Enclosing and sealing system

申请号 JP2012037307 申请日 2012-02-23 公开(公告)号 JP2013170006A 公开(公告)日 2013-09-02
申请人 Riso Kagaku Corp; 理想科学工業株式会社; 发明人 YABUNE HIROKAZU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To judge whether or not an adhering position of an envelope paper is present at an appropriate position.SOLUTION: This enclosing and sealing system comprises a passing volume sensor 19 for detecting a passing volume of envelope papers conveyed on a conveying path, an adhering position calculating part 71 for calculating an adhering position where adhering parts are present at the envelope papers in response to the passing volume detected by the passing volume sensor 19, and a judgement part 72 for judging whether or not the envelope papers are conveyed under their correct forward or rearward orientations in response to an adhering position calculated at the adhering position calculating part 71 and an adhering position on the basis of an enclosing and sealing setting.
权利要求
  • 封入封緘設定に基づき、貼着部を備えた封筒用紙を用いて封入封緘物を作成する封入封緘システムであって、
    搬送路上を搬送される前記封筒用紙の透過量を検出する透過量検出手段と、
    前記透過量検出手段により検出された透過量に基づいて前記封筒用紙における前記貼着部が存在する貼着位置を算出する貼着位置算出手段と、
    前記貼着位置算出手段により算出された貼着位置と、前記封入封緘設定に基づく貼着位置とから、前記封筒用紙が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする封入封緘システム。
  • 前記貼着位置算出手段は、前記封筒用紙を搬送方向に複数に分割した領域毎に、前記透過量検出手段が検出した透過量を積算することにより、前記貼着位置を算出する ことを特徴とする請求項1記載の封入封緘システム。
  • 前記判定手段は、
    前記封入封緘設定に基づいた貼着位置と、前記貼着位置算出手段が算出した貼着位置とが、前記搬送方向において対照の位置関係にあるか否かを判定する ことを特徴とする請求項1または2記載の封入封緘システム。
  • 说明书全文

    本発明は、封筒用紙を折り畳んで自動的に封入封緘物を作成する封入封緘システムに係り、より具体的には、搬送される印刷用紙の前後方向が適正か否かを判定する封入封緘システムに関する。

    一般的に、画像データに基づいて複数のインクジェットヘッドからインクを吐出することにより、給紙トレイから搬送された印刷用紙にカラー印刷する印刷装置がよく知られている。

    このような印刷装置に接続され、印刷装置により印刷された封筒用紙を折りたたみ、封筒を生成すると共に、生成された封筒に入るように、印刷装置により印刷された複数枚の内容物用紙を折りたたみ、封筒に内包するように封緘する。

    例えば、特許文献1では、宛名シートとそれに続くデータシートとを封筒に封入封緘する封入封緘装置が開示されている。

    特開平10−273109号公報

    しかしながら、特許文献1に記載の封入封緘装置では、宛名シートとそれに続くデータシート(以後、内容物という)とを封筒に封入封緘する際、封筒用紙の置き方を間違えてしまうと、封筒用紙の貼着部が存在する位置(以下、貼着位置という。)が適切な位置に存在しなくなるため、適切に封入封緘処理を実行できない場合があった。

    具体的には、封筒用紙の搬送方向における向きが前後逆になっている場合、封入封緘装置において、封緘する際、貼着位置が適切な位置に存在していないため適切に封入封緘処理を実行できない。 また、貼着位置が異なった状況で封入封緘処理がなされてしまうと高価な封筒用紙が無駄になるという問題もあった。

    本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、封入封緘システムにおいて、封筒用紙の貼着位置が適切な位置に存在しているか否かを判定する封入封緘システムを提供することを目的とする。

    上記目的を達成するため、本発明に係る封入封緘システムの第1の特徴は、封入封緘設定に基づき、貼着部を備えた封筒用紙を用いて封入封緘物を作成する封入封緘システムであって、搬送路上を搬送される前記封筒用紙の透過量を検出する透過量検出手段と、前記透過量検出手段により検出された透過量に基づいて前記封筒用紙における前記貼着部が存在する貼着位置を算出する貼着位置算出手段と、前記貼着位置算出手段により算出された貼着位置と、前記封入封緘設定に基づく貼着位置とから、前記封筒用紙が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定する判定手段と、を備えたことにある。

    本発明に係る封入封緘システムの第2の特徴は、前記貼着位置算出手段は、前記封筒用紙を搬送方向に複数に分割した領域毎に、前記透過量検出手段が検出した透過量を積算することにより、前記貼着位置を算出することにある。

    本発明に係る封入封緘システムの第3の特徴は、前記判定手段は、前記封入封緘設定に基づいた貼着位置と、前記貼着位置算出手段が算出した貼着位置とが、前記搬送方向において対照の位置関係にあるか否かを判定することにある。

    本発明に係る封入封緘システムの第1の特徴によれば、透過量検出手段により検出された透過量に基づいて封筒用紙における貼着部が存在する貼着位置を算出し、算出された貼着位置と、封入封緘設定に基づく貼着位置とから、封筒用紙が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定するので、封入封緘システムにおいて、封筒用紙の貼着位置が適切か否かを判定することができ、封筒用紙を無駄にすることがなくなる。

    本発明に係る封入封緘システムの第2の特徴によれば、封筒用紙を搬送方向に複数に分割した領域毎に、透過量検出手段が検出した透過量を積算することにより、貼着位置を算出するので、第1の特徴による効果に加え、より正確に貼着位置を算出できる。

    本発明に係る封入封緘システムの第3の特徴によれば、判定手段は、貼着位置算出手段が算出した貼着位置と、封入封緘設定に基づいた貼着位置とが、搬送方向において対照の位置関係にあるか否かをも判定するため、封筒用紙の搬送方向における向きが前後逆であるか否かまで判定することができる。 また、この判定結果を使用すれば、ユーザに対して、より適切な報知をすることも可能となる。

    本発明の一実施形態である封入封緘システムの模式的な正面図である。

    本発明の一実施形態である画像形成装置の機能構成を示した図である。

    本発明の一実施形態である封入封緘システムの画像形成装置3における処理手順を示したフローチャートである。

    本発明の一実施形態である封入封緘システムにおける正常紙厚と検出紙厚との一例を示した図である。 (a)は、前後正しい向きで搬送された封筒用紙の領域分割を示しており、(b)は、(a)の場合における正常紙厚の厚みを示しており、(c)は、前後逆向きで搬送された封筒用紙の領域分割を示しており、(b)は、(c)の場合における検出紙厚の厚みを示している。

    本発明の一実施形態である封入封緘システムにおいて両面印刷を行う場合における正常紙厚と検出紙厚との一例を示した図である。 (a)は、前後正しい向きで搬送された封筒用紙の領域分割を示しており、(b)は、(a)の場合における正常紙厚の厚みを示しており、(c)は、前後逆向きで搬送された封筒用紙の領域分割を示しており、(b)は、(c)の場合における検出紙厚の厚みを示している。

    以下、本発明の実施の形態について説明する。

    本発明の一実施形態では、給紙トレイから搬送された印刷用紙にカラー印刷する画像形成装置と、画像形成装置により印刷された複数枚の内容物用紙を折りたたみ、封筒に内包するように封緘する封入封緘装置とを備えた封入封緘システムを例に挙げて説明する。

    <画像形成装置の構成>
    本発明の一実施形態である封入封緘システムの構成について説明する。 なお、説明中において、「上流」とは、内容物用紙等の搬送方向から見て上流のことをいい、「下流」とは、内容物用紙等の搬送方向から見て下流のことをいう。 また、図1で、「L」は正面から見た左方向、「R」は正面から見た右方向を示す。

    図1は、本発明の一実施形態である封入封緘システムの模式的な正面図である。

    図1に示すように、本発明の一実施形態である封入封緘システム1は、印刷用紙判定装置である画像形成装置3と、この画像形成装置3の下流に隣接して接続された封入封緘装置5とを備えている。

    画像形成装置3は、複数枚の内容物用紙P1及び/又は封筒用紙P2に対し、ユーザから指示を受けた封入封緘設定に基づいて、片面印刷または両面印刷を行ったうえで、隣接する封入封緘装置5へとこれらを受け渡す。

    封入封緘装置5は、前述した封入封緘設定に基づいて、画像形成装置3から受け取った印刷済みの複数枚の内容物用紙P1から内容物Bを、封筒用紙P2から封筒Eをそれぞれ形成し、内容物Bがある場合にはこれを封筒Eに封入した状態で、封筒Eを封緘することにより、封書Mを作製する。 ここで、封書Mは内容物Bを含まない封筒Eのみからなる場合もあり得る。 この場合には、封筒Eの裏面に内容物Bに印刷される内容に相当するものが印刷されることとなる。

    画像形成装置3の筐体内には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行うインクジェット方式の印刷部9が設けられている。 この印刷部9は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクを吐出する複数のライン型のインクヘッド11A,11B,11C,11Dを備えている。 また、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を搬送するためのループ状の印刷搬送路13が印刷部9を囲むように設けられている。

    画像形成装置3の筐体内における印刷部9の下側には、複数枚の内容物用紙P1を印刷部9側(印刷搬送路13側)へ順次給紙する複数の内容物用紙給紙部15が上下方向に段状に設けられている。

    また、画像形成装置3の筐体内の左部には、内容物用紙P1を印刷部9側へ搬送するための給紙搬送路21が設けられており、この給紙搬送路21は、複数の内容物用紙給紙部15から給紙された内容物用紙P1を搬送する。

    画像形成装置3の筐体内の左側部には、封筒用紙P2を印刷部9側(印刷搬送路13側)へ給紙する封筒用紙給紙部23が設けられている。

    また、画像形成装置3の筐体内の左部には、封筒用紙P2を印刷部9側へ搬送するための給紙搬送路29が設けられており、給紙搬送路29は、封筒用紙給紙部23から給紙された封筒用紙P2を搬送する。

    給紙搬送路21と給紙搬送路29との合流地点から下流側には、レジストローラ17が設けられており、給紙搬送路21から搬送された内容物用紙P1、又は給紙搬送路29から搬送された封筒用紙P2を突き当てることにより斜行補正した後、印刷搬送路13上で印刷部9へ搬送する。

    レジストローラ17の下流側には、搬送路上を搬送される封筒用紙P2の透過量を検出する透過量センサ19が設けられている。

    印刷搬送路13の左側上部には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を一時的に収容するカセット31が設けられている。 また、画像形成装置3の筐体内の左部からカセット31内にかけて、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を表裏反転させて印刷部9側へ搬送するためのスイッチバック搬送路33が設けられている。 また、このカセット31の上部には、表裏反転せずに排紙する排紙台34が設けられている。

    このように、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を、スイッチバック搬送路33により表裏反転させて印刷部9側へ搬送することで、両面印刷を行うことが可能となる。

    画像形成装置3の筐体内の左部には、印刷搬送路13から送り出された内容物用紙P1及び封筒用紙P2を封入封緘装置5側(右方向)へ搬送するための連絡搬送路35が設けられている。

    この連絡搬送路35の先端部には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を封入封緘装置5側(右方向)へ搬送するか、又は印刷搬送路13上を循環させるかを切り替える切り替え機構37が備えられている。

    画像形成装置3の筐体内の適宜位置には、制御部70が設けられており、この制御部70は、印刷部9、内容物用紙給紙部15、封筒用紙給紙部23、操作パネル60等の動作を制御するものである。

    図1に示すように、封入封緘システム1における封入封緘装置5は、封入封緘部筐体41(以下、適宜に装置筐体41という)を具備している。 この装置筐体41内には、連絡搬送路35(画像形成装置3)から送り出された印刷済みの内容物用紙P1及び封筒用紙P2を右方向へ搬送するための導入搬送路43が設けられている。

    装置筐体41内には、印刷済みの内容物用紙P1等(内容物Bを含む)を搬送するための内容物用紙搬送路45が設けられており、装置筐体41内における内容物用紙搬送路45の上側には、印刷済みの封筒用紙P2を搬送するための封筒用紙搬送路47が設けられている。

    内容物用紙搬送路45の下流端側と封筒用紙搬送路47の下流端側は封筒形成部59にて合流している。 装置筐体41内における内容物用紙搬送路45と封筒用紙搬送路47の合流部の下流側(出口側)には、内容物Bを封入した状態で封筒E等(封書Mを含む)を搬送するための封筒搬送路49が設けられている。 この封筒搬送路49は、装置筐体41の上部まで延びている。

    内容物用紙搬送路45の途中には、整合部51が設けられている。 この整合部51は、導入搬送路43から送り出された印刷済みの複数枚の内容物用紙P1を集積して整合するものである。

    内容物用紙搬送路45における整合部51の出口側(下流側)には、内容物形成部55が設けられており、この内容物形成部55は、整合部51から送り出された整合済みの複数枚の内容物用紙P1(以下、適宜に内容物用紙P1という)を折り曲げて内容物Bを形成するものである。

    封筒用紙搬送路47の途中には、前折り部56が設けられており、この前折り部56は、連絡搬送路35から送り出された印刷済みの封筒用紙P2(以下、適宜に封筒用紙P2という)の前折りを行うものである。

    内容物用紙搬送路45と封筒用紙搬送路47の合流部には、封筒形成部59が設けられており、この封筒形成部59は、前折り部56から送り出された封筒用紙P2を折り曲げて封筒Eを形成するものである。

    内容物用紙搬送路45の途中における封筒形成部59の入口側(上流側)には、内容物送出部57が設けられており、この内容物送出部57は、内容物形成部55から送り出された内容物Bを、折り曲げ線P2bから折り曲げ中の封筒用紙P2に封入されるように封筒形成部59側へ送り出すものである。

    また、封筒搬送路49の途中には、封緘部113が設けられており、この封緘部113は、封筒形成部59から送り出された封筒Eを封緘するものである。 また、封緘部113は、封筒Eを挟持して押圧する封緘ローラ対115を備えており、この封緘ローラ対115は、適宜の封緘モータ(図示省略)の駆動により回転可能である。 ここで、封筒Eは、封緘ローラ対115によって挟持して押圧されることにより、封筒用紙P2に予め塗布した感圧接着剤及び/又は糊の接着作用によって封緘されるようになっている。

    さらに、封筒搬送路49の下流側には、正常に封緘され、封筒搬送路49から送り出された封書Mを排出する封書排出部117が設けられている。

    このように、画像形成装置3が、複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行い、封入封緘装置5は、画像形成装置3から搬送されてくる印刷済みの複数枚の内容物用紙P1から内容物Bを形成すると共に、封筒用紙P2を折り曲げて封筒Eを形成し、内容物Bを封入した状態で、封筒用紙P2に予め塗布した感圧接着剤及び/又は水糊の接着作用によって封筒Eを封緘することにより、封書Mを作製する。

    そのため、例えば、画像形成装置3から搬送される封筒用紙P2の搬送方向における前後の向きが逆であったりして、封筒用紙P2に予め塗布された感圧接着剤及び/又は水糊の位置が、適切な位置になければ、適切に封書Mを作製することができなくなる。

    そこで、本発明の一実施形態である封入封緘システム1では、封入封緘装置5に封筒用紙P2を搬送する前に、画像形成装置3が、封入封緘設定に基づいて、封筒用紙P2の貼着位置が適切か否かを判定する。

    なお、本発明の一実施形態である封入封緘システム1の画像形成装置3は、用紙としてどのサイズの用紙であっても適用可能である。 また、以下の実施の形態では、例えば、インクジェットで印刷するが、他の手法で印刷してもよく、本発明では印刷形式は特に限定されない。 また、封緘する印刷物の種類の数(印刷物の枚数)も特に限定されるものではない。

    <画像形成装置3の機能構成>
    次に、本発明の一実施形態である画像形成装置3の機能構成について説明する。

    図2は、本発明の一実施形態である画像形成装置3の機能構成を示した図である。

    図2に示すように、画像形成装置3は、封筒用紙給紙部23と、内容物用紙給紙部15と、レジストローラ17と、透過量センサ19と、切り替え機構37と、ROM80と、操作部60と、制御部70とを備えている。 これらの構成のうち、封筒用紙給紙部23と、内容物用紙給紙部15と、レジストローラ17と、透過量センサ19と、切り替え機構37とについては、上述したので、説明を省略する。

    操作部60は、表示/入パネル(図示しない)と、読み取りや印刷等を開始させるためのスタートキー、読み取りや印刷等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を制御部70に供給する。

    操作部60の表示/入力パネルは、前面に配置された感圧式あるいは静電式の透明なタッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、エラーメッセージを表示するエラー表示画面等を表示する液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。 利用者は、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などで直接触れることで、各種ボタンの押下操作を行うことができる。

    ROM80は、不揮発性半導体等で構成され、制御部70が実行する各種制御プログラム等を記憶している。 また、ROM80は、記憶領域として、貼着位置記憶部83を有している。

    貼着位置記憶部83は、ユーザからの封入封緘設定に基づき封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送された場合における、封筒用紙P2を搬送方向に複数に分割した領域毎の厚みを正常紙厚として記憶する。 なお、貼着位置記憶部83は、ユーザからの封入封緘設定に基づき封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送された場合における、封筒用紙P2の貼着部の貼着位置を記憶するようにしてもよい。

    制御部70は、画像形成装置3の中枢的な制御を行う。 また、制御部70は、その機能上、貼着位置算出部71と、判定部72と、機器制御部73とを備える。

    貼着位置算出部71は、透過量センサ19により検出された透過量に基づいて封筒用紙P2における貼着部が存在する貼着位置を算出する。 具体的には、貼着位置算出部71は、透過量センサ19により検出された透過量に基づいて、封筒用紙P2を搬送方向に複数に分割した領域毎に、封筒用紙P2の厚みを検出紙厚として算出することにより封筒用紙P2における貼着部が存在する貼着位置を算出する。

    判定部72は、貼着位置算出部71により算出された貼着位置と、封入封緘ジョブに係る封入封緘設定に基づく貼着位置とから、封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定する。 例えば、判定部72は、貼着位置記憶部83により記憶された正常紙厚と、貼着位置算出部71により算出された検出紙厚とに基づいて、封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定する。

    機器制御部73は、封筒用紙給紙部23、内容物用紙給紙部15、レジストローラ17、透過量センサ19、切り替え機構37、ROM80、操作部60などの各機器の制御を行う。

    <封入封緘システムの作用>
    次に、本発明の一実施形態である封入封緘システム1における作用について説明する。

    図3は、本発明の一実施形態である封入封緘システム1の画像形成装置3における処理手順を示したフローチャートである。

    図3に示すように、画像形成装置3の制御部70は、封筒用紙給紙部23から封筒用紙P2が給紙されたか否か判定する(ステップS101)。

    ステップS101において、封筒用紙給紙部23から封筒用紙P2が給紙されたと判定された場合(YESの場合)、制御部70は、正常紙厚を読み出す(ステップS103)。 具体的には、制御部70は、封入封緘ジョブに基づいて、貼着位置記憶部83から、給紙された封筒用紙P2のサイズに対応する正常紙厚を読み出す。

    次に、制御部70の貼着位置算出部71は、透過量センサ19により、検出された透過量をブロック単位で積算し、検出紙厚を算出する(ステップS105)。 例えば、封筒用紙P2のサイズの封筒用紙は、搬送方向に8つの領域に分割されているとすると、この分割された領域毎に、透過量センサ19により検出された透過量を積算する。 そして、貼着位置算出部71は、積算した透過量に基づいて、封筒用紙P2の厚みを検出紙厚として算出する。

    図4は、本発明の一実施形態である封入封緘システム1における正常紙厚と検出紙厚との一例を示した図である。 (a)は、前後正しい向きで搬送された封筒用紙の領域分割を示しており、(b)は、(a)の場合における正常紙厚の厚みを示しており、(c)は、前後逆向きで搬送された封筒用紙P2の領域分割を示しており、(d)は、(c)の場合における検出紙厚の厚みを示している。

    図4(a)に示すように、封筒用紙P2のサイズの封筒用紙は、搬送方向に分割領域201〜分割領域208の8つに分割されている。

    このサイズの封筒用紙P2では、封入封緘装置5により正常に封入封緘できるように、貼着位置210が、分割領域207に入るように設けられている。

    そのため、図4(b)に示すような、分割領域207に対応する位置に厚み220があるような正常紙厚が貼着位置記憶部83に記憶されている。

    一方、図4(c)に示すように、前後逆向きで搬送された封筒用紙P2は、搬送方向に分割領域201〜分割領域208の8つに分割されており、貼着位置310は、分割領域202に位置する。

    そのため、図4(d)に示すように、貼着位置算出部71は、分割領域201〜分割領域208毎に、透過量センサ19により検出された透過量を積算し、この積算された積算値に基づいて、封筒用紙P2の厚みを検出紙厚として算出する。 ここでは、貼着位置310が、分割領域202に位置するので、分割領域202に対応する位置に厚み320があるような検出紙厚を算出する。

    このように、粘着部の検出紙厚とそれ以外の部分の紙厚とは異なるので、貼着位置算出部71は、検出紙厚を算出することにより、この検出紙厚の違いにより封筒用紙P2における貼着部が存在する貼着位置を算出することができる。

    図3に戻り、制御部70の判定部72は、正しい領域にピークがあるか否かを判定する(ステップS107)。 具体的には、判定部72は、領域毎に、貼着位置算出部71により算出された検出紙厚と、貼着位置記憶部83により記憶された正常紙厚とを比較し、同一の領域に同じ厚みが検出された場合、正しい領域にピークがあると判定する。 また、例えば、判定部72は、貼着位置算出部71により算出された検出紙厚より貼着位置記憶部83により記憶された正常紙厚が厚い場合、正しい領域にピークがないと判定する。

    ステップS107において、正しい領域にピークがあると判定された場合(YESの場合)、機器制御部73は、通常印刷処理を実行する(ステップS109)。 具体的には、機器制御部73は、封筒用紙P2に対して、印刷部9に印刷させ、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を隣接する封入封緘装置5へ受け渡す。

    一方、ステップS107において、正しい領域にピークがないと判定された場合(YESの場合)、機器制御部73は、印刷処理を停止する(ステップS111)。 具体的には、機器制御部73は、封筒用紙P2の印刷を停止させ、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を排紙台34に排紙する。

    次に、判定部72は、対照領域にピークがあるか否かを判定する(ステップS113)。 具体的には、判定部72は、正常紙厚が厚い領域に対し搬送方向に対照となる領域において、貼着位置記憶部83に記憶された正常紙厚より貼着位置算出部71により算出された検出紙厚が厚い場合、対照領域にピークがあると判定する。

    例えば、図4(b),(d)に示した例では、正常紙厚が厚い領域207に対し搬送方向に対照となるのは、領域202である。 そして、この領域202において、貼着位置記憶部83に記憶された正常紙厚より貼着位置算出部71により算出された検出紙厚320が厚いので、対照領域にピークがあると判定する。

    図3に戻り、ステップS113において、対照領域にピークがあると判定された場合(YESの場合)、機器制御部73は、前後方向が逆である旨のメッセージを表示させる(ステップS115)。 例えば、機器制御部73は、操作部60の表示/入力パネルに、「封筒用紙の位置が異常です。逆向きにセットしてください。」というようなエラーメッセージを表示させる。

    一方、ステップS113において、対照領域にピークがないと判定された場合(NOの場合)、機器制御部73は、封筒用紙ではない旨のメッセージを表示させる(ステップS117)。 例えば、機器制御部73は、操作部60の表示/入力パネルに、「封筒用紙をセットしてください。」というようなエラーメッセージを表示させる。

    以上のように、本発明の一実施形態である画像形成システム1によれば、貼着位置記憶部83により記憶された正常紙厚と、貼着位置算出部71により算出された検出紙厚とに基づいて、封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定するので、封筒用紙P2の貼着位置が適切か否かを判定することができる。

    これにより、例えば、ユーザが、封筒用紙給紙部23に前後逆向きに封筒用紙P2をセットした場合、メッセージを表示させるので、無駄に封筒用紙P2を印刷することを防止することができる。

    なお、貼着位置記憶部83に封筒用紙P2の貼着部の貼着位置が記憶されている場合、貼着位置算出部71が、透過量センサ19により検出された透過量に基づいて封筒用紙P2における貼着部が存在する貼着位置を算出し、貼着位置記憶部83に記憶された貼着位置と、貼着位置算出部71により算出された貼着位置とを比較することにより、封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定するようにしてもよい。

    また、上述したように、本発明の一実施形態である封入封緘システム1の画像形成装置3は、内容物用紙P1及び封筒用紙P2の表面を印刷部9で印刷した後、スイッチバック搬送路33により表裏反転させて、裏面を印刷部9で印刷することで両面印刷を行うことができる。 具体的には、画像形成装置3は、係る封入封緘設定に基づき、封筒用紙P2に対し両面印刷が実施される場合には、封筒用紙P2の一方の面に印刷を実行した後に表裏反転し、他方の面に印刷を実行する。 そのため、給紙台に載置される際、封筒用紙P2に設けられた貼着部の位置(貼着位置)は、片面印刷を実施する場合に対して対照の位置になるように載置される必要がある。

    そのため、封入封緘設定において両面印刷が要求されている場合、印刷部9が表面を印刷する前に、封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定することが好ましい。

    図5は、本発明の一実施形態である封入封緘システム1において両面印刷を行う場合における正常紙厚と検出紙厚との一例を示した図である。 (a)は、前後正しい向きで搬送された封筒用紙の領域分割を示しており、(b)は、(a)の場合における正常紙厚の厚みを示しており、(c)は、前後逆向きで搬送された封筒用紙の領域分割を示しており、(d)は、(c)の場合における検出紙厚の厚みを示している。

    図5(a)に示すように、封筒用紙P2のサイズの封筒用紙は、搬送方向に分割領域201〜分割領域208の8つに分割されている。

    このサイズの封筒用紙P2では、封入封緘装置5により正常に封入封緘できるように、貼着位置230が、分割領域202と分割領域203とに入るように設けられている。 両面印刷では、封筒用紙P2の裏面を印刷した後、封入封緘装置5へ受け渡すので、表裏反転前の封筒用紙Pの前後向きが正常か否かを判定する必要がある。

    そのため、図5(b)に示すような、分割領域202,203に対応する位置に厚み230があるような両面印刷用の正常紙厚が貼着位置記憶部83に記憶されている。

    そして、図5(c)に示すように、封筒用紙P2が、前後逆向きで搬送されると、貼着位置330は、分割領域206,207に位置する。

    そのため、図5(d)に示すように、貼着位置算出部71は、分割領域201〜分割領域208毎に、透過量センサ19により検出された透過量を積算し、この積算された積算値に基づいて、封筒用紙P2の厚みを検出紙厚として算出する。 ここでは、貼着位置330が、分割領域206,207に位置するので、分割領域206,207に対応する位置に厚み340,341があるような検出紙厚を算出する。

    これにより、画像形成装置3は、封入封緘設定にて両面印刷が要求された場合においても、封筒用紙P2が前後正しい向きで搬送されたか否かを判定することができる。

    なお、本発明の一実施形態である封入封緘システム1に備える画像形成装置3は、ライン単位で印刷を行うインクジェット方式のラインカラープリンタを例に挙げて説明したが、これに限らず、シリアルインクジェット方式、レーザ方式、又は孔版印刷方式等の印刷装置であってもよい。

    1…封入封緘システム 3…画像形成装置 5…封入封緘装置 9…印刷部 13…印刷搬送路 15…内容物用紙給紙部 17…レジストローラ 19…透過量センサ 21…給紙搬送路 23…封筒用紙給紙部 29…給紙搬送路 31…カセット 33…スイッチバック搬送路 34…排紙台 35…連絡搬送路 37…切り替え機構 43…導入搬送路 45…内容物用紙搬送路 47…封筒用紙搬送路 49…封筒搬送路 51…整合部 55…内容物形成部 56…前折り部 57…内容物送出部 59…封筒形成部 60…操作部 70…制御部 71…算出部 72…判定部 73…機器制御部 80…ROM
    83…貼着位置記憶部

    QQ群二维码
    意见反馈