Data hiding card

本考案は、データ隠しカードに関し、特に、データを隠す目的を実現でき、ユーザーが、異なる角度により、或いは、フィルタレンズにより、異なるデータを読取り、秘密性と興味性とが向上されるデータ隠しカードに関する。

一般の隠し画像は、文字や数字、図柄、商標、絵、写真、陳述、マーク、メッセージ、仕様或いは他の記号である。 例えば、ゲームカードに隠し画像が含有され、当該隠し画像が表示される場合、当該隠し画像が、総当籤金にある所定の賞名であってもよく、予めに設定した「賞」番号と一致する所定の番号であってもよく、また、予めに設定した「賞」文字と一致する所定の文字であってもよい。 そして、所定の画像や写真、商標或いは図柄であってもよい。

隠し画像を有する基体を形成するには、様々な方法がある。 全ての技術理論は、画像が隠されたゲームカードを形成するのに適用できる。 例えば、基体上のあるタイプの隠し画像は、所定の化学溶剤が塗布されると表示される。 また、基体に含有されるあるタイプの隠し画像は、基体に対して人造光や自然光を照射すると、画像その自身が反応することにより、表示される。

一般の人によく分かっているけずりは、まず、紙カードに隠し領域を印刷してから、隠し領域の上にけずり層をコートし、当籤調べの時、当該けずり層を外力でけずると、当該隠し領域上の数字や図柄或いは絵が表示され、これにより、当籤調べの効果が得られる。 しかし、当該けずり層は、隠し領域の外部に付着するだけであるため、何かに触れるとけずられ、秘密性や興味性の良くない状態になり、一般の従来の技術は、実用上、改善しなければならなかった。

本考案の主な目的は、何かに触れるとけずられる問題を解消し、データを隠す効果が得られ、ユーザーが異なる角度により、或いは、フィルタレンズにより、異なるデータを読取り、データの秘密性と興味性を向上することができるデータ隠しカードを提供する。

本考案のデータ隠しカードは、底層と、底層上に形成される吸光層と、間隔図柄領域を有し吸光層上に積層される第１の模糊層と、図柄領域を有し第１の模糊層上に積層される第１のデータ層と、間隔図柄領域を有し第１のデータ層上に積層される第２の模糊層と、図柄領域と回折格子を有し第２の模糊層上に積層される第２のデータ層とが含有される。

図１、２、３は、本考案の立体分解の概念図と本考案の立体外観の概念図及び本考案の断面状態の概念図である。 図のように、本考案はデータ隠しカードであり、底層１、吸光層２、第１の模糊層３、第１のデータ層４、第２の模糊層５及び第２のデータ層６から構成され、データを隠す目的を実現でき、ユーザーが、異なる角度により、或いは、フィルタレンズにより、異なるデータを読取り、秘密性と興味性とが向上されるデータ隠しカードである。

上記の底層１は、プラスチックシートや透明或いる半透明の物質からなる。

当該吸光層２は、上記の底層１上に積層され、外部の光源を吸収して、第１のデータ層４を隠す効果がより向上される。

当該第１の模糊層３は、上記の吸光層２上に積層され、間隔図柄領域３１が含有され、当該間隔図柄領域３１は、円状やウェーブ状或いは図形状に分割される。

当該第１のデータ層４は、上記の第１の模糊層３上に積層され、図柄領域４１が含有され、当該図柄領域４１上の図柄は、輪郭だけを有する中空図柄であり、当該第１の模糊層３と第１のデータ層４とは、同じ色であり、例えば、イエローやブルーである。

当該第２の模糊層５は、上記の第１のデータ層４上に積層され、間隔図柄領域５１が含有され、当該第２の模糊層５と第１のデータ層４とは、異なる色であり、例えば、ブルーやレッドであり、また、当該第２の模糊層５の当該間隔図柄領域５１は、円状やウェーブ状或いは図形状に分割される。

当該第２のデータ層６は、上記の第２の模糊層５上に積層され、図柄領域６１と、当該図柄領域６１上に積層される回折格子６２とが含有され。 上記の構造により、新規なデータ隠しカードが構成される。

図４、５は、本考案の使用状態の断面概念図と本考案のカードの使用状態の概念図である。 図のように、本考案のカードは、使用する時、当該第２のデータ層６に、一つ以上の図柄領域６１と回折格子６２を設置し、ユーザーが当該第２のデータ層６の上にある図柄領域６１のデータを読取る時、当該データ隠しカードを、上、下、左、右等の異なる角度に変換し、この時、回折格子６２を変化して、異なる角度により、当該第２のデータ層６の当該一つ以上の図柄領域６１にあるデータを、それぞれまたは同時に読取ることが出来る。

図６、７は、本考案カードの他の使用状態の断面概念図と本考案カードの他の使用状態の概念図である。 図のように、本考案カードは、上記の方式で、異なる角度により、それぞれ又は同時に当該一つ以上の図柄領域６１にあるデータを読取るだけでなく、当該第１のデータ層４上に回折格子４２を設けて、ユーザーが当該第１のデータ層４上にある図柄領域４１のデータを読取る時、フィルタレンズ７を用いて、当該フィルタレンズ７を、当該データ隠しカードの適当な位置に位置付けることにより、ユーザーが、フィルタレンズ７を介して、第１のデータ層４上の図柄領域４１にあるデータを読取ることが出来、また、当該フィルタレンズ７に、更に回折格子が設置されることもでき、これにより、第１のデータ層４の図柄領域４１上にある特定のデータが読取られ、暗号化の効果が得られるため、紙幣や文書の偽造を防止できる。

図８、９は、本考案カードの更に他の使用状態の断面概念図と本考案カードの更に他の使用状態の概念図である。 図のように、本考案は、当該第２の模糊層５に、更に回折格子５２が設けられ、当該データ隠しカードを移動すると、間隔図柄領域５１に、一部のデータが存在し、一部のデータが存在しないフリッカーのような効果が得られ、これにより、異なる角度で、間隔図柄領域５１上にある各データを表示することが出来る。

以上のように、本考案に係わるデータ隠しカードは、有効的に従来の各欠点を改善でき、データを隠す目的が実現され、ユーザーが、異なる角度で、或いは、フィルタレンズを用いることで、異なるデータを読取り、秘密性と興味性が向上される効果が得られ、そのため、本考案は、進歩性と実用性を持ちながら、ユーザーをより満足できるから、法に従って実用新案登録請求を出願する。

以上は、ただ本考案のより良い実施例であり、本考案の実用新案登録請求の範囲は、それによって制限されず、本考案の実用新案登録請求の範囲や明細書内容に従って等価の変更や修正は、全てが、本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれる。

本考案カードの立体分解の概念図である。

本考案カードの立体外観の概念図である。

本考案カードの断面状態の概念図である。

本考案カードの使用状態の断面概念図である。

本考案カードの使用状態の概念図である。

本考案カードの他の使用状態の断面概念図である。

本考案カードの他の使用状態の概念図である。

本考案カードの更に他の使用状態の断面概念図である。

本考案カードの更に他の使用状態の概念図である。

符号の説明

１ 底層２ 吸光層３ 第１の模糊層３１ 間隔図柄領域４ 第１のデータ層４１ 図柄領域４２ 回折格子５ 第２の模糊層５１ 間隔図柄領域５２ 回折格子６ 第２のデータ層６１ 図柄領域６２ 回折格子７ フィルタレンズ