Method for producing a data carrier card and the data carrier card

申请号 JP2011513955 申请日 2009-06-19 公开(公告)号 JP5600316B2 公开(公告)日 2014-10-01
申请人 ギーゼッケ ウント デフリエント ゲーエムベーハーGiesecke & Devrient GmbH; 发明人 リードル,ヨーゼフ;
摘要
权利要求
  • データキャリアカード あって、1つまたは複数のホイル(2,3,4)を含むカード本体(1,101,201,301,401)を有し、前記ホイル(2)または前記複数のホイル(2,3,4)の少なくとも1つが、異なる材料特性を有する少なくとも2つの隣接表面領域(2a,2b)を含む同時押出されたホイル(2)であることを特徴とするデータキャリアカード。
  • 前記カード本体(1,101,201,301,401)が、互いに積層されおよび/または同時押出により形成された複数の重畳ホイル(2,3,4)を有することを特徴とする請求項1記載のデータキャリアカード。
  • 前記カード本体(1,101,201,301,401)が、複数の重畳ホイル(2,3,4)を有し、該ホイル(3,4)の少なくとも一部が全表面に亘って1つの材料から形成され、前記同時押出されたホイル(2)の少なくとも片側に配置されることを特徴とする請求項1または2記載のデータキャリアカード。
  • 前記同時押出されたホイル(2)または少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)の前記少なくとも2つの表面領域(2a、2b)が、異なる添加物を有する同じ基本材料から形成されることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のデータキャリアカード。
  • 前記同時押出されたホイル(2)または少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)の前記少なくとも2つの表面領域(2a、2b)の少なくとも1つの表面領域(2a)が不透明であり、前記同時押出されたホイル(2)の前記少なくとも2つの表面領域の少なくとも1つの他の表面領域(2b)が透過性、特に透明または半透明であることを特徴とする、請求項1から4いずれか1項のデータキャリアカード。
  • 前記同時押出されたまたは少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)の前記少なくとも2つの表面領域(2a、2b)の少なくとも1つの表面領域が偏光することを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載のデータキャリアカード。
  • 前記同時押出されたまたは少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)の前記少なくとも2つの表面領域(2a、2b)の少なくとも1つの表面領域が、前記同時押出されたホイル(2)の前記少なくとも2つの領域の少なくとも1つの他の領域よりも弾性および/または耐久性の材料から形成されることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載のデータキャリアカード。
  • 電子識別ブックで使用するための請求項7記載のデータキャリアカードであって、前記識別ブックの縫い目に位置する前記同時押出されたまたは少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)の領域が、前記識別ブックの縫い目に位置しない前記同時押出されたホイル(2)の領域よりも弾性であることを特徴とする、データキャリアカード。
  • 前記同時押出されたまたは少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)の前記少なくとも2つの表面領域(2a、2b)の少なくとも1つの領域が、1つまたは複数の以下の材料:ポリカーボネート、PET、PETG、TPE、TPU、ポリオレフィン、PA、PVC、ABS、を含むことを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載のデータキャリアカード。
  • 前記同時押出されたまたは少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)の2つの隣接表面領域(2a、2b)の間の変わり目の少なくとも一部が、急におよび/またはなだらかに作成されることを特徴とする、請求項1から9いずれか1項記載のデータキャリアカード。
  • それぞれ少なくとも1つの不透明表面領域(2a)および少なくとも1つの透過性表面領域(2b)を有する1つまたは複数の同時押出されたホイル(2)が、前記データキャリアカードが少なくとも1つの窓(6)および/または少なくとも1つの窓ストリップを有するように互いに重なって構成および/または配置されることを特徴とする、請求項1から10いずれか1項記載のデータキャリアカード。
  • 前記少なくとも1つの窓(6)および/または前記少なくとも1つの窓ストリップが、前記カード本体(1,101,201,301,401)を通して伸長し、および/または前記カード本体(1,101,201,301,401)の不透明領域で終わることを特徴とする、請求項11記載のデータキャリアカード。
  • 前記または少なくとも1つの同時押出されたホイル(2)が、複数の交互の不透明および透過性ストリップ(2a、2b)を有し、それにより、交互の不透明および透過性ストリップ(2a、2b)を有する重畳する同時押出されたホイル(2)の少なくとも一部が、前記少なくとも1つの窓および/または前記少なくとも1つの窓ストリップ(6)が前記配置により形成されるように配置されることを特徴とする、請求項1から12いずれか1項記載のデータキャリアカード。
  • 交互の不透明および透過性ストリップ(2a、2b)を有する重畳する同時押出されたホイル(2)の少なくとも一部が、隣接ホイル(2)の透明および透過性ストリップがいずれの場合にも重畳するように配置されることを特徴とする、請求項13記載のデータキャリアカード。
  • 交互の不透明および透過性ストリップ(2a、2b)を有する重畳する同時押出されたホイル(2)の少なくとも一部が、隣接ホイル(2)の不透明および透過性ストリップが互いに関して オフセットおよび/または回転されるように方向付けられることを特徴とする、請求項13または14記載のデータキャリアカード。
  • 前記カード本体(1,101,201,301,401)が、少なくとも1つのホイル(2)が異なる材料特性を有する少なくとも2つの隣接表面領域(2a、2b)を有するように、該少なくとも1つのホイル(2)の同時押出により形成されることを特徴とする、請求項1から15いずれか1項記載のデータキャリアカードを製造する方法。
  • 前記同時押出が、実質的に200℃以上 温度で行われることを特徴とする請求項16記載の方法。
  • 1つまたは複数のさらなるホイル(3,4)が、前記少なくとも1つの同時押出されたホイルの少なくとも片側にラミネーションにより適用されることを特徴とする請求項17記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は、データキャリアカード、特に、チップカードおよび/または磁気ストライプカード、およびデータキャリアカードを製造する方法に関する。

    データキャリアカードは現在では、プラスチックホイルから、例えば互いに積層されてカード本体を形成する複数のホイルにより通常は製造され、カード本体は、通常はホイルから打ち出され、その後、特にマイクロチップまたは磁気ストライプの形態で、カード本体上に対応するデータ記憶手段またはデータ処理手段を提供するためにさらに処理される。

    一般に、プラスチックホイルは、押出処理により製造でき、プラスチック材料の溶融流が押出機中で溶融され、ノズルを通して押されてホイルを形成する。

    引用文献1において、いわゆる同時押出処理が記載され、異なる組成物の少なくとも2つの高分子溶融流が合流し、それにより異なる材料特性を有する領域を有するホイルが生じる。

    引用文献2において、同時押出のためのさらなる処理が記載され、様々の色の縦ストリップを含むホイルが下側層と上側層との間に形成される。

    独国特許出願公開第10 2004 013 201号明細書

    英国特許第2348394号明細書

    従来のデータキャリアカードの製造において、異なる材料特性を有する領域、例えば異なる色でデザインされたゾーンは、別個の処理工程において、例えば印刷技術により、製造されなければならないという問題があり、これによりそのようなデータキャリアカードの製造が複雑になる。

    したがって、本発明の目的は、簡単な方法でデータキャリアカード中に異なる材料特性を有する領域を形成することにある。

    この目的は、独立請求項1によるデータキャリアカード、および請求項22によるデータキャリアカードを製造するための対応する方法により達成される。 本発明の発展は、従属項に定められる。

    本発明によるデータキャリアカードは、1つまたは複数のホイルを含むカード本体を含み、このホイルまたは複数のホイルの少なくとも1つは、同時押出されたホイルであり、異なる材料特性を有する少なくとも2つの領域を含む。 本発明は、同時押出により生じたホイルが、異なる材料特性、特に異なる表面領域を有する領域を形成するために適切な方法でデータキャリアカードに使用できるという発見に基づく。 この態様において、異なる特性を有する領域を形成するために別個の処理工程を省略することが可能である。

    本発明によるデータキャリアカードのカード本体は、好ましい改良において、互いに積層されるまたは同時押出により全体として構成される複数の重畳ホイルを有する。 ここでホイルの少なくとも1つは、同時押出されたホイルであり、そのために全体の層配置もまた同時押出により形成できるが、層配置はこの場合、ホイルの厚さの方向におよび好ましくはホイルの表面に亘って異なる特性を有する領域を有する単一の同時押出されたホイルと同等に扱われてもよい。

    本発明のさらなる実施の形態において、カード本体は同様に、複数の重畳ホイルを有し、ホイルの少なくとも一部は、全表面に亘って1つの材料から形成され、同時押出されたホイルの少なくとも片側に配置される。 この態様において、カード本体の安定性を増加することが可能である。 全表面に亘って1つの材料から形成されたホイルは、透過性または不透明ホイルでもよく、ここで透過性とは、完全に光透過性、すなわち透明であることと部分的に光透過性、すなわち半透明であることとの両方を意味するものと理解される。

    特に好ましい実施の形態において、同時押出されたホイルまたは少なくとも1つの同時押出されたホイルの少なくとも2つの領域は、異なる材料から形成される。 同様に、少なくとも2つの領域は、異なる添加物を有する同じ基本材料から形成されてもよい。 異なる材料特性を有する様々の領域は、特にそれらの光学特性において異なってもよい。 例えば、同時押出されたホイルの少なくとも2つの領域の少なくとも1つの領域は、不透明でよく、同時押出されたホイルの少なくとも2つの領域の少なくとも1つの他方の領域は、透過性、特に透明または半透明でもよい。 領域の光学特性はまた、偏光特性に関して異なってもよい。 特に、少なくとも2つの領域の少なくとも1つの領域は、所定の偏光を有する光のみを通過するように偏光してもよい。 この態様において、特に簡単な方法でカード本体中に異なる光学的効果を生じることが可能である。

    本発明によるデータキャリアの特に好ましい実施の形態において、同時押出されたホイルまたは少なくとも1つの同時押出されたホイルの少なくとも2つの領域の少なくとも1つの領域は、同時押出されたホイルの少なくとも2つの表面領域の少なくとも1つの他方の表面領域よりも、より弾性および/またはより耐久性の材料から形成される。 データキャリアカードが、例えば個人の同定のための電子識別ブックに後に使用される場合、特に後の識別ブックの縫い目に位置する同時押出されたホイルまたは少なくとも1つの同時押出されたホイルの領域は、後の識別ブックの縫い目に位置しない同時押出されたホイルの領域よりも弾性である。 この態様において、識別ブックの高安定性は、関連する識別データが好ましく(すなわち縫い目から離れて)位置する領域で保証され、同時にページをめくる際の識別ブックの良好な取扱いが縫い目における弾性領域により保証される。

    同時押出されたホイルまたは少なくとも1つの同時押出されたホイルの異なる領域は、任意の所望のプラスチックから形成されてもよい。 好ましくは、以下の材料の1つまたは複数がこの目的に使用される:ポリカーボネート、PET(PET=ポリエチレンテレフタレート)、PETG(PETG=ポリエチレンテレフタレートグリコール)、TPE(TPE=熱可塑性エラストマー)、TPU(TPU=ウレタン系熱可塑性エラストマー)、ポリオレフィン、PA(PA=ポリアミド)、PVC(PVC=ポリ塩化ビニル)、ABS(ABS=アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー)。

    本発明によるデータキャリアにおいて、同時押出されたホイルまたは少なくとも1つの同時押出されたホイルの2つの隣接領域の間の変わり目を、任意の所望の態様、特に急なおよび/またはなだらかな態様でさらに作成してもよく、変わり目の特性が変わり目に沿って変化してもよい。

    本発明によるデータキャリアカードの特に好ましい実施の形態において、それぞれ少なくとも1つの不透明領域および少なくとも1つの透過性領域を有する1つまたは複数の同時押出されたホイルは、データキャリアカードが少なくとも1つの透過窓および/または少なくとも1つの透過窓ストリップを有するように、互いの上に構成されるおよび/または配置される。 これにより、追加の処理工程なしに、簡単な方法で窓領域を形成することが可能となる。 窓または窓ストリップは、カード本体全体に亘って伸長してもよいが、窓または窓ストリップはまた、カード本体の厚さ全体を通過せずホイルの不透明領域で終わることが考えられる。

    本発明のさらなる実施の形態において、同時押出されたホイルまたは少なくとも1つの同時押出されたホイルは、異なる材料特性を有する複数の交互のストリップ、例えば縦ストリップを有する。 特に、不透明ストリップおよび透過ストリップは、同時押出されたホイル中で交互でもよい。

    本発明によるデータキャリアカードのさらなる実施の形態において、交互の不透明および透過ストリップを有する重畳する同時押出されたホイルの少なくとも一部は、少なくとも1つの窓および/または少なくとも1つの窓ストリップが形成されるように配置される。 例えば、交互の不透明および透過ストリップを有する重畳する同時押出されたホイルの少なくとも一部は、隣接ホイルの不透明および透過ストリップがいずれの場合にも重畳するように配置されてもよい。 すなわち、1つのホイルの不透明ストリップは、別の隣接ホイルの不透明ストリップの正確に上または下に位置し、同じことが透過ストリップに当てはまる。 同様に、重畳する同時押出されたホイルの少なくとも一部は、隣接ホイルの不透明および透過ストリップが互いに関してオフセットおよび/または回転されるように、特に90°の度で回転されるよう方向付けられるように、配置されてもよい。 したがって、好ましくはホイルの表面内に制限される窓が形成される。

    データキャリアカードのカード本体の厚さは、本発明の好ましい改良において、80μmから840μmの間である。 これにより、カード本体の十分な安定性が保証される。 本発明によるデータキャリアカードのさらなる実施の形態において、同時押出されたホイルまたは少なくとも1つの同時押出されたホイルが、少なくとも片側に、印刷されるまたはラッカーを提供される。 この態様において、さらなる光学的効果を生じることが可能である。

    上記のデータキャリアカードに加えて、本発明はさらに、そのようなデータキャリアカードを製造する方法を含み、ここで、データキャリアカードのカード本体は、少なくとも1つのホイルが異なる材料特性を有する少なくとも2つの領域を有するように、少なくとも1つのホイルの同時押出により形成される。 同時押出は、特に、同時押出アセンブリの多層ノズルにより、および好ましくは実質的に230℃以上の温度で、特に250℃で行われる。 さらなる改良において、1つまたは複数のさらなるホイルを、ラミネーションにより同時押出されたホイルの少なくとも片側に適用し、多数重なったデータキャリアカードを形成することが可能となる。 この製造方法は、通常、さらなる工程、特に同時押出されたホイルからまたは同時押出されたホイルおよびさらなるホイルを含む多層構造から、カード本体を打ち出す工程、チップまたは磁気ストライプの適用等を含む。

    本発明の実施例が、添付の図面を参照して以下に説明される。

    本発明によるチップカードのカード本体の実施の形態の断面図

    本発明によるチップカードのカード本体の実施の形態の断面図

    本発明によるチップカードのカード本体の実施の形態の断面図

    図1による特定のカード本体を製造する方法の実施の形態

    図2による特定のカード本体を製造する方法の実施の形態

    図3による特定のカード本体を製造する方法の実施の形態

    本発明のさらなる実施の形態によるカード本体の製造に基づく2つの重畳ホイルの配置の略図

    本発明によるチップカードのカード本体のさらなる実施の形態の透視図

    本発明によるチップカードのカード本体のさらなる実施の形態の透視図

    図1は、本発明によるカード本体の第1の実施の形態の断面図を示す。 これは、単一のプラスチックホイル2を含む単一層である。 このホイルは、異なる押出機からの複数の溶融流が多層ノズル中で合流する押出処理に基づいて生じ、ホイル中に様々の溶融流からの異なる表面領域が形成される。 ここで溶融流はそれらの材料特性において異なる。 図1による実施の形態において、多数の交互縦ストリップ2aおよび2bは、多層ノズルにより形成され、いずれの場合にもストリップ2aおよび2bは対応する押出機の同じ溶融流に属する。 ストリップ2aを生じる溶融流は、不透明な高分子材料に基づき、これは図1および全ての他の図面でドットの断面により示される。 2つのストリップ2aの間に、透明ポリマーの溶融流から来るストリップ2bが存在する。

    図4は、図1によるカード本体を形成するための対応する同時押出アセンブリを概略的に示す。 押出機EX1を通して、対応する線L1により示されるように、透明ストリップ2bを形成するための溶融流が生じる。 さらに、押出機EX2を通して、不透明ストリップ2aを形成するための溶融流が生じ、これは対応する線L2およびL3により示される。 隣接するストリップの形成は、隣接ストリップ2aまたは2bを形成するための溶融流のための対応するノズル開口およびフィードを有する多層ノズル(図示せず)の助けにより行われる。 明瞭さの理由で、図4には3つの隣接ストリップ2のみが示され、図1によるホイル断面は交互の隣接ストリップ2aおよび2bの多数の繰返しにより生じる。

    同時押出処理は一般に知られており、そのような処理およびそのような処理を行うための対応する平行多数ノズル押出装置の詳細な説明は省略される。 それにもかかわらず、異なる材料特性を有する表面領域を有するカード本体を製造するための同時押出処理の使用は、従来技術から知られていない。 同時押出は好ましくは、約250℃の溶融流の温度で起こる。 これにより、認識できる機械的弱点または所定の破壊点のない均質なホイルが生じる。

    図2は、本発明によるカード本体の第2の実施の形態を示す。 カード本体101は、図1のように、同時押出されたホイル2を有し、これは図1のホイルと同じ方法で製造できる。 しかしながら、図1のカード本体1と異なり、2つのさらなるホイル3または4がホイル2の上に配置され、図2の実施の形態におけるホイル3および4は透明であり、全表面に亘って同じ高分子材料から構成される。 ある実施の形態において、ホイルは、別個に製造され、その後ホイル2上に積層されてもよい。 ホイル自体は、好ましくは同様に押出により製造される。 さらなるホイルの使用は、カード本体の安定性を増加する。 個々のホイルは、さらに、異なる形成成分、例えばレーザ添加物、安全特性、光学特性等を含んでもよい。

    ラミネーションによりホイル3および4を適用する代わりに、それに合わせて校正およびコントロールされる多層ノズルを使用して単一の同時押出工程で図2による層構造を形成することが可能である。 そのような同時押出を行うための対応する同時押出アセンブリが、図5に概略的に示される。 ここでは3つの押出機EX1、EX2およびEX3が使用される。 押出機EX1は、線L1'およびL2'により示されるように、最上層4の溶融流および透明ストリップ2bの溶融流を生じる。 押出機EX2を通して、中央の透明ホイル3(線L3')のための溶融流が生じる。 一方、押出機EX3は、線L4'およびL5'により示されるように、対応する不透明ストリップ2aの不透明溶融流を生じる。 明瞭さの理由で、ホイル2のストリップの3つのみが記載される。 線L1'による最上層ホイル4のための溶融流の形成は、必要に応じてであり省略されもよく、単一の追加のホイル3のみがホイル2の上に形成される。 図5によれば、平方向の表面に亘ってだけでなく、層構造の厚さの方向においても、異なる溶融流を生じる同時押出処理が理解される。 したがって、この同時押出はまた、複数の異なるホイル層の同時製造を含む。

    図3は、本発明によるカード本体の第3の実施の形態を断面図で示す。 図3のカード本体201は、図2のカード本体101に実質的に対応する。 しかしながら、個々のストリップ2aおよび2bを有するホイル2は、2つの透明ホイル3および4の間に配置される。 この構造によりまた、カード本体の高い機械的安定性が得られる。 図2におけるように、ホイル3および4は、別個に、特に押出により製造され、その後同時押出されたホイル2上に積層されてもよい。 しかしながら、図3によるホイルの層構造はまた、単一の同時押出工程で製造してもよい。 そのために提供される押出アセンブリが、図6に概略的に示される。 図6のアセンブリは、図5によるアセンブリに大部分は対応する。 押出機EX1を介して、線L1”およびL2”により示されるようにホイル2の上側ホイル層4および透明ストリップ2bを形成するための溶融流が生じる。 押出機EX2は、ホイル2の不透明層2aの溶融流を生じる(線L3”およびL4”)。 図5のアセンブリと違い、押出機EX3を通して、線L5'により示されるように、ホイル3を形成するためにホイル2の下により低い溶融流が生じる。 垂直および水平方向の異なるホイル領域の製造はまた、それに合わせて構成されコントロールされた複数のノズル開口を有する多層ノズルを通して行われる。

    上記の方法により製造される図1から図3までによるカード本体は、通常は80μmから840μmまでの厚さを有し、より厚いまたはより薄いホイルは、用途によって選択でき、カード本体中の特定のホイル層の厚さも互いに異なってもよい。

    同時押出に基づく本発明によるカード本体ホイル製造を通して、様々に構成されたデータキャリアカードの異なる改良を簡単な方法で形成することが可能である。 特に、押出機の個々の異なる溶融流中の対応する添加物を使用して、カード本体中に、光効果、色ずれ効果等のような異なる局所的に制限された効果を生じることができる。 さらなる光効果を、ホイルの対応する印刷により得ることができる。 図1から図3までによるホイル2のストリップを構成する個々の材料は、同じ基本材料であるが、ストリップ2aおよび2bについて異なる添加物を加えられた材料に由来してもよい。 同様に、個々のストリップ2aおよび2bについて完全に異なる高分子材料を使用することが可能である。 図2および図3によるホイル3および4はまた、必要に応じて異なる材料または異なる添加物を有する材料から構成されてもよい。

    本発明による同時押出処理によって、特に電子パスポート書類のためのカード本体を製造することが可能である。 ここでカード本体は、パスポートの縫い目領域で柔軟な材料から形成され、それによりパスポート書類におけるページの良好なめくりを保証する。 一方、パスポートの個人データが位置付けられるカード本体の領域は、ある硬さを有する材料により形成され、それにより書類の安定性を増加する。 同様に、曲がり軸を有するカードにおいて、曲がり軸に沿った領域は、同時押出により、他の領域よりも耐久性の材料から製造してもよい。 曲がり軸に沿って位置せずしたがってより低い耐久性を必要とする材料の領域は、より安価で、より安定でない材料から製造してもよい。 この態様において、カード本体の製造の費用は減少する。

    上記のように、図1から3までによるホイル2の個々のストリップ2aおよび2bは、異なる添加物を有する同じ基本高分子材料から形成されてもよい。 例えば、不透明領域2aについて対応する色素を加えてもよい。 同様に、透明領域2bは、完全に透明ではないが、部分的にのみ透過性、すなわち半透明であるように構成されてもよく、この領域は必要に応じて染色または着色されてもよい。 同様に、個々のストリップは、偏光特性を有してもよい。 必要に応じてストリップ2aおよび2bはまた、異なる高分子材料から構成されてもよい。 特に好ましくは、以下のプラスチックを単独でまたは組み合わせて、ホイル2の個々のストリップのためのまたはホイル3および4のためのプラスチック材料として使用してもよい:ポリカーボネート、PET、PETG、TPE、TPU、ポリオレフィン、PA、PVCおよびABS。

    さらなる効果を、用途に適切に依存して、例えばなだらかにまたは急に、異なる材料の間に対応する変わり目を構成することにより達成してもよい。 図2および図3の実施の形態によるホイル3および4は、必要に応じて染色され、それにより例えば半透明の用途を生じ、または透過光に着色グラデーションを生じてもよい。

    本発明の特に好ましい実施の形態において、カード本体は、異なる表面領域を有する複数の同時押出されたホイルから形成される。 これは図7による実施の形態に示され、この実施例において交互の不透明ストリップ2aおよび透明ストリップ2bを有する2つの同じ同時押出されたホイル2が互いに重なって配置される。 個々の同時押出されたホイルは、構造において図1による同時押出されたホイル2に対応する。 互いに関して層をオフセットまたは回転することにより、透明窓を有するカード本体を製造することが可能である。 図7によれば、そのような透明窓は、上側ホイルのストリップに関して90°回転される下側ホイルのストリップから生じる。 下側および上側ホイルの透明ストリップ間の重複領域において、対応する方形窓が生じる。

    必要に応じて、カード本体の表面は、サブ領域において印刷されてもよい。 図8は、印刷を有するカード本体301を示す。 カード本体301は、重畳する不透明および透明領域を有する複数のホイル(個々には図示せず)を含む。 これにより、カード本体の厚さ全体を通して伸長する不透明ストリップ2a、およびカード本体の厚さ全体を通して伸長する透明ストリップ2bが生じる。 カード本体301は、対応する印刷5を提供され、これは図8の実施の形態において不透明領域2aに適用される。 この印刷は必要に応じて、カード本体の透明、または透明および不透明領域においてのみ位置するように構成されてもよい。 特に、印刷は、所定のサイズの対応する窓領域が透明ストリップ上に生じるように構成されてもよい。

    図9は、本発明によるカード本体401のさらなる実施の形態を示し、ここでカード本体を通してではなくその中に部分的にのみ伸長する窓領域6が構成される。 そのようなくぼみ(recess)様窓領域6は、カード本体401が後にMLI(複合レーザ画像)またはCLI(可変レーザ画像)を提供される場合に特に有効である。 窓6の領域において、次に、MLIまたはCLIを受け取るためにより大きい層厚が提供されてもよい。 これにより、次により大きいレンズ径を有するMLIまたはCLIの構成が可能となり、これによってMLIまたはCLIの製造が簡略化される。 図9に示されるように、カード本体は、例えば図7による多層構造により製造できる。 異なるサイズの窓領域の生成は、例えばホイル2の透明または不透明ストリップの幅の変化により得られる。

    上記から分かるように、データキャリアカードのカード本体に同時押出されたホイルを使用することにより、光および材料の性質に関して対応する特性を有するカードの多くの異なる改良を簡単な方法で理解できる。

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