Apparatus for producing corrugated pallet

申请号 JP21309594 申请日 1994-09-07 公开(公告)号 JPH07164581A 公开(公告)日 1995-06-27
申请人 Bay Corrugated Container Inc; ベイ コールゲイテッド コンテナー インコーポレイテッド; 发明人 BURAIAN AARU RAFURENIA;
摘要 PURPOSE: To provide an apparatus for producing a corrugated cardboard pallet capable of producing a relatively strong and lightweight pallet by using the min. amt. of cardboard. CONSTITUTION: A bottom panel 32 and a top panel 34 fed by a conveyor 46 are assembled in an assembling station 16 so as to hold a spacer block 36 between both panels and pressure is applied to the panels in a feeding and pressing station 20 in order to fix an adhesive. Thereafter, respective corrugated pallets 30 are vertically stacked in a stacking station through an elevator 22 to receive final pressure in a final pressing station 28.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 複数の波形パレットを製造する装置であって、前記パレットは波形材料の底部パネルと波形材料の頂部パネルとそれらの間に配置された複数のスペーサーブロックとを備えており、各スペーサーブロックは前記底部パネル及び頂部パネルに結合されているものである装置において、 前記底部パネルと頂部パネルとを受け入れる積載ステーションと、 前記底部パネル及び頂部パネルの所定の領域に複数の連続したシート状接着剤を伸ばす接着剤塗布器と、 前記パネル及びブロックからパレットを組み立てる組み立てステーションであって、底部パネルを受け入れ、頂部パネルとの関係において底部パネルを位置決めする位置決め機構を有する組み立てステーションと、 前記波形パレットの各々に初期圧力を加えるとともに、
    パレットを個々に水平方向に搬送する搬送押圧ステーションと、 複数の前記波形パレットを垂直に積み上げてパレット積み上げ体を形成する積み上げ手段と、 複数の前記パレット積み上げ体を受け入れ、該パレット積み上げ体に圧力を加える積み上げ押圧ステーションと、 前記底部パネルを前記積載ステーションから搬送するとともに、前記底部及び頂部パネルを前記組立ステーションから前記搬送押圧ステーションへ搬送するコンベア手段とを備え、 前記搬送押圧ステーションは前記波形パレットを前記積み上げ手段へ搬送し、 前記積み上げ手段は、前記パレット積み上げ体を搬送する手段を備えていることを特徴とする波形パレットの製造装置。
  • 【請求項2】 前記積み上げ手段が、 前記搬送押圧ステーションに隣接して配置され、前記波形パレットを受け入れ、かつ、該パレットを垂直及び水平の両方向に移動させ、前記パレット積み上げ体を形成するエレベーターと、 前記波形パレットを受け入れ、前記パレット積み上げ体を形成し、前記パレット積み上げ体を前記積み上げ押圧ステーションに搬送する積み上げステーションとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項3】 前記積み上げステーションと最終押圧ステーションとの間に配置され、前記パレット積み上げ体に押圧力を与える中間押圧ステーションを備えることを特徴とする請求項2に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項4】 前記エレベーターはリフトプラットフォームを備えており、該プラットフォームは第一高さと第二高さとの間の位置に移行可能であり、前記プラットフォームは、一対のアクスル上に支持された複数の細長いバンド部材を有するパレット搬送コンベアを備えており、前記アクスルのうち少なくとも一つのアクスルが駆動され、それによって、前記バンド部材が前記アクスルの駆動に対応する方向に移動することを特徴とする請求項3に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項5】 前記搬送押圧ステーションが、 前記波形パレットを前記組立ステーションから前記エレベーターに水平に移動させるコンベアの第一被動部分と、 前記コンベアの第一部分の直上に配置されたコンベアの第二自由回転部分とを備え、 前記第二回転部分が、前記パレットが前記第一コンベア部分と第二コンベア部分との間を移動するときに、前記波形パレットに当接するのに十分な高さに位置していることを特徴とする請求項1に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項6】 前記接着剤塗布器が、 押し出しスリットと流体が連通可能であるように接続している接着剤供給開口を備えた接着剤ヘッドと、 前記接着剤ヘッドに接続され、かつ、前記接着剤供給開口と流体が連通可能であるように接続されており、開位置と閉位置とを有する接着剤付勢バルブと、 前記接着剤付勢バルブに接続された加圧冷間押し出し接着剤供給源と、 前記接着剤付勢バルブに接続された調節空気供給源とを備えており、 所定量の加圧空気を作用させることにより前記接着剤付勢バルブをその開位置まで付勢し、これによって、前記接着剤供給源の接着剤が前記接着剤付勢バルブを通り、
    前記接着剤供給開口に入り、前記押し出しスリットから出るものであることを特徴とする請求項1に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項7】 前記積み上げ押圧ステーションが、 横方向部分と、該横方向部分に接続された搬送バーとを有する第一U字型支持部材を備え、前記搬送バーは前記横方向部分との関係において移動可能であり、前記第一U字型支持部材は前記横方向部分の下方に第一オープン空間を形成しており、 前記第一U字型支持部材から隔置された第二U字型支持部材を備え、前記第二U字型支持部材は、横方向部分と、前記第二U字型支持部材の横方向部分との鑑定において移動可能な搬送バーとを有しており、前記第二U字型支持部材は前記横方向部分の下方に第二オープン空間を形成しており、 第一端部と第二端部とを有する押圧プレートを備え、前記第一端部が前記第一オープン空間内において前記第一支持部材の横方向部分の下方に位置しており、前記第二端部が前記第二オープン空間内において前記第二支持部材の横方向部分の直下に位置しており、これによって、
    前記押圧プレートは前記第一支持部材から前記第二支持部材へ延びており、 前記第一支持部材の搬送バーから延び、かつ、前記押圧プレートの前記第一端部に固定されている第一連結ロッドを備え、 前記第二支持部材の搬送バーから延び、かつ、前記押圧プレートの前記第二端部に固定されている第二連結ロッドを備え、 前記第一支持部材の横方向部分と前記第一支持部材の搬送バーとの間に固定された第一の一対の空気バネを備え、前記空気バネは前記搬送バーを前記横方向部分から離れる方向に移動させるようになっており、 前記第二支持部材の横方向部分と前記第二支持部材の搬送バーとの間に固定された第二の一対の空気バネを備え、前記空気バネは前記搬送バーを前記横方向部分から離れる方向に移動させるようになっており、 前記第一及び第二の空気バネを同時に付勢することにより、前記第一及び第二のU字型支持部材との関係において前記押圧プレートが移動するものであることを特徴とする請求項1に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項8】 前記第一及び第二のU字型支持部材の下方に位置し、前記波形パレットを水平方向に搬送する被動コンベア組立体を備えることを特徴とする請求項7に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項9】 波形パレットを製造する装置であって、
    前記パレットは波形材料の底部パネルと波形材料の頂部パネルとそれらの間に配置された複数のスペーサーブロックとを備え、各スペーサーブロックが前記底部パネル及び頂部パネルに結合されている波形パレットの製造装置において、 前記底部パネル及び頂部パネルの所定の領域に連続的にシート状接着剤を塗布する塗布手段を備え、 前記塗布手段に隣接して前記スペーサーブロック供給源を備え、前記スペーサーブロックは前記底部パネルの所定の領域上に人力で組み立てられるようになっており、 前記頂部パネルが前記複数のスペーサーブロック上に置かれて前記波形パレットを形成するときに、前記底部パネルとの関係において前記頂部パネルを位置決めする位置決め手段を備え、 前記波形パレットに初期圧力を加える第一押圧手段を備え、該第一押圧手段は前記頂部及び底部パネルとの関係において前記スペーサーブロックを四角にするのに十分な圧力を加えるとともに、前記波形パレットを水平方向に搬送し、 複数の前記波形パレットを垂直に積み上げ、パレット積み上げ体を形成する積み上げ手段を備え、 複数の前記パレット積み上げ体を受け入れ、かつ、前記複数のパレット積み上げ体に接着剤が固化するのに十分な時間だけ圧力を加える第二押圧手段を備えることを特徴とする波形パレットの製造装置。
  • 【請求項10】 前記底部及び頂部パネルを、前記塗布手段を介して前記位置決め手段へ、さらに、該位置決め手段から前記組み立て手段を介して前記第一押圧手段へ搬送するコンベア手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の波形パレットの製造装置。
  • 【請求項11】 前記コンベア手段は複数のローラーを備えており、各ローラーは主駆動軸に接続されている駆動ベルトにより同時に駆動されるものであることを特徴とする請求項10に記載の波形パレットの製造装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、波形パレットの製造装置に関し、より詳細には、波形の厚紙スペーサーを有する波形厚紙パレットを製造する装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】パレットは色々な材料や製品の収納や梱包に用いられる。 これまでのパレットのほとんどは木からつくられていた。 パレットを木でつくることによる問題の一つはコストが高くつくことである。 一般に、木製のパレットは複数回用いることを意図されており、破損した場合には、修理し、パレットの使用が経済的に見合うものになるようにしている。 ただし、木製パレットの修理には大きなコストがかかる。

    【0003】パレット中に波形の厚紙又は他の紙製品を含ませることは以前から提案されていた。 例えば、山口他の米国特許第4,714,026号やVilella
    の米国特許第4,799,620号は、プラスティックと板紙の組み合わせからなるパレットを提案している。
    しかしながら、これらのパレットにおいては、リサイクルの際にプラスティックと板紙とを分離させることが必要となり、波形厚紙に比較して、木とプラスティックの処理に要する費用は相対的に高い。

    【0004】Clasenの米国特許第5,076,1
    76号は、積層された波形厚紙のスペーサーにより仕切られた厚紙シートからなる波形厚紙パレットを開示している。 この方法は全体が波形になっている厚紙構造を提供するものではあるが、極めて高価であるという欠点がある。 波形厚紙の丈夫な積層体を形成するためには、相互に接着してスペーサーブロックを形成するための多量の波形厚紙を必要とするからである。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の問題点を解決するために、波形厚紙パレットの製造に伴うコストを低下させる装置を提供するものである。 本発明の目的及び利点を以下に述べる。

    【0006】本発明の目的は低コストの波形厚紙パレットを製造し得る装置を提供することである。

    【0007】本発明の他の目的は、最少量の厚紙を用いて、比較的強く、かつ、軽量のパレットを製造し得る波形厚紙パレットの製造装置を提供することである。

    【0008】本発明のさらに他の目的は短時間でパレットを製造し得る波形厚紙パレット製造装置を提供することである。

    【0009】本発明のさらに他の目的は最少量の人による操作しか含まない波形厚紙パレット製造装置を提供することである。

    【0010】本発明が提供することを目的とする波形パレット製造装置は、底部パネルと頂部パネルとを受け入れる積載ステーションと、底部パネル及び頂部パネルの所定の領域に複数の連続したシート状接着剤を押し出す接着剤塗布器とを有している。 さらに、組立ステーションが設けられており、この組立ステーションは位置決め機構を備えている。 この位置決め機構は底部パネルの最初の位置を決めるとともに、頂部パネルが複数のスペーサーブロックの上に置かれ、波形パレットを形成するときに、底部パネルに対する頂部パネルの位置をも決める。

    【0011】搬送押圧ステーションは、波形パレットを平方向に搬送すると同時に、波形パレットの底部パネルと頂部パネルにおいて波形パレットに連続的に初期圧力を加える。 搬送押圧ステーションに隣接して、エレベーター及びスタッカーが配置されており、パレットを垂直方向に積み上げる。

    【0012】最終パレット押圧ステーションにおいては、垂直柱状体をなしている波形パレットの底部パネル及び頂部パネルに対して最終的な接着剤固定圧力が加えられる。 また、コンベアが設けられており、このコンベアは底部パネル及び頂部パネルを積載ステーションから接着剤塗布器へ搬送し、さらに、接着剤塗布器から組立ステーションへ搬送する。

    【0013】本発明は波形厚紙パレットの製造方法をも提供する。 本方法は、波形材料の底部パネルと波形材料の頂部パネルとを供給する過程と、第一側部と第二側部とを有する複数のスペーサーブロックを供給する過程とを有する。 押し出されたシート状接着剤は底部パネルと頂部パネルの双方の所定の領域に塗布される。

    【0014】スペーサーブロックは、そのスペーサーブロックの第一側部が押し出されたシート状接着剤に底部パネル上で実質的に接触するように、底部パネルの所定の領域上に配置される。 次いで、頂部パネルの所定の領域がスペーサーブロックの第二側部に接触し、さらに、
    スペーサーブロックが押し出されたシート状接着剤に頂部パネル上で実質的に接触するように、頂部パネルが底部パネルに対して配置される。 最初に、頂部パネル及び底部パネルとの関係においてスペーサーブロックを四にするために、底部パネル及び頂部パネルにおいて波形パレットに対して連続初期圧力が加えられる。 次いで、
    底部パネル及び頂部パネルにおいて波形パレットに対して最終的な接着剤固定圧力が加えられる。

    【0015】本発明の上記の、及び、他の目的、特徴及び利点は図面を参照して行う以下の詳細な説明から容易に明らかになるものである。

    【0016】

    【実施例】図1には、本発明に係る波形パレット製造装置10が示されている。 積載ステーション12は接着剤塗布ステーション14に直接に隣接している。 人力による組立ステーション16には組立作業員18がいる。 搬送押圧ステーション20は組立ステーション16に隣接している。

    【0017】エレベーター22は積み上げステーション24に隣接している。 中間押圧ステーション26は最終多段押圧ステーション28に隣接している。 接着剤ステーション14、組立ステーション16、搬送押圧ステーション20及び最終押圧ステーション28は図2乃至図5に各々詳細に示されている。

    【0018】図1には組み立てられた波形パレット30
    が示されている。 パレット30は波形材料からなる底部パネル32と波形材料からなる頂部パネル34とを有している。 底部パネル32と頂部パネル34との間には複数のスペーサーブロック36が配置されている。 本発明に係るパレット製造装置を詳細に説明する前に、本装置の各構成要素をより良く理解するために、波形パレットの製造について簡単に説明を行う。

    【0019】図3には、底部パネル32上において所定の位置に隔置されている9個のスペーサーブロック36
    を有する波形パレット30が示されている。 底部パネル32上のスペーサーブロック36が配置される所定の位置には、押し出された複数のシート状接着剤が配置されている。 これに対応して、頂部パネル34上にも複数の押し出しシート状接着剤40が配置されている。 このように、波形パレットは底部パネル32を有しており、底部パネル32は複数のスペーサーブロック36に結合されており、さらに、スペーサーブロック36は頂部パネル34に結合されている。 波形厚紙パレットについてのより詳細な説明は米国特許出願7/980,533号「リサイクル可能な厚紙パレット及びそれを製造する方法」(1992年11月23日出願)に述べられている。 本明細書はこの米国出願の記述をもって本明細書の記述とする。

    【0020】図1に示すように、積載ステーション12
    は頂部パネル34を受け入れる。 本発明においては、頂部パネル34と底部パネル32とは交互に積載ステーション12に送られてくる。 底部パネルと頂部パネルとの間には僅かな寸法の相違があり得る。 パレットのうちのいくつかは、側辺から側辺までの長さの差が最大でも4
    インチになるようにつくられている。 さらに、底部パネルはハンドジャッキ用の切り欠きを有していることがある。 積載ステーション12は僅かなの相違のあるパネルを受け入れることができるようにつくられている。

    【0021】図1に示すアイドラーアーム42は複数のアイドラーホィール44を備えている。 アイドラーアーム42は、装置10に送られてきた頂部パネル及び底部パネルに対する下向きの圧力を増し、コンベア46のパネル搬送容量を上げるために用いられるものである。

    【0022】コンベア46は、組立前のパレット材料、
    頂部パネル34及び底部パネル32、さらには、組立後のパレットを積載ステーション12から中間ステーションを介してエレベーター22に搬送するために用いられる。 図2乃至図4に示すように、コンベア46は、軽量品用のベルト駆動式集積コンベアなどの従来のラインコンベアであり、細長い駆動軸48と、フレーム52に支持され、独立に駆動される複数のローラー50とを備えている。 各ローラーはベルト(図示せず)を介して駆動され、ベルトは回転する駆動軸48により駆動される。

    【0023】図2及び図6には、本発明に係る接着剤塗布ステーションが示されている。 接着剤ヘッド54は一対の接着剤開口56,57を有しており、これらの開口は細長い押し出し用スリット58と流体が連通可能であるように接続している。 接着剤押し出し用スリット58
    の幅は約0.035インチである。 各接着剤ヘッド54
    には、接着剤開口56,57において、一対の接着剤付勢バルブ60が接続されている。 接着剤付勢バルブ60
    は接着剤供給ライン62と空気供給ライン64とに接続されている。

    【0024】接着剤供給ライン62は接着剤供給源(図示せず)に接続されている。 接着剤供給ライン62は加圧されて、接着剤付勢バルブ60において接着剤ヘッド54に接着剤を供給する。 接着剤付勢バルブ60は開位置と閉位置とを有しており、接着剤付勢バルブ60に所定量の加圧空気を供給することにより付勢することができる。 すなわち、バルブの作動は次のようになる。 加圧接着剤が接着剤付勢バルブ60に送られると、接着剤はそこで停止し、空気供給ライン64からの所定量の空気によってバルブ60が付勢されると、接着剤付勢バルブ60は開位置に移行する。 開位置においては、接着剤供給ライン62からの加圧接着剤が接着剤開口56,57
    に入り、次いで、接着剤押し出し用スリット58に進む。

    【0025】矩形のほぼ連続したシート状接着剤66が移動中のパネル68に形成される。 製造条件によっては、シート状接着剤中に多少の空隙が存在することがあるが、空隙のない完全なシート状接着剤が好ましい。 接着剤付勢バルブの付勢の時間の間隔を変えることにより、接着剤ヘッドから出される接着剤の量を調節し、スペーサーブロックの種々の大きさに対応した種々のパターンや長さのシート状接着剤を形成することも可能である。

    【0026】接着剤ヘッド70,72の作動も接着剤ヘッド54のそれと同じである。 接着剤ヘッド54,7
    0,72は、接着剤ヘッドと移動中のパネル32,34
    との間の摩擦を相対的に小さくするため、超高分子量プラスティック(UHMW)からつくられている。 超高分子量プラスティックを用いることは好ましい。 しかしながら、摩擦係数の小さいポリテトラフルオルエチレン材料も使用可能である。

    【0027】本発明において用いられる接着剤は、従来から知られている冷間押し出し接着剤またはフレキソ接着剤である。 この接着剤は、リサイクルを促進するために、再パルプ化可能な接着剤であることが好ましい。 本実施例では、シカゴ州イリノイ市のAjax Adhe
    sives Industries Inc. が「36
    73─2」の名称で市販している冷間押し出し接着剤を用いている。

    【0028】再び、図1を参照すると、組立ステーション20は、次に、複数のシート状接着剤66を有する底部パネルを受け入れる。 組立ステーション20は少なくとも二つの後退可能な位置決めロッド71,73を備えている。 位置決めロッド71は二つの目的を有している。 ロッド71は、コンベア46の高さを越えて伸長している場合には、底部パネル32を組立ステーション2
    0に保持しておくためのストッパーとして作用する。 ロッド71に隣接するロッド73とともに用いる場合には、ロッド71は、頂部パネル34を底部パネル32との関係において位置決めするための位置決め装置として作用する。 本実施例においては、図3に示されているように配置されている3個の付勢ロッド71,73,75
    を用いている。 このように、ロッド71,73,75
    は、コンベア上における底部パネル32の初期の位置決めを行うとともに、底部パネル32との関係における頂部パネル34の位置決めをも行う位置決め手段として作用する。

    【0029】頂部パネル34を複数のスペーサーブロック36の露出面78上に置くときには、上述したように、頂部パネル34を底部パネル32に対して整列させることが必要である。 ロッド71,73は、底部パネルと頂部パネルの双方のコーナーの寸法に対応して90度の関係をなすように配置されている。 すなわち、ロッド71,73,75を用いて、オペレーターはパネルの側面80,82がロッドに接触するように、人力でブロック36上に頂部パネル34を置けばよい。 ロッド71,
    73,75は調節された空気圧シリンダーにより付勢される。

    【0030】図4に示すように、搬送押圧ステーション20はコンベアの被動セクション84とコンベアの自由回転セクション86とを備えている。 上述したように、
    被動セクション84はコンベア46全体の単なる一部にすぎない。 自由回転セクション86は被動セクション8
    4の真上に位置している。 すなわち、自由回転セクション86は、組み立てられた波型パレットの高さよりも僅かに低い高さで、被動セクション84の上方に位置している。

    【0031】その高さは波型パレットがコンベアセクション84と86との間を横方向に移動するのに十分なものでなければならず、同時に、頂部パネル34と自由回転セクションの各ローラー88との接触係合をも可能とするものでなければならない。 本実施例においては、この高さは0.125インチであり、パレットが組立ステーション20を出てきたときの波型パレットの組立高さよりも小さい。

    【0032】図3及び図4に示すように、搬送押圧ステーション20は波形パレットの頂部パネル34及び底部パネル32に初期圧力を加え、スペーサーブロック36
    を四角にする。 より詳細には、搬送押圧ステーション2
    0は頂部パネル34及び底部パネル32を垂直方向に向け、スペーサーブロック36の側面78,79の間に残っている過剰の接着剤を絞り取る。 さらに、この初期押圧によって、ひだ部分90(図3の円の中に拡大して示されている)を接着剤66と接触させ、ひだ部分90に接着剤66を塗布する。

    【0033】図1に示すエレベーター22はパレットを水平方向及び垂直方向の双方に移動させる。 エレベーター22は波形パレットを搬送押圧ステーション20からスタッカー24に搬送する。 エレベーター22はボールスクリュー94によって垂直方向に駆動されるリフトプラットフォーム92を有している。 ボールスクリュー9
    4はエンコーダーフィードバック付きの予めセットされた多段階速度ギヤモーターを有しており、これによって、各波形パレットは所定の高さの位置に積み上げられる。 リフトプラットフォーム92は、波形パレットを積み上げるのに必要な最も高い高さを表す第一高さと、搬送押圧ステーション20の高さを表す第二高さとの間を上下し得る。

    【0034】リフトプラットフォーム92はパレットコンベア96を備えている。 パレットコンベア96は一対のアクスル100,102上に支持された複数の細長いバンド98を備えている。 アクスル102はギヤモーターにより駆動される。 パレットコンベア96は、パレットコンベア96を介して水平方向にパレットをコンベアから拾い上げることにより、波形パレットを搬送押圧ステーション20から搬送する。 次いで、エレベーター2
    2がパレット30を垂直方向に搬送し、再びパレットコンベア96を用いて、パレットは水平方向に積み上げステーション24に送られる。

    【0035】積み上げステーション24は波形パレットを受け取り、図1に示すように、一方を他方の上に順に上方に積み上げていく。 積み上げステーション24は、
    垂直方向に積み上げたパレットを中間押圧ステーション26に搬送するための被動パレットコンベア98を備えている。

    【0036】図1及び図5に示すように、中間押圧ステーション26は一対のU字型支持部材100(1個のみ図示)を備えている。 支持部材100は横方向部分10
    2を有している。 搬送バー104は横方向部分102の上方に位置している。 搬送バー104は押圧プレート1
    08に固定された一対の連結ロッド106を備えている。 連結ロッド106は一対の位置決めボア110の中に摺動自在に嵌め込まれている。

    【0037】一対のスプリング102が搬送バー104
    と横方向部分102とに作動的に固定されている。 この空気ばね102は十分に付勢されると、搬送バー104
    を垂直方向において横方向部分102から離れる方向に移動させる。 搬送バー104の移動によって押圧プレート108が上下動する。

    【0038】押圧プレート108は垂直方向に積み上げられたパレット109に連続的に圧力を加えるために用いられる。 中間押圧ステーション26の押圧プレート1
    08は一番上のパレットに対して約3分間押圧を続ける。 この押圧力は、各パレットが積み上げられた関係にあるため、垂直方向に積み上げられたパレット全体に均等に分散する。 押圧による圧力は押圧プレート108の重量にほぼ等しく、このため、種々の厚さの押圧プレートを用いたり、押圧プレートに重りを付加することにより、この圧力を変えることができる。 中間押圧ステーションにおける好ましい押圧圧力は約10.4〔ポンド/
    平方インチ〕である。 従って、押圧プレート108の重量は約250ポンドであり、面積は約24平方フィートである。

    【0039】図1に示すように、最終押圧ステーション28は中間押圧ステーション26に隣接している。 最終押圧ステーション28は中間押圧ステーション26とほぼ同じように作動する。 従って、図5は最終押圧ステーション28の作動をも示すものである。

    【0040】中間押圧ステーション26はローラーコンベア112を備えている。 このローラーコンベア112
    は、垂直方向に積み上げられたパレットの下にあり、中間押圧ステーション26から最終押圧ステーション28
    の端部にまで延びている。 中間押圧ステーション26で加圧された後、垂直方向に積み上げられたパレットはコンベア112を介して最終押圧ステーション28に搬送される。 最終押圧ステーション28は中間押圧ステーション26における押圧プレート108よりも長い押圧プレート114を有している。 最終押圧ステーション28
    の押圧プレート114の長さは約30フィートであり、
    垂直方向に積み上げられたパレットを約10組覆うことができる。 この最終押圧ステーション28においては、
    垂直に積み上げられた波形パレットは一度に一つずつ、
    「最初に入って、最後に出る」方式の下に、最終押圧ステーション28に送り込まれる。 従って、垂直に積み上げられた波形パレットは3分おきに最終押圧ステーション28に送り込まれ、次のパレット積み上げ体が最終押圧ステーション28に送り込まれるまで、押圧力を受け続ける。 次いで、再び圧力を加え、そのパレット積み上げ体が最終押圧ステーションから出るまで、このような過程が進められる。

    【0041】波形パレットの各積み上げ体は最終押圧ステーション28において約30分間最終的な押圧力を受ける。 本実施例においては、最終押圧ステーション28
    は10組のパレット積み上げ体を受け入れることができる。 コンベア112は各パレット積み上げ体を最終押圧ステーション28を通って最終押圧ステーション28の端部にある出口位置に移動させる。

    【0042】以上、本発明に係る装置の機械的な作動について述べてきたが、本発明は波形パレットの製造方法をも提供するものである。 この方法は、波形材料の底部及び頂部パネルを用意する過程と、第一側面と第二側面とを有する複数のスペーサーブロックを用意する過程と、シート状接着剤を底部及び頂部パネルの所定の領域に押し出す過程とからなる。 次いで、スペーサーブロックの第一側面が底部パネル上のシート状接着剤に接触するように、複数のスペーサーブロックを底部パネル上に置く。 次いで、頂部パネルの所定の領域がスペーサーブロックの第二側面に接触し、かつ、頂部パネル上のシート状接着剤にも実質的に接触するように、頂部パネルを底部パネルに対して配置する。 接着剤が硬化すると、スペーサーブロックの頂部壁と底部壁が固化した接着剤により形成される。 連続した初期圧力を底部及び頂部パネルにおいて波形パレットに加え、底部及び頂部パネルとの関係においてスペーサーブロックを四角にする。 最後に、最終接着剤固定圧力を底部及び頂部パネルにおいて波形パレットに対して加える。

    【0043】本発明の最良の実施態様を詳細に述べてきたが、本発明の技術分野における通常の知識を有する者にとっては、特許請求の範囲に記載された発明を実施する際に、容易に変更、修正を行うことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係るパレット製造装置の概略的な側面図である。

    【図2】本発明に係る接着剤ステーション及びローラーコンベアの部分的な斜視図である。

    【図3】本発明に係るパレット組立ステーションの部分的な斜視図である。

    【図4】本発明に係る搬送押圧コンベアの部分的な斜視図である。

    【図5】本発明に係る最終押圧ステーションの部分的な斜視図である。

    【図6】本発明に係る接着剤ヘッドの底面図である。

    【符号の説明】

    10 パレット製造装置 12 積載ステーション 14 接着剤塗布ステーション 16 組立ステーション 18 組立作業員 20 搬送押圧ステーション 22 エレベーター 24 積み上げステーション 26 中間押圧ステーション 28 最終押圧ステーション 30 波形パレット 32 底部パネル 34 頂部パネル 36 スペーサーブロック 40 シート状接着剤 42 アイドラーアーム 44 アイドラーホィール 46 コンベア 50 ローラー 52 フレーム 54 接着剤ヘッド 56,57 接着剤開口 58 押し出し用スリット 60 接着剤付勢バルブ 62 接着剤供給ライン 64 空気供給ライン 66 シート状接着剤 68 パネル 70,72 接着剤ヘッド 71,73,75 位置決めロッド 84,86 コンベア 88 ローラー 92 リフトプラットフォーム 94 ボールスクリュー 98 パレットコンベア 100 U字型支持部材 102 横方向部分 104 バー 106 連結ロッド 108 押圧プレート 109 パレット積み上げ体 112 ローラーコンベア 114 押圧コンベア

    QQ群二维码
    意见反馈