Fiber cement / plaster laminated composite building material

申请号 JP2001529932 申请日 2000-10-05 公开(公告)号 JP2003511274A 公开(公告)日 2003-03-25
申请人 ジェイムズ ハーディー リサーチ ピーティーワイ.リミテッド; 发明人 グリーソン、ジェイムズ、エー.; フィッシャー、マーク、ティー.; マークリー、ドナルド、ジェー.;
摘要 (57)【要約】 一体化積層複合材を形作るように、 石膏 (20)に積層された繊維セメント(10)を備える建材(40)が提供される。 この一体化積層複合材は耐火性および耐表面損傷性および耐衝撃性が向上しているが、ツーピースシステムの過剰な重さおよび厚さを有することなくこれらの性質を達成する。 さらに、厚さが薄くなっているので、好ましい積層建材はツーピスシステムより切断が容易で取付けが早く容易である。 さらに、繊維セメントと石膏を一体化積層材に成形することにより、2つの別個の建材を取り付ける必要がなくなるので、取り付けが簡単になる。 一実施形態において、厚さが1/8インチの繊維セメントシートに積層された厚さが1/2インチの石膏パネルを備える、厚さが5/8インチの積層複合材が提供され、この積層複合材は、ASTM E119に従って測定された場合、1時間の耐火等級を有する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 繊維セメントシートおよび石膏パネルを備える建材であって、繊維セメントシートが石膏パネルに積層されて、ASTM E119による少なくとも1時間の耐火等級を有する一体化積層複合材を形作ることを特徴とする建材。 【請求項2】 一体化積層複合材が約5/8インチの厚さを有する請求項1
    に記載の建材。 【請求項3】 繊維セメントシートが約1/8インチの厚さを有する請求項2に記載の建材。 【請求項4】 石膏パネルが約1/2インチの厚さを有する請求項2に記載の建材。 【請求項5】 繊維セメントシートが約4.5ミルと6ミルの間の厚さの接着層により石膏パネルに固着されている請求項1に記載の建材。 【請求項6】 繊維セメントシートがポリ酢酸ビニルの接着剤により石膏パネルに固着されている請求項1に記載の建材。 【請求項7】 一体化積層複合材がロールプレスされる請求項1に記載の建材。 【請求項8】 一体化積層複合材が単一でまたは積み重ねられた状態でプレスされる請求項1に記載の建材。 【請求項9】 一体化積層複合材の少なくとも1つの表面が水系ポリマーエマルジョンまたは溶剤系シーラントでシールされる請求項1に記載の建材。 【請求項10】 一体化積層複合材の少なくとも1つの表面が水系または溶剤系塗料で下塗りされている請求項1に記載の建材。 【請求項11】 繊維セメント層および石膏層を備える建材であって、石膏層が繊維セメント層に積層されて一体化積層複合材を形作ることを特徴とする建材。 【請求項12】 一体化積層複合材が個々の繊維セメント層または石膏層のいずれの耐火等級より優れた耐火等級を有する請求項11に記載の建材。 【請求項13】 一体化積層複合材が約5/8インチの厚さを有する請求項11に記載の建材。 【請求項14】 繊維セメント層が約1/8インチの厚さを有する請求項1
    3に記載の建材。 【請求項15】 石膏層が約1/2インチの厚さを有する請求項13に記載の建材。 【請求項16】 繊維セメント層が約4.5ミルと6ミルの間の厚さである接着剤により石膏層に積層される請求項11に記載の建材。 【請求項17】 繊維セメント層が、繊維セメント層が単独では自立しないような厚さである請求項11に記載の建材。 【請求項18】 繊維セメント層を石膏パネルに積層して一体化積層複合材を形作ることを含む取付け用建材の製造方法。 【請求項19】 繊維セメント層がポリ酢酸ビニル接着剤を用いて石膏パネルに積層される請求項18に記載の方法。 【請求項20】 繊維セメント層を石膏パネルに積層することが、少なくとも38psiの圧力で繊維セメント層を石膏パネルにプレスすることを含む請求項18に記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 発明の背景 発明の分野本発明は耐表面損傷性、耐衝撃性および耐火性の建材、より詳細には、繊維セメントおよび石膏からなる一体化積層複合建材に関する。 【0002】 関連技術の説明石膏壁材製品の使用が長年内装壁材市場を支配してきた。 石膏壁材は通常石膏コアの周囲を覆う薄い紙の層を備える。 例えば、1つの紙の層がボードの前面および長い端部をカバーし、第2の紙の層が通常はボードの裏側表面をカバーする。 コアは主に石膏であり、耐火性を向上させるためにガラス繊維、バーミキュライトおよびマイカなどの添加材でそれを変性することができる。 【0003】 耐火性以外に、耐表面損傷性は壁材の別の望ましい性質である。 石膏の耐表面損傷性は木または石などの他の壁材に比べて劣る。 石膏壁材の紙の表面は、家具、手押し車、玩具、スポーツ用具および他の産業用または住宅用備品などの堅いかまたは変形性物体によるこすること、へこますこと、クラックを入れることあるいは貫通することなどの衝撃により容易に損傷を受ける。 このような壁面の表面損傷は、廊下、家族の生活空間、体育館または更衣室などの往来の激しい部屋でよく起こる。 【0004】 石膏壁材製造業者は耐表面損傷性を向上させるために彼らの石膏壁材を改良してきた。 一つの方法は、フレーム構造の壁の空洞に衝撃物体が貫入しにくいように壁パネルの裏側にプラスチックフィルムを接着することであった。 別の方法は、石膏系のコアの上に形成された繊維−石膏外層を有する繊維−石膏壁パネルを製造することであった。 通常これらの製品の耐表面損傷性は標準的な石膏壁材の紙の表面に対して向上していた。 類似の石膏系またはセメント石膏系構成体が典型的な形で、米国特許第5,817,262号および米国特許第5,718,7
    59号に記載されている。 【0005】 かなりの耐表面損傷性がある一つの材料は繊維セメントである。 繊維セメントは、摩損および擦傷などの耐表面損傷性に関して石膏パネルより利点がある。 壁パネルとしての繊維セメント自体の一つの不利な点は、同じ厚さの石膏壁面パネルに匹敵する等級の耐火性がないということである。 繊維セメント自体の別の不利な点は、それが同じ厚さの石膏壁面パネルよりかなり重いということである。
    例えば、繊維セメントを用いる1時間耐火等級システムは、ASTM E119
    に従って試験される場合に1時間耐火等級を実現するためには、壁の空洞に無機断熱材または耐火等級石膏壁パネルの補助層を必要とする。 【0006】 5/8インチのタイプX耐火等級石膏壁材の上に1/4インチの繊維セメントがくる2層システムが耐火性も耐表面損傷性も実現するために使用されてきた。
    このシステムはGypsum Association−Fire resis
    tance Design Manual−GA FILE NO. WP 12
    95−Gypsum wallboard,Steel studs,fibe
    r−cement board proprietary system(石膏工業会−耐火設計便覧・GAファイルNo.WP 1295・石膏壁材、スチールスタッド、繊維セメント材専用システム)に記載されている。 この2つの部分からなるシステムは、単一層の石膏壁材よりかなり重いので不利である。 さらに、この2層壁材は、単一のパネルではなく2つの独立した壁パネルを取り付けなければならないので、取付けにほとんど2倍の労を必要とする。 また、この2
    層システムの過剰な厚さ(5/8インチ+1/4インチ=7/8インチ)はたいていのドアの側柱幅に合わない。 【0007】 発明の概要したがって、優れた耐表面損傷性、耐衝撃性および耐火性を有する一体化された建材が求められている。 この建材はまた軽量で、製造が容易でまた規格建材寸法と合致していなければならない。 耐火性に関して、この材料がASTM E1
    19により測定された場合少なくとも1時間の耐火等級をもつことは特に利点があるであろう。 【0008】 簡単に言えば、前記の要求は、石膏に積層されて一体化積層複合材を形作る繊維セメントを含む建材により、一実施形態において満たされる。 この一体化積層複合材では耐火性および耐表面損傷性が向上するが、ツーピースシステムのように重さおよび厚さが過剰になることなくこれらの性質を実現する。 さらに、厚さが減少するので、好ましい積層建材はツーピースシステムよりも切断がより容易で、取付けがより早くまたより容易である。 さらに、繊維セメントおよび石膏を一体化積層材に形作ることにより、2個の独立した建材を取り付ける必要がなくなるので、取付けが簡単になる。 【0009】 本発明の一つの目的は、耐表面損傷性、優れた耐衝撃性ならびに5/8インチのパネル厚さで、空洞に断熱材なしで壁のフレームの両サイドに取り付けられた場合に1時間耐火等級(例えばASTM E119により測定された場合)であることが要求される用途に適する建築用ボード製品を提供することである。 耐表面損傷性は、ASTM D4977−98b(無機表面ルーフィングに対する顆粒固着の標準試験法)などの擦傷試験およびASTM D5420(落下する錘を受ける打撃具による平坦な硬質プラスチック試料の耐衝撃性(ガードナー衝撃))などのへこみ試験により測定される。 パネルの耐衝撃性は通常、例えばAS
    TM E695(壁面、床および屋根構造の相対的耐衝撃荷重性の測定)、およびISO 7892(垂直建築部材−耐衝撃性試験−衝撃体および一般的試験方法)、または他の適切な衝撃または擦傷試験により測定される。 【0010】 好ましい実施形態の詳細な説明以下に例示される本発明の好ましい実施形態では、一体化積層複合壁材システムが記載される。 しかし、本発明は壁材に限定されず、耐表面損傷性、耐衝撃性および耐火性建材が望ましいようないかなる用途にもそれを利用できるということが理解されるであろう。 【0011】 図1および2に示されるように、好ましい建材40は接着剤30を用いて石膏層20に積層された繊維セメント層10からなり、一体化積層複合材を作り出す。 繊維セメントおよび石膏部分は、これらに限定されるわけではないが、パネル、シート、スキン、ボードを含む必要とされるいかなる形態にすることもできるということが理解されるであろう。 好ましい一実施形態において、繊維セメントシート10の厚さは約1/32インチと1/4インチの間である。 より好ましくは、繊維セメントシート10の厚さは約1/8インチ、プラスまたはマイナス約1/16インチである。 石膏パネル20の厚さは通常約1/4インチから3/4
    インチの間、より好ましくは約1/2インチである。 繊維セメントシート10および石膏パネル20に関して別の厚さを用いることができるということが理解されるであろう。 好ましい密度は、厚さが5/8インチの複合壁材に対して2.5
    から3ポンド/平方フィート、より好ましくは約2.77ポンド/平方フィートである。 【0012】 本発明の好ましい一実施形態は、表面紙付き1/2インチ、タイプX石膏壁材と厚さが1/8インチの繊維セメントパネルとを合わせて結合することにより製造される複合パネルである。 ASTM C36には、センター間7インチの間隔で長さ1−7/8インチ、軸直径0.095インチ、頭の直径1/4インチの6
    D被覆クギを用いて、石膏の継目を仕切りの各サイドで16インチずらせて、センター間16インチ間隔の耐荷重2インチ×4インチ木製スタッドの各サイド上に平行に取り付けられ、またASTM E119に従って試験されて、厚さが1
    /2インチのボードに対してタイプXの石膏ボードは45分以上の耐火等級であると記載されている。 一つの好ましい1/2インチ、タイプXの石膏パネルは、
    以下の表に記載される、厚さが1/2インチのHARDIROCK(登録商標)
    MAX“C”(商標)である。 この石膏パネルは改良されたタイプX耐火等級コアを有し、建築基準により特別な準の耐火性および防音性が必要とされるような商業プロジェクト向けに製造されている。 厚さが5/8インチのボードは標準的なFire X(商標)ボードより耐火性がよくなるように設計されており、
    より少ない重さで耐火および防音等級を達成する。 応用に関する情報はGyps
    um Association Fire Resistance Disig
    n Manual GA−600、Underwriter's Labora
    tories,Inc. Fire Resistance Directory
    (石膏工業会耐火設計便覧GA−600、保険業者試験所、耐火指針)で得ることができる。 【0013】 【表1】

    【0014】 繊維セメント10に結合される石膏パネル20の面は必ずしも表面紙を必要とせず、石膏パネル20を直接繊維セメント10に結合できるということが理解されるであろう。 好ましい石膏パネル20は表面または裏面のいずれかに、パネルに一体化されたガラスまたはポリマー繊維マットあるいは織布メッシュを紙の外側または内側のいずれかにもっていてもよい。 これは通常2つの理由で行われる。 第1に、石膏パネル20自体の衝撃強度を向上させるためにそれを用いることができる。 第2に、複合壁材40の一部分としての石膏パネルの衝撃強度を向上させるためにそれを用いることができる。 【0015】 好ましい複合壁材40をほとんどの室内の壁材の取付けに利用することができる。 好ましい複合壁材40は、壁材40の繊維セメント側が外側に面して、人の往来に対する耐擦傷性および耐へこみ性表面となり、また壁材40の石膏側を支持フレームに向けて取付け、繊維セメントおよび石膏壁材の相乗効果のある組合せにより耐火等級および強度をパネルに付与する。 好ましい1/2インチ石膏パネル20も好ましい1/8インチ繊維セメントシート10も単独では1時間耐火等級とならないが、それにもかかわらず積層複合材40に2つの材料が組合されたものが対称な壁システムで試験され、商業ビルの間仕切りに使用される通常のスチールフレームで1時間耐火等級を達成した。 この複合パネルで実施された耐火試験の結果は以下に記載される。 【0016】 支持フレームは通常20または25ゲージスチールのフレーム、または2インチ×4インチのダグラスファー軟材などの木のフレームである。 壁材40をスチールスタッドに、6ゲージ×1−1/8インチ、タイプSラッパ形頭の乾式壁用または自己貫通スクリュなどの適切なスクリュを用いて取り付けることができる。 壁材40を、長さ1−3/4インチのカップ形頭石膏壁材クギまたは6ゲージ×1−1/8インチ、タイプSラッパ形頭の乾式壁用スクリュなどの適切なクギまたはスクリュを用いて木材スタッドに固定することができる。 好ましい壁材4


    0は表面損傷および貫通を受ける壁アセンブリ用にデザインされる。 このような壁アセンブリは典型的には学校、公共住宅、公共建築、ガレージ内壁、廊下、体育館、更衣室、更生および医療施設に見出される。 この材料を先端がカーバイドチップの刻み目入れ(score)およびカッターナイフ、場合によっては粉塵防止のできる強力裁断機または回転ノコで切断することができる。 【0017】

    繊維セメント繊維セメントシートまたはスキン10に使用されるセルロース繊維強化セメント製造技術は、豪州特許AU515151および米国特許第6,030,447


    号に記載されており、その全体を参照により組み込む。 繊維セメントには、耐久性、耐湿気劣化性、維持管理の容易さ、耐クラッキング、腐朽または剥離性、耐シロアリ性および不燃性などの属性がある。 したがって、繊維セメント層10は、湿気、雨、、塩分を含む空気およびシロアリに長期間曝されても損傷を受けにくい。 この層は寸法が安定しており、通常の条件ではクラックを発生しないし、剥離もしない。 【0018】 好ましい繊維セメントパネル10の基本組成は約20%から60%のポルトランドセメント、約20%から70%の粉砕シリカサンド、約5%から12%のセルロース繊維、および約0%から6%の無機酸化物または無機水酸化物および水などの選ばれた添加材である。 板状または繊維状添加材、例えばウォラストナイト、マイカ、ガラス繊維または無機繊維などを繊維セメントの熱安定性を向上させるために加えることもできる。 【0019】 好ましい繊維セメントパネル10の乾燥密度は通常約1.3から1.4g/c


    3であるが、材料をプレスすることにより2.0g/cm

    3までの乾燥密度に調節できるし、あるいは非膨張または膨張バーミキュライト、パーライト、クレー、頁岩または低嵩密度(約0.06から0.07g/cm

    3 )のケイ酸カルシウム水和物などの密度調整材の添加により乾燥密度を調節することができる。 【0020】 好ましい繊維セメントパネル10の曲げ強度は、通常ASTM試験法C118


    5による平衡水分量の状態で、パネルの流れ方向で1850psi、パネルの幅方向で2500psiである。 【0021】 好ましい繊維セメントパネル10は表面が不燃であり、またASTM試験法E


    136により試験された場合、燃焼を支えずあるいは一体性を失わない。 AST


    M試験法E84により試験された場合、好ましい繊維セメントパネル10は、以下の表面燃焼性を示す。 炎の広がり:0 燃料となるもの:0 発煙:5 【0022】

    積層プロセス好ましいパネルは、厚さ1/2インチのタイプX耐火石膏ボードに積層された公称厚さ1/8インチの繊維セメントシートからなる。 好ましくは直の端部をもつ石膏パネルが製造される。 前記図1および2に示される、ポリ酢酸ビニル(


    PVA)などの接着剤30を石膏パネルの表面に薄く塗布して、厚さ1/8インチの繊維セメントをその表面上に置いて、通常積み重ねた状態で約30分間、約38psiでプレスする。 一つの好ましい接着剤は、Patrick Indu


    striesの一部門であるSun Adhesivesにより供給されるSu


    n Adhesivesポリ酢酸ビニル(PVA)接着剤#54−3500である。 接着剤は最も好ましくはPVAなどの低コスト接着剤であるが、水系ポリマー接着剤、溶剤系接着剤、熱硬化性接着剤、変性デンプンなどの天然ポリマー、


    ポリウレタンなどの液状湿気硬化または反応性ホットメルト接着剤、および耐熱または耐火性接着剤などの他の有機または無機接着剤を用いることも可能である。 【0023】 接着剤30は好ましくはロールコータプロセスで塗布されるので、石膏パネル20は好ましくは、接着剤30が平滑な面に塗布される前に、埃およびくずを取除くために掃除される。 接着剤30は好ましくは石膏パネル20の全表面に一様に薄く塗られる。 接着剤30のウェットフィルムの厚さは、標準の「ウェットフィルム厚さゲージ」で測定された場合、好ましくは約4.5ミル以上でありまた好ましくは約6ミルを超えないであろう。 繊維セメントパネル10が、石膏パネル20の端部に合わせて、接着剤30でコートされている石膏パネル20の上に置かれ、次に積み重ねられる。 積み重ねが終わったものは、好ましくは約37.


    5±2.5psiの荷重のプレスで好ましくは約30分以上硬化される。 次に、


    パネルは好ましくは繊維セメント表面を研磨され、また長い端部をダイヤモンド砥粒などの砥石車で機械加工されてテーパー付きの端部に成形される。 機械研磨は好ましくは3種の研磨ヘッドを用いる。 研磨ベルトのグレードは好ましくは4


    0グリットから220グリットの範囲にある。 長い端部は機械でテーパーを付けられて、取付け時に凹凸なく継ぎをする際に、コンパウンド、継目強化テープおよび仕上げコンパウンドをセットできるようにする。 製品の表面は好ましくはアクリルエマルジョンでシールして表面の吸水を少なくし、塗装を容易にしまた塗料の付着性を向上させる。 【0024】 複合壁材40の繊維セメント表面を、場合によってはUCAR 701などのアクリルシーラーで目止めして、現場での仕上げを容易にすることができる。 これを、スプレし、ロールで塗ることができる適切なラテックス塗料あるいは壁紙またはテキスチャ仕上げに用いられるブラシで実施することができる。 繊維セメントパネル10の研磨は繊維セメント表面の仕上げをよくするための選択肢であるということも理解されるであろう。 さらに、研磨を、繊維セメントパネル10


    が石膏パネル20に積層される前あるいは後に行うことが可能であるということが理解されるであろう。 ロールプレス積層プロセスを、適切な感圧接着剤と共に用いることもできるということが理解されるであろう。 【0025】

    試験耐表面損傷性試験を好ましい一積層複合パネルで実施した。 この好ましいパネルの耐衝撃性は通常のタイプX耐火石膏壁材に比べて優れていた。 この好ましいパネルの耐擦傷性はまた通常のタイプX耐火石膏壁材および耐表面損傷性石膏系パネルのいずれに対しても優れている。 【0026】 本発明の好ましい実施形態の新規な特徴は、1/2インチ石膏壁材も1/8インチ繊維セメントシートもそれら自体では1時間耐火等級、耐表面損傷および耐衝撃性を合わせて達成できないということである。 しかし、2つの材料を合わせて積層すると、ASTM E119で試験された場合の対称壁システムでの1時間耐火性およびレベルが向上した耐表面損傷性および耐衝撃性が得られる。 【0027】 好ましいパネルはまた、好ましい本発明の個々の部材または同じ厚さ(5/8


    インチ)の通常のタイプX石膏壁材に比べて、曲げ強度およびクギ引く抜き強度が向上し、吸湿による反りが小さいという利点を有すると考えられている。 【0028】 この好ましい複合材はまた単一の壁材または一体化システムとして火災および表面損傷特性に関する新規な特徴をもつ。 繊維セメントを利用する従来の耐火等級でまた耐表面損傷性であるシステムは支持フレーム全体に2層システムを必要とした。 2層システムに対して単一システムでは材料が少なくなり取付けが早いのでこの好ましい複合材にはかなりの利点がある。 2層システムでは、5/8インチのタイプX石膏壁材を取り付け、その後1/4インチの繊維セメントを上に取り付ける必要があった。 これらの2層の全厚さは、本発明の好ましい積層複合材での5/8インチの材料に対して、合わせて7/8インチの材料になる。 【0029】 したがって、一実施形態において、本発明は少なくとも約1時間の耐火等級でありまた耐表面損傷性である一体化システムを提供する。 これは2層システムに比べて取付け時間を減らし、2層システムに比べて平方フェート当たりの壁ユニットの質量を小さくし、また2層システムに比べてパネルに取り付けるための壁当たりの固定具を少なくする。 さらに、この材料は、切断の素早い容易な方法である電動剪断機で容易に切断される。 この材料にはまた、以下の表に示されるように、耐擦傷性、耐へこみ性および耐衝撃性(変形性物体および硬い物体)がある。 【0030】 耐表面損傷および衝撃性をASTM D4977−98b(擦傷による無機表面ルーフィングへの顆粒固着試験法)、ASTM D5420(落下する錘を受ける打撃具による平坦な硬質プラスチック試料の耐衝撃性(ガードナー衝撃))


    、ASTM E695(壁、床および屋根構造に対する相対的耐衝撃負荷性の測定)、ISO 7892(垂直建築部材−耐衝撃性試験−衝撃物体および一般的試験法)、または他の適切な衝撃または擦傷試験のような試験に用いられる方法により測定することが可能である。 耐火性をASTM E119(建築構造および材料の標準耐火試験法)、UL263、UBC 7−1、NFPA 251、


    ANSI A2.1、または他の適切な耐火試験のような試験により測定することができる。 1/2インチのHardirock Max“C”石膏パネルの上に積層された1/8インチ繊維セメントからなる、厚さが5/8インチの積層複合材の一実施形態は以下の表に示されるように優れた耐擦傷および衝撃性を示した。 【0031】 【表2】 【0032】 【表3】 【0033】 剛体衝撃試験はISO 7892のセクション4.3.1から4.3.5に概略が示されるように、1kgのボールベアリング球を用いて実施した。 【0034】 試験されるパネルをセンター間16インチでスタッドがある20ゲージスチールのフレームに固定した。 1/4インチの繊維セメントパネルを8インチ間隔で7ゲージ×1−1/4C−ドリルスクリュを用いて固定した。 5/8インチ、タイプX石膏壁材を8インチ間隔で6ゲージ×1−1/8インチのタイプSラッパ形頭スクリュを用いて固定し、また1/2インチのHardirock Max


    “C”石膏壁材の上に積層された1/8インチの繊維セメントを12インチ間隔で6ゲージ×1−1/8インチのタイプSラッパ形頭スクリュを用いて固定した。 【0035】 【表4】 【0036】 へこみ試験は、ASTM D5420−96の方法GCに従い、これには打撃具の直径に近い支持プレート穴をもつ直径0.625mmの打撃具オリフィス、


    ならびに36インチの距離を落下し、一回で(72±1.8)フィート・ポンドの衝撃エネルギーを与える、2ポンドの錘を指定している。 各製品からの10個の試料について試験し、表の値は全10個について平均されている。 【0037】 【表5】 【0038】 変形性物体衝撃体はE695−79のセクション5.2.1から5.2.4の必要条件に従って作製され、詰め込んで60ポンドの総重量とした。 バッグを振り子のように吊り下げ、スタッドの間の中程の位置および試験壁の中程の高さで6インチずつ高さを増やしてパネルを打つ。 【0039】 累積衝撃は、「反りの発生」、表面/裏面でのクラック発生、および/または>0.25インチのスタッドの変形のいずれかによる「破損状態」になるのに要したエネルギーとして定義された。 前記で定義した(複数の)破損状態のいずれかになると、破損状態になるのに必要な「1回の衝撃エネルギー」に達するように、錘バッグをさらに6インチ高くする。 累積衝撃は、「反りの発生」、および表面/裏面でのクラック発生、および/


    または>0.25インチの間柱の変形のいずれかによる「破損状態」になるのに要したエネルギーとして定義された。 前記で定義した(複数の)破損状態のいずれかになると、破損状態になるのに必要な「1回の衝撃エネルギー」に達するように、錘バッグをさらに6インチ高くする。 【0040】 パネルの寸法は4フィート×8フィートであり、センター間24インチで20


    ゲージスチールのフレームに固定された。 1/4インチの繊維セメントパネルを8インチ間隔で7ゲージ×1−1/4C−ドリルスクリュを用いて固定した。 5


    /8インチのタイプX石膏壁材を8インチ間隔で6ゲージ×1−1/8インチのタイプSラッパ形頭スクリュを用いて固定し、また1/2インチのHardir


    ock Max“C”石膏パネルの上に積層された1/8インチの繊維セメントを12インチ間隔で6ゲージ×1−1/8インチのタイプSラッパ形頭スクリュを用いて固定した。 【0041】 表の結果は試験された各材料の3パネルについての平均である。 【0042】

    耐火性試験本発明の一実施形態についてASTM E119−98による耐火性試験を行った。 この実施形態を、低温側および高温側を備える2重壁アセンブリとして試験した。 各試験用アセンブリは、センター間24インチで配置された20GA×


    3−5/8インチのスチールスタッドの10フィート×10フィートの無荷重壁からなる。 低温側に、1層の、厚さ1/2インチのHardirock(登録商標)“Max C”(商標)石膏ボードに積層された厚さ1/8インチのHar


    diboard(登録商標)繊維セメント表面スキンを、床および天井ランナーならびに中間部スタッドに、12インチのセンター間距離で最短で1インチの長さのタイプS乾式壁スクリュを用いて、センター間で24インチの20GA. ×


    3−5/8インチのスチールスタッドに斜めにならないように(水平に)取り付けた。 ファスナーをパネルの隅から約3インチ内側およびパネルの端部から約3


    /8インチ内側に取り付けた。 火炎の側には、1層の、厚さ1/2インチのHa


    rdirock(登録商標)“Max C”(商標)石膏ボードに積層された厚さ1/8インチのHardiboard(登録商標)繊維セメント表面スキンを、床および天井ランナーならびに中間部スタッドに、12インチのセンター間距離で最短で1インチの長さのタイプS乾式壁スクリュを用いて、センター間で2


    4インチの20GA. ×3−5/8インチのスチールスタッドに斜めにならないように(水平に)取り付けた。 火炎側の水平パネル継目を低温側の水平パネル継目から24インチだけずらせた。 ファスナーをフレームの隅から約3インチ内側およびパネルの端部から約3/8インチ内側に取り付けた。 【0043】 耐火等級壁アセンブリのフレーム部材は完全な壁面の高さより3/4インチ短くカットされているので、浮き壁フレームを作り出す。 これらの壁を耐火試験設備から防音試験設備に移送するために、ねじまげに対する抵抗性をもたせて試験材の取扱いを容易にするように、床および天井の平行ランナーのフレーム部材に壁パネルを通してファスナーをつけた。 この修正は壁アセンブリの音波伝播特性を変えない。 【0044】 継目を、パネルの端部を凹凸なく継ぐために、ASTM仕様C475に従って、化学的硬化パウダ石膏ジョイントコンパウンド(USG(登録商標)Dura


    bond(登録商標)90)で処理した。 硬化タイプのコンパウンドを製造者により記載された使用方法に従って混合した。 コンパウンドをファスナーの頭に塗り、継目にできた凹みを隣接するシートで形作った。 穴のあいた紙で強化されたテープを直ちに継目の中央に埋め込んだ。 穴あき紙強化テープをさらなるコンパウンドと共に直ちに埋め込んで乾燥させた。 【0045】 試験開始時には相対湿度が84%で雰囲気温度は80°Fであった。 耐火試験を通して、炉内(壁試験材の中央頂部から1/3下った点で測定された)と実験室雰囲気の気圧との差は−0.03インチ水柱に維持され、このため結果として試験体の頂部には圧力がかかっていなかった。 【0046】 試験中には以下のことを観察した。 【0047】 【表6】 【0048】 耐火試験中、壁の反りをその垂直な中央線に沿って3点で測定した:壁の左側から30インチ(位置#1)、60インチ(位置#2)および90インチ(位置#3)。 各指定位置でピンと張った糸から壁表面までの測定が行われた。 【0049】 【表7】 【0050】

    ホース流水再試験標準に従って、耐火試験で耐火時間として指定されている時間の半分に等しい時間、複製試験体を火炎暴露試験にかけ、その後直ちにホース流水試験を行った。 【0051】 試験中に行われた観察は以下の通りである。 【0052】 【表8】 【0053】

    耐火試験からの結論この報告で記載されたように組み立てられ試験された、両サイドに出願人の積層複合パネル(厚さ1/2インチのHardirock(登録商標)“Max


    C”(商標)石膏ボードに積層された厚さ1/8インチのHardiboard


    (登録商標)繊維セメント表面スキン)を有する20GA. 3−5/8インチ亜鉛メッキスチールスタッド壁は、ASTM E119標準による対称壁アセンブリに対する60分無荷重耐火等級を達成した。 【0054】

    利点の要約本発明の好ましい実施形態は、石膏に積層された繊維セメントからなる、予め作製された一体化積層複合材において、少なくとも1時間の耐火性ならびにかなりの耐表面損傷および衝撃性を併せ持つ。 これらの性質は、一実施形態では厚さがたった約5/8インチであり、過剰に重くなく切断が容易で、取付けが早く容易である積層複合材において達成される。 【0055】 従来技術の2層システムの一つの不利な点は、個々の繊維セメントおよび石膏材がそれらの個別の取付けを容易にするためには自立していなければならないということである。 したがって、繊維セメントおよび石膏の層は、自立したままであるためにそれらはどの程度まで薄くありうるかという点で制限されている。 しかし、本発明の好ましい実施形態では、取り付けるために、繊維セメントおよび石膏層を予め作製された一体化積層複合材に合体させる。 したがって、繊維セメントおよび石膏の個々の層は自立している必要がなく、例えば繊維セメント層の厚さをかなり小さくすることができる。 これによりツーピースシステムに比べて一体化積層複合材の全厚さを小さくできる。 結果として、本発明の一実施形態では1/8インチの繊維セメント層および1/2インチ石膏層を合体して厚さが約5/8インチの一体化複合積層体を作り出し、それは1時間耐火等級ならびに耐表面損傷および衝撃性を同時に達成する。 【0056】 前記で例示され記載された実施形態は本発明の特定の好ましい実施形態の例としてのみ与えられている。 本発明の精神および範囲から逸脱することなく当分野の技術者により本明細書に与えられた実施形態に様々な変更および修正がなされうる。 【図面の簡単な説明】 【図1】 石膏に積層された繊維セメントを備える一体化積層複合材の斜視図である。 【図2】 一体化積層複合材を構成する繊維セメント、石膏および接着層の相対的厚さを示す、図1の一体化積層複合材の横断面図である。

    【手続補正書】 【提出日】平成14年4月8日(2002.4.8) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書【補正対象項目名】特許請求の範囲【補正方法】変更【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 繊維セメント層トおよび石膏層を備える建材であって、石膏層が繊維セメント層に積層されて一体化積層複合材を形作ることを特徴とする建材。 【請求項2】 一体化積層複合材が個々の繊維セメント層または石膏層のいずれの耐火等級より優れた耐火等級を有する請求項1に記載の建材。 【請求項3】 一体化積層複合材が約5/8インチの厚さを有する請求項1
    に記載の建材。 【請求項4】 繊維セメント層が約1/8インチの厚さを有する請求項3に記載の建材。 【請求項5】 石膏層が約1/2インチの厚さを有する請求項3に記載の建材。 【請求項6】 繊維セメント層が約4.5ミルと6ミルの間の厚さの接着層により石膏層に固着されている請求項1に記載の建材。 【請求項7】 繊維セメント層が、繊維セメント層が単独では自立しないような厚さである請求項1に記載の建材。 【請求項8】 繊維セメントシートおよび石膏パネルを備える建材であって、繊維セメントシートが石膏パネルに積層されて、ASTM E119による少なくとも1時間の耐火等級を有する一体化積層複合材を形作ることを特徴とする建材。 【請求項9】 一体化積層複合材が約5/8インチの厚さを有する請求項8
    に記載の建材。 【請求項10】 繊維セメント層が約1/8インチの厚さを有する請求項9
    に記載の建材。 【請求項11】 石膏層が約1/2インチの厚さを有する請求項9に記載の建材。 【請求項12】 繊維セメント層が約4.5ミルと6ミルの間の厚さである接着剤により石膏層に積層される請求項8に記載の建材。 【請求項13】 繊維セメントシートがポリ酢酸ビニルの接着剤により石膏パネルに固着されている請求項8に記載の建材。 【請求項14】 一体化積層複合材がロールプレスされる請求項8に記載の建材。 【請求項15】 一体化積層複合材が単一でまたは積み重ねられた状態でプレスされる請求項8に記載の建材。 【請求項16】 一体化積層複合材の少なくとも1つの表面が水系ポリマーエマルジョンまたは溶剤系シーラントでシールされる請求項8に記載の建材。 【請求項17】 一体化積層複合材の少なくとも1つの表面が水系または溶剤系塗料で下塗りされている請求項8に記載の建材。 【請求項18】 繊維セメント層を石膏パネルに積層して一体化積層複合材を形作ることを含む取付け用建材の製造方法。 【請求項19】 繊維セメント層がポリ酢酸ビニル接着剤を用いて石膏パネルに積層される請求項18に記載の方法。 【請求項20】 繊維セメント層を石膏パネルに積層することが、少なくとも38psiの圧力で繊維セメント層を石膏パネルにプレスすることを含む請求項18に記載の方法。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書【補正対象項目名】0039 【補正方法】変更【補正の内容】 【0039】 累積衝撃は、「反りの発生」、表面/裏面でのクラック発生、および/または>0.25インチのスタッドの変形のいずれかによる「破損状態」になるのに要したエネルギーとして定義された。 前記で定義した(複数の)破損状態のいずれかになると、破損状態になるのに必要な「1回の衝撃エネルギー」に達するように、錘バッグをさらに6インチ高くする。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 マークリー、ドナルド、ジェー. アメリカ合衆国 91733 カリフォルニア 州 アルタ ロウマ クルースマン アベ ニュー 5054 (72)発明者 フィッシャー、マーク、ティー. アメリカ合衆国 92646 カリフォルニア 州 ハンティングトン ビーチ ルックヘ ブン サークル 21171 Fターム(参考) 2E162 CA01 CA16 FA14 FA18 FA20 FC02 4F100 AE01A AE06B AK22G BA02 CA23A CB01 DG01A DG01H EJ19 EJ64 GB07 JJ07

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