消費者製品に関連付けられたリマインダーシステム

申请号 JP2015534822 申请日 2013-10-02 公开(公告)号 JP2015535371A 公开(公告)日 2015-12-10
申请人 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー; ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー; 发明人 カレン、ライ−ティン、チャン; ジョナサン、リビングストン、ジョイス; キルステン、ルイーズ、マキロップ; ケリー、リー、シュマイケル; イレーネ、スパラッツィ; エリザベス、ジェイ.ウェンツェル;
摘要 ユーザーに消費者製品の補充、使用又は除去を想起させるための方法。本方法は、製品に関連付けられたタグを備えた消費者製品であって、タグがリーダーデバイスで復号される、消費者製品を提供する工程と、リマインダーシステムであって、タグが復号されると即座に、リマインダーシステムが、ユーザーに対し消費者製品の使用、補充、又は除去に関するリマインダーを設定するように促す、リマインダーシステムを提供する工程と、を含む。
权利要求

a.製品に関連付けられたタグを備えた消費者製品であって、前記タグがリーダーデバイスで復号される、前記消費者製品を提供する工程と、 b.リマインダーシステムであって、前記タグが復号されると即座に、前記リマインダーシステムが、ユーザーに対し消費者製品の使用、補充、又は除去に関するリマインダーを設定するように促す、前記リマインダーシステムを提供する工程と、を含む方法。前記タグがQRコードである、請求項1に記載の方法。前記製品が使用中のときに、前記タグが前記製品に近接した場所にある、請求項1又は2に記載の方法。前記タグの前記場所が、前記消費者製品上、前記消費者製品に関連付けられたラッパー上、前記消費者製品に関連付けられた二次容器上、前記消費者製品に関連付けられた物体上、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。前記リマインダーシステムが前記ユーザーに対し前記リマインダーの時間間隔を設定するように促す、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。前記製品の使用、補充、又は除去を確証する工程を更に含み、確証後に前記方法が自動的に繰り返される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。前記消費者製品のデータを収集する工程と、前記消費者製品の今後の使用を推奨する工程と、を更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。前記リマインダーシステムがウェブサイトを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。前記リマインダーシステムがアプリケーションを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。前記リマインダーシステムが時間間隔を設定する手段を更に含み、前記時間間隔がユーザーによって設定される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。前記リマインダーシステムが時間間隔を設定する手段を更に含み、前記時間間隔が自動的に設定される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。前記消費者製品が、OTC薬、処方薬、ビタミン、歯を美白する製品、歯ブラシ、電動歯ブラシヘッド、美容製品、カミソリ刃、ペット製品、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。前記消費者製品が、タンポン、生理用ナプキン、パンティライナー、電池、ランドリー製品、清掃製品、食器洗浄製品、日焼け止め剤、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。前記リマインダーシステムが、リマインダーを送信するための手段を更に含み、前記リマインダー送信用手段が、テキストメッセージ、電話、電子メール、カレンダープログラムからのリマインダー、前記リマインダーシステムからのアラート、アラーム、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。

说明书全文

本発明は、一般に、消費者製品に関連付けられたリマインダーシステムに関する。

ユーザーが消費者製品を使用した際、製品の使い方が適切でないことから、製品から最適な利益が得られないことが多々ある。この理由の1つは、消費者が製品の使用、除去、又は補充を行うのを忘れてしまうことである。他の例においては、ユーザーがパッケージの説明書きを無視しているか、パッケージの説明書きを理解していないか、又はパッケージの説明書きに従わないため、結果として、製品から得られる利益が最適状態に及ばないことになる。

例えば、複数症状緩和用の感冒/流感薬の事例において、ユーザーは、服薬を抜かすか、又は引き続き服薬するのをかなり長期にわたって延ばしてしまい、結果として感冒症状をぶり返し、ユーザーの具合が更に悪くなることになる。別の例では、カミソリ刃が鈍くなったときにユーザーがカミソリ刃の交換を怠ると、剃毛中の切り傷、衝撃、及び刺激が増すと共に、剃毛が粗雑になる。更に、別の例では、ユーザーが生理用ナプキン又はタンポンを交換し忘れたために漏出が生じて、不快な思いをしたり、衣類に染みを付けたり、気まずい思いをしたりする場合がある。

消費者が消費者製品から最適な利益が得られない別の理由は、製品を補充又は使用するタイミングが分からないことである。例えば、使用が長期にわたった場合に、カミソリ刃が鈍くなったことが消費者に認識されないこともあり得る。

消費者製品の使用、除去、又は補充のタイミングをユーザーに想起させる、使い勝手の良いリマインダーシステムに対するニーズが存在する。

(a)製品に関連付けられたタグを備えた消費者製品であって、タグがリーダーデバイスで復号される、消費者製品を提供する工程と、(b)リマインダーシステムであって、タグが復号されると即座に、リマインダーシステムが、ユーザーに対し消費者製品の使用、補充、又は除去に関するリマインダーを設定するように促す、リマインダーシステムを提供する工程と、を含む方法。

(a)製品に関連付けられたタグを備え、タグがリーダーデバイスで復号される消費者製品と、(b)時間間隔を設定するための手段と、(c)時間間隔の経過後にリマインダーを送信するための手段と、を備えて構成される、リマインダーシステム。

(a)消費者製品と、(b)任意選択的に一次パッケージと、(c)二次容器と、(d)消費者製品又は一次パッケージングに関連付けられた第1のタグと、(e)二次容器に関連付けられた第2のタグと、を具備する、パッケージングされた消費者製品。

本明細書の末尾には、本発明の主題を具体的に特定すると共に個別に請求する「特許請求の範囲」が添付されているが、本発明は以下の説明を付属の図面と共に参照することで更に容易に理解することができると考えられる。

タグが付されたタンポンのラッパーを示す。

タグが付されたブリスターカードを示す。

タグが付された電池を示す。

タグが付された洗濯洗剤容器を示す。

リマインダーシステムの流れ図を示す。

消費者製品の使用、補充、又は除去をユーザーに想起させるために用いられる別のシステム又は方法をユーザーにオプトインさせる、オプトイン方法の流れ図を示す。

リマインダーシステムから収集されたデータを収集し利用して、消費者製品の性能を向上させると共に、製品の再購入をユーザーに想起させるためのシステム又は方法の流れ図を示す。

リマインダーシステムからのデータを収集し利用してユーザーに追加情報を提供するための、システム又は方法の流れ図を示す。

様々なソフトウェアアプリケーションアイコンが画面上に表示された代表的な画面ショットを示す。

婦人用衛生品の除去/補充に関するリマインダーシステムに関するホームページの代表的な画面ショットを示す。

オプトインルーチンの代表的な画面ショットを示す。

コードスキャナーの代表的な画面ショットを示す。

リマインダーシステムのメインナビゲーションページの代表的な画面ショットを示す。

ユーザーによる調整が可能な交換時間設定ツール(change timer)の代表的な画面ショットを示す。

ユーザーによる通知モードの調整を可能にする手段の代表的な画面ショットを示す。

消費者に対して婦人用衛生製品を交換する時間である旨の視覚的リマインダーを示す代表的な画面ショットを示す。

製品性能に関するフィードバックをユーザーが消費者製品メーカーに直接提供することを可能にする手段の代表的な画面ショットを示す。

タンポンの交換頻度に基づいてシステムが月経期の経血パターンをプロットし、情報をユーザーの婦人科医に電子メールで送信する手段をシステムが有する代表的な画面ショットを示す。

次に可能性の高い月経開始日及び持続時間がシステムによって予測される代表的な画面ショットを示す。

婦人用衛生製品及び他の女性の健康上の関心事に関する追加情報を提供するウェブサイトへのリンクを提供する代表的な画面ショットを図示している。

消費者製品を追加購入する時期をユーザーに警告する機能の代表的な画面ショットである。

本発明は、ユーザーによる消費者製品の除去、使用、又は補充を支援するシステムに関する。リーダーデバイス、例えば、スマートフォン上のカメラは、タグの走査に使用され得る。タグは、消費者製品に関連付けることができる。一実施例において、タグは、消費者製品の使用中に、その消費者製品に近接していてもよい。例えば、タグは、消費者製品を保持する二次容器上、製品を保持する一次容器上、消費者製品自体の上、又は消費者製品に関連付けられている物体の上にある場合がある。タグの走査後、タグ中の情報を復号することができ、また、リマインダーをセットアップする助けになるリマインダーシステムにユーザーをダイレクトすることも可能である。リマインダーシステムは、ウェブサイトである場合もあれば、アプリケーションである場合もある。その場合、リマインダーシステムは、ユーザーがリマインダーを設定するのを支援し得る。一実施例においては、システムでリマインダーの自動設定ができる。別の実施例において、ユーザーは、リマインダーが送信されるまでの希望の経過時間を入できる。別の実施例において、システムは、ユーザーにリマインダーの設定時間の長さを求めるためのデータを要求できる。ユーザーは、望ましいリマインダー受信方法を選定することができる。例えば、ユーザーがテキストメッセージ、電話、電子メール、ソーシャルネットワーキングウェブサイトからのアラートでリマインダーを受信することもできるし、システムがリマインダーをカレンダープログラムにアップロードすることもできるし、それらの組み合わせも可能である。ユーザーは、消費者製品の使用、補充、又は除去に関するリマインダーを受信することにより、製品を正しく使える可能性が高まり、より良い使用経験を得ることができる。

本明細書において「アプリケーション」又は「アプリ(app)」とは、1つ以上の特定のタスクをユーザーが実行する上で助けになるように設計されたコンピュータソフトウェアを指す。一実施例において、アプリケーションは、モバイルコンピューティングデバイス上にあり得る。

本明細書において「に関連付けられている」とは、緊密に連結されていることを指す。一実施例において、タグは、消費者製品上に位置付けられているため、その消費者製品に関連付けられている。別の実施例において、タグは、消費者製品用の一次パッケージング上にあり得る。別の実施例において、タグは、消費者製品用の二次パッケージング上にあり得る。別の実施例において、タグは、消費者製品と共に使用できる第2の消費者製品上にあり得る。

本明細書において「消費者製品」とは、個人、家族、又は家庭用に設計され、製作又は配布された物品若しくはそのコンポーネント部分を指す。一実施例において、消費者製品は、使い捨て式消費者製品であり得る。

本明細書において「使い捨て式消費者製品」とは、消費者が比較的短期間にわたって使用又は消費することができ、典型的には定期的な間隔で再購入することができる、任意の消費者製品を指す。使い捨て式消費者製品の非限定例としては、吸収性製品(例えば、おむつ、生理用ナプキン、タンポン、腟坐剤、成人用失禁製品、トイレットペーパー、ペーパータオル、ティッシュペーパー、及びナプキン)、ビューティケア製品(例えば、シャンプー、コンディショナー、毛髪染料、フェイシャルクレンザー、ひげ剃り前用ローション、カミソリ刃、ひげ剃り用ローション、ひげ剃り用ジェル、ひげ剃り後用ローション、ボディウォッシュ、ボディローション、化粧品、スキンクリーム、デオドラント及び制汗剤)、ヘルスケア製品(例えば、マウスウォッシュ、練り歯磨き、歯の美白トリートメント、感冒薬、消化不良治療薬、ビタミン、栄養補助食品、プロバイオティクス、プレバイオティクス、栄養補助食品、プロバイオティクス、プレバイオティクス、ビタミン、処方薬、及び流感薬)、家庭用ケア製品(例えば、洗濯洗剤、布地柔軟剤、漂白剤、布地前処理剤、脱臭薬、硬質表層クリーナー及び殺菌剤、エアトリートメント、脱臭剤、食器洗浄洗剤、電池、及び芝生処置剤)、ペットケア製品(例えば、乾湿食品、おやつ、及びペットケア用栄養補助食品)、食糧及び飲料製品(例えば、乳、バター及び他の乳製品、並びに肉、野菜、果物、穀類、ワイン、ジュース、及び賞味期限のある他の食品)、又は自動車消耗品(例えば、油、油濾過器、空気清浄器、伝達流体、ウインドシールドワッシャー液、タイヤ、エンジンベルト)、並びにそれらの組み合わせを挙げることができる。

本明細書において「リニアバーコード」とは、平行線の幅及び間隔を変えてデータを表現するグラフィックを指す。

本明細書において、用語「モバイルコンピューティングデバイス」とは、1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行できる任意のポータブルデバイスを指す。モバイルコンピューティングデバイスの非限定例としては、スマートフォン(例えば、iPhone(登録商標)又はBlackberry(登録商標))、パーソナルディジタルアシスタント、netBooks、タブレットコンピュータ(例えば、iPad(登録商標)、Kindle(登録商標)Fire、又はHP(登録商標)TouchPad(商標)PHP)、及びeリーダー(例えば、Kindle(登録商標)又はNook(登録商標))、並びにそれらの組み合わせを挙げることができる。モバイルコンピューティングデバイスは、インターネット、及び/又は1つ以上のコンピュータネットワークに接続できる。一実施例において、モバイルコンピューティングデバイスは、デバイスによるタグの復号を可能にするディジタルカメラ及びソフトウェアを有し得る。

本明細書において「Near Field Communication(NFC)チップ」とは、NFCを装備したポータブルコンピューティングデバイスとNFCチップとの間の通信を可能にするタグを指す。NFC及びNFCチップは、既存の無線周波識別(RFID)規格に準拠して通信することができる。一実施例において、NFC及びNFCチップは、例えば、1m未満、別の実施例においては50cm未満、別の実施例においては25cm未満、別の実施例においては10cm未満、及び別の実施例においては5cm未満といったように比較的接近して通信することができる。

本明細書において「一次パッケージング」とは、消費者製品を封入し、消費者製品に接触している、第1のパッケージング材料を指す。一実施例において一次パッケージは、1つの消費者製品を含んで構成される場合もあれば、別の実施例において一次パッケージは、2つ以上の消費者製品を含んで構成される場合もある。一実施例において、一次パッケージ内に含まれる消費者製品は、同時に使用されるものとして意図され得るため、例えば、ユーザーが複数のビタミンを同時に摂取することを望む場合もある。一実施例において、一次パッケージは、消費者製品を使用前に清潔及び/又は衛生的に維持できる。一次パッケージングの非限定例としては、バッグ、トレイ、缶、カートン、箱、ラッパー、ブリスターカード、バイアル、ボトル、ジャー、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。

本明細書において「に近接した」とは、その近くに位置していることを指す。

本明細書において「二次容器」とは、1つ以上の消費者製品を封入できるパッケージを指す。一実施例において、二次容器は1つ以上の一次パッケージを含有し得る。別の実施例において、二次容器は、一次パッケージングを有さない消費者製品を含有し得る。二次容器の非限定例としては、箱、カートン、ラッパー、ボトル、ジャー、トレイ、缶、バイアル、ジャー、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。

本明細書において「タグ」とは、物体に添付されるデータの機械可読表現を指す。一実施例において、タグはグラフィックであり、モバイルコンピューティングデバイスをはじめとする、光学スキャナーエレメント装備の任意のコンピューティングデバイスで読み取ることができる。タグの非限定例としては、リニアバーコード、2次元バーコード、近距離無線通信(NFC)チップ、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。

本明細書において「2次元バーコード」とは、データが2つの次元(例えば、垂直及び平の方向又は円形方向)に保管されるグラフィックを指す。2次元バーコードとしては、長方形、ドット、六形、及び他の幾何学パターンを挙げることができる。一実施例において、2次元コードではまた、埋め込み情報に対して色を使用できる。2次元バーコードの非限定例としては、CyberCodes、Data Matrices、Datastrip Codes、High Capacity Colorバーコード(HCCB)、Dot Codes、EZcodes、モバイルマルチカラードコンポジット(MMCC)、PDF417、クイックレスポンス(QR)コード、ShotCodes、MaxiCodes、SPARQCodes、Snapタグ、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。

本明細書において「リーダーデバイス」又は「リーダー」とは、タグの検出、タグの走査、及び情報の復号ができるデバイスを指す。リーダーデバイスは、光学スキャナーであり得る。一実施例において、リーダーデバイスには、初めに2次元コードをピクチャ内に捕捉した後で復号アルゴリズムを介して画像を流れるように動かす、カメラが具備され得る。いったん復号されたタグは、ユーザーに情報を提供できるようになる。一実施例において、いったん復号された後、タグは、情報を直接ユーザーに提供することも、ユーザーをウェブサイトにダイレクトすることも、又はハイパーリンクをユーザーに提供し、そのハイパーリンクをユーザーに選択させてウェブサイトにアクセスさせることも可能になる。

本発明は、消費者製品の摂取(take)、使用、除去、又は補充をユーザーに想起させるリマインダーシステムに関する。

最初に、ユーザーは、消費者製品に関連付けられているタグの位置決めをする。タグは、タグを容易に走査できる任意の場所に位置付けることができる。タグは消費者製品の使用中に本製品に近接し得るため、ユーザーがリマインダーシステムのもたらす利益を利用する際の利便性が高まり得る。使用されている消費者製品は、タグにとって最も好都合な場所の決定に役立ち得る。例えば、洗濯洗剤に関し、タグは、二次容器上の任意の場所に位置付けることもできるし、又は第2の消費者製品(例えば、洗い機、及び/又は乾燥機のような、消費者製品と併用される器具)上の任意の場所に位置付けることもできる。タンポン又はパッドの場合、ユーザーが製品を使用している間にユーザーの二次容器にタグを付すことはできないため、タグの配置先を一次パッケージとすれば極めて便利であり得る。この一次パッケージはラッパーであってもよい。別の実施例においては、電池のような消費者製品上の任意の場所にタグを位置付けることができる。タグの位置付けの非限定例としては、ラッパー、二次容器、消費者製品に関連付けられている別個の製品、消費者製品上に直接、又はそれらの組み合わせを挙げることができる。

一実施例において、タグは、消費者製品又はパッケージングに直接組み込むことができるため、製品又はパッケージングのコスト増をきたさずに済む。別の実施例において、タグは、消費者製品の外表面上に印刷される場合もあれば、任意の好適な印刷プロセスを用いて製品上に印刷される場合もある。好適な印刷プロセスの非限定例としては、インクジェット印刷、グラビア印刷、フレキソグラフィック印刷、及びこれらに類するものを挙げることができる。

そのうえ、タグは、容易かつ正確に走査されるように、有意な欠陥のないエリアに位置付けることも可能である。一実施例において、タグは、消費者製品において比較的平坦な部分の任意の場所に位置付けることができる。別の実施例において、タグは、折れ、曲げ、皺、又はそれ以外の変形を生ずることのないように設計された、消費者製品のエリア内に位置付けることができる。

次いで、ユーザーはタグを走査することができる。ユーザーは、任意の許容可能なリーダーデバイスを、タグの走査に使用することができる。許容可能なリーダーデバイスは、タグの走査、及び情報の復号が可能なものであり得る。一実施例において、カメラ搭載のモバイルコンピューティングデバイスを、タグの走査及び復号に使用できる。一実施例において、モバイルコンピューティングデバイスは、スマートフォンである。タグの走査後、リーダーデバイスは、タグを復号し、ユーザーをリマインダーシステムにダイレクトすることができる。別の実施例においては、走査後に、モバイルコンピューティングデバイスに必要なアプリケーションがない場合、リーダーデバイスは、自動的にユーザーをアプリケーション配布センター(例えば、Apple(登録商標)App Store)にダイレクトすることができ、それにより、ユーザーに対し特定のアプリケーションをモバイルコンピューティングデバイスにダウンロードするよう提案してもよい。

リマインダーシステムは、任意の好適なプラットフォーム上にあり得る。一実施例において、リマインダーシステムはウェブサイト上にあり得る。別の実施例において、リマインダーシステムはアプリケーション上にあり得る。

幾つかの実施例においては、或るアプリケーションがユーザーに好まれる場合がある。そうしたアプリケーションは、定期的に、例えば1年に複数回生じる事象に関するものであり得、かかる事象には、生理周期、洗濯、薬物及びビタミンの服用を想起させること、などがある。

幾つかの実施例において、或るウェブサイトがユーザーに好まれる場合がある。そうしたウェブサイトは、稀に生じる事象に関するものであり得、かかる事象には、感冒/流感症状を緩和させるために薬物の服用を想起させること、煙探知器又は他のデバイスにおける電池交換などがある。

一実施例において、リマインダーシステムは、最初に、ユーザーに対し、リマインダーの受信を望んでいるかどうかを尋ねてくる可能性があり、それに対するユーザーの回答が肯定的である場合に限り、投薬に関するリマインダーが受信されるようになる。

リマインダーシステムは、ユーザーがリマインダーをセットアップするのを支援することができる。幾つかの実施例においては、いったん走査が済めば、リマインダーシステムは、リマインダーが送信されるまでに経過し得る時間間隔を自動設定することができる。別の実施例において、いったん走査が済むと、リマインダーシステムは、リマインダーが送信される前の経過時間をユーザーに選択させることができる。更に、別の実施例において、リマインダーシステムはユーザーからデータを収集し、リマインダーを送信するまでに経過すべき適切な時間間隔を決定できる。リマインダーシステムはまた、リマインダーが送信されるまでに経過した時間量を求めるために、これらの方法の任意の組み合わせを有してもよい。

リマインダーシステムにおける時間間隔は、任意の時間の長さであり得る。一実施例においては時間間隔は30分、別の実施例においては1時間、別の実施例においては90分、別の実施例においては2時間、別の実施例においては2.5時間、別の実施例においては3時間、別の実施例においては3.5時間、別の実施例においては4時間、別の実施例においては4.5時間、別の実施例においては5時間、別の実施例においては5.5時間、別の実施例においては6時間、別の実施例においては6.5時間、別の実施例においては7時間、別の実施例においては7.5時間、別の実施例においては8時間、別の実施例においては8.5時間、別の実施例においては9時間、別の実施例においては9.5時間、別の実施例においては10時間、別の実施例においては10.5時間、別の実施例においては11時間、別の実施例においては11.5時間、別の実施例においては12時間、別の実施例においては18時間、別の実施例においては24時間、別の実施例においては48時間、別の実施例においては1週間、別の実施例においては2週間、別の実施例においては4週間、別の実施例においては6週間、別の実施例においては8週間、別の実施例においては12週間、別の実施例においては1か月、別の実施例においては2か月、別の実施例においては3か月、別の実施例においては4か月、別の実施例においては5か月、別の実施例においては6か月、別の実施例においては7か月、別の実施例においては8か月、別の実施例においては9か月、別の実施例においては10か月、別の実施例においては11か月、及び別の実施例においては年1回であり得る。

リマインダーシステムはまた、ユーザーに対し、どのような方法でリマインダーを受信したいかを選択するように尋ねることもできる。リマインダーの非限定例としては、テキストメッセージ、電話、電子メール、ソーシャルネットワーキングのウェブサイトからのアラート、リマインダーをカレンダープログラム(例えば、Google(登録商標)カレンダー、iCal(商標)、Microsoft(登録商標)Outlook(登録商標))にアップロードしてからユーザーがカレンダープログラムからアラートを受信する機能、リマインダーシステムからのアラート、モバイルコンピューティングデバイス上にアラームを設定する機能、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。一実施例において、リマインダーシステムは、ユーザーに対し電話番号又は電子メールアドレスを尋ねることはできるが、非公開の個人情報を保護する目的から両方を尋ねることはできないようになっている。別の実施例において、リマインダーシステムは、ユーザーにリマインダー受信方法を複数選択させることができる。ユーザーは、消費者製品の使用、補充、又は除去に関するリマインダーを受信することにより、製品を正しく使える可能性が高まり、より良い使用経験を得ることができる。

時間間隔の経過後、リマインダーシステムは、ユーザーに1つ以上のリマインダーを送信できる。リマインダーを受信した後、ユーザーは、消費者製品の補充、使用又は除去によって措置を講ずることができる。

リマインダーが送信された後、リマインダーシステムは、別のリマインダーを送信するようにリセットすることができる。一実施例において、リマインダーシステムは、後続のリマインダーを送信するように自動的にリセットすることができる。別の実施例において、ユーザーは、後続のリマインダーを受信するように選択できる。別の実施例において、ユーザーは、リマインダーシステムをリセットするための措置を講じたことを確認できる。この確認は、例えば、薬剤の服用間隔が短くなりすぎるなど、製品を頻繁に使用し過ぎることにより悪影響が生じる可能性がある消費者製品を使用する際に役立つことがあり得る。別の実施例において、リマインダーシステムは、措置を講じたことを確認するようユーザーに対し要求できる一方で、リマインダーシステムは依然として、後続のリマインダーを送信するようにリセットし、製品の使用が可能な最長時間にわたってリマインダーを維持することができる。例えば、ユーザーがタンポンを交換するための時間間隔を5時間に設定し、5時間後にタンポンを交換したことをユーザーが確認しなかった場合、リマインダーシステムは自動的に時間間隔を5時間にリセットすることができ、加えて、8時間後に(8時間は、米国内のユーザーがタンポンを装着するように指示される最長時間であるため)リマインダーを送信することができる。

別の実施例において、リマインダーシステムはまた、所望される場合、ユーザーがソーシャルメディアのウェブサイト(例えば、Facebook(登録商標)又はTwitter(商標))上に投稿するのを可能にし得る。一実施例において、ユーザーは使用経験に関して投稿することができる。投稿は、リマインダーシステムを介して自動的に作成することも可能であるし、ユーザーが作成することも可能であるし、又はリマインダーシステムを介して作成してユーザーがカスタマイズすることもできる。

一実施例においては、各々のリマインダーの送信後、又は全てのリマインダーの送信後に、製品、製品の利用習慣などに関する質問に回答するようユーザーを促すことができる。一実施例においては、これらの質問に対する回答から収集したデータを使用できるため、リマインダーシステムは、今後の使用経験を改善するための追加情報及び/又は推奨事項をユーザーに提供することができる。別の実施例において、これらの質問に対する回答から収集したデータは、製品を販売する企業が消費者製品を改良し、より良い使用経験をもたらすための助けになり得る。

一実施例において、リマインダーシステムでは、ユーザーが消費した消費者製品の数が常に記録される。一実施例において、消費者製品の製造元の企業にこのデータを送り返すことができ、それにより、企業はユーザーが消費する製品の数を知り、パッケージングに改良を施すことができる。例えば、企業は、ユーザーが特定の期間にわたって使用する傾向がある製品の数を把握し、共に販売される製品の数を改善できる。別の実施例において、企業は、ユーザーが風邪のときに服用する、複数症状緩和用の感冒/流感薬の服用量を把握できる。こうしたことが役立ち得る別の事例は、種々の吸収度を含むタンポンのカートンのような、2つ以上の製品バリエーションが共に販売される場合である。企業は、ユーザーの消費する各バラエティの数を知ることで、その特定のユーザーに合わせてボックスをカスタマイズすることも、又は一般大衆向け各バラエティの販売比率を調整することもできる。

そのうえ、リマインダーシステムでは、使用された製品数の情報が常に記録されている場合には、ユーザーの手持ちの製品がいつ無くなるのかを知ることができ、製品の追加購入に関するリマインダーをユーザーに送信することができる。一実施例において、製品の追加購入に関するリマインダーは、ユーザーが最後の製品を消費すると直ぐに送信され得る。別の実施例において、製品の追加購入に関するリマインダーはGPSを使用でき、ユーザーがその製品を販売する店舗の近辺又はその店舗にいるときに、リマインダーを送信できる。別の実施例において、新しい製品を購入するためリマインダーは、特定の時間に、又は製品の残数が、ユーザーが決めることができる特定の数に達したときに、リマインダーシステムを介して送信できる。別の実施例において、補充用製品を購入するための注文は、直接店舗に又はインターネットベースの店舗に送信でき、補充用製品は、消費者が特定した場所に自動的に出荷され得る。

別の実施例において、リマインダーシステムは、事象の発生前に製品の追加購入に関するリマインダーを送信できる。例えば、リマインダーシステムは、月経が始まると予測される1週間前に、タンポン又はパッドの購入に関するリマインダーをユーザーに送信できる。別の実施例において、リマインダーシステムは、感冒/流感季節(概ね北半球においては10月、南半球においては5月であると考えられる)が始まる前に、感冒/流感製品、例えば、複数症状緩和用の感冒/流感製品の購入に関するリマインダーをユーザーに対して送信できる。

一実施例において、リマインダーシステムには、時間間隔の時間の長さ及びリマインダー受信手段などの情報が保管されるため、引き続き使用する際には、これらの選択肢がデフォルトで適用される。別の実施例において、リマインダーシステムは情報の保管が行われないようになっており、非公開の個人情報が保管されるのを回避する目的から、情報の保管はできないようにしてある。

一実施例において、タグは、走査されたときに、消費者製品に関する追加情報を提供し得る。一実施例において、タグは、消費者製品又は関連製品に関する追加情報があるウェブサイトにユーザーを接続できる。別の実施例において、リマインダーシステムは、薬品の詳細情報(Drug Facts)、投薬指示、及び関連情報のような、製品に関する安全対策情報にユーザーを接続できる。別の実施例において、リマインダーシステムは、消費者製品又は関連製品に関する詳細情報にユーザーをダイレクトするためのリンクを有し得る。

別の実施例において、リマインダーシステムは、ユーザークーポン及び他の販売促進物品を送信できる。クーポン及び販売促進物品は、ユーザーがリマインダーシステムと共に使用する消費者製品用のものであるか、関連製品用のものであるか、又は消費者製品のメーカーが販売する他の製品用のものであり得る。関連製品の一例は、リマインダーシステムがおむつの交換に関するものである場合であり、その関連製品は、赤ちゃん用ウエットティッシュ又は離乳食であり得る。関連製品の別の例は、リマインダーシステムが感冒/流感薬に関するものである場合であり、その関連製品は、免疫性を支援する助けになるか若しくは感冒の持続期間を短縮する助けになるビタミンである場合もあれば、又はティッシュペーパー(例えば、Puffs(登録商標))である場合もある。関連製品の別の例は、リマインダーシステムがタンポン又はパッドに関するものである場合であり、関連製品は、女性の健康に関するビタミン又は栄養補助食品であり得る。

別の実施例において、タグは、走査されたときに、ユーザーに1つ以上の報酬を提供し得る。報酬の非限定例としては、クーポン、無料の消費者製品、現金、慈善団体への寄付、賞品、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。

タグは、任意の消費者製品に関連付けることができる。一実施例において、タグは、毎日の使用に対応するように意図された消費者製品に関連付けることができる。一実施例において、タグは、毎日の使用に対応するように意図されていない消費者製品に関連付けることができる。毎日の使用に対応するように意図されていない消費者製品としては、意図された使用頻度が、一実施例においては1日おき、別の実施例においては週に2回、別の実施例においては週に1回、別の実施例においては隔週に1回、別の実施例においては1か月に1回、別の実施例においては3か月毎に1回、別の実施例においては6か月毎に1回、及び別の実施例においては毎年1回である製品を挙げることができる。別の実施例において、タグは、断続的な使用に対応するように意図された消費者製品に関連付けることができる。断続的な使用に対応するように意図され得る製品の一例は、一定期間にわたり定期的に(例えば毎日)使用することが意図され、その後一定期間にわたり製品の使用を中止するようユーザーに対し指示が為される製品である。

一実施例において、パッケージングされた消費者製品は、第1のタグが消費者製品に関連付けられている消費者製品と、第2のタグが二次容器に関連付けられている二次容器と、を含んで構成され得る。別の実施例において、パッケージングされた消費者製品は、一次パッケージ内に含まれる消費者製品と、消費者製品又は一次パッケージに関連付けられた第1のタグと、第2のタグが二次容器に関連付けられている二次容器を収容し得る。一実施例において、第1のタグ及び第2のタグは同じであってもよく、両方のタグはユーザーをリマインダーシステムにダイレクトすることができる。

別の実施例において、第1のタグ及び第2のタグは異なっていてもよい。この実施例において、第1のタグはユーザーをリマインダーシステムにダイレクトすることができ、第2のタグはユーザーを追加情報にダイレクトすることができる。追加情報は、ウェブサイト上又はアプリケーション内にあり得る。情報がアプリケーション内にある場合、情報は、リマインダーシステムとは異なるアプリケーション内にあってもよいし、又はリマインダーシステムと同じアプリケーション内にあってもよい。この情報としては、消費者製品に関する情報、消費者製品関連の情報、リマインダーシステムに関する情報、並びに/又はリマインダーシステムの使用方法及びセットアップ方法に関する指示を挙げることができる。別の実施例において、第2のタグは、ユーザーを、リマインダーシステム用アプリケーションをダウンロードするためのアプリケーション配布センターにダイレクトすることができる。

図1Aは、QRコード2が付されたタンポンラッパー1を示す。一実施例において、ユーザーはリーダーデバイスを用い、ラッパー1上のQRコード2を走査することができる。QRコード2が走査された後、ユーザーをリマインダーシステムにダイレクトすることができる。リマインダーシステムは、時間間隔の経過後にタンポンの交換に関するリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。一実施例において、ユーザーは、タンポンの交換に関するリマインダーが送信されてくるまでの希望の経過時間を選択できる。別の実施例において、リマインダーシステムでは、タンポンを交換する合間にリマインダーが送信されてくるまでに経過すべき時間間隔が自動的に推奨され得る。別の実施例において、リマインダーシステムは、ユーザーの月経日数、経血量、生理周期間隔の長さなどの質問、及びユーザーがタンポンの交換を要するまでの適切な時間間隔を決定する上で助けになると考えられる他の質問を、ユーザーに尋ねるようにプログラムでき、リマインダーシステムはその時間間隔を推奨できる。一実施例においては、時間間隔が最大許容時間間隔を超過することはあり得ない。例えば、米国において最大許容時間間隔は8時間である。別の実施例において、最大時間間隔は6時間であり得る。一実施例において、タグは、ユーザーが使用しているタンポンの吸収度を示すことができる。別の実施例において、ユーザーは、リマインダーシステムにタンポンの吸収レベルを入力できる。

別の実施例において、タグは、マキシパッド又はパンティライナーに関連付けることができる。マキシパッド又はパンティライナーに関連付けられたリマインダーシステムは、タンポンに関するリマインダーシステムと同様に機能し得る。しかしながら、このリマインダーシステムでは、8時間の最大時間間隔は必ずしも必要ではない。

図1Bは、QRコード4が付されたブリスターカード3を示す。一実施例において、ユーザーはリーダーデバイスを用いて、ブリスターカード3上のQRコード4を走査することができる。QRコード4が走査された後、ユーザーをリマインダーシステムにダイレクトすることができる。リマインダーシステムは、時間間隔の経過後の薬物の服用に関するリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。一実施例において、リマインダーシステムでは、第1の服薬の時間間隔を、医薬製品の認可済み用途が記載されている公開済み規格(例えば、U.S.Monograph)により推奨される時間として自動的にセットアップできる。例えば、米国では、日中の複数症状緩和用の感冒/流感薬(例えば、DayQuil(登録商標))の場合、モノグラフは服薬間隔として4時間を推奨している。

一実施例において、ブリスターカードは、複数症状緩和用の感冒/流感薬を含む。別の実施例において、ブリスターカードは、複数症状緩和用の感冒/流感薬の日中服用のみを含み得る。別の実施例において、ブリスターカードは、複数症状緩和用の感冒/流感薬の日中服用と夜間服用とを含み得る。別の実施例において、ブリスターカードは、複数症状緩和用の感冒/流感薬の日中服用3回と、複数症状緩和用の感冒/流感薬の夜間服用1回と、を含み得る。別の実施例において、ブリスターカードは市販(OTC)薬を含み得る。別の実施例において、ブリスターカードはビタミンを含み得る。別の実施例において、ブリスターカードは処方薬を含み得る。

リマインダーを使用して、薬物を服用する時間をユーザーに警告する場合、リマインダーに際してユーザーに警告するのが早過ぎて薬物を過量に消費させてしまうことのないようすることが重要であり得る。しかしながら、モノグラフされた時間間隔に従って定期的に服薬するユーザーは、症状が更に緩和したことを経験できる。一実施例において、リマインダーシステムは、間隔が開始される前に、その服用量をいつ消費したかをユーザーに選択させることができる。例えば、ユーザーは、初回投与を受け、その直後に時間間隔を開始してもよいし、又は初回投与を受け、タグが走査されるのを待ち、それにより経過した時間を入力することもでき、リマインダーシステムで、再度の投与の前にユーザーが待たなければならない期間を調整することも可能である。

時間間隔の経過後に、次回の投与を受ける時間を警告するリマインダーが、リマインダーシステムからユーザーに送信され得る。一実施例において、リマインダーはまた、ユーザーが依然として症状を経験している場合に、次回の投与を受けさえすればよいことをユーザーに想起させることができる。別の実施例において、リマインダーはまた、症状を感じていないユーザーに対してさえも、次回の投与を受けるべきことを想起させることができる。別の実施例において、リマインダーが受信された後、リマインダーシステム(reminder symptom)は、経験している症状を入力するようユーザーを促すことができ、製品を推奨することができる。リマインダーシステムでは、同じ製品が推奨される場合もあれば、又はユーザーが経験している症状に一層適した別の製品が推奨される場合もある。別の実施例において、ブリスターカード上の最後の服用量が消費された後は、特にブリスターカード上の最後の服用が夜間服用の場合には、リマインダーシステムからリマインダーが送信されなくなる。代わりに、消費者製品の追加購入に関するリマインダーがリマインダーシステムからユーザーに送信される場合もあれば、又は第2のブリスターカード上の第2のタグをユーザーが走査することもできる。

別の実施例においては、リマインダーシステムを使用して、薬物を服用したことをユーザーに想起させることができる。この種のリマインダーは、様々なユーザー、特に、薬物を服用したかどうかを忘れる年配の患者、又は複数の患者の面倒を看る介護者に有用であり得る。

図1Cは、QRコード6が付された電池5を示す。一実施例において、ユーザーは、リーダーデバイスを用い、電池5上のQRコード6を走査することができる。QRコード4が走査された後、ユーザーをリマインダーシステムにダイレクトすることができる。リマインダーシステムは、ユーザーが時間間隔の経過後に電池交換に関するリマインダーをセットアップするのを支援することができる。一実施例において、リマインダーシステムは、ユーザーに煙探知器内の電池交換を想起させるように設定されてもよい。一実施例において、ユーザーは、リマインダーが送信される日付及び/若しくは時間、又はリマインダーが送信されるまでに経過する時間を選択できる。別の実施例において、リマインダーは、リマインダーが送信される日付及び時間を自動的に決定できる。一実施例において、リマインダーは、夏時間の初日及び/又は夏時間の最終日のような特定の日に電池を充電すべきことをユーザーに想起させるように、自動的に設定できる。

図1Dは、QRコード8が付された液体洗濯洗剤を含む二次容器7を示す。一実施例において、ユーザーはリーダーデバイスを用い、容器7上のQRコード8を走査することができる。QRコード8が走査された後、ユーザーをリマインダーシステムにダイレクトすることができる。リマインダーシステムは、洗い機及び/又は乾燥機がそのサイクルを完了した旨のリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。洗濯に関連付けられているリマインダーシステムは、寄宿舎に住む大学生、又は共有ランドリーの付いた住宅の居住者にとって有用であり得る。同様に、洗濯場が住宅内の別のエリア(例えば、地下室)にあるか、又は洗い機及び/若しくは乾燥機上に通常設けてあるブザーをオフに切り替えることを選んだために、洗濯サイクルがいつ完了したかが聞こえない人々にとっても、このリマインダーシステムは有用であり得る。一実施例において、ユーザーは、サイクルが継続する時間を手動で入力することができる。別の実施例において、ユーザーは、実施予定のサイクルのタイプを選択でき、リマインダーを自動的に設定することができる。別の実施例において、ユーザーは、使用している洗い機及び/又は乾燥機のタイプ、並びに実施しているサイクルを選択でき、リマインダーを自動的に設定することができる。別の実施例においては、洗い機及び/又は乾燥機はタグを有してもよい。一実施例において、洗い機及び/又は乾燥機のタイプに関する情報は、リマインダーシステム内に保管され得るため、今後のリマインダーの設定を簡略化及び迅速化することができる。

別の実施例において、タグは、ファブリックケア製品、例えば、布地柔軟剤、漂白剤、ドライヤーシート、粉末状洗濯洗剤、1回使い切りタイプ(unit dose)の洗濯洗剤(例えば、Tide(登録商標)Pods)、洗濯加香剤(in wash booster)(例えば、Downy(登録商標)Unstoppables(登録商標)及びTide(登録商標)Boost(商標))、洗濯乾燥機用バー状柔軟剤(dryer bar)(例えば、Bounce(登録商標)Dryer Bar)、及びこれらに類するものに関連付けることができる。タグに関連付けられているリマインダーシステムは、液体洗濯洗剤に関するリマインダーシステムと同様に機能し得る。

一実施例において、タグは、食器洗浄製品に関連付けることができる。食器洗浄製品の非限定例としては、食器洗浄洗剤、リンス補助剤(例えば、Cascade(登録商標)Complete)、食器洗い洗剤、及びこれらに類するものを挙げることができる。別の実施例において、タグは、食器洗浄器に関連付けることができ、別の実施例において、タグは、食器洗浄器及び食器洗浄製品に関連付けることができる。一実施例において、リマインダーシステムは、食器洗浄器がそのサイクルを完了した旨のリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。別の実施例において、リマインダーシステムは、汚れた鍋をシンクに浸漬し終えた旨のリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。リマインダーシステムでは、この時間間隔を、ファブリックケア製品の時間間隔の選定方法と同様に選定することができる。

別の実施例において、タグは、家庭用清掃製品に関連付けることができる。家庭用清掃製品の非限定例としては、バスルームクリーナー、マルチサーフィス液体クリーナー、除塵機、床クリーナー(例えば、Swiffer(登録商標)Sweeper及びSwiffer(登録商標)Wet)、ウッドクリーナー、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。一実施例において、リマインダーシステムは、或る清掃作業の実施に関するリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。一実施例において、リマインダーシステムは、複数の家庭用清掃製品を使用すべきことをユーザーに想起させ得ると共に、全ての製品を同日に(例えば、同じ曜日に)使用すべきことをユーザーに想起させ得る。別の実施例において、リマインダーシステムは、より短い間隔でユーザーが清掃できるよう、特定の日に特定の清掃を行うべきことをユーザーに想起させ得る。

別の実施例において、タグは、消臭芳香剤製品に関連付けることができる。消臭芳香剤製品の非限定例としては、プラグイン式消臭芳香剤(例えば、Febreze(登録商標)NOTICEables)、卓上消臭芳香剤(例えば、Febreze(登録商標)Set & Refresh)、香料入りロウソク、車用消臭芳香剤(例えば、Febreze(登録商標)Car(商標)Vent Clips)、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。一実施例において、リマインダーシステムは、消臭芳香剤製品を交換するか又は補充すべきことをユーザーに想起させることができ、別の実施例において、リマインダーシステムは、消臭芳香剤製品をオフにするか又は吹き消すべきことをユーザーに想起させることができる。

別の実施例において、タグは、歯を美白する製品(例えば、Crest(登録商標)Whitestrips(登録商標))に関連付けることができ、そのタグを使用して、美白製品を使用後に除去する旨のリマインダーをセットアップできる。一実施例において、タグは、歯を美白する製品のラッパー上に位置付けることができる。別の実施例においては、リマインダーシステムによる時間間隔の自動設定が可能である。

別の実施例において、タグは、歯ブラシ又は電動歯ブラシヘッドに関連付けることができ、そのタグを使用して、歯ブラシ又は歯ブラシヘッドの交換に関するリマインダーを提供できる。一実施例において、タグは、歯ブラシ又は歯ブラシヘッドを保持する容器上の任意の場所に位置付けることができる。別の実施例においては、リマインダーシステムによる時間間隔の自動設定が可能である。

一実施例において、タグは、男性又は女性用のカミソリに関連付けることができ、そのタグを使用して、カミソリ刃の交換に関するリマインダーを提供できる。一実施例において、タグは、カミソリ刃を保持する容器上の任意の場所に位置付けることができる。別の実施例において、タグは、カミソリ上の任意の場所に位置付けることができる。一実施例においては、リマインダーシステムによる時間間隔の自動設定が可能であり、別の実施例においては、時間間隔をユーザーが個人的な好みに基づいて設定することができる。別の実施例において、リマインダーシステムは、剃毛頻度、毛の太さ、及び剃毛対象エリアの寸法などのデータをユーザーから取得するようにプログラムでき、それらのデータは、ユーザーによるカミソリ刃の交換が必要となるまでの適切な時間間隔を決定するのに役立つ場合があり、リマインダーシステムは時間間隔を推奨することができる。

別の実施例において、タグは、美容製品に関連付けることができ、美容製品の使用に関するリマインダーとして使用できる。美容製品の非限定例としては、ヘアセラム、コンディショナー、フケ防止シャンプーなどのシャンプー、染毛剤、一時染毛剤、フェイスマスク又はスクラブ、フェイスクレンジングストリップ、脱毛製品(例えば、Olay(登録商標)Smooth Finish Facial Hair Removal Duo)、アンチエイジング製品、化粧品、及びそれらの組み合わせが挙げられ得る。一実施例において、タグは、毎日使わないのかもしれない美容製品、例えば、フェイスマスク、若しくはスクラブ、又はヘアセラムに関連付けることができる。一実施例においては、美容製品に対する時間間隔が自動的に設定される。別の実施例において、リマインダーシステムは、時間間隔の時間の長さを推奨するのに役立つように、ユーザーからデータを収集するようにプログラムされ得る。例えば、リマインダーシステムでは、ユーザーがヘアセラムを使って毛髪にコシを与えることに興味を持っている場合、洗髪の頻度、毛髪の状態、及び毛髪の太さなどのデータを収集できる。別の実施例において、タグは、マスカラに関連付けることができ、リマインダーシステムは、一定期間(例えば、3か月)後に新しいマスカラに替えるべきことをユーザーに想起させることができる。

別の実施例において、タグは、日焼け止め剤に関連付けることができ、タグを使用して、日焼け止め剤の塗り直しに関するリマインダーをセットアップできる。一実施例において時間間隔は、リマインダーシステムによる自動設定が可能であり、別の実施例においては、時間間隔をユーザーが個人的な好みに基づいて設定することができる。別の実施例において、リマインダーシステムは、日光暴露が起こる時刻、ユーザーが参加する予定の活動、ユーザーの年齢、及びユーザーの肌色などのデータをユーザーから収集するようにプログラムできる。別の実施例において、リマインダーシステムは、製品の日焼け止め指数(SPF)、時刻、及び天候条件に基づいて、時間間隔を自動的に決定できる。別の実施例においては、時間間隔はユーザーによって設定され得る。

一実施例において、タグは、薬剤に関連付けることができ、薬剤の服用に関するリマインダーとして使用できる。薬剤の非限定例としては、OTC薬、処方薬、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。一実施例において、タグは、複数症状緩和用の感冒/流感薬(例えば、Vicks(登録商標)DayQuil(登録商標)及びVicks(登録商標)NyQuil(登録商標))に関連付けることができ、モノグラフされた投薬指示に従って4時間毎に又は6時間毎に薬物を服用すべきことをユーザーに想起させるようセットアップできる。

別の実施例において、タグは、プロトンポンプ阻害剤(例えば、Prilosec(登録商標)OTC)に関連付けることができる。リマインダーは、プロトンポンプ阻害剤の使用時に特に有用であり得る。その理由は、例えば、Prilosec(登録商標)OTCの場合、ユーザーは薬剤を稀にしか服用せず、モノグラフ指図書は、14日間にわたって毎日薬剤を服用した後で、少なくとも4か月間待ってから14日間の治療を繰り返すよう、ユーザーに指示を与えるからである。それ故、14日間にわたって毎日薬物の服用に関するリマインダーが送信されてくるようにしてから、必要に応じて治療の過程を反復し得ることを想起させるための別のリマインダーが4か月後に送信されてくるようにするのが、プロトンポンプ阻害剤のユーザーにとって有用であり得る。

別の実施例において、タグは、ビタミンに関連付けることができ、タグを使用して、ビタミン摂取に関するリマインダーをセットアップできる。一実施例において、ユーザーは、リマインダーを送信してほしいタイミングを選択できる。別の実施例において、リマインダーシステムは、ユーザーが健康目標に到達するために最善のビタミンを決定し、加えて、ビタミンをどの程度の頻度で摂取すべきかを決定するのを支援することができる。

別の実施例において、タグは、OTC薬、ビタミン、ミネラル、プロバイオティクス、又は栄養補助食品に関連付けることができ、ユーザーが療法を確立するのを助けることができる。一実施例においては、タグは繊維栄養補助食品(即ち、Metamucil(登録商標))に関連付けられ、ユーザーは、繊維栄養補助食品の1日当たりの摂取回数、及び望ましい摂取タイミングを選定することができ、その後、リマインダーシステムは、ユーザーに繊維栄養補助食品の摂取を想起させることができる。別の実施例においては、タグはプロバイオティクス(即ち、Align(登録商標))に関連付けられ、ユーザーはプロバイオティクスを服用したいと望む時刻を選定することができ、リマインダーシステムはプロバイオティクスの服用をユーザーに想起させることができる。リマインダーを定期的に受信することは、ユーザーが新しい療法を確立するのを助けることができる。加えて、リマインダーシステムは、ユーザーが症状の進行を追跡するのを助けることができる。例えば、リマインダーシステムは、日々の終わりに、症状に関する一連の質問をユーザーに尋ねることができ、このことは、続けることにより、ユーザーが使用している製品が有効であるかどうかをユーザーが判断する助けになり得る。

別の実施例において、タグは、ペット製品に関連付けることができる。ペット製品の非限定例としては、ペットフード、ペット用おやつ、薬物、栄養補助食品、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。一実施例において、リマインダーシステムは、ペットにエサ、おやつ、薬物、及び/又は栄養補助食品を与える必要がある旨のリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。一実施例においては、リマインダーシステムを使用して、ペットにノミ薬、ダニ薬、及び/又は犬糸状虫薬を与えることをユーザーに想起させることができる。

別の実施例において、タグは、おむつ又は成人用失禁製品に関連付けることができる。一実施例において、リマインダーシステムは、子供のおむつを確認又は交換する必要がある旨のリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。このリマインダーシステムは、親若しくは保護者をはじめとする任意の介護者、又はおむつを交換する必要のある子供が大勢いる保育施設によって使用され得る。同様に、成人用失禁製品に関して、リマインダーシステムは、自分自身の成人用失禁製品若しくは誰か他の人の成人用失禁製品を確認又は交換する必要がある旨のリマインダーをユーザーがセットアップするのを支援することができる。一実施例において、このリマインダーシステムは、療養所、病院、ホスピス、又は成人用失禁製品を装着する傾向のある個人の世話をする他の施設にて使用され得る。タグは、おむつ又は成人用失禁製品上の任意の場所に位置付けることができる。一実施例において、タグは、ウエストバンド上の任意の場所に位置付けることができる。別の実施例において、タグは、おむつ又は成人用失禁製品を固定するのに用いられるタブ上に位置付けることができる。

図2は、消費者製品の摂取(take)、使用、補充、又は除去をユーザーに想起させるための例示的なリマインダーシステム100を示す。リマインダーシステム100は、消費者製品110に関連付けられているタグをリーダーデバイスで走査する工程と、モバイルコンピューティングデバイス経由で消費者製品120の意図された用途に関連するユーザー入力を要求する工程と、消費者製品タイプ、製品の意図された用途、他のユーザー入力、及び/又は消費者製品の用途に関連付けられている安全性若しくは健康パラメータに基づいて、消費者製品130の摂取(take)、使用、補充、又は除去に関するリマインダーをユーザーに送信する工程と、ユーザーがモバイルコンピューティングデバイスからのリマインダー140に対し承認を行う工程と、を含む。

図3は、ユーザーの初回使用時にリマインダーシステム100内に挿入され得るか、又はリマインダーシステム100と共に使用され得る、例示的な任意選択のオプトイン方法200を示す。この任意選択のオプトイン方法200によって、ユーザーは、リマインダーシステム100の全ての機能を十分に理解したえうえでリマインダーシステム100の1つ以上の機能に同意するための機会を得ることができる。一実施例においては、ユーザーが初めて消費者製品110に近接したタグを走査し得るときに、モバイルコンピューティングデバイスを介して任意選択のオプトイン方法200がユーザーに提示され得る。

一実施例においては、消費者製品110に関連付けられているタグをユーザーが初めて走査したときに、任意選択のオプトイン方法200が開始され得る。任意選択のオプトイン方法200は、ユーザーに対して、リマインダーシステム210の使用承諾に関するオファー、リマインダー、データ収集、及びデータ共有機能220が装備されたリマインダーシステムの各重要要素の識別、リマインダーシステム100の個々の及び/又は全体的な機能230に関するユーザーの承諾及び承認、並びにリマインダーシステム100の各機能についてのユーザーの承諾240の確認、を提示する工程を含む。

図4は、ユーザーが本方法を1回以上使用した後にリマインダーシステム100で実行され得る任意選択の工程を示す。

収集可能なデータ310の一般的な例としては、消費者製品の使用、補充若しくは除去の頻度、製品の使用期間、走査回数に基づく及び/若しくはリマインダー確認による消費者製品の総消費個数、又はリマインダーの承認が為されてから次回消費者製品に近接したタグが走査されるまでの平均経過時間が挙げられる。

収集されたデータ310を使用することで、ユーザーに対し、代替製品の提案、又はユーザーに製品性能の向上をもたらすことができる推奨事項320を提供できる。

また、収集されたデータ310を使用して、再購入に関するリマインダー330をユーザーに送信できる。このリマインダーが的確に機能するためには、ユーザーは再購入340の発生を確認する必要があり、ユーザーは、新たに購入したパッケージの製品を使い始める。このリマインダーはまた、リマインダーシステム100の工程110中に走査された製品情報に基づいており、ソフトウェアは、任意の時点におけるパッケージ内の製品の総量に対する使用済み製品の数又は量を判定でき、予測される将来の使用頻度に基づいて、製品再購入に関するリマインダー330をいつユーザーに送信すべきかを決定することができる。

図5は、モバイルコンピューティングデバイスで収集された情報を他のコンピューティングシステムと共有する工程400を含む、任意選択の工程を示す。例えば、ユーザーは、消費者製品の性能に関するフィードバック410をメーカーに提供することを望む場合がある。性能に関するフィードバックとしては、製品の使用耐用期間、製品の故障率又はモード、製品体験、製品改善に向けての推奨事項、以前に使用した製品、及びそれらの組み合わせを挙げることができる。

収集された情報は、モバイルコンピューティングデバイス上にインストールされた他の隣接アプリ420と共有できる。これらの隣接アプリとしては、残りの製品が最小閾値に達したときに再購入用ショッピングリスト上に消費者製品を自動配置するのを可能にするショッピングリストアプリ、次回いつ製品が必要とされ得るかがユーザーに判るように近日到来予定のイベントに関するリマインダーをカレンダーに記載できるカレンダーアプリ(例えば、月経カレンダー予測アプリ)、ユーザーに製品の特売日が判り、製品の再購入できるクーポンアプリ、及びこれらに類するものを挙げることができる。

収集された情報は、他者と共有されるように要約、作表、及び/又はチャート化430できる。この情報共有を行える相手は、栄養士、歯科医、疾患専門医、婦人科医、家族診療医師などのような保健専門家、配管工、電気技術者、屋根職人などのような整備員、又は金融専門家、芝生手入れ作業者、美容師などであり得る。

また、収集された情報を使用して、該当ウェブサイト440のリストの生成をトリガーして、追加情報が得られるようにできる。これらのウェブサイトとしては、小児疾患、女性の健康、ティーン擁護、精神衛生、製品性能の評価、消費者擁護のサイト、掃除ワザ、フィットネス、健康及びウェルビーイング全般などのような主題に特化したサードパーティのサイトを挙げることができる。

(実施例1) 1つの非限定例は、複数症状緩和用の感冒/流感薬、例えば、DayQuil(登録商標)Liquicaps(登録商標)の服用をユーザーに想起させるためのリマインダーシステムである。Azon Mediaにより生成され得るQRコードは、ブリスターパック上に印刷される。QRコードは、ブリスターカードの右上隅に印刷され得る。QRコードは、スマートフォン、例えば、Apple(登録商標)から入手可能なiPhone(登録商標)4S又は等価物を使用して走査し復号できる。スマートフォンには、NeoMedia Technologiesから入手可能なNeoReaderなどの、QRコードの走査及び復号が可能なアプリケーションを搭載できる。QRコードの走査及び復号が終えると、ユーザーは自動的にウェブサイトにダイレクトされ、そのウェブサイトで、複数症状緩和用の感冒/流感薬を定期的な間隔で服用することをユーザーに想起させるためのリマインダーをセットアップできる。4時間後に、ユーザーは、テキストメッセージなどで、薬物を服用する時間である旨の通知を受信し得る。通知はまた、スマートフォンの画面上に現われる視覚的アラートであってもよく、及び/又は通知は音声アラートであてもよい。

(実施例2) 図6A〜6Mにわたって例示されているシステムは、吸収性婦人用衛生製品の使用に関するリマインダーシステムに関し、詳細には、内部的に配置されるタンポンなどの婦人用衛生製品に関する。

タンポンが腟の内部に正しく入っている場合、女性は、特に多忙な時には、定期的に交換するのを忘れることがあり得る。しかしながら、これらの製品は、吸収力が制限されているため、漏出を防ぐためには定期的に除去かつ/又は補充する必要がある。女性の生理周期の終わりに近づくと、汚物染みの問題が軽減されるが、女性がその製品のことを忘れて顧みずにいる時間がかなり長引く可能性もある。この状況では、毒素性ショック症候群のような生物に関連する健康問題が発生する可能性が高くなってくる。婦人用衛生製品リマインダーシステムは、漏出又はうっかりして製品の使用が長引く可能性を低減することによって、製品の全般的な性能を改善し得る。更には、リマインダーシステムを使用して、改良型製品の選択を促進し、かつ/又は女性の健康に関連する問題に対する個人の認識を高めることを促進し得る。

図6に全体にわたって図示してある個々の画像は、システム内部の様々なエレメントを示すモバイルコンピューティングデバイスの画面ショットを表す。この実施例において、ユーザーは既にリマインダーシステム用アプリケーションをモバイルコンピューティングデバイス、具体的にはスマートフォンにロードしてある。

図6Aは、様々なアプリケーションアイコンがフロント画面上に表示される典型的なスマートフォンの画面ショットを表している。一実施例において、ユーザーはリマインダーシステムを起動するため、デバイス及びモバイルスマートフォンの画面上の適切なアイコンにタッチして、リマインダーシステムに関連付けられているソフトウェアを起動する。

図6Bは、婦人用衛生リマインダーシステムのホームページの画面ショットを示す。この画面は、ユーザーに歓迎を示す及び/又はユーザーに広告若しくは製品情報を提供することもあり得る。

婦人用衛生リマインダーシステムを初めて使用したときには、図6Cに描いてあるような任意選択のオプトインルーチンが表示され得る。このようなオプトインルーチンの画面ショットを表示することによって、リマインダーシステムの様々な機能に対するユーザーのパーミッションを要求できる。例えば、ユーザーは、モバイルコンピューティングデバイスにアラートの送信するためのパーミッションを付与することもできるし、カスタマーサービスのサイト又は生理カレンダーのような他のソフトウェアアプリケーションへの製品の使用データの送信を許可するためのパーミッションを付与することもできるし、又は電子メール、テキストメッセージ、及び/又はアプリケーションからのアラートを介した情報の送信を許可するためのパーミッションを付与することもできる。

システムの様々な機能に関してユーザーが承諾を行った後で、図6Dに表すようなリーダーデバイスが、婦人用衛生システムにより開始され得る。リーダーデバイスは、タグ内の情報を走査し復号できる。

タグの走査後、システムのメインナビゲーションページが、モバイルコンピューティングデバイス上に表示され得る。このページの代表的な画面ショットを図6Eに示してある。このページから、ユーザーは、リマインダーを送信したい時刻若しくはリマインダーを受信するまでの希望の経過時間、望ましい通知方法に対応した手段、メーカー及び/又は他のユーザーに送信することを望む製品コメントを選択し、製品の使用及び月経に関連付けられているデータにアクセスし、場合によっては、このデータを月経/妊孕性カレンダーに転送して、女性の健康に関する追加情報のインターネットリンクにアクセスできる。

図6Fは、ユーザーによる婦人用衛生製品の除去又は補充に関するリマインダーを受信するまでの希望の経過時間の選択を可能にしている仕組みを示す、代表的な画面ショットである。例えば、経過時間として4、5又は6時間を選択することができる。この機能性はまた、モバイルコンピューティングデバイスが、製品の除去又は補充の必要性を自動的にユーザーに通知する場合に、最大許容時間間隔(例えば、8時間までに制限する)機能を有し得る。この機能性は、ユーザーにとっての付加的安全機能として意図されたものであり得る。

図6Gは、ユーザーによる通知モードの選択を可能にしている仕組みを示す代表的な画面ショットである。これらの機能は、ユーザーの個人的な好み又はスタイルに応じた、種々のレベルでの詳細な情報処理(discreetness)並びに有効性を表すことができる。また、モバイルコンピューティングデバイス上でアラームを設定する、及びテキストメッセージを送信するなどの複数の通知モードを選択する機能を有し得る。

図6Hは、ユーザーに対して婦人用衛生製品を交換する時間である旨の視覚的リマインダーを示す代表的な画面ショットである。

図6Eに図示するメインナビゲーションページに示してあるように、ユーザーはコメント付けのオプションを有し得る。図6Iは、製品性能に関するフィードバックをユーザーが消費者製品メーカーに直接提供できるようにしたページを示す代表的な画面ショットである。必要に応じて、メーカーの担当者は、ユーザーに連絡を取り、追加の製品情報、代替製品情報、又は販売促進用の提供品及び機会を提供できる。

女性にとって、自分の月経が正常か否かの判別は、月経に関する強い懸念事項の1つである。時には月経期間が8又は9日間続き、正常でないと考えられることもあり得る。最近の月経又は複数の月経に関連付けられているコンピュータで生成されたデータを、婦人科医などの医療専門家と共有することが可能であれば、それは有用な機能であるといえる。図6Jは、タンポンの交換頻度に基づいてユーザーの月経期間の経血パターンをプロットアウトしたページの代表的な画面ショットを示す。ユーザーはまた、この機能を使用して、婦人科医又は医療提供者に情報を電子メールで送信できる。一実施例において、ユーザーは、収集された情報をリマインダーシステムを介してダウンロードしておくことで、後になってから、この情報を医療提供者を共有することも、又は個人記録に情報を保管することもできる。一実施例において、リマインダーシステムでは、ユーザーがリマインダーシステムの使用を開始すると直ぐに、生理周期の長さ及び経血量に関する情報の収集が開始され、ユーザーがリマインダーシステムの使用を終えると、このデータの収集が終了する。

図6Eに示すメインナビゲーションページに関しては、前にも述べた通り、経血情報が月経/妊孕性カレンダーに転送可能であることが記載してある。図6Kは、この機能の代表的な画面ショットを示す。平均月経開始、継続時間、及び間隔頻度に基づいて、システムソフトウェアは、次に可能性の高い月経開始日及び継続時間を予測でき、続いて、その情報を、モバイルコンピューティングデバイスをはじめとするコンピューティングデバイスで利用可能な任意の数の月経/妊孕性カレンダーアプリケーションに転送できる。

図6Eにおいて既に記載したインターネットリンクとしては、製品アドバイザー、衛生製品、対話式のQ&Aサイト、商品のウェブサイト、及びプロフェッショナルロケーターの諸機能へのリンクを挙げることができる。これらの機能の代表的な画面ショットを図6Lに示してある。

この除去/補充方法では、製品の交換頻度がメーカーが意図した製品用途とは矛盾することを、交換頻度に基づいて認識し得る。例えば、経血の特徴に基づいて、ユーザーの使用している製品の吸収度が低すぎるか、又は吸収度が高すぎるかが判別され得る。図6Lに示すような「製品アドバイザー」機能を選択した場合、この方法では、製品の吸収度に関する問題が自動的に検出され、吸収度特性の異なる他の製品が提案され得る。

図6Mは、この機能に基づいて単純な製品推奨事項の画像を表示する、代表的な画面ショットである。

本明細書において範囲の両端部として開示されている値は、列挙されている厳密な数値だけに狭義に限定されるものとして理解すべきではない。代わりに、特に明記しない限り、各数値範囲は、列挙されている値、及び範囲内の任意の整数の両方を意味するように意図されている。例えば、「1〜10」として開示されている範囲は、「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」を意味するように意図されている。

本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を包含する本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全てが参照により本明細書中に組み込まれる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。

本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

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