絞り成型容器の製造システム

実施形態は一般に、絞り成型容器を製造するためのシステムと方法に関する。より詳しくは、このような実施形態は紙皿を製造するためのシステムに関する。

絞り成型容器を製作するための機械は典型的に、金型対を利用する絞り成型容器形成ツールを有する。金型対は一般に、上側オス部、すなわちパンチと、下側メス部、すなわちダイスを有する。上側オス部は一般に可動金型であり、下側メス部は一般に静止金型で、製造中に上側オス部を受ける。絞り成型容器が形成されたとき、そこにある成形済みの絞り成型容器と供給される成形前の板紙は典型的に、同じ平面上にある。成形前の板紙を下側メス金型に入れられるように、成形済みの絞り成型容器を下側メス金型から十分に出さなければならないことから、速度は限定される。成形済みの絞り成型容器を取り出し、供給される成形前の板紙を同じ平面上で送る速度が本来的に低速であることは、時間の点で非効率的であり、抜き加工前のブランクのハンドリングプロセスに典型的に伴うマイナスの効果が生じ、例えば、下側メス金型の中へと進められる抜き加工前のブランクの位置決めが複雑となる。

下記特許文献1、2は、出願人による本願以前の出願であり、本願に関連する技術が記載されている。

米国特許出願公開第20160176146号明細書

米国特許出願公開第20160176147号明細書

したがって、絞り成型容器を製造するための改良されたシステムと方法が求められている。

紙皿等の絞り成型容器を製造するためのシステムと方法が提供される。1つまたは複数の実施形態において、システムは上側可動プラテンと、下側可動プラテンと、静止プラテンと、パンチプラテンと、1つまたは複数の成形金型アセンブリと、を含むことができる。上側可動プラテンとパンチプラテンは静止プラテンの上方に配置することができ、下側可動プラテンは静止プラテンの下方に配置できる。上側可動プラテン、パンチプラテン、および下側可動プラテンは、静止プラテンに向かって、およびその反対に移動するように構成できる。各成形金型アセンブリは上側および下側成形金型セットを含むことができる。上側および下側成形金型はそれぞれ上側および下側可動プラテンに連結され、静止プラテンを通って延びる通路内で基板を絞り、絞り成型容器製品を形成するように構成できる。

1つまたは複数の実施形態において、絞り成型容器を製造するためのシステムは、支持構造に連結された静止プラテンと、静止プラテンの上方に配置され、静止プラテンの上面に向かって、およびその反対に移動するように構成される上側可動プラテンと、静止プラテンの下方に配置され、静止プラテンの下面に向かって、およびその反対に移動するように構成される下側可動プラテンと、を含むことができる。システムはまた、成形金型アセンブリを含むことができ、これは上側成形金型と下側成形金型を含むことができ、上側成形金型は上側可動プラテンに連結でき、下側成形金型は下側可動プラテンに連結できる。システムはまた、上側可動プラテンと静止プラテンとの間に配置され、静止プラテンに向かって、およびその反対に移動するように構成されるパンチプラテンと、上側せん断切刃と下側せん断切刃を含むことができるせん断金型と、も含むことができ、上側せん断切刃はパンチプラテンに連結でき、下側せん断切刃は静止プラテンに連結できる。

他の実施形態において、絞り成型容器を製造するためのシステムは、支持構造に連結された静止プラテンを含むことができ、静止プラテンは、上面と、下面と、上面と下面との間で静止プラテンを通って延びる通路と、を含むことができる。システムはまた、静止プラテンの上方に配置され、静止プラテンの上面に向かって、およびその反対に移動するように構成される上側可動プラテンと、静止プラテンの下方に配置され、静止プラテンの下面に向かって、およびその反対に移動するように構成される下側可動プラテンと、を含むことができる。システムはまた、パンチプラテンを含むことができ、これは上側可動プラテンと静止プラテンとの間に配置され、静止プラテンに向かって、およびそれと反対に移動するように構成され、パンチプラテンは、上面と、下面と、上面と下面との間でパンチプラテンを通って延びる通路と、を含むことができる。システムはまた、上側ツールアセンブリも含むことができ、これは、上側可動プラテンに連結された上側成形金型と、パンチプラテンに連結され、パンチプラテンを通って延びる通路の周囲の少なくとも一部に配置された上側せん断切刃と、静止プラテンに連結され、静止プラテンを通って延びる通路の周囲の少なくとも一部に配置された下側せん断切刃と、を含むことができる。上側成形金型は、パンチプラテンを通って延びる通路の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成でき、上側せん断切刃は、静止プラテンを通って延びる通路の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成できる。システムはまた、下側ツールアセンブリも含むことができ、これは、下側可動プラテンに連結された下側成形金型を含むことができ、上側成形金型と下側成形金型は、静止プラテンを通って延びる通路の中で相互に接する状態となるように構成される。

他の実施形態において、絞り成型容器を製造するためのシステムは、支持構造に連結された静止プラテンであって、上面と、下面と、上面と下面との間で静止プラテンを通って延びる通路と、を含むことのできる静止プラテンと、静止プラテンの上方に配置され、静止プラテンの上面に向かって、およびその反対に移動するように構成される上側可動プラテンと、静止プラテンの下方に配置され、静止プラテンの下面に向かって、およびその反対に移動するように構成される下側可動プラテンと、を含むことができる。システムはまた、成形金型アセンブリも含むことができ、これは上側成形金型と下側成形金型を含むことができ、上側成形金型は上側可撓プラテンに連結でき、下側成形金型は下側可動プラテンに連結でき、上側成形金型と下側成形金型は、通路内で相互に接する状態となるように構成される。システムはまた、パンチプラテンを含むこともでき、これは上側可動プラテンと静止プラテンとの間に配置され、静止プラテンに向かって、およびその反対に移動するように構成される。システムはまた、せん断金型も含むことができ、これは上側せん断切刃と下側せん断切刃を含むことができ、上側せん断切刃はパンチプラテンに連結でき、下側せん断切刃は上面および通路の周囲の少なくとも一部で静止プラテンに連結され、上側せん断切刃は通路の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成できる。

上述の特徴を詳しく理解できるように、上に簡単に記した、より具体的な説明が、実施形態を参照することにより得られるかもしれず、そのいくつかが添付の図面に示されている。しかしながら、留意すべき点として、添付の図面は典型的な実施形態を示しているにすぎず、したがって、その範囲を限定しないものと考えるべきであり、なぜなら、本発明には同等に有効な他の実施形態もありうるからである。

説明される1つまたは複数の実施形態による、プレスアセンブリと給紙システムを含むことのできる絞り成型容器システムの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの、開く、または閉じるときの各種の段階の例示的図面を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの、開く、または閉じるときの各種の段階の例示的図面を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの、開く、または閉じるときの各種の段階の例示的図面を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの、開く、または閉じるときの各種の段階の例示的図面を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの、開く、または閉じるときの各種の段階の例示的図面を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの、開く、または閉じるときの各種の段階の例示的図面を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの、開く、または閉じるときの各種の段階の例示的図面を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、図1に示されている絞り成型容器アセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による、加工サイクル中の各種の段階における別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

説明される1つまたは複数の実施形態による別のプレスアセンブリの斜視図を示す。

図1は、1つまたは複数の実施形態による、絞り成型容器製品を製造、成型、またはそれ以外に製作するための絞り成型容器システム50の斜視図を示しており、これはプレスアセンブリ100と、給紙システム60と、を含む。図2A〜6Bは、プレスアセンブリ100のいくつかの斜視図を示す。プレスアセンブリ100は、絞り成型容器製品を製造するように構成でき、上側可動プラテン140と、下側可動プラテン160と、静止プラテン120と、パンチプラテン130と、1つまたは複数の成形金型アセンブリ150と、を含むことができる。

各成形金型アセンブリ150は、上側成形金型170と下側成形金型180を含むことができる。上側成形金型170は上側可動プラテン140に連結でき、下側成形金型180は下側可動プラテン160に連結できる。上側成形金型170と下側成形金型180は、通路126(図2Aに示されている)の中で隣接する状態となり、すなわち相互に接する状態となり、例えば基板と接触してプレスし、絞り成型容器製品を製造するように構成できる。

図1〜6Bは、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160との間に配置された1つの成形金型アセンブリ150を有するプレスアセンブリ100を示している。しかしながら、プレスアセンブリ100は一般に、複数の成形金型アセンブリ150、例えば2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20の成形金型アセンブリ150を含むことができる。いくつかの構成において、プレスアセンブリ100は、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160との間に配置された2〜約20の成形金型アセンブリ150、2〜約12の成形金型アセンブリ150、2〜約10の成形金型アセンブリ150、または2〜約7の成形金型アセンブリ150を含むことができる。他の例において、プレスアセンブリ100は、2〜約6の成形金型アセンブリ150を含むことができる。他の例において、プレスアセンブリ100は、2、3、4、または5の成形金型アセンブリ150を含むことができる。プレスアセンブリ100の中の成形金型アセンブリ150の数に関係なく、各成形金型アセンブリ150は上側および下側成形金型170、180の集合を含むことができる。

静止プラテン120は、図2Aに示されているように、上面122と、下面124と、上面122と下面124との間で静止プラテン120を通って延びる1つまたは複数の通路126と、を有することができる。静止プラテン120は、図1に示されているように、支持構造102、例えばフレーム、筐体、本体、またはプレスアセンブリ100の他の構成部品に直接または間接に連結し、またはそれ以外にそこに取り付けることができる。いくつかの例において、1つまたは複数のレッジ108を1つまたは複数の支持構造102に連結でき、静止プラテン120を、レッジ108上に配置し、それに連結し、それに取り付け、またはそれ以外にそれによって支持することができる。静止プラテン120は、図1および2Aに示されるように、プレスアセンブリ100の中に、上面122が上側可動プラテン140と対面でき、下面124が下側可動プラテン160と対面できるように、水平または実質的に水平な位置に位置付け、またはそれ以外にそこに配置できる。

静止プラテン120は、プレスアセンブリ100に含まれる成形金型アセンブリ150の数と同数の通路126を含むことができる。図1〜6Bは、静止プラテン120を通って延びる1つの通路126を有する静止プラテンを示している。しかしながら、静止プラテン120は一般に、上面122と下面124との間でそこを通って延びる複数の通路126、例えば2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20の通路126を含むことができる。いくつかの例示的構成において、静止プラテン120は、静止プラテン120を通って延びる、2つの通路126〜約20の通路126、2つの通路126〜約12の通路126、または2つの通路126〜約7の通路126を含むことができる。

図1はさらに、上側可動プラテン140を静止プラテン120の上方に配置できることを示している。上側可動プラテン140は、静止プラテン120の上面122に向かって、およびそれと反対に移動するように構成できる。下側可動プラテン160は静止プラテン120の下方に配置できる。下側可動プラテン160は、静止プラテン120の下面124に向かって、およびそれと反対に移動するように構成できる。1つの構成において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、線形に移動するように独立して構成できる。本明細書で使用されるかぎり、「線形に」という用語は、まっすぐな、または実施的にまっすぐなあらゆる線または通路を意味する。他の構成において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、非線形に移動するように独立して構成できる。本明細書で使用されるかぎり、「非線形に」という用語は、まっすぐでないあらゆる線または経路を意味する。

再び図1を参照すると、パンチプラテン130は、上側可動プラテン140と静止プラテン120との間に配置できる。パンチプラテン130は、図2Aに示されているように、上面132と、下面134と、上面132と下面134との間でパンチプラテン130を通って延びる1つまたは複数の通路136と、を有することができる。パンチプラテン130は、図1および2Aに示されているように、プレスアセンブリ100の中に、上面132が上側可動プラテン140と対面でき、下面134が静止プラテン120と対面できるように位置付け、またはそれ以外にそこに配置できる。例えば、パンチプラテン130は、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160の移動に関して水平または実質的に水平に(例えば、水平位置に)示されている。

パンチプラテン130は、プレスアセンブリ100に含まれる成形金型アセンブリ150の数と同数の通路136を含むことができる。図1〜6Bは、パンチプラテン130を通って延びる1つの通路136を有するパンチプラテン130を示している。しかしながら、パンチプラテン130は一般に、上面132と下面134との間でそこを通って延びる複数の通路136、例えば2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20の通路136を含むことができる。いくつかの例示的構成において、パンチプラテン130は、パンチプラテン130を通って延びる2つの通路136〜約20の通路136、2つの通路136〜約12の通路136、または2つの通路136〜約7の通路136を含むことができる。

パンチプラテン130は、静止プラテン120に向かって、およびそれと反対に移動するように(例えば、垂直方向に移動するように)構成できる。いくつかの実施形態において、パンチプラテン130は、1つまたは複数のパンチばね137、および/または1つまたは複数のその他の伸展可能部材により上側可動プラテン140または静止プラテン120に連結できる。伸展可能部材としては、1つまたは複数の機械式、油圧式、および/または空気圧式伸展可能部材を含むことができるが、これらに限定されない。例示的伸展可能部材は、1つまたは複数のばね、カム、ラム、アクチュエータ、ピストン、シャフト、ロッド、アーム、ガイド、ラックアンドピニオンシステム、またはそれらのあらゆる組合せとすることができ、またはこれらを含むことができる。1つまたは複数のパンチばね137は、パンチプラテン130による移動の少なくとも一部を制御するように構成できる。パンチプラテン130の移動の一部は、上側可動プラテン140から独立させることができる。

プレスアセンブリ100はまた、せん断金型131を含むこともでき、これは図2Bに示されているように、上側せん断切刃133と下側せん断切刃135を含むことができる。上側せん断切刃133はパンチプラテン130に連結でき、通路136の周囲の一部または全体にわたり、例えば下面134付近に、またはその上に配置できる。下側せん断切刃135は静止プラテン120に連結でき、通路126の周囲の一部または全体にわたり、例えば上面122の付近に、またはその上に配置できる。上側せん断切刃133は、通路126の中に少なくとも部分的に入るように移動して、供給されたウェブまたは紙90からブランクまたは基板を抜くように構成できる。その後、ブランクまたは基板をさらに処理し、例えば上側成形金型170と下側成形金型180との間でプレスして、絞り成型容器製品を製造できる。

プレスアセンブリ100は、複数のせん断金型131を含むことができ、一般に、プレスアセンブリ100に含まれる成形金型アセンブリ150の数と同数のせん断金型131を含むことができる。プレスアセンブリ100は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20のせん断金型131を含むことができる。いくつかの構成において、プレスアセンブリ100は、2〜約20のせん断金型131、2〜約12のせん断金型131、2〜約10のせん断金型131、または2〜約7のせん断金型131を含むことができる。いくつかの例において、プレスアセンブリ100は2〜約6のせん断金型131を含むことができる。他の例において、プレスアセンブリ100は2、3、4または5のせん断金型131を含むことができる。

再び図1を参照すると、給紙システム60は1つまたは複数のウェブまたは紙供給部または供給源64(例えば、ウェブまたは紙ロール)と、1つまたは複数のカール除去システム66と、1つまたは複数のプルロール68と、1つまたは複数の給紙部72、80と、1つまたは複数の筋付けユニット78と、を含むことができる。カール除去システム66、プルロール68、給紙部72、80、および筋付けユニット78の各々は、例えば水平位置、垂直位置、またはそれらの間のあらゆる位置を含むがこれらに限定されない何れの位置にも独立して位置付け、またはそれ以外にそこ配置できる。1つまたは複数の実施形態において、図1に示されているように、それぞれの中を通過するウェブまたは紙90の平面に関して、カール除去システム66は水平位置に配置でき、筋付けユニット78は垂直位置に配置できる。他の実施形態において、図示されていないが、それぞれの中を通過するウェブまたは紙90の平面に関して、カール除去システム66は垂直位置に配置でき、それと独立して、筋付けユニット78は水平位置に配置できる。あるいは、図示されていない他の実施形態において、カール除去システム66と筋付けユニット78の両方を、ウェブまたは紙90の平面に関して垂直位置または水平位置に配置できる。いくつかの実施形態において、図1に示されているように、筋付けユニット78を給紙部80の上流に配置することができ、それによってウェブまたは紙90は、給紙部80を通過する前に筋付けユニット78によって加工できる。他の実施形態において、図示されていないが、筋付けユニット78を給紙部80の下流に配置することができ、それによってウェブまたは紙90は、給紙部80を通過した後に筋付けユニット78によって加工できる。

給紙システム60は、繊維または紙含有材料を処理し、前処理し、および/またはそれ以外に加工するように構成でき、このような繊維または紙含有材料のウェブを、絞り成型容器製品を製造するためにプレスアセンブリ100に供給し、またはそれ以外にこれを送達できる。1つの実施形態において、給紙システム60はウェブまたは紙90を、給紙部80を通り、静止プラテン120の上面122を横切り、一般に供給されるウェブまたは紙90の平面内とすることのできるウェブ経路またはウェブライン123に沿って供給できる。給紙システム60とプレスアセンブリ100は、ウェブまたは紙90を1つまたは複数の成形金型アセンブリ150の上側および下側成形金型170、180間に送ることができる。ブランクまたは基板82は、ウェブまたは紙90からスタンピングし、抜き、またはそれ以外に形成できる。ウェビングスクラップ(図示せず)が、ブランクまたは基板82を抜いた後のウェビングまたは紙の残材から発生する可能性がある。ウェビングスクラップ(図示せず)は、ウェブライン123に沿って移動でき、プレスアセンブリ100の、給紙部80とは反対側から排出できる。ブレード、スクラップナイフ、またはその他の種類のブレードまたは切断具等の切断ツール139をプレスアセンブリ100に配置でき、パンチプラテン130と静止プラテン120との間からはみ出したウェビングスクラップ91を分離または切り取るように構成できる。

形成された基板82は、加工して絞り成型容器製品92を製造でき、これをプレスアセンブリ100から各種の方式によりはね出し、または取り外すことができる。絞り成型容器製品92は、下側ノックアウト184の移動によって、1つまたは複数のノズル114からの気流もしくは噴射によって、またはそれらの組合せによってはね出し、または取り出すことができる。絞り成型容器製品92は、絞り成型容器製品92がウェブライン123の下方に位置付けられたときに、金型アセンブリ150からはね出し、または取り出すことができる。絞り成型容器製品92は、1つまたは複数のノズル114を介して、1つまたは複数のシュート入口112を通り、1つまたは複数のシュート110へとはね出し、または移動させることができる。1つの実施形態において、絞り成型容器製品92は、ノズル114により案内される気流または1つまたは複数のガス噴射によって絞り成型容器製品92をシュート入口112からシュート110へと移動させることにより、はね出すことができる。その後、絞り成型容器製品92は、シュート110から1つまたは複数の搬送システム116へと移動させることができ、それが絞り成型容器製品92をシュート110の反対に案内する。図1には、シュート110のうちの1つに連結された搬送システム116のうちの1つのみが示されているが、1つまたは複数のその他の搬送システム116を、別のシュート110等、プレスアセンブリ100に動作的に連結できる。

ノズル114は、静止プラテン120の下面124の下方に、各シュート入口112および/または各シュート110の付近に配置できる。ノズル114は、絞り成型品を下側ノックアウト184からシュート入口112を介してシュート110へと吹き飛ばすように構成できる。シュート110は、少なくとも部分的に静止プラテン120の下面124とシュート入口112の下方に配置でき、静止プラテン120の下面124に取り付け、またはその中に形成することができる。シュート110とシュート入口112は、成形金型アセンブリ150の中で製造された絞り成型品を受けるように構成できる。いくつかの例において、プレスアセンブリ100はまた、ノズル114とシュート110の集合を2つまたはそれ以上含むこともできる。

1つまたは複数の実施形態において、絞り成型容を製造するためのプレスアセンブリ100は、図1に示されているように、第一の駆動部材、すなわち上側駆動部材142と第二の駆動部材、すなわち下側駆動部材162を含むことができる。上側可動プラテン140は、静止プラテン120の上方に配置し、上側駆動部材142に連結でき、下側可動プラテン160は、静止プラテン120の下方に配置し、下側駆動部材162に連結できる。上側駆動部材142は、上側可動プラテン140を静止プラテン120の上面122に向かって、およびそれと反対に移動させる(例えば、垂直方向に移動させる)ように構成できる。同様に、下側駆動部材162は、下側可動プラテン160を静止プラテン120の下面124に向かって、およびそれと反対に移動させる(例えば、垂直方向に移動させる)ように構成できる。上側駆動部材142と下側駆動部材162は、それぞれ上側可動プラテン140と下側可動プラテン160を静止プラテンに向かって、およびその反対に移動させる(例えば、往復運度させる)ように構成できる。上側駆動部材142と下側駆動部材162の各々は、独立して、静止プラテン120に向かって、およびそれと反対に移動させるように構成可能な1つまたは複数のラム、カム、アクチュエータ、シャフト、アーム、ピストン、モータ、またはその他とすることができ、またはそれを含むことができる。いくつかの例において、上側駆動部材142と下側駆動部材162は、独立して、1つまたは複数の空気圧もしくは油圧式ラム、カム、アクチュエータ、またはピストンとすることができ、またはそれを含むことができる。他の例において、上側駆動部材142と下側駆動部材162は、独立して、1つまたは複数のシャフトおよび/またはモータ、例えばモータに連結された同心シャフトとすることができ、またはそれを含むことができる。

システムコントローラ70は、絞り成型容器システム50のプレスアセンブリ100と給紙システム60に動作的に連結できる。システムコントローラ70は、給紙システム60および/またはプレスアセンブリ100を含むがこれらに限定されない、絞り成型容器システム50の構成部品またはシステムのうちの1つまたは複数を作動させ、制御できる1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のコントローラ、1つまたは複数のスイッチ、1つまたは複数のソフトウェアプログラム、および/または、その他の機器または装置を含むことができる。1つの実施形態において、図1に示されているように、システムコントローラ70はプレスアセンブリ100の一部とするか、またはこれに取り付けることができる。他の例において、図示されていないが、システムコントローラ70はプレスアセンブリ100から独立し、またはそこから自立させることができる。システムコントローラ70は、独立して、ウェブまたは紙90を送り、加工するために給紙システム60の何れかの構成部品に動作的に連結できる。例えば、システムコントローラ70は、ウェブもしくは紙供給部もしくは供給源64、カール除去システム66、プルロール68、給紙部72、80、筋付けユニット78、または給紙システム60の他の何れかの構成部品を作動させ、その後動作させ、またはそれ以外にそれを制御できる。システムコントローラ70はまた、独立して、供給されるウェブまたは紙90をさらに加工し、絞り成型容器製品92を製造するために、プレスアセンブリ100の何れかの構成部品に動作的に連結できる。例えば、システムコントローラ70は、上側駆動部材142、下側駆動部材162、下側ノックアウト184、ノズル114、搬送システム116、またはプレスアセンブリ100の他の何れかの構成部品を作動させ、その後動作させ、またはそれ以外にこれを制御できる。

図2Aおよび2Bは、プレスアセンブリ100の斜視図を示す。上側成形金型170は、圧力リング172と、成形パンチ174と、上側ノックアウト176と、を含むことができる。圧力リング172は、成形パンチ174と上側ノックアウト176を部分的または完全に取り囲み、または包囲することができる。圧力リング172、成形パンチ174、および上側ノックアウト176は、上側可動プラテン140を下側成形金型180に向かって、およびそれと反対に移動させるように構成できる。また、相互に独立した圧力リング172と上側ノックアウト176は、成形パンチ174および/または上側可動プラテン140とは別に移動するように構成できる。例えば、圧力リング172は、1つまたは複数の圧力リングばね173によって上側可動プラテン140に連結でき、上側ノックアウト176は、1つまたは複数の上側ノックアウトばね177によって成形パンチ174に連結できる。あるいは、図示されていないが、圧力リング172は1つまたは複数の伸展可能部材(例えば、ばね、ピストン、アクチュエータ、カム、またはラム)によって上側可動プラテン140に連結でき、上側ノックアウト176は、1つまたは複数の上側ノックアウトばね177(例えば、ばね、ピストン、アクチュエータ、カム、またはラム)によって成形パンチ174に連結できる。

下側成形金型180は、輪郭リム182と下側ノックアウト184を含むことができる。輪郭リム182は、下側ノックアウト184を部分的または完全に取り囲み、または包囲することができる。輪郭リム182と下側ノックアウト184は、下側可動プラテン160と共に上側成形金型170に向かって、およびそれと反対に移動するように構成でき、下側ノックアウト184は、輪郭リム182とは別に移動するように構成できる。いくつかの例において、下側ノックアウト184は、油圧または空気圧式ピストン、ラム、カム、アクチュエータ、またはシャフト等のピストン186により駆動されるように構成できる。他の実施形態において、プレスアセンブリ100は、下側成形金型180の中に配置された1つまたは複数の下側成形ばね188を含むことができ、または下側可動プラテン160と下側成形金型180との間に配置し、それに連結できる。下側成形ばね188は、成形金型アセンブリ150を横切る成形圧力を生成するように構成できる。いくつかの実施形態において、成形金型アセンブリ150は、上側成形金型170および/または下側成形金型180の中の、またはそこに連結された1つまたは複数の温度制御装置152を含むことができる。温度制御装置152は、独立して、上側成形金型170、下側成形金型180、および/またはその一部もしくはセグメントの温度を保持、調整、および/または調節(例えば、上昇または下降)するように構成できる。システムコントローラ70は、上側成形金型170と下側成形金型180の温度を独立して制御するために、温度制御装置152に動作的に連結できる。

プレスアセンブリ100はまた、図2Aおよび2Bに示されている、パンチプラテン130の下面134から、またはその下方に配置されたストリッパプレート138も含むことができる。ストリッパプレート138はパンチプラテン139に、それらの間に配置された1つまたは複数のストリッパプレートばね128によって連結できる。ストリッパプレート138は、ストリッパプレートばね128を介して静止プラテン120の上面122に向かって、およびそれと反対に移動する(例えば、垂直方向に移動する)ように構成できる。1つの構成において、ストリッパプレートばね128は、パンチプラテン130とストリッパプレート138との間に配置し、それらに連結できる。図2Aおよび2Bに示されているように、ストリッパプレート138は、ストリッパプレートばね128が復元した状態のときに、パンチプラテン130の下面134の下方に配置される。使用時には、ストリッパプレート138は供給されるウェブまたは紙90と接触して締め付けることができ、それによって例えば供給されるウェブまたは紙90がせん断金型131によって基板へと抜かれることができる状態にされる。ストリッパプレート138が供給されるウェブまたは紙90と接触すると、ストリッパプレートばね128の圧縮が増大して、最終的にストリッパプレートばね128が完全に圧縮されるようにすることができる。

ストリッパプレートばね128、パンチはね137、圧力リングばね173、上側ノックアウトばね177、および下側成形ばね188を含め、これらに限定されない本明細書に記載されているばねの何れも、プレスアセンブリ100または他のプレスアセンブリの中で加工サイクルの様々な期間内に完全に圧縮された状態とすることができる。本明細書で使用されるかぎり、本明細書に記載されているばねの何れについても、「完全に圧縮された」という用語は、ばねが、プレスアセンブリ内で使用されることに関して、そのばねの圧縮可能限度まで圧縮されるが、ばね自体はまださらに圧縮できる可能性があることを意味する。同様に、本明細書で使用されるかぎり、本明細書に記載されているばねの何れについても、「復元した」という用語は、ばねが、プレスアセンブリ内で使用されることに関して、そのばねの復元可能限度まで復元しているが、ばね自体はまださらに復元できる可能性があることを意味する。

図2A〜6Bは、1つまたは複数の実施形態による、様々な開閉位置にあるプレスアセンブリ100の例示的な図を示している。プレスアセンブリ100の開または閉位置は、加工サイクルの各種の段階に相関しうる。図2Aおよび2Bは、初期開位置にあるプレスアセンブリ100を示しており、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は相互から完全に、または実質的に分離できる。上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、プレスアセンブリ100が初期開位置にあるときに、独立して相互から何れの距離にも位置付けることができる。例えば、初期開位置にあるとき、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160の各々は、独立して、完全に閉じた位置から約0.5インチ〜約12インチ、約0.5インチ〜約10インチ、約0.5インチ〜約8インチ、約0.5インチ〜約6インチ、約0.5インチ〜約4インチ、約0.5インチ〜約2インチ、約0.5インチ〜約1インチ、約1インチ〜約12インチ、約1インチ〜約10インチ、約1インチ〜約8インチ、約1インチ〜約6インチ、約1インチ〜約4インチ、約1インチ〜約2インチ、約2インチ〜約12インチ、約2インチ〜約8インチ、または約2インチ〜約6インチとすることができる。上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、ストリッパプレートばね128、パンチばね137、および下側成形ばね188は、図2Aにおいて復元した状態で示されている。

いくつかの例において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160の各々のストロークは、約0.5インチ、約0.75インチ、約1インチ、約1.25インチ、約1.5インチ、約1.75インチ、約2インチ、約2.25インチ、約2.5インチ、約2.75インチ、約3インチ、約3.25インチ、約3.5インチ、約3.75インチ、約4インチ、約4.25インチ、約4.5インチ、約4.75インチ、約5インチ、約5.25インチ、約5.5インチ、約5.75インチ、約6インチ、約6.25インチ、約6.5インチ、約6.75インチ、約7インチ、約7.25インチ、約7.5インチ、約7.75インチ、約8インチ、約8.25インチ、約8.5インチ、約8.75インチ、約9インチ、約9.5インチ、約10インチ、約10.5インチ、約11インチ、約11.5インチ、または約12インチとすることができる。他の例において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160のストロークは、約0.5インチ〜約6インチ、約1インチ〜約8インチ、約1インチ〜約6インチ、約1インチ〜約5インチ、約2インチ〜約4インチ、または約3インチとすることができる。いくつかの例において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160のストロークは、相互に関して同じでも異なっていてもよい。

図3は、部分的に閉じた位置にあるプレスアセンブリ100を示しており、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、図2Aおよび2Bに示されているものより、垂直方向に相互により近く、また完全に閉じた位置により近い。パンチプラテン130は、上側可動プラテン140と略同じ距離だけ移動したように示されている。図3はまた、ストリッパプレートばね128、上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、および下側成形ばね188が同じ復元状態にあることを示している。

図4は、さらに閉じた位置にあるプレスアセンブリ100を示しており、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、図3に示されているものより、垂直方向に相互により近く、また完全に閉じた位置により近い。図4はまた、ストリッパプレートばね128、上側ノックアウトばね177、および圧力リングばね173、および下側成形ばね188が同じ復元状態にあることを示している。

図5は、さらに閉じた位置にあるプレスアセンブリ100を示しており、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、図4に示されているものより、垂直方向に相互により近く、また完全に閉じた位置により近い。また、図5においては、ストリッパプレート138は静止プラテン120に接しているように示され、ストリッパプレートばね128は完全に圧縮されているように示されている。1つまたは複数の構成において、ストリッパプレートばね128を完全に圧縮してから、下側成形ばね188を圧縮し始めることができる。図5ではまた、ストリッパプレートばね128が圧縮されているように示されており、上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、および下側成形ばね188は同じ復元状態にある。

図6Aおよび6Bは、完全に閉じた位置にあるプレスアセンブリ100を示している。図6Aおよび6Bはまた、上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、ストリッパプレートばね128、および下側成形ばね188が完全に圧縮された状態にあることを示している。図6Bは、上側成形金型170と下側成形金型180がプレスされ、隣接する状態となり、上側形状171と下側形状181を形成することを示している。より具体的には、圧力リング172、成形パンチ174、および上側ノックアウト176の組合せが上側形状171を形成でき、輪郭リム182と下側ノックアウト184の組合せが下側形状181を形成できる。1つまたは複数の実施形態において、上側成形金型170は、絞り成型容器製品92の上側形状171を生成するためのオス形状、すなわちパンチ形状を含むことができる。同様に、下側成形金型180は、絞り成型容器製品92の下側形状181を生成するためのメス形状、すなわち成形形状を含むことができる。成形金型アセンブリ150は、皿、椀、トレイ、またはその他の絞り成型容器製品または紙器製品を形成するための上側および下側形状171、181の複合的形状を含むことができる。

いくつかの実施形態において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、例えば低い方の毎分約5、約10、または約20ストロークから高い方の毎分約25、約35、約45、または約50ストロークと、比較的低い速度で回転するように構成できる。他の実施形態において、より低速よりより高速のほうがより経済的であるかもしれない。したがって、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、例えば低い方の毎分約50、約70、または約90ストロークから高い方の毎分約120、約130、約140、または約150ストロークと、比較的高い速度で回転するように構成できる。例えば、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、毎分約80ストローク〜毎分約130ストローク、毎分約90ストローク〜毎分約120ストローク、毎分約90ストローク〜毎分約110ストローク、毎分約95ストローク〜毎分約115ストローク、または毎分約100ストローク〜毎分約120ストロークの速度で回転するように構成できる。他の実施形態において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、毎分約50、約52、約54、約56、約58、約60、約62、約64、約66、約68、約70、約72、約74、約76、約78、約80、約82、約84、約86、約88、約90、約92、約94、約96、約98、約100、約102、約104、約106、約108、約110、約112、約114、約116、約118、約120、約122、約124、約126、約128、約130、約132、約134、約136、約138、約140、約142、約144、約146、約148、または約150ストロークの速度で回転するように構成できる。いくつかの実施形態において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、毎分約50ストローク〜毎分約140ストローク、毎分約60ストローク〜毎分約130ストローク、毎分約70ストローク〜毎分約130ストローク、毎分約70ストーク〜毎分約120ストローク、または毎分約80ストローク〜毎分約120ストロークの速度で回転するように構成できる。

加工サイクルの速度は、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160のストローク速度および/またはドウェルタイムに依存していてもよい。上側可動プラテン140と下側可動プラテン160の上で、それらの間に配置された各成形金型アセンブリ150は、加工サイクル当たり1つの絞り成型容器製品92を製造するように構成できる。したがって、各成形金型アセンブリ150は、毎分約80、約82、約84、約86、約88、約90、約92、約94、約96、約98、約100、約102、約104、約106、約108、約110、約112、約114、約116、約118、約120、約122、約124、約126、約128、または約130の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。例えば、各成形金型アセンブリ150は、毎分約80の絞り成型容器製品〜毎分約120の絞り成型容器製品、毎分約80の絞り成型容器製品〜毎分約110の絞り成型容器製品、毎分約90の絞り成型容器製品〜毎分約120の絞り成型容器製品、毎分約90の絞り成型容器製品〜毎分約110の絞り成型容器製品、または毎分約90の絞り成型容器製品〜毎分約100の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。

いくつかの例において、プレスアセンブリ100は、1つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約80の絞り成型容器製品〜毎分約120の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、2つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、枚分約160の絞り成型容器製品〜毎分約240の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、3つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約240の絞り成型容器製品〜毎分約360の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、4つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約320の絞り成型容器製品〜毎分約480の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、5つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約400の絞り成型容器製品〜毎分約600の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、6つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約480の絞り成型容器製品〜毎分約720の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、7つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約560の絞り成型容器製品〜毎分約840の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、8つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約640の絞り成型容器製品〜毎分約960の絞り成型容器製品を生産するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、9つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約720の絞り成型容器製品〜毎分約1,080の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、10つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約800の絞り成型容器製品〜毎分約1,200の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、12の成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約960の絞り成型容器製品〜毎分約1,440の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、15の成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約1,200の絞り成型容器製品〜毎分約1,800の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。他の例において、プレスアセンブリ100は、20の成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約1,600の絞り成型容器製品〜毎分約2,400の絞り成型容器製品を製造するように構成できる。

いくつかの実施形態において、プレスアセンブリ100は1つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約80の絞り成型容器製品〜毎分約100の絞り成型容器製品、または毎分約85の絞り成型容器製品〜毎分約95の絞り成型容器製品を製造するように構成でき、絞り成型容器製品は直径約8インチ〜約10インチまたは約8.5インチ〜約9.5インチの丸皿とすることができる。他の実施形態において、プレスアセンブリ100は1つの成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分約90の絞り成型容器製品〜毎分約120の絞り成型容器製品または毎分約95の絞り成型容器製品〜毎分約110の絞り成型容器製品を製造するように構成でき、絞り成型容器製品は直径約5インチ〜約9インチまたは約6インチ〜約8インチの丸皿とすることができる。他の実施形態において、プレスアセンブリ100は2つまたはそれ以上の成形金型アセンブリ150を含むことができ、毎分、成形金型アセンブリ150の数に応じた量の絞り成型容器製品を製造または形成でき、絞り成型容器製品は、直径約4インチ〜約12インチ、約6インチ〜約10インチ、約8インチ〜約10インチ、約8.5インチ〜約9.5インチ、約5インチ〜約9インチ、または約6インチ〜約8インチの丸皿とすることができる。

1つまたは複数の実施形態において、図2Aおよび2Bに示されているように、プレスアセンブリ100は静止プラテン120と、パンチプラテン130と、上側可動プラテン140と、下側可動プラテン160と、上側ツールアセンブリ148と、下側ツールアセンブリ168と、を含むことができる。静止プラテン120は、支持構造または筐体102に連結でき、上面122と、下面124と、上面および下面122、124間で静止プラテン120を通って延びる通路126と、を含むことができる。上側可動プラテン140は静止プラテン120の上方に配置でき、静止プラテン120の上面122に向かって、およびそれと反対に移動するように構成できる。下側可動プラテン160は静止プラテン120の下方に配置でき、静止プラテン120の下面124に向かって、およびそれと反対に移動するように構成できる。パンチプラテン130は上側可動プラテン140と静止プラテン120との間に配置でき、静止プラテン120に向かって、およびその反対に移動するように構成できる。パンチプラテン130は、上面132と、下面134と、上面および下面132、134間でパンチプラテン130を通って延びる通路136と、を含むことができる。

上側ツールアセンブリ148は、上側成形金型170と、上側せん断切刃133と、下側せん断切刃135と、を含むことができる。上側成形金型170は、上側成形金型170の上側シューまたは上側成形ベース179を介して上側可動プラテン140に連結できる。上側成形ベース179は、ボルト、ねじ、および/またはクイックリリースアセンブリを含む1つまたは複数の固定具によって上側可動プラテン140に連結できる。上側せん断切刃133は、パンチプラテン130に連結でき、パンチプラテン130を通って延びる通路136の周囲の少なくとも一部にわたって配置できる。下側せん断切刃135は静止プラテン120に連結でき、静止プラテン120を通って延びる通路126の周囲の少なくとも一部にわたって配置できる。上側成形金型170は、パンチプラテン130を通って延びる通路136の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成できる。上側せん断切刃133は、静止プラテン120を通って延びる通路126の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成できる。

下側ツールアセンブリ168は、下側可動プラテン160に連可能な下側成形金型180を含むことができる。下側成形金型180は、下側成形金型180の下側シューまたは成形ベース189を介して下側可動プラテン160に連結できる。下側成形ベース189は、ボルト、ねじ、および/またはクイックリリースアセンブリを含む1つまたは複数の固定具によって下側可動プラテン160に連結できる。上側成形金型170と下側成形金型180は、静止プラテン120を通って延びる通路126の中で相互に隣接する状態となり、相互にプレスし、またはそれ以外に相互に接する状態となるように構成できる。

図7および8は、プレスアセンブリ100の斜視図を示す。1つまたは複数のレッジ108を支持構造102に連結し、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160との間に配置できる。レッジ108は、図1に示されているが、図7および8には示されていない静止プラテン120を支持するように構成できる。静止プラテン120は、1、2、またはそれ以上のレッジ108の上に配置し、それに連結し、それに取り付け、またはそれ以外にそれによって支持できる。例えば、静止プラテン120は固定具または溶接によって1つまたは複数のレッジ108に連結し、またはそれに取り付けることができる。他の例において、図示されていないが、静止プラテン120は、部分的に、または全体として、例えば固定具または溶接によって、プレスアセンブリ100の支持構造102に直接連結し、またはそれ以外にそこに取り付けることができる。

上側可動プラテン140は駆動部材142に連結でき、下側可動プラテン160は駆動部材162に連結でき、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160をレッジ108(図7および8に示される)または静止プラテン120(図1に示される)に向かって、およびそれと反対に駆動し、移動させる。また、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、独立して、支持構造102に連結され、またはその中に形成された、それぞれの1つまたは複数のガイド144、164に沿ってレッジ108に向かって、およびそれと反対に移動するように構成できる。ガイド144、164は、1つまたは複数のロッド、レール、トラック、または溝とすることができ、またはこれを含むことができる。上側可動プラテン140は、1つまたは複数の駆動部材142および1つまたは複数のガイド144に連結して、レッジ108に向かって、およびそれと反対に移動させることができる。同様に、下側可動プラテン160は、駆動部材162と1つまたは複数のガイド164に連結して、レッジ108に向かって、およびそれと反対に移動させることができる。1つまたは複数の実施形態において、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、レッジ108(図7および8に示されている)または静止プラテン120(図1に示されている)に向かって、およびそと反対に(例えば往復運動)、それぞれ駆動部材142、162およびガイド144、164を介して移動するように構成できる。

図9および10は、上面122と下面124との間でそれを通って延びる通路126を有する静止プラテン120と、上面132と下面134との間でそれを通って延びる通路136を有するパンチプラテン130を示している。一般に、静止プラテン120とパンチプラテン130は各々、プレスアセンブリ100に含まれる成形金型アセンブリ150の数と同数のそれぞれ通路126、136と、同数のそれぞれ上側および下側せん断切刃133、135を有することができる。

図11は、上面122を有する静止プラテン120の上から見た図を示す。各通路126に関して、下側せん断切刃135を上面122に連結し、またはそれに取り付けることができ、通路126の周囲の一部または全体にわたって配置できる。図12は、1つまた複数の実施形態において説明したように、静止プラテン120の下面124に、またはその下方に配置できるノズル114を示している。2つまたはそれ以上のノズル114が下面124に配置されている場合、ノズル114は2つまたはそれ以上の絞り成型容器製品を同時に、または異なるタイミングで反対方向に吹き飛ばし、はね出し、またはそれ以外に移動させるように構成できる。ノズル114は、2つまたはそれ以上の絞り成型容器製品を、下面124に、またはその下方に配置できるシュート入口112を通って移動させるように構成できる。

プレスアセンブリ100は、複数のノズル114と、シュート入口112と、シュート110と、を含むことができ、一般にノズル114、シュート入口112、およびシュート110の各々を、プレスアセンブリ100に含まれる成形金型アセンブリ150の数と同数だけ含むことができる。プレスアセンブリ100は、ノズル114、シュート入口112、および/またはシュート110の各々を、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20含むことができる。いくつかの構成において、プレスアセンブリ100は、2〜約20のノズル114、シュート入口112、および/またはシュート110、2〜約12のノズル114、シュート入口112、および/またはシュート110、2〜約10のノズル114、シュート入口112、および/またはシュート110、または2〜約7のノズル114、シュート入口112、および/またはシュート110を含むことができる。他の例において、プレスアセンブリ100は、2〜約6のノズル114、シュート入口112、および/またはシュート110を含むことができる。他の例において、プレスアセンブリ100は、2、3、または4のノズル114、シュート入口112、および/またはシュート110を含むことができる。

上側可動プラテン140は、静止プラテン120の上方に配置でき、静止プラテン120の上面122に向かって、およびそれと反対に移動するように構成できる。下側可動プラテン160は、静止プラテン120の下方に配置でき、静止プラテン120の下面124に向かって、それと反対に移動するように構成できる。複数の成形金型アセンブリ150の各々は、上側可動プラテン140に連結された上側成形金型170と、下側可動プラテン160に連結された下側成形金型と、複数の通路126の個々の通路126の中で相互に隣接するか、またはそれ以外に相互に接する状態となるように構成される上側成形金型170と下側成形金型180と、を含むことができる。

パンチプラテン130は、上側可動プラテン140と静止プラテン120との間に配置でき、静止プラテン120に向かって、およびそれと反対に移動する(例えば、垂直方向に移動する)ように構成できる。図10は、パンチプラテン130が1つのせん断金型131を含むように示しているが、パンチプラテン130は複数のせん断金型131を含むことができ、各せん断金型131は、上述のように、上側せん断切刃133と下側せん断切刃135を含むことができる。上側せん断切刃133は、パンチプラテン130に連結できる。下側せん断切刃135は静止プラテン120に連結でき、図11に示されているように、個々の通路126の周囲の一部または全部にわたって配置され、または取り囲むことができる。上側せん断切刃133は、個々の通路126の中に少なくとも部分的に入るように構成できる。

1つまたは複数の実施形態において、絞り成型容器を製造する方法は、成形金型アセンブリ150に含まれる上側および下側成形金型170、180間で絞り成型容器製品92をプレス、形成、またはそれ以外に製造するステップを含むことができる。方法は、上側成形金型170の少なくとも第一の部分を絞り成型容器製品92および/または下側成形金型180から反対に引き戻し、または移動させるステップおよび/または下側成形金型180の少なくとも第一の部分を上側成形金型170から反対に引き戻し、または移動させるステップを含むことができる。方法は、絞り成型容器製品92を下側成形金型180からはね出し、それと同時にウェブ材料等のウェブまたは紙90を上側および下側成形金型170、180間に供給するステップをさらに含むことができる。方法はまた、ウェブまたは紙90のあるセグメントを抜き、ブランクまたは基板82を製造するステップと、基板82を上側および下側成形金型170、180間でプレスし、もう1つの絞り成型容器製品92を製造するステップを含むことができる。

いくつかの実施形態において、絞り成型容器製品92をはね出す際、方法は、上側成形金型170の少なくとも一部分と下側成形金型180の少なくとも一部分を相互に反対方向に移動させるステップを含むことができる。絞り成型容器製品92は、上側および下側成形金型170、180間に供給されるウェブまたは紙90の平面123より下に配置されている間に、下側成形金型180からはね出すことができる。いくつかの実施形態において、上側成形金型170の少なくとも一部分を絞り成型容器製品92から引き戻す際に、方法は、圧力リング172を絞り成型容器製品92と接触した状態に保ちながら、絞り成型容器製品92から成形パンチ174を引き戻すステップを含むことができる。他の実施形態において、方法は、(i)圧力リング172と絞り成型容器製品92との間の接触を、絞り成型容器製品92を支持する下側成形金型180を静止状態に保ちながら、圧力リング172を絞り成型容器製品92の反対に移動させることによって切り離すステップ、(ii)圧力リング172を静止状態に保ちながら、絞り成型容器製品92を支持する下側成形金型180を圧力リング172から反対に移動させるステップ、または(iii)圧力リング172と、絞り成型容器製品92を支持する下側成形金型180を相互に反対に移動させるステップを含むことができる。方法はまた、上側成形金型170と下側成形金型180をそれらの各のウェブまたは紙90の平面123に対して垂直な反対方向に往復移動させるステップも含むことができる。

いくつかの実施形態において、絞り成型容器製品92を下側成形金型180からはね出す際、方法は、絞り成型容器製品92を支持する下側成形金型180を上側成形金型170と反対に移動させるステップと、絞り成型容器製品92を下側成形金型180の少なくとも一部分で持ち上げるステップと、絞り成型容器製品92を気流に曝し、絞り成型容器製品92を下側成形金型180の一部分からはね出すステップと、を含むことができる。いくつかの例において、下側成形金型180のその一部分は下側ノックアウト184とすることができ、絞り成型容器製品92は、上側および下側成形金型170、180間に供給されるウェブまたは紙90の平面123より下に配置されている間に、下側ノックアウト184からはね出すことができる。他の実施形態において、上側および下側成形金型170、180間にウェブまたは紙90を供給する際、方法はまた、ストリッパプレート138をウェブまたは紙90から持ち上げるステップと、ウェブまたは紙90を供給するステップと、ウェブまたは紙90を送り出し、ウェブ材料のセグメントを提供するステップと、を含むことができる。

他の実施形態において、方法は、プレスアセンブリ100〜300等のプレスアセンブリの何れかの上に2つまたはそれ以上の成形金型アセンブリ150が配置された状態で、加工サイクルあたり2またはそれ以上の絞り成型容器製品92を製造するステップをさらに含むことができる。いくつかの例において、プレスアセンブリ100〜300は、3の成形金型アセンブリ150〜約12の成形金型アセンブリ150を含むことができる。各成形金型アセンブリ150は、毎分約80の絞り成型容器製品〜毎分約120の絞り成型容器製品を製造できる。絞り成型容器製品92は、紙、板紙、パルプ繊維、繊維材料、プラスチックまたはポリマ材料、天然または合成材料、またはそれらの何れかの混合物を含むことができる。絞り成型容器製品92は、様々な外形、形状、または意匠を有することができ、これには円、丸、長円、楕円、長方形、正方形、多角形、またはその他の外形、形状、または意匠が含まれる。絞り成型容器製品92は、平皿、手塩皿、椀、バケツ、トレイ、まな板、容器、またはその他の絞り成型容器品目とすることができる。いくつかの例において、絞り成型容器製品92は、直径約4インチ、約5インチ、約6インチ、約7インチ、約8インチ、約9インチ、約10インチ、約11インチ、または約12インチ、またはそれより大きい丸皿とすることができる。他の例において、絞り成型容器製品92は、長軸と短軸を有し、長軸または短軸が独立して約4インチ、約5インチ、約6インチ、約7インチ、約8インチ、約9インチ、約10インチ、約11インチ、約12インチ、約13インチ、約14インチ、約15インチ、または約16インチの多角形のトレイまたはまな板とすることができる。

1つまたは複数の実施形態において、絞り成型容器製品を製造する方法は、ウェブまたは紙90を、往復して、相互から反対方向に移動する上側および下側成形金型170、180間に供給するステップを含むことができる。方法はまた、ウェブまたは紙90のあるセグメントを抜き、ブランクまたは基板82を生成するステップと、上側および下側成形金型170、180間で基板82をプレスして、もう1つの絞り成型容器製品92を製造するステップと、を含むことができる。方法は、絞り成型容器製品92を、上側および下側成形金型170、180間でのウェブまたは紙90の供給の平面123より下の位置にある間に、下側成形金型180からはね出すステップをさらに含むことができる。いくつかの例において、ウェブまたは紙90を供給するステップの少なくとも一部と絞り成型容器製品92をはね出すステップの少なくとも一部は同時に、または少なくとも時間的に重複して実行できる。

1つまたは複数の実施形態において、絞り成型容器製品を製造する方法は、上側成形金型170と下側成形金型180を有する成形金型アセンブリ150内で第一の絞り成型容器製品92を製造するステップを含むことができる。方法は、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160を、ウェブまたは紙90の平面に垂直な両方向に往復移動させるステップを含むことができる。上側可動プラテン140は上側成形金型170を含むことができ、下側可動プラテン160は下側成形金型180を含むことができる。第一の絞り成型容器製品92は、1枚のウェブまたは紙90を含むことができる。方法は、上側成形金型170を第一の絞り成型容器製品92から引き戻すステップと、下側成形金型180から第一の絞り成型容器製品92を移動させ、それと同時に上側成形金型170と下側成形金型180との間にウェブまたは紙90を供給するステップと、を含むことができる。方法はまた、ウェブまたは紙90のあるセグメントを抜き、ブランクまたは基板82を生成するステップと、上側成形金型170と下側成形金型180との間で基板82をプレスして、第二の絞り成型容器製品92を製造するステップを含むことができる。

いくつかの実施形態において、ウェブまたは紙90のあるセグメントを上側および下側成形金型170、180間に供給する方法は、ストリッパプレート138をウェブまたは紙90から持ち上げるステップと、ウェブまたは紙90を供給するステップと、ウェブまたは紙90を送り出して、ウェブまたは紙90のセグメントを提供するステップと、を含むことができる。他の実施形態において、方法はまた、上側成形金型170と下側成形金型180を相互から反対方向に移動させて、第一の絞り成型容器製品92を取り出すステップを含むことができる。1つの例において、第一の絞り成型容器製品92を下側成形金型180から移動させる方法は、上側成形金型170の少なくとも一部、例えば成形パンチ174を、上側成形金型170の少なくとも他の部分、例えば圧力リング172を第一の絞り成型容器製品92と接触した状態に保ちながら、第一の絞り成型容器製品92から引き戻すステップを含むことができる。第一の絞り成型容器製品92を下側成形金型180から移動させる方法は、第一の絞り成型容器製品92を下側ノックアウト184から持ち上げるステップと、第一の絞り成型容器製品92をガスで吹き飛ばすステップと、第一の絞り成型容器製品92を、ウェブまたは紙90のウェブ経路またはウェブライン123(例えば、供給されるウェブ、紙、板紙、またはその他の材料の平面)より下ではね出すステップと、を含むことができる。静止プラテン120の上面122は、給紙部80からウェブライン123に沿ってウェブまたは紙90を受け取るように構成でき、ウェビングスクラップを成形金型アセンブリ150からウェブライン123に沿って取り除き、または排出するように構成できる。

図13〜21は、1つまたは複数の実施形態による絞り成型容器製品を製造するための加工サイクル中の様々な段階にあるプレスアセンブリ200の斜視図を示す。図13は、加工サイクルの開始時と加工サイクル終了時のプレスアセンブリ200を示し、図14〜21は、加工サイクルの複数の段階が進む間のプレスアセンブリ200を示す。図13に戻ると、プレスアセンブリ200は、加工サイクルの終了時と次の加工サイクルの開始時において示されている。加工サイクルの開始すなわち初期時点と終了すなわち最終時点は、例示的加工サイクル全体を通じた任意の基準時点である。図13〜21に示されている、または示されていない加工サイクルの何れの点でも、加工サイクルの開始点または終了点として使用できる。図13〜21のプレスアセンブリ200の図面の各々に、1つの例示的方法のための加工サイクルの1つの段階と、プレスアセンブリ200の構成が示されている。図13〜21に示されていないその他の図および実施形態も、加工サイクルの別のインタバルで得ることができ、任意選択のステップを含む、または含まない他の例示的方法も、加工サイクルの異なるインタバルで得ることができる。プレスアセンブリ200は、図1に示されているように、プレスアセンブリ100および/または絞り成型容器システム50と同じ構成部品または変更された構成部品を含むことができ、および/またはそれと連結できる。例えば、1つまたは複数の実施形態において、図示されていないが、絞り成型容器システム50は、プレスアセンブリ100の代わりにプレスアセンブリ200を含むことができ、システムコントローラ70は給紙システム60とプレスアセンブリ200の1つまたは複数の構成部品に動作的に連結できる。

プレスアセンブリ200は、1つの成形金型アセンブリ150を有するように示され(例えば、図1〜12に示されているプレスアセンブリ100等)、したがって、加工サイクルあたり1つの絞り成型容器製品を生成できる。しかしながら、プレスアセンブリ200は、2またはそれ以上の成形金型アセンブリ150を含むことができ、加工サイクルあたりそれぞれの数の絞り成型容器製品を生成できる。例えば、プレスアセンブリ200は、2の成形金型アセンブリ150を含むことができ、加工サイクルあたり2つの絞り成型容器製品を生成できる。他の例において、プレスアセンブリ200はまた、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20の成形金型アセンブリ150を含むことができ、それぞれ、加工サイクルあたり3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20の絞り成型容器製品を生成できる。

1つまたは複数の実施形態において、図13では、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、加工サイクル中に上側可動プラテン140および下側可動プラテン160がある位置と同程度に静止プラテン120に近い初期位置にあるように示されている。供給されるウェブまたは紙90は、静止プラテン120上および上側ツールアセンブリ148と下側ツールアセンブリ168との間に配置されているように示されている。パンチプラテン130は、静止プラテン120に隣接して示され、ストリッパプレート138は供給されるウェブまたは紙90に圧力または力をかける状態に保持できる。ストリッパプレート138は、供給されたウェブまたは紙90のうち、後に切断される領域を締め付けることができる。切断ツール139、例えばブレード、スクラップナイフ、またはその他の種類のブレードまたは切断器具をパンチプラテン130の上に配置でき、パンチプラテン130と静止プラテン120との間から排出されるウェビングスクラップ91を分離または切断するように構成できる。切断ツール139は、下方、すなわち切断後の位置に示されている。上側成形金型170と下側成形金型180は、それらの間で形成された絞り成型容器製品92と隣接しているように示されている。上側成形金型170の圧力リング172、成形パンチ174、および上側ノックアウト176の下面は、上側形状171を形成し、絞り成型容器製品92の上面と接触するように示されている。同様に、下側成形金型180の輪郭リム182と下側ノックアウト184の上面は、下側形状181を形成し、絞り成型容器製品92の下面と接触しているように示されている。上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、ストリッパプレートばね128、パンチばね137、および下側成形ばね188は、加工サイクル中と同様に完全に圧縮された状態で示されている。

図14において、図13に示されているものに関して、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120から引き戻され、すなわち遠ざけられているように示され、パンチプラテン130は同じ位置に保持されているように示されている。成形パンチ174と上側ノックアウト176は、絞り成型容器製品92から引き戻された状態で示されているが、圧力リング172は、絞り成型容器製品92の上面と接触しているように示されている。上側ノックアウトばね177は、少なくとも部分的に復元し、または復元したように示されている。圧力リングばね173は、少なくとも部分的に復元しているように示されている。圧力リング172は、絞り成型容器製品92の上面と接触しているように示されている。ストリッパプレートばね128は、少なくとも部分的に、または完全に圧縮された状態で示されている。輪郭リム182および下側ノックアウト184は、絞り成型容器製品92の下面と接触しているように示され、下側成形ばね188は復元した状態で示されている。いくつかの例において、下側成形ばね188は、復元可能限度にあるように示されている。

図15において、図14に示されているものに関して、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120から引き戻され、すなわち遠ざけられているように示され、パンチプラテン130は同じ位置に保持されているように示されている。圧力リング172は、絞り成型容器製品92から分離されているように示されている。上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、および下側成形ばね188は、復元した状態で示されている。ストリッパプレートばね128は、少なくとも部分的に、または完全に圧縮された状態で示されている。絞り成型容器製品92は、輪郭リム182と下側ノックアウト184によって支持されているように示されている。

図16において、図15に示されているものに関して、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120からさらに引き戻され、すなわち遠ざけられているように示され、パンチプラテン130は同じ位置に保持されているように示されている。ストリッパプレートばね128は、少なくとも部分的に圧縮された状態で示されている。1つまたは複数の実施形態において、下側ノックアウト184は、絞り成型容器製品92のはね出しプロセス中に、下側可動プラテン160から静止プラテン120に向かって伸展され、絞り成型容器製品92と接触するように示されている。輪郭リム182は、絞り成型容器製品92から分離されているように示されている。絞り成型容器製品92は、下側ノックアウト184上に、ノズル114と水平に、または実質的に水平に整列され、ノズル114とシュート110との間に配置された状態で示されている。絞り成型容器製品92のはね出しまたは移動は、下側ノックアウト184から絞り成型容器製品92へと伝えられる移動、絞り成型容器製品92を搬送または移動させるノズル114からの気流もしくは噴射、またはこれらの組合せを含むことができる。いくつかの実施形態おいて、絞り成型容器製品92のはね出しまたは移動は、絞り成型容器製品92を下側ノックアウト184または下側成形金型180の他の部分から押し、押し出し、またはそれ以外に移動させるための1つまたは複数の機械的または物理的部材(図示せず)を含むことができる。1つまたは複数の機械的または物理的部材が、絞り成型容器製品92を1つまたは複数のシュート110に移動できる。

図17において、図16に示されているものに関して、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120からさらに引き戻され、すなわち遠ざけられているように示され、パンチプラテン130もまた、静止プラテン120から遠ざけられた状態で示されている。パンチプラテン130は、ストリッパプレート138が給紙プロセス中に供給されるウェブまたは紙90から分離されているように移動されている状態で示されている。図17において、ストリッパプレートばね128は復元した状態で示されている。また、切断ツール139は、移動され、排出されるウェビングスクラップ91の上方、すなわち切断前の位置に位置付けられているように示されている。供給されるウェブまたは紙90は、静止プラテン120とパンチプラテン130との間に配置されているように示され、排出されるウェビングスクラップ91は、プレスアセンブリ200の、ウェブまたは紙90が入るのと反対側から排出されるように示されている。もう1つの廃棄シュート89または、ウェビングスクラップ91を受けるためのその他の容器を、プレスアセンブリ200のウェブライン123の下方に連結でき、それによって排出されるウェビングスクラップ91を廃棄シュート89の中へと排出できる。供給されるウェブまたは紙90と排出されるウェビングスクラップ91は、ウェブライン123に沿って配置されているように示されている。流体もしくは気体の加圧噴射または気流94が、矢印により、絞り成型容器製品92のはね出し中にノズル114から出て、絞り成型容器製品92に向かい、ウェブライン123の下方へと誘導されるように示されている。絞り成型容器製品92は、気流94により、下側ノックアウト184からシュート入口112を介してシュート110へ、およびウェブライン123の下方に搬送されるように示されている。

図18において、図17に示されているものに関して、上側可動プラテン140、パンチプラテン130、および下側可動プラテン160は、静止プラテン120に向かって移動されているように示されている。ウェブまたは紙90は、上側成形金型170と下側成形金型180を通り、それらの間に供給されるように示されている。圧力リング172は、ウェブまたは紙90の上方に、そこから離れて示されている。ストリッパプレート138は、ウェブまたは紙90と接触しているように示されている。ストリッパプレート138は、ウェブまたは紙90に圧力をかけ、締め付けているように示され、それによってウェブまたは紙90はそれらから基板82を抜きやすくすることができる。ストリッパプレートばね128は、少なくとも部分的に圧縮され、または完全に圧縮されるように示されている。切断ツール139は、ウェビングスクラップ91と接触し、上方、すなわち切断前の位置から下方、すなわち切断後の位置へと推移し始めるように示されている。ウェビングスクラップ91は、プレスアセンブリ200から廃棄シュート89の上方に突出するように示されている。せん断金型131の上側せん断切刃133と下側せん断切刃135は、ウェブまたは紙90の切断ブロセス中に、ウェブライン123に沿ってそれらを通過するウェブまたは紙90と接触しているように示されている。絞り成型容器製品92は、ウェブライン123の下方のシュート110の中に配置されているように示されている。上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、パンチばね137、および下側成形ばね188は復元した状態で示されている。

図19において、図18に示されているものに関して、上側可動プラテン140、パンチプラテン130、および下側可動プラテン160は、静止プラテン120に向かってさらに移動されているように示されている。ウェブまたは紙90は、せん断金型131によって抜かれ、ブランクまたは基板82を生成するように示されている。基板82は、せん断金型131から下側ノックアウト184に向かって、圧力リング172によって搬送されているように示されている。切断ツール139は、さらに下方の位置にあり、ウェビングスクラップ91を残りのウェブまたは紙90から切断するように示されている。ウェビングスクラップ91は、切断ツール139によって分離されると、廃棄シュート89の中に回収できる。上側ノックアウトばね177、圧力リングばね173、および下側成形ばね188は復元された状態で示され、パンチばね137は少なくとも部分的に圧縮されているように示されている。ストリッパプレートばね128は、少なくとも部分的に圧縮され、または完全に圧縮されるように示されている。

図20において、図19に示されているものに関して、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120に向かってさらに移動されているように示され、パンチプラテン130は同じ位置に保持されているように示されている。基板82は、圧力リング172によって下側ノックアウト184へと搬送されているように示されている。圧力リング172は、輪郭リング182を介して基板82の縁を形成するように示されている。下側ノックアウト184は、輪郭リング182から伸展しているように示されている。また、上側ノックアウト176と下側ノックアウト184は、基板82と接触しているように示されているが、成形パンチ174は基板82から離れているように示されている。切断ツール139は、下方、すなわち切断後の位置に示されており、ウェビングスクラップ91は分離され、ウェブライン123の下方に排出されているように示されている。パンチばね137と圧力リングばね173は、少なくとも部分的に圧縮されているように示されている。ストリッパプレートばね128は、少なくとも部分的に、または完全に圧縮されるように示されている。

図21において、図20に示されているものに関して、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120に向かってさらに移動されているように示され、パンチプラテン130は同じ位置に保持されているように示されている。基板82は、上側成形金型170と下側成形金型180との間で成形されているように示されている。圧力リング172は、基板82の縁を輪郭リング182に押し付けているように示されている。同様に、成形パンチ174と上側ノックアウト176は、基板82を輪郭リング182と下側ノックアウト184に押し付けているように示されている。ストリッパプレートばね128、パンチばね137、圧力リングばね173、および上側ノックアウトばね177は完全に圧縮された状態で示され、下側成形ばね188は少なくとも部分的に圧縮された状態で示されている。

図13に戻ると、図21に示されているものに関して、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120に向かってさらに移動された状態で示され、パンチプラテン130は同じ位置に保持されているように示されている。パンチばね137、圧力リングばね173、上側ノックアウトばね177、および下側成形ばね188は完全に圧縮された状態で示されている。絞り成型容器製品92は、加工サイクルの1サイクルが完了し、次のサイクルが始まる時に、上側成形金型170と下側成形金型180の間で基板82から形成されように示されている。

図22は、1つまたは複数の実施形態による、プレスアセンブリ300の斜視図を示している。プレスアセンブリ300は、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160との間に配置された静止プラテン120とパンチプラテン130を含むことができる。パンチプラテン130は、上側可動プラテン140と静止プラテン120との間に配置できる。成形金型アセンブリ150の上側成形金型170と下側成形金型180は、それぞれ上側可動プラテン140と下側可動プラテン160に連結できる。プレスアセンブリ300は、プレスアセンブリ100または200、絞り成型容器システム50、および/またはシステムコントローラ70のうちの何れかと同じ構成部品または変更された構成部品を含むことができ、および/またはそれと連結できるが、パンチプラテン130の静止プラテン120および/または上側可動プラテン140に関する移動を制御するために、パンチばね137と同様の、同じ、異なる、および/または追加の伸展可能部材を含むことができる。

プレスアセンブリ300は1つまたは複数の伸展可能部材337を含むことができ、これはパンチプラテン130を静止プラテン120に、およびそこから延ばし、または引き戻し、および/または上側可動プラテン140と静止プラテン120の間の静止位置を保持するように構成される。1つまたは複数の伸展可能部材337は、パンチプラテン130による移動の少なくとも一部を制御するように構成でき、それによって移動の一部を上側可動プラテン140から独立させることができる。いくつかの実施形態において、伸展可能部材337の一方の端は、図22に示されているように、パンチプラテン130に連結でき、伸展可能部材337の他方の端は、静止プラテン120に連結できる。伸展可能部材337は、1、2、またはそれ以上の伸展可能部材を含むことができ、これは例えば、機械的伸展可能部材、油圧式伸展可能部材、空気圧式伸展可能部材、またはそれらの何れかの組合せを含むが、これらに限定されない。伸展可能部材337は、1つまたは複数のカム、ラム、アクチュエータ、ピストン、シャフト、ロッド、アーム、ガイド、ばね、ラックアンドピニオンシステム、はね、またはそれらの組合せとすることができ、またはそれを含むことができる。いくつかの例において、伸展可能部材337は、油圧式カムまたは空気圧式カムとすることができる。システムコントローラは、図示されていないが、図1に示されるシステムコントローラ70について説明したように、パンチプラテン130の移動を制御するために伸展可能部材337に動作的に連結できる。例えば、1つまたは複数の実施形態において、絞り成型容器システム50は、プレスアセンブリ100の代わりにプレスアセンブリ300を含むことができ、システムコントローラ70は、給紙システム60とプレスアセンブリ300の1つまたは複数の構成部品に動作的に連結できる。

他の実施形態において、図示されていないが、伸展可能部材337の一方の端はパンチプラテン130に連結でき、伸展可能部材337の他方の端は上側可動プラテン140に連結できる。他の実施形態において、図示されていないが、伸展可能部材337の一方の端はパンチプラテン130に連結でき、伸展可能部材337の他方の端はプレスアセンブリ300または絞り成型容器システム50の支持構造、筐体、もしくはその他の部分または、プレスアセンブリ300または絞り成型容器システム50の外部の別の装置に直接または間接に接続できる。

プレスアセンブリ100〜300は、説明と図面全体を通じて「垂直位置」に示され、上側可動プラテン140が静止プラテン120の平面より上方に配置され、下側可動プラテン160が静止プラテン120の平面より下方に配置されている。また、ウェブライン123の平面は、静止プラテン120の平面に沿って水平方向に延びるように示されている。しかしながら、他の実施形態において、図面には示されていないが、プレスアセンブリ100〜300はまた、「垂直位置」以外の別の位置、例えば「水平位置」に配置でき、この場合、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120の平面に向かって、およびそれと反対に水平に移動するように構成でき、ウェブライン123の平面は、静止プラテン120の平面に沿って垂直方向に延びることができる。他の実施形態において、図面に示されていないが、プレスアセンブリ100〜300はまた、「垂直位置」または「水平位置」以外のその他の位置、例えばそれらの間の何れの所望の角度にも配置でき、この場合、上側可動プラテン140と下側可動プラテン160は、静止プラテン120の平面に向かって、およびそれと反対に、所望の角度で移動するように構成でき、ウェブライン123の平面は、静止プラテン120の平面に沿って何れの角度でも延びることができ、これは上側可動プラテン140と下側可動プラテン160の所望の移動角度に垂直または実質的に垂直とすることができる。

他の実施形態は、以下の段落のいずれか1つまたは複数に関する。

1.支持構造に連結された静止プラテンと、静止プラテンの上方に配置され、静止プラテンの上面に向かって、およびその反対に移動するように構成される上側可動プラテンと、静止プラテンの下方に配置され、静止プラテンの下面に向かって、およびその反対に移動するように構成される下側可動プラテンと、上側成形金型と下側成形金型を含み、上側成形金型は上側可動プラテンに連結され、下側成形金型は下側可動プラテンに連結される成形金型アセンブリと、上側可動プラテンと静止プラテンとの間に配置され、静止プラテンに向かって、およびその反対に移動するように構成されるパンチプラテンと、上側せん断切刃と下側せん断切刃を含み、上側せん断切刃はパンチプラテンに連結され、下側せん断切刃は静止プラテンに連結されるせん断金型と、を含む、絞り成型容器を製造するためのシステム。

2.段落1のシステムにおいて、上側成形型は圧力リングと、成形パンチと、上側ノックアットと、を含み、圧力リングは成形パンチと上側ノックアウトを少なくとも部分的に包囲する。

3.段落2のシステムにおいて、圧力リング、成形パンチ、および上側ノックアウトは、上側可動プラテンと共に、下側成形金型に向かって、およびそれと反対に移動するように構成される。

4.段落3のシステムにおいて、圧力リングは成形パンチ、上側ノックアウト、および上側可動プラテンとは独立して移動するように構成される。

5.段落4のシステムにおいて、圧力リングは1つまたは複数の圧力リングばねによって上側可動プラテンに連結される。

6.段落3のシステムにおいて、上側ノックアウトは、成形パンチ、圧力リング、および上側可動プラテンとは独立して移動するように構成され、上側ノックアウトは、1つまたは複数の成形ばねによって成形パンチに連結される。

7.段落1〜6の何れか1つに記載のシステムにおいて、下側成形金型は輪郭リムと、下側ノックアウトと、を含み、輪郭リムは下側ノックアウトを少なくとも部分的に包囲する。

8.段落7のシステムにおいて、輪郭リムと下側ノックアウトは、下側可動プラテンと共に上側成形金型に向かって、およびそれと反対に移動するように構成され、下側ノックアウトは、輪郭リムとは独立して移動するように構成される。

9.段落1〜8の何れか1つに記載のシステムにおいて、下側成形金型の中に配置されるか、下側可動プラテンと下側成形金型との間に配置される下側成形ばねをさらに含む。

10.段落1〜9の何れか1つに記載のシステムにおいて、パンチプラテンの下面に配置され、静止プラテンの上面に向かって、およびそれと反対に移動するように構成され、ウェブ材料と接触して締め付けるように構成されるストリッパプレートをさらに含む。

11.段落1〜10の何れか1つに記載のシステムにおいて、少なくとも部分的に静止プラテンの下面の下方に配置され、成形金型アセンブリの中で製造された絞り成型容器製品を受けるように構成されるシュートをさらに含む。

12.段落11のシステムにおいて、少なくとも部分的に静止プラテンの下面の下方に配置され、絞り成型容器製品を下側ノックアウトからシュートへと搬送するために絞り成型容器製品へと誘導される気流を提供するように構成されるノズルをさらに含む。

13.段落1〜12の何れか1つに記載のシステムにおいて、上側可動プラテンは、上側可動プラテンを静止プラテンに向かって、およびそれと反対に移動させるように構成される上側駆動部材に連結され、下側可動プラテンは、下側可動プラテンを静止プラテンに向かって、およびそれと反対に移動させるように構成される下側駆動部材に連結される。

14.段落1〜13の何れか1つに記載のシステムにおいて、パンチプラテンと上側可動プラテンに連結されるか、パンチプラテンと静止プラテンに連結される伸展可能部材をさらに含み、伸展可能部材は、パンチプラテンの移動の少なくとも一部を制御するように構成される。

15.段落1〜14の何れか1つに記載のシステムにおいて、静止プラテンは上面と、下面と、上面と下面の間で静止プラテンを通って延びる通路と、を含む。

16.段落15のシステムにおいて、上側成形金型と下側成形金型は、静止プラテンを通って延びる通路の中で相互に接する状態となるように構成される。

17.段落15のシステムにおいて、下側せん断切刃が静止プラテンの上面上に、静止プラテンを通って延びる通路の周囲の少なくとも一部にわたって配置され、上側せん断切刃は、静止プラテンを通って延びる通路の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成される。

18.段落1〜17の何れか1つのシステムにおいて、システムは、2またはそれ以上の成形金型アセンブリをさらに含み、各成形金型アセンブリは、毎分約80回から毎分約120回の速度で上側成形金型と下側成形金型を相互にプレスするように構成される。

19.支持構造に連結された静止プラテンであって、上面と、下面と、上面と下面との間で静止プラテンを通って延びる通路と、を含む静止プラテンと、静止プラテンの上方に配置され、静止プラテンの上面に向かって、およびその反対に移動するように構成される上側可動プラテンと、静止プラテンの下方に配置され、静止プラテンの下面に向かって、およびその反対に移動するように構成される下側可動プラテンと、上側可動プラテンと静止プラテンとの間に配置され、静止プラテンに向かって、およびそれと反対に移動するように構成されるパンチプラテンであって、上面と、下面と、上面と下面との間でパンチプラテンを通って延びる通路と、を含むパンチプラテンと、上側可動プラテンに連結された上側成形金型と、パンチプラテンに連結され、パンチプラテンを通って延びる通路の周囲の少なくとも一部に配置された上側せん断切刃と、静止プラテンに連結され、静止プラテンを通って延びる通路の周囲の少なくとも一部に配置された下側せん断切刃と、を含む上側ツールアセンブリであって、上側成形金型は、パンチプラテンを通って延びる通路の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成され、上側せん断切刃は、静止プラテンを通って延びる通路の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成される上側ツールアセンブリと、下側可動プラテンに連結された下側成形金型を含む下側ツールアセンブリと、含み、上側成形金型と下側成形金型は、静止プラテンを通って延びる通路の中で相互に接する状態となるように構成される、絞り成型容器を製造するためのシステム。

20.支持構造に連結された静止プラテンであって、上面と、下面と、上面と下面との間で静止プラテンを通って延びる通路と、を含む静止プラテンと、静止プラテンの上方に配置され、静止プラテンの上面に向かって、およびその反対に移動するように構成される上側可動プラテンと、静止プラテンの下方に配置され、静止プラテンの下面に向かって、およびその反対に移動するように構成される下側可動プラテンと、上側成形金型と下側成形金型を含む成形金型アセンブリであって、上側成形金型は上側可動プラテンに連結され、下側成形金型は下側可動プラテンに連結され、上側成形金型と下側成形金型は通路の中で相互に接する状態となるように構成される成形金型アセンブリと、上側可動プラテンと静止プラテンとの間に配置され、静止プラテンに向かって、およびその反対に移動するように構成されるパンチプラテンと、上側せん断切刃と下側せん断切刃を含むせん断金型であって、上側せん断切刃はパンチプラテンに連結され、下側せん断切刃は上面および通路の周囲の少なくとも一部で静止プラテンに連結され、上側せん断切刃は通路の中に少なくとも部分的に入るように移動すべく構成されるせん断金型と、を含む、絞り成型容器を製造するためのシステム。

特定の実施形態と特徴について、数値的上限の集合と数値的下限の集合を使って説明した。当然のことながら、特に別段のことわりがないかぎり、いずれの2つの数値の組合せも、例えば何れかのより低い数値と何れかのより高い数値の組合せ、何れか2つのより低い数値の組合せ、および/または何れか2つのより高い数値の組合せも想定される。特定の下限、上限、および範囲が以下の1つまたは複数の特許請求項の中に記載されている。すべての数値は「約」または「およそ」の表示された数値であり、当業者であれば予想できる実験的誤差やばらつきも考慮に入れる。

各種の用語を上で定義した。特許請求の範囲の中で使用される用語が上で定義されていない場合、少なくとも1つの印刷物としての文献や発行済み特許の中に反映されているように、その用語に当業者が付与している最も広い定義を適用すべきである。さらに、本願で引用されているすべての特許、試験手順、およびその他の文献は、かかる開示が本願と矛盾しないかぎり、またこの援用が認められているすべての法域において、参照によりすべてが援用される。

上記は本発明の実施形態に関するものであるが、本発明のその他の別の実施形態も、その基本的範囲から逸脱せずに考案でき、その範囲は以下の特許請求の範囲により決定される。