Handle and upper handle reinforcement for cardboard carton

申请号 JP2006509116 申请日 2004-10-12 公开(公告)号 JP2006525920A 公开(公告)日 2006-11-16
申请人 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド; 发明人 エル. シュスター,リチャード,;
摘要 重荷重を運搬するための完全閉鎖型カートンであって、カートンの上端部フラップ内に 位置 するハンドル開口用の補強インサートを設けた完全閉鎖型カートン。 厚紙補強インサートは、カートンの上部パネルを横切るブリッジとして延在し、それにより、重荷重を運搬するときの上端部フラップ内のハンドル開口の引き裂け及びカートンの上部パネルの引き裂けを防止することができる。 カートンは上部パネルに、隣接する側部パネル内に延出することができる1つ又は複数のディスペンサを有してもよい。 上部パネルを横切って延在するインサート内のディスペンサフラップ用に、複数の切り取り線が形成され、それにより、カートン内の瓶等の容器に容易に手が届くことができるようにしてもよい。 厚紙補強インサートは、各上端部フラップ内のハンドル開口より大きい開口を有し、それにより、厚紙ブランクからカートンスリーブを形成する際の厚紙インサートの整合の不正確さを調整することができる。 厚紙インサートが上部パネルを横切って延在し、上部パネル内に1つ又は複数のディスペンサが形成されるとき、複数の切り取り線を使用してインサート内にフラップを形成し、それにより、上部パネルを横切って延在するインサートを形成中のカートンスリーブ内に挿入する際の不正確さを補償することができる。
权利要求
  • 複数の容器を運搬するための、2つの端部を有する厚紙カートンであって、
    (a)底部パネル、上部パネル、及び折り線で該上部パネルに取り付けられる隣接側部パネルを備え、該カートンの各端部は、折り線で前記上部パネルに取り付けられる上端部フラップ、各側部パネルに折り曲げ可能に取り付けられる側端部フラップ、及び前記底部パネルに折り曲げ可能に取り付けられる底端部フラップによって閉鎖され、閉鎖位置において前記フラップを該カートンの各端部上に固定する手段を有しており、
    (b)該カートンは、前記フラップを前記閉鎖位置に固定した状態で容器を装填するときに該カートンを運搬するために、少なくとも1つの上端部フラップ内にハンドル開口を有し、該カートンの、前記上端部フラップと同一端部にある各側端部フラップが、前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口と十分に整合する開口を有し、それにより、装填済みの該カートンを運搬するために、人の手を前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口と前記側端部フラップ内の整合開口とに通すことができるようにしており、
    (c)該カートンは、前記上端部フラップ内にハンドル開口を有する該カートンの各端部で、(I)前記上端部フラップ及び(II)前記側端部フラップの少なくとも一方に固定手段によって固定される厚紙インサートを有し、該インサートは、前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口と前記側端部フラップ内の開口とに十分に整合する開口を有し、それにより、該カートンの両端部を前記閉鎖位置に固定した状態で容器を装填するときに該カートンを運搬するために、人の手をすべての整合開口に挿入することができるようにしており、前記厚紙インサート及び前記側端部フラップは、ハンドル開口を有する前記上端部フラップを補強し、それにより、容器を装填した該カートンを前記上端部フラップの少なくとも1つに設けられるハンドル開口によって運搬しているとき、前記ハンドル開口の統合性を保持することができる、複数の容器を運搬するための、2つの端部を有する厚紙カートン。
  • 各上端部フラップにハンドル開口を有する、請求項1のカートン。
  • 前記インサートをカートン及び前記フラップに合わせて固定するための前記固定手段は、接着剤である、請求項1のカートン。
  • 前記インサートは、前記上端部フラップ内にハンドル開口を有する該カートンの各端部の各側端部フラップに固定手段によって固定される、請求項1のカートン。
  • 前記厚紙インサートは、ハンドル開口を有する各上端部フラップに固定手段によって固定される、請求項1のカートン。
  • 各上端部フラップは、厚紙インサートを固定手段によって固定するハンドル開口を有する、請求項5のカートン。
  • 各上端部フラップは、内面及び外面を有し、前記厚紙インサートは、各上端部フラップの前記内面に固定される、請求項6のカートン。
  • 各インサートは、該インサートを固定する前記上端部フラップの対応の前記ハンドル開口より大きい開口を有する、請求項7のカートン。
  • 相互接続された切り取り線であって、前記上部パネルに設けられて、少なくとも1つの側部パネル内へ延出し、それにより、切り開いたときに該カートンから容器を取り出すことができるようにするディスペンサフラップを形成する、相互接続された切り取り線を有する、請求項8のカートン。
  • 前記相互接続された切り取り線は、各側部パネル内へ延出し、且つ前記上部パネル内で相互接続され、それにより、2つのディスペンサフラップを形成する、請求項9のカートン。
  • 前記相互接続された切り取り線上の、2つのフラップを形成する位置に近接する切り取り線によってフィンガフラップが形成され、それにより、該フィンガフラップを開くとき、前記相互接続された切り取り線を切り取って前記ディスペンサフラップのいずれか一方、又は両方を開いて、該カートンから容器を取り出すことができる、請求項10のカートン。
  • 前記インサートはまた、一方の上端部フラップから他方の上端部フラップまで前記上部パネルを横切って延在する、請求項6のカートン。
  • 前記インサートは、各上端部フラップの対応の前記ハンドル開口より大きい開口を有する、請求項12のカートン。
  • 前記インサートは、前記上部パネル及び各上端部フラップ間の前記折り線に近接する折り線を有し、前記インサートの各折り線には、該折り線に沿って複数の開口が点在し、それにより、該カートンの各端部での前記上端部フラップの閉鎖及び固定を容易にしている、請求項13のカートン。
  • 各上端部フラップ及び前記上部パネルは、内面及び外面を有し、前記インサートは、前記上部パネル及び前記上端部フラップの前記内面に接着剤で固定される、請求項14のカートン。
  • 相互接続された切り取り線であって、少なくとも1つのディスペンサフラップを形成するために前記上部パネルに設けられて、前記フラップを開くとき、容器を該カートンから取り出すことができるようにする、相互接続された切り取り線を有し、前記インサートは、前記上部パネルの前記相互接続された切り取り線に近接する位置にある対応の相互接続された切り取り線を有し、それにより、前記上部パネル内の前記ディスペンサフラップと一緒に開くことができる近接するフラップを形成する、請求項15のカートン。
  • 相互接続された切り取り線であって、2つのディスペンサフラップを形成するために前記上部パネルに設けられて、1つのディスペンサフラップを開くとき、容器を該カートンから取り出すことができるようにする、相互接続された切り取り線を有し、前記インサートは、前記上部パネルの前記相互接続された切り取り線に近接する位置にある対応の相互接続された切り取り線を有し、それにより、前記上部パネル内の前記ディスペンサフラップに近接するフラップを形成することができ、前記上部パネル内の1つのディスペンサフラップを開くとき、前記インサートの前記近接するフラップが開く、請求項14のカートン。
  • 前記相互接続された切り取り線に隣接する前記上部パネルの切り取り線で形成されるフィンガフラップと、前記上部パネルの前記フィンガフラップと少なくとも同じ大きさである前記インサート内の対応の開口とを有する、請求項17のカートン。
  • 前記インサートは、該インサートの前記相互接続された切り取り線の少なくとも大部分に平行な複数の補助切り取り線を有し、それにより、前記相互接続された切り取り線及び補助切り取り線の組み合わせは、前記上部パネル内の前記ディスペンサフラップに対して、前記上部パネル内の前記近接するディスペンサフラップを開くとき、前記インサート内のフラップの開放を妨げないようにする位置にある、請求項18のカートン。
  • 前記インサートは、該インサートの前記相互接続された切り取り線の大部分に平行な位置にある複数の補助切り取り線を有し、それにより、前記インサート内の前記フラップを切り取ることができ、それにより、それが切り開かれて、切り取りによって形成される前記開口内に延在して、前記上部パネルの前記近接するディスペンサフラップを開くことができ、前記補助切り取り線は、前記インサートが前記上部パネルに対して位置設定されて固定されるときのわずかな不整合を補償するような位置にある、請求項18のカートン。
  • 複数の容器を運搬するための、2つの端部を有する厚紙カートンであって、
    (a)底部パネル、上部パネル、及び折り線で該上部パネルに取り付けられる隣接側部パネルを備え、該カートンの各端部は、折り線で前記上部パネルに取り付けられる上端部フラップ、各側部パネルに折り曲げ可能に取り付けられる側端部フラップ、及び前記底部パネルに折り曲げ可能に取り付けられる底端部フラップによって閉鎖され、閉鎖位置において前記フラップを該カートンの各端部上に固定する手段を有しており、
    (b)該カートンは、前記フラップを前記閉鎖位置に固定した状態で容器を装填するときに該カートンを運搬するために、少なくとも1つの上端部フラップ内にハンドル開口を有し、該カートンの、前記上端部フラップと同一端部にある各側端部フラップが、前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口と十分に整合する開口を有し、それにより、人の手を前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口と前記側端部フラップ内の整合開口とにはめ込むことができるようにしており、
    (c)該カートンは、固定手段によって前記上部パネル及び少なくとも1つの上端部フラップに固定される厚紙インサートを有し、該インサートは、前記上端部フラップ内のハンドル開口、及び該カートンの同一端部の前記側端部フラップ内の開口と十分に整合する開口を有し、それにより、該カートンの両端部を前記閉鎖位置に固定した状態で容器を装填するときに該カートンを運搬するために、人の手をすべての整合開口に挿入することができるようにしており、前記厚紙インサート及び前記側端部フラップは、ハンドル開口を有する前記上端部フラップを補強し、それにより、容器を装填した該カートンを前記上端部フラップの少なくとも1つに設けられるハンドル開口によって運搬しているとき、前記ハンドル開口の統合性を保持することができる、複数の容器を運搬するための、2つの端部を有する厚紙カートン。
  • 各上端部フラップにハンドル開口を有する、請求項21のカートン。
  • 前記上端部フラップ及び前記上部パネルは、内面及び外面を有し、前記インサートは、前記上部パネル及び前記上端部フラップの前記内面に固定される、請求項22のカートン。
  • 前記インサート内の各開口は、該カートンの同一端部の前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口よりわずかに大きく、それにより、前記上部パネル及び前記上端部フラップに対して位置設定されて固定されるときの前記インサートの整合の不正確さを補償することができる、請求項23のカートン。
  • 前記インサートを前記上部パネル及び前記上端部フラップに固定する前記手段、及び前記フラップを該カートンの各端部に固定する前記手段は、接着剤である、請求項24のカートン。
  • 前記インサートは、前記上部パネル及び各上端部フラップ間の折り線に近接する折り線を有し、前記インサートの各折り線には、該折り線に沿って複数の開口が点在し、それにより、前記上端部フラップの閉鎖及び該カートンの各端部への前記上端部フラップの接着を容易にしている、請求項25のカートン。
  • 前記上部パネルは、少なくとも1つのディスペンサフラップを形成するための切り取り線を有し、前記インサートは、前記上部パネル内の前記ディスペンサフラップに近接するフラップを形成するための近接する切り取り線を有し、それにより、前記ディスペンサフラップ及び前記インサート内の前記近接するフラップを開くとき、該カートンから容器を取り出すための開口が形成される、請求項25のカートン。
  • 前記インサートの前記対応の切り取り線から狭い間隔をおいてそれらに平行であって、前記切り取り線の大部分に沿って位置する複数の補助切り取り線が設けられており、前記切り取り線及び補助切り取り線は、前記インサート内の前記近接するフラップを前記上部パネル内の前記ディスペンサフラップと一緒に開くことができるような間隔且つ配置にあり、前記インサート内の前記フラップは、前記上部パネル内の前記ディスペンサフラップを開くことによって形成される開口内へ開き、前記切り取り線及び補助切り取り線は、前記インサートをわずかに不正確な位置で前記上部パネルに固定した場合でも、前記ディスペンサフラップと前記インサート内の前記近接するフラップとを容易に開くことができるようにする、請求項27のカートン。
  • 前記上部パネルの、前記ディスペンサフラップを形成する前記切り取り線に隣接する位置にフィンガフラップが形成され、該フィンガフラップは、切り取り線で形成され、前記インサートは、前記フィンガフラップに対応する位置に開口を有し、該開口は、前記フィンガフラップよりわずかに大きく、それにより、前記インサートを前記上部パネルに固定する際のわずかな不正確さが、人の指で前記フィンガフラップを前記インサートの前記開口に押し込み、それにより、前記ディスペンサフラップと前記インサート内の前記近接するフラップとの開放を開始することを妨害しないようにする、請求項28のカートン。
  • 前記上部パネル内に二個組ディスペンサフラップを有し、各フラップを形成する前記切り取り線の一部分が、他方のディスペンサフラップを形成する前記切り取り線の一部分と共通であり、前記インサートは、前記上部パネル内の前記二個組ディスペンサフラップに近接する二個組フラップを有し、前記インサート内の各フラップを形成する前記切り取り線の一部分が、前記インサート内の他方のフラップを形成する前記切り取り線の一部分と共通である、請求項28のカートン。
  • 前記インサート内の各フラップを形成する切り取り線の、前記インサート内の前記他方のフラップを形成する前記切り取り線と共通である少なくとも大部分が、前記切り取り線から狭い間隔をおいてそれらに平行である補助切り取り線を有し、それにより、いずれか一方のディスペンサフラップと前記インサート内の前記近するフラップとの開放を容易にしている、請求項30のカートン。
  • 前記上部パネルの前記切り取り線の前記共通部分、及び前記インサートの前記切り取り線の前記共通部分は、該カートンの各端部に少なくともほぼ垂直である、請求項31のカートン。
  • 前記上部パネル内の前記フィンガフラップは、前記切り取り線の前記共通部分に隣接している、請求項32のカートン。
  • 複数の容器を運搬するための、2つの端部を有する厚紙カートンであって、
    (a)底部パネル、上部パネル、及び折り線で該上部パネルに取り付けられる隣接側部パネルを備え、該カートンの各端部は、折り線で前記上部パネルに取り付けられる上端部フラップ、各側部パネルに折り曲げ可能に取り付けられる側端部フラップ、及び前記底部パネルに折り曲げ可能に取り付けられる底端部フラップによって閉鎖され、閉鎖位置において前記フラップは接着剤で互いに固定され、
    (b)該カートンは、前記フラップを前記閉鎖位置に固定した状態で容器を装填するときに該カートンを運搬するために、各上端部フラップ内にハンドル開口を有し、該カートンの、前記上端部フラップと同一端部にある各側端部フラップが、前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口と十分に整合する開口を有し、それにより、人の手を前記上端部フラップ内の前記ハンドル開口と前記側端部フラップ内の整合開口とに通すことができるようにしており、
    (c)前記上部パネル及び前記上端部フラップは、内面及び外面を有し、該カートンは、前記上部パネル及び各上端部パネルの前記内面に接着剤で固定される厚紙インサートを有し、該インサートは、各上端部フラップ内の前記ハンドル開口に近接するが、それよりわずかに大きい開口を有し、前記インサートは、前記上部パネル及び各上端部フラップ間の前記折り線に近接する折り線を有し、前記インサートの各折り線には、該折り線に沿って複数の開口が点在し、それにより、前記上端部フラップの閉鎖及び該カートンの各端部への前記フラップの接着を容易にしており、
    (d)前記上部パネルは、前記上端部フラップに少なくともほぼ垂直である、2つの端部を有する共通切り取り線によって形成される二個組ディスペンサフラップを有し、前記共通切り取り線に沿って切り取り線でフィンガフラップが形成され、各ディスペンサフラップは、各上端部フラップ付近の切り取り線であって、前記共通切り取り線の端部から斜めに一定距離にわたって最も近い端部フラップの方に延出してから、最も近い側部パネルの方に向きが変わる切り取り線によって画定され、前記側部パネル及び前記上部パネル間の折り線がヒンジを形成し、それにより、前記ディスペンサフラップの開放を容易にしおり、前記インサートは、対応の切り取り線と、前記上部パネル内の前記フィンガフラップと整合するが、わずかに大きい寸法の開口とを有する、複数の容器を運搬するための、2つの端部を有する厚紙カートン。
  • 前記インサートの前記対応の共通切り取り線は、該共通切り取り線から狭い間隔をおいた平行な補助切り取り線を有し、前記インサートの、側部パネルの方に延出する対応の各切り取り線は、平行な補助切り取り線を有し、前記インサートの前記補助切り取り線は、前記インサートを前記上部パネルに位置設定して固定する際の不正確さを補償することにより、前記近接するディスペンサフラップを開いているとき、前記インサート内の各フラップの開放を容易にする、請求項34のカートン。
  • 说明书全文

    [発明の分野]
    本発明は包括的には、各端部に運搬用ハンドル開口を有する閉鎖型厚紙カートンであって、厚紙インサートで補強されて、運搬用ハンドル開口が引き裂けることなく、瓶等の充填済み容器の重荷重を運搬することができる閉鎖型厚紙カートンに関する。 厚紙インサートは、一方の端部フラップ内の運搬用ハンドル開口から上部パネルを横切って他方の上端部フラップ内の運搬用ハンドル開口までブリッジとして延在し、それにより、カートンを単一の運搬用ハンドルだけで運搬している場合でも、運搬中に運搬用ハンドル開口及び上部パネルが引き裂けないようにすることができる。 このカートンは、インサートのブリッジが上部パネルを横切って延在している場合でも、上部パネルに1つ又は複数のディスペンサを有してもよい。

    [発明の背景]
    上端部フラップ内に運搬用ハンドル開口を有する完全閉鎖型厚紙カートンが以前から使用されてきた。 これらのカートンに缶又は瓶を詰めて、人が手を両方の運搬用ハンドル開口に、場合によっては一方の運搬用ハンドル開口だけに挿入することによって運搬することができる。 しかしながら、充填済み瓶等の容器の荷重が非常に重い場合、厚紙カートン内のこれらの運搬用ハンドル開口が、上端部フラップ及び上部パネル内へ裂けて、結果的にカートンが部分的に破れ、容器の一部又は全部が落下する傾向がある。 したがって、重荷重の運搬に使用される、上端部フラップ内にハンドルを有する完全閉鎖型カートンは、段ボールで構成されることが多い。

    厚紙カートンの上端部フラップ内の運搬用ハンドル開口を補強し、それにより、厚紙カートンで充填済み瓶の重荷重を運搬することができるようにする、補強方法を見つけることが望ましい。 上端部フラップ内の運搬用ハンドル開口が裂けるとき、やはり裂ける傾向がある上部パネルを補強する方法を開発することも望ましい。

    厚紙カートンの上部パネルを補強しながら、瓶又は他の種類の容器を小出しするための1つ又は2つのディスペンサを上部パネルに設ける方法を提供することが望ましいであろう。

    [発明の概要]
    本発明の一実施形態では、容器の重荷重を運搬するための完全閉鎖型カートンが提供される。 カートンは、上部パネル、及び折り曲げ可能に取り付けられた上端部フラップを有し、カートンを運搬するために、少なくとも1つのフラップにハンドル開口が設けられている。 上端部フラップ内のハンドル開口と整合する開口を有する厚紙インサートが、上端部フラップ内のハンドル開口を補強するために設けられている。 カートンは、上端部フラップ内のハンドル開口と整合する開口を有する側端部フラップを有してもよい。 ハンドル開口を有する厚紙インサートを側端部フラップの両方に取着して、隣接する上端部フラップ内のハンドル開口を補強することができるであろう。

    インサートを上端部フラップに取着することが好ましい。 インサートを構成するとき、それが上端部フラップ内のハンドル開口より大きい開口を有し、それにより、インサートと上端部フラップとの整合の不正確さを許容できるようにすることが好ましい。 本実施形態のカートンは、上部パネルに、隣接する側部パネル内へ延出することができる1つ又は複数のディスペンサフラップを有することができる。 ディスペンサフラップは切り取り線で形成され、これら切り取り線を切り取ることにより、カートン内の容器に手が届く。

    厚紙インサートを上端部フラップに、好ましくは接着剤で取り付けて、カートンの端部を閉鎖したとき、少なくとも3層の厚紙が存在し、それにより、容器の重荷重を1つの上端部フラップ内のハンドル開口、又は両方の上端部フラップ内のハンドル開口によって運搬するとき、上端部フラップ内のハンドル開口の引き裂けを防止することができる。

    本発明の別の実施形態では、多数の充填済み瓶等の容器の重荷重を運搬するために、上端部フラップ内にハンドル開口を有する完全閉鎖型カートンが提供される。 このカートンは、上記の第1実施形態用のブランクと同様なブランクから構成される。 しかしながら、このカートン用の厚紙インサートは、1つの上端部フラップに固定されるだけでなく、ブリッジとして上部パネルを横切って延在して、カートンの他端部の上端部フラップに固定される。 このカートンの上端部フラップ内の対応のハンドル開口と整合するように、インサートの各端部に開口が設けられている。 インサート内の開口は、上端部フラップ内のハンドル開口よりわずかに大きく、それにより、製造中にカートンスリーブ内にインサートを整合させる際の不正確さを許容することができる。 インサートの整合の不正確さを許容するために、インサートの縁部間の距離を、上部パネルの幅よりわずかに小さくしてもよい。

    インサートを上端部フラップ及び上部パネル間の折り線に沿って折り曲げることが困難であろうから、インサート内のこの折り線に沿って開口を形成し、それにより、2層の厚紙の折り曲げを容易にしてもよい。

    本実施形態のカートンは、切り取り線で上部パネル内に形成される1つ又は複数のディスペンサフラップを有することができ、これを開いて、カートン内の容器に消費者の手が届くことができる。 1つの切り取り線に沿って、また二個組ディスペンサフラップの場合、フラップ間の共通切り取り線に沿ってフィンガフラップを形成し、これにより、消費者が一方又は両方のディスペンサフラップを開くことができる。 対応のフラップがインサート内に設けられている。 インサート内にフラップを形成するために、複数の切り取り線を使用し、これにより、上部パネルに取着して固定したときのインサートの整合の不正確さを許容することができるようにしてもよい。 上部パネル内のディスペンサフラップを開くとき、インサート内の対応のフラップを開くことが必要である。 したがって、インサート内にフラップを形成する際の切り取り線の一部が、上部パネル内にディスペンサフラップを形成する切り取り線の内側に位置しなければならない。 フィンガフラップを有する上部パネル内に2つのディスペンサフラップが配置される場合、対応の開口をインサート内に配置し、それにより、人の指がフィンガフラップをインサートの開口内へ押し込み、ディスペンサフラップ及びインサート内の対応のフラップの両方を掴んで開くことができるようにする。 フラップ間に共通切り取り線を有する上部パネル内の二個組ディスペンサの場合、インサート内の対応の切り取り線が補助切り取り線を有し、それにより、上部パネルに対するインサートの不整合を許容できるようにしなければならない。 本実施形態に使用することができる1つの形式のディスペンサの場合、この共通切り取り線は、カートンの端部に基本的に垂直である。 容器の端部に平行である、インサート内にフラップを形成する切り取り線は、複数の平行な切り取り線を有して、これらの切り取り線の少なくとも1つが上部パネル内の対応のディスペンサフラップのパラメータの内側に位置し、それにより、ディスペンサフラップとインサート内のフラップとが一緒に開くことができるようにし、これは、カートン内の容器に手が届くようにするのに必要である。 インサート内のフラップを形成する際の切り取り線のすべてが、上部パネル内に対応のディスペンサフラップを形成する際の切り取り線の外側に位置するならば、上部パネル内にディスペンサフラップを形成するための切り取り線の外側にある上部パネルの近接部分によってインサート内のフラップの移動が制限されるので、ディスペンサフラップ及びインサート内のフラップの両方を開くことが非常に困難になるであろう。

    このカートン用のインサートは、上端部フラップ内のハンドル開口の引き裂けを防止するために3層の厚紙を与えるだけでなく、カートンが重荷重を運搬している時の上部パネル及び上端部フラップの引き裂けを防止するために、インサートの、上部パネルを横切って延在する部分の形のブリッジを提供する。

    図面を参照すれば、本発明の多くの態様をより十分に理解することができる。 図面の構成要素は必ずしも同一縮尺ではなく、代わりに本発明の原理を明確に説明することに重点を置いている。 さらに図面では、同様な参照符号が、幾つかの図を通して対応の部品を表す。

    [好適な実施形態の詳細な説明]
    本発明は、清涼飲料やビール等を容れるために使用される種類の瓶に主に使用することを意図されている。 本発明のカートンは特に、上端部フラップ内の運搬用ハンドル開口によって充填済み瓶の重荷重を運搬するように構成されている。

    図1に示されているように、ブランク10は、厚紙等の折り曲げ可能な材料シートから形成される。 ブランク10は、側部パネル12と、該側部パネル12と折り線16で接続された上部パネル14と、該上部パネル14と折り線20で接続された側部パネル18と、該側部パネル18と折り線24で接続された底部パネル22とを有する。 底部パネル22は、折り線28で接着フラップ26に接続されている。 側縁部フラップ30及び34が、それぞれ折り線32及び36で側部パネル12に接続されている。 上端部フラップ38及び40が、折り線32及び36で上部パネル14に接続されている。 側端部フラップ42及び44が、それぞれ折り線32及び36で側部パネル18に接続されている。 底端部フラップ46及び48が、それぞれ折り線32及び36で底部パネル22に接続されている。

    上端部フラップ38及び40は、それぞれハンドル開口50A及び50Bを有する。 各ハンドル開口は、それぞれ折り線54A及び54Bで上端部フラップ38及び40に接続されたハンドルフラップ52A及び52Bを有してもよい。 側端部フラップ30、34、42及び44は、それぞれのハンドル開口50A及び50Bに対応する開口56A〜56Dを有してもよい。

    それぞれインサート開口60A及び60Bを有する厚紙インサート58A及び58Bが、ブランク10上に取着する前の位置に示されている。 各インサート58A及び58Bは、それぞれの上端部フラップ38及び40上に取着した後が想像線で示されている縁部62A及び62Bを有する。

    ハンドル開口切断線64A及び64Bが、それぞれの上端部フラップ38及び40内に示されている。 切断線66A及び66Bが、インサート58A及び58B内に示されている。 インサート38及び40を上端部フラップ上の適正位置に取着したときのインサート開口用の想像切断線68A及び68B(すなわち、切断線66A及び66Bと同一)が示されている。

    このブランク10から形成されたカートンは、瓶等の容器をカートンから取り出すことができるようにする1つ又は複数のディスペンサを有してもよい。 上部パネル14内と隣接する側部パネル12及び18内とに切り取り線72A及び72Bによって形成されたディスペンサフラップ70A及び70Bが示されている。 両ディスペンサフラップ70A及び70B用の共通切り取り線74が、上部パネル14に示されている。 フィンガフラップ76が、切り取り線78によってこの共通切り取り線74に沿って形成されている。 切り取り線72A及び72Bを斜め切り取り線80A〜80Dによって共通切り取り線74に接続してもよい。

    ブランク10は通常、経済性及び生産性の点から対称的である。 接着フラップ26を側部パネル12に接着することにより、ブランク10をカートンスリーブにする。 このスリーブを形成する過程で、インサート機構がインサート58A及び58Bを上端部フラップ38及び40上の適正位置に挿入して、それらを所定位置に接着する。 これらのインサート58A及び58Bは、それらがカートンの外側になるように挿入することもできるが、美観的理由から、それらをカートンの内側に挿入することが好ましい。 ハンドル開口切断線64A及び64Bがインサート開口用の想像切断線68A及び68Bの内側に位置することから、図示のように、インサート開口60A及び60Bがハンドル開口50A及び50Bより大きいことに注意されたい。 この差は、インサート58A及び58Bの位置設定及び接着において生じる不正確さを許容できるように設計されている。

    このブランク10は、カートンに形成されたとき、各列に4本を並べた3列の瓶を保持することができる。 瓶をカートンスリーブに装填した後、両端部のさまざまな端部フラップを閉じて接着する。 たとえば、カートンの一端部を使用して、側端部フラップ30及び42を内側に折り曲げ、上端部フラップ38及び底端部フラップ46を折り曲げて、側端部フラップ30及び42に接着する。 端部フラップを互いに固定する他の手段、たとえばステープル綴じ等を使用してもよいことを理解されたい。

    瓶を装填したカートンは、カートンを容易に運搬できるように、人が手をハンドル開口50A及び50B、対応のインサート開口60A及び60B、並びに開口56A〜56Dに挿入することにより、容易に運搬することができる。 インサート58A及び58Bを有することにより、ハンドル開口切断線64A及び64B又は折り線54A及び54Bに沿って引き裂けが発生することなく、重い瓶を装填したこのカートンを容易に運搬することができる。

    必要な厚紙インサートの厚さ又は内径は、ブランクを構成する厚紙の内径及び装填する瓶の重量によって決まるであろう。

    このカートンは、単一のハンドル開口だけを設けて構成することもできるが、2つのハンドル開口50A及び50Bがあって、その両方がインサート58A及び58Bによって補強されることが好ましい。 人は時に片手でこれらの装填済みカートンを運搬するので、カートンの引き裂けを生じることなくこれを行うことができるために、インサート58A及び58Bは、ハンドル開口50A及び50Bを補強するのに十分な強度を有する必要があるであろう。

    このカートンは、瓶を取り出すための1つ又は複数のディスペンサを備えてもよい。 二個組ディスペンサを有する完全装填済みカートンが、図2に示されている。 人がフィンガフラップ76を内側に押し込み、且つディスペンサフラップ70A及び70Bのいずれか一方又は両方を開くことにより、これらのディスペンサのいずれか一方又は両方を開くことができる。 人の指の押し込み方向に応じて、共通切り取り線74及び切り取り線72A又は72Bに沿って切り取りが行われる。

    ハンドル開口50Bの補強が、図2に示された装填済みカートンの一端部の破断長手方向断面図である図3に示されており、インサートパネル58Bを所定位置に有する上端部フラップ40と、インサート58B及び側端部フラップ34上に折り曲げられたハンドルフラップ52Bとを示している。 したがって、4層の厚紙により、ハンドル開口52Bの引き裂けが防止される。

    インサートを側端部フラップ30、34、42及び44に付着させるように構成することもできることを理解されたい。 構成しやすくするため、インサート58A及び58Bを上端部フラップ38及び40上に置くことが好ましい。

    本発明の別の実施形態を、図4に示されたブランク及びインサートで説明する。 ブランク110は、厚紙等の折り曲げ可能な材料シートから形成される。 ブランクは、側部パネル112と、該側部パネル112に折り線116で接続された上部パネル114と、該上部パネル114に折り線120で接続された側部パネル118と、該側部パネル118に折り線124で接続された底部パネル122と、該底部パネル122に折り線128で接続された接着フラップ126とを有する。 側縁部フラップ130及び134が、それぞれ折り線132及び136で側部パネル112に接続されている。 上端部フラップ138及び140が、それぞれ折り線132及び136で上部パネル114に接続されている。 側端部フラップ142及び144、並びに底端部フラップ146及び148が、それぞれ折り線132及び136で側部パネル118及び底部パネル122に接続されている。 上端部フラップ138及び140は、折り線154A及び154Bで上端部フラップ138及び140に取り付けられたハンドルフラップ152A及び152Bを有するハンドル開口150A及び150Bを有する。

    側端部フラップ130、134、142及び144は、ハンドル開口150A及び150Bに対応する開口156A〜156Dを有してもよい。

    図4に示された厚紙インサート158は、ブランク110に挿入して固定するための位置にある。 インサート158は、インサート開口160A及び160Bを有する。 インサート158は、上部パネル114並びに上端部フラップ138及び140に固定された適切位置に想像線で示されてもいる縁部162を有する。

    ハンドル開口150A及び150Bは、開口を画定する切断線164A及び164Bを有する。 インサート158も切断線166A及び166Bを有し、インサート158をブランク110上に適正に位置付けたとき、これは想像切断線168A及び168Bとして示されている。

    このブランクから形成されたカートンは、瓶等の容器をカートンから小出しするために開くことができる1つ又は複数のディスペンサフラップを有してもよい。 本実施形態では、切り取り線172A及び172Bによって画定されて共通切り取り線174を共有する2つのディスペンサフラップ170A及び170Bがある

    フィンガフラップ176が、共通切り取り線174に沿って設けられて、二個組ディスペンサフラップ170A及び170Bを開けるのを助ける。 フィンガフラップ176は、切り取り線178によって画定されている。 共通切り取り線174と切り取り線172A及び172Bとの間に斜め切り取り線180A〜180Dを形成して、ディスペンサフラップを開きやすくしてもよい。

    インサート158は上部パネル114並びに上端部フラップ138及び140全体にわたって延在しているので、ブランク110の折り線132及び136に対応する折り線182A及び182Bを設ける必要がある。 これらの折り線182A及び182Bは、インサート158を中央パネル161に取り付けられた側部パネル159A及び159Bに細分割している。 カートンの上端部フラップ138及び140を閉じるとき、インサート158の折り曲げを容易にするために、折り線182A及び182Bに沿って開口184を設けてもよい。

    インサート158は、上部パネル114内のディスペンサフラップ170A及び170Bに対応するフラップ186A及び186Bを中央パネル161内に有する。 上部パネル114内のディスペンサフラップ170A及び170Bと同様に、インサート158内の対応のフラップ186A及び186Bは、共通切り取り線190に集まる切り取り線188A及び188Bによって画定されている。 切り取り線188A及び188Bと共通切り取り線190との間に斜め切り取り線194A〜194Dを設けてもよい。 170A等のディスペンサフラップ及びインサート158内の対応のフラップ186Aを開きやすくするために、切り取り線188A及び188B並びに共通切り取り線190に沿ったさまざまな位置に内側補助切り取り線196を設けてもよい。 インサート158は、上部パネル114内のフィンガフラップ176に対応するフィンガ開口192を共通切り取り線190に沿って有してもよい。

    図1に示されたブランクの場合のように、図4に示されたブランク110は、接着フラップ126を側部パネル112に接着することにより、カートンスリーブにすることができる。 カートンスリーブを形成する過程で、インサート158を上部パネル114並びに上端部フラップ138及び140に隣接する適正位置に置くことができる。 このインサート158をカートンの外側に配置することもできるが、美観的理由から、それをカートンの内側に置くことが好ましい。 インサート機構によってインサートを高速でカートン内に挿入するので、インサート158と、上部パネル114並びに上端部フラップ138及び140との整合に或る程度の不正確さが生じるであろう。 したがって、インサート158の縁部162の側部分が、折り線116及び120から内側に離れた上部パネル114上の想像線162によって示されている。 したがって、インサート158は、上部パネル114ほど幅広ではないように構成される。 さらに、インサート開口160A及び160B内の切断線166A及び166Bの想像線168A及び168Bをハンドル開口切断線164A及び164Bと比較することによって示されているように、インサート開口160A及び160Bはハンドル開口150A及び150Bよりわずかに大きく形成されている。

    このカートンスリーブは、図1に示されたブランクから形成されたカートンスリーブと同様にして、瓶を装填してから閉じられる。 図4に示されたブランクは、4×5配列で20本の瓶を保持するように構成されている。

    カートンスリーブに瓶を装填してから、カートンの両端部で端部フラップを接着することによってカートンスリーブを閉じる。 一例として一端部を使用して、側端部フラップ130及び142を内側に折り曲げ、上端部フラップ138及び底端部フラップ146を折り曲げて側端部フラップ130及び142に接着する。 折り線182A及び182Bに沿った開口184により、厚紙にひだを寄せることなく、インサート158の折り線182A及び182Bを折り曲げやすくなる。 これらの端部フラップを接着によって閉じて所定位置に固定することが好ましいが、ステープル綴じ等の他の手段を使用してもよい。

    図4のブランクからカートンを形成し、図5に示されているように、瓶を装填した後、図2に示されたカートンと同様にしてそれを運搬することができる。 運搬のために、人の手をハンドル開口150A及び150B、インサート開口160A及び160B、並びに開口156A〜156Dに挿入する。

    このカートンは2つのハンドルを有することが好ましいが、人によってはこのカートンを片手で運搬することを好むので、1つのハンドルだけを有するカートンとして構成することもできる。

    図6は、図5の長手方向断面図であって、カートンのハンドル開口150A及び150B並びに上部パネル114の補強を助けるために、インサート158がカートンの上部パネル114に沿ってブリッジをどのように形成するかを示している。 図6に示された断面図の一端部を見ると、4層の厚紙がハンドル開口150Aを保護していることがわかるであろう。 その4層は、上端部フラップ138、インサート158、側端部フラップ130及びハンドルフラップ152Aから成る。

    図5に示されたカートンは、ディスペンサフラップ170A及び170Bを開いたときに形成される二個組ディスペンサを有する。 人がフィンガフラップ176をインサート158内のフィンガ開口192内に押し込むことにより、いずれか一方のディスペンサフラップ170A又は170Bを開くことができる。 インサート158内にフィンガ開口192があることが重要であり、そうでなければ、2層の厚紙を押し込むことが非常に困難であろう。 フラップ186A及び186Bはそれぞれディスペンサフラップ170A及び170Bに接着されるので、カートン内の瓶に手が届くようにするためには、2つの接着されたフラップを開く必要がある。 上部パネル114に対するインサート158の整合が或る程度不正確になり得るため、図7に最もわかりやすく示されているように、フラップ186A及び186B用に内側補助切り取り線196を設けてもよい。 これらの内側補助切り取り線196は、上部パネル114の切り取り線172A及び172Bの内側、及び共通切り取り線174の両側に配置される。 これらの補助切り取り線196をインサートの共通切り取り線190の両側に配置し、それにより、インサート158の共通切り取り線190と上部パネル114の共通切り取り線174との不整合によっていずれか一方のディスペンサフラップ170A及び170Bの開放が妨げられることがないようにすることが好ましい。 これらの内側補助切り取り線196は、ディスペンサフラップ170A及び170Bの開放を助けるために必要に応じて配置することができる。 カートンの端部に対して垂直である(インサート158の)共通切り取り線190の両側にこれらの補助切り取り線196を設けることが好ましい。 内側切り取り線196をインサート158の切り取り線188A及び188Bの内側でカートンの端部に平行に配置することも好ましい。

    本発明の上記実施形態、特に「好適な」実施形態は、考えられる実施例にすぎず、本発明の原理を明確に理解するために述べられているだけであることを強調する必要がある。 本発明の精神及び原理から大きく逸脱することなく、本発明の上記実施形態(複数可)に多くの変形及び変更を加えることができる。 そのような変更及び変形はすべて、本明細書において本開示及び本発明の範囲に含まれ、添付の特許請求の範囲によって保護されるものとする。

    上端部フラップ内に運搬用ハンドル開口を有する完全閉鎖型カートンを形成するブランクと、ブランクから離した、本発明の一実施形態による各開口を補強するための厚紙インサートとを示す平面図である。

    図1のブランク及びインサートから形成されて、瓶を装填したカートンの、二個組ディスペンサフラップ用の切り取り線を示す斜視図である。

    図2のカートンの、厚紙インサートによって補強された運搬用ハンドル開口を有する上端部フラップを示す、断片長手方向断面図である。

    上端部フラップ内に運搬用ハンドル開口を有するカートンを形成するブランクと、ブランクから離した、本発明の別の実施形態による、カートンの運搬用ハンドル開口及び上部パネルを補強するための厚紙インサートとを示す平面図である。

    図4に示されたブランク及び厚紙インサートから形成されて、瓶を装填したカートンの、二個組ディスペンサフラップ用の切り取り線を示す斜視図である。

    図5のカートンの、上部パネル及び上端部フラップの運搬用ハンドル開口を補強する厚紙インサートを示す、長手方向断面図である。

    図4に示された上部パネル及び上端部フラップの、厚紙インサートをこのパネル及びフラップ上の適正位置に取着したときの拡大断片詳細内部図である。

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