Method of manufacturing an optical data band

申请号 JP2002502775 申请日 2001-05-22 公开(公告)号 JP2003536192A 公开(公告)日 2003-12-02
申请人 テーザ アーゲー; 发明人 シュテファン シュタッドラー,; ベルンハルト ミュスィッヒ,; ヨルン ライバー,;
摘要 (57)【要約】 本発明は、光学データ記録媒体を含むデータメモリを製造する方法に関する。 上記データ記録媒体は、いくつかのスタックされた一連の層を含み、一連の層は、情報を格納するために配置され、ポリマー膜(35)および中間層(38)を有する。 本発明の方法によると、少なくとも1つの層シーケンス(39)のいくつかの層(35、36、37、38)は、同時押し出し成形される。 上記データ記録媒体は、同時押し出し成形された上記割り当てられる層(35、36、37、38)から螺旋状に巻かれていることを特徴とする。 また、複数の層シーケンスに割り当てられる層は、一緒に同時押し出し成形され、データ記録媒体が上記層から巻かれていることを特徴とする。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光学データ記録媒体を有するデータメモリ(1;40;70
    )の製造方法であって、該光学データ記録媒体は、情報ストレージ用に設計された複数のスタックされた層シーケンス(10、12;39、50、51、52;
    74、75)を含み、それぞれは、情報ストレージ用に設計された高分子キャリア(11;35;54;76)および中間層(12;36、37、38;55、
    56;77)を有し、少なくとも1つの層シーケンス(39)の複数の層(35
    、36、37、38)が同時押し出し成形される製造方法。 【請求項2】 層シーケンス(39)に割り当てられた層(35、36、3
    7、38)が同時押し出し成形され、前記データ記録媒体は、同時押し出し成形された該割り当てられた層(35、36、37、38)から螺旋状に巻かれていることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。 【請求項3】 前記複数の層シーケンスに割り当てられた層は、一緒に同時押し出し成形され、前記データ記録媒体が該層から螺旋状に巻かれていることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。 【請求項4】 複数の、好適には、全ての層シーケンス(50、51、52
    )の層(54、55、56)は、一緒に同時押し出し成形されることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。 【請求項5】 前記一緒に同時押し出し成形された層(50、51、52)
    は、押し出された後に輪(42)に曲げられることを特徴とする、請求項4に記載の製造方法。 【請求項6】 前記一緒に同時押し出し成形された層は、押し出しされた後に、中空円筒形状(60)を形成するためにコイル状に巻かれていることを特徴とする、請求項4に記載の製造方法。 【請求項7】 複数のデータメモリ用の環状のデータ記録媒体は、中空円筒形状(60)から切り取られることを特徴とする、請求項6に記載の製造方法。 【請求項8】 全ての層シーケンス(74、75)の層(76、77)がシームレス管状で一緒に同時押し出し成形され、該個々の層(76,77)が互いに同時押し出し成形されることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。 【請求項9】 複数のデータメモリ(70)用の環状のデータ記録媒体は、
    管から切り取られることを特徴とする、請求項8に記載の製造方法。 【請求項10】 高分子キャリア(11;35;54;76)の屈折率が加熱によって局所的に変化され得ることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の製造方法。 【請求項11】 吸収体(36;55;77)が高分子キャリア(35;5
    4;76)に配置され、該吸収体は、少なくとも部分的に書き込みビームを吸収し、これにより高分子キャリア(35;54;76)に少なくとも部分的に生成される熱を局所的に送達することを特徴とする、請求項10に記載の製造方法。 【請求項12】 前記同時押し出し成形された(35、36、37、38)
    は、押し出し成形された後に双軸的に延伸されることを特徴とする、請求項1〜
    11のいずれかに記載の製造方法。 【請求項13】 高分子キャリア(11;35;54)は、高分子キャリアとして用いられることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の製造方法。 【請求項14】 接着層(12;38)は、中間層として用いられることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の製造方法。 【請求項15】 前記高分子キャリア(12;36、37、38;55、5
    6;77)は、前記高分子キャリア(11;35;54;76)の屈折率から僅かに異なることを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の製造方法。 【請求項16】 データ記録媒体が巻回コア(44)の周りに形成されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに記載の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 本発明は、光データ記録媒体を備えるデータメモリの製造方法に関する。 【0002】 DE 298 16 802は、ポリマー膜を含む、光データ記録媒体を備えるデータメモリを記載している。 呼称「tesafilm kristallk
    lar」の名の下でBeiersdorf AGによって販売されているポリメチルメタクリル酸およびポリマー膜(双軸配向されたポリプロピレンを含む)は、ポリマー膜用材料として言及されている。 このデータメモリにおいて、ポリマー膜は、巻回コア上に複数の層またはプライに螺旋状に巻かれており、接着層は、隣接するパイル間にそれぞれ配置される。 接着層は、アクリル酸塩の結合剤からなる。 情報アイテムは、データドライブの書込みビームの支援によってポリマー膜を局所的に加熱することにより、データメモリに書き込まれ得、その結果、
    ポリマー膜の界面での屈折率、したがって、ポリマー膜の界面での反射パワー(
    反射率)が局所的に変化する。 これは、データドライブの読出しビームの支援により、ピックアップされ得る。 書込みビームまたは読出しビームの焦点を合わせることにより、情報は、適切に、個別に、データ記録媒体の予め選択されたプライ(ply)に書き込まれ得、そこから読み出され得る。 ポリマー膜の局所的な加熱を容易にするために、ポリマー膜には吸収体(例えば、染料)に割り当てられ得、その吸収体は書込みビームを好適に吸収し、これにより生成された熱をポリマー膜に局所的に伝達する。 巻回コアは、光学的に透明であってもよく、データドライブの書込みおよび読出しデバイスを収容するために用いられる凹部をその中心に有してもよい。 この場合、書込みおよび読出しデバイスは、データメモリに対して動き、一方で、データメモリは、静的であり、これにより、速い回転運動に対してデータメモリをバランス調整する必要はない。 【0003】 周知のデータメモリにおいて、精密さを要求する製造が問題となる。 吸収体染料を備えた層がポリマー膜に適用される必要があり、接着層がポリマー膜に付与される必要がある。 この層シーケンスは、実質的に螺旋状に巻かれ、これにより、情報ストレージ用に設計された複数の層シーケンスが積層される。 製造の間の多くの個別の工程は、コストに悪影響を与える。 【0004】 光データ記録媒体を備えるデータメモリの製造方法を提供することが本発明の目的である。 光データ記録媒体は、情報ストレージ用に設計された積層された複数の層シーケンスを含み、それぞれの層シーケンスは、高分子キャリアおよび中間層を有し、費用対効果が高く、高品質のデータメモリを提供する。 【0005】 この目的は、請求項1の特徴を有する方法によって達成される。 本発明の利点となる構成は、従属請求項から明らかである。 【0006】 本発明の方法は、複数の層シーケンスを含む光データ記録媒体を備えるデータメモリを製造するために用いられ、複数の層シーケンスは、情報ストレージ用に設計され、それぞれの層シーケンスは、高分子キャリアおよび中間層を有する。
    これらの層シーケンスにおいて、層またはプライは、高分子によって形成され、
    少なくとも1つのさらなるプライ(すなわち、中間層)が提供される。 中間層は、例えば、層シーケンスを、隣接する層シーケンスと結合するために、接着層として設計され得る。 しかし、層シーケンスは、さらなる層(例えば、吸収体染料を備えた層)を含む。 光データ記録媒体において、複数のこのような層シーケンスが配置され、積層される。 本発明により、少なくとも1つの層シーケンスの複数の層は、同時押し出し成形される。 【0007】 複数の層を同時押し出し成型をすることにより、層シーケンスの複数の層が、
    同時またはほぼ同時に作製され、これにより、動作する工程を省略し、データメモリの製造コストに好ましい影響を与える。 利点として、層シーケンスの全ての層は、同時押し出し成形され、その結果、同時押し出し成型物が加工され得、これにより、個別の層をさらに追加する必要なく、完成された光データ記録媒体を形成できる。 【0008】 層シーケンスまたは複数の層シーケンスから光データ記録媒体を作製する複数の方法が原理的にあり得る。 【0009】 本方法の1実施形態において、層シーケンスに割り当てられた層は、同時押し出し成形され、データ記録媒体は、この層から螺旋状に巻かれている。 このように、螺旋上に配置されたそれぞれの巻線は、情報ストレージ用に設計された、光データ記録媒体のプライまたは層シーケンスを形成する。 同時押し出し成型物が1つのみの層シーケンスの厚さを有するので、データメモリの回転軸から高分子キャリアへの動径距離は、1巻線にわたって比較的に僅かにしか変化せず、これにより、読出しビームまたは書込みビームは、すぐに、データメモリから情報を読み出すか、またはデータメモリに情報を書き込む間に1巻線する層シーケンスに焦点が再度、合わされ得る。 【0010】 本方法の別の構成において、複数の層シーケンスに割り当てられる層は、一緒に同時押し出し成形され、データ記録媒体は、この層から螺旋状に巻かれている。 上述した構成を異なって、複数の層シーケンスの層は、一緒に同時押し出し成形され、その結果、所与の数の層シーケンスを備えるデータメモリに対して、同時押し出し成型物は、本発明の上述された実施形態の場合よりも少ない巻線で巻かれ得る。 しかし、同時押し出し成型物のより大きな厚みのために、各回転毎の動径方向の変位は、上述された実施形態の場合より大きい。 データメモリを適切に駆動することで、読出しまたは書込みビームは、同時押し出し成型物の巻線プロファイルにわたって焦点が再度合わされる。 【0011】 複数の層シーケンス有利には全ての層シーケンスの層が一緒に同時押し出し成形され得る。 この場合、一緒に同時押し出し成型される層は、押し出された後に、曲げられ、輪になり得る。 代替的には、一緒に同時押し出し成形され、押し出された後にコイル状に巻かれて中空円筒形状に形成される(この場合、同時押し出し成型物の端部領域の一部は、中空円筒形状の両端から押し出され得る)。 複数のデータメモリに対する環状のデータ記録媒体は、中空円筒形状から切り取られ得る。 これらの実施形態において、個別の層シーケンスは、螺旋プロファイルを有さず、代わりに、層シーケンス自体へと閉じられる。 データ記録媒体の断面において、層シーケンスの層は、例えば、同心状の環状のリングの形状を有してもよい。 この場合、書込みビームまたは読出しビームが層シーケンスのプロファイルにわたって焦点を再度合わせる必要性がなくなるか、または、許容誤差を補償するためにわずかに焦点を合わせる必要性のみがあるので、データメモリに情報を書き込むこと、または、データメモリから情報を読み出すことが特に容易になる。 【0012】 本方法の別の利点のある構成において、層シーケンス全ての層は、シームレス環状で一緒に同時押し出し成形され、個々の層は、有利にも互いに同心状に配置される。 複数のデータメモリの環状のデータ記録媒体は、このような管から切り取られ得る。 少ない製造工程のみがデータメモリを製造するために必要とされる。 このデータメモリはまた、その同心状の構造のために幾何学的により安定し、
    好ましい方法で読み出され得るか、または書き込まれ得る。 【0013】 有利には、高分子キャリアの屈折率は、加熱することによって局所的に変えられ得る。 この場合、高分子キャリアには、吸収体が割り当てられ得、その吸収体は、少なくとも部分的に書込みビームを吸収し、これにより生成された熱をポリマー膜に少なくとも部分的に伝達するように設計されている。 吸収体は、例えば、高分子キャリアに含まれるか、または高分子キャリアに隣接する層(例えば、
    中間層)に含まれる染料分子を含み、この吸収体により、高分子キャリアが局所的に十分に加熱され、比較的に低い強度の書込みビームでも屈折率が変化し得る。 【0014】 本方法の好適な構成において、同時押し出し成形された層は、押し出された後に双軸的に伸長される。 このような方法工程は、例えば、後で巻かれるかまたは曲げられる1つの層シーケンスの厚さまたは複数の層シーケンスの厚さの同時押し出し成型物について実行され得る。 有利には、ポリマー膜は、高分子キャリア(すなわち、同時押し出し成型物)として用いられ、場合によっては伸長する工程は、高分子キャリアに、典型的なポリマー膜の厚さに相当する層の厚さを与える。 この厚さは、10μm〜100μmであるが、より小さくてよいし、大きくてもよい。 高分子キャリアに適した材料は、例えば、双軸的に伸長された後に、
    双軸配向ポリプロピレン(BOPP)となるポリプロピレンである。 ポリプロピレンが同時押し出し成形された後に2つの平面にプレストレスされる場合、高い内部エネルギーが材料内に保存される。 次いで、局所的に加熱する(例えば、書込みビームによって)状態の下で、顕著な材料変化が、リ巻線変形の結果として(具体的には、単位面積当たりの比較的に少量のエネルギーを蓄積する際に容易に)に生じる。 このように、例えば、ほぼ0.2の屈折率の変化がほぼ1μmの直径または側部の長さを有する格納された情報ユニットに対して、単位面積にわたって達成され得、これは読出しビームによって良好にピックアップされ得る。
    したがって、双軸配向ポリプロピレンで作製されたポリマー膜は、屈折率が加熱によって局所的に変化され得る高分子キャリアとして非常に適切である。 しかし、ポリプロピレンを除く材料も、同様に高分子キャリアとして考えられる。 【0015】 層シーケンスの中間層として、接着層を使用し、その支援によって隣接する層シーケンスは、互いに結合され得る。 適切な接着剤の例は、気泡がないアクリルレート結合剤か、または、アクリルレートを熱溶解した化合物である。 有利には、中間層の屈折率は、高分子キャリアの屈折率から僅かに異なっているだけであり、これにより、高分子キャリアプライと隣接する中間層との間の界面にて読出しビームまたは書込みビームの反射の揺らぎを最小限にする。 屈折率差が0.0
    05未満になることは有利である。 しかし、屈折率間に存在する差は、データメモリをフォーマット化するために用いられ得る。 上述されたシームレスに押し出された管(例えば、それぞれの層シーケンスの高分子キャリア)は、僅かに異なる屈折率を有する中間層(この場合、接着層として構成される必要がない)により、隣接する層シーケンスの高分子キャリアから光学的に区切られ得る。 【0016】 本発明の好適な構成において、データ記録媒体は、中心コアの周りに形成される。 例えば、1つの層シーケンスまたは複数の層シーケンスに割り当てられた層を有する同時押し出し成型物は、中心コアの周りに巻かれてもよく、この形状が巻き線に類似している。 巻き線形状は、データメモリを安定化するように引き続き保持される。 他の構成において、中心コアは、単に製造プロセスの支持手段であり、巻かれた後に除去される。 【0017】 本発明は、例示的な実施形態を参照にしてより詳細に説明される。 【0018】 図1は、データメモリ1と、データメモリ1に適合したドライブの書込みおよび読出しデバイス2を示す模式的な表示である。 データメモリ1は、ポリマー膜11の形態で、情報ストレージに用いられる多数の高分子キャリアのプライ10
    を有する光データ記録媒体を含み、ポリマー膜11は、光学的に透明な巻きコア上に螺旋状に巻かれている。 明解にするために、巻回コアは、図1に示されていない(最も内側のプライ10の内側に存在する)。 より明らかな例示のために、
    図1の同心円状の丸いリングとして示されるが、ポリマー膜11の個別のプライ10は、例示的な実施形態において、プライ10は、ポリマー膜11を螺旋状に巻くことによって形成される。 接着層として用いられる中間層12は、ポリマー膜11の隣接するプライ10の間にそれぞれ配置される。 次いで、例示的な実施形態において、個別の接着層12は、全て互いに接続され、全体としてポリマー膜11に類似の螺旋状のプロファイルを有する。 明解さという理由のために、図1に示される接着層12が拡大され、その厚さのスケールが実際とは異なる。 以下で図2を参照して説明されるように、ポリマー膜11のプライ10は、隣接する接着層12と明解さのために示されていない他の層(例えば、吸光染料を含む吸収体層等)とが一緒に、層シーケンスを形成する。 【0019】 例示的な実施形態において、ポリマー膜11は、双軸配向されたポリプロピレン(BOPP)からなり、(層シーケンスに割り当てられた他の層と一緒に)巻く前に、両方の表面方向にプリストレスされる(以下参照)。 例示的な実施形態において、ポリマー膜11は、35μmの厚さを有してもよく、10μm〜10
    0μmの範囲の厚さでもよく、または、この範囲外にある厚さでさえも同様に考えられる。 接着層12は、気泡がなく、例示的な実施形態において、接着層12
    は、23μmの厚さ(好適な層の厚さは、1μm〜40μmである)を有するアクリル酸塩の結合材からなる。 例示的な実施形態において、データメモリ1は、
    ポリマー膜11の20個のプライ10を含み、プライ10は、約30mmの直径を有する。 その高さは、約19mmである。 異なる数のプライ10、または、異なる寸法のプライ10も、同様に用いられ得る。 巻線またはプライ10の数は、
    例えば、10〜30の間であり得るが、30よりも多い場合もあり得る。 【0020】 巻回コアの内部に配置された書込みおよび読出しデバイス2は、原理的に公知であり、例えば、DVD技術において公知である。 書込みおよび読出しデバイス2は、機構21の支援により、示された矢印方向に回転され得、両方の軸方向に移動し得る書込みおよび読出しヘッド20を含む。 書込みおよび読出しヘッド2
    0は、光学要素を含み、その支援によりレーザー(図1には図示せず)によって生成された光ビーム(例えば、波長630nmまたは532nmを有する)は、
    ポリマー膜11の個々のプライ10に焦点が合わされ得る。 書込みおよび読出しヘッド20は、機構21によって動くので、それは、データメモリ1のプライ1
    0全てを十分に走査し得る。 例示的な実施形態において、データメモリ1は、この場合、静的である。 したがって、データメモリ1は、書込みおよび読出しヘッド20とは対照的に、回転速度を上げるためにバランス調整される必要がない(
    データメモリ1は、巻いた状態からほどいた状態にされる必要もないし、再度巻かれる必要もない)。 明解さのために、書込みおよび読出しヘッド20のバランス調整をするように意図されたその要素は、図1に示されていない。 上述したレーザーは、書込みおよび読出しヘッド20の外部に設けられ、静的である;レーザービームは、光学要素を介して書込みおよび読出しヘッド20に誘導される。 【0021】 データメモリ1に情報を格納するかまたは書込みするように、レーザーは、例示的な実施形態に約1mWのビームパワーで動作される。 レーザービームは、この場合、書込みビームとして用いられ得、その結果、ビームスポットが1μm未満となるように、ポリマー膜11の予め選択されたプライ10に焦点が合わされる。 光エネルギーは、この場合、約10μsの持続時間を有する短いパルスの形で導入される。 書込みビームのエネルギーは、隣接する吸収体層の吸収体に助けられながら、ビームスポットに吸収され、これにより、ポリマー膜11の局所的な加熱と、屈折率および反射率の局所的な変化とが生じる。 書込みプロセスの間、書込みビームは、ポリマー膜11の関連するプライ10に隣接するプライに焦点を合わせなず、その結果、ポリマー膜11の隣接するプライの加熱は、ほんの僅かであり、格納された情報が変わることはない。 【0022】 データメモリ1から格納された情報を読み出すために、例示的な実施形態において、レーザは、連続波モード(CWモード)で動作される。 所望の位置に焦点を合わされた読出しビームは、格納された情報に依存して反射され、反射されたビームの強度は、書込みおよび読出しデバイス2の検出器によってピックアップされる。 【0023】 データメモリはまた、ユーザによって書き込むことができない実施形態もあり得る。 この場合、それは、製造者によって書き込まれた情報ユニットを含む。 この場合、ユーザのデータドライブの書込み機能は、不必要である。 【0024】 ポリマー膜11において、情報ユニットは、好適には1μm未満のサイズを有する領域の光学特性を変化することによって形成される。 この場合、情報は、バイナリ形式に格納され得る(すなわち、局所的な反射率は、情報ユニットの位置にて2つの値しか取らない)。 これは、例えば、「1」は、反射率が設定された閾値より高い場合に、データ記録媒体上の関連する位置に格納され、対応して、
    「0」は、この閾値より低い場合または別のより低い閾値未満である場合に、格納される。 しかし、複数のグレーレベルに情報を格納することも考えられ得る。
    これは、ポリマー膜の反射率が、飽和値に達することなく、屈折率の規定された調整によって制御される方法により、変化され得る場合に、可能になる。 【0025】 図2は、層シーケンスに割り当てられた(その中には、ポリマー膜11および連続的な接着層12等の)層が、図1のデータメモリ1を生成するように、同時押し出し成形され得ることを模式的に示している。 【0026】 このために用いられる押し出し器は、複数の外部開口部を有する押し出し器ヘッド30を有し、ここから、上昇した温度で膜の原材料31(例示的な実施形態ではポリプロピレン)、吸収体32、プライマー33および接着剤34(例示的な実施形態のアクリル酸塩化合物)が現れる。 押し出し器ヘッド30の背後で、
    これらの4つの開始の材料は、一緒に動き、冷却されると、4つの層を形成する。 4つの層とは、35によって示されるポリマー膜、吸収体層36、プライマー層37および38で示される接着層である。 4つの層35〜38は、互いに接着し、層シーケンス39を形成する。 【0027】 吸収体層36は、結合材に埋め込まれ、書込みビーム(上記参照)の支援によって熱発生を容易にする吸収体染料を含む。 実施形態に依存して、吸収体染料はまた、ポリマー膜35または接着層38に含まれ得、これらの場合には個別の吸収体層36が必要ないので、接着層38は、ポリマー膜35のすぐ隣になるか、
    全体的に省略され得る。 プライマー層37は、吸収体層36と接着層38との間の接着性を向上させるように用いられ得、さらに、本実施形態に応じて同様に不必要になり得る。 同時押し出し成形された後、例示的な実施形態において、同時押し出し成形された層35、36、37および38は、双軸的に一緒に伸長され、その結果、ポリマー膜35は、双軸配向ポリプロピレン(BOPP)(高い内部エネルギーが格納される材料)の膜となる(上記参照)。 【0028】 図1および図2に関連する一例において、押し出し器ヘッド30の温度は、1
    20〜150℃である。 吸収体染料スーダンレッド7Bの0.01−0.1重量%が結合材としてのアクリル酸塩の高い溶融物に混合した混合物は、吸収体として用いられる。 プライマー33は、いくつかのアクリルニトリルを含む混合高分子の調製物からなる。 同時押し出し成型物が長手方向(すなわち、材料31、3
    2、33、34が押し出し器ヘッド30から現れる方向)に500%伸長され、
    横方向に700%伸長される。 双軸的に伸長された後、ポリマー膜35は、ほぼ35μmの厚さを有し、吸収体層36は、10−20μmの厚さを有し、プライマー層37は、1−3μmの厚さを有し、接着層38は、10−20μmの厚さを有する。 本実施形態に応じて、他の生成条件および他の構成成分ならびに個々の層の寸法が可能である。 【0029】 層シーケンス39を有する同時押し出し成型物は、データメモリ1の次の製造のために螺旋状に上述の光学的に透明な巻回コアに巻かれて、その結果、多数のスタックされた層シーケンスを有する光学データ記録媒体が得られ、それぞれの層シーケンスは、高分子キャリア(ポリマー膜35)、吸収体層36、プライマー層37および接着層38を有している。 この場合、同時押し出し成型物の接着層38は、巻回コアに隣接して配置され、その結果、最内の巻線または層シーケンスは、巻回コアに結合される。 【0030】 図2を参照して説明された押し出し方法の変形例において、複数の層シーケンスに割り当てられた層は、一緒に同時押し出し成形される。 このために用いられる押し出し器ヘッドは、それぞれの個々の層に対する個々の出口開口部を有する。 結果として、同時押し出し成型が一緒にされた層が全てスタックされている。
    例えば、それぞれの層シーケンスは、図2に示されているように4つの層を含み、2つの層シーケンスの層が一緒に同時押し出し成形されることを意図される場合、関連する押し出し器ヘッドは、8つの出口開口部を有し、8つの層は、同時押し出し成型物にスタックされている。 押し出された後、同時押し出し成型物は、上記で説明されたように、双軸的に伸長され得る。 データメモリのデータ記録媒体は、次に、図2を関連付けて説明した方法と同様に、同時押し出し成型物から巻かれ得る。 【0031】 図3は、光学データ記録媒体が同時押し出し成型物42を含むデータメモリ4
    0の模式的な断面図を示す。 同時押し出し成型物42において、全ての層シーケンスの層は、上記で説明されたように一緒に同時押し出し成形される。 同時押し出し成型物42は、輪を形成するように中心コア44の周りに曲げられて置かれており、コア44の外周部45から外部表面部46に動径方向に延伸している。
    同時押し出し成型物42の端部は、ライン48上で交わる。 データ記録媒体の個々の層は、上記で説明された例のように螺旋状に伸びておらず、実質的に同心状に伸びている。 ライン48は、書込みおよび読出しデバイスによって検出されており、それゆえ、データメモリ40が機能することに対して邪魔にはならない。 【0032】 最内にある2つの層シーケンス50および51と、さらなる層シーケンス52
    とは、実寸とは異なる誇張された厚さで図3に示されている。 層シーケンスのそれぞれは、層シーケンス52を参照して説明されるように、同じ構造を有する;
    ポリマー膜54の形の高分子キャリアの次には、吸収体層55が続き、吸収体層55の次には、さらなる中間層56が順番に続く。 【0033】 図3によってデータメモリに関連する方法の変形例において、多数の層シーケンスの層(層シーケンス全てではない)は、一緒に同時押し出し成形される。 輪が図3のように同時押し出し成型物から曲げられた後、同時押し出し成型物の別の輪がその周りに配置される。 場合によっては、さらに多くの輪が動径方向かつ外側に場合によっては適用されてもよい。 本実施形態において、個々の層は、また広範囲に同心状のプロファイルを有する。 このように、動径方向に比較的に延伸する部分を有するデータ記録媒体を生成することは、可能であるが、一つの同時押し出し成型物を用いる場合には、その限定された柔軟性のために容易に可能ではない。 【0034】 図4は、同時押し出し成型物からコイル状に巻かれた中空円筒形状60を示す。 同時押し出し成型物ストライプ62は、複数の層を含み、この層は、一緒に同時押し出し成形され、複数の光学データ記録媒体に対する複数の層シーケンス、
    有利には、全ての層シーケンスの層であり、例示的な実施形態において、中心領域64に伸長する円筒形状の周囲に巻かれている(図4に図示せず)。 同時押し出し成型物ストライプ62は、図4には示されていないが、中空円筒形状60の端面66および67から隆起し得る。 場合によっては、同時押し出し成型物ストライプの1以上のさらなるプライは、図3に参照して説明された本方法の変形例と同様に、コイル状に巻かれ得る。 複数のデータメモリのデータ記録媒体は、中空円筒形状60から切り取られるかまたは挽かれてもよい。 【0035】 図5は、本方法のさらなる実施形態による製造物を示す。 この場合、光学データ記録媒体の模式的な断面が示され、光学データ記録媒体の内部データメモリ7
    0は、内部表面部71と、外面表面部72を有している。 環状のデータ記録媒体は、環状であり、シームレス管から切り取られるか、または挽かれる。 シームレス管の製造の間、データメモリ70の全ての層シーケンスの層は、一緒に同時押し出し成形される。 この場合、個々の層は、互いに同心円状に配置されることが有利である。 図5において、一例として、2つの層シーケンス74および75は、実寸ではなく、拡大された厚さで示されており、それぞれは、層シーケンス7
    5によって示されるように、2つの層からなる。 これらは、高分子キャリア76
    および吸収体層77の層である。 全ての層が一緒に同時押し出し成形されることによって製造され、最初から互いに接着しているので、接着層は、この実施形態に不必要である。 高分子キャリア76の材料、または別の材料は、内部表面部7
    1の領域および外部表面部72の領域において、より大きな材料厚で適用され、
    これによりデータメモリ70のデータ記録媒体に対する壁を形成する。 【0036】 同様に、データメモリ70の場合において、高分子キャリア76を双軸的に伸長させることが考えられる。 これは、例えば、その管の内部表面71上の温度を上昇させた状態で、動径方向の内部圧が作用し、これに対応したその管の(閉じられた)端面両側上の長手方向の内部圧力の作用によって行ってもよい。 有利には、複数のデータメモリ70に対する環状のデータ記録媒体は、その管から切り取られるか、または挽かれる。 【図面の簡単な説明】 【図1】 図1は、本発明による方法によって製造されたデータメモリを模式的な透視図にて示しており、データメモリに適したドライブの一部がデータメモリの中心領域の凹部に配置される。 【図2】 図2は、図1のデータメモリのデータ記録媒体の層シーケンスの層を同時押し出し成形している押し出し器の前部を模式的に示す。 【図3】 図3は、データメモリの模式的な断面図を示す。 データメモリにおいて、データ記録媒体の全ての層シーケンスの層が一緒に同時押し出し成形され、輪状に曲げられる。 【図4】 図4は、中空円筒形状の模式的な透視図を示し、この中空円筒形状が一緒に同時押し出し成形された層からコイル状に巻かれ、複数のデータメモリからの環状のデータ記録媒体が中空円筒形状から切り取られる。 【図5】 図5は、データメモリの模式的な断面を示し、データメモリにおいて、データ記録媒体の全ての層シーケンスの層は、シームレス環状であり、一緒に同時押し出し成形されている。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AD01 AH79 KA01 KA17 KB26 KL65 KW26 5D121 AA01 AA02 AA04 DD20 FF20

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