書籍作成支援システム

申请号 JP2018057533 申请日 2018-03-26 公开(公告)号 JP2018136964A 公开(公告)日 2018-08-30
申请人 朝日 直子; 发明人 朝日 直子;
摘要 【課題】歴史の理解を深めることができる書籍作成システムを提供する。 【解決手段】書籍作成システム160’’は、見開き一方の頁Lに歴史記述が記載され、歴史記述に対応する情報を見開き他方の頁Rに記載された書籍を作成するための基本書システム70と、ユーザが関心を抱く嗜好情報を入 力 する嗜好入力部と、誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部161と、暦年に対応付けられた状態で、嗜好情報に関わるその時代の歴史表示が保持される嗜好年表メモリ162と、誕生年入力部に入力された暦年をキーとして嗜好年表メモリから歴史表示を呼び出して画面に表示させる記述手段163と、歴史表示に応じた自分史情報を入力することができる自分史入力部165とを備えた参考書システム80と、によって構成される。 【選択図】図21
权利要求

ユーザの誕生年に関する情報の入を促す誕生年入力部(161)と、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史表示(L)が保持された年表メモリ(162)と、前記誕生年入力部(161)に入力された暦年をキーとして前記年表メモリ(162)から前記歴史表示(L)を呼び出して画面に表示させる記述手段(163)と、見開き一方の頁に前記歴史記述が表示された歴史表示部(L)を有し、該歴史記述に対応する時代の自分史情報を、見開き他方の頁(R)に設けられた前記自分史入力部(165)に入力することで、時代毎の年齢頁(L1、L2…)を有する書籍(1)を作成する書籍作成手段(164)を備えた基本書システム(70)と、 前記ユーザが関心を抱く嗜好情報を入力する嗜好入力部(191)と、誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部(161’)と、暦年に対応付けられた状態で、前記嗜好情報に関わるその時代の歴史表示(L’)が保持される嗜好年表メモリ(162’)と、前記誕生年入力部(161’)に入力された暦年をキーとして前記嗜好年表メモリ(162’)から前記歴史表示(L’)を呼び出して画面に表示させる記述手段(163’)と、前記歴史表示(L’)に応じた自分史情報を入力することができる自分史入力部(165’)と、を備えた参考書システムと、からなる書籍作成支援システム(560)。所定時間ごとに前記歴史表示部(L)のコンテンツを変えて表示される前記基本書システム(70)において、該コンテンツによる嗜好参考書システム(80a、80b・・・)の閲覧量に応じて前記歴表示部(L)への表示時間を設定し、該嗜好参考書システム(80)を、前記基本書システムの共有者として関連付けるためのパートナー紹介部(567)を設けると共に、 前記嗜好年表メモリ(162’)に保持されるべきコンテンツの作成者を募集するためのコンテンツ作成者募集部(561)と、前記コンテンツのオーナーを募集するためのオーナー募集部(564)と、前記コンテンツに基づいて前記参考書システム(80)を作成するための外注募集部(565)と、を設けたことを特徴とする請求項1に記載の書籍作成支援システム。

ユーザの誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部(161)と、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史表示(L)が保持された年表メモリ(162)と、前記誕生年入力部(161)に入力された暦年をキーとして前記年表メモリ(162)から前記歴史表示(L)を呼び出して画面に表示させる記述手段(163)と、見開き一方の頁に前記歴史記述が表示された歴史表示部(L)を有し、該歴史記述に対応する時代の自分史情報を、見開き他方の頁(R)に設けられた前記自分史入力部(165)に入力することで、時代毎の年齢頁(L1、L2…)を有する書籍(1)を作成する書籍作成手段(164)を備えた基本書システム(70)と、 前記ユーザが関心を抱く嗜好情報を入力する嗜好入力部(191)と、誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部(161’)と、暦年に対応付けられた状態で、前記嗜好情報に関わるその時代の歴史表示(L’)が保持される嗜好年表メモリ(162’)と、前記誕生年入力部(161’)に入力された暦年をキーとして前記嗜好年表メモリ(162’)から前記歴史表示(L’)を呼び出して画面に表示させる記述手段(163’)と、前記歴史表示(L’)に応じた自分史情報を入力することができる自分史入力部(165’)と、を備えた参考書システム(80)と、からなる書籍作成支援システム。所定時間ごとに前記歴史表示部(L)のコンテンツを変えて表示される前記基本書システム(70)において、該コンテンツによる嗜好参考書システム(80a、80b・・・)の閲覧量に応じて前記歴表示部(L)への表示時間を設定し、該嗜好参考書システム(80)を、前記基本書システムの共有者として関連付けるためのパートナー紹介部(567)を設けると共に、 前記嗜好年表メモリ(162’)に保持されるべきコンテンツの作成者を募集するためのコンテンツ作成者募集部(561)と、前記コンテンツのオーナーを募集するためのオーナー募集部(564)と、前記コンテンツに基づいて前記参考書システム(80)を作成するための外注募集部(565)と、を設けたことを特徴とする請求項1に記載の書籍作成支援システム。

说明书全文

本発明は、自身の歴史を記述する際のノートとして使用される書籍を容易に作成するためのシステムに関し、学びつつ書籍を作成するための書籍作成支援システムに関する。

自身の歴史を記述した書籍(以下「自分史」と称する。)を容易にするシステムとして、記述対象である日付を受信し、ユーザIDと生年月日とからなるデータベースから生年月日を取得して年令を算出し、年令に対応した質問をデータベースから呼び出し、その年月日の時事情報等を記憶させたデータベースを参照して年表を生成してクライアントに送出するシステムが提案されている(特許文献1を参照)。 また、コンピュータ装置によるネットワークを介した出版システムとして、提供者のコンピュータ装置と、印刷所のコンピュータ装置とを、インターネットを介して接続することによって構成された書籍出版システムが開示されている(特許文献2を参照)。

このシステムは、執筆者に関する情報と、投稿原稿のタイトル名と、原稿ファイル名とを入させ、それによって執筆者情報と原稿タイトル名からなるメール本文と、投稿された原稿のファイル名に応じた添付ファイルと、からなる電子メールを生成し、投稿者が選択したジャンルに応じたメールアドレス宛に送信する技術が提案されている(特許文献2を参照)。

特開2009−116519号公報

特開2003−50841号公報

しかし、書籍出版は原稿の作成が重要であり、特に、自分史を書く場合は、過去の記憶を辿り、自身が生きた時代背景を考察することが必要となる。 そこで、本発明は、時代背景を知り、記憶を蘇らすことで執筆を容易にすることができる書籍作成支援システムの提供を目的とする。

上記課題を解決するために、本発明に係る書籍作成支援システムは、ユーザの誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部と、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史表示が保持された年表メモリと、前記誕生年入力部に入力された暦年をキーとして前記年表メモリから前記歴史表示を呼び出して画面に表示させる記述手段と、見開き一方の頁に前記歴史記述が表示された歴史表示部を有し、該歴史記述に対応する時代の自分史情報を、見開き他方の頁に設けられた前記自分史入力部に入力することで、時代毎の年齢頁を有する書籍を作成する書籍作成手段を備えた基本書システムと、前記ユーザが関心を抱く嗜好情報を入力する嗜好入力部と、誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部と、暦年に対応付けられた状態で、前記嗜好情報に関わるその時代の歴史表示が保持される嗜好年表メモリと、前記誕生年入力部に入力された暦年をキーとして前記嗜好年表メモリから前記歴史表示を呼び出して画面に表示させる記述手段と、前記歴史表示に応じた自分史情報を入力することができる自分史入力部と、を備えた参考書システムと、からなるものである。

この場合、所定時間ごとに前記歴史表示部のコンテンツを変えて表示される前記基本書システムにおいて、該コンテンツによる嗜好参考書システムの閲覧量に応じて前記歴表示部への表示時間を設定し、該嗜好参考書システムを、前記基本書システムの共有者として関連付けるためのパートナー紹介部を設けると共に、前記嗜好年表メモリに保持されるべきコンテンツの作成者を募集するためのコンテンツ作成者募集部と、前記コンテンツのオーナーを募集するためのオーナー募集部と、前記コンテンツに基づいて前記参考書システムを作成するための外注募集部と、を設けてもよい。

本発明は、ユーザの誕生年を入力することで、自身の年齢に対応づけられた状態で、その当時の歴史記述が表示されるので、当時の時代背景を理解しながら、自身の歴史を振り返ることができる。自身に影響を与えた事象が、順序良く、整理された状態で提示されるので、自身の歴史に関する書籍を、効率よく作成することができる。

この書籍を作成するための参考書システムを拡充させることで、多様なユーザに即したコンテンツを提供することが可能となり、自身の歴史に関する書籍(自分史)を極めて容易にできる。

請求項2に係る発明は、コンテンツの提供者(嗜好参考書システムの管理人)を募集することで、基本システムで提供される情報量を増やすことができる。また、何人でも参考書システムのオーナーになることができ、参考書システムのオーナーになることで基本書システムの共有者となることができるので、精度の高い公共的なコンテンツを提供することが可能となる。

本発明に係る書籍作成支援システムによって作成された書籍を示す説明図である。

上記書籍作成支援システムの第1実施形態としての書籍作成システムに関し、(a)はブロック図、(b)は年表メモリ、(c)は年齢ごとの画面を示す、(d)は書籍が作成される状態を示す説明図である。

上記書籍作成システムとしてのWEBサイトを示し、(a)はトップページ、(b)はトップページで暦年を入力した際の表示画面である。

上記WEBサイトにおいて、次頁に遷移する状態を示す説明図である。

上記WEBサイトの歴史表示部の変形例を示す概略図である。

上記書籍作成支援システムの自分史表示部への入力画面を示す説明図である。

上記書籍作成支援システムの第1変形例の説明図であり、(a)はトップページ、(b)はトップページにおいて暦年を入力した際に表示される画面を示す。

上記変形例の説明図であり、(a)は遷移画面、(b)は年表メモリを示す。

年表メモリをWEBシステムとして構成した状態を示す説明図である。

上記書籍作成支援システムの第2変形例を示し、(a)はブロック図、(b)は年表メモリ、(c)は遷移画面である。

上記書籍作成支援システムにおいてご当地情報を共有する状態を示し、(a)コメントを共有する旨の入力画面、(b)は入力されたご当地情報が保持されるデータベース、(c)はご当地情報を共有するための頁への導入画面である。

上記自分史表示部に入力する状態を示し、(a)入力を促す画面、(b)は入力された画面(c)は入力された情報が保持されるメモリの一例を示す。

上記書籍作成支援システムにおいて自分史表示部の画像を差し替える状態を示し、(a)はサンプル画像の入手先を選択する画面、(b)は画像入手先の一例、(c)はサンプル画像が置き換えられた状態を示す。

自分史表示部のレイアウトを変更する状態を示す説明図である。

年齢頁の最後のページから印刷までの状態を示し、(a)は裏表紙のページ、(b)は印刷用PDFファイルをダウンロードする状態を示す説明図である。

上記書籍作成支援システムが組み込まれた作品の適時提供システムを示す説明図である。

上記書籍作成支援システムの3変形例としての家族史作成システムを示し、(a)はブロック図、(b)は関係者メモリ、(c)は家族史作成用データベース、(d)は書籍作成手段を示す説明図である。

上記関係者メモリの変形例を示し、(a)はエピソード付事件メモリの実施例、(b)はWEB上のファイルとして実施例を示す。

本発明の書籍作成支援システムの第3実施形態としてのコ・ラーニングシステムの構成を示す。

上記コ・ラーニングシステムにおける基本書システムと参考書システムを示す。

上記参考書システムの説明図であり、(a)はブロック図、(b)は事件メモリ、(c)は書籍作成手段を示す。

上記参考書システムの流れを示す説明図である。

上記参考書システムの第1変形例の説明図である。

上記参考書システムの第2変形例の説明図である。

画像として歴史年表を表示させた場合の説明図であり、(a)は歴史表示部、(b)は各年齢頁の歴史年表を並べた状態を示す。

本発明の書籍作成支援システムの第4実施形態としてのアクティブラーニングシステムの説明図である。

上記システムの変形例として著作権学習システムを加えたものを示す。

上記著作権学習システムの説明図であり、(a)は挿絵提供部、(b)は公募作品展示部への応募フォームを示す。

本発明の書籍作成支援システムの第5実施形態としてのコ・ワーキングシステムの構成を示す。

基本書システムと嗜好参考書システムとの関係を示す説明図である。

上記書籍作成支援システムの流れを示す説明図である。

コンテンツ募集部の構成の説明図である。

コンテンツ市場における入札フォームを示す。

監修者募集部の外注市場における入札フォームを示す。

本発明に係る書籍作成支援システムは、歴史に関する理解を深めつつ、図1に示すような書籍を作成するためのものである。この書籍は、自分史の材料を整理するためのノート(自分史帳)として提供されるものであり、ユーザ年齢の暦年に生じた出来事を記述する年齢頁を複数含んで構成されたものである。誕生期、幼児期、子ども期・・・と、それぞれの年齢ごとの年齢頁は、見開き一方の頁(歴史表示部L)に、暦年に対応する歴史記述を表示し、歴史記述に対応する暦年の自分史記述を、見開き他方の頁(自分史表示部R)に記入するように構成されている。本実施例では、見開き一方の頁(L)は、各暦年に対応する歴史情報が表示される歴史記述部Zと、当時の様子などを示す画像部Gと、当時の特徴的出来事を表示するテーマ表示部Tと、を有する構成とした。

見開き他方の頁(R)は、各暦年に対応する自身の様子を記入する自己紹介部Pと、自身のコメントやエピソードを記入するエピソード記述部Eと、当時の写真などの自分史画像表示を挿入する自分史画像部Sと、を含んで構成される。画像部に隣接させて画像特定部SIが設けられている。この場合、自分史画像表示として、自身の姿が映っているものが表示されている場合は、いずれが自身であるかを示す表示(画像特定表示)を示すのが好ましい。

このような頁構成とすることで、当時の社会と自分史の主人公との関係を秩序立てて理解することが可能となる。本発明に係る書籍作成支援システムは、このような書籍の作成支援を通じ、歴史に関する理解を深めつつ、各種分野の学びの場を提供するものである。

本発明の第1実施形態に係る書籍作成支援システム160を、図2を参照して説明する。 本実施形態に係る書籍作成支援システム160は、ユーザの誕生年に関する情報の入力を促す誕生年入力部161と、年表メモリ162と、歴史記述手段163と、書籍作成手段164と、自分史入力部165と、を含んで構成される。 年表メモリ162は、暦年に対応付けられた状態でその時代に関する歴史記述を保持する記憶装置である。図2(b)に示すテーブルに、暦年と、当時の社会を示す歴史記述Zと、を対応付けた状態で保持させて構成される。

記述手段163は、第1の記述手段163’と第2の記述手段163”と、を含んで構成される。第1の記述手段163’は、誕生年入力部161に入力された暦年をキーとして、年表メモリから歴史記述を呼び出して歴史表示部Lに記述する。 この場合、誕生年Yに年齢Fを加算して得られた暦年をキーとして、年表メモリ162から歴史記述Zを呼び出し、当時の出来事を記述する年齢頁に出力することで、1934年生まれの人が誕生した頃の年齢頁には、西暦「1934+0」年当時の歴史記述が出力され、幼児期の年齢頁には、西暦「1934+N(Nは1つの頁に含める年の数)」年当時の歴史記述が出力される。「次頁」のクリックを続けることで、同様に第2の記述手段163”によって記述され、現在の私に至るようになっている。

書籍作成手段164は、歴史記述手段163によって作成されたデータを印刷可能な状態へと変換する。印刷に際しては、時代毎の年齢頁を含む書籍を作成することができるように、複数の頁を有するデータを、例えばPDFファイルとして作成する。 この書籍作成支援システム160を、デスクトップ型パソコンのように横長画面用のWEBサイトとする場合は、図3及び図4に示すように、書籍様の画面として構成するのが好ましい。この書籍様画面表示手段は、誕生年入力部161に入力された暦年に対応付けられた歴史記述を年表メモリ162から呼び出して歴史表示部Lに表示する。見開き他方の頁は自分史表示部Rであると共に、自分史入力部165としての機能をも有する。

自分史表示部Rは、当時の自身の様子を示す自己紹介部Pと、エピソードを記述するエピソード記述部Eと、前記自分史画像表示が表示される自分史画像部Sと、を含んで構成される。自分史画像部に隣接して、画像特定部SIが設けられる。 自己紹介部Pは、自由に記述できるよう初期設定では空欄となっている。この場合、図5に示すように、希望に応じてサンプル文を表示させることができるようにしてもよいし、予めサンプル文を表示しておき、それを修正することで自己紹介部Pを作成できるようにしてもよい。

エピソード記述部Eは、エピソードや当時の思い出などが記述される(図6を参照)。この場合、テーマ表示部Tにおいて入力されたコメントを、エピソードとして表示させてもよい。 自分史画像部Sには画像が入力される。赤ん坊時代をイメージさせる画像、幼児期をイメージさせる画像…など、発達段階に応じた画像がデフォルトとして表示されており、自身の画像と差し替えられるようになっている。 自分史情報を入力して自分史表示部Rを作成した後、書籍作成手段164によって、自分史頁用の印刷用ファイルが作成される。

本システムをスマートフォン用に構成した場合は、図7に示す画面として提供することができる。書籍の見開き一方の頁分(歴史表示部)のみ表示されるようにし、それを見ながら自分史情報を入力する。 トップページの誕生年入力部161’において選択された誕生年(暦年)に、当時の社会を記載したページが夫々リンクされており、誕生年Yを選択することで第1の記述手段によって誕生年のページがブラウザ上に表示される。そのページから、「次頁へ」を選択することで、当該ページからリンクされた幼児期(Y+N)のページが第2の記述手段によって表示される。同様に「次頁へ」を続けていくことでブラウザの機能により、小学校低学年期(Y+N+N)、小学校高学年期(Y+N+N)…と、現在のページへとリンクされる。

テーマ表示部Tにはテーマの概略、或いはキーワードのみを表示しておき、それをクリックすることで、解説欄Kが表示され、そのテーマに関するコメントを入力することができるようにしてもよい(図8を参照)。また、コメント入力欄fに入力されたコメントを自分史情報としてデータベースに登録し、必要に応じて読みだされるように設計してもよい。 キーワードに対応付けた状態でその内容を解説する記述が保持されたキーワードメモリを設け、そのキーワードを暦年と関連付けておき、歴史表示部Lに、年表メモリを参照して呼び出された当該年の歴史記述と共に、そのキーワードメモリから呼び出されたキーワードが表示されるようにする。

年表メモリ162に、暦年に対応付けた状態で、当時の画像情報と共に保持させておき、それらが呼び出されてブラウザ上で表示されるようにしてもよいし、歴史記述Zと画像部Gとテーマ表示部Tを組み合わせた単一ファイル(PDF・画像など)として保持させておいてもよい。 年表メモリ162をデータベースとして構成するのではなく、WEB上のファイルシステムとしてもよい。その場合、歴史表示部Lを記載したサブページの束として構成することができる(図9を参照)。

年齢頁の歴史記述Zの中に含まれるキーワードをクリックすることで、該当する事件記述に関する解説が表示されるような書籍作成支援システム160’としてもよい(図10を参照)。この場合、歴史上の事件を示すキーワードに対応付けられた状態で解説文が保持された事件メモリ168を含んだ構成とし、歴史表示部Lに含まれたキーワードに参照操作が施されることで、事件メモリ168から解説文を呼び出し、解説表示部Kに表示する。 解説文に対するコメントの入力を促すコメント入力部fを設け、入力されたコメント情報を事件メモリ168に保持させる。そして、キーワードに参照操作が施された際に、そのコメント情報を解説文や他のコメント情報と共に表示する。

地域や人々の暮らしなど、自分史の材料となりやすいテーマ(ご当地情報などの嗜好情報)を嗜好年表メモリ162’に保持させておいてもよい。嗜好年表メモリ162’には、図11(b)に示すように、個別のテーマが暦年に対応させた状態で保持されており、歴史記述が表示される頁に、嗜好年表メモリ162’を参照して呼び出された当該年の歴史記述を表示する。 当該テーマに対するコメントを入力できるようにしてもよい。コメント入力後、それを共有する旨の選択がなされた場合、その情報がサイト管理者に情報が送出され、新たな情報として、嗜好年表メモリ162’に保持される。

嗜好年表メモリ162’を、地方ごとの情報が暦年に対応づけられた状態で保持されるように設計すれば、サイト閲覧者が、当地情報頁(嗜好情報への導入部190)をクリックし、嗜好情報入力部191においてご当地を選択することで、その地域の情報が時系列的に表示され、それを読みながら、新たな情報を書き込むことができる。入力されたご当地情報を、個人用のデータベースに、年齢頁ごと対応づけた状態で保持されてもよい(図12を参照)。

自分史画像部Sへの差し替え用の画像を、外部サイト(挿絵美術館)から入手することも可能である(図13を参照)。人物の映像を含む画像の場合、画像特定表示SIに基づいて質問情報を生成し、それを送信することで、回答を促すように構成してもよい。画像に映ったもの(人や景色)をもとに、記憶がよみがえり、書くべき内容を見つけ出し易くなる。

自分史入力部165のレイアウトを保持するレイアウトメモリと、歴史表示部の他方側の頁のレイアウトの選択を求めるレイアウト選択手段と、を含んだ構成としてもよい。レイアウト選択手段に入力されたレイアウト情報に基づいてレイアウトメモリから呼び出されたレイアウトが、自分史入力部165として表示されるようにする(図14を参照)。 また、歴史表示部Lを備えた見開き一方側の頁と、自分史入力部165を備えた見開き他方側の頁の間に挿入されるべき追加頁に関するレイアウトを保持する追加頁メモリと、その追加頁のレイアウトの選択を求める追加頁レイアウト選択手段と、を含んだ構成としてもよい。追加頁選択手段に入力された追加頁情報に基づいて追加頁メモリから呼び出された追加頁が、追加自分史入力部として表示される。

書籍作成手段164は、最後の頁の作成を終えた際に、「前頁に戻る」「最初に戻る」「印刷用PDFの作成」「保存」の選択を求め、「印刷用PDFの作成」が選択されることで、表紙のレイアウトの選択と、必要なPDFファイルの選択を求める(図15を参照)。 この場合、表紙に標題や名前を入力できるようにしてもよいし、予め表示されたものを修正できるようにしてもよい。また、表紙の模様を無模様にすることもできる。印列用PDFは、1頁ごとダウンロードできるようにしてもよいし、表紙から裏表紙に至る一連の頁としてダウンロードできるようにしてもよい。

次に、作品の適時提供システム1に本システム160を組み込んだ実施例を、図16を参照して説明する。 このシステム1は、生涯をかけて自分史を作成している人が、完成前に亡くなってしまった場合であっても、所望の態様によって出版(或いは贈呈)されるようにしたものであり、作成途中の自分史を、出版社などのシステム運営者に寄託しておき、作品の提供時期を判定するための時期判定信号S1を所定期間ごとに送出し、その信号が受信されなかったことを示す未受信信号S2を受けた際に作品を提供することを、基本構成とする。このシステム1に含まれた指導システム60に、本発明に係る書籍作成支援システムが組み込まれる。

時期判定信号送出するためのシステム30は、積算システムにおいて計算された費用を請求する請求システム31と、費用の入金を受けた後に指導の要否を判断する指導判断システム32と、提供時を判断する提供時判断システム33と、直ちに提供されないと判断した場合に時期判定信号D5を送出する発信システム34と、を含む。 時期判定信号を送出するための発信システム34としては、金融機関の自動口座引き落とし(又は振込み)システムを利用し、補充的に電話システムを利用することができる。口座引き落としシステムを利用した場合、金融機関からの引き落とし不能の通知をもって未受信信号S1とみなすことができる。

受注システム10では、提供しようとする作品の寄託を受け付けると共に、その作品を提供しようとする先の宛名情報D1、提供時に関する時期情報D2、提供する作品に関する作品情報Wの入力を促す。 時期情報D2には、いつ提供するか(「直ち」に提供するか、「将来」の未確定時に提供するか、「死後」提供するか、或いはその組み合わせであるか)に関する情報と、「将来」又は「死後」が選択された場合における発信システム34と、時期判定信号S1の送出間隔に関する情報が含まれる。

受注システム10を介して入力されたこれらの情報(D1、D3、W)はデータベースに登録され、これらの情報に基づいて、積算システム25において、作品提供に要する費用が計算され、請求する。入金が確認された場合は、作品情報Wが指導判断システム32へと送出される。 指導判断システム32では、寄託された作品が、完成品か否かの判断がなされる。完成品でない場合は、指導が必要である旨を示す指導指示情報D5を、後述する指導システム60へと送出する。完成品の場合は、直ちに提供するか否かを判定し、「直ちに提供する」旨の選択がなされている場合は、提供指示システム40に向けて、提供指示情報D6を送出する。

「直ちには提供しない」旨の選択がなされている場合は、提供時判断システム33に対し、時期判定信号の発信開始を示す発信開始情報D7を送出する。この発信開始情報D7は、発信システム34に応じた方法によって送出されるが、その入力を受けて、提供時を検出するための時期判定信号が所定期間ごとに送出される。 未受信信号(例えば、振り込み(又は引き落とし)不能の通知」)を受け取ることで、「作品提供の期日到来」とみなし、提供指示システム40に向けて提供指示情報D8を送出する。

提供指示情報D8を受けた提供指示システム40は、データベースから、宛名情報D1と作品情報Wを呼び出し、作品情報W(態様情報D3)に即した提供システム50に、提供のための必要な情報を送出する。 寄託された作品が完成品でない場合は、指導システム60における指導認定システム61へと移行する。指導認定システム61は、寄託作品が完成品でないことを認定すると共に、如何なる指導方法が選択されているかを判定する。 個別指導が選択されている場合は担当者へ送出され、自動指導が選択されている場合は、本発明の書籍作成支援システム160へと送出される。

作品の適時提供システムの第1のユーザとして、自分史を、自身の研究の集大成の場として捉え、研究成果を論文(作品A、作品B…)として随時出版し、死後、その集大成としての自分史を出版し、図書館に寄贈したいと考える者(研究者)が想定される。研究論文の概要が、当時の時代背景とエピソードを交えて記述された自分史を作成する。 まず本発明の書籍作成支援システム160を利用してこれまでの自分史を作成し、完成品として出版する。研究の進展に応じて、これからの自分史の中で新たな論文を発表し、死後、これまで作成された自分史に未発表の論文を追加して、研究者人生の集大成として論文集を出版する。

第2のユーザとして、他者の力を借りながら自分史を作成し、死後、完成された書籍を、近親者に贈りたいと思う者が想定される。例えば、ベッドの傍らに置かれたパソコンと携帯電話を使用し、個別指導を受けながら作品を完成させ、自身が死んだ後、「天国からの贈り物(登録商標)」等のラベルが貼られた書籍をサプライズで家族のもとに届けようと考える者(高齢者)である。この場合、個別指導を行う指導者によって書籍作成支援システム160が使用される。 本システムにおける画像表示部Sにユーザ(即ち、自分史の主人公)から提供された写真を挿入し、写真に写っているものを手掛かりに指導者が質問を発する。質問メモリから呼び出された質問情報に沿って発問することで、自分史の材料となる情報を聞き出すことができる。

第3のユーザとして、独力で自分史を作成し、それをベースに他者の力を借りながら家族史へと発展させようと考える者が想定される。家族史は、本実施形態の書籍作成支援システム160を発展させることで可能となる。 即ち、書籍作成支援システム260としての家族史作成システムは、関係者に関する情報が入力される関係者情報入力部261と、それが保持される関係者メモリ262と、家族史作成用データベース265、本実施形態の書籍作成支援システム160に追加したものである(図17を参照)。

関係者情報入力部261には、ユーザ(本人)と関わりのあった者を特定する関係者情報と、ユーザとの関係を示す続柄情報と、当該関係者の誕生年を示す関係者誕生年と、ユーザと関係した時期などが入力される。入力された情報は、個々の関係者に対応付けられた状態で、関係者メモリ262に保持される。この関係者メモリ262を参照して、家族史作成用データベース265が作られる。 なお、家族史作成用データベース265は、自分史作成用データベースを家族のメンバーごとに作成したものであってもよいし、家系図のとして作成されたものであってもよい。

書籍作成手段164は、自身の年齢頁に家族用の年齢頁(例えば「父誕生」の頁)を追加する。この際、関係者誕生年(KY)からユーザの誕生年(Y)を減じて得られた年齢頁(自身の誕生年の前に「Y−KY」年分のページを追加)に、関係者誕生年をキーとして年表メモリ162から呼び出された歴史表示Lが表示されるようにすることで、祖先に遡った家族史が作成される。

関係者メモリ262に保持された職業や人柄などの情報は、自分史作成用データベース165に保持された参照先情報に基づいて呼び出すことができる。この場合、図18(a)に示すエピソード付事件メモリ168’に保持させておき、それが参照されて表示されるようにしてもよい。 図18(b)のように、WEB上のファイルとしてエピソード付事件メモリ168’を構成し、年齢頁の歴史記述Zの中に含まれるキーワードがクリックされることで、該当する事件記述と、その際のエピソードとが呼び出されて表示されるようにしてもよい。

自身が有する情報をもとに家族史Aを完成させ、それを、アクセス制限のあるホームページにおいて公開し、親戚などに関係者メモリ262への入力を求める。歴史記述Zの中のキーワードをクリックすることで、その事件に関する解説が表示され、コメント記載欄が現れるようにすれば、閲覧した関係者によって新たな情報提供が得られやすくなる。

本発明に係る書籍作成支援システム360の第3実施形態としてのコ・ラーニングシステムを、図19を参照して説明する。 本システムは、WEB上で提供される書籍作成支援システム160によって自分史を作成するにあたり、異なる媒体からなる書籍作成支援システム160’を参考書がわりに利用できるようにしたものである(図20を参照)。参考書としてのシステム(参考書システム80)と、基本書としてのシステム(基本書システム70)を有機的に結合させることで、生徒端末としての書籍作成支援システム160、160’を構成した。 この生徒端末(70、80)と、教師端末2とをインターネットを介して接続することで本システム360が構成される。

いずれの書籍作成支援システム(70、80)にも、第1の自分史表示への入力を促すボタン(誕生年入力部161)と、次ページを表示させるための次頁ボタンを設けて構成される。誕生年入力部161に入力された暦年をキーとして、年表メモリから歴史記述が呼び出され、それを記述手段163が歴史表示部Lに表示する。そして、次ページを表示させるための次ページ信号の入力を受け、次の年齢頁の内容を表示する。これを繰り返し、呼び出されるべき歴史記述が存在しなくなった時点で、基本書システム70では、印刷を実行するか否かの選択が求められる。これによって、見開き一方の頁に当時の歴史が表示され、他方の頁に、その時代に対応する自身の歴史が表示された書籍が完成する。

参考書システム80では、歴史表示部L’を、基本書システム70の歴史表示部Lと略同一に表現する。歴史表示部L’の所定キーワードにリンク表示Jを設け、それをクリックすることで、解説表示部Kが表れる。この解説表示部Kはポップアップ画面であっても、別ウインドウのページであってもよいが、本実施例では、この解説表示部Kのコメント入力欄fを自分史入力部165’として機能させた。 即ち、キーワードをクリックすることで、歴史記述中の文言に対する詳細な解説と、それに関する教師(教師端末2の管理人)の見解と、閲覧者からの投稿とが表示され、それを読んだ後、自身の意見を自分史情報として入力し、送信できるようにした。

参考書システム80は、歴史記述中のキーワード(事件名など)の解説文、管理人の見解、閲覧者の意見を保持する事件メモリ168を備えた構成とするのが好ましい(図21を参照)。入力された自分史情報は、「閲覧者の意見」として、その事件メモリ168に保持され、解説・管理人の見解・他者の意見と共に公開される。 同じテーマに興味を抱く人のコミュニティサイトとして、この自分史入力部R’を機能させることで、あたかもディスカッション形式の授業に参加しているが如く学習することができる。参考書システム80で学びながら、基本書システム70において自分史帳を作成するので、アクティブな学びの場を提供することができる(図22を参照)。

参考書システム80はスマートフォン仕様のシステムである必要はなく、パソコン仕様のシステムとしてもよい(図23を参照)。 基本書システム70とは別に、紙媒体の参考書80’で学ぶようにしてもよい(図24を参照)。参考書80’は、基本書システム70の歴史表示部Lと同一構成の頁81を見開き一方側に設け、その頁のキーワード(基本書システムと同様の参照符号Jが付されている)を解説するための解説欄82を、見開き他方側の頁に設けた構造とするのが好ましい。 キーワードについて深い知識を得たい場合にのみ、パソコン画面から目を離して教科書を参照すればよいので、興味のあるテーマは参考書で詳しく学び、不要なテーマは飛ばして学習を先に進めることができる。

参考書80’の解説欄82の後に出題欄が設け、分離可能な領域内に回答欄を設けてもよい。その領域内に評価欄を設けることで、通信教育用のテキストとして機能させることができる。 歴史表示部Lの画像部Gに年表を挿入してもよい(図25を参照)。この場合、それぞれの年齢頁に表示される年表を、同一尺度の暦年目盛で構成するのが好ましい。即ち、同一尺度の暦年目盛を有する白紙年表上に、政治史年表、経済史年表、技術史年表、スポーツ史年表、歌謡史年表、文学史年表、アニメ史年表など、異なる観点で抽出された出来事を表示し、同一年代方向Mに対比できるようにすれば、1つの出来事に起因して生じる社会的現状を理解することが可能となる。

次に、第4実施形態に係る書籍作成支援システム460としてのアクティブラーニングシステムを、図26を参照して説明する。このシステムは、基本書システム70としてのWEBサイト(自分史作成支援サイト)を利用して課題解決型の学習の場を提供するもので、本実施例は、書籍作成支援を通じて高齢者とのコミュニケーション能力を向上させ、著作権への理解を深めることを目標とする。 高齢者のために、基本書システム70を利用して自分史帳を作成する。この自分史帳をベースに「自叙伝」を出版しようとする者に対し、出版やネット公開の際に生ずる課題への解決手段を提供する。そのための支援システムとして、著作権学習システム90としてのWEBサイト(挿絵美術館)と出版社紹介システム95を加えて構成される。

著作権学習システム90は、書籍化する際に必要な挿絵を入手するために提供されたもので、挿絵提供部91と、学習部92と、公募作品展示部93を備える(図27を参照)。 挿絵提供部91では、挿絵として利用することができる作品を展示する。学習部92では、他者の著作物を利用する際に必要とされる知識を教授する。これらの情報は、挿絵(画像データ)を保持する挿絵メモリと、挿絵として利用する際の注意点を示す著作権情報が保持された著作権メモリとに保持されており、挿絵提供部91において、著作権情報90aと共に当該画像90bが展示される(図28(a)を参照)。 公募作品展示部92では、自身の作品を発表する場を求めている著作者に対して展示スペースを提供する。その際、著作者との間で著作権契約を交わし、その契約内容を作品と共に表示する。

公募作品展示部93への出品に伴う著作権契約は、図28(b)に示すような応募フォームに入力することで可能となる。この応募フォームには、画像データとしての著作物の入力を促す作品入力部93aと、著作者の氏名表示権に関する情報の入力を促す氏名情報入力部93bと、当該著作物を他者が利用することに対する同意を求める利用同意部93cと、作品の改変に関する情報の入力を求める改変情報入力部93dが設けられる。 この場合、利用同意部93cは、自身が著作権を留保した状態で公衆による利用を許諾するものであっても、公衆利用を明示するWEBサイトの管理人に自身の作品の著作権を一括譲渡する内容であってもよい。

改変情報入力部91は、作品の縦横比の変更、色調の変更、トリミングの可否など作者が許容する改変の内容を具体的に入力させるものであってもよいし、著作者人格権の不行使の同意を求めるものであってもよい。より多くの作品を掲載することができるように、頁追加システムを加えることも可能である。 このように、携帯端末用のWebサイトとして様々な参考書システム80を提供しておき、それを窓口に書籍様画面を有する教科書システム80へと導き、それに書籍作成の過程で生じる課題を克服できるWEBサイトをリンクさせておけば、実生活に適用可能な教養を身につけることができる。

次に、第5実施形態に係る書籍作成支援システム560としてのコ・ワーキングシステムを、図29を参照して説明する。 このシステムは、ユーザの多様な嗜好に対応すべく開発されたもので、第3実施形態の書籍作成支援システム360に、複数の教師端末2、2a、2b、2c…を加えて構成される。生徒端末160は、基本書システム70と参考書システム80を含んで構成される。参考書システムを拡充するために教師端末をネットワーク化し、基本書システムを共有化することで、多様な分野の専門家がシステム経営に参画できるようにするものである(図30を参照)。

インターネットの検索サイト(嗜好情報入力部191)で、各自が関心を抱くテーマ(嗜好情報)を入力することで、そのテーマに特化した参考書システム(嗜好参考書システム80a、80b・・・)が呼び出されるが、これらの嗜好参考書システムの年表メモリ(嗜好年表メモリ162’)には、当該テーマに関わる歴史記述(嗜好歴史表示部La、Lb…)が暦年に対応付けた状態で保持されている。 それぞれの嗜好参考書システム80aにおいて、ユーザが生まれた年を入力すれば、誕生年の嗜好歴史記述が呼び出されて表示され、「次頁」をクリックすることで、幼児期の嗜好歴史記述が表示され、以下同様にクリックを続けることで現在に至るようになっている。

基本書システム70は、複数の参考書システム80a、80b・・・とネットワークを介して接続されている。基本書システム80の歴史表示部Lは、時間(又は日)ごとにコンテンツを変えて表示されるように設計されており、表示時間等は、コンテンツ(嗜好参考書システム80a、80b・・・)の閲覧数などに応じて設定される。即ち、嗜好情報として当該コンテンツを選択したユーザが多いほど、基本書システム70への掲載時間が長くなるようにしている。 基本書システム70において表示される嗜好歴史記述La’、Lb’…と、参考書システム80において常時表示されている嗜好歴史記述La、Lb…とは同一内容とする。

このような書籍作成支援システム560において、本実施例は、嗜好年表メモリに保持されるべきコンテンツの提供者(嗜好参考書システムの管理人)を募集することで、基本システム70で提供される情報量を増やすことを特徴とする。 そのため、図31に示すように、コンテンツを募集するためのコンテンツ作成者募集部561と、コンテンツを基本システムにおいて公開することの可否を判定する公開判定部562と、公開方式を判定するための形式判定部563と、コンテンツのオーナーを募集するためのオーナー募集部564と、外注募集部565と、参考書システム80を公開するための参考書公開システム566と、基本書システム70のパートナーを紹介するパートナー紹介部567と、を設けて構成した。

コンテンツ作成者募集部561は、図32に示すように、コンテンツの入力を促すコンテンツ入力部561aと、オーナー希望と報酬希望の何れかの選択を求めるコラボ形式選択部561bを含む。コラボ形式選択部561bにおいて、オーナー希望が選択された場合は、外注情報部(561c、561d)において外注業者要否に関する情報提供が求められ、報酬希望が選択された場合は希望最低価格を表示するための価格表示部561eへの入力が促される。

即ち、参考書システム80のオーナー(即ち、教師端末2a、2b、2c…)になり、基本システム70の共有者(パートナー)となることを希望する者はオーナー希望を選択するが、この場合、パートナーへの配分(共有者の持ち分比率)を基本システム70における掲載時間に応じたものとし、その掲載時間を、参考書システム80の閲覧者数に応じたものとすることで、何人もが基本書システム70の経営に参画できるようにしている。 コラボ形式選択部561bにおいて、参考書システムのオーナーとなることが選択された場合は、監修者要否部561cにおいて、コンテンツを監修する監修者の要否と支払い可能な報酬の上限値を入力し、サイト作成者要否部561dにおいて、当該参考書システム80を構築するシステムエンジニアの要否と支払い可能な報酬の上限値を入力する。

コラボ形式として、業務委託(コンテンツの売却)を希望する場合は、価格入力部561eに最低売却価格を記入する。そして、著作権譲渡部561fにおいて、自身が著作権者であることと、コンテンツの著作権を譲渡することを認証し「同意する」を選択された場合にのみ送信される。 この応募フォームを受信すると、公開判定部562において、このコンテンツが基本システムの趣旨に反するものでないことを確認する。即ち、特定の宗教や政治団体に偏った内容であったり、公序良俗に反する内容であったりした場合は、非公開を決定し、その旨、応募者に送信する。

公開OKと判断された場合は、形式判定部563において、選択されたコラボ形式に応じた公開を行う。即ち、コンテンツ作成者自らが参考書システムのオーナーとなる場合は、外注業務の有無(業務委託の要否)を判定し、業務委託が不要な場合は、参考書システム80の作成後、参考書公開システム566において、そのまま公開される。 そして、基本書システム70におけるパートナー紹介部567で、本システムの共有者として紹介される。業務委託が必要な場合は外注募集部(外注市場)565に送出される。

公開OKと判断された場合において、コンテンツ作成者がコンテンツの売却を希望する場合は、オーナー募集部(コンテンツ市場)564に送出される。 オーナー募集部564は、取引可能なコンテンツが一覧表示され、「読む」のボタンをクリックすることで、PDFファイルとしてダウンロードされるように設計される。それを読み、そのコンテンツをベースとして参考書システムを構築しようと思う者は、「購入」をクリックする。 すると、図33に示す応募フォームが現れる。このフォームは、オーナー入札システム568へのエントリーシートであり、購入作品の確認を求める作品確認部568aと、希望購入価格の入力を促す価格記入部568bを有する。

価格記入部568bには、コンテンツ作成者が入力した最低価格がデフォルトとして入力されており、それ以上の金額を入力する。入力された金額は、その後に出力される応募フォームに、現在価格として表示され、次の入札者の到来を待つ。 予め定められた所定期間内に入札がない場合は、直ちに購入可能となる。購入したコンテンツに基づいて参考書サイト80を構築するにあたり、監修者とサイト作成者を外注するか否かを選択できるようにした。外注が必要とされた場合は、外注募集部585に送出される。

外注募集部585は、募集する職種(監修者、サイト作成者)ごとに、そのコンテンツを表示し、外注入札システム569にエントリーするための応募フォームを提供する。監修者を募集するための外注入札システム569には、図34に示すように、応募者の資格や経歴などを入力する為の資格入力部569aと、希望報酬が入力される報酬入力部569bが設けられている。報酬入力部569bには、オーナーによって入力された金額(最高価格)がデフォルトとして入力されており、それ以下の金額を入力する。入力後、送信されたフォームは、オーナーに向けて送出される。オーナーは、資格と報酬を考慮して外注者を決定する。

サイト作成者を募集するための外注入札システムは、前記システムにおける資格入力部を省略したり、トップページ案などの入力部を加えたりして適宜設計できる。 このようにして完成された参考書システム80も、同様に参考書公開システム566において公開され、パートナー紹介部567において紹介される。パートナーとなった参考書システム80の管理人は、基本システム70の共有者としての権利を行使することができる。

即ち、広告システムを備えた基本書システム70にあっては、持ち分比率に応じた利益配分を受けることができる。この際の持ち分比率は、全ての参考書システムの総閲覧者数Sに対する当該嗜好参考書システム80への閲覧数(Sa、Sb、Sc…)の比率(Sa/S、Sb/S…)に応じて設定するのが好ましい。 この書籍作成支援システムでは、自分史帳を作成するための参考書システム80を拡充させることができるので、多様なユーザに即したコンテンツを提供することが可能となり、自分史作成を極めて容易にできる。

参考書システム80を介して基本書システム70に導くことができるので、スポーツやアニメなどの趣味的要素が強い参考書システム80において形成されたコミュニティを「学びの場」として機能させることができる。 即ち、基本書システム70において、一般的な歴史を学びながら自分史を作成しつつ、参考書システム80において、自身に影響を与えたテーマの歴史を学ぶことで自分史としての内容を充実させることが可能となる。自身の嗜好にあった歴史記述が表示されるので、楽しく歴史学習を進めながら、その人独自の自分史を作成することができる。

本発明は、書籍作成支援システムに関わらす、あらゆる産業分野で必要となる学習システムとして利用することができる。

1…書籍 2…教師端末 160、260、360,460,560…書籍作成支援システム 161…誕生年入力部 162…年表メモリ 163…歴史記述手段 164…書籍作成手段 165…自分史入力部 168、168’…事件メモリ、エピソード付事件メモリ

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