And punching-grooved counter plate, a method and a method of performing punching and grooving of the printing material by using it to produce it, as well as the machine that is equipped with the same

申请号 JP2004017111 申请日 2004-01-26 公开(公告)号 JP4699700B2 公开(公告)日 2011-06-15
申请人 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG; 发明人 フリードリックス イェンス; フォッス ヴェルナー; パーツィオ− ティモ; ベレンス ベアトールト;
摘要 The back pressure plate (4), made from aluminum, has a hard anodized surface layer (10) having sufficient thickness and hardness, with grooves (9) formed at predetermined portions of the plate. Independent claims are also included for the following: (a) a technique for fabrication of a back pressure plate; (b) a printing machine; and (c) a technique for punching grooves on a substrate
权利要求
  • アルミニウム板(4)で製作され、プレート厚さ(f)と少なくとも1つの溝付け用溝(9)とを有する打抜き・溝付け用カウンタプレート(4)において、
    前記アルミニウム板(4)は、硬質陽極処理された被覆層(10)を有しており、
    前記硬質陽極処理された被覆層(10)によって形成されている表面(27)から、止り穴状の前記溝付け用溝(9)が、前記アルミニウム板(4)に設けられており、
    前記溝付け用溝(9)の溝深さが前記プレート厚さ(f)よりも小さく、前記溝付け用溝(9)は、少なくとも0.1mmの底面厚さ(c)をもつ溝底面を有して いる
    ことを特徴とする、打抜き・溝付け用カウンタプレート。
  • 前記被覆層(10)の硬度が少なくとも350HV0.05である、請求項1に記載の打抜き・溝付け用カウンタプレート。
  • 前記被覆層(10)の厚さ(d)が少なくとも10μmである、請求項1または2に記載の打抜き・溝付け用カウンタプレート。
  • 金属板からなる打抜き・溝付け用カウンタプレート(4)を製造する方法であって、前記金属板としてアルミニウム板(4)を用いる、打抜き・溝付け用カウンタプレート(4)を製造する方法において、
    前記アルミニウム板(4)に硬質陽極処理によって被覆層(10)を設け、
    前記硬質陽極処理された被覆層(10)によって形成されている表面(27)から、止り穴状の溝付け用溝(9)を、該溝付け用溝(9)が前記被覆層(10)を完全に貫通し、かつ前記被覆層(10)の下にある支持層(20)を途中までしか貫通しないような深さまで、前記アルミニウム板(4)に設ける ことを特徴とする、打抜き・溝付け用カウンタプレートを製造する方法。
  • 溝付け用溝(9)をフライス加工によって前記アルミニウム板(4)に設ける、請求項4に記載の方法。
  • 印刷体(8)を処理する機械(26)において、
    求項1から3のいずれか1項に記載 の前記打抜き・溝付け用カウンタプレート(4)を備えている
    ことを特徴とする、被印刷体を処理する機械。
  • 被印刷体(8)の打抜きと溝付けを行う方法において、
    被印刷体(8)の打抜きと溝付けを行うために 、請求項6に記載 の機械(26)を用いる ことを特徴とする、被印刷体の打抜きと溝付けを行う方法。
  • 前記打抜き・溝付け用カウンタプレート(4) の回転中に実行される、請求項7に記載の方法。
  • 被印刷体(8)として被印刷体シートを用いる、請求項7または8に記載の方法。
  • 说明书全文

    本発明は請求項1の前提項に記載の、金属板で製作された打抜き・溝付け用カウンタプレートに関する。 さらに、本発明は請求項の前提項に記載の、金属板からなる打抜き・溝付け用カウンタプレートを製造する方法に関する。 さらに、本発明は請求項の前提項に記載の、打抜き・溝付け用カウンタプレートを備えている、被印刷体を処理する機械に関する。 最後に、本発明は請求項の前提項に記載の、被印刷体の打抜きと溝付けを行う方法に関する。

    以下の説明の範囲内では、打抜きとは連続する切断線をもつ裁断だけでなく、規則的に中断した切断線をもつ裁断、すなわち目打ちも意味するものとする。

    打抜き・溝付け用カウンタプレートは、打抜き・溝付け工具と対をなすものとして、通常、それとともに、折畳み可能な箱の製作に用いられる。 この打抜き・溝付け工具は、少なくとも1つの隆起した打抜き線からなる打抜き線構造だけでなく、少なくとも1つの隆起した溝付け線からなる溝付け線構造も有している。 打抜き・溝付け用カウンタプレートは、少なくとも1つの溝付け用溝からなる溝付け用溝構造を有しており、溝付けされるべき材料は、溝付け線構造によって溝付けされるときにこの溝付け用溝構造内に押し込まれる。 さらに、打抜き・溝付け用カウンタプレートは、溝付け用溝構造が設けられ、打抜きされるべき材料を打抜く際に裏側から支える表面を有している。

    同じ被印刷体から複数の同じ対象物が形成されるとき、たとえば折畳み可能な箱の型紙が材料から打ち抜かれるときに、打抜き線構造が打抜き・溝付け用カウンタプレートの表面上に激しく当り、打抜き・溝付け用カウンタプレートはこの衝撃負荷によって時間の経過ととともに磨耗する。 それにもかかわらず打抜き・溝付け用カウンタプレートの耐用寿命を十分長く保つために、表面に関わる方策がすでに公知となっている。 この方策は特許文献1に記載されており、その要諦は、表面が42〜56HRCの硬度に達するまで表面硬化された鋼板により打抜き・溝付け用カウンタプレートを製造することにある。 この鋼板の使用は耐用寿命の面では好ましいかもしれないが、フライス削りによる溝付け用溝構造の形成に関して、および、回転により行われる打抜きや溝付けへの適性に関しては不都合である(回転により行われる打抜きや溝付けは、たとえば特許文献2に記載されている装置で実行可能であり、フライス削りによる溝付け用溝構造の形成は特許文献3に言及されている)。

    鋼材は比較的硬い材料なので、高いコストをかけないとフライス削りができない。 鋼材の処理時には、フライス削り工具の送りや切削深さに厳しい限界が設定される。 その大きな理由は、このフライス削り工具は、溝付け用溝構造の製作時に溝付け用溝の断面に応じて精緻に細工されていなくてはならないからである。

    鋼材という材料は曲げ剛性が比較的高いため、鋼材でできている打抜き・溝付け用カウンタプレートは比較的薄い場合にしか、回転により行われる打抜きや溝付けのために必要な、工具胴に張り渡すことができない。 打抜き・溝付け用カウンタプレートの厚さが薄いことは、張り渡すために必要な変形性すなわち柔軟性に関しては好都合であるが、溝付け用溝構造に関しては不都合である。 打抜き・溝付け用カウンタプレートの厚さが薄過ぎると、溝付け用溝構造の溝の深さも必然的に浅くなる。 しかしながら非常に厚い材料、たとえば折りたたみ可能な箱用の厚紙などの溝付けには、相応に深い溝付け用溝構造が必要である。

    ドイツ特許出願公開明細書第3929415号

    ドイツ特許出願公開明細書第10052777号

    ドイツ特許発明明細書第19610574号

    ドイツ特許発明明細書第19538538号

    そこで本発明の目的は、回転により行われる打抜きや溝付けに適した打抜き・溝付け用カウンタプレート、およびこれを備えている機械を提供するとともに、この打抜き・溝付け用カウンタプレートを製造するコストの低い方法を提供し、厚さの厚い被印刷体でも打抜きと溝付けができる方法を提供することである。

    この目的は、請求項1の特徴を備えている打抜き・溝付け用カウンタプレート、すなわち、アルミニウム板で製作され、プレート厚さと少なくとも1つの溝付け用溝とを有する打抜き・溝付け用カウンタプレートであって、溝付け用溝の溝深さがプレート厚さよりも小さく、溝付け用溝は、少なくとも0.1mmの底面厚さをもつ溝底面を有しており、アルミニウム板は、硬質陽極処理された被覆層を有していることを特徴とする打抜き・溝付け用カウンタプレート、請求項の特徴を備える製造方法、すなわち金属板としてアルミニウム板を用いる、金属板からなる打抜き・溝付け用カウンタプレートを製造する方法であって、アルミニウム板に硬質陽極処理によって被覆層を設け、溝付け用溝を、該溝付け用溝が被覆層を完全に貫通し、かつ被覆層の下にある支持層を途中までしか貫通しないような深さまで、アルミニウム板に設けることを特徴とする、打抜き・溝付け用カウンタプレートを製造する方法、請求項の特徴を備えている被印刷体処理機械、すなわち、打抜き・溝付け用カウンタプレートが、請求項1から3のいずれか1項に記載の構成を有する、または請求項4または5に記載の方法によって製造されていることを特徴とする、被印刷体を処理する機械、および、請求項の特徴を備えている打抜き・溝付け方法、すなわち被印刷体の打抜きと溝付けを行うために、請求項1から3のいずれか1項に記載の構成を有する、または請求項4または5に記載の方法によって製造された打抜き・溝付け用カウンタプレート、または請求項6に記載の構成を有する機械を用いることを特徴とする、被印刷体の打抜きと溝付けを行う方法によって達成される。

    金属板で製作される本発明の打抜き・溝付け用カウンタプレートは、金属板がアルミニウム板であることを特徴としている。

    アルミニウム板とは、この明細書中の文脈では、アルミニウムまたはアルミニウム合金、たとえばAlMg 3 ,AlMgなどでできた薄板を意味している。 アルミニウム板は、このアルミニウム板に匹敵する板厚を有する鋼板よりもはるかに容易に、工具胴の回りに取り付けたり、曲げて取り付けることができるので、本発明の打抜き・溝付け用カウンタプレートは、回転により行われる打抜きや溝付けに用いるのに非常に良く適している。

    打抜き・溝付け用カウンタプレートの耐用寿命に関して有利な実施態様では、アルミニウム板は、硬度が有利には少なくとも350HV0.05(ビッカース微小硬さ試験、EN ISO 4516:2002参照)であり、厚さが有利には少なくとも10マイクロメートルである、硬質陽極処理された被覆層を有している。 この被覆層は、硬度が層厚全体にわたってほぼ一定である、非常に磨耗に強い酸化アルミニウム層(Al 23 )であってよい。 打抜き・溝付け用カウンタプレートを構成する、硬質陽極処理によって表面処理された金属板は、打抜き線から被覆層に及ぼされる衝撃負荷や圧縮負荷に対してだけでなく、打抜き・溝付け用カウンタプレートを工具胴に張り渡したり工具胴から取り外したりする際に、金属板を曲げて伸縮させる作業が繰り返されることに対しても非常に強い。 曲げに伴って生じる大きな負荷が加わっても、この打抜き・溝付け用カウンタプレートは長い期間を通じて形状安定性を保つ。 被覆層は、アルミニウムの酸化によって金属板材料から形成されるので、この被覆層は、以下においては支持層とも呼ぶ、その下にある下地材と非常に強固に結合している。 ここで説明されている打抜き・溝付け用カウンタプレートは多層プレートであるが、被覆層が支持層から剥がれるという危険性はまったくない。 従来技術の、被覆層と支持層が互いに別個に成形され、その後で初めてたとえば接着剤によって相互に結合される、他の多層の打抜き・溝付け用カウンタプレート(特許文献4参照)にはこのような危険性がある。

    金属板から打抜き・溝付け用カウンタプレートを製造する本発明の方法は、金属板としてアルミニウム板を用いることを特徴としている。

    この薄板のアルミニウムは、当然ながら、すでに前記したようにアルミニウムの特性を改善する1つまたは複数の合金要素、たとえばマグネシウムを含んでいてもよい。 いずれの場合でも、溝付け用溝構造を製作するために、アルミニウムもしくはその合金を、鋼材の場合よりも容易に切削加工することができるという利点がある。

    実施態様に基づいて硬質陽極処理によってアルミニウムに設けることができる被覆層は、層厚が有利には最大でも150マイクロメートル、たとえば最大でも50マイクロメートルと非常に薄く、切削加工をさほど難しくすることはない。 打抜き・溝付け用カウンタプレートの形状安定性に関して有利な実施態様では、1つの溝付け用溝または各溝付け用溝は、その溝付け用溝が被覆層を完全に貫通し、かつ、被覆層の下にある支持層を途中までしか貫通しないような深さまで、アルミニウム板に設けられる。 つまり、硬質陽極処理の後で初めてアルミニウム板に設けられる溝付け用溝構造は、打抜き・溝付け用カウンタプレートの厚さ全体を貫通するのではない。 正確に言うと、溝付け用溝構造の底部には、たとえば少なくとも0.1ミリである、支持層の残留部の厚さが残されるので、溝付け用溝構造は底面を有し片側のみに開口している。 この底面は、打抜き・溝付け用カウンタプレートの胴貼りとして利用することに関して好ましい。 回転により行われる打抜きと溝付けを行うためには、打抜き・溝付け用カウンタプレートを圧胴に張り渡さなければならない。 溝付け用溝が貫通孔として、すなわち底面なしに製作されていると、打抜き・溝付け用カウンタプレートを張り渡すときに、圧胴と軸平行に延びる溝付け用溝の周囲で打抜き・溝付け用カウンタプレートが丸く膨らむ危険をもたらす極限的な曲げと張力が打抜き・溝付け用カウンタプレートに及ぼされる。 ここで説明される実施態様では、この溝付け用溝は貫通穴の代わりに止り穴として製作されるので、打抜き・溝付け用カウンタプレートを張り渡すときに歪みが生じないことが保証される。 この溝付け用溝、または各溝付け用溝がフライス削りによってアルミニウム板に設けられることで、溝の輪郭、特に溝の底面を非常に正確な形状に製作することが可能である。

    本発明による、打抜き・溝付け用カウンタプレートを備えている、被印刷体を処理する機械は、この打抜き・溝付け用カウンタプレートがアルミニウム板として構成されており、すなわちアルミニウム板から製作されていることを特徴とする。

    本発明の打抜き・溝付け用カウンタプレートを含む機械は、オフライン、すなわち他の機械とは直接接続されずデータのやり取りのみが可能な状態で行われる打抜きと溝付けだけに用いられる専用機であってよい。 あるいはそれに代えて、この機械は、少なくとも1つの印刷ユニットに加えて、本発明の打抜き・溝付け用カウンタプレートを備えている打抜きユニットを含んでいる印刷機であってもよい。 このような印刷機では、被印刷体はインラインプロセス、すなわちソフトウエアもハードウエアも直接連結された状態の各ユニットで行われる工程で、まず最初にたとえば印刷され、次いで打抜きと溝付けを施される。 印刷ユニットはオフセット印刷ユニットであってよく、または、たとえばニス引きユニットとして用いられるフレキソ印刷ユニットであってもよい。

    本発明による、被印刷体の打抜きと溝付けを行う方法は、被印刷体の打抜きと溝付けを行うために、アルミニウム板として構成された、すなわちアルミニウム板から製作された打抜き・溝付け用カウンタプレートが用いられ、および/またはこのような打抜き・溝付け用カウンタプレートを備えている機械が用いられることを特徴としている。

    アルミニウム板は、その材料特性に基づいて、溝付け用溝構造の溝深さを深くすることができ、それにもかかわらず柔軟なので、この方法によって比較的厚い被印刷体でも問題なく溝付けすることができる。

    アルミニウム板の柔軟性は、打抜き・溝付け用カウンタプレートがこの打抜き・溝付け用カウンタプレートが表面上に取り付けられた圧胴とともに回転する、回転式の処理方法として本方法が実施されるような実施態様に関して好ましい。 本発明による、打抜きと溝付けを行う方法で用いられる被印刷体は、被印刷体ウェブであってもよいが、被印刷体シート、たとえば折畳み可能な箱を製造するための厚紙シートであるのが好ましい。

    次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

    図1には、シート状の被印刷体8を処理する機械26が示されている。 この機械26は印刷機であり、工具胴1と、圧胴2と、枚葉紙搬送方向に見て圧胴2の前に配置されている枚葉紙搬送胴3とを含んでいる。 打抜き・溝付け工具プレート5が工具胴1に磁気で取り付けられており、少なくとも1つの打抜き・溝付け用カウンタプレート4が圧胴2に取り付けられている。

    図2では、被印刷体8がどのようにして打抜き・溝付け用カウンタプレート4の上に載り、その上を転がる打抜き・溝付け工具プレート5によって同一の作業工程で打抜きと溝付けを施されるかをよく見ることができる。 少なくとも部分的に、磁気で吸引可能な材料、たとえば鋼材でできている打抜き・溝付け工具プレート5は、少なくとも1つの打抜き線6と少なくとも1つの溝付け線7とを工具線として有している。 打抜き・溝付け用カウンタプレート4は、少なくとも1つの溝付け用溝9と、この溝付け用溝9が設けられた表面27とを有している。 被印刷体8に打抜きと溝付けを施すときには、打抜き線6は、被印刷体8を横切って裁断してから表面27の上に載り、それと同時に、溝付け線7が被印刷体8を溝付け用溝9内に押し込む。

    図3には、2層の打抜き・溝付け用カウンタプレート4が、硬質陽極処理によって支持層20の上に生成されている、酸化アルミニウムからなる、表面27を形成する比較的硬質な被覆層10を有していることが断面図で示されている。 被覆層10は、少なくとも350HV0.05、有利には500から800HV0.05の硬度の範囲内にある硬さと、少なくとも10マイクロメートル、有利には20から50マイクロメートルの厚さの範囲内にある被覆層厚さdとを有している。 支持層20は比較的軟質であり、50から80HB(ブリネル硬さ)の硬度の範囲内にある硬さを有している。 支持層20と被覆層10は、寸法に関しては、一緒になって0.5ミリから0.7ミリに及ぶ範囲内のプレート厚さfを生じている。 溝付け線7は、打抜き線6の打抜き線高さaよりもわずかに高くてよい溝付け線高さbと、溝付け用溝9の溝付け用溝幅gよりも明らかに短い溝付け線幅hとを有している。 溝付け用溝9の溝深さはプレート厚さfよりも小さく、その結果、溝付け用溝9は、少なくとも0.1ミリの底面厚さcをもつ溝底面を有している。 被印刷体8の被印刷体厚さeは0.3ミリよりも大きい。 すなわち、被印刷体8は非常に厚い厚紙シートである。 打抜き・溝付け用カウンタプレート4は、まず、酸化アルミニウムからなる被覆層10をつくる目的でアルミニウム板を硬質陽極処理し、次いで、加工方法、有利にはフライス切削加工により溝付け用溝9および他の同様の溝付け用溝を設けることによって、アルミニウム板から製作されている。 図3には狭く限られた部分の図面しか示されていないので、この図面からはわからないが、両方のプレート4,5は両方の胴1,2の円周表面上に載っており、この円周表面に密着するように湾曲している。

    図4には、前縁11と側縁12とを有する、打抜き・溝付け工具プレート5が取り外された状態の図が示されている。 この取り外された状態を見ると、折畳み可能な箱を製作するための、すなわち同じ被印刷体8から同じ対象物を複数形成するための、前述した打抜き線6と溝付け線7の構造がよくわかる。

    図5aには、打抜き・溝付け用カウンタプレート4が、圧胴2から取り外された状態で示されている。 図5aと図4を比べてみると明らかなように、図5aの溝付け用溝9の構造は、図4の溝付け線7と鏡像関係で対応している。

    図5bは、図5aの切断線Vb−Vbに相当する横断面図であり、この図からは、打抜き・溝付け用カウンタプレート4の前側および後側のプレート端部にある、固定フックとしての役目をする折り曲げ縁15a,15bを明らかに見ることができる。 打抜き・溝付け用カウンタプレート4の前側のストッパ面13(図5b参照)と側方のストッパ縁14(図5a参照)、ならびに、同じくストッパ面として機能する、打抜き・溝付け工具プレート5の前縁11と側縁12(図4参照)は、一方では、線や溝を有するプレート4,5をぴったり合う構造にする役目を果たし、また他方では、胴1,2の上でプレート4,5を相互に対応するように位置決めする役目を果たす。

    図6と図8には、前側の折り曲げ縁15aを圧胴2にしっかりと固定するための前側のクランプ装置17aと、後側の折り曲げ縁15bを圧胴2にしっかりと固定するための後側のクランプ装置17bとを含む保持・クランプ装置が示されている。 後側のクランプ装置17bは、レバー状の揺動可能なクランプ部材18に取り付けられており、このクランプ部材18によって、打抜き・溝付け用カウンタプレート4を圧胴2の上に円周方向で弛みなく引っ張り、クランプすることができる。 前側のクランプ装置17aには、側方のストッパ縁14のためのストッパ16が付属している。 図8の参照符号28は、胴の円周方向に見て前側のクランプ装置17aの直前に配置されている、被印刷体8を挟み込むためのくわえづめ装置を示している。

    図7、図9、および図10には、位置決め定規25を備えている位置決め補助装置19が示されており、位置決め定規25は、位置決め補助装置19の端部に取り付けられた割出しピン23によって、打抜き・溝付け工具プレート5を工具胴1の上で位置決めする目的のために一時的に留めることができる。 そのために工具胴1は各々の端部に、円周方向に延びる列をなす、割出しピン23のための割出し穴22を備えている。 位置決め補助装置19の機能は次のとおりである。 すなわち、位置決め補助装置19の割出しピン23を、工具胴1上の、所望の円周方向の見当に応じて選択された割出し穴22に軸平行に差し込んだ後、打抜き・溝付け工具プレート5の前縁11を、その全長にわたって均等に位置決め定規25に当てる。 次いで、打抜き・溝付け工具プレート5を、ここで前縁11の案内部としての役目をする位置決め定規25に沿って最終位置へとスライドさせることによって、打抜き・溝付け工具プレート5の側方の見当が予め調整される。 この最終位置は、位置決め補助装置19の側方ストッパ21に側縁12が当接することによって決まる。 その後で初めて、打抜き・溝付け用カウンタプレート4はそのプレート面全体にわたって、磁気胴として構成された工具胴1に押し付けられる。 工具胴1は、磁気作用のある材料でコーティングされた、または有利には磁石24(電磁石、または有利には永久磁石)で覆われた円周表面を有している。 磁石24は打抜き・溝付け工具プレート5を、工具胴1の上で見当の合った作業位置に固定して保持する。

    打抜きと溝付けのための工具胴と、工具胴と共働するように付属している圧胴とを備えている機械を示す図である。

    表面上に打抜き・溝付け工具プレートが取り付けられた工具胴、ならびに表面上に打抜き・溝付け用カウンタプレートが取り付けられた圧胴を示す図である。

    打抜き・溝付け工具プレートの打抜き線および溝付け線、ならびに打抜き・溝付け用カウンタプレートの多層構造と溝付け用溝を示す図である。

    工具胴から取り外された打抜き・溝付け工具プレートを示す図である。

    圧胴から取り外された打抜き・溝付け用カウンタプレートを示す図である。

    圧胴から取り外された打抜き・溝付け用カウンタプレートを、図5aとは異なる方向から示す図である。

    打抜き・溝付け用カウンタプレートを保持してクランプするための、圧胴の保持・クランプ装置を示す図である。

    前記した胴と、工具胴の上で打抜き・溝付け工具プレートを位置決めするための位置決め補助装置とを示す図である。

    被印刷体シートをくわえるための圧胴のくわえづめ装置と、保持・クランプ装置の詳細を示す図である。

    位置決め補助装置を示す平面図である。

    工具胴を示す平面図である。

    符号の説明

    1 工具胴 2 圧胴 3 枚葉紙搬送胴 4 打抜き・溝付け用カウンタプレート 5 打抜き・溝付け工具プレート 6 打抜き線 7 溝付け線 8 被印刷体 9 溝付け用溝 10 被覆層 11 前縁 12 側縁 13 前側のストッパ面 14 側方のストッパ縁 15a 前側の折り曲げ縁 15b 後側の折り曲げ縁 16 ストッパ 17a 前側のクランプ装置 17b 後側のクランプ装置 18 クランプ部材 19 位置決め補助装置 20 支持層 21 側方ストッパ 22 割出し穴 23 割出しピン 24 磁石 25 位置決め定規 26 被印刷体処理機械 27 表面 28 くわえづめ装置

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