折畳みステーションと折畳み箱接着機械

申请号 JP2016567421 申请日 2015-04-15 公开(公告)号 JP6197129B2 公开(公告)日 2017-09-13
申请人 カマ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング; 发明人 ヘアフルト・ベルント;
摘要
权利要求

配置ライン(3)に沿って互いに変更可能な間隔wで取り付けられたn個のガイド機構(2)の少なくとも1つのグループを有する、フラットなワークピースを変形させるための折畳みステーション(1)において、 ガイド機構(2)が、比例的に作用する共通の調整装置(4)と作用結合され、この調整装置が、運転中に、ガイド機構(2)のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構(2)の間の間隔wを、配置ライン(3)に沿って均等に変更すること、を特徴とする折畳みステーション。調整装置(4)が、少なくとも1つの駆動スピンドル(42)と、この少なくとも1つの駆動スピンドル(42)及びガイド機構(2)と協働するネジ付スリーブ(43)とを備えること、を特徴とする請求項1に記載の折畳みステーション。ネジ付スリーブ(43)が、ガイド機構(2)に回転可能に固定され、駆動スピンドル(42)に回転不能で移動可能に配置されていること、を特徴とする請求項2に記載の折畳みステーション。2つの駆動スピンドル(42)が、互いに平行に配置され、第1の駆動スピンドル(42)が、奇数の数値インデックスkを有する全てのガイド機構(2)と作用結合され、第2の駆動スピンドル(42)が、偶数の数値インデックスkを有する全てのガイド機構(2)と作用結合されていること、を特徴とする請求項2又は3に記載の折畳みステーション。隣接するそれぞれ2つのガイド機構(2)が、それぞれ1つのネジ付スリーブ(43)によって互いに作用結合されていること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の折畳みステーション。第0のガイド機構(2)(k=0)が、不動に配置され、他の全てのガイド機構(2)(k>0)が、調整装置(4)の運転時に第0のガイド機構(2)に接近するように又は第0のガイド機構(2)から離間するように移動されること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の折畳みステーション。ガイド機構(2)の少なくとも2つのグループが、同じ配置ライン(3)に沿って配置され、比例的に作用する同じ調整装置(4)と作用結合されていること、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の折畳みステーション。調整装置(4)の運転中に、第1のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構(2)の間隔が拡大され、同時に、第2のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構(2)の間隔が縮小されること、を特徴とする請求項7に記載の折畳みステーション。折畳み箱ブランク用の搬送装置と、請求項1〜8のいずれか1項に記載の少なくとも1つの折畳みステーションとを有する折畳み箱接着機械。

说明书全文

本発明は、特にカートンブランクから折畳み箱を製造する際のフラットなワークピースを変形させるための折畳みステーションと、このような折畳みステーションを有する折畳み箱接着機械とに関する。

折畳み箱接着機械内で、折畳み箱ブランクは、移送経路に沿って設定可能な移送速度で移送され、折畳み箱ブランクは、中心部分とその横に配置された側面部分とを備える製造すべき折畳み箱の展開物である。折畳み箱を製造するために、側面部分は、中心部分と側面部分の間に延在する折り目溝に沿って、相前後してブランクの長手方向中心の方へ折畳み線を越えた内側へ旋回され、最後に重ね合わされて互いに接着される。

独国特許出願公開第102 41 448号明細書から、折畳み箱ブランクを折畳み箱ホースへ変形させるために使用される折畳み箱機械が公知である。折畳み箱ブランクは、製造すべき折畳み箱の展開物に一致する。折畳みは、著しい正確さで行なわれなければならない。何故なら、これにより、完成した折畳み箱の度の正確さが、決定的に決められるからである。

折畳み箱ホース製作するために、折畳みベルト又は折畳みバンドが使用され、これらは、折畳み箱ブランクの折り返すべき部分である側面部分に当接し、折畳み線に沿った折畳みを強要する。折畳みベルトは、その作業部分が、一種の螺旋に沿って延在し、折畳みベルトは、畳み込むべき部分に作用する。折畳み運動が、適切に行われるように、折畳みベルトは、ブランクのウェブ速度に一致するウェブ速度で走行する。完成した折畳み箱の角度の正確さを保証するために、折畳み線内に、折畳み線の近傍で折畳み箱ブランクに接触する緩く回転可能な多数のディスクが配置されている。

ブランクを折り畳むための別の折畳みステーションが、西独国特許出願公開第44 39 198号明細書から公知である。折畳みは、それ自身公知の方法で、下から側面フラップを把持するいわゆる折畳みベルトによって行なわれる。この場合、折畳みベルトは、中心部分の下の平面から中心部分の上の平面まで延在する。この場合、折畳みベルトの軸は、ブランク側の折畳みベルト面がブランクの移送経路に沿って全体で180°の分だけ方向転換するように、互いに交差させられている。所定の狭い許容差をブランクの折畳み時に維持するために、移送経路の前方の領域に、ブランクの折畳み線の領域内の折畳み装置が配置されている。

欧州特許出願公開第1 604 812号明細書には、ブランクの折畳み線に対する折畳みベルトの間隔が調整可能であり、これにより、折畳みベルトが、常に側面部分の外側の領域に作用する、折畳みステーションが記載されている。これにより、異なるブランクを折畳みのために最も有利な側面部分の領域において把持することが可能にされる。これに対して折畳みベルトをガイドするガイドローラの調整は、それぞれ個々のガイドローラの別々の取外し、移動及び固定によってのみ可能である。これらの作業は、機械をより小さい又はより大きい折畳み箱ブランク用に調整しなければならない場合には、時間がかかり、従って長い静止時間を生じさせる。

独国特許出願公開第102 41 448号明細書

西独国特許出願公開第44 39 198号明細書

欧州特許出願公開第1 604 812号明細書

従って、本発明の課題は、ガイド機構の迅速で、簡単で、そして正確な調整を可能にし、これにより、折畳みステーションを簡単かつ迅速に他の、例えばより大きい又はより小さい折畳み箱ブランクに適合させ得る折畳みステーションを提供することにある。

このため、配置ラインに沿って互いに変更可能な間隔wで取り付けられたガイド機構の少なくとも1つのグループを備える、フラットなワークピースを変形させるための折畳みステーションにおいて、ガイド機構が、比例的に作用する共通の調整装置と作用結合され、この調整装置が、運転中に、ガイド機構のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構の間の間隔を、配置ラインに沿って均等に変更すること、を提案する。

換言すれば、n個のガイド機構は、共通の調整装置の操作により、搬送路の固定個所から見て、設定可能な調整距離のk倍分だけ移動される。これは、調整装置が、第1のガイド機構(k=1)を距離の量s分だけ配置ラインに沿って移動させ、同時に、第2のガイド機構(k=2)が量2s分だけ移動され、第3のガイド機構(k=3)が量3s分だけ移動される、等々を意味する。即ち、個々のガイド機構の調整距離は、その数値インデックスに比例するので、つまり、比例的に作用する調整装置であることを意味し、これは、隣接するそれぞれ2つのガイド機構が、均等に変化し、このようにして、隣接するそれぞれ2つのガイド機構の間隔が調整装置の操作時に変化する分だけの量が、互いに常に同じ大きさであることを生じさせる。

この場合、ガイド機構とは、折畳み箱部分のタブに対して、このタブが、搬送時に折畳み箱接着機械の搬送路に沿って、即ちガイド機構の配置ラインに対して平行に、折畳み箱ブランクの残部に対して相対的に折り畳まれるように作用を与えるために適した手段であると理解すべきである。

このようなガイド機構は、例えば、折畳み箱ブランクの搬送方向に対して徐々に変化する角度で直接的に折畳み箱ブランクに作用するローラ、ブラケット又はプラウ状折畳みレールか、搬送路に沿って捩れる折畳みベルトを支持する要素であってよく、この場合、折畳みベルトは、直接的に折畳み箱ブランクに作用する要素である。

本発明の基本思想は、どのように調整装置が具体的に形成されているかに依存せずに、折畳みステーションに、同時に複数のガイド機構に比例的に作用する調整装置を備えさせることにある。同時に複数のガイド機構に作用し、この場合ガイド機構kとk+1の互いの相対的な間隔(wk/k+1)を、間隔の増加又は減少が各時点で互いに等しくなる(Δwk/k+1=const.)ように変化させる各調整装置は、開示された教示の意味の調整装置であると見なされる。

この場合、最も簡単な場合には、各ガイド機構が、固有の駆動装置、例えばサーボモータと作用結合され、全ての駆動装置が、ガイド機構を説明したように比例的に移動させるように制御される。このような形成は、比較的費用がかかるが、発明思想に含まれるものであると見なすべきである。

発明思想には、例えば各ガイド機構用の調整装置がこのガイド機構に作用するギヤボックスを備え、これらギヤボックスのそれぞれが違う変速比を備える図1に概略的に図示したような調整装置も含まれる。

駆動スピンドルとして、例えば、歯車、プーリ、歯付きスリーブ等のような調整装置の別の要素を位置不動に又は軸方向に移動可能に取り付け可能な軸が使用できる。更に、調整装置のこれら別の要素は、その機能に応じて、必要であれば、例えば噛合い係合によって回転不能に駆動スピンドルに取り付けることができ、溝と、相応に形成されたノーズ又はフェザーキー(DIN 6885、ASME B17.1参照)の協働、又は、スプライン軸(ISO 14、SAE J499、ANSI B92.1、B92.2参照)と、相応に形成された別の要素におけるスプラインハブプロフィルの協働のような公知の手段が、有利に使用可能である。

更に、発明思想には、例えば、各ガイド機構が、ネジ付スピンドルとして形成された駆動スピンドル上に位置するスピンドルナットを備え、駆動スピンドルが、異なったネジピッチネジを有する異なる部分を備え、スピンドルナットが、駆動スピンドルのそれぞれの部分に対応するネジを備え、このネジが、付属するネジ付部分と同じピッチを備える調整装置も含まれる。各スピンドルナットのために適合された異なるネジピッチにより、このような調整装置によっても所望の効果が得られる。

ガイド機構が、シザースメカニズムの関節個所と結合され、これら関節個所が、シザースメカニズムの操作時に均等に互いに接近又は互いに離間するように移動する、図2に概略的に図示したような調整装置も、本発明によるものであると見なされる。

本発明の1つの形成では、調整装置が、少なくとも1つの駆動スピンドルと、この少なくとも1つの駆動スピンドル及びガイド機構と協働するネジ付スリーブとを備えること、が考えられている。

例えば、駆動スピンドルは、ガイド機構又はその保持部に固定されたネジ付スリーブを経て案内することができる。駆動スピンドルには、例えばそれぞれ2つのガイド機構の間に、調整装置の運転中に駆動スピンドルと共に回転するそれぞれ1つのネジ付スリーブを配置することができる。隣接するガイド機構の両ネジ付スリーブが、逆向きのネジを備え、駆動スピンドルに固定されたネジ付スリーブが、逆向きのネジを有する2つの部分を備え、これら部分が、それぞれ両ガイド機構の両ネジ付スリーブの一方と協働するので、両ガイド機構の相対的な間隔wは、駆動スピンドルの回転方向に応じて拡大又は縮小される。このための実施例は、図3に図示されている。

更に、ネジ付スリーブが、ガイド機構に回転可能に固定され、駆動スピンドルに回転不能で移動可能に配置されていること、が考えられる。

別の形成によれば、2つの駆動スピンドルが、互いに平行に配置され、第1の駆動スピンドルが、奇数の数値インデックスkを有する全てのガイド機構と作用結合され、第2の駆動スピンドルが、偶数の数値インデックスkを有する全てのガイド機構と作用結合されていること、が考えられている。

この場合、更に、隣接するそれぞれ2つのガイド機構が、それぞれ1つのネジ付スリーブによって互いに作用結合されていること、が考えられる。このための実施例は、図4に図示されている。

これまでの説明では、常に、調整装置と作用結合されたガイド機構のそれぞれが、調整装置の運転中に配置ラインに沿って移動されることが想定された。しかしながらまた、1つのガイド機構が、不動であり、他の全てのガイド機構が、不動に配置されたこのガイド機構に対して相対的に移動する構成も、本発明によって共に含まれている。

従って、別の形成では、第0のガイド機構(k=0)が、不動に配置され、他の全てのガイド機構(k>0)が、調整装置の運転時に第0のガイド機構に接近するように又は第0のガイド機構から離間するように移動されること、が考えられている。

例えば、折畳み箱接着機械のところに、変形すべき折畳み箱ブランクの搬送路に沿って延在する変形区間の始端又は終端は、固定されており、即ち不変であるべきである。この場合には、ガイド機構が、変形区間のこの始端又は終端に不動に配置されている場合が有効である。

別の形成では、ガイド機構の少なくとも2つのグループが、同じ配置ラインに沿って配置され、比例的に作用する同じ調整装置と作用結合されていること、が考えられている。これにより、一方では、ガイド機構の2つ以上のグループを同時に調整することが可能になり、これにより、構造的な消費が低下する。他方では、例えば、ガイド機能の2つのグループが調整される必要があるが、隣接するガイド機構の互いの相対的な間隔の変更が、グループ内で異なっているべき時に、1つの同じ調整装置によって、異形式の構成変更を行なうことができる。

この場合、更に、調整装置の運転中に、第1のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構の間隔が拡大され、同時に、第2のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構の間隔が縮小されること、が考えられる。

例えば、変形させるべき折畳み箱ブランクの搬送路の所定の部分で、まず所定の変形ステップが行なわれ、これに続いて、折畳み箱ブランクが、搬送装置上に単に保持され、搬送路の終端まで移動されることを、所望することができる。折畳み箱ブランクの大きさに依存して、変形ステップのために必要な搬送路の部分区間の長さは変えることができる。

第1のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構の間隔が拡大され、同時に、第2のグループの隣接するそれぞれ2つのガイド機構の間隔が縮小される前記形成により、変形ステップのために必要な部分区間と、折畳み箱ブランクが搬送装置上に単に保持される次の部分区間とを、両部分区間の和が一定に維持されるように、相互に適合させることが可能である。例えば、変形に関与させられるガイド機構の間隔が拡大されることによって、第1の部分区間が延長されると、同時に、折畳み箱ブランクを搬送装置上に単に保持するガイド機構の間隔が縮小されることによって、第2の部分区間が短縮され、これにより、両部分区間の和によって構成される搬送路の区間は、同じ長さのままである。

前記折畳みステーションは、大変有利に、折畳み箱ブランク用の搬送装置を有するそれ自身公知の折畳み箱接着機械内で使用可能である。折畳みステーションは、既存の折畳み箱接着機械にも、比較的僅かな費用で後装備することができる。

以下で、本発明を、実施例及び添付図により詳細に説明する。

異なる変速比のギヤボックスを有する比例的な調整装置

シザースメカニズムを有する比例的な調整装置

ガイド機構に回転不能に取り付けられた第1のネジ付スリーブと、駆動スピンドルに軸方向に移動可能で回転不能に配置された複数の第2のネジ付スリーブとを有する比例的な調整装置

2つの駆動スピンドルによって軸方向に移動可能で回転不能に配置されかつ隣接する1つのガイド機構のネジと協働する、ガイド機構に回転可能に取り付けられたネジ付スリーブを有する比例的な調整装置

図4による調整装置の第1の実施例の斜視図と縦断面図(5A,5B及び5C)

図4による調整装置の第2の実施例の斜視図と縦断面図(6A,6B及び6C)

異なる2つの構成用の図5A,5B及び5C並びに6A,6B及び6Cによる折畳みステーションを有する折畳み箱接着機械の一部のそれぞれの斜視図及び平面図(7A,7B,7C及び7D)

図1には、各ガイド機構2のために、このガイド機構2に作用するギヤボックス44を備え、これらギヤボックス44のそれぞれが、違う変速比を備え、全てのギヤボックス44が、モータ、ハンドクランク等のような共通の駆動装置41と、直接的又は例えば1つ又は複数の駆動スピンドル42等−これらは、同時にガイド機構2の配置ライン3を表現する−を介して、作用結合されている調整装置4が、概略的に図示されている。ガイド機構2−これらは、ここでは概略的にローラホルダ22を有するローラ21として図示されている−は、ラック45上に移動可能に配置され、このラックに、それぞれ駆動スピンドル42によって駆動されるギヤボックス44が作用し、こうして、各ガイド機構2は、調整距離分だけ移動し、この調整距離の長さは、それぞれのガイド機構の数値インデックスkに比例するので、間隔変化量Δwは、同じ大きさである。各ギヤボックス44のために適合された変速比によって、所望の効果が得られる。

図2には、ガイド機構2が、シザースメカニズム46の関節個所47と結合され、これら関節個所が、シザースメカニズム46の操作時に、例えばガイド機構2の配置ライン3に対して平行に作用するFの作用によって、均等に互いに接近又は互いに離間するように移動する調整装置4が、概略的に図示されている。ガイド機構2の配置ライン3は、図2ではスライドレール48によって表現され、このスライドレール上に、ガイド機構2が移動可能に配置されている。シザースメカニズム46の機能方式により、隣接するガイド機構2の全ての対の間隔変化量Δwが同じ大きさであるとの所望の効果が得られる。

図3には、駆動スピンドル42が、ガイド機構2の保持部23に固定されたネジ付スリーブ43を経て案内されている調整装置4が、概略的に図示されている。ガイド機構2は、保持部23に取り付けられた固定のネジ付スリーブ43を備え、これらネジ付スリーブは、隣接するそれぞれのガイド機構2に面している。隣接するそれぞれ2つのガイド機構2の対向するように突出する両ネジ付スリーブ43は、逆向きの雄ネジを備える。

ガイド機構2のネジ付スリーブ43を経て延在する駆動スピンドル42−これは、同時にガイド機構2の配置ラインを表現する−上に、回転不能で軸方向に移動可能に、更にまたそれぞれ1つのネジ付スリーブ43が、隣接する2つのガイド機構2の間の間隔wごとに配置され、これらガイド機構は、ガイド機構2のネジ付スリーブ43の雄ネジと係合し、調整装置4の運転中に駆動スピンドル42と共に回転する。これらネジ付スリーブ43は、それぞれ2つの部分を備え、これら部分は、ガイド機構2のネジ付スリーブ43の対向するように延在するネジの雄ネジに応じて、逆向きの雌ネジを備える。

駆動スピンドル42に配置されたネジ付スリーブ43は、隣接する両ガイド機構2の両ネジ付スリーブ43と協働し、これにより、両ガイド機構2の相対的な間隔wが、駆動スピンドル42の回転方向に応じて拡大又は縮小される。駆動スピンドル42が回転されると、駆動スピンドル42上に配置された各ネジ付スリーブ43によって、このネジ付スリーブと係合している、隣接するガイド機構2の両ネジ付スリーブ43が、回転方向に応じて締められる又は緩められるので、隣接するガイド機構2の間の間隔wが、縮小もしくは拡大する。

図4には、隣接するそれぞれ2つのガイド機構2が、それぞれ1つのネジ付スリーブ43によって互いに作用結合されている調整装置4が、概略的に図示されている。この場合、ガイド機構2は、保持部23に回転可能に配置されたネジ付スリーブ43を備え、これらネジ付スリーブは、それぞれ隣接するガイド機構2に面している。これらネジ付スリーブ43は、雄ネジを備える。奇数の数値インデックスkを有する全てのガイド機構2のネジ付スリーブ43は、第1のラインに配置され、偶数の数値インデックスkを有する全てのガイド機構2のネジ付スリーブ43は、第2のラインに配置されている。

その保持部23にネジ付スリーブ43が配置されたガイド機構2に隣接したガイド機構2の保持部23は、雌ネジを備え、この雌ネジに、ネジ付スリーブ43の雄ネジが係合する。第1のライン及び第2のライン内に、それぞれ1つの駆動スピンドル42が、それぞれそこに配置されかつその上に回転不能で軸方向に移動可能に配置されたネジ付スリーブ43を経て延在する。両駆動スピンドル42は、共通のモータ41によって均等に駆動され、一方の駆動スピンドル42が、直接的にモータ41と結合され、両駆動スピンドル42が、ベルト伝動装置49によって互いに作用結合されている。駆動スピンドル42が回転されると、駆動スピンドル42上に配置されたネジ付スリーブ43によって、これらネジ付スリーブと係合している、ガイド機構2の保持部23が、回転方向に応じて締められる又は緩められるので、隣接するガイド機構2の間の間隔wが、縮小もしくは拡大する。

図5A,5B及び5C並びに6A,6B及び6Cには、模範的に図7A,7B,7C及び7Dに図示されているような折畳み箱接着機械内で折畳み箱ブランクを変形させるためのそれぞれ1つの折畳みステーション1の構成要素である調整装置4の具体的な実施例が図示されている。

図5A,5B及び5C並びに図6A,6B及び6Cによる両調整装置は、それぞれ、折畳み箱ブランクの横のタブを、垂直な整向から、このタブが最後に平に整向され、これによりブランクの残部に対して180°分だけ折り畳まれているように更に折り畳むために使用される。このため、図5A,5B及び5Cもしくは6A,6B及び6Cによる両調整装置は、合目的に、以下で更に図7A〜7Dに関係して詳細に説明されるような折畳み箱接着機械の変形させるべき折畳み箱ブランク用の搬送路のそれぞれ1つの側に取り付けられている。

各ガイド機構2は、2部材のローラホルダ22に回転可能に固定されたローラ21を有する。この場合、ローラ21は、ローラホルダ22に対して水平な軸を中心として旋回可能である。加えて、ローラホルダ22の両部材22A,22Bは、関節式に互いに結合されているので、一方の部材22Aは、他方の部材22Bに対して相対的に水平な軸を中心として旋回可能である。加えて、両部材22A,22Bの間の関節式の結合部は、可変であり、即ち、旋回可能な部材22Aの自由長が調整可能である。

各2部材のローラホルダ22は、プレート状の保持部23に固定されている。全てのガイド機構2の保持部23は、配置ライン3に沿って互いに間隔を置いて配置されている。

各保持部23は、一対の孔を備える。回転可能に支承されかつスプライン軸として形成された2つの駆動スピンドル42は、全ての保持部23の各孔対を経て延在する。両駆動スピンドル42は、電気モータ41が運転されると、両駆動スピンドルが同期して回転するように、ベルト伝動装置49によって電気モータの形態の駆動装置41と結合されている。

保持部23は、それぞれ交互に孔対の両孔の一方内に、回転可能にそれぞれの保持部23に取り付けられたネジ付スリーブ43を備える。ネジ付スリーブ43は、その内部に、駆動スピンドル42の外部輪郭に対応するそれぞれ1つのスプラインハブプロフィルを備えるので、ネジ付スリーブ43は、駆動スピンドル42上で回転不能であるが、駆動スピンドル42の軸方向には、駆動スピンドル上で滑動することができる。その自由端に、ネジ付スリーブ43は、雄ネジを備え、この雄ネジは、隣接するガイド機構2の保持部23の付属の孔内の対応する雌ネジに係合する。

駆動スピンドル42が回転されると、駆動スピンドル42の回転方向に応じて、ネジ付スリーブ43の雄ネジが、隣接するガイド機構2の保持部23の孔の雌ネジ内へ回転して入るか、ネジ付スリーブ43の雄ネジが、隣接するガイド機構2の保持部23の孔の雌ネジから回転して出るかのどちらかであり、隣接する保持部23の間隔は、従って隣接するガイド機構2の全体の間隔は、縮小又は拡大する。配置ライン3に沿った保持部23の移動は、従って隣接するガイド機構2の全体の移動は、駆動スピンドル42のスプラン軸プロフィルとその上に位置するネジ付スリーブ43のスプラインハブプロフィルのペアリングが、ネジ付スリーブ43の軸方向の移動を許容することによって可能にされるが、ネジ付スリーブ43と駆動スピンドル42の間の相対回転は、駆動スピンドル42のスプライン軸プロフィルとその上に位置するネジ付スリーブ43のスプラインハブプロフィルのペアリングによって防止される。

図5A,5B及び5Cによる調整装置の場合、第1のガイド機構2に属するネジ付スリーブ43は、その雄ネジによって、ガイド機構2のアッセンブリの始端に位置不動に配置されたネジ付孔に係合するので、第1のガイド機構は、この位置不動のネジ付孔に対して相対的なその間隔を変更する。選択された図内に、この第1のガイド機構2は、アッセンブリ内で右端にある。

駆動スピンドル42がネジ付スリーブ43を、その雄ネジがそれぞれ隣接するガイド機構2の保持部23の孔の雌ネジ内に回転して入るように移動させる、調整装置4の移動を考察すると、以下のことが確定される:

説明したように、第1のガイド機構2(数値インデックスk=1)が、距離s分だけ、位置不動のネジ付孔に引き寄せられ、隣接する第2のガイド機構2(k=2)が、距離s分だけ第1のガイド機構2(k=1)に引き寄せられる、等々のことにより、各ガイド機構2のために、sのk倍に一致する概略的な調整距離が得られる。同様に、これは、全てのガイド機構2の概略的な調整距離が比例的に拡大する逆の移動に当て嵌まる。

図6A,6B及び6Cによる調整装置の場合、ガイド機構のアッセンブリの始端に、位置不動の第0のガイド機構2(k=0)が配置され、この第0のガイド機構は、その位置を変えない。選択した図内で、この第0のガイド機構2は右端に存在する。そのガイドスリーブ43が、その雄ネジによって第1の、即ち第1の可動のガイド機構2の対応するネジ孔に係合し、従って、この第1の可動のガイド機構は、第0のガイド機構2に対して相対的に移動される。

第0のガイド機構2から始まり、数値インデックスk=1...4を有するガイド機構2は、第1のグループのガイド機構2に属し、これらガイド機構は、調整装置4の運転中に同方向に移動し、即ち、第0のガイド機構に接近又は第0のガイド機構2から離間するように移動される。これに続く第2のグループの数値インデックスk=5...8を有するガイド機構も、同方向に、しかしながら常に第1のグループ(k=1...4)のガイド機構2に対して反対方向に移動する。これは、第2のグループ(k=5...8)のネジ付スリーブ43が、第1のグループ(k=1...4)のネジ付スリーブ43とは反対方向に配置されていることによって得られる。

駆動スピンドル42が、第1のグループ(k=1...4)のネジ付スリーブ43を、その雄ネジがそれぞれ隣接するガイド機構2の保持部23の孔の雌ネジに回転して入るように移動させる、調整装置の移動を考察すると、第1のグループ(k=1...4)のガイド機構2の間の間隔が縮小する。同時に、第2のグループ(k=5...8)のネジ付スリーブ43の雄ネジは、隣接するガイド機構の付属の雌ネジから回転して出るので、第2のグループ(k=5...8)のガイド機構2の間の間隔が縮小する。両グループのガイド機構のそれぞれに、考察されるグループのガイド機構2の隣接するそれぞれ2つのガイド機構2の間の間隔wが配置ライン3に沿って均等に変化することが当て嵌まる。

図7A,7B,7C及び7Dには、どのように、図5A,5B及び5C並びに図6A,6B及び6Cによる調整装置が、折畳みステーションの構成要素として折畳み箱接着機械内に配置されているのかが、模範的に示されている。この場合、図7A及び7Bは、斜視図及び平面図で、所定の折畳み箱ブランク用の第1の調整状態にある折畳み箱接着機械を示し、図7C及び7Dは、斜視図及び経面図で、他の折畳み箱ブランク用の第2の調整状態にある折畳み箱接着機械を示す。

このため、両折畳みステーション1は、変形すべき折畳み箱ブランクの搬送路51のそれぞれ一方の側で、折畳み箱機械のフレーム5に、その互いの相対的な間隔が折畳み箱ブランクの異なる大きさに適合させるために調整できるように、配置されている。

各折畳みステーション1は、下の支持ローラ11のアッセンブリを有するベースプレート13を有し、これら下の支持ローラ上を、折畳み箱ブランクが、横たわって右から来るように搬送される。下の支持ローラ11にわたって、搬送ベルト12は、折畳み箱ブランクの均等でスリップのない搬送を保証するために案内されている。

更に、各折畳みステーションは、プラウ状折畳みレールを備え、このプラウ状折畳みレールは、水平な整向から垂直な整向への、即ち第1の90°の折畳み箱ブランクの1つのタブの変形を行なう。プラウ状折畳みレール24は、ガイド機構2を有する調整装置4の前に配置されている。プラウ状折畳みレール24に続くローラ21のアッセンブリは、垂直な整向から水平な整向への、即ち第2の90°の折畳み箱ブランクのタブの更なる変形のために使用される。プラウ状折畳みレール24も、続くローラ21のアッセンブリも、折畳みベルト25を案内するために使用され、この折畳みベルトは、変形すべき折畳み箱ブランクと直接的に接触しているが、この折畳み箱ブランクは、折畳みステーション1を経て移動され、その際に折り畳まれる。

図示した折畳み箱接着機械は、折畳み箱ブランクの2つのタブの左−前−右−折畳みを実施するために設置されており、即ち、左側のタブの折畳み過程が、最初に開始される。

搬送路51の左側に、1つの折畳みステーション1が配置され、この折畳みステーションは、図6A,6B及び6Cに図示したような2つのグループのローラ21のアッセンブリを備える。この折畳みステーション1では、変形の第1の部分が90°の折畳みで完了している搬送路51の個所が固定されている。この個所は、不動に配置されたプラウ状折畳みレール24の終端によって規定される。しかしながら、これに対して、折畳みが180°で完了している搬送路51の個所は、調整可能である。この個所は、第4のローラ21の位置によって規定される。

折畳み箱ブランクの搬送は、まずプラウ状折畳みレール24に沿って行なわれ(0...90°)、次にガイド機構2のアッセンブリに沿って、その数値インデックスの逆の順序で行なわれ、即ち、変形の第2の部分(90...180°)は、k=8からk=5を有するガイド機構2によって行なわれ、k=4を有するガイド機構2において完了している。k=4からk=0を有するガイド機構は、180°の水平な位置にタブを保持する。

搬送方向で見て第0のローラ21の後に、更に2つの不動のローラ21が配置され、これらローラには、調整装置は作用を与えず、これらローラは、搬送路51の終端を規定する。

搬送路51の右側に、1つの折畳みステーション1が配置され、この折畳みステーションは、図5A,5B及び5Cに図示したような1つのグループのローラ21のアッセンブリを備える。この折畳みステーションでは、変形の第1の部分が90°の折畳みで完了している搬送路51の個所は、プラウ状折畳みレール24が搬送路に沿って移動可能であり、所望の位置に固定可能であることによって、調整可能である。この個所は、移動可能なプラウ状折畳みレール24の終端によって規定される。

左側でのように、右側でも、搬送方向で見て第1のローラ21の後に、更に2つの不動のローラが配置され、このローラには、調整装置は作用を与えない。搬送路51の終端は、不動に配置されたこれら両ローラ21の位置によって規定される。折畳みが180°で完了している搬送路51の個所は、不動の両ローラ21の直前に配置された第1のローラ21の位置である。

折畳み箱ブランクの搬送は、まずプラウ状折畳みレール24に沿って行なわれ(0...90°)、次にガイド機構2のアッセンブリに沿って、その数値インデックスの逆の順序で行なわれ、即ち、変形の第2の部分(90...180°)は、k=5からk=2を有するガイド機構2によって行なわれ、k=1を有するガイド機構2において完了している。k=1を有するガイド機構は、180°の水平な位置にタブを保持する。

1 折畳みステーション 11 下の支持ローラ 12 搬送ベルト 13 ベースプレート 2 ガイド機構 21 ローラ 22 ローラホルダ 23 保持部 24 プラウ状折畳みレール 25 折畳みベルト 3 配置ライン 4 調整装置 41 駆動装置、モータ 42 駆動スピンドル 43 ネジ付スリーブ 44 ギヤボックス 45 ラック 46 シザースメカニズム 47 関節個所 48 スライドレール 49 ベルト伝動装置 5 フレーム 51 搬送路 k 数値インデックス s 調整距離 Δw 間隔変化量

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