【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マルチファイルシート及びマルチファイルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に手帳には、書き留めようとする事項の内容ごとや発生順に応じて、それらに適したフォームを有する専用の頁が設けられており、各頁へ記入する各種情報を整理し易くなっている。 現在、手帳として最も発展したかたちが、いわゆるシステム手帳であって、 その各種頁としては、例えばスケジュール欄、メモ欄、 チェックリスト欄、顧客管理欄、金銭出納欄、日記欄等のフォームを有したものがある。 【0003】これらの手帳等では、速記性、一覧性、携帯利便性等に優れ、また実際に筆記するという動作によって内容を忘れ難くなるという点で、電子手帳等とは異なる独自の有用性を有している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の手帳等において、ある事項を書き留めようとする場合には、その記入に先立ち、書き込もうとする内容を頭の中で分類して、 これに適したフォームの頁を選びだすという手間が要る。 従って、このこと自体、頁めくり等において煩わしさがある。 【0005】また、この頁選びを間違えると、後になって転記が必要になり、作業的にも時間的にも多大なロスを招くことになる。 のみならず、それぞれの事項を異なる頁へ振り分けて書き留めた結果、後になって例えば未済事項だけを探そうとしたときに、却って探し難くなるという難点もある。 【0006】なお、一般に既済事項には、その全体にバツ印や二重線等を上書きして消し込みを行うが、そのため後になって再び記入内容を確認したくてもできないということがある。 また、このような既済事項と未済事項とを混在したままで放置しておくと、未済事項の読み落としがある等の問題があった。 一方、場合によっては記入内容を関連事項ごとにまとめたり、既済事項と未済事項とを区分して整理し直したり、或いは一頁中に記入された内容を並び替えたりするうえで、どうしても転記が必要になることもあったが、このような場合では、上記のように転記作業が極めて大変であるばかりでなく、転記後において当初の記入頁は無駄になるといった欠点もある。 【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、転記の手間が不要でありながら、記入内容を所望する任意のかたちに整理でき且つこの整理が極めて容易にでき、しかも、未済事項の読み落とし等を防止でき、頁の無駄を省いてその利用価値を高めることもできるようにしたマルチファイルシート及びマルチファイルを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、請求項1記載の本発明(マルチファイルシート)では、一辺部に綴じ代部を有した台紙と、該台紙の少なくとも片面に重ね貼りされて少なくとも1回の剥離が可能な覆面シート材とを有していることを特徴としている。 【0009】なお、台紙は、その表裏両面を異なる頁として使用できるものであり、これら両頁へ覆面シート材を貼るようにすることも、又は片方の頁だけに覆面シート材を貼るようにすることも可能である。 このような構成であれば、覆面シート材に記入した内容が既済又は不要となったときに、この覆面シート材を台紙から剥がすことにより、その内容の消去を簡単に行うことができる。 このことは、いちいち記入内容にバツ印や二重線等を上書きして消し込みを行うといった手間を省き、且つ、その後の状態を綺麗にできるうえで極めて有益である。 【0010】しかも、このように覆面シート材の剥離後、必要が生じたときに、残された台紙へ直接的に文字を書き込むといった使い方ができるものであり、同一の頁において、覆面シート材と台紙とで各別の(二重の) 利用価値があることになる。 覆面シート材の素材として、シャープペン、鉛筆、ボールペン、万年筆等の通常筆記具による書き込みが可能なものを用いることは(請求項2)、このマルチファイルシートを、手帳等の構成部材として携行使用するうえで要求される機能の一つである。 【0011】覆面シート材の大きさを行単位又はブロック単位としておけば(請求項3)、1枚の覆面シート材に1事項を書き込むことを原則として、非常に扱い易いものとなる。 また、覆面シート材の中に余白が生じ難くなるため、覆面シート材としても、また台紙の占有スペースとしても、無駄が生じるのを必要最小限に抑えることができる。 【0012】覆面シート材を台紙へ貼り付けるための粘着剤として、再貼着及び再剥離が可能なものを用いれば(請求項4)、剥離後の覆面シート材を適宜箇所へ貼り替えるといったことが可能になる。 従って例えば、別々の頁又は所定の一頁中から、関連事項が記入された覆面シート材を寄せ集め、これらを他の一頁中へまとめたり、既済又は不要となった事項の記入された覆面シート材を、保存専用とする別の頁へ移し替え、残る覆面シート材(即ち、未済事項が記入されていることになる)を一頁中で詰め揃えたり、一頁中で、覆面シート材同士の並び替えをしたりすることができる。 またこれらが極めて簡単且つ迅速に行える。 【0013】そして、このような使い方ができることは、転記という手間を一切不要にできるという利点に繋がり、また整理した情報を極めて迅速且つ正確に探し出すことができるという利点をもたらす。 しかも、記入時においては余計なことに気を使わずに、台紙の上の方の覆面シート材から順番通りに書き込んでゆく、といった使い方を許容できるものとなる。 すなわち、いちいち、 書き留めようとする内容を予め分類して、頁を選ぶといった煩わしさを解消できる利点に繋がる。 【0014】更に、剥離後の覆面シート材を別の書類や物品、或いは説明用のホワイトボード等へ貼着して付箋の代用として用いることや、この覆面シート材を、破れた用紙類の修理やホワイトボード等への書類の貼り付け時等のテープの代用として用いることや、覆面シート材の一端部を折り返し状にしたうえでこれを書物用しおり等の代用として用いること等、全く指向を変えた使い方へと展開することもできる。 【0015】覆面シート材の素材として透明や半透明等の、透過性を有するものを用いると(請求項5)、例えば台紙等、覆面シート材を貼着した相手側部材に表示されたものが、覆面シート材自体を通して見えるようになる。 そのため、覆面シート材と相手側部材とを重ねた状態で複合的な表示にするといった使い方(例えば、台紙に表示した縦罫線と覆面シート材に表示した横罫線とを組み合わせて、マス目を得る等)や、相手側部材に記入されたものの保護カバーとして覆面シート材を用いるといった使い方ができる。 【0016】これらの場合、台紙には、罫線、区分線、 分類枠等を表示することが可能であり(請求項6)、また覆面シート材に対しても、罫線、区分線、分類枠等を表示することが可能である(請求項7)。 また一方、覆面シート材の素材として着色透明のものを用いた場合(請求項8)には、これをマーカー、即ち、蛍光ペン等により特定の表示を目立たせる手法の代用として、用いることができる。 【0017】台紙は、表裏両面が、天地方向に対称となる表示内容にすると(請求項9)、次のような使い方ができる。 すなわち、このマルチファイルシートは、台紙の綴じ代部を綴じ込み用リング装置へ保持させて、このリング装置の左右両側へめくり開閉可能にする、といったことができるが、この場合、利き腕とは反対側となる頁(右利きの人であれば左側の頁となる)に対しての書き込みは、上記リング装置が筆記具を持つ手の邪魔となり、書き難くなるおそれがある。 【0018】そこで、いつも利き腕と同じ側となる頁(右利きの人であれば右側の頁(例えば偶数頁)となる)に対して書き込みを行うようにし、この頁が一杯になったときに、マルチファイルシートを、その天地が逆になるようにして裏返しにする。 これにより、再び利き腕と同じ側へ記入可能な頁(奇数頁)を位置付けさせることができる。 これであれば、上記リング装置等が筆記具を持つ手の邪魔になることはない。 【0019】覆面シート材を1行相当分の大きさに形成すると共に、その行方向長さを台紙の有効短辺寸法以下にし、且つ台紙の有効長辺寸法の半分又はそれ以下にすると(請求項10)、次のような使い方ができる。 すなわち、台紙に対し、その短辺に覆面シート材の行方向を沿わせるようにして、覆面シート材を貼り付けることと、台紙に対し、その長辺に覆面シート材の行方向を沿わせるようにして、2枚の覆面シート材を連結状に貼り付けることとの使い分けが可能となる。 【0020】そのため、覆面シート材に対し、その行方向に沿って縦書きの記入を行った場合、台紙における短辺側を上下として書き込みや読み取りをすることや、この状態から台紙を90°横向きにすると共に、この台紙から剥離した覆面シート材を90°向き代えして貼り直しし、台紙における長辺側を上下として書き込みや読み取りをすることが可能になる。 【0021】また、請求項11に記載の本発明(マルチファイル)は、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のマルチファイルシートを少なくとも1枚具備していることを特徴としている。 このようなファイル形体とすることで、携行性に良好となり、また書棚等において整理し易くなる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。 図1乃至図4は本発明に係るマルチファイルシート1の第1実施形態を示しており、また図5はこのマルチファイルシート1を具備して構成されたマルチファイル2を示している。 【0023】図2に分解状態を示すように、このマルチファイルシート1は、台紙3に対して覆面シート材4が重ね貼りされたものである。 覆面シート材4は、図4に示すように台紙3の表裏両面に対して貼り付けられており、従ってこれら表面側及び裏面側でそれぞれ各別の頁が構成される。 台紙3は、普通紙を素材として形成されたもので、その一辺部には所定間隔で形成された複数の綴じ孔6を有する綴じ代部7が設けられている。 この台紙3の表裏両面には、印刷等により、横罫線が所定間隔で表示されている。 【0024】綴じ代部7において、綴じ孔6の数や綴じ代部7の設けられる辺部の位置、及び綴じ代部7の形成幅等は、マルチファイル2の形式や形体等に応じて各種のものを採用可能である。 このため、綴じ代部7は、台紙3の他の辺部の余白スペースに比べて必ずしも幅広であるとは限らないし、場合によっては綴じ孔6が無いこともある。 【0025】覆面シート材4は、例えばトレーシングペーパーのような半透明のシート素材や透明の樹脂シート素材等、透過性を有した素材を用いて形成されたもので、シャープペン、鉛筆、ボールペン、万年筆等の通常筆記具による書き込みが可能である。 また、マジックやサインペン、蛍光ペン等による書き込みや着色も可能で、裏写りがしないものであれば、なおよい。 【0026】この覆面シート材4は、台紙3に表示された横罫線に対応する長さと、横罫線相互の間隔に対応する幅とを有するように細帯状に形成されている。 すなわち、この覆面シート材4は、台紙3における各罫線間の1行相当分の大きさに形成されている。 従って1枚の台紙3には、表裏両側の頁中の行数に相当する、多数枚の覆面シート材4が、互いに隙間なく隣接して貼り付けられたものとなっている。 【0027】なお、このようなマルチファイルシート1 を製作するうえでは、台紙3の片面の所定領域(記入可能スペース全体)を覆うほどの大きな覆面シート材形成材を台紙3に貼り付けておき、この後、形成材の厚み分のみに対し(台紙3には至らないようにして)、各覆面シート材4ごとの切れ込みを施すという方法をとるのが好適である。 【0028】各覆面シート材4の裏面には、これを台紙3へ貼り付けるために、全面的に粘着剤8(図4参照) が設けられている。 この粘着剤8は、再貼着及び再剥離を何度も繰り返せる特性を有したものとされている。 またこの粘着剤8は、透明又は半透明であり、覆面シート材4の透過性を邪魔することがないものとされている。 【0029】マルチファイル2(図5参照)は、このようなマルチファイルシート1を少なくとも1枚具備するようにして、多数の頁(全てがマルチファイルシート1 である場合でも、当然によい)が、リング装置10を介して一体的に綴じ込まれたものである。 リング装置10 としては、台紙3に設けられる綴じ代部7との関連において、リングの本数、形状、リング間隔、又はリングの開閉構造等が対応されることになるが、台紙3との組み合わせさえ合えば、これらのことは適宜変更可能であることは言うまでもない。 11はカバーケースである。 【0030】次に、このようなマルチファイルシート1 及びマルチファイル2の各種使用例を説明する。 〔使用例1〕まず、図3に示したように覆面シート材4 が貼り付けられた状態でも台紙3の各罫線は見えるので、これら罫線に沿って覆面シート材4上に各種の必要事項を書き込んでゆく。 【0031】なお、以下の説明では、便宜上、図1において符号1Aで示す頁を、書き込みを行うためのものとして、「剥離元の頁」と言うことにすると共に、符号1 Bや1Cで示すものを整理後に用いるものとして、「貼着先の頁」と言うことにする。 図1において、剥離元の頁1Aへ書き込むに際しては、記入事項の内容が異なるごとに行を改めるという点だけに留意すれば、他の点には何ら気を払う必要がない。 【0032】勿論、一つの記入事項が一行に収まらない場合には、次行へも繰り出して書き込めばよい。 図中の覆面シート材4のうち、4−1及び4−2で示すものは、まさにこの例を示している。 このような場合は、行間を跨がっている覆面シート材4の適所に、互いに連続していること、及び連続の順位を表す記号や数字等(図示略)を付しておくのが好適である。 【0033】このようにして、台紙3の上の方の覆面シート材4から、記入事項の発生順にしたがってどんどん書き込んでゆく。 すなわち、いちいち、書き留めようとする内容を予め分類して、頁を選ぶというような煩わしいことは全くしなくともよい。 次に、剥離元の頁1Aにおいて、各覆面シート材4の中から、例えば2月に関する事項が記入されたものを選び、台紙3から剥がし、これを2月度のスケジュールに専用させる貼着先の頁1B に対して、日付の若い順に上から貼着してゆく。 言うまでもなく、上記のように複数行にわたって連続性を有した覆面シート材4(4−1及び4−2)については、その一揃えを一緒にして取り扱う。 【0034】このとき、1枚の覆面シート材4が一行相当分の大きさを有していることが、1事項1単位としての取り扱いを可能にするという意味において、重要な作用を奏することになる。 また、覆面シート材4の中に余白が生じ難くなるため、覆面シート材4としても、また台紙3の占有スペースとしても、無駄が生じるのを必要最小限に抑えることができるものとなる。 【0035】なお、このときの貼着先の頁1Bは、当初から覆面シート材4が非貼着の、台紙3だけのものとすることもできるし、又は当初は覆面シート材4が貼着されたものとするが、貼り替えようとする上記覆面シート材4とは交替に、何も記入されてない覆面シート材4を剥離元の頁1Aへ戻すというふうにしてもよい。 また、 大学ノート程度の大きさの別用紙や別ファイル等を貼着先の頁1Bとして利用することも可能である。 【0036】3月に関する事項が記入された覆面シート材4についても、上記と同様に、剥離元の頁1Aから3 月度のスケジュールに専用させる貼着先の頁1Cに貼り替えてゆく。 このような作業を繰り返すことで、各月のスケジュール表を簡単にまとめあげることができる。 このような使い方は、転記という手間(即ち、筆記用具を用いて実際に書き移すという作業)が一切かからないにもかかわらず、情報の整理が思うまま、しかも迅速且つ簡単にできるものであり、画期的である。 【0037】なお、上記のように所定の覆面シート材4 が剥がされることによって歯抜け状態とされる剥離元の頁1Aでは、残された覆面シート材4を台紙3の上の方へ詰め揃えるようにすればよい。 このとき、覆面シート材4同士の並び替えをすることもできる。 このようにすることにより、台紙3の下部にはまとまった空白部分ができるので、必要が生じたときに、この空白部分へ直接的にメモ等を記入するといった有効的な使い方も可能になる。 【0038】剥離元の頁1Aにおいて、覆面シート材4 が全て剥がされた後には台紙3だけが残されることになるので、この台紙3を新たな貼着先の頁として再利用したり、書き込みに直接に用いる用紙として再利用したりできる。 即ち、同一頁において、覆面シート材4と台紙3とで各別の(二重の)利用価値があることになる。 〔使用例2〕例えば、使用例1の方法で2月度スケジュール表が整理・完成されている貼着先の頁1Bにおいて、覆面シート材4の記入事項が既済又は不要となったときには、この覆面シート材4を台紙3から剥がし、これを保存専用とする別の頁(図示略)へ移し替え、貼り付ける。 また上記貼着先の頁1Bでは、歯抜け状態で残された覆面シート材4(この覆面シート材4には、未済事項が記入されていることになる)を台紙3の上の方へ詰め揃える。 【0039】このようにすると、上記貼着先の頁1Bでは、既済又は不要事項の消去ができる。 従って、いちいち記入事項にバツ印や二重線等を上書きして消し込みを行うといった手間が全くかからないので、簡単である。 しかも、消し込みが無いのであるから、処理後の状態は綺麗なままである。 従って、情報の探し出しが迅速に行え、しかも見落とし等を防止できる利点がある。 【0040】この貼着先の頁1Bに残される覆面シート材4の数は日を追うごとに少なくなり、従って必然的に目立ってくる。 そのため、この覆面シート材4に記入された事項、即ち、未済事項が一目瞭然となり、見落としがない。 これに対し、保存専用頁(図示略)では、既済又は不要となった事項を記入した覆面シート材4が、必然的に、その既済又は不要となった順番通りに、上から並べられてゆくことになる。 しかも、それぞれの事項が消し込みの無い状態で、はっきりと確認できる。 従って、後になってからの確認や検索が非常にやり易くなるという利点がある。 〔使用例3〕上記使用例1で整理・完成された貼着先の頁1Bや1Cにおいて、覆面シート材4の記入事項が既済又は不要となったときに、この覆面シート材4を台紙3から剥がして、逐次、捨ててゆく。 そしてその都度、 歯抜け状態で残された覆面シート材4を台紙3の上の方へ詰め揃える。 【0041】このようにすると、貼着先の頁1Bや1C では最終的に台紙3だけが残され、この台紙3を新たな貼着先の頁として再利用したり、書き込みに直接に用いる用紙として再利用したりできる。 〔使用例4〕覆面シート材4を台紙3から剥がし、これを別の書類や物品、或いは説明用のホワイトボード等へ貼り付けて、付箋の代用として用いる。 覆面シート材4 へコメント等を記入すれば、連絡メモ等としても使える。 〔使用例5〕覆面シート材4を台紙3から剥がし、これを破れた用紙類の修理や、ホワイトボード等へ書類を貼り付けるとき等のテープの代用として用いる。 【0042】このようなことが可能になるため、会議の都度、粘着テープを持ち歩かなければならない、といった手間を解消することができる。 〔使用例6〕覆面シート材4を台紙3から剥がし、図6 (a)及び(b)に示すようにその長手方向の一端部を折り返して張り合わせ状態にする。 そして、これを書物用しおり等の代用として用いる。 折り返す長さは任意である。 【0043】このようにすると、折り返した部分で粘着剤8が内側に入るので、手等に対して引っつかず、また部分的に分厚くなっていることにより折り曲げが容易となるので、ツマミ部分として取り扱いに適したものとなる。 〔使用例7〕覆面シート材4を台紙3から剥がし、これを台紙3や他の書類等のメモ書き箇所等へ重ね貼りし、 保護カバーの代用として用いる。 すなわち、メモ書きの内容等が誤って消されたり、汚れたり、傷付いたりしては困る場合や、メモ書きを水性ペン等でしたときに液がすれや他物への付着を防ぎたい場合等に、便利となる。 〔使用例8〕覆面シート材4を台紙3から剥がし、これを台紙3や他の書類等に記入のあるメモ書き箇所、或いは特定の印刷箇所等へ重ね貼りし、その上から不透明の着色ペン(黒マジック等)で塗り潰して、目隠しの代用として用いる。 これにより、特定の時間帯や特定の人物に対して一時的に情報を隠すことができる。 勿論、隠す必要がなくなれば、覆面シート材4を剥ぎ取ればよい。 〔使用例9〕覆面シート材4にタイトル名を記入し、これを台紙3から剥がしてカセットテープ、ビデオテープ、フロッピィ又はそれらのケースや、各種ファイルの背部等に貼り付けることにより、タイトルテープの代用として用いる。 【0044】図7は本発明に係るマルチファイルシート1の第2実施形態を示している。 この第2実施形態では、台紙3として複数種(図例では3A,3B,3Cの計3種類とした)のものが準備されており、これに対して覆面シート材4は共通する1種類だけとして、それらを組み合わせて貼り付けることによって、各別のフォームを有した頁(1D,1E,1F)を得ようとするものである。 【0045】この第2実施形態で用いる覆面シート材4 は、複数枚が相互隣接的に繋げられたままのかたちで形成されており、その全体大きさは、台紙3の片面の所定領域(記入可能スペース全体)を覆うほどのものとされている。 そして、1行単位で切れ込み(図示略)が施されていて、必要に応じて、覆面シート材4を1枚づつ切り離すことができるようになっている。 【0046】各覆面シート材4には、行方向に沿った一辺寄りに各1本の罫線15が印刷等によって表示されている。 従って、複数枚の覆面シート材4が繋がった全体の形体として、これら各罫線15は行を表示することになる。 また1枚の覆面シート材4の中では、この罫線1 5が下線(アンダーライン)等を表示することになる。 【0047】台紙3には、所定間隔で複数本の縦罫線1 6が表示されたもの(3A)、白紙状態のもの(3 B)、所定の分類枠17が表示されたもの(3C)、その他(図示略)がある。 従って、覆面シート材4を縦罫線16付きの台紙3(3A)へ重ね貼りすれば、それらの互いの罫線15,16が交差状に複合することにより、マス目パターンを有した頁1Dが得られることになる。 【0048】また、覆面シート材4を白紙状態の台紙3 (3B)へ重ね貼りすれば、覆面シート材4による横罫線15だけのパターンを有した頁1Eが得られることになる。 更に、覆面シート材4を分類枠17付きの台紙3 (3C)へ重ね貼りすれば、所定目的に応じた表パターンを有した頁1Fが得られることになる。 〔使用例1〕1種類の覆面シート材4と複数種類の台紙3(3A〜3C)との組み合わせにおいて、当初から全パターンの頁1D〜1Fを準備しておく。 またこれと同時に、台紙3については、それぞれの種類(3A〜3 C)ごとに覆面シート材4が非貼着のものを準備し、これを貼着先の頁としておく。 【0049】そして、各頁1D〜1Fが有するパターンにおいて、所期の目的に応じた使用(表示書式に沿った書き込み)をする。 また、書き込み後に覆面シート材4 を貼り替えて情報整理をする場合も、剥離元の頁とする台紙3と、貼着先の頁とする台紙3とが同一種類のものになるようにする。 このような使い方は、情報の整理方法として普遍的なものとされる。 〔使用例2〕例えば、マス目パターンを有した頁1Dに対し、各マス目に1文字を対応させるようにしつつ、書き込みを行う。 そして、書き込み後に情報整理(覆面シート材4の貼り替え)を行うときには、貼着先の頁として、白紙状態の台紙3Bを用いる。 【0050】このようにすると、白紙状態の台紙3Bに対して複数の覆面シート材4を貼り付けたものは、文字間から縦罫線16がなくなった、スッキリとした状態となる。 しかも、縦方向の文字並びが整然と揃えられているので、各覆面シート材4に記入された事項を、極めてスムーズ且つ正確に読み取ることができる。 また、外観的にも非常に綺麗に整理されたものとなる。 【0051】言うまでもなく、剥離元の頁として残される台紙3Aでは、縦罫線16だけが表示された状態となるので、これを縦書き用紙として用いることができる。 また、台紙3Aを90°横向きにすれば、横長の横書き用紙として用いることも可能になる。 〔使用例3〕表パターンを有した頁1Fに対し、縦方向の区分線として表れる部分(分類枠17の一部)を無視して、文字を書き込んでゆく。 そして、書き込み後に情報整理(覆面シート材4の貼り替え)を行うときには、 貼着先の頁として、白紙状態の台紙3Bを用いる。 【0052】このような使い方は、本来、邪道であり、 はじめから表パターンを有した頁1Fではなく、横罫線15だけのパターンを有した頁1Eで行えばよいものである。 しかし、書き込み時において、頁選びをしている暇がないようなときや、横罫線15だけのパターンを有した頁1Eとして余白頁はおろか余白部分も無かったような場合等には、上記使い方も急場しのぎの策として、 十分に利用価値を見いだせるものである。 〔使用例4〕各覆面シート材4には、行方向に沿って1 本の罫線15が表示されているので、例えば白紙状態の台紙3B(覆面シート材4の非貼着とされたもの)と、 何も記入していない複数枚(例えば4枚)の覆面シート材4とを用いて、台紙3B上で適宜の欄、表、分類枠、 グラフ等を作りだすことができる。 この場合、必要に応じて覆面シート材4を適宜長さに切断して用いてもよい。 【0053】また、覆面シート材4の貼着方向を斜めにして斜め罫線にするといった使い方もできる。 〔使用例5〕覆面シート材4を台紙3から剥がし、他の書類等の特定の記載事項に重ねて貼るようにする。 この場合、覆面シート材4に表示された罫線15が、記載事項に対する下線(アンダーライン)となる。 このような使い方は、契約書や委任状、或いは商品自体等、一般に書き込みが制限又は禁止されている書類等に対しても、 何ら問題を起こさせるものではなく、特定の表示を目立たせることができるので、極めて利用価値が高い。 【0054】図8及び図9は本発明に係るマルチファイルシート1の第3実施形態を示している。 この第3実施形態の覆面シート材4は、図8に示すように1行相当分の大きさに形成されたもので、その行方向長さLは、台紙3の有効短辺寸法W(短辺全長から綴じ代部7の幅を除いた部分の寸法)以下とされ、且つ台紙3の有効長辺寸法H(短辺側に綴じ代部7が設けられた場合には、この幅を除いた部分の寸法となる)の半分又はそれ以下とされている(即ち、W≧L≦H/2)。 【0055】台紙3には白紙状態のものが用いられている。 覆面シート材4に罫線等を入れるか入れないかは任意に選択できる。 〔使用例〕まず、図8に示すように剥離元とする頁では、その全体を90°横向きにする。 従って、各覆面シート材4の行方向は縦長状態となる。 そこで、この覆面シート材4に対し、その行方向に沿って縦書きで書き込みを行ってゆく。 【0056】次に、図9に示すように貼着先とする頁では、その全体を縦長状態にする。 そして、剥離元の頁から所定の覆面シート材4を剥がしてこれを貼着先とする頁へ貼り付ける場合には、覆面シーク材4の行方向が、 貼着先の頁の長辺に沿うようにする。 このとき、最初の覆面シート材4は、第1行の上段側、次の覆面シート材4は第1行の下段側、次の覆面シート材4は第2行の上段側、…というふうに、1行おきに、覆面シート材4を上下段にわけて連結させてゆく。 【0057】このようにしてゆくと、貼着先の頁では、 台紙3における短辺側を上下として、覆面シート材4への書き込みや記入事項の読み取りをすることができる。 これであれば、後によって頁めくりをする場合や読み返すときに、いちいち頁ごとに向きを90°変えるといった煩わしいことをする必要がなくなる。 なお、図8に示したように台紙3における長辺側を上下として、覆面シート材4への書き込みや記入事項の読み取りを行うことも、勿論、可能である。 【0058】図10は本発明に係るマルチファイルシート1の第4実施形態(なお、覆面シート材4の図示は省略した)を示している。 この第4実施形態では、台紙3 の表裏両面に横罫線20や見出し下線21が所定間隔で表示されているが、この横罫線20や見出し下線21 が、表裏両面で、天地方向に対称となっている。 すなわち、台紙3を、その天地が逆になるようにして裏返しにした場合、それまで裏面側に表示されていた横罫線20 や見出し下線21が表側に表れ、しかも裏返しにする前と同じ配置となる。 〔使用例〕マルチファイルシート1は、図5に示したように台紙3の綴じ代部7に設けられた綴じ孔6をマルチファイル2の綴じ込み用リング装置10へ通すようにすることで、このリング装置10の左右両側へめくり開閉可能にされる。 【0059】いま、リング装置10を中心としてその両側へマルチファイルシート1を見開き状に広げるとする。 そして、このうち、利き腕とは反対側となるマルチファイルシート1によって構成される頁(右利きの人であれば左側の頁となる)に、文字を書き込もうとしたとする。 この場合、リング装置10が筆記具を持つ手の邪魔となり、上記頁へは書き難くなる。 しかし、利き腕と同じ側となるマルチファイルシート1によって構成される頁(右利きの人であれば右側の頁となる)に文字を書き込む場合には、リング装置10は何ら邪魔とはならない。 【0060】そこで、いつも利き腕側の頁(例えば偶数頁)に対して書き込みを行うようにし、この頁が一杯になったときには、台紙3を、その天地が逆になるようにして裏返しにする。 これにより、再び利き腕側の頁(奇数頁)が記入可能な頁となる。 また、表裏両面の頁が記入済みとなった場合は、このマルチファイルシート1をリング装置10の左側へめくる。 そして、このような動作を繰り返すようにする。 【0061】図11は本発明に係るマルチファイルシート1の第5実施形態を分解して示したものである。 この第5実施形態では、覆面シート材4だけでなく、台紙3 も、透明、半透明、又は着色透明等の、透過性を有する素材によって形成されている。 すなわち、台紙3に対して覆面シート材4を貼り付けた状態でも、覆面シート材4の上から台紙3の裏面側が透けて見える。 このマルチファイルシート1では、台紙3の片面側だけに覆面シート材4を貼り付けるようになっている。 〔使用例1〕このようなマルチファイルシート1は、図12に示すような横罫線パターンを有する下敷き25、 マス目パターンを有する下敷き26、所定目的に応じた表パターンを有する下敷き27を用いて、文字の書き込みを行う。 【0062】この場合であると、1枚のマルチファイルシート1の中で、覆面シート材4ごとに複数種の下敷き25〜27を複合使用することが可能になる。 例えば、 上段側の覆面シート材4には横罫線パターンを有する下敷き25を用い、中段の覆面シート材4にはマス目パターンを有する下敷き26を用い、下段側の覆面シート材4には表パターンを有する下敷き27を用いるといった具合である。 【0063】勿論、これらの覆面シート材4は、記入後に行う情報整理(覆面シート材4の貼り替え)時に、それぞれの使用パターンに応じた貼着先の頁へ貼り付ければよい。 この実施形態の場合、パターンの異なるマルチファイルシート1を、各パターンごとに多数頁づつ持ち歩く、といったことをする必要がなく、下敷き25〜2 7を1枚づつ携帯するだけで、いずれのパターンにも対応できることになる。 すなわち、携帯性に優れている。 【0064】また、覆面シート材4及び台紙3として、 パターンの異なるものを製作・準備しておく必要がないので、低コスト化が可能であるという利点もある。 〔使用例2〕地図、図面、写真、イラスト等にマルチファイルシート1を重ね置き、その必要部分を覆面シート材4上へ書き移す、すなわち、トレースする。 このトレース領域を含んだ全ての覆面シート材4は、台紙3に対して貼着されていたのと同じ順番のまま、例えば別用紙等に対して貼り替えることができる。 【0065】なお、覆面シート材4を台紙3から剥離させ、これを直接、地図等に貼着してトレースするといった方法も採用可能である。 この場合は、覆面シート材4 が地図等に対して貼り付き、ズレ動かないため、トレースし易く、且つ正確なトレースができるという利点がある。 図13は本発明に係るマルチファイルシート1の第6実施形態を示している。 この第6実施形態では、覆面シート材4が、台紙3の片面の所定領域(記入可能スペース全体)を覆うほどの大きなものとして形成されている。 一方、台紙3には、印刷等により、横罫線が所定間隔で表示されている。 〔使用例〕従って、覆面シート材4の上から文字を書き込んだ後、情報整理の段階で、必要と思われる所望大きさ、及び所望領域の一部だけ(符号4X、又は4Y等参照)を、1枚切りカッター(重ねられた紙を1枚だけ切断できるカッターで、一般に市販されている)で切り取ってゆくようにする。 【0066】図14は本発明に係るマルチファイルシート1の第7実施形態を示している。 この第7実施形態では、覆面シート材4がブロック片状に形成されている。 一方、台紙3には、印刷等により、各覆面シート材4が収まる区画線30が表示されている。 ところで、本発明は、上記各実施形態以外にも、各種の変形、改良等が可能である。 【0067】例えば、覆面シート材4を着色透明の素材によって形成させる。 これの使用例としては、マーカーの代用として用いる場合がある。 すなわち、蛍光ペン等により特定の表示を目立たせる手法と同様である。 従って、この場合の覆面シート材4は、蛍光色とするのが好適である。 また、複写機に対して発色しない(黒写りしない)ようにするうえでは、淡色系統にするのが好適である。 【0068】一般に蛍光ペン等のマーカーでは、間違って塗ってしまった場合の補修はできないが、上記のように着色透明の覆面シート材4を用いた場合では、何度でも貼り直しや撤回、又は色変え(即ち、色の異なる覆面シート材4との交換)が可能であるという利点がある。 また契約書や委任状、或いは商品自体等、一般にマーカーの使用が禁止されているような書類等に対しても、何ら問題を起こさせるものではなく、特定の表示を目立たせることができる。 【0069】第1〜第7実施形態の中で挙げた種々の覆面シート材4や台紙3を、それぞれ適宜組み合わせて用いたり、或いはその使用方法を組み合わせた複合的な使用をしたりすることが可能である。 マルチファイルシート1としての大きさは、特に限定されるものではなく、 大学ノート程度の大きさとしたり、手帳サイズとしたり、女性や子供向けに更に小型にしたりできる。 【0070】覆面シート材4は、2行又は3行といった、複数行幅で形成させることも可能である。 また覆面シート材4の長さも、例えば台紙3の半分幅に相当する寸法にして、台紙3の横1行分を、横連結した2枚の覆面シート材4で対応させるというふうにすることができる。 【0071】粘着剤8は、1回の剥離によって使用不能になるようなもの(即ち、覆面シート材4は使い捨てとなる)でもよい。 覆面シート材4として、着色不透明のもの、網かけ表示のあるもの、イラスト等が印刷されたもの、使用者の氏名や所属が印刷されたもの(名刺に相当するようなもの)等を付属的に設けること等、この発明の持つ応用性は極めて広範囲にわたるものである。 【0072】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に係るマルチファイルシート及びマルチファイルでは、台紙の少なくとも片面に重ね貼りされた覆面シート材に対して、必要事項をどんどん書き込んでゆくようにした後、必要に応じて覆面シート材を台紙から剥がすということができるものである。 【0073】そして、覆面シート材を何度でも剥離及び貼着の可能なものとした場合(請求項4)、台紙から剥がした覆面シート材は、別の台紙やその他の適宜箇所へ貼り替え可能になる。 従って例えば、別々の頁又は所定の一頁中から、関連事項が記入された覆面シート材を寄せ集め、これらを他の一頁中へまとめたり、既済又は不要となった事項が記入された覆面シート材を、保存専用とする別の頁へ移し替え、残る覆面シート材(即ち、未済事項が記入されたもの)を一頁中で詰め揃えたり、一頁中で、覆面シート材同士の並び替えをしたりすることが、自由自在に行える。 【0074】また、既済又は不要となった記入事項は、 この該当する覆面シート材を台紙から剥がすことによって、その頁からの消去ができるのであるから、消し込みという手間は一切かからない。 しかも、消し込みが無いので、その後の状態を綺麗なままにでき、未済事項の読み落とし等を防止することができる。 【0075】このようなことから、覆面シート材に書き込みを行う時点では、余計なことに何ら気を使わずともよく、記入に専念できる。 また記入後においては、転記という手間(即ち、筆記用具を用いて実際に書き移すという作業)は完全に省けるうえに、情報の整理がいとも簡単に、且つ思うがままにできる。 そのうえ、整理後の情報は極めて迅速且つ正確に検索できるという利点もある。 【0076】更に、覆面シート材が剥がされた後の台紙に対しても、これに直接的に文字を書き込むということができるので、同一の頁を、覆面シート材と台紙とにおいて各別に(二重に)有効利用できることになる。 従って、資源の有効活用と省資源化とにとって、極めて有益となる。 覆面シート材が透過性を有するものとすれば(請求項5)、この覆面シート材を通してその裏側のものが見えるので、手帳等としてだけでなく、一般事務用品として、その応用範囲は飛躍的に広がることになる。 【図面の簡単な説明】 【図1】マルチファイルシートの第1実施形態における使用説明図である。 【図2】マルチファイルシートの第1実施形態を分解して示す斜視図である。 【図3】マルチファイルシートの第1実施形態の正面図である。 【図4】図3のA−A線拡大断面図である。 【図5】マルチファイルの一例を示す斜視図である。 【図6】マルチファイルシートの第1実施形態で用いられる覆面シート材についてその応用使用例を示すもので、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 【図7】マルチファイルシートの第2実施形態としての各種展開パターンを示す分解説明図である。 【図8】マルチファイルシートの第3実施形態(横使い状態)を示す正面図である。 【図9】マルチファイルシートの第3実施形態における使用例(縦使い状態)を示す正面図である。 【図10】マルチファイルシートの第4実施形態における使用説明図である。 【図11】マルチファイルシートの第5実施形態を分解して示す正面図である。 【図12】マルチファイルシートの第5実施形態で用いる各種パターンの下敷きを示す正面図である。 【図13】マルチファイルシートの第6実施形態をその分解状態と共に示す正面図である。 【図14】マルチファイルシートの第7実施形態を分解して示す正面図である。 【符号の説明】 1 マルチファイルシート 2 マルチファイル 3 台紙 4 覆面シート材 7 綴じ代部 8 粘着剤 15 覆面シート材の罫線 16 台紙の罫線 17 台紙の分類枠 W 台紙の有効短辺寸法 H 台紙の有効長辺寸法 |