を観察することを意味する。 本発明では、組み込まれるマイクロドットは、通常の使用条件下におけるカジュアル・オブザベーションによる検出が実質的に不可能であり、原文書の有用性を減少しないという要件を満たす限り、いかなる変形であってもよい。 特に、視距離は特別な像変更装置(例えば拡大鏡、色付きフィルタ等)を使用することなく原文書の典型的な使用に適合し、照明は、通常の色温度の照明源を使用した通常のレベルの照明に適合する。 「カジュアル・オブザベーションによる検出」は、組み込まれたマイクロドットパターンの個々のマイクロドットパターンの区別、又は文書の中性、又は色付きの、濃度における知覚される増加を意味する。

    【0019】本発明は任意の規則的又は不規則的な形状のマイクロドットを使用して実施される。 非円形マイクロドットの場合、マイクロドットの方位は、通常見られるように情報を有する文書の平軸に関して0乃至36
    0°の度に亘って存在するよう選択されうる。 本発明の1つの望ましい実施例では、マイクロドットの形状は方形である。 本発明の他の形式では、マイクロドットの形状は円形であり、他の実施例ではマイクロドットの形状は楕円形である。

    【0020】本発明の実施の際、マイクロドットは、通常の使用条件下で見られた場合、個々のマイクロドットが文書の有用性を減少するのに充分に知覚される最大の大きさよりも小さいよう、その大きさが選択される。 個々のマイクロドットの最小の大きさは、マイクロドットパターンが文書走査装置によって無理なく検出されうる大きさ以上に選択される。 マイクロドットの大きさの有用な度量法は、個々のマイクロドットの面積を、等価の面積の円形を有するマイクロドットの直径(等価円形直径、ECD)として特定することである。 マイクロドットのエッジがはっきりと画成されていない場合、エッジは、例えば負の黄色マイクロドットの光学濃度がマイクロドットの最小濃度とマイクロドットに隣接する領域の濃度との中間である等濃度輪郭とされる。 本発明の望ましい実施例では、ECDが300ミクロン以下のマイクロドットが使用される。 マイクロドットのECDは10
    ミクロン以上であることが望ましく、50ミクロン以上であることが最も望ましい。

    【0021】本発明は文書内に非周期的に分散されるマイクロドットに対して実施されうることが意図されているが、本発明の1つの実施例は、周期的なパターンのマイクロドットを組み込む。 周期的なパターンのマイクロドットはより有用であり、任意の周期的な空間配置を取りうる。 本発明の1つの実施例は、マイクロドットを矩形の配列として配置する。 本発明の第2の実施例は、マイクロドットを6角形の配列として配置する。 2つの隣接するマイクロドットの図心の間の距離として定義されるマイクロドットの中心対中心の間隔は、カジュアル・
    オブザベーションによって原文書の有用性が減少されることが観察される文書の濃度の増加が生ずる最小距離以上の任意の距離であるよう選択される。 本発明の1つの形式では、マイクロドットの間隔は0.5mm以上である。 文書の代表ディジタル信号中のマイクロドット検出の強さは、文書中の存在するマイクロドットの数の増加と共に増加する。 本発明は濃度の望ましくない増加の検出のための最小間隔を超過しない任意のマイクロドット間隔で実施することが可能であるが、本発明の望ましい実施例は上述の最小の許容可能な間隔と同様の間隔を有するマイクロドットを組み込む。 本発明を実施する他の方法は、マイクロドットの中心対中心の間隔が10mm
    以下のマイクロドットパターンを使用する。

    【0022】本発明の実施に有用なマイクロドットは、
    原文書の有用性を減少するカジュアル・オブザベーションによる充分な検出をもたらさないような、任意の輝度、色相及び飽和でありうる。 個々のマイクロドットの検出可能性を最小化するため、マイクロドットの色相は、人間の視覚系によって最も容易に分解されにくい色相の範囲から選択されることが望ましい。 また、その周囲に対して最大の可視コントラストの条件下で最小の可視度のマイクロドットの色相を選択することが望ましい。 典型的にプロの写真家の画像といった写真印画に組み込まれるとき、マイクロドットの存在を観察するのに写真家によって最も重大な関心となる領域は低い反射濃度の領域、更に重大には白色領域であることが分かっている。

    【0023】しかし本発明の実施例では、一般的には画像のハイライト領域と称される最小反射濃度の領域には可視、又はスキャナ検出可能なマイクロドットは存在しない。 カラー反転紙の高い像の露光があるシーンのハイライト領域では、像の露光はマイクロドットの露光を圧倒し、よってマイクロドットの画像は人間の目に見えなくなると共に、光学スキャナによって検出されなくなるよう有効に白くされる。 従ってマイクロドットの最大可視度に対する異なった規準を設定せねばならない。 Koda
    k 社の商標Ektacolor 78カラーネガ紙上に印刷された商標Kodacolor 400 カラーネガフィルムの粒状性を観察するのに写真家にとって最も重大な関心となる反射濃度の範囲は、0.8乃至1.2の中濃度値であることが報告されている(1982年4月発行のDMZwick による「Journal of Applied Photographic Engineering 」
    第8(2)巻、71頁の図12を参照のこと)。 負の黄色マイクロドットを有するカラー反転印画の観察は、これらのマイクロドットが反射濃度の同じ範囲内で最もよく検出可能であることを確かにする。 高反射濃度(低反射率)の影領域では、マイクロドットの存在は反射濃度の非常に小さい減少と、特定のカラー記録内の輝度の同様に非常に小さい増加のみをもたらす。 画像の暗領域内のマイクロドットによって生じたこの増分的な輝度の増加は非常に低く、人間の視覚系はマイクロドットを検出することができない。

    【0024】本発明の実施例は、マイクロドットの色相を、0.8乃至1.2の反射濃度の灰色背景に対して見られた場合に、人間の視覚系によって最も容易に分解可能でない範囲の色相から選択することを目的とする。 色付けされた画像の任意の小さな領域内では、マイクロドットの見かけの色は、異なった色を見せるよう像の追加的な吸収によって変更される。 例えば、像の黄色領域内に存在する負の黄色マイクロドットは(その露光の水準に依存して)あまり黄色でなく、又は白く見え、像の中性灰色領域では拡大されたときに青色に見える。

    【0025】本発明は、マイクロドットの色相を、中間範囲の反射濃度の背景に対して見られたときに人間の視覚系によって最も容易に分解可能でない色相の範囲から選択することを目的とする。 同時に、本発明の実施において有用なマイクロドットの色相もまた、文書の代表的なディジタル信号中のマイクロドットパターンの検出を最適化するために、予想される文書走査装置の感度に適合するよう選択されねばならない。

    【0026】図3は、典型的な観察者の中央に凝視した光度の応答を2つの異なる視野に対して示す図である(1945年「NATURE」第156巻、119
    頁)。 破線は2度の視野の曲線を示し、実線は20アーク分の視野の曲線を示す。 本発明の実施に有用な寸法のマイクロドットの視野は、約0.02度又は1.2アーク分である。 本発明の実施は、観察者によって見られたときに原文書と視覚的に区別できない原文書の複製物を生成するよう設計された複写装置による、文書の認可されていない複写を制限することに対して有用であることが特に意図されている。 この種類の装置の感度は典型的には図4に示されるような人間の視覚系の感度に近似するよう選択される(1987年Fountain Press 社出版のRWGHuntによる「The Reproduction of Colour
    In Photography, Printing, & Television 」の13頁を参照のこと)。

    【0027】従って、本発明は黄色背景に対して見られたときに色相が実質的に負の黄色であるマイクロドットを含む。 負の黄色の色相を選択することは、同時に観察者による検出に対して最も感度が低いという要件を満たすが、複写装置によって容易に検出可能である。 従って、本発明を実施する最も望ましい方法は、マイクロドットの色相をその減少された分光反射濃度(中性背景の濃度以下の濃度)が略500nm以下の波長領域内になるよう選択することである。 本開示において、「略」
    は、400nm及び700nmの限界の間の減少された分光反射濃度対波長のグラフ下の積分された領域の少なくとも75%が特定領域内になることを意味する。 負の黄色マイクロドットによって与えられた減少された黄色濃度及び増加された青の反射度は文書複写機による検出を可能にするのに充分であるが、マイクロドットを知覚可能にするには不十分である。 光電子式走査装置が人間の視覚感度の通常の感度から逸脱する分光感度を有するシステムでは、マイクロドットの色相は同様の方法でシフトされることが望ましい。

    【0028】本発明の望ましい実施は、写真媒体の製造中に生成された原文書内にマイクロドットパターンを組み込む。 本発明の他の形式では、マイクロドットパターンは、販売後に、媒体上に文書情報を記録する前に組み入れられ得る。 本発明の他の形式ではマイクロドットパターンは、販売された後に、媒体上に文書情報を記録した後に組み入れられ得る。

    【0029】本発明の実施は、光電子式走査装置を使用する複写装置によって写真画像の制限されない複写を制限するのに特に有用であることが特に期待されている。
    上述のようにマイクロドットパターンは、写真画像の生成の前、又は写真画像の生成に続いて写真媒体中に組み入れられるか、又はディジタル印刷技術を使用して印刷の前にディジタル画像中に組み込まれうる。 本発明の実施では、反射性及び伝導性の写真支持体、基板又はベースが適合される。

    【0030】カラー反転の画像形成写真媒体は本発明の実施において有用であることが特に意図される。 従って、本発明の実施に意図される写真媒体は、紫外線、可視光線及び/又は赤外線スペクトルの少なくとも1つの領域に対して感応する少なくとも1つの銀ハライド感光ユニットを含む。 紫外線、可視光線及び/又は赤外線スペクトルの同じ領域に対して感応する層を含む1つ以上の銀ハライドを含む銀ハライド感光ユニットが一般的である。 カラー記録写真媒体は、典型的には夫々がスペクトルの赤、緑及び青の領域のうちの1つからの光を記録する3つの銀ハライド感光ユニットを含む。 銀ハライド感光層はカラー形成前駆体を含む。 銀ハライドを含む感光層の順序は、銀ハライド媒体設計に習熟した当業者によって既知の任意の形を取りうる。 写真媒体の設計及び生成に関連する技術は、1994年9月のリサーチ・ディスクロージャ・ナンバー365に記載されている。

    【0031】図5に示される本発明の望ましい形式では、潜在マイクロドットパターンは、写真媒体の分光的、一時的、かつ空間的に制御された露光による文書画像の写真記録の前、又は後に写真媒体に加えられる。 未露光の銀ハライドグレイン40は、上述の制御されたマイクロドット露光に応じて、安定した潜在マイクロドット画像42を形成するよう十分な露光を受ける。 マイクロドット露光に感応する銀ハライドグレイン40は、光反射紙支持体46上にコーティングされた感光画像形成層44中の任意の位置に配置されうる。

    【0032】図6に示される本発明の他の形式では、光反射紙支持体46に対して、光散乱顔料52を含む顔料保有樹脂層50が与えられうる。 紙支持体用に使用される典型的な樹脂はポリエチレンであり、典型的な光散乱顔料は2酸化チタンである。 感光画像形成層44はこの顔料保有樹脂層50上にコーティングされる。 顔料保有樹脂層50は、滑らかな、又はきめの荒い表面を有し、
    コーディングされた感光画像形成層44はこの表面のきめに適合される。

    【0033】図7に示される本発明の他の形式では、光反射紙支持体は、1つの面に顔料保有樹脂50がコーティングされ、他の面に透明な保護樹脂層60がコーティングされている。 感光画像形成層44は顔料保有樹脂層50上にコーティングされる。 顔料保有樹脂層50は、
    滑らか、又はきめの荒い表面を有し、感光画像形成層4
    4はこの表面のきめに適合される。

    【0034】図8に示される本発明の他の実施例では、
    感光画像形成層44はポリエチレン・テレフタレート(PET)といった光学的に透明なフィルムベース70
    の上にコーティングされる。 図9に示される本発明の他の実施例では、光学的に透明なフィルムベース70はまず光散乱顔料52を含む顔料保有層80によってコーティングされる。 光散乱顔料を含む結合剤の例は、ゼラチン、セルロースアセテート及びPETである。 感光画像形成層44は顔料保有層80上にコーティングされる。

    【0035】図10に示される本発明の他の実施例では、顔料保有フィルムベース90は光散乱顔料52を含む。 感光画像形成層44は顔料保有フィルムベース90
    上にコーティングされる。 図11に示される本発明の他の形式は、1つの面に光散乱顔料52を含む顔料保有層80がコーティングされた光学的に透明なフィルムベース70を使用する。 感光画像形成層44は光学的に透明なフィルムベース70の他の面の上にコーティングされる。

    【0036】本発明の1つの実施例では、画像の写真記録の前、又は後に、(マイクロドットパターン接触マスクを使用する制御された青色光露光によって)写真媒体に対して負の黄色マイクロドットパターンが加えられる。 本発明のこの形式の実施に有用なマイクロドットパターンマスクは典型的な写真手段を使用して準備されうる。 そのような手段の1つは、高コントラストのリトグラフフィルムを使用して、白色背景上に黒色マイクロドットパターンを写真撮影する。 カメラの光学系による拡大と組み合わせて写真撮影されるべきマイクロドットパターンの大きさ及び間隔は、正しい物理的寸法の写真フィルム画像を与えるよう選択される。 リトグラフフィルムの写真処理は、黒色背景上に透明なマイクロドットの最終的なマスクを与える。 マイクロドット接触マスクを生成するより望ましい方法は、所望のマイクロドットパターンのディジタル画像を発生させ、次にディジタルグラフィックアートイメージセッターを使用してディジタル画像をリトグラフフィルムに書き込むことである。 単一の写真書き込み及び処理段階によって所望のマイクロドット接触マスクが形成されるよう、ディジタル画像の極性はコンピュータ内で反転されうる。

    【0037】マイクロドットパターンの写真媒体上への露光は、写真媒体の写真処理の前において、感光材料を写真支持体上にコーティングした後の任意の時点で達成されうる。 従って、本発明の望ましい形式のマイクロドットの露光は、写真媒体の製造中に生ずることが意図される。 マイクロドットパターンの写真媒体上への露光は、写真媒体をその最終的な形状に切截する前、又は後に行われうる。 本発明の他の形式では、マイクロドットパターンは、記録されるべき写真画像に対して写真媒体を露光する直前又は後に写真媒体上に露光されることもまた意図されている。 本発明の他の配置は、写真化学処理の直前にマイクロドットパターンを反転写真媒体上に露光する。

    【0038】マイクロドットパターンの写真形成は、写真画像を形成するために使用される写真媒体中に存在する画像形成層のうちの1つの中で行われうる。 本発明の望ましい実施では、マイクロドットパターンは、写真媒体の黄色画像形成層をマイクロドットパターンに対して選択的に青色光を露光することによって形成され、これは写真処理の後に負の黄色色相のマイクロドットとなる。 選択的な露光は、写真媒体の層を含む黄色画像形成感光銀ハライドが優先的に感応する光の波長のみを含むよう単色の青色光源を選択すること、又は写真印刷光源を(例えば分光フィルタリングによって)調節することによって達成される。 マイクロドット露光の強度はまた、黄色画像形成層内に適当な減少された濃度が形成されると同時に、残る画像形成層中の減少された濃度の形成を最小化するよう調節される。

    【0039】マイクロドットパターンを反転写真媒体上に露光する方法は、接触又は投影プリンタ、CRT及びレーザ印刷装置といった走査プリンタ、及び登録商標Se
    lfocレンズアレーといった適当な合焦光学系を有するレーザダイオード及び発光ダイオードを含む照明源のアレーを含む。 ディジタル手段を使用して生成された文書では、マイクロドットパターンは原文書の生成の前に文書のディジタル表現の中に組み込まれる。 本実施例では、
    所望のマイクロドットパターンの位置に対応する文書のディジタル表現の画素(ピクセル)は、生成された原文書内に所望の吸収率を有するマイクロドットを生成するよう画素値について調節される。 このアプローチの適用は特に、マイクロドットパターンに対応する画素値が減少される黄色染料形成の測定可能な量を生成すると同時に、形成されるシアン及びマゼンタの染料の量は文書のディジタル表現と本質的に不変のままであるよう調節されるカラー文書に対して意図されている。

    【0040】マイクロドットパターンを含む原文書は複写装置に結合される光電子式走査装置によって走査される。 光電子式走査装置は、原文書を複写するために使用される走査装置と同じであるか、又は複写されるべき原文書の分析にのみ意図された走査装置を使用しうる。 本発明の他の実施例は、マイクロドットパターンの存在を検出するために光電子式走査装置及びディジタル画像処理ユニットを使用する。 検出ユニットは、通常は原文書の複製物を生成する光電子走査技術に依存しない複写装置の動作を制御する。 光電子式走査装置を組み込んだ、
    ディジタル複写システムを使用した本発明の実施は、存在するマイクロドットを検出するために、複写を制限された原文書の走査から得られたサブサンプリングされたデータの組を使用する。 或いは、ディジタル複写システムは、原文書をプレビューし、マイクロドットパターンの存在を迅速に検出するために、比較的低解像度で原文書を予め走査しうる。 マイクロドットパターンが検出されなければ、文書を複製するためにより高い解像度における第2の走査が実行される。 光電子式走査装置の設計は、スキャナ設計に習熟した当業者によって既知の任意の設計から選択されうる。 独立した光電子センサ及び/
    又はマイクロドットパターンの分光性質に適合した照明源を使用する走査装置が望ましい。

    【0041】光電子式走査装置の解像度は、マイクロドットと、周囲の文書領域とを区別するよう選択される。
    本発明の実施では、75ドット毎インチ(dpi)以上の走査解像度が許容可能である。 150dpi以上の走査解像度がより望ましく、200dpi以上の走査解像度が最も望ましい。 光電子式走査装置によって文書を走査することは、画素毎に文書の光学吸収率又は光学濃度を表わす電子信号を生成する。 電子信号は概して、文書内のマイクロドットパターンの存在の検出を可能にするよう、続く電子処理の前にディジタル画像に変換される。

    【0042】マイクロドットの存在は、様々な方法でディジタル画像を検査することによって確かめられうる。
    画像内のマイクロドットの数は、コード値を有するディジタル画像の領域並びにマイクロドットを示す大きさ及び形状の数を決定することによって計数されうる。 或いは、ディジタル画像中のマイクロドットの空間パターンの存在は、1991年にJohn Wiley & Sons社によって出版されたカリフォルニア州マウンテンビューのサンマイクロシステムズ社のWilliam K.Pratt による「Digita
    l Image Processing」第2版の613乃至614頁に記載されるような画像処理によって検出されうる。

    【0043】マイクロドットパターンの存在を検出するための原文書のディジタル表現の分析の前に、ディジタル画像を他の測定規準に変形することが望ましい。 予測されるそのような変形は、R,G及びBの濃度代表信号を対応するL*a*b*代表信号に変換することである(1987年にFountain Press 社出版のRWGHuntによる「The Reproduction of Colour in Photograph
    y, Printing, & Television」の118頁を参照のこと)。 他の色空間変形もまた本発明の実施において有用であることが予測される。

    【0044】文書のディジタル表現内のマイクロドットの検出は、画像全体に亘って行われる。 上述のように全体画像はサブセクションへ分割されうる。 各サブセクションの平均の色が決定され、マイクロドットの存在を裏付ける平均色を有するセクションは優先的に評価されうる。 マイクロドットの存在の強い信号を与えるサブセクションはそれらの検出のために望ましいと認識される。

    【0045】画像中のマイクロドットの見かけの色は、
    マイクロドットを取り囲む画像の色及び走査装置の光学特性によって影響を受けうる。 マイクロドットの検出を容易にするため、色期待の閾値を評価されている文書の領域の平均の色に調節することが最善である。 任意の光電子式走査装置から分かるように、任意の媒体中のマイクロドットの色期待は、経験的に決定されうる。

    【0046】マイクロドットを表わすピクセルの決定後、原文書のディジタル表現のセクション又はサブセクションに対してフーリエ変換が行われうる。 獲得された2次元の周波数スペクトルは次に、周期的なパターンに対して期待される周波数において評価されうる。 マイクロドットの直接光学検出は、マイクロドットを分解するのに充分な空間解像度を有する文書による光の光学的反射又は伝導の測定の形を取りうる。 マイクロドットの直接光学検出の他の方法は、光学相関器を使用することである。 光学相関器は、1968年、McGraw-Hill 社出版のJoseph W.Goodman による「Introduction to Four
    ier Optics」の177乃至182頁に説明されている。

    【0047】複写処理は、マイクロドットパターンの存在が原文書内で検出されなければ制限されないままであることが可能である。 複写制限された文書を表わすマイクロドットパターンが検出されれば、複写制限された文書の検出を示す信号はオンにされ、複写処理は複写装置のソフトウエアを制御することによって停止される。 本発明の1つの実施例では、マイクロドットパターンの検出の後、複写処理は次の原文書のために再初期化される。 本発明を実施する他の方法では、複写システムは認可された操作者が割り込むまで不可にされる。 認可された操作者は複写に対する認可が生成されれば複写処理を再び可能にすることができ、又は複写装置は認可が得られなければ複写物を生成することなしに再初期化される。

    【0048】本発明の他の実施例では、負の黄色マイクロドットは、文書拡縮及び回転情報を与えるために制限されない、又は複写制限された文書の中に組み込まれる。 矩形のパターンといった回転対称ではない負の黄色マイクロドットの周期的なパターンは、特定値P x及びP yと共に使用されうる(図1を参照のこと)。 文書複写装置は負の黄色マイクロドットを検出し、文書がどの角度で複写装置のプラテン上に配置されているかを決定する。 角度が設定された限界を超えていれば、複写を行う前にプラテン上の文書をまっすぐにするようメッセージが表示されうる。 検出された角度がこの設定された限界以下であれば、複写装置内のソフトウエアは複写された画像の中の画像の回転を除去するために使用されうる。 更に、負の黄色マイクロドットの間隔が一定の拡縮係数だけP x及びP yと異なれば、複写装置内のアルゴリズムはプラテン上の文書が拡大又は縮小されているかを決定しうる。 複写装置が、画像がその元の大きさから拡大されていると決定すれば、複写機は複写された画像の明瞭度又は鮮鋭度を改善するよう画像強調アルゴリズムを使用しうる。

    【0049】本発明の他の実施例では、負の黄色マイクロドットの独特なパターンは、その製造、流通又は販売に関する情報を提供するために複写制限されたカラー反転文書の中に組み込まれる。 負の黄色マイクロドットの独特なパターンは、パターンの特定の位置においてマイクロドットを省く、パターンの特定の位置においてマイクロドットを追加する、又は特定数のマイクロドットに対して1つ以上の方向にパターンの空間周波数を変化させるといった多数の方法によって形成されうる。

    【0050】

    【実施例】例1は写真画像における本発明の実施例である。 本例は、知覚不可能なマイクロドットを反転写真紙上の画像に組み込み、次に画像を走査し、ディジタル化された画像を分析することによってマイクロドットの存在を検出することを目的とする。

    【0051】最初の段階では、紙の上にマイクロドットを配置するために使用され、それを通して写真紙が露光されうるマスクが形成される。 イメージセッターの解像度は635dpiに設定される。 幅及び高さ100ミクロン、中心対中心の間隔が約3.2mmの透明方形マイクロドットの矩形(略方形)の周期的な配列からなるEa
    stman Kodak 社の8”x10”の商標Kodalithフィルムマスクが形成される。 マイクロドット間のマスクの領域は黒色である。

    【0052】次に、以下のようにしてカラーパッチ印画が形成される。 商標Eastman KodakEktachrome透明フィルムの512のカラーパッチからなる像は、均一露光の遠方点光源としてChromega 社の商標D Dichroic IIランプハウス及び登録商標Schneider-Kreuznack 社の商標
    Componon-S 2.8/50レンズを有するBerkey Omega 社の商標D550カラー拡大装置を使用してEastman Kodak 社の商標Ektachrome Radiance III カラー反転写真紙に接触露光された。 商標Kodakithマスクの乳剤は、拡大装置のイーゼルにおいて写真紙の乳剤と接触するスプリング付きの接触印刷フレームの中に保持された。 レンズはf/
    11に設定され、紙の上方38インチに配置された。 2色性設定は、5シアン、6マゼンタ及び0イエローであった。 露光は高い強度の設定において16秒の持続時間であった。 これらの設定は、商標Ektachromeカラーパッチ内の中性段タブレットの中性平衡をもたらした。 紙は最初に上述のように露光された後、次に商標Kodalithマスクを通じて青色光によって露光された。 マスク露光は、
    点光源として同じ拡大装置を使用し、レンズがf/5.6 に設定され、2色性が緑色光及び赤色光の最大露光(0イエロー、151マゼンタ及び151シアン)に設定されたことを除いて全く同じ設定とされて実行され、緑色光及び赤色光の追加的な露光のために拡大装置のフィルムゲート内にWratten 社の商標Wratten 47B もまた配置され、14秒の露光時間によって較正検査表が与えられた。 最後に、露光された写真紙はColenta 社の商標Cole
    nta R3カラー反転紙プロセッサを使用して化学的に処理された。

    【0053】写真印画内のマイクロドットの検出を証明するため、Rodenstock社の商標Rodagon 5.6/80レンズを有する第2の商標Super Chromega拡大装置を使用して、
    Eastmak Kodak 社の35mmの商標5005 EPP 反転フィルム中に記録された画像(エアルーム(Heirlo
    om)シーンと称される)を、Eastman Kodak 社の商標
    Ektachrome Radiance III カラー反転写真紙上に印刷した。 レンズはf/16に設定され、2色性は12シアン、
    9マゼンタ及び0イエローにセットされた。 35mmフレームは8”x10”に拡大され、露光時間は低い強度において5.0秒であった。 マイクロドットは次に、青色光の点光源としての同じ露光条件の第1の拡大装置と、露光が7,10,14及び30秒のより広い範囲で行われたことを除き上述と同様の接触印刷フレーム内の
    Eastman Kodak 社の商標Kodalithマスクとを使用して露光された。 露光された写真紙はColenta 社の商標Colent
    a R3カラー反転紙プロセッサを使用して化学的に処理された。

    【0054】図12を参照し、写真印画内のマイクロドットを自動的に検出するために必要とされる段階を説明する。 最初に、ステップ110において、解像度200
    dpiのEpson 社の商標ES800Cフラットベッドスキャナを使用して印画を走査する。 次のステップ111において、更なる処理を行うために最も100に近い(0乃至255の範囲の)平均青色コード値を有するディジタル画像の256x256ピクセルのセクションが選択された。 この規準は、負の黄色マイクロドットが青色帯域の中間色調範囲で最もよく検出可能であるため使用された。 例えば400dpiといった200dpi以上の解像度で画像が走査されていれば、ステップ111において512x512ピクセルのセクションが選択され、ステップ112においてこのセクションは256x256
    にサイズ変更されうる。 これは、続くステップの処理速度が印画が走査された解像度と独立であるよう実行される。

    【0055】b aはステップ113における画素の青色コード値であり、b bはステップ114において5x5
    中央値フィルタが適用された後の画素の青色コード値であり、ステップ116においてb dは負の黄色マイクロドットを含む画素の青色コード値であるとすると、ステップ117において256x256ピクセルの副画像中の各ピクセルについて量Yは以下の関係式:

    【0056】

    【数1】

    【0057】によって計算される。 b dの値はマイクロドットが生ずる背景色に依存する。 上述のカラーパッチ印画を走査することにより、任意の背景色に対してb d
    の値を与える3次元ルックアップテーブル(LUT)が形成された。 画像を処理している間にb dを獲得するために、赤、緑及び青の背景コード値を推定するために5
    x5中央値フィルタが使用される。 これらの値はステップ115においてb dを獲得するために3次元ルックアップテーブルへの入として使用される。 最後に、式(1)中のCの値は7である。

    【0058】ステップ117の結果として、負の黄色マイクロドットの画像を保持するが、紙の上に印刷されたシーンの内容を除去するY画像と称される256x25
    6ピクセルの画像が生成される。 Y画像内には幾らかの画像内容がまだ残っているため、ステップ118において、画像に対して、単一の画素ドット以外の画像内の全ての構造を減衰する形態フィルタを適用する。 これは矢印がフィルタの原点を示している図13に示される一連の8つの形態フィルタによって達成される(1982年
    Academic Press 社出版のSerra による「Image Analys
    is and Mathematical Morphology第1巻」の424乃至445頁を参照のこと)。 各演算子は、原点がY画像の画素p及び線lに配置され、O iがi番目のフィルタであるとすると、最小コード値は関係式:

    【0059】

    【数2】

    【0060】によって得られるよう配置される。 次に、
    全てのV iの最大値、V maxが計算される。 V max (p,l)=Max(V i (p,l)) 式(3) 最後にフィルタリングされたY画像は、Y画像とV max
    との差に等しくなるよう設定される。

    【0061】 Y filtered (p,l)=Y(p,l)−V max (p,l) 式(4) 次のステップ119において、高速フーリエ変換アルゴリズムによってY画像の離散フーリエ変換が計算される(1992年Cambridge University Press 社出版のPr
    ess 他による「Numerical Recipes in C (第2版)」
    の525乃至531頁を参照のこと)。 ナイキスト周波数間の周波数に対するフーリエ変換の大きさの2乗は、
    実数の2次元配列の中に記憶される。 この配列はパワースペクトルと称される。

    【0062】パワースペクトルは通常、負の黄色マイクロドットが存在すればその格子から生ずるピークの配列と、Y画像中へ送られた周期的なシーン内容と、紙の周期的なきめとからなる。 これに加え、やはりY画像に貢献する非周期的なシーン内容及び紙のきめによるパワースペクトルに対する低い振幅の貢献があってもよい。 パワースペクトル中のピークが負の黄色マイクロドットの格子を示すか否かを決定する段階に進む前に、低レベルのパワーを除去し、パワースペクトルのマイクロドットからの貢献を含み得ない領域をゼロに設定する(ステップ120)。

    【0063】T minが0.06に設定されるとき、低い振幅のパワーは以下の関係式:

    【0064】

    【数3】

    【0065】によって閾値決定することによってパワースペクトルから除去される。 マイクロドットからの貢献を含むには低すぎる周波数において、全てのパワーはパワースペクトルから除去される。 これは、f cutoutを5.0とすると、以下のように関係式:

    【0066】

    【数4】

    【0067】によって明示的に示される。 この時点で、
    幾つかの周波数がその中に集中されたパワーを有するパワースペクトルが得られている。 ここで問題となるのは、ピークが存在する場合、これらのピークは方位及びマイクロドット間隔の範囲に対する周波数領域の中のマイクロドットのシグネチャーであるか否かを決定することである。 この格子を検出するために使用される方法は、画像内の線を検出するために使用されるHough
    変換に関連する(1991年ニューヨークのJohn Wile
    y and Sons社出版のPratt による「Digital Image Proc
    essing(第2版)」の613乃至614頁参照のこと)。 Hough変換は、充分に高いコード値を有する画像内の各画素に対するパラメータの全ての可能な値を限界内で計算することによって画像内のパラメータ化された曲線の存在のための証拠を累積する方法として一般化されうる(1990年ベルリンのSpringer-Verlag 社出版のNiemanによる「Pattern Analysisand Understand
    ing (第2版)」の188頁を参照のこと)。

    【0068】ステップ121及び122を実施するために、パラメータとして尺度及び方位を有する矩形の格子のための証拠を累積する変換を設計する必要がある。 図14は各ドットが離散フーリエ変換内の周波数を表わす周波数空間内の格子を示す。 軸f x及びf yを有する座標系は夫々ディジタル画像の水平及び垂直方向に対応する。 軸f * x及びf * yを有する座標系は角度θだけ反時計回りに回転される。 ここではこの座標系を*座標系と称する。

    【0069】ここで、原点と、周波数空間内の位置(f
    x ,f y )における点との間の線分について考える。 線分の長さdは、以下の関係式:

    【0070】

    【数5】

    【0071】によって与えられる。 線分は、f x軸に対して、 γ=acos(f x /d) 式(8) によって与えられる角度γを有する。 ここでf * x及びf * y軸上への線分の投影を計算する。 ここで、iは整数であり、Δθはθが決定されるべき分解であるとしたときに、以下の1組の角度を考える。

    【0072】 θ i =iΔθ+θ min 0≦i≦(θ max −θ min )/Δθ 式(9) すると、f * x軸上への投影は、 a=dcos(γ−θ i ) 式(10) であり、f * y軸上への投影は、 b=dsin(γ−θ i ) 式(11) である。

    【0073】空間ドメイン内の格子は、公称の水平周期p x及び垂直周期p yを有する矩形であると仮定される。 p x及びp yの値は、夫々尺度係数S xj及びS yjに比例して独立して変化しうる。 これらの尺度係数は、j
    及びkは整数であり、ΔSは尺度が決定されるべき解像度であるとすると、以下の関係式: S xj =jΔS+S minyk =kΔS+S min 0≦j,k≦(S max −S min )/ΔS 式(12) によって与えられる。

    【0074】2つの尺度係数の値の全ての組み合わせに対して、基本周波数は以下の関係式: f x0 =N/(S xjx ) f y0 =M/(S yky ) 式(13) によって計算される。

    【0075】周波数空間中の格子の中の点は、格子の基本周波数の高調波を表わす。 周波数空間の任意の点(f
    x ,f y )に対して、ある点が*座標に整列された格子に属する場合、その点はどの高調波に属するかを考える。 点が実際に高調波であれば、その次数m x及びm y
    の最もよい推測は、 m x =Nint(a/f x0 ) m y =Nint(b/f y0 ) 式(14) である。 *座標系の軸上への点の投影と、次数(m x
    y )の周波数に正確に一致する周波数空間格子上の点との間の差は、

    【0076】

    【数6】

    【0077】である。 Qが一定であるとすると、 Δx≦Q 且つ Δy≦Q 式(16) であれば、その点は実際に格子に属すると結論付けることができる。 実際は、サンプリング誤りを許容するため、Qは0.75に設定される。 ステップ121において周波数空間内の点が方位θ i及び尺度S xj及びS yjを有する格子に属すると分類されれば、その周波数におけるパワーは、

    【0078】

    【外1】

    【0079】が周波数f x及びf yにおけるパワーであり、P totalが当該の周波数レンジ内の離散フーリエ変換における総パワーであるとすると、方位角θ i及び尺度S xj及びS yjにおける格子の存在の証拠を以下の関係式:

    【0080】

    【数7】

    【0081】によって累積するマトリックスに加えられる。 対称性により、周波数平面の半分のみを考慮すればよい。 また、DC成分を有する周波数におけるパワーは境界効果に大きく依存するため、これらの周波数を含まないものとする。 周波数軸(f x又はf=0)における周波数は単純にY画像の非周期的性質による含むため、
    これらの周波数を除く。 最後に、1組の実数のフーリエ変換は原点について反転対称性であるため、f yの正の値を有する周波数のみを含めばよい。

    【0082】上述のようなパワースペクトルの閾値決定及びカットオフにより、最も多くのパワーを有する周波数のみがEに貢献する。 添え字i,j及びkに対してE
    に貢献する周波数の数は非常に重要な量であり、β ijk
    によって示される。 偽の正の値を防ぐため、単一の周波数がEに貢献しうるパワーの量に対して限界を設けることが賢明である。 式(17)における

    【0083】

    【外2】

    【0084】の値は、以下の関係式:

    【0085】

    【数8】

    【0086】によって制限される。 最後の計量は、Eが計算された方位及び尺度の範囲に亘って決定されたEの最大値に基づく。 この計量は、Kを0.73とすると、
    以下の関係式:

    【0087】

    【数9】

    【0088】によって与えられる。 Ψの計算に使用されるY画像が、式(1)を使用して計算されるY画像と同様である場合、計量をΨ bによって示す。 次にステップ122において、Ψ bの最大値が生ずる方位及び尺度に対応し、単純にβによって示されるβ ijkの値を決定する。 Ψ bに貢献する周波数の数をβ bによって示す。 計量β bは、Ψ bの高い値が負の黄色マイクロドットの格子の分離特性を有する高いパワーを有する周波数の格子の結果であることを確かにするために使用される。

    【0089】再び図12を参照するに、ステップ123
    において、複写制限的であると分類される印画に対してΨ bは、以下の関係式: Ψ b ≧Ψ thres =20 式(20) によって示される閾値Ψ thres以上であってはならない。 同時に、計量に貢献する周波数の数は、以下の関係式: β min =50≦β b ≦250=β max式(21) によって与えられる範囲内でなくてはならない。 この条件は、Ψ bに貢献する印画の周期的な特性が正しい周波数のものであることを確かにする。

    【0090】Ψに対する閾値と、β bの許容される範囲は、ステップ124においてマイクロドットを有する印画が複写制限的であると分類され、ステップ125においてマイクロドットを有さない印画が複写制限的ではないと分類されるよう選択される。 上述の様々なパラメータとして選択された値は、M=256,N=256,L
    =2,C=7.0,p x =25.1,p y =25.1,
    min =0.98,s ma x =1.02,ΔS=0.00
    5,θ min =0.00°,θ max =90.0°,Δθ=
    0.50°,Q=0.75,K=0.73,T min
    0.06,f cutout =5,H max =0.76,Ψ thres
    =20.0,β min =50,β max =250である。

    【0091】7,10及び14秒で露光された負の黄色のマイクロドットと共に上述されたエアルームシーンの印画は、ステップ110において走査され、次にディジタル画像はステップ111から開始し、ステップ113
    へ進んで処理された。 Ψ b及びβ bの値は、夫々、7秒露光に対して124及び113であり、10秒露光に対して127及び100であり、14秒露光に対して11
    2及び99であった。 負の黄色マイクロドットを含まなかったエアルームシーンの印画に対しては、値は夫々3
    4.5及び4であった。 従って、式(20)及び式(2
    1)により、負の黄色マイクロドットを有する印画は複写制限的として正しく分類され、マイクロドットを有さない印画は複写制限的ではないとして分類された。

    【0092】例2は、負の黄色マイクロドットを含む、
    又は含まないカラー反転写真印画を4人の熟練した写真家によって検査した場合に獲得される結果を説明する例である。 判定のために、例1のEastman Kodak 社の35
    mmの商標5005 EPP 反転画像から拡大された画像を含む8”x10”Eastman Kodak 社の商標Radiance III
    印画が使用された。 7,10及び14秒のマスク露光によって生成される負の黄色マイクロドットを有する印画に加え、マイクロドットを含まない1つの印画と、30
    秒で露光されたマイクロドットを有する1つの印画が使用された。 30秒で露光されたマイクロドットを有する印画は容易に目に見える負の黄色マイクロドットを有し、判定者に対して何を探すかについて慣れさせ、シーンのハイライト領域内にマイクロドットが無いことを知らせるために使用された。 判定者は、マイクロドットが「可視」、「かろうじて知覚可能」、又は「不可視」のいずれかによって各印画を評価する。 印画はマイクロドットの露光時間に関して任意の順序で見るために選択され、視距離に対しては限界は設定されなかった。 天井照明は、プロの写真家によって使用されるビューイング・
    ブースの典型的な明るい見る条件を与える一列のSylvan
    ia社の商標Cool White Deluxe40ワットランプを使用した蛍光照明であった。

    【0093】判定結果は以下の通りである。 ただし、
    「判定者1:X」、「判定者2:O」、「判定者3:
    +」、「判定者4:*」とする。

    【0094】

    【表1】

    【0095】この判定の結果、4人の判定者は誰も、どの印画中にも任意の色の可視のマイクロドットを見つけなかったことがわかる。 マイクロドットを有する全ての印画は、例1で説明されるアルゴリズムを通じて光電子的に走査され、処理されたときに複写制限的であると決定された。 アルゴリズムによって発生された検出信号は、プリンタ30の動作を抑制するために使用された。
    更に、マイクロドットを有さない印画は複写制限的であると決定され、プリンタ30は可能にされた。

    【0096】本発明は望ましい実施例を参照して説明された。 しかしながら、本発明の範囲を逸脱することなく当業者によって修正及び変更がなされることが理解される。

    【0097】

    【発明の効果】本発明の媒体を使用する複写制限された文書は幾つかの特長を有する。 文書に組み込まれたマイクロドットパターンは文書を見る通常の条件下ではユーザによって検出可能ではなく、文書の有用性の検出可能な減少なしに高品位文書において使用されることを可能にする。 マイクロドットパターンは文書を通じて使用されえ、よってマイクロドットが文書から切截されることを不可能にさせると同時に、検出の強さを増加させる。
    更に、マイクロドットパターンは略不可視であるため、
    原文書の認可された複写は高い画質及び用途の複製となる。 本発明による複写制限的文書は、新たな装置を必要としないため、光電子式走査装置及びディジタル信号処理を組み込んだ複写装置の製造者に対して低いコストを提供する。 最後に、製造中に文書媒体内にマイクロドットパターンを組み込むことが可能であることは、原文書の生成者にとって実施を簡単且つ費用効果的にする。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明のマイクロドットを組み込んだプリントを、マイクロドットを可視的に表わすためのプリントの一部分の拡大された投影図と共に示す斜視図である。

    【図2】本発明の方法が組み入れられ得るシステムをブロック図の形式で示す図である。

    【図3】中央を凝視したときの2つの視野に対する人間の目の明所視光度関数のグラフを示す図である。

    【図4】3色感度のグラフを示す図である。

    【図5】紙支持体上にコーティングされ、マイクロドットパターンに露光された感光写真媒体の断面図を示す図である。

    【図6】光反射樹脂によってコーティングされた紙支持体上にコーティングされ、マイクロドットパターンに露光された感光写真媒体の断面図を示す図である。

    【図7】保護バッキングを有する樹脂によってコーティングされた紙支持体上にコーティングされ、マイクロドットパターンに露光された感光写真媒体の断面図を示す図である。

    【図8】光学的に透明な支持体上にコーティングされ、
    マイクロドットパターンに露光された感光写真媒体の断面図を示す図である。

    【図9】光学的に透明なフィルムベース上に支持された光散乱層上にコーティングされ、マイクロドットパターンに露光された感光写真媒体の断面図を示す図である。

    【図10】光散乱支持体上にコーティングされ、マイクロドットパターンに露光された感光写真媒体の断面図を示す図である。

    【図11】他の面が光散乱層によってコーティングされる光学に透明なフィルムベースの1つの面をコーティングするマイクロドットパターンに露光された感光写真媒体の断面図を示す図である。

    【図12】マイクロドット検出アルゴリズムの1つの形式のフローチャートを示す図である。

    【図13】8つの形態フィルタを示す図である。

    【図14】フーリエ変換における離散空間周波数の配列を示す図である。

    【符号の説明】

    10 原文書 12 像 14 窓 16 マイクロドット 20 複写印刷ステーション 22 スキャナ 24 ディジタル画像処理ユニット 26 キーボード 28 モニタ 30 プリンタ 40 銀ハライドグレイン 42 マイクロドット画像 44 感光画像形成層 46 光反射紙支持体 50 着色樹脂層(光反射性) 52 光散乱顔料 60 透明な保護樹脂層(保護バッキング) 70 光学的に透明なフィルムベース 80 着色層(光散乱性) 90 着色フィルムベース(光散乱性)

    ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成10年7月30日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】図面

    【補正対象項目名】図12

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【図12】

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