開封帯付きパッケージ

申请号 JP2014556104 申请日 2013-02-13 公开(公告)号 JP5894302B2 公开(公告)日 2016-03-23
申请人 ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド; BRITISH AMERICAN TOBACCO (INVESTMENTS) LIMITED; 发明人 ギブソン、ポール; ウィフェン、ロバート;
摘要
权利要求

包装材であって、フィルムを含み、このフィルムはそれを少なくとも部分的に横断する複数の補強開封帯を有し、各開封帯は、タブ部を含み、包装材は、第1の開封帯のタブ部を引っ張ることによってフィルムの破断を伝播させて第1開封帯に付着しているフィルムの第1部分をフィルムの残りの部分から分離させ、第2開封帯のタブ部を引っ張ることによってフィルムの第2の破断を伝播させて第2開封帯に付着したフィルムの第2部分を画定するように構成され、第2開封帯に付着したフィルムの第2部分は、第1部分が第1開封帯と共に取り除かれると、フィルムの残りの部分を含む包装材。前記タブ部および第1および第2開封帯は、各開封帯の破断がそれぞれのタブ部が引っ張られる際にフィルムに生じ、互いに実質的に反対方向に延びるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の包装材。前記フィルムは、第1側部およびこれと反対の第2側部を含み、前記補強開封帯は、フィルムの第1および第2側部の1つから延びていることを特徴とする請求項1または2記載の包装材。前記第1および第2開封帯のタブ部は、フィルムの対向側部に位置して、各開封帯の破断がそれぞれのタブ部を引っ張ったときにフィルムに生じ、互いに実質的に反対方向に延びていることを特徴とする請求項3記載の包装材。脆弱化された線が第1および第2開封帯の間でフィルムに形成されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の包装材。各タブ部が切り込みによって各フィルム縁部から区切られていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の包装材。前記開封帯はフィルムに接着されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の包装材。請求項1乃至7いずれか1項記載の包装材に包まれた少なくとも1つの容器を含むパッケージ。たばこ産業製品および/または紙巻きタバコ用パッケージであることを特徴とする請求項8記載のパッケージ。パッケージ用の包装材を製造するための装置であって、この装置はフィルム供給部および補強開封帯供給部と、フィルムおよび開封帯材を共に供給して、開封帯材の2つの別個の部分をフィルムに固定する一組のローラーと、1つ以上の切断ナイフとを含み、このナイフは、フィルムがナイフを通って搬送させる際に開封帯とフィルムに間欠的に切れ目を形成するように構成され、さらに切断ナイフは、フィルムの横方向に直線状の切れ目を形成し、フィルムを個々の包装材に分割し、さらに直線状の切れ目に近いところで開封帯にタブ部の切れ目を形成し、各包装材の各開封帯の一端にタブ部を画定する装置。前記フィルム供給部は、装置に供給される連続したフィルムの帯のボビンを含むことを特徴とする請求項10記載の装置。前記開封帯材の供給部は、装置に供給される開封帯材の連続したリボンのボビンを1つ以上含むことを特徴とする請求項10または11記載の装置。スプライシングブレードをさらに含み、前記開封帯材の連続したリボンは、このスプライシングブレードに供給され、フィルムに固定される前に複数の開封帯に切断されることを特徴とする請求項12記載の装置。対の開封帯をフィルムに沿って平行にかつ互いに横方向に間隔をおいて供給するように構成されていることを特徴とする請求項12または13記載の装置。開封帯の縁部を横断して開封帯に隣接するフィルムに延びたタブ部の切れ目を形成するように構成されていることを特徴とする請求項10乃至14いずれか1項記載の装置。開封帯に隣接するフィルムの領域のタブ部の切れ目と交差するが、開封帯に延びていない直線状の切れ目を形成するように構成されていることを特徴とする請求項15記載の装置。パッケージ用の包装材の製造方法であって、フィルムに補強開封帯材からなる2つの個別の部分を貼り付けることと、フィルムの横方向に直線状の切れ目を形成し、フィルムを個別の包装材に分割することと、これら直線状の切れ目に近くで開封帯にタブ部用の切れ目を形成し、各包装材の各開封帯の一端にタブ部を画定することとを含む方法。ボビンからフィルムの連続した帯としてフィルムを供給することを含むことを特徴とする請求項17記載の方法。1つ以上のボビンから開封帯材の連続したリボンとして上記開封帯の部分を供給することを含むことを特徴とする請求項17または18記載の方法。スプライシングブレードに開封帯材の連続したリボンを供給することによって補強開封帯材の個々の部分を形成することと、このスプライシングブレードを使用して開封帯材の連続したリボンを補強開封帯材の複数の部分に切断することとを含むことを特徴とする請求項19記載の方法。開封帯をフィルムに沿って平行にかつ互いに横方向に間隔をおいて供することを含むことを特徴とする請求項19または20記載の方法。開封帯の縁部を横断し、開封帯に隣接するフィルムに延びたタブ部の切れ目を形成することを含むことを特徴とする請求項17乃至21いずれか1項記載の方法。開封帯に隣接するフィルムの領域のタブ部の切れ目と交差するが、開封帯に延びていない直線状の切れ目を形成することを含むことを特徴とする請求項22記載の方法。

说明书全文

本発明は、パッケージおよび特にパッケージ用包装材およびそのようなパッケージを含むパッケージに関する。

パッケージは、パッケージを最初に開口する際に取り除かれる封止された外方包装材を含むものが知られている。このような包装材は、包装材を外しやすくし、包装材を2つに分ける開封帯を含み、包装材の少なくとも一方がパッケージから取り除かれる。開封帯は、分離した包装材の一方に付着して、その包装材がパッケージから取り除かれ、もう一方の包装材部分がパッケージの一部に亘って所定の場所に残るようにしてもよい。

本発明のいくつかの実施態様では包装材が提供され、この包装材はフィルムを含み、このフィルムはそれを少なくとも部分的に横断する複数の補強開封帯を有し、各開封帯は、タブ部を含み、包装材は、第1の開封帯のタブ部を引っ張ることによってフィルムの破断を伝播させて第1開封帯に付着しているフィルムの第1部分をフィルムの残りの部分から分離させ、第2開封帯のタブ部を引っ張ることによってフィルムの第2の破断を伝播させて第2開封帯に付着したフィルムの第2部分を画定するように構成され、第2開封帯に付着したフィルムの第2部分は、第1部分が第1開封帯と共に取り除かれると、フィルムの残りの部分を含む。

タブ部および第1および第2開封帯は、各開封帯の破断がそれぞれのタブ部が引っ張られる際にフィルムに生じ、互いに実質的に反対方向に延びるように構成してもよい。

フィルムは、第1側部およびこれと反対の第2側部を含んでもよく、補強開封帯は、フィルムの第1および第2側部の1つから延びている。

第1および第2開封帯のタブ部は、フィルムの対向側部に位置して、各開封帯の破断がそれぞれのタブ部を引っ張ったときにフィルムに生じ、互いに実質的に反対方向に延びるようにしてもよい。

脆弱化された線を第1および第2開封帯の間でフィルムに形成してもよい。

各タブ部が切り込みによって各フィルム縁部から区切られてもよい。

開封帯はフィルムに接着されてもよい。

また本発明は、上述の包装材に包まれた少なくとも1つの容器を含むパッケージを提供する。本発明のパッケージは、たばこ産業製品および/または紙巻きタバコ用パッケージであってもよい。

また本発明は、パッケージ用の包装材を製造するための装置を提供し、この装置はフィルム供給部および補強開封帯供給部と、フィルムおよび開封帯材を共に供給して、開封帯材の2つの別個の部分をフィルムに固定する一組のローラーと、1つ以上の切断ナイフとを含み、このナイフは、フィルムがナイフを通って搬送させる際に開封帯とフィルムに間欠的に切れ目を形成するように構成され、さらに切断ナイフは、フィルムの横方向に直線状の切れ目を形成し、フィルムを個々の包装材に分割し、さらに直線状の切れ目に近いところで開封帯にタブ部の切れ目を形成し、各包装材の各開封帯の一端にタブ部を画定する。

フィルム供給部は、装置に供給される連続したフィルムの帯のボビンを含んでもよい。

開封帯材の供給部は、装置に供給される開封帯材の連続したリボンのボビンを1つ以上含んでもよい。

本発明の装置は、スプライシングブレードをさらに含んでもよく、開封帯材の連続したリボンは、このスプライシングブレードに供給され、フィルムに固定される前に複数の開封帯に切断される。

本発明の装置は対の開封帯をフィルムに沿って平行にかつ互いに横方向に間隔をおいて供給するように構成されてもよい。

本発明の装置は、開封帯の縁部を横断して開封帯に隣接するフィルムに延びたタブ部の切れ目を形成するように構成されてもよい。

本発明の装置は、開封帯に隣接するフィルムの領域のタブ部の切れ目と交差するが、開封帯に延びていない直線状の切れ目を形成するように構成されてもよい。

また本発明は、パッケージ用の包装材の製造方法を提供し、フィルムに補強開封帯材からなる2つの個別の部分を貼り付けることと、フィルムの横方向に直線状の切れ目を形成し、フィルムを個別の包装材に分割することと、これら直線状の切れ目の近くで開封帯にタブ部用の切れ目を形成し、各包装材の各開封帯の一端にタブ部を画定することとを含む。

本発明の方法は、ボビンからフィルムの連続した帯としてフィルムを供給することを含んでもよい。

本発明の方法は、1つ以上のボビンから開封帯材の連続したリボンとして上記開封帯の部分を供給することを含んでもよい。

本発明の方法は、スプライシングブレードに開封帯材の連続したリボンを供給することによって補強開封帯材の個々の部分を形成することと、このスプライシングブレードを使用して開封帯材の連続したリボンを補強開封帯材の複数の部分に切断することとを含む。

本発明の方法は、開封帯をフィルムに沿って平行にかつ互いに横方向に間隔をおいて供することを含んでもよい。

本発明の方法は、開封帯の縁部を横断し、開封帯に隣接するフィルムに延びたタブ部の切れ目を形成することを含んでもよい。

本発明の方法は、開封帯に隣接するフィルムの領域のタブ部の切れ目と交差するが、開封帯に延びていない直線状の切れ目を形成することを含んでもよい。

本発明の種々の実施態様を添付図面を参照し、あくまで例示を目的として説明する。

部分的に剥がされ

た包装材を含むパックを示す。

第1の開封帯の一部が取り除かれた図1のパックを示す。

フィルム包装材の第1開封帯と上部が取り除かれた図1および2のパックを示す。

本発明の

第1の実施態様の包装材を含むパックとパックの一部を拡大して示した図。

図1〜図3で示す包装材を製造し、この包装材でパッケージを包装するための装置の略図である。

製造工程途中の

図1〜図3で示す包装材の一部の第1の図である。

製造工程途中の

図1〜図3で示す包装材の一部の第2の図である。

図5の装置の第1切断ローラーを示す。

図5の装置の第2切断ローラーを示す。

情報開示の目的のみのために、包装材40を含むパックを図1に示し、これはパック1の1つの側壁2で重なり、その重なった部分で熱封止される第1および第2側部43、44を有するフィルム41を含む。フィルム41は、互いに平行でかつ小さい間隔をおいてパック1の周囲に延びた2つの開封帯42a、42bを含む。2つの開封帯42a、42bは、フィルム41に永久的に接着され、フィルム41の第1側部43から反対の第2側部44へと延び、フィルム41とパック1の間に配される。2つの開封帯42a、42bは、それぞれ一端にタブ部45a、45bを有し、これらはその下に位置するフィルム41に接着してなく、それらがタブ部周囲の切れ目によって取り付けられているフィルムの周囲から輪郭が形成されている。

包装材40は、ユーザーがパック1の内容物を取り出したいと思ったとき、取り除かれなければならない。第1部分を取り除く工程を図2および3に示す。ユーザーは、パック1の周囲から外れている(図2に示す)第1開封帯42aのタブ部45aを引っ張り、フィルム41を開口部で破断させ、フィルム41を上部41aおよび下部41bに分離させる。第1開封帯42aは、フィルム41に永久的に付着しているので、フィルム41の下部41b及び第2開封帯42bをパック1に残したまま、フィルム41の上部41aが第1開封帯42aと共にパック1から剥がれる(図3を参照のこと)。ユーザーはその後第2開封帯42bのタブ部45bをパック1から離れるように引っ張り、まずフィルム41を破断させ、第2開封帯と共にフィルム41の下部41bをパック1から引き剥がす。

示の実施態様ではフィルム41は、開封帯42a、42bの間またはこれらに隣接してフィルム41を破断しやすくする脆弱化された線を全く含まない。これにより、よりきれいな外観がパッケージに付与されると共に、使用時に包装材を取り除く間、フィルム41の破断がタブ部45a、45bの周囲の切れ目から通常広がり、開封帯42a、42bに隣接するフィルム41を通って破断し続ける。これとは別にフィルム41は、包装材を取り除く際にフィルム41の破断を案内するために開封帯42a、42bの間またはこれらに隣接して延びた脆弱化された線、例えば型打ちされた、エンボス加工された、刻みが付けられたまたは穿孔された線などを設けてもよい。

装材40は、包装材を剥がす際に所望の方向に破断させやすくするために配向フィルムを含んでもよい。これは、特定の方向に強度が増した内部構造を有するように製せられたフィルムである。配向フィルムは、一方向に比較的容易に破断させることができ、且つこのような破断がフィルム全体に亘って直線状に伝播するが、破断が概ねこの線からずれることがなく、他の如何なる方向にもより高い耐破断性を示す配向性フィルムであってもよい。従って、配向性フィルムを用いることにより、刻み目または切り込みから伝播した破断が容易に直線状の経路を辿ってパックの周囲を周回するようになる。

ここで図4を参照すると、喫煙品のパッケージ1を包む本発明の第1の実施態様の包装材60が示されており、図1〜図3を参照して上述した包装材40と類似しており、同じように互いに平行でかつ小さい間隔をおいてパック1の周囲に延びた2つの開封帯62a、62bを有するフィルム61を含み、2つの開封帯は、V字状の中央に位置する刻み目67で合わさる1つの離れた端部にそれぞれタブ部65a、65bを有する。しかしながら、タブ部65a、65bは、フィルム61の縁部63に形成され、開封帯62a、62bの幅より広い幅を有する。中央の刻み目67から各タブ部65a、65bの反対の側のフィルム63の縁部は、さらに外方の刻み目68を含む。フィルム61は、中央の刻み目67から延び、2つの開封帯62a、62bの間でパック1の周囲で延びる脆弱化された線66を含み、これはミシン目、分割線またはフィルム61の材料を薄くすることによって得られる線であってもよい。

パック1から包装材60を取り除くには第1タブ部65aをパック1から離れるように引っ張る。これによりフィルム61の破断が第1タブ部65aの外方の刻み目68からパック1の周囲に伝播し、フィルム61の場合、脆弱化された線66に沿って破断し、これによりフィルムの条片がこれに付着した第1開封帯62aと共にパック1の周囲から取り外される。フィルム61の上部61aは、第1開封帯62aおよび付着したフィルム61の条片と共にパック1から剥がれる。次に第2タブ部61bが引っ張られ、フィルム61の破断が第2タブ部65bの外方の刻み目68からパック1の周囲に伝播し、これによりフィルムの条片がこれに付着した第2開封帯62bと共にパッケージの周囲から外れ、フィルム61の残りの下方部分61bが剥がれる。第1の実施態様の包装材60の構成により、開封帯62a、62bを使用して包装材60が2つの部分に完全にきれいにそして効率的にパック1から取り外される。またフィルム61は上述した同じ理由で配向フィルムを含んでもよい。

図4には、パックを上から見たときに、開封帯62a、62bがパックの周囲を反時計回りに破断させるか、あるいはパックの前面(最初に破断が伝播するパックの主面)を横断して左から右に破断するように構成された包装材60が示されている。しかしながら、当然のことながら本発明はこの特定の構成に限定されるものではなく、パックを上から見たときに、開封帯62a、62bがパックの周囲を時計回りに破断させることで、最初に破断が伝播するパックの主面を横断して破断が右から左に進行するように、上記と逆の構成とすることも等しく可能である。

喫煙品の単一のパックを包む包装材に関する本発明の実施形態を上に示して説明してきたが、このような本発明の包装材は、「剥き出し」又は箱入りのいずれかで束ねられた喫煙品の複数の包装品(例えば喫煙品の10個又は20個の包装品)の周囲や、ブリキ缶又は他の容器(例えばスヌースの容器)の周囲等の別の構成の包装品の周囲の外部包装材としても使用できるものである。さらに、このような本発明の包装材で包まれる1つ又は複数の容器は、必ずしも平行六面体形状である必要はなく、例えば円筒形容器等の他の形状を有してもよい。喫煙品の包装品用の包装材、又は種々の実施形態の外方包装材を有する喫煙品の包装として本発明の種々の実施形態が上に示されて説明されている。しかしながら、本発明はこのような用途に限定されるものではなく、他のあらゆる非タバコ産業での用途の包装材及び包装にも等しく適用可能であることが分かるであろう。

上記の実施形態では、包装材は、その重ね合わせ部が継ぎ目に沿って熱封着されるものとして説明されている。しかしながら、本発明はこのような封着手段に限定されるものではなく、糊や他の接着剤等の代替手段も本発明の範囲に含まれる。

上述の実施態様では 開封テープは、各フィルムに付着されるものとして説明されているが、本発明はこのような構造に限定されるものではなく、代わりに、開封テープは各フィルムに熱封着されてもよく、あるいは各フィルムへの他の封着手段を有してもよい。また、開封テープは、包装材がパックを包んだときの包装材の内側の面に設けられるものとして説明されているが、開封テープは、各包装材の外側にも等しく設けられてもよい。

上記の本発明の包装材のフィルム及び開封帯は、以下に限定されるものではないが、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、酢酸セルロースフィルム、テレフタル酸ポリエチレン(PET)、ポリエチレン酸化物(PEOX)、ポリエチレン、セロファン、Natureflex(登録商標)又はポリ乳酸(PLA)を含む種々の材料から製造してもよい。また、このような材料を組み合わせてフィルム/開封帯にそれぞれ用いてもよい。さらに、包装材に用いられるフィルム及び/又は開封帯の材料は、厚さが約200ミクロン〜約4ミクロンのものであってもよい。

図1〜図3を参照して上述した包装材40の製造装置300が図16に模式的に示されており、この製造装置300は、フィルムボビン301、一対のテープアプリケーションローラー303、第1の一対の案内ローラー304、第1の一対の切断ローラー305、第2の一対の切断ローラー306、第2の一対の案内ローラー307および包装部308を含む。包装材40は、2つの別個の開封帯42a、42bを含むので、装置300は、第1および第2テープボビン302a、302bを含む 。

フィルム309の連続帯がフィルムボビン301からテープアプリケーションローラー303に供給されると共に、開封テープ310a、310bの連続帯がテープボビン302a、302bからテープアプリケーションローラー303に供給されることで、開封テープ310a、310bがフィルム309の帯に付着される。開封テープ310a、310bの一方の面に予め接着剤が塗布されていてもよく、あるいは接着剤をこの一方の面にテープボビン302a、302bとテープアプリケーションローラー303の間にある接着剤塗布部(図示略)で塗布してもよい。

図5の位置P3における、開封テープ310a、310bが付着された連続フィルム309の一部の図が図6に示されている。ここで開封テープ310a、310bの間隔を分かりやすくするために図1〜3開封テープ42a、42bの間隔と比べて誇張して示している。

テープアプリケーションローラー303を通過した後、フィルム309の帯がこのフィルム309の帯の装置300への供給速度を制御する第1の1対の案内ローラー304を通過する。

フィルム309の帯は、刃付きローラー305aと相対ローラー305bを含む第1の1対の切断ローラー305を通過する。図8に示す刃付きローラー305aは、開封テープ310a、310b及びフィルム309に切れ目312を形成する形状及び位置に設けられた1対のブレード311a、311bを含み、ブレード311a、311bは、概ねC字形の切れ目を形成するように構成されている。

その後、フィルム309の帯は、刃付きローラー306aと相対ローラー306bを含む第2の1対の切断ローラー306を通過する。第2の刃付きローラー306aは図9に示されており、この刃付きローラー306aは、フィルム309の帯を横断して切断するように構成された一連の直線ブレード315を含む。切断部316は、フィルム309の帯を横断して延びるが、フィルム309の両側に小さい非切断片領域317を残す。また、ブレード315は、タブ部領域45a、45bを横切って切断しないように構成されており、図1〜3に示した包装材40を形成するフィルム309の帯を示す図7に、第2の1対の切断ローラー306を離れた後の(図5の位置P4における)成形されたフィルム309の帯が示されている。包装材40に形成されたC字形切断部312を見ると、直線状の切断部316は、フィルム309のC字形切断部の両端部318と交差して、開封帯42a、42bのタブ部45a、45bを確実に前の包装材40から完全に分離させるが、この線状の切断部316は、完成した包装材40のタブ部45a、45b又は開封帯42a、42bが弱くなるのを避けるために、開封帯310a、310bの範囲内には延びていない。

切断されたフィルム309の帯が第2の1対の切断ローラー306を通過した後、このフィルム309の帯はさらなる1対の案内ローラー307を通過して包装部308に送り込まれ、ここで矢印C方向に喫煙品のパックが連続して供給され、各パックが末端の包装材40の中央部に押し込まれることでタブ部領域317が断裂してこの包装材40がフィルム309の帯から分離され、その後、パック1が包装材40で包まれて密封される。

第2の刃付きローラー306aは、フィルム309の帯の両縁部の近傍に非切断片領域317を残すように構成されているが、代わりに、直線状の切断部316はフィルム309の帯の両縁部まで全体に横断して延び、パック包装工程の前に個々の包装材40を互いに完全に分離させてもよい。

各1対の切断ローラー305、306によってフィルム309の帯に切れ目が形成されると説明したが、代わりに、カムに取り付けられた刃とベアリング又はローラーの間にフィルム309の帯が通され、この刃が往復移動することで、通過するフィルム309の帯に沿って断続的に所望の切れ目が形成されるようにしてもよい。このような構成では、刃は、フィルムに切断部を打ち込む板に取り付けられてもよい。

各開封テープ310a、310bを別々のボビン302a、302bから供給する代わりに、単一のボビンから複数の開封テープが供給されることも考えられる。さらに、単一の幅広の開封テープ材料の帯が、この開封テープ材料を長手方向に切断して、その後にフィルムに供給してこのフィルムに付着させることができる所望の数の開封テープを形成することが可能なスプライシングローラー又は他の接合手段に供給されることも考えられる。

本明細書で用いられる用語「喫煙品」は、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ又はタバコ代替品のいずれを基礎材料としているかにかかわらず、紙巻きタバコ、葉巻タバコ及びシガリロ等の喫煙することができる製品、並びに加熱するが燃焼させない製品を含む。喫煙品は、喫煙者によって吸引される気流用のフィルターを備えるものであってもよい。

タバコ産業製品とは、典型的には、a)紙巻きタバコ、シガリロ、葉巻タバコ、パイプ用又は手巻き式紙巻きタバコ用のタバコ(タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ又はタバコ代替品のいずれを基礎材料としているかにかかわらない)、b)嗅ぎタバコ、スヌース、固形タバコ及び加熱するが燃焼させない製品等の、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ又はタバコ代替品を組み込んだ非喫煙品、並びにc)吸入器、錠剤及びガム等の他のニコチン供給システムを含む、タバコ産業で製造又は販売されるあらゆる物品を指す。この品目は排他的なものではなく、単にタバコ産業で製造及び販売される製品の範囲を例示するものである。

種々の問題に対処して当業技術を向上させるために、本明細書の全体は、例として、特許請求の範囲に規定される1つ又は複数の発明が実施され、優れた包装材を提供することができる種々の実施形態を示す。本明細書に開示した利点及び特徴は、実施形態の代表的な例に過ぎず、非包括的且つ/又は非排他的なものである。これらは、特許請求の範囲に規定される原理の理解を助け、この原理を教示するために提示されているに過ぎない。当然のことながら、これらが特許請求の範囲に規定される全ての発明を代表するものではない。従って、本明細書に開示した特定の態様については、本明細書では説明していない。代替実施形態が本発明の特有の部分に示されていないかもしれないこと、あるいは、説明しなかったさらなる代替実施形態を一部に用いることができるかもしれないことは、それらの代替実施形態に関する権利の部分放棄と看做されるべきではない。それらの説明しなかった実施形態の多くは本発明の同じ原理を取り入れたものであり、それ以外のものは均等物であることが分かるであろう。従って、本明細書の開示の範囲及び/又は趣旨から逸脱することなく、他の実施形態を用いることができ、且つ変更を加えることができることを理解すべきである。そのため、全ての例、実施例及び/又は実施形態は、本明細書の全体を通じて非限定的なものと看做される。また、本明細書で説明したこれらの実施形態について、紙面及び繰り返しを削減することを目的としたもの以外で本明細書で説明しなかった実施形態と比較して、如何なる推定もすべきではない。種々の実施形態は、適宜、本明細書に開示された要素、成分、特徴、部分、工程、方法等の種々の組み合わせを備えてもよく、これらの組み合わせにより構成されてもよく、本質的にこれらの組み合わせにより構成されてもよい。開示された特徴、要素、実施例等のいくつかは、互いに矛盾し、それらが1つの実施形態に同時に存在することはできないかもしれない。同様に、いくつかの特徴は、本明細書に開示した1つの態様には適用できるが、他の態様には適用できない。さらに、本明細書は、現時点では特許請求の範囲に規定していない他の発明を含む。出願人は、現時点では特許請求の範囲に規定していないそれらの発明に対して、それらの発明を特許請求の範囲に規定する権利及び追加出願、継続出願、一部継続出願、分割出願等をする権利を含む全ての権利を有する。従って、本明細書に開示した利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって画定される本明細書の開示を限定するもの、又は特許請求の範囲の均等物を限定するものと看做されるべきでないことを理解すべきである。

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