高通気性脱着可能フレッシュナー送達要素を備えるエアロゾル発生物

申请号 JP2017554323 申请日 2016-04-28 公开(公告)号 JP2018518156A 公开(公告)日 2018-07-12
申请人 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム; 发明人 ベッソ クレマン;
摘要 エアロゾル発生基体(12)およびそのエアロゾル発生基体(12)の下流端に固定されたマウスピース(14)を備えるエアロゾル発 生物 品(10)を提供する。そのマウスピース(14)は少なくとも1つのフィルター材セグメント(20)、およびその少なくとも1つのフィルター材セグメント(20)の下流にあり、且つ、少なくとも1つのフレッシュナー送達要素(26)を備える開孔型セグメント(27)を備える。少なくとも1つのフレッシュナー送達要素(26)を備えるその開孔型セグメント(27)は、そのエアロゾル発生物品(10)の通気を減少させるためにその少なくとも1つのフィルター材セグメント(20)から脱着可能である。 【選択図】図2
权利要求

エアロゾル発生基体および前記エアロゾル発生基体の下流端に固定されたマウスピースを備えるエアロゾル発生物品であって、前記マウスピースが 少なくとも1つのフィルター材セグメント、および 前記少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流にあり、且つ、少なくとも1つのフレッシュナー送達要素を備える開孔型セグメントを備え、 前記少なくとも1つのフレッシュナー送達要素を備える前記開孔型セグメントが、前記エアロゾル発生物品の通気を減少させるために前記少なくとも1つのフィルター材セグメントから脱着可能である、前記エアロゾル発生物品。前記開孔型セグメントが前記少なくとも1つのフィルター材セグメントから取り外されているときに前記エアロゾル発生物品の通気が少なくとも90パーセントである、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。前記開孔型セグメントが前記少なくとも1つのフィルター材セグメントから取り外された後に前記エアロゾル発生物品の通気が90パーセント未満である、請求項1または2に記載のエアロゾル発生物品。前記マウスピースと前記エアロゾル発生基体の下流端の一部の周囲を囲むラッパーであって、前記ラッパーを介した前記開孔型セグメント内への外気の出入りを許すために少なくとも1つの通気口を備える前記ラッパーをさらに備える請求項1、2、または3に記載のエアロゾル発生物品。前記ラッパーが、前記開孔型セグメントを前記少なくとも1つのフィルター材セグメントから取り外せるようにする虚弱線を備える、請求項4に記載のエアロゾル発生物品。前記少なくとも1つの通気口が通気口線を備え、且つ、前記通気口線が前記虚弱線を形成する、請求項5に記載のエアロゾル発生物品。前記虚弱線が前記開孔型セグメントの上流端に被さる、請求項5または6に記載のエアロゾル発生物品。前記虚弱線が前記開孔型セグメントの上流端の下流で前記開孔型セグメントの上に被さり、且つ、前記虚弱線の上流の前記ラッパーの部分が前記少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流端の下流方向に延びていることで前記開孔型セグメントが取り外されると前記虚弱線の上流の前記ラッパーの前記部分が吸い口端リセス部を規定する、請求項5または6に記載のエアロゾル発生物品。前記フレッシュナー送達要素が中に供給されるサポートマテリアルセグメントが前記開孔型セグメントによって備えられる、請求項1〜8のいずれか1項に記載のエアロゾル発生物品。前記サポートマテリアルセグメントが前記サポートマテリアルセグメントの表面に形成された1つ以上の通気チャネルを備える、請求項9に記載のエアロゾル発生物品。前記サポートマテリアルセグメントが前記サポートマテリアルセグメントの上流端と前記サポートマテリアルセグメントの下流端との間で前記サポートマテリアルセグメントの少なくとも一部を通って延びるチャネルを規定する円環を有し、且つ、前記少なくとも1つのフレッシュナー送達要素が前記サポートマテリアルセグメントの少なくとも一部を通って延びる前記チャネル内に包含される、請求項9または10に記載のエアロゾル発生物品。前記チャネルと前記フレッシュナー送達要素の各々が実質的に円形の断面形状を有し、且つ、前記チャネルの内径が前記フレッシュナー送達要素の外径よりも小さい、請求項11に記載のエアロゾル発生物品。前記少なくとも1つのフレッシュナー送達要素が少なくとも1つの固形フレッシュナー送達要素を備える、請求項1〜12のいずれか1項に記載のエアロゾル発生物品。前記少なくとも1つのフレッシュナー送達要素がゲル状フレッシュナーまたは液体フレッシュナーを含む少なくとも1つの破壊可能カプセルを備える、請求項1〜13のいずれか1項に記載のエアロゾル発生物品。前記少なくとも1つのフレッシュナー送達要素が、メントール、リナロール、チモール、ユーカリプトール、サリチル酸メチル、およびそれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む風味剤を含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載のエアロゾル発生物品。

说明书全文

本発明は脱着可能フレッシュナー送達要素を備えるエアロゾル発生物品に関する。本発明は、紙巻たばこなどの細長い喫煙物品としての特定の用途がある。

紙巻きたばこなどの喫煙物品の喫煙の後に喫煙後ブレスフレッシュナーを利用することは消費者にとって一般的である。一般的なブレスフレッシュナーの一例は、容器に入れて携帯され、喫煙後に消費者の口にスプレーされる液体ブレスフレッシュナーである。他の公知のブレスフレッシュナーにはメントール添加キャンディーおよびチューインガムなどのチュアブルブレスフレッシュナーが含まれる。しかしながら、ブレスフレッシュナーを別に携帯することを不便に思う消費者もいる場合がある。

消費者に爽快感を与える別の試みには紙巻きたばこ自体へのメントールの添加が含まれる。しかしながら、紙巻きたばこの喫煙時の主流煙を介したメントールの送達は、口に直接的に入れられるスプレーおよびチュアブルブレスフレッシュナーなどのブレスフレッシュナー製品と比較すると、メントールの消費者への送達が不十分であることが多い。

したがって、公知のブレスフレッシュナー送達システムの欠点を軽減または克服する新規のブレスフレッシュナーをエアロゾル発生物品の消費者に提供することが望ましい。

本発明によりエアロゾル発生基体およびそのエアロゾル発生基体の下流端に固定されたマウスピースを備えるエアロゾル発生物品が提供される。そのマウスピースは少なくとも1つのフィルター材セグメント、およびその少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流にあり、且つ、少なくとも1つのフレッシュナー送達要素を備える開孔型セグメントを備える。少なくとも1つのフレッシュナー送達要素を備えるその開孔型セグメントは、そのエアロゾル発生物品の通気を減少させるために少なくとも1つのフィルター材セグメントから脱着可能である。

本明細書において使用される場合、「上流」および「下流」という用語は、消費者がエアロゾル発生物品の使用時にそのエアロゾル発生物品を吸引する方向に対する、そのエアロゾル発生物品の要素または要素の部分の相対的な位置を記述するために使用される。本明細書に記載したエアロゾル発生物品は、下流端(すなわち、口側の端)および向かい合った上流端を備える。使用時、消費者はエアロゾル発生物品の下流端を吸う。下流端は、遠位端としても記述される場合がある上流端の下流である。

本明細書において使用される場合、「エアロゾル発生基体」という用語は、加熱されると揮発性化合物を放出することが可能な物質であって、エアロゾルを形成することができるものを記述するために使用される。エアロゾル発生基体から生成されるエアロゾルは、見えても見えなくてもよく、蒸気(例えば、室温では通常液体または固体である物質の気相での微粒子)、ならびに気体および凝縮された蒸気の液体の液滴を含んでもよい。

本明細書において使用される場合、「開孔型セグメント」という用語はマウスピースの高い通気をもたらす取り外し可能なセグメントを指す。その開孔型セグメントが取り外された後に残っているマウスピースセグメントのうちの1つ以上が空気を通し得るが、残っているマウスピースセグメントによって生じるどんな通気もその開孔型セグメントの通気よりも少ない。

本明細書において使用される場合、「フレッシュナー送達要素」という用語は、エアロゾル発生物品の喫煙とは別に、口臭の消臭を消費者に体験させるために使用され得る本エアロゾル発生物品の要素を指す。すなわち、そのフレッシュナー送達要素は、喫煙中に前記物品が発生する煙または他のエアロゾルに香気をつけるために使用されるのではない。

本エアロゾル発生物品の、統合されているが脱着可能な部分としてフレッシュナー送達要素を提供することにより、本発明に従うエアロゾル発生物品はフレッシュナー送達要素を携帯する簡便な方法を消費者に提供する。特に、消費者が喫煙後の口臭消臭のために使用される可能性がある分離したフレッシュナー送達要素、例えばチューインガムを携帯する必要性が本発明によって排除される。

さらに、本エアロゾル発生物品の脱着可能な部分としてフレッシュナー送達要素を提供することにより、使用者は喫煙前にそのエアロゾル発生物品からそのフレッシュナー送達要素を取り外し、その後、典型的には喫煙後にそのフレッシュナーを直接口に入れることが可能になる。したがって、本発明によるエアロゾル発生物品は、風味剤が主流煙に乗って喫煙中に送達される公知のエアロゾル発生物品と比較すると改善された口臭の消臭を提供する。

フレッシュナー送達要素を備える開孔型セグメントは、その開孔型セグメントが本エアロゾル発生物品に取り付けられているときに比較的に多量の通気を生じることができ、それにより、消費者がフレッシュナー送達要素を備えるその開孔型セグメントを外さないで本エアロゾル発生物品を喫煙しようとする場合にフレッシュナー送達要素がまだエアロゾル発生物品に付いていることを消費者に注意するという利点がある。エアロゾル発生基体がたばこなどの可燃性基体を含む実施形態では、フレッシュナー送達要素を備えるその開孔型セグメントが付いたままのときにその開孔型セグメントによって生じるその多量の通気のために本エアロゾル発生物品に点火することがより困難になることもあり得、そのために消費者はそのエアロゾル発生物品の喫煙の前に開孔型セグメントを外すようにさらに注意される。

開孔型セグメントが取り付けられているときの本エアロゾル発生物品の通気は好ましくは少なくとも約90パーセント、より好ましくは少なくとも約91パーセント、より好ましくは少なくとも約92パーセント、より好ましくは少なくとも約93パーセント、より好ましくは少なくとも約94パーセント、より好ましくは少なくとも約95パーセントである。その開孔型セグメントが本エアロゾル発生物品に取り付けられているときにそのような高い程度の通気を生じることにより、本エアロゾル発生物品を喫煙する前にフレッシュナー送達要素を備えるその開孔型セグメントを取り外すようにという消費者への注意としてのその通気の効果が最大になり、特にエアロゾル発生基体が可燃性材料を含む実施形態では、マウスピースから吸い込まれた空気の大半がその開孔型セグメントを通って本エアロゾル発生物品に流入し、したがってそのエアロゾル発生基体をバイパスするのでその非常に高い通気のために本エアロゾル発生物品に点火することが困難になることがあり得る。

開孔型セグメントが取り外されたときの本エアロゾル発生物品の通気は好ましくは約90パーセント未満、より好ましくは約89パーセント未満、より好ましくは約88パーセント未満、より好ましくは約87パーセント未満、より好ましくは約86パーセント未満、より好ましくは約85パーセント未満である。本エアロゾル発生物品からその開孔型セグメントが取り外された後にこれらの範囲で通気を生じることにより、より従来的な喫煙体験を消費者に提供することができる。

開孔型セグメントが取り外される前と取り外された後の両方の本エアロゾル発生物品の通気がISO 9512:2002に従い測定される。

開孔型セグメントが取り付けられているときの本エアロゾル発生物品の吸引抵抗は、開孔型セグメントが取り外された後の本エアロゾル発生物品の吸引抵抗と実質的に同じであってよい。しかしながら、消費者が開孔型セグメントを付けて本エアロゾル発生物品を吸引しようとした場合にフレッシュナー送達要素を備えるその開孔型セグメントを取り外す必要性を消費者にさらに示すため、本エアロゾル発生物品は、その開孔型セグメントが本エアロゾル発生物品に取り付けられているときの低い吸引抵抗と開孔型セグメントが取り外された後のそれより高い吸引抵抗を有してよい。すなわち、その開孔型セグメントを取り外すことで本エアロゾル発生物品の吸引抵抗が増加してよい。

フレッシュナー送達要素を備えるその開孔型セグメントが取り付けられているとき、本エアロゾル発生物品は好ましくは約30柱ミリメートル(mmWG)未満、より好ましくは約20mmWG未満、より好ましくは約10mmWG未満、より好ましくは約5mmWG未満、最も好ましくは約ゼロの吸引抵抗を有する。約30mmWG未満の吸引抵抗は消費者によって異常に低いものとして感知されることが典型的であり、そのために消費者にフレッシュナー送達要素を備えるブロッキングセグメントを取り外すよう注意を与えることができる。

加えて、または代わりに、開孔型セグメントが取り外された後に本エアロゾル発生物品は従来のエアロゾル発生物品の吸引抵抗と同程度の吸引抵抗を有する場合がある。開孔型セグメントが取り外された後に本エアロゾル発生物品は好ましくは約40mmWGと約150mmWGの間、より好ましくは約70mmWGと約120mmWGの間、より好ましくは約80mmWGと約110mmWGの間、最も好ましくは約95mmWGと約105mmWGの間の吸引抵抗を有する。

本明細書において使用される場合、「吸引抵抗」という用語は、22℃および101キロパスカル(760トル)において毎秒17.5ミリリットルの割合で試験対象の物体の全長にわたり空気を強制的に通過させるために必要な圧を指す。吸引抵抗は水柱ミリメートル(mmWG)という単位で表され、ISO 6565:2011に従い測定される。

上記の実施形態のうちのいずれにおいても本エアロゾル発生物品は、マウスピースとエアロゾル発生基体の下流端の一部の周囲を囲むラッパーをさらに備えてよい。

そのラッパーは、消費者が開孔型セグメントを付けて本エアロゾル発生物品を吸う場合にそのラッパーを介した開孔型セグメント内への外気の出入りを許すための少なくとも1つの通気口を備えることが好ましい。その少なくとも1つの通気口はそのラッパーの少なくとも一部の周囲に延びる通気口線を備えることが好ましい。

そのラッパーがそのラッパーの少なくとも一部の周囲に延びる虚弱線を備えることでその虚弱線に沿ってそのラッパーを破くことによりフレッシュナー送達要素を備える開孔型セグメントが本エアロゾル発生物品から脱着可能であることが好ましい。例えば、開孔型セグメントを取り外すために消費者は少なくとも1つの多孔性フィルター材セグメントに対してその開孔型セグメントをねじってその虚弱線に沿ってそのラッパーを破くことができる。

その虚弱線はラッパーの周囲に延びるミシン目線、好ましくはマイクロレーザー孔線であることが好ましい。それらの切り取り線点はセンチメートル当たり10穴と20穴の間の間隔であることが好ましく、センチメートル当たり約15穴の間隔であることがより好ましい。そのラッパーはその開孔型セグメントとその少なくとも1つのフィルター材セグメントの周囲を包装する前に事前にミシン目を入れられることが典型的である。

ラッパーが通気口線および虚弱線を備える実施形態ではその通気口線とその虚弱線は別のものであってよい。その通気口線がその虚弱線を形成することが好ましい。

幾つかの実施形態では虚弱線は開孔型セグメントの上流端の上に被さる。すなわち、開孔型セグメントが本エアロゾル発生物品から取り外されるとき、前記ラッパーの取り外される部分の上流端が長軸方向でその開孔型セグメントの上流端と並ぶ。

「長軸方向」という用語は本エアロゾル発生物品の上流端と下流端の間に延びる方向を指すために本明細書において使用される。本エアロゾル発生物品が実質的に円柱状である場合、その円柱の軸線は長軸方向に延びる。「横方向」は長軸方向と直交して延び、「周方向」は長軸方向に沿って延びる。

虚弱線が開孔型セグメントの上流端の上に被さる実施形態ではその開孔型セグメントの上流端が少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流端に接してよい。そのような実施形態では残っているラッパーの下流端が本エアロゾル発生物品の吸い口端において少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流端と並ぶ。

あるいは、開孔型セグメントの上流端は少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流端から間隔を空けて配置されてよく、それによりその開孔型セグメントが取り外されると残っているラッパーの下流端がその少なくとも1つのフィルターセグメントの下流端の下流に位置する。すなわち、虚弱線の上流のラッパーの残っている部分が少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流端の下流方向に延びていることで開孔型セグメントが取り外されたときにその虚弱線の上流のラッパーのその部分が吸い口端リセス部を規定する。

その他の代替的実施形態では虚弱線は開孔型セグメントの上流端の下流でその開孔型セグメントに被さってよい。そのような実施形態では開孔型セグメントが取り外されるとその虚弱線の上流のラッパーの残っている部分が少なくとも1つのフィルター材セグメントの下流端の下流方向に延びていることで開孔型セグメントが取り外されたときにその虚弱線の上流のラッパーのその部分が吸い口端リセス部を規定する。

開孔型セグメントが取り外された後に残っているラッパーが吸い口端リセス部を形成する実施形態では、そのラッパーは好ましくは平方メートル当たり約65グラムと平方メートル当たり約85グラムの間、より好ましくは平方メートル当たり約70グラムと平方メートル当たり約80グラムの間の坪量を有するチップ紙である。加えて、または代わりに、そのチップ紙の厚さは約90マイクロメートルと約120マイクロメートルの間であってよい。

あるいは、開孔型セグメントが取り外された後に吸い口端リセス部を形成するために前記チップ紙が必要とされない実施形態では、そのチップ紙は平方メートル当たり約10グラムと平方メートル当たり約100グラムの間、より好ましくは平方メートル当たり約20グラムと平方メートル当たり約80グラムの間の坪量を有してよい。そのチップ紙は平方メートル当たり約30グラムと平方メートル当たり約60グラムの間、または平方メートル当たり約20グラムと平方メートル当たり約40グラムの間の坪量を有してよい。そのチップ紙は平方メートル当たり約25グラムの坪量を有してよい。

上記の実施形態のうちのいずれにおいても本エアロゾル発生物品は、本エアロゾル発生物品の外面上に提供される少なくとも1つのしるしであって、喫煙前に本エアロゾル発生物品から多孔性材料セグメントを取り外す必要があることを消費者にさらに注意するその少なくとも1つのしるしをさらに備えてよい。その少なくとも1つのしるしはテキストおよび1つ以上のグラフィクのうちの少なくとも1つを備えてよい。例えば、本エアロゾル発生物品が虚弱線を備えるラッパーを含む実施形態では、その少なくとも1つのしるしは、虚弱線に沿ってラッパーを破るように消費者に教示するテキストベースのメッセージを備えてよい。加えて、または代わりに、その少なくとも1つのしるしは虚弱線の場所を示すグラフィックを備えてよい。そのしるしはラッパー上に、且つ、虚弱線に隣接して提供されることが好ましい。そのしるしはラッパーの外面に印刷されても他の方法で提供されてもよい。

開孔型セグメントはフレッシュナー送達要素が中に供給されるサポートマテリアルセグメントを備えることが好ましい。そのサポートマテリアルセグメントはそのサポートマテリアルセグメントの表面に形成された1つ以上の通気チャネルを備えることが好ましい。本エアロゾル発生物品が少なくとも1つの通気口を備えるラッパーを備える実施形態では、1つ以上の通気チャネルがその少なくとも1つの通気口とそのサポートマテリアルセグメントの下流端との間に延びていることが好ましい。そのサポートマテリアルセグメントが実質的に円筒状であり、溝付きの円筒を形成するために1つ以上の通気チャネルがその実質的に円筒状サポートマテリアルセグメントの曲面に提供されることが好ましい。

1つ以上の通気チャネルはサポートマテリアルセグメントの長軸方向の軸線に沿って螺旋状に延びてよい。あるいは、1つ以上の通気チャネルはサポートマテリアルセグメントの長軸方向の軸線に対して実質的に平行に延びてよい。

1つ以上の通気チャネルは少なくとも約1平方ミリメートル、少なくとも約4平方ミリメートル、または少なくとも約8平方ミリメートルの断面積を有してよい。加えて、または代わりに、1つ以上の通気チャネルは約10平方ミリメートル未満、約8平方ミリメートル未満、約6平方ミリメートル未満、または約2平方ミリメートル未満の断面積を有してよい。その断面積が大きすぎる場合、サポートマテリアルセグメントの構造的完全性が損なわれる場合がある。幾つかの実施形態では1つ以上の通気チャネルの高さは約0.1ミリメートルから約1ミリメートルまで、例えば約1.5ミリメートルから約2ミリメートルまでであってよい。加えて、または代わりに、1つ以上の通気チャネルの幅は約1.5ミリメートルから約3ミリメートルまで、例えば約4ミリメートルから約6ミリメートルまでであってよい。

外面にチャネルを備える喫煙物品セグメントであって、本発明によるエアロゾル発生物品の開孔型セグメントの形成に使用するサポートマテリアルセグメントの形成に適している場合があるセグメントを形成するための様々な方法および材料が国際公開第2014/049494(A1)号パンフレット、米国特許第3752165(A)号明細書、および米国特許第4774972(A)号明細書に記載されている。

フレッシュナー送達要素が中に供給されるサポートマテリアルセグメントが開孔型セグメントによって備えられる実施形態では、その開孔型セグメントはそのセグメントの上流端と下流端の間でその開孔型セグメントの少なくとも一部を通って延びるチャネルを規定する円環を有してよく、且つ、その少なくとも1つのフレッシュナー送達要素はその開孔型セグメントの少なくとも一部を通って延びるそのチャネル内に包含される。そのチャネルは両端で開口していてよく、それによりそのチャネルはそのサポートマテリアルセグメントの上流端から下流端まで延びる。あるいは、そのチャネルはそのサポートマテリアルセグメントの一端だけで開口していてよく、それによりそのチャネルはフレッシュナー送達要素が中に供給されるポケットを形成する。チャネルが開口端を1つだけ備える実施形態ではサポートマテリアルセグメントの下流端を開口端にしてよく、それにより開孔型セグメントが本エアロゾル発生物品に取り付けられているときにフレッシュナー送達要素が見え、消費者へ開孔型セグメントを取り外す必要性の視覚的注意を与えることができる。あるいは、開孔型セグメントが取り外された後にのみフレッシュナー送達要素が利用できるようにサポートマテリアルセグメントの上流端をチャネルの開口端にしてよく、それによりそのサポートマテリアルセグメントからフレッシュナー送達要素が偶然に、且つ、時期尚早に取り出されることを防止することができる。

フレッシュナー送達要素が中に供給されるチャネルをサポートマテリアルセグメントの少なくとも一部を介して用意することにより、そのサポートマテリアルセグメントとそのフレッシュナー送達要素を別々に形成した後にそのフレッシュナー送達要素をチャネルに挿入させることで本エアロゾル発生物品の製造が容易になる。チャネルがサポートマテリアルセグメントの下流端を開口端にしている実施形態では本エアロゾル発生物品の残りの部分を形成するためにサポートマテリアルセグメントが少なくとも1つのフィルター材セグメントおよびエアロゾル発生基体と組み合わせられた後にそのサポートマテリアルセグメント内のチャネルにフレッシュナー送達要素を挿入することができる。そのような実施形態ではフレッシュナー送達要素がサポートマテリアルセグメントに挿入されるときに開孔型セグメントが形成される。

サポートマテリアルセグメントの少なくとも一部を通って延びるチャネル内にフレッシュナー送達要素を供給することにより、本エアロゾル発生物品の喫煙後にそのサポートマテリアルセグメントからそのフレッシュナー送達要素を取り出す、またはそのフレッシュナー送達要素からフレッシュナーを取り出す簡便な手段も消費者に提供される。例えば、フレッシュナー送達要素が液体フレッシュナーまたはゲル状フレッシュナーを含む破壊可能カプセルを備える実施形態では、消費者はそのカプセルを破壊するためにサポートマテリアルセグメントを押し潰し、そしてそのチャネルに沿って、且つ、サポートマテリアルセグメントからそのフレッシュナーを押し出すことができる。そのような実施形態ではチャネルはサポートマテリアルセグメントの一端にのみ開口端を有することが好ましい。あるいは、消費者はチャネルに沿って、且つ、サポートマテリアルセグメントからフレッシュナー送達要素全体を押し出すためにそのサポートマテリアルセグメントを押し潰すことができ、それはそのフレッシュナー送達要素が例えば固形のチュアブルフレッシュナー送達要素を備える実施形態において特に便利であり得る。

サポートマテリアルセグメントが円環を有し、且つ、フレッシュナー送達要素が中に包含されるチャネルを備える実施形態では、そのチャネルおよびそのフレッシュナー送達要素の各々が実質的に円形の断面形状を有してよい。そのような実施形態ではチャネルの内径がフレッシュナー送達要素の外径よりも小さいことが好ましく、それにより、サポートマテリアルセグメントから偶然にフレッシュナー送達要素が取り出されるリスクを低下させるそのサポートマテリアルセグメントとそのフレッシュナー送達要素との間の締まりばめが得られるという利点がある。

開孔型セグメントがサポートマテリアルセグメントを備える上記の実施形態のうちのいずれにおいてもそのサポートマテリアルは、酢酸セルロース、セルロース、再構成セルロース、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、ナイロン、ポリヒドロキシブチレート、デンプンなどの熱可塑性材料、不織材料、縦方向配向繊維とランダム配向繊維、紙、ちりめん、綿、麻、アマ、およびそれらの混合物のうちの少なくとも1つから構成されてよい。1つの実施形態ではそのサポートマテリアルは低密度酢酸セルロースから形成される中空アセテートチューブから構成されてよい。

上記の実施形態のうちのいずれにおいても少なくとも1つのフレッシュナー送達要素は少なくとも1つの固形フレッシュナー送達要素を含んでよい。例えば、フレッシュナー送達要素は可溶性またはチュアブル錠剤、またはチューインガムのうちの少なくとも1つを備えてよい。チューインガムを形成するための方法および処方の例が米国特許第4238475(A)号明細書および第5059416(A)号明細書に記載されている。それぞれ口臭消臭製剤を含むロゼンジ錠、型押しキャンディー、および錠剤を形成するための処方が米国特許第4138477(A)号明細書に記載されている。

加えて、または代わりに、フレッシュナー送達要素はゲル状フレッシュナーまたは液体フレッシュナーを含む少なくとも1つの破壊可能カプセルを備えてよい。液体またはゲル状の口臭消臭組成物を含む口臭消臭製品の例が日本国特許第5183104(B2)号明細書および欧州特許第0793420(B1)号明細書に記載されている。

上記の実施形態のうちのいずれにおいてもフレッシュナー送達要素はメントール、リナロール、チモール、ユーカリプトール、サリチル酸メチル、およびそれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む少なくとも1種類の風味剤を含んでよい。加えて、または代わりに、その少なくとも1つの風味剤は、レモンオイル、ペパーミントオイル、パセリオイル、シャンピニオンエッセンス、緑茶抽出物、ウーロン茶抽出物、ヨモギ抽出物、リンゴ抽出物、カキ抽出物、ショウガエッセンス、およびそれらの混合物のうちの少なくとも1つを含んでよい。適切な風味剤が米国特許第6426089(B1)号明細書に記載されている。

少なくとも1つの風味剤は希釈剤を含んでよい。その希釈剤はパーム油および中鎖トリグリセリドのうちの少なくとも1つを含んでよい。

数多くの天然の風味剤は、自然源からの抽出か、または化合物の構造が公知である場合には化学合成のどちらかによって入手可能である。風味剤は物理的手段、酵素、または水もしくは有機溶剤によって植物または動物の一部分から抽出可能であり、したがってそのどのような抽出物、エッセンス、加水分解物、留出物、または無水物も風味剤に含まれる。風味剤を提供するために使用可能である植物にはシソ科(例えばミント)、セリ科(例えばアニス、ウイキョウ)、クスノキ科(例えば月桂樹、シナモン、ローズウッド)、ミカン科(例えば柑橘類の果物)、フトモモ科(例えばアニスマートル)、およびマメ科(例えば甘草)に属する植物が含まれるがこれらに限定されない。風味剤源の非限定的な例にはペパーミントおよびスペアミントなどのミント、コーヒー、茶、シナモン、クローブ、ショウガ、ココア、バニラ、チョコレート、ユーカリ、ゼラニウム、リュウゼツラン、ヨウシュネズ、レモンバーム、バジル、シナモン、レモンバジル、チャイブ、コリアンダー、ラベンダー、セージ、茶、タイム、およびキャラウェイが含まれる。「ミント」という用語はハッカ属の植物を意味するために使用される。適切なタイプのミントの葉は、ペパーミント、ヨウシュハッカ、エジプトミント、ベルガモットミント、スペアミント、カーリーミント、ケンタッキーカーネルミント、ナガバハッカ、メグサハッカ、アップルミント、パイナップルミントを含むがこれらに限定されない植物品種から採取され得る。

フレッシュナー送達要素は、清涼感または温熱感、ヒリヒリ感、痺れ感、興奮、唾液分泌の増加、およびそれらの組合せといった、風味感覚以外の1つ以上の官能効果を提供し得る。これらの官能効果は上記の風味剤をはじめとする1種類以上の風味剤によって提供され得る。加えて、または代わりに、フレッシュナー送達要素は、風味感覚を提供せずにこれらの官能効果のうちの1つ以上を提供する少なくとも1つの非風味剤材料を含んでよい。例えば、清涼効果を生み出し、且つ、活性材料として使用可能である適切な化合物には、限定されないが、ウィルキンソン・ソード(WS)化合物WS−3(N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド)、WS−23(2−イソプロピル−N,2,3−トリメチルブチルアミド)、WS−5[エチル3−(p−メンタン−3−カルボキサミド)アセテート]、WS−27(N−エチル−2,2−ジイソプロピルブタンアミド)、WS−14[N−([エトキシカルボニル]メチル)−p−メンタン−3−カルボキサミド]、およびWS−116(N−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,2−ジエチルブタンアミド)などのカルボキサミド系の化合物が含まれる。

本発明によるエアロゾル発生物品は、燃焼されて煙を形成するたばこ材料を中のエアロゾル発生基体が含む、フィルター付き紙巻きたばこまたは他のエアロゾル発生物品であり得る。したがって、上記の実施形態のうちのいずれにおいてもそのエアロゾル発生基体はたばこロッドを備え得る。

あるいは、本発明によるエアロゾル発生物品は、中のたばこ材料が燃焼されるのではなく、加熱されてエアロゾルを形成する物品であり得る。あるタイプの加熱エアロゾル発生物品ではたばこ材料は1つ以上の電気発熱体により加熱されてエアロゾルを生成する。別のタイプの加熱式エアロゾル発生物品では、エアロゾルは、可燃性の熱源または化学的な熱源から、熱源の内部、周囲、または下流に位置し得る物理的に分離されたたばこ材料に熱を移動することにより生成される。本発明は、ニコチン含有エアロゾルがたばこ材料、たばこ抽出物、または他のニコチン供給源から燃焼を経ずに、幾つかの場合では加熱を経ずに、例えば化学反応によって生成されるエアロゾル発生物品をさらに包含する。 ここで、以下の添付図面を参照しながら本発明をさらに説明するが、これは例証としてのみである。

本発明の第一の実施形態に従うエアロゾル発生物品の斜視図を示す図である。

図1のエアロゾル発生物品の長軸方向の断面図を示す図である。

図2の線1−1に沿った断面図を示す図である。

開孔型セグメントが取り外された後の図2のエアロゾル発生物品の長軸方向の断面図を示す図である。

本発明の第二の実施形態に従うエアロゾル発生物品の長軸方向の断面図を示す図である。

開孔型セグメントが取り外された後の図5のエアロゾル発生物品の長軸方向の断面図を示す図である。

図1は本発明の第一の実施形態に従うエアロゾル発生物品10を示している。そのエアロゾル発生物品10は、包装済みたばこロッドの形態のエアロゾル発生基体12、およびそのたばこロッドの下流端とマウスピース14の上流端の間の接触点18を越えて延長するチッピングラッパー16によりそのたばこロッドに取り付けられたそのマウスピース14を備える喫煙物品である。

図2により明確に示されているようにマウスピース14は上流フィルター材セグメント20および下流サポートマテリアルセグメント22を備える。そのサポートマテリアルセグメント22は、上流端と下流端の間でそのサポートマテリアルセグメント22を通って延びるチャネルを規定する円環24を有する。パセリオイルなどの液体風味剤を含む破壊可能カプセルを備えるフレッシュナー送達要素26がチャネル24に包含される。フレッシュナー送達要素26と組み合わさってサポートマテリアルセグメント22は開孔型セグメント27を形成する。

チッピングラッパー16は、チッピングラッパー16の全周にわたって延びており、且つ、サポートマテリアルセグメント22の上流端の上に被さる通気口線28を備える。その通気口線28はサポートマテリアルセグメント22の表面にある複数の通気チャネル29と通じている。それらの通気チャネル29が図3に示されており、その図は図2の線1−1に沿った開孔型セグメント27の断面図を表している。それらの通気チャネル29は通気口線28とサポートマテリアルセグメント22の下流端との間に延びており、それにより、消費者が本喫煙物品の下流端で吸引する場合にエアロゾル発生物品10に取り付けられた開孔型セグメント27によって通気口線28と通気チャネル29が多量の通気をもたらす。

本喫煙物品を喫煙するために消費者は図4に示されているようにフィルター材セグメント20に対して開孔型セグメント27を引っ張って、またはねじって通気口線28に沿ってチッピングラッパー16を破る。その後で消費者は従来のフィルター付き紙巻きたばこと同様にたばこロッドおよびフィルター材セグメント20を備える本喫煙物品を喫煙することができる。本喫煙物品を喫煙した後に消費者はチャネル24に沿って、且つ、サポートマテリアルセグメント22からフレッシュナー送達要素26を押し出し、破壊可能カプセル内に含まれる液体風味剤を消費することができる。

図5および図6は本発明の第二の実施形態に従うエアロゾル発生物品100を示している。図5および図6に示されているエアロゾル発生物品100は図1〜4に示されているエアロゾル発生物品10と実質的に同じであり、同様の部材を示すために同様の参照番号が使用されている。

本発明の第二の実施形態に従うエアロゾル発生物品100はチッピングラッパー116が違っており、それは本発明の第一の実施形態に従うエアロゾル発生物品10上の通気口線28と比較するとさらに下流に位置する通気口線128を備える。通気口線128に沿う開孔型セグメント27の取り外しは同じように機能するが、図6に示されているようにフィルター材セグメント20に付いたままであるチッピングラッパー116の部分がフィルター材セグメント20の下流端の下流方向に延びていることでエアロゾル発生物品100の吸い口端において吸い口端リセス部102を形成するように、通気口線128の位置がさらに下流である。

図1〜6に示されており、且つ、上で説明された実施形態と実例は本発明を例示するが限定しない。本発明の範囲を逸脱することなく本発明の他の実施形態を作成することができ、本明細書において説明された特定の実施形態は限定的ではないことが理解されるべきである。

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