Ultrasonic welding method for electronic circuit unit

申请号 JP2003017217 申请日 2003-01-27 公开(公告)号 JP2004223982A 公开(公告)日 2004-08-12
申请人 Alps Electric Co Ltd; アルプス電気株式会社; 发明人 SHIBATA HIRONORI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an ultrasonic welding method for an electronic circuit unit restraining vibration of a cover during ultrasonic welding, and with no breakage of electronic parts and peeling of solder.
SOLUTION: The ultrasonic welding method for the electronic circuit unit is provided with the electronic circuit in which a circuit board 4 mounted with the electronic parts 5 is accommodated within two covers of a first and a second covers 1 and 2 formed of plastic , a support base 6 supporting the first cover 1, and a horn portion 7 abutting on the second cover 2 and applying ultrasonic vibration. When the first and the second covers 1 and 2 are welded, vibration-proof members 8 and 9 are brought into contact with the covers 1 and 2, and the vibration of the covers 1 and 2 are restrained so that the vibration of the covers 1 and 2 are restrained during the ultrasonic welding, and no breakage of the electronic parts 5 and no solder peeling are obtained.
COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI
权利要求
  • 電子部品を実装した回路基板がプラスチックからなる二つの第1,第2のカバー内に収納されてなる電子回路ユニットと、前記第1のカバーを支持する支持基台と、前記第2のカバーに当接し、超音波振動を印加するホーン部とを備え、前記第1,第2のカバーを溶着する際、制振部材を前記カバーに接触させて、前記カバーの振動を抑えるようにしたことを特徴とする電子回路ユニットの超音波溶着方法。
  • シート状の前記制振部材が前記カバーに接触するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子回路ユニットの超音波溶着方法。
  • ゴム材からなる前記制振部材が前記カバーに接触するようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の電子回路ユニットの超音波溶着方法。
  • 前記制振部材が前記支持基台、又は/及び前記ホーン部に取り付けられたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電子回路ユニットの超音波溶着方法。
  • 前記第1,第2のカバーは、それぞれ板状部と、この板状部の外周部に設けられた接合部を有し、前記制振部材が前記板状部に接触するようにしたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電子回路ユニットの超音波溶着方法。
  • 前記支持基台は、前記第1のカバーの前記板状部の中央部と非接触状態で対向する凹み部と、この凹み部の外周部に設けられ、前記板状部の外周部を支持する肩部を有し、前記ホーン部は、前記第2のカバーの前記板状部の中央部と非接触状態で対向する凹み部と、この凹み部の外周部に設けられ、前記板状部の外周部に当接する肩部を有し、前記凹み部には前記制振部材が配置された状態で、前記支持部材と前記ホーン部のそれぞれの前記肩部によって、前記第1,第2のカバーの前記接合部を挟持して、前記第1,第2のカバーを溶着するようにしたことを特徴とする請求項5記載の電子回路ユニットの超音波溶着方法。
  • 前記電子回路ユニットがカード型で構成されたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の電子回路ユニットの超音波溶着方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は近距離無線機に使用されるカード型の電子回路ユニット等に適用して好適な電子回路ユニットの超音波溶着方法に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来のプラスチックの超音波溶着方法は、適当な加圧の基で、接合面に垂直に超音波振動を印加して、接合面の摩擦による発熱によって、接合面を互いに溶着する方法が知られている。 (例えば、非特許文献1参照)
    【0003】
    しかし、このようなプラスチックの超音波溶着方法を、電子部品が実装された回路基板をカバー内に収納してなる電子回路ユニットに適用し場合、二つのカバー同士を溶着する際の超音波振動がカバーを介して回路基板に大きく伝達され、その結果、電子部品の破壊や半田付の剥がれを生じするものであった。
    【0004】
    【非特許文献1】
    佐藤敏一著 「特殊加工」第1版 (株)養賢堂昭和56年11月20日発行 (141頁から142頁)
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    従来の電子回路ユニットの超音波溶着方法においては、二つのカバー同士を溶着する際の超音波振動がカバーを介して回路基板に大きく伝達され、その結果、電子部品の破壊や半田付の剥がれを生じするという問題がある。
    【0006】
    そこで、本発明は超音波溶着時のカバーの振動が抑えられて、電子部品の破損や半田の剥がれの無い電子回路ユニットの超音波溶着方法を提供することを目的とする。
    【0007】
    【課題を解決するための手段】
    上記課題を解決するための第1の解決手段として、電子部品を実装した回路基板がプラスチックからなる二つの第1,第2のカバー内に収納されてなる電子回路ユニットと、前記第1のカバーを支持する支持基台と、前記第2のカバーに当接し、超音波振動を印加するホーン部とを備え、前記第1,第2のカバーを溶着する際、制振部材を前記カバーに接触させて、前記カバーの振動を抑えるようにした超音波溶着方法とした。
    【0008】
    また、第2の解決手段として、シート状の前記制振部材が前記カバーに接触するようにした超音波溶着方法とした。
    また、第3の解決手段として、ゴム材からなる前記制振部材が前記カバーに接触するようにした超音波溶着方法とした。
    【0009】
    また、第4の解決手段として、前記制振部材が前記支持基台、又は/及び前記ホーン部に取り付けられた超音波溶着方法とした。
    また、第5の解決手段として、前記第1,第2のカバーは、それぞれ板状部と、この板状部の外周部に設けられた接合部を有し、前記制振部材が前記板状部に接触するようにした超音波溶着方法とした。
    【0010】
    また、第6の解決手段として、前記支持基台は、前記第1のカバーの前記板状部の中央部と非接触状態で対向する凹み部と、この凹み部の外周部に設けられ、前記板状部の外周部を支持する肩部を有し、前記ホーン部は、前記第2のカバーの前記板状部の中央部と非接触状態で対向する凹み部と、この凹み部の外周部に設けられ、前記板状部の外周部に当接する肩部を有し、前記凹み部には前記制振部材が配置された状態で、前記支持部材と前記ホーン部のそれぞれの前記肩部によって、前記第1,第2のカバーの前記接合部を挟持して、前記第1,第2のカバーを溶着するようにした超音波溶着方法とした。
    また、第7の解決手段として、前記電子回路ユニットがカード型で構成された超音波溶着方法とした。
    【0011】
    【発明の実施の形態】
    本発明の電子回路ユニットの超音波溶着方法の図面を説明すると、図1は本発明の超音波溶着方法によって製造された電子回路ユニットの要部断面図、図2は本発明の電子回路ユニットの超音波溶着方法を説明するための溶着装置の概要説明図である。
    【0012】
    次に、本発明の超音波溶着方法によって製造された電子回路ユニットの構成を図1に基づいて説明すると、プラスチック(合成樹脂)からなる箱形の第1のカバー1は、板状部1aと、この板状部1aの外周部に設けられ、凹部1bを有した凸条部からなる接合部1cを有している。
    【0013】
    また、プラスチック(合成樹脂)からなる箱形の第2のカバー2は、板状部2aと、この板状部2aの外周部に設けられた凸条部からなる接合部2bを有している。
    【0014】
    この第2のカバー2の接合部2aは、第1のカバー1の接合部1cに設けられた凹部1b内に嵌合して、接合部1c、2bが超音波溶着によって互いに溶着された構成となっている。
    そして、第1,第2のカバー1,2が組み合わされた際、その内部には、空間部からなる収納部3が形成されている。
    【0015】
    なお、第1のカバー1に凹部1bを設け、この凹部1bには、第2のカバー2の凸条部からなる接合部2bを嵌合するようにしたが、両者の関係を逆にし、第2のカバーに設けた凹部には、第1のカバーに設けた凸条部を嵌合するようにしても良い。
    【0016】
    プリント基板からなる回路基板4の表面には、銅箔からなる配線パターン(図示せず)が設けられ、この配線パターンには、クリスタル、フイルタ、抵抗やコンデンサ等の電子部品5が半田付によって実装されて、回路基板4には、所望の電気回路が形成されている。
    【0017】
    このような構成を有する回路基板4は、収納部3内に収納されて、第1第2のカバー1,2に適宜手段によって取り付けられて、近距離無線機に使用されるカード型の電子回路ユニットや種々の電子回路ユニットが形成されている。
    【0018】
    次に、図2に示した溶着装置の構成を説明すると、板状の金属材からなる支持基台6は、中央部に設けられた凹み部6aと、この凹み部6aの外周部に設けられ、凹み部6aから段差を持って設けられた肩部6bと、この肩部6bの外周部に設けられた壁からなるガイド部6cを有する。
    【0019】
    超音波振動を行うホーン部7は、中央部に設けられた凹み部7aと、この凹み部7aの外周部に設けられ、凹み部7aから段差を持って設けられた肩部7bと、この肩部7bの外周部に設けられた壁からなるガイド部7cを有する。
    そして、このホーン部7は、支持基台6に対向した状態で、支持基台6に対して上下動可能に配置されている。
    【0020】
    シート状のゴム材からなる二つの制振部材8,9は、それぞれ支持基台6とホーン部7の凹み部6a、7aに位置した状態で、それぞれ支持基台6とホーン部7に接着等によって取り付けられている。
    【0021】
    次に、このような溶着装置を用いた場合における本発明の電子回路ユニットの超音波溶着方法を図2に基づいて説明すると、先ず、電子部品5を実装した回路基板4が収納部3に収納された状態で、第1のカバー1がガイド部6cをガイドにして支持基台6上に載置される。
    【0022】
    この時、第1のカバー1の板状部1aの外周部(接合部1cの近傍)が肩部6b上で支持されると共に、制振部材8が板状部1aに当接した状態となる。
    【0023】
    次に、ホーン部7を降下させると、ガイド部7cが第2のカバー2をガイドにして降下すると共に、肩部7bが第2のカバー2の板状部2aの外周部(接合部2cの近傍)に当接し、且つ、制振部材9が板状部2aに当接した状態となる。
    【0024】
    そして、ホーン部7を下降して、接合部1c、2b間を加圧した状態で、ホーン部7に超音波振動を印加すると、ホーン部7は矢印A方向に振動し、接合面の摩擦による発熱によって、接合部1c、2b間が互いに溶着される。
    また、この溶着時、第1,第2のカバー1,2は、制振部材8,9によって振動が抑えられて、電子部品5の破損や半田の剥がれが無くなる。
    【0025】
    なお、この実施例では、第1,第2のカバー1,2の双方が制振部材8,9によって振動が抑えられるにしたが、制振部材によって、第1,第2のカバーの何れか一方のみの振動を抑えるようにしても良い。
    また、制振部材の取付構造や配置は、上記実施例に示した以外に、種々のもが適用できること勿論である。
    【0026】
    また、上記実施例では、制振部材が初期段階からカバーに当接するもので説明したが、超音波溶着時のカバーの振動時において、制振部材がカバーに当接するようにしても良い。
    【0027】
    【発明の効果】
    本発明の電子回路ユニットの超音波溶着方法は、電子部品を実装した回路基板がプラスチックからなる二つの第1,第2のカバー内に収納されてなる電子回路ユニットと、第1のカバーを支持する支持基台と、第2のカバーに当接し、超音波振動を印加するホーン部とを備え、第1,第2のカバーを溶着する際、制振部材をカバーに接触させて、カバーの振動を抑えるようにしたため、超音波溶着時におけるカバーの振動を抑えることができて、電子部品の破損や半田の剥がれの無いものが得られる。
    【0028】
    また、シート状の制振部材がカバーに接触するようにしたため、超音波溶着時におけるカバーの振動を、一層効率よく抑えることができる。
    【0029】
    また、ゴム材からなる制振部材がカバーに接触するようにしたため、超音波溶着時におけるカバーの振動を、確実に、且つ、効率よく抑えることができる。
    【0030】
    また、制振部材が支持基台、又は/及びホーン部に取り付けられたため、その構成が簡単で、且つ、制振部材のカバーへの当接の確実なものが得られる。
    【0031】
    また、第1,第2のカバーは、それぞれ板状部と、この板状部の外周部に設けられた接合部を有し、制振部材が板状部に接触するようにしたため、超音波溶着時におけるカバーの振動を、一層効率よく抑えることができる。
    【0032】
    また、支持基台は、第1のカバーの板状部の中央部と非接触状態で対向する凹み部と、この凹み部の外周部に設けられ、板状部の外周部を支持する肩部を有し、ホーン部は、第2のカバーの板状部の中央部と非接触状態で対向する凹み部と、この凹み部の外周部に設けられ、板状部の外周部に当接する肩部を有し、凹み部には制振部材が配置された状態で、支持部材とホーン部のそれぞれの肩部によって、第1,第2のカバーの接合部を挟持して、第1,第2のカバーを溶着するようにしたため、超音波溶着が確実であると共に、電子回路ユニットが支持基台とホーン部で挟持された際に、第1,第2のカバーには制振部材を当接した状態にすることができて、生産性の良好なものが得られる。
    【0033】
    また、電子回路ユニットがカード型で構成されたため、特に、近距離無線機に使用される電子回路ユニットに適用して好適なものが得られる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の超音波溶着方法によって製造された電子回路ユニットの要部断面図。
    【図2】本発明の電子回路ユニットの超音波溶着方法を説明するための溶着装置の概要説明図。
    【符号の説明】
    1 第1のカバー1a 板状部1b 凹部1c 接合部2 第2のカバー2a 板状部2b 接合部3 収納部4 回路基板5 電子部品6 支持基台6a 凹み部6b 肩部6c ガイド部7 ホーン部7a 凹み部7b 肩部7c ガイド部8 制振部材9 制振部材

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