Ventilation level-variable smoking article

申请号 JP2010074234 申请日 2010-03-29 公开(公告)号 JP2011205917A 公开(公告)日 2011-10-20
申请人 British American Tobacco Japan Kk; ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社; 发明人 BLICK KEVIN; SIMPSON MICHAEL LEE;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a smoking article variable in ventilation performance.SOLUTION: The smoking article 60 is such that: a tobacco rod 61 is movable relative to the second portion of the article including a sleeve 63; that is, this smoking article 60 includes: a first portion 61 containing a smoking material; and the second portion 63 movable relative to the first portion. In this smoking article, the first and/or the second portion 61 and/or 63 contain(s) at least one ventilative opening 66, respectively; and the relative position of the first portion 61 to the second portion 63 is set so as (not) to selectively close at least the one ventilative opening 66.
权利要求
  • 喫煙材を含む第1部分と、
    この第1部分に対して移動可能な第2部分とを含み、
    この第1部分および/または第2部分が少なくとも1つの換気開口部を含む喫煙品であって、第2部分に対する第1部分の相対位置が少なくとも1つの換気開口部を選択的に塞ぐまたは開放するように設定されていることを特徴とする喫煙品。
  • 前記第2部分がスリーブを含む、または前記第1部分がさらにスリーブを含み、かつ、前記第2部分が前記スリーブに対して移動可能なフィルターを含むことを特徴とする請求項1記載の喫煙品。
  • 前記第1部分または第2部分のどちらかの少なくとも1つの開口部が他方の前記第1部分または第2部分の端部を越えて位置合わせされた際に開放されることを特徴とする請求項1または2記載の喫煙品。
  • 少なくとも1つの換気開口部が前記第1部分および第2部分に形成され、前記第1部分の前記換気開口部が前記第2部分の前記換気開口部に位置合わせされた際に開放されることを特徴とする請求項1または2記載の喫煙品。
  • 前記第1部分が前記第2部分に対して、長手方向に移動可能であり、回転可能であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の喫煙品。
  • 前記第1部分および第2部分が第1の相対回転角度において第1の最大長手方向距離に延伸し、かつ、第2の相対回転角度において第1の最大長手方向距離とは異なる第2の最大長手方向距離に延伸するように構成されていることを特徴とする請求項5記載の喫煙品。
  • 最大限長手方向に延伸された際に第1および第2部分間の相対的な回転によって相対的な長手方向の移動が行われることを特徴とする請求項5または6記載の喫煙品。
  • 前記第1部分が前記最大限の長手方向距離まで長手方向に移動させずに前記第2部分に対して回転可能であることを特徴とする請求項6記載の喫煙品。
  • 前記第1部分が第1係合面を含み、前記第2部分が第2係合面を含み、これら第1および第2係合面は、前記第1および第2部分の相対的な長手方向の移動を制限するために互いに当接するように構成されており、
    前記第1および第2係合面は、前記最大長手方向延伸距離における相対的な回転の効果を確定するためにそれぞれ第1および第2部分の円周に亘って延びていることを特徴とする請求項6乃至8いずれか1項記載の喫煙品。
  • 第1および第2係合面の外形が前記第1部分が前記第2部分に対して回転した際に前記第1および第2部分を相対的に長手方向に移動させるように協働する、または前記第1部分が前記第2部分に対して回転した際に前記第1および第2部分を相対的に長手方向に移動をさせないように協働する、または前記第2部分に対して前記第1部分が回転するのを妨げることを特徴とする請求項9記載の喫煙品。
  • 前記第1および第2係合面が前記第1または第2部分の円周の大半に亘って連続的に係合し、第1および第2係合面が前記第1または第2部分の円周上の1つ以上のポイントで少なくとも1つのステップ面を形成することを特徴とする請求項6乃至8いずれか1項記載の喫煙品。
  • 前記第1部分が前記第2部分の換気開口部と位置合わせされる突起を含むことを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項記載の喫煙品。
  • 前記突起がインクから形成されていることを特徴とする請求項12記載の喫煙品。
  • 前記換気開口部が前記突起に対して横方向に位置していることを特徴とする請求項12または13記載の喫煙品。
  • 前記換気開口部が前記突起の長手方向に位置していることを特徴とする請求項12または13記載の喫煙品。
  • 1つ以上の換気開口部が第1および/または第2部分の円周の大半に亘って延びていることを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項記載の喫煙品。
  • 前記第1部分または第2部分が円周方向に間隔をおいて配置された1つ以上の換気開口部からなる複数の組を含み、
    一組の換気開口部を他方の第1または第2部分の1つ以上の換気開口部との位置合わせによって換気レベルが選択されることを特徴とする請求項1乃至16いずれか1項記載の喫煙品。
  • 前記一組の換気開口部が別の組の換気開口部と共通の第1の大きさとこの別の組の換気開口部と異なる第2の大きさを有する領域に亘って配置され、前記一組の換気開口部の領域が前記別の組の換気開口部と異なることを特徴とする請求項16記載の喫煙品。
  • 前記第1および第2部分が少なくとも1つの換気開口部を含み、換気開口部が重なる領域によって喫煙品の換気レベルが決まることを特徴とする請求項1乃至18いずれか1項記載の喫煙品。
  • 前記第1部分および第2部分の前記換気開口部がそれぞれの第1部分および第2部分の円周のほぼ半分に亘って延びていることを特徴とする請求項17記載の喫煙品。
  • さらに風味剤源を含み、風味のレベルが喫煙品の換気レベルによって変化することを特徴とする請求項1乃至20いずれか1項記載の喫煙品。
  • 说明书全文

    本発明は、喫煙品に関する。 特に本発明は、換気レベルを変えることができる喫煙品に関する。

    下記特許文献1から延伸可能な紙巻きタバコが知られている。 この紙巻きタバコは、吸い口端にフィルターを有する管内で摺動自在なタバコロッドによってスライド自在になっている。 このタバコロッドは、内部チェンバーの大きさを変えるために管内でスライドすることができる。

    下記特許文献2にはフィルター付き紙巻きタバコにおいて空気による希釈率を変えられることが開示されている。

    米国特許第2,820,462号

    国際公開第84/01272号

    本発明は、換気性能を変えることができる喫煙品を提供することを目的としている。

    上記目的を達成するために本発明は、喫煙材を含む第1部分と、この第1部分に対して移動可能な第2部分とを含み、この第1部分および/または第2部分が少なくとも1つの換気開口部を含み、第1部分の第2部分に対する相対位置が少なくとも1つの換気開口部を選択的に塞ぐまたは塞がないように設定される喫煙品を提供する。

    従って本発明の喫煙品は、換気の量を選択することができる。

    あくまでも例示を目的として、本発明の態様を添付の図面を参照し以下に詳述する。

    本発明の喫煙品の第1の態様の斜視図である。

    格納された状態の図1の喫煙品を一部切り欠いて示した側面図である。

    延伸した状態の図1の喫煙品を一部切り欠いて示した側面図である。

    不完全な状態で形成された状態の本発明による喫煙品の第2の態様の斜視図である。

    本発明による喫煙品の第3の態様を一部切り欠いて示した側面図である。

    変更可能な換気システムの第1の態様を有する喫煙品の斜視図である。

    第1の状態にある図6の喫煙品の側面図である。

    第2の状態にある図6の喫煙品の側面図である。

    第3の状態にある図6の喫煙品の側面図である。

    第4の状態にある図6の喫煙品の側面図である。

    変更可能な換気システムの第2の態様を有する喫煙品の斜視図である。

    第1の状態にある図8の喫煙品の断面図である。

    第2の状態にある図8の喫煙品の断面図である。

    図8の喫煙品の一部の略式平面図である。

    第1の状態にある図8の喫煙品の一部の分解斜視図である。

    第2の状態にある図8の喫煙品の一部の分解斜視図である。

    変更可能な換気システムの第3の態様を有する喫煙品の斜視図である。

    第1の状態にある図12の喫煙品の断面図である。

    第2の状態にある図12の喫煙品の断面図である。

    第1の状態にある図12の喫煙品の一部の切り欠き平面図である。

    第2の状態にある図12の喫煙品の一部の切り欠き平面図である。

    第2の状態にある図12の喫煙品の一部を部分的に切り欠いて示した斜視図である。

    変更可能な換気システムの第4の態様を有する喫煙品の斜視図である。

    第1の状態にある図16の喫煙品の断面図である。

    第2の状態にある図16の喫煙品の断面図である。

    図16の喫煙品の一部の略式平面図である。

    図16の喫煙品の一部の分解斜視図である。

    変更可能な換気システムの第5の態様を有する喫煙品の斜視図である。

    第1の状態にある図20の喫煙品の断面図である。

    第2の状態にある図20の喫煙品の断面図である。

    図20の喫煙品の一部を部分的に切り欠いて示した端面図である。

    第1の状態にある図20の喫煙品の一部の分解斜視図である。

    変更可能な換気システムの第6の態様を有する喫煙品の斜視図である。

    第1の状態にある図24の喫煙品の断面図である。

    第2の状態にある図24の喫煙品の断面図である。

    図24の喫煙品の一部を部分的に切り欠いて示した端面図および拡大平面図である。

    図24の喫煙品の一部の分解斜視図である。

    変更可能な換気システムの第7の態様を有する喫煙品の斜視図である。

    第1の状態にある図28の喫煙品の断面図である。

    第2の状態にある図28の喫煙品の断面図である。

    図28の喫煙品の一部を部分的に切り欠いて示した端面図および拡大平面図である。

    図28の喫煙品の一部の分解斜視図である。

    図1から3に第1の態様の喫煙品10のを示す。 この喫煙品は、紙巻きタバコ、シガーまたはシガリロなどの喫煙品であってもよい。 便宜上、これらを本明細書中では「喫煙品」とする。 喫煙品10は、第1フィルターセクション12が装着されたタバコロッド11形状の喫煙材を含む第1部分を含む。 タバコロッド11は、第1フィルターセクション12に好ましくはチッピング紙であるカバー層によって装着されている。

    喫煙品の第2部分は、タバコロッド11および/または第1フィルターセクション12の周囲に延びた円筒状のスリーブ13を含む。 タバコロッド11と第1フィルターセクション12は、スリーブ13内をユニットとして長手方向にスライドするような大きさに構成されている。 タバコロッド11および第1フィルターセクション12をタバコユニットと称してもよい。

    第2部分はさらに第1フィルターセクション12から離れたスリーブ13の吸い口端に第2フィルターセクション14を含む。 第2フィルターセクション14は、スリーブ13内に強固に取り付けられ、固定されている。 第1および/または第2フィルターセクション12、14は、好ましくは従来から使用されているセルロースアセテートトウで作製される。

    チェンバー15が第1フィルターセクション12と第2フィルターセクション14間でスリーブ13内に形成されている。 チェンバー15は、第1フィルターセクション12が円筒状のスリーブ13内を軸方向に摺動することによって、長さおよび従って容積が変化する。 チェンバー15の長さは、ゼロから所定の最大長まで変化する。

    従って喫煙材より遠位のスリーブ13の端部は、喫煙材に対して可動である。 第1部分は第2部分の周囲で摺動可能であり、即ち第2部分は第1部分内で摺動可能である。

    第1部分と第2部分、即ちスリーブ13とタバコロッド11の相対移動は、上記最大長を越えないように制限手段、好ましくはタバコロッド11とスリーブ13上またはこれらに隣接する当接面によって制限される。 特にこの制限手段は、スリーブ13から半径方向内方に延びた第1係合面を含み、この第1係合面は、タバコユニットから半径方向外方に延びた第2係合面と係合可能である。 第2係合面は、タバコユニットに巻かれたシート材、特にタバコロッドと第1フィルターを接続する材料(例えばチッピング紙)によって形成してもよい。 図2はタバコロッド11と第1フィルターセクション12が第2フィルターセクション14まで移動した格納状態にある喫煙品10を示している。 この時チェンバー15の長さは、ゼロになっている。 即ち喫煙品10の長さは、最も短くなっている。 喫煙品10は、使用前にはこの格納状態でパッケージに入れてもよい。 喫煙品10は、タバコロッド11が部分的にまたは完全に燃焼したら、使用後に格納状態に戻してもよい。

    図3はタバコロッド11と第1フィルターセクション12が可能な限り第2フィルターセクション14から離れて移動した延伸状態にある喫煙品10を示している。 チェンバー15の長さは、最大まで広がっている。 そして喫煙品10の長さは、最も長くなっている。 タバコロッド11と第1フィルターセクション12は、その格納状態と延伸状態の間の途中の不完全に延びた位置を取るようにスリーブ13内で連続的に位置することが可能である。

    図4は第2の態様の喫煙品20を示す。 喫煙品20は、タバコロッドを形成するためにスリーブ23に囲まれ、これに取り付けられたタバコの筒21を含む。 タバコ筒21は、スリーブに対して移動しない。 スリーブ23は、タバコ21の後方に延びたセクション23aを有する。 フィルター24がこのスリーブセクション23a内を長手方向にスライド自在に配置されている。 チェンバー25は、タバコ21とフィルター24の間の管状セクション23aによって形成されている。

    この喫煙品20は、喫煙品10と同じように機能する。 喫煙品20は、チェンバー25を形成するスリーブがマウスピースフィルター24ではなく、タバコロッドに取り付けられてる点で異なる。 また喫煙品20は、タバコ21に直接フィルター12が取り付けられていない点でも異なる。 本発明の別の態様は、これらの特徴または違いを1つだけ有するものであってもよい。

    スリーブ23とフィルター24の相対移動は、最大長を超えないように制限手段によって妨げられる。 好ましくは制限手段は、それぞれスリーブ23aおよびフィルター24に、またはこれらに隣接して位置する第1および第2係合面を含む。 第2係合面は、フィルター24に巻かれる1層以上のシート材(例えばチッピング紙)によって設けられてもよい。

    図5は第3の態様の喫煙品30を示す。 喫煙品30は、フィルター32に取り付けられたタバコロッド31を有する図1から3の態様に類似した構造を有する。 タバコロッド31とフィルター32は、円筒状の管として形成されたスリーブ33内で摺動可能である。 スリーブ33の吸い口端には第2フィルターの代わりにステインバインダー36が設けられている。 ステインバインダー36は、染みの原因となる物質を取り除くものである。 長さを変えられるチェンバー35がフィルター32とステインバインダー36の間に形成されている。

    タバコロッドとそれに装着されたフィルターは、チッピング紙で接続されるものとして説明してきた。 チッピング紙は、標準的なチッピング紙、比較的厚みのある凹部が設けられたチッピング紙または厚紙型のチッピング紙であってもよい。 また別の材料で形成された管を喫煙材にフィルター材を装着するために使用してもよい。 特に当該管は、例えばコーンスターチからなるプラスチックなどのプラスチック材からなるものであってもよい。 また管は、セラミック材からなるものであってもよい。 また管は、箔、金属、金属加工されたペーパーであってもよい。

    上記の態様は、いずれもスリーブの吸い口端(後方)にフィルターセクションを有するものとして説明してきた。 これとは別にスリーブは、このようなフィルターセクションまたはステインバインダーを含まなくてもよい。 スリーブの吸い口端にフィルターまたはステインバインダーが無い場合、スリーブは、単なる中空の管になり、チェンバーはタバコユニットとスリーブの吸い口端の間でスリーブによって形成される。 上述の態様は、喫煙材およびスリーブの吸い口端の一方または両方に装着された少なくとも1つのフィルターセクションを有する。 これとは別に本発明の喫煙品は、フィルターセクションを含まないものであってもよい。

    これらフィルターセクションの1つ以上をフィルター材の単独のセグメントまたは複数のセグメントで形成してもよい。 複数のセグメントで形成されたフィルターセクションは、異なる材料または異なるろ過性能を有する材料からなるセグメントを含んでもよい。 特にフィルターセクションは、セルロースアセテートトウからなる標準的なセグメントとチャコールを含むろ過材料からなる別のセグメントを含んでもよい。 これとは別にフィルターセクションは、チャコールが組み込まれた単独のセグメントからなるものであってもよい。

    図6から31bは、喫煙品の換気レベルまたは空気により希釈レベルを選択的に変化させる喫煙品可変換気システムの7つの態様を示す。 特にこれらの態様の喫煙品は、好ましくはスリーブで形成された第2部分に対して喫煙材を含む第1部分の位置によって決まる換気性能を有する。 これとは別に可変換気システムを喫煙材およびスリーブを含む第1部分とこのスリーブに対して可動なフィルターを含む第2部分を有する喫煙品に適応してもよい。 ここで言う換気とは、フィルター、チェンバーまたは喫煙材の1つ以上に空気が流入することである。 換気システムの全ての態様は、図1から5に説明した全ての態様の喫煙品に使用することができる。

    図6から7dは、喫煙品60の第1の態様の換気システムを示している。 喫煙品60は、上記の態様で説明したように長さが変わるチェンバーを含む。 喫煙品60は、図1から3または5で説明したようにタバコロッドと第1フィルターまたは図4で説明したようにタバコロッドのみを含む第1部分またはタバコユニット61を含む。 タバコロッド61は、スリーブ63を含む喫煙品の第2部分に対して移動可能である。 長さが変わるチェンバー65は、タバコユニット61と第2フィルターまたはステインバインダー64の間に形成されている。 タバコユニット61は、スリーブ63に囲まれた後方端部61aを有する。 第2フィルターまたはステインバインダー64は、第2フィルター64とする。

    スリーブ63は、複数の換気開口部、好ましくは第1、第2および第3換気開口部66、67、68を含む。 換気開口部66、67、68は、スリーブの長手方向に間隔を置いて位置している。 換気開口部66、67、68は、それぞれ1つ以上の個別の開口部で構成されている。 換気開口部66、67、68が複数の個々の開口部で形成されている場合、これら個々の開口部は、スリーブの横方向(即ち円周方向)に間隔を置いて位置する。

    図7aは格納状態の喫煙品60を示す。 タバコユニット61は、チェンバー65が比較的小さくなるようにスリーブ63内を比較的長い距離に亘って延びている。 端部61aは、全ての換気開口部66、67、68の後方に位置している。 タバコユニット61は、実質的に空気不透過性の外面を含む。 換気開口部66、67、68は、その下に位置するタバコユニットによって塞がれており、従って空気を入り込ませない。

    図7bは第1の不完全に延伸された喫煙品の状態を示している。 タバコユニット61の端部61aは、スリーブの長手方向における第2換気開口部67と第3換気開口部68の間に位置している。 第1および第2換気開口部66、67は、その下に位置するタバコユニット61によって塞がれている、換気には寄与しない。 第3換気開口部68は、端部61aを越えて位置しており、タバコユニット61によって塞がれていない。 第3換気開口部68は、塞がれていないので、チェンバー65内に空気を直接入り込ませる。

    図7cは第2の不完全に延伸された喫煙品の状態を示している。 タバコユニット61の端部61aは、スリーブの長手方向における第1換気開口部66と第2換気開口部67の間に位置している。 第1換気開口部66は、その下に位置するタバコユニット61によって塞がれているので、換気には寄与しない。 第2および第3換気開口部67、68は、端部61aを越えて位置しており、よってタバコユニット61によって塞がれていない。 第2および第3換気開口部67、68は、塞がれていないので、チェンバー65内に空気を直接入り込ませる。

    図7dは延伸状態にある喫煙品60を示す。 タバコユニット61の端部61aは、全ての換気開口部66、67、68の前方に延びている。 これら全ての換気開口部は、塞がれていないので、チェンバー65内に空気を入り込ませる換気領域として機能する。

    第1の態様の換気システムは、第1部分と第2部分の長手方向の相対位置によって変化する換気性能を供する。 従って所望の換気性能をスリーブ63に対するタバコユニット61の延び具合を選択することによって選択することができる。 スリーブ63をタバコユニット61に対して回転させても換気開口部の作動領域には影響を与えない。

    図8から11bは、喫煙品70の第2の態様の換気システムを示す。 喫煙品70は、上記の態様で説明したように長さが変わるチェンバーを含む。 喫煙品70は、図1から3または5で説明したようにタバコロッドと第1フィルターまたは図4で説明したようにタバコロッドのみを含む第1部分またはタバコユニット71を含む。 タバコロッド71は、スリーブ73を含む喫煙品の第2部分に対して移動可能である。 長さが変わるチェンバー75は、タバコユニット71と第2フィルターまたはステインバインダー64の間に形成される。 タバコユニット71は、スリーブ73によって囲まれている後方端部71aを有する。 第2フィルターまたはステインバインダー74を第2フィルター74とする。

    スリーブ73にはその前方端部に隣接する1つ以上の換気開口部76が設けられている。 好ましくはスリーブ73は、単独の換気開口部76を含む。 タバコユニット71は、後方端部71aに隣接する1つ以上の換気開口部77を含む。 好ましくはタバコユニット71は単独の換気開口部77を含む。 換気開口部77は、タバコユニット71の囲まれた部分の面を形成する空気非透過性材料に設けられた開口部である。 これとは別に第2換気開口部77は、空気透過性材で覆ってもよい。

    図9aはタバコユニット71に対するスリーブ73の第1の回転位置において完全に延びた状態の喫煙品を示している。 第1および第2換気開口部76、77は、位置合わせされ、タバコユニット内、特に第1フィルター72内に空気を入り込ませる。

    図9bはタバコユニット71に対するスリーブ73の第2の回転位置において完全に延びた状態の喫煙品を示している。 可能な長手方向の最大の延びは、喫煙品の第1部分と第2部分の間の相対的な回転位置に依存している。 第2の相対回転位置において、その最大の長手方向の延びは、第1および第2換気開口部76、77が位置合わせされないように第1の相対回転位置より大きくなっている。 特に第1および第2換気開口部76、77は長手方向において位置合わせされず、または回転方向においても位置合わせされない。 従って換気開口部76、77を介した喫煙品の換気は、妨げられる。

    図10はスリーブ73とタバコユニット71の結合を示している。 第1および第2係合面79a、79bを含む制限手段がタバコユニット71からスリーブ73が離れるのを防ぐ。 この態様では制限手段は、相対的な回転位置に応じて異なる最大延長幅を供する。

    スリーブ73にはその前方端部に内方に折り曲がったセクション78bが設けられている。 この折れ曲がったセクション78bは、第2係合面79bを形成している。 この第2係合面79bは、その周囲に亘って均一な長手方向位置に延びておらず、第1係合面と相補的な形状に形成されている。

    タバコロッド71は、その後方端部にシート材からなる外面を有する。 このシート材は、第1フィルター72を喫煙材に接続するチッピング紙でもよく、またはタバコユニットの周囲に巻かれる別のシート材であってもよい。 折り曲がったセクション78aが外方に折り曲げられており、第1係合面79aを形成している。 制限手段は、最大限長手方向に延伸された場合より短い延伸においては喫煙品の第1および第2部分間の回転に影響を与えない。

    第1および第2係合面79a、79bは、スリーブ73とタバコユニット71の相対的な回転によって相対的に長手方向に移動するように形成されている。 これとは別に第1および第2係合面79a、79bは、相互係止を解除するために予め長手方向に移動させることなしに回転が妨げられるように形成されてもよい。

    第1および/または第2係合面79a、79bは、その周囲に亘って均一な長手方向の位置に延びていない。 第1および/または第2係合面79a、79bは、タバコユニット71の外方表面の面において輪郭を有する。 この輪郭は、タバコユニット71および/またはスリーブ73の周囲の第1および/または第2係合面79a、79bの長手方向の位置において変化する。 第1係合面の輪郭は、第2係合面の輪郭と同じであることが好ましい。

    第1係合面79aは、第1の後方の長手方向位置に第1部分79cおよび第2の前方の長手方向位置に第2部分79dを有するように形成されている。 第2係合面79bは、第1の前方の長手方向位置に第1部分79eおよび第2の後方の長手方向位置に第2部分79fを有するように形成されている。 第1および第2係合面79a、79bは、環を形成するように組み合わされたときに、それぞれ1つの第1部分と1つの第2部分を含むのが好ましい。 これとは別に第1および第2係合面79a、79bは、それぞれ複数の第1部分と複数の第2部分を含んでもよい。 第1部分と第2部分は、円周の一部に対して均一な長手方向位置で延びてもよい。

    図11aは図9aに対応する略図である。 第1および第2換気開口部76、77は、位置合わせされており、フィルター72内に空気を入り込ませることができる。 第1係合面79aの第1部分79dは、第1の相対回転位置において第2係合面79bの第2部分79fと当接する。

    図11bは図9bの喫煙品に対応する略図である。 第1および第2換気開口部76、77は、位置合わせされていない。 換気開口部76、77は、長手方向および回転方向において間隔をおいて位置している。 第1係合面79aの第2部分79dは、第2の相対回転位置において第2係合面79bの第1部分79eと当接する。 これとは別にまたは加えて、第1係合面79aの第1部分79cは、第2の相対回転位置において第2係合面79bの第2部分79fと当接する。

    図12から15は、喫煙品80における第3の態様の換気システムを示す。 喫煙品80は、上述した態様のように長さが変わるチェンバーを含む。 喫煙品80は、図1から3または5で説明したようにタバコロッドと第1フィルターまたは図4で説明したようにタバコロッドのみを含む第1部分またはタバコユニット81を含む。 タバコロッド81は、スリーブ83を含む喫煙品の第2部分に対して移動可能である。 長さが変わるチェンバー85は、タバコユニット81と第2フィルターまたはステインバインダー84の間に形成されている。 タバコユニット81は、スリーブ83で囲まれた後方端部81aを有する。 第2フィルターまたはステインバインダー84を第2フィルター84とする。

    図13aは不完全に延伸した状態の喫煙品80を示している。 スリーブ83は、前方端部に隣接した第1換気開口部86を含む。 タバコユニット81はその後方端部に隣接した第2換気開口部87を含む。 第1換気開口部86は、実質的に空気非透過性材料のカバーを有するタバコユニット81によって塞がれている。 第2換気開口部87は、第1および第2換気開口部が両方とも空気を入り込ませないようにスリーブ83によって塞がれている。

    図13bは完全に延伸した状態の喫煙品80を示している。 第1換気開口部86はタバコユニット81によって塞がれていないので、空気が第1換気開口部86を介し、タバコユニット81の一端を越えてチェンバー85に入り込むことができる。 第2換気開口部87は、スリーブ83の前方縁部を越えて位置し、空気をフィルター82内に従ってチェンバー85内に流れ込ませる。 従って第1および第2換気開口部86、87は、位置合わせされていないときにはそれぞれ別個に喫煙品を換気する。

    図14aおよび14bに示すようにタバコユニット81には突起88が設けられている。 この突起88は、好ましくはインクで形成され、隆起したインクのドットとして見なしてもよい。 突起88は換気開口部86と位置合わせすることができる。 突起88は換気開口部86を介した空気の流れを妨げるものである。 突起88は第2換気開口部87から長手方向に間隔をおいて位置している。

    これとは別に突起88は、エンボス加工された部分、接着剤またはひだ付けによって取り付けられた追加の基材の1つ以上によって形成してもよい。

    突起88は、換気を妨げる相対位置に第1および第2部分を位置させるために換気開口部86内に解除自在に係止することができる。 これとは別に突起88は、実質的に半径方向に亘って延びてなくてもよく、換気開口部86と係合しなくてもよい。

    図14aは、タバコロッドに巻かれたシート材の折り曲げられた部分に形成された第1係合面89aが設けられたタバコユニットを示している。 スリーブ83には第2係合面89bが設けられており、この図示した不完全に延伸した位置において、第1および第2係合面は当接していない。 第1換気開口部86は、タバコロッド81によって、特に突起88によって塞がれている。 第2換気開口部87は、スリーブ83によって塞がれている。 従って換気空気は、第1または第2換気開口部86、87を介して喫煙品80に入り込まない。 さらに第1部分を第2部分に対して回転させると、突起88によって塞がれていない場合には第1換気開口部86を介して少量の換気空気が流入する。

    図14bは第1および第2係合面89a、89bが当接している完全に延伸した状態を示している。 空気は、タバコロッドの端部81aを越えて位置合わせされた第1換気開口部86を介して喫煙品内に入る。 また空気は第1換気開口部86から長手方向に間隔をおいて位置している第2換気開口部87からも入り込むことができる。 空気は換気開口部87を介してスリーブ83の前方端部を越えてフィルター82内に入る。 完全に延伸した状態の換気は、第1および第2換気開口部86、87は、両方とも第2および第1部分の端部を越えて塞がれないので、第1および第2部分間の相対的な回転位置に依存しない。

    図15は喫煙品80が完全に延伸した状態を示している。 第2換気開口部87は好ましくはタバコユニット81の実質的に円周全体に亘って延びた1つ以上の開口部を含む。 これとは別に第2換気開口部87は円周の一部に亘ってのみ延びていてもよい。

    図16から19は、喫煙品90における第4の態様の換気システムを示している。 喫煙品90は、上述した態様のように長さが変わるチェンバーを含む。 喫煙品90は、図1から3または5で説明したようにタバコロッドと第1フィルターまたは図4で説明したようにタバコロッドのみを含む第1部分またはタバコユニット91を含む。 タバコロッド91はスリーブ93を含む喫煙品の第2部分に対して移動可能である。 長さが変わるチェンバー95は、タバコユニット91と第2フィルターまたはステインバインダー94の間に形成されている。 タバコユニット91は、スリーブ93に囲まれた後方端部91aを有する。 第2フィルターまたはステインバインダー94を第2フィルター94とする。

    タバコユニット91には複数の換気開口部97が設けられている。 これらの換気開口部97は、タバコユニット91の実質的に円周全体に亘って延びた複数の列に形成されている。 これらの換気開口部97の列は、長手方向に間隔をおいて位置している。

    図17aはスリーブ93のタバコユニット91に対する第1の回転位置において完全に延伸した状態にある喫煙品90を示している。 換気開口部97は、スリーブ93の一端93aを越えて位置し、タバコユニット内、特に第1フィルター92内に空気を入り込ませる。

    図17bはスリーブ93のタバコユニット91に対する第2の回転位置において完全に延伸した状態にある喫煙品90を示している。 可能な最大限長手方向の延伸は、喫煙品の第1部分と第2部分間の回転位置に依存する。 第2の相対回転位置において、最大の長手方向の延伸は、換気開口部97がそれに重なるスリーブ93によって塞がれるように第1の回転位置における延伸より短くなる。 従って換気開口部97を介した喫煙品の換気が妨げられる。

    図18は、スリーブ93がタバコユニット91から離れてしまうのを防ぐ第1および第2係合面99a、99bを含む制限手段を示している。 この態様では制限手段は、相対回転位置によって異なる最大限の延伸を供する。

    タバコユニット91は、その後方端部にシート材からなる外方面を有する。 このシート材は、第1フィルター92を喫煙材に接続するチッピング紙またはタバコユニットの周囲に巻かれた別のシート材であってもよい。 シート材の一部は、半径方向外方に折り曲げられており、第1係合面99aを形成している。 スリーブ93にはその前方端部に半径方向内方に折り曲げられたセクションが設けられており、これが第2係合面99bを形成している。

    第1および/または第2係合面99a、99bは、円周に沿って均一な長手方向位置に延びていない。 第1および第2係合面99a、99bは、第1の長手方向位置における第1位置と第2の長手方向位置における第2位置とを有するように形成されている。 好ましくは第1および第2係合面99a、99bは、タバコユニット91の円周の大半に亘って長手方向の位置において連続的に変化する。 特に長手方向の位置は、円周位置と伴に直線的に変化している。 喫煙品90の最大限の延伸は、スリーブ93とタバコユニット91の相対回転位置と伴に変化し、そして好ましくは直線的に変化する。 制限手段は、最大の長手方向の延伸時より短い延伸では喫煙品の第1および第2部分間の回転に影響を与えない。

    第1および第2係合面99a、99bは、スリーブ93とタバコユニット91間の相対的な回転によって相対的な長手方向の移動を作動させるような形状に形成されている。 これとは別に第1および第2係合面99a、99bは、相互係止を解除するために予め長手方向に移動させずに回転が妨げられるような形状に形成してもよい。

    図19はスリーブとタバコユニットがそれらの最大延伸長まで引っ張られた際にスリーブとタバコユニットの相対的な回転によってそれらを相対的に長手方向に移動させるように構成された第1および第2係合面99a、99bを示している。 喫煙品が最大限延伸され、第1および第2係合面が当接している場合、相対的な回転によって相対的な長手方向の移動を生じさせる。 喫煙品が部分的に延伸している場合、回転による長手方向へ移動は行われない。

    第1および第2係合面はタバコユニットとスリーブの周囲を包んでおり、従って第1および第2係合面99a、99bの対向側部は接触する。 対向する側部が接触する場所で第1のステップ面99cが第1係合面99aに形成されており、第2のステップ面99dが第2係合面99bに形成されている。 ステップ面99c、99dにおいて第1および第2係合面の輪郭形状は、長手方向においてステップまたは切れ目になっている。 位置合わせされたステップ面に亘る相対回転移動は、相対的な長手方向の移動にはならない。 ステップ面99c、99dがスリーブ93を固定した状態でタバコユニット91を反時計方向に回転させて位置合わせされたとき、第1および第2係合面の接触が解除され、喫煙品90の長手方向に延伸させる場合は、第1および第2係合面を接触させる必要がある。

    ステップ面99c、99dがスリーブ93を固定した状態でタバコユニット91を時計方向に回転させて位置合わせされたとき、第1および第2係合面99a、99bの当接したステップ面99c、99dによって、さらに時計方向に回転するのを妨げる。

    円周の大半に亘る制限手段99a、99bの連続した輪郭形状によって、第1部分と第2部分の相対的な回転が相対的な長手方向の移動を作動させ、換気開口部97を塞いだり、開放したりする。 切れ目またはステップ99c、99dによって回転が制限される。

    図20から23は、喫煙品100における第5の態様の換気システムを示している。 喫煙品100は、上述した態様のように長さが変わるチェンバーを含む。 喫煙品100は、図1から3または5で説明したようにタバコロッドと第1フィルターまたは図4で説明したようにタバコロッドのみを含む第1部分またはタバコユニット101を含む。 タバコロッド101はスリーブ103を含む喫煙品の第2部分に対して移動可能である。 長さが変わるチェンバー105は、タバコユニット101と第2フィルターまたはステインバインダー104の間に形成されている。 タバコユニット101は、スリーブ103に囲まれた後方端部101aを有する。 第2フィルターまたはステインバインダー104を第2フィルター104とする。

    図20および21aは、スリーブ103のタバコユニット101に対する第1の回転位置における完全に延伸した状態にある喫煙品100を示している。 第1換気開口部106がスリーブ103の前方端部に隣接して形成されている。 第2換気開口部107がタバコユニット101の後方端部に隣接して形成されている。 第1および第2換気開口部106、107は、位置合わせされ、タバコユニット内、特に第1フィルター102内に空気を入り込ませる。

    図21bは、スリーブ103のタバコユニット101に対する第2の回転位置における完全に延伸した状態にある喫煙品100を示している。 突起108が第1換気開口部103と位置合わせされている。 突起108は、空気に対して不透過性であり、従って第1換気開口部106は、タバコユニット101に対するスリーブ103の第2の回転位置において塞がれる。

    図22は、少なくとも1つの突起108、好ましくは間隔をおいて直径方向に対向する位置にある2つの突起108を含むタバコユニット101を示している。

    これらの突起108は、好ましくはインクで形成され、隆起したインクのドットと見なすことができる。 これらの突起108の1つが第1換気開口部106を介して空気が流れるのを妨げるために第1換気開口部106と位置合わせされる。

    これとは別に突起108は、エンボス加工された部分、接着剤またはひだ付けによって取り付けられた追加の基材の1つ以上によって形成してもよい。

    突起108は、第1および第2部分を換気を妨げる相対位置に位置させるために第1換気開口部106内に解除自在に係止することができる。 これとは別に突起108は、実質的に半径方向に延びてなくてもよく、第1換気開口部106と係合しなくてもよい。

    図23は、タバコユニット101の実質的に円周全体に亘って円周方向に延びた第2換気開口部107を示している。 第2換気開口部107は、実質的に少なくとも1つの領域に亘って延びてなく、好ましくは突起108で塞がれる2つの間隔をおいて位置する領域に亘って延びていない。 突起108は、第2換気開口部107と長手方向に位置合わせされている。 好ましくは換気開口部107は、円周方向にこれら1つ以上の突起108まで延びている。 これとは別に突起108を換気開口部107の一部に設けて、換気開口部のその部分を封止してもよい。

    第1換気開口部106は、第2換気開口部107の一部と位置合わせされているときには塞がれない。 突起108が第1換気開口部106と位置合わせされると、空気の進入が妨げられる。 換気開口部106を塞いだり、開放したりすることは、長手方向への移動ではなく、回転によってのみ行われる。 第1および第2換気開口部106、107は、好ましくは全ての相対回転位置に対して均一な最大延伸位置に喫煙品100があるときに、長手方向に位置合わせされるのが好ましい。 喫煙品100が最大限延伸していない場合、第1および第2換気開口部106、107は、長手方向に間隔をおいて位置し、第1換気開口部106は塞がれる。

    喫煙品100は、スリーブ103がタバコユニット101から離れるのを防ぐ第1および第2係合面109a、109bを含む制限手段を含む。 タバコユニット101は、その後方端部にシート材からなる外方面を有する。 このシート材は、第1フィルター102を喫煙材に接続するチッピング紙またはタバコユニットの周囲に巻かれた別のシート材であってもよい。 シート材の一部は、半径方向外方に折り曲げられており、第1係合面109aを形成している。 スリーブ93にはその前方端部に半径方向内方に折り曲げられたセクションが設けられており、これが第2係合面109bを形成している。 第1および第2係合面109a、109bは、円周に亘って均一な長手方向位置に延びている。

    補強シート103aをスリーブ103の外面に固定してもよい。 この補強シート103aは、第1開口部106と位置合わせされる開口部106aを形成している。 補強シートは、スリーブ103に接着されるのが好ましい。 補強シート103aは、相対的な回転が換気を変えるために可能であることを示す印刷された印を有してもよい。

    図24から27は喫煙品110における第6の態様の換気システムを示す。 喫煙品110は、上述した態様のように長さが変わるチェンバー105を含む。 喫煙品110は、図1から3または5で説明したようにタバコロッドと第1フィルターまたは図4で説明したようにタバコロッドのみを含む第1部分またはタバコユニット111を含む。 タバコロッド111はスリーブ113を含む喫煙品の第2部分に対して移動可能である。 長さが変わるチェンバー115は、タバコユニット111と第2フィルターまたはステインバインダー114の間に形成されている。 タバコユニット111は、スリーブ113に囲まれた後方端部を有する。 第2フィルターまたはステインバインダー114を第2フィルター114とする。

    図25aは、スリーブ113のタバコユニット111に対する第1の回転位置における完全に延伸した状態にある喫煙品110を示している。 スリーブ113は前方端部に隣接する第1換気開口部116を含む。

    タバコユニット111は、タバコユニット111の後方端部に隣接して円周方向に間隔をおいて配置された複数の組の換気開口部117からなる第2換気開口部を含む。 これら複数の組の換気開口部117は、それぞれ異なる換気領域を有し、第1換気開口部116と位置合わせされた組の換気開口部117によって喫煙品の換気度が変わる。 図25aにはゼロ換気度開口部を有する組が第1換気開口部116と位置合わせされ、第1換気開口部116は完全に塞がれている。

    図25bは、スリーブ113のタバコユニット111に対する第2の回転位置における完全に延伸した状態にある喫煙品110を示している。 ここでは異なる組117が第1換気開口部116と位置合わせされており、第1換気開口部116は部分的に塞がれている。

    図26は喫煙品の端面と複数の組の換気開口部117を含むタバコユニット用のブランクの平面を示している。 第2換気開口部107は、好ましくはタバコユニット111の周囲に円周方向に間隔をおいて配置された4組の開口部117a、b、c、dとして形成される。 タバコユニット111をスリーブ113に対して回転させることによって、どの組の開口部117が第1換気開口部116と位置合わせされるかを選択する。 各組の開口部117は、空気を透過させる面の面積が異なり、それによって換気度を選択できる。

    第1の組117aは、長手方向に延びた複数の開口部からなる単独のカラムからなる。 第2の組117bは、開口部の2つのカラムからなり、第1の組117aの2倍の換気面積を供する。 第3の組117cは、開口部の3つのカラムからなり、第1の組117aの3倍の換気面積を供する。 これらの組117a、117b、117cは、それぞれ長手方向に同程度延び、好ましくは第1換気開口部116と同じまたはそれより短く延びている。 これらの組117a、117b、117cは、円周方向に異なる長さに延びていることによって変化している。

    これとは別に組117a、117b、117cは、円周方向には同じように延び、長手方向の長さが異なるようにしてもよい。 通常これらの組は、共通の第1の大きさと、異なる第2の大きさを有する領域に亘って延びている1つ以上の開口部を含む。 これらの組の開口部117は、開口部のグリッドで構成されているように示されている。 これとは別にこれらの組の開口部は異なる面積を有する1つ以上の開口部を含んでもよい。

    さらにタバコロッドは、換気開口部を供さない第4の組の領域117dを含み、よって回転させて第1換気開口部116と位置合わせされた際に空気の流れを妨げる。

    第1および第2換気開口部116、117は、喫煙品110が最大限延伸された際に長手方向に位置合わせされるのが好ましい。 換気は、長手方向の移動を必要とせずに回転移動だけで変化する。 最大限の延伸から離れた長手方向の移動によって第1換気開口部116が塞がれる。

    喫煙品110は、スリーブ113がタバコユニット111から離れるのを防ぐ第1および第2係合面119a、119bを含む制限手段を含む。 タバコユニット111は、その後方端部にシート材からなる外方面を有する。 このシート材は、第1フィルター112を喫煙材に接続するチッピング紙またはタバコユニットの周囲に巻かれた別のシート材であってもよい。 シート材の一部は、半径方向外方に折り曲げられており、第1係合面119aを形成している。 スリーブ93にはその前方端部に半径方向内方に折り曲げられたセクションが設けられており、これが第2係合面119bを形成している。 第1および/または第2係合面119a、119bは、円周に亘って均一な長手方向位置で延びている。

    図28から31は喫煙品120における第7の態様の換気システムを示す。 喫煙品120は、上述した態様のように長さが変わるチェンバーを含む。 喫煙品120は、図1から3または5で説明したようにタバコロッドと第1フィルターまたは図4で説明したようにタバコロッドのみを含む第1部分またはタバコユニット121を含む。 タバコロッド121はスリーブ123を含む喫煙品の第2部分に対して移動可能である。 長さが変わるチェンバー125は、タバコユニット121と第2フィルターまたはステインバインダー124の間に形成されている。 タバコユニット121は、スリーブ123に囲まれた後方端部を有する。 第2フィルターまたはステインバインダー124を第2フィルター124とする。

    スリーブ123には前方端部に隣接した1つ以上の第1換気開口部126が設けられている。 好ましくはスリーブ123は、単独の第1換気開口部126を含む。 タバコユニット121は、後方端部121aに隣接した1つ以上の第2換気開口部127を含む。 好ましくはタバコユニット121は、単独の第2換気開口部127を含む。 第2換気開口部は、タバコユニット121を囲む部分の表面を形成する空気非透過性材に設けられた開口部である。 これとは別に第2換気開口部127を空気透過性材料で覆ってもよい。

    図29aは、スリーブ123のタバコユニット121に対する第1の回転位置における完全に延伸した状態の喫煙品を示している。 第1および第2換気開口部126、127は、位置合わせされていない、特に回転方向において位置合わせされていない。 従って換気開口部126、127を介した喫煙品の換気は、妨げられる。

    図29bは、スリーブ123のタバコユニット121に対する第2の回転位置における完全に延伸した状態の喫煙品120を示している。 第1および第2換気開口部126、127は、位置合わせされ、タバコユニット内、特に第1フィルター122内へ空気を入り込ませる。

    図31に示すように第1換気開口部126は、スリーブ123の円周のほぼ50%に亘って延びている。 第2換気開口部127は、タバコユニット121の円周のほぼ50%に亘って延びている。

    スリーブ123とタバコユニット121の相対的な回転によって第1および第2換気開口部126、127の重なり具合が変化する。 その重なる量によって開放される、または塞がれない有効な換気領域が決まり、喫煙品120の換気度が変化する。

    第1および第2換気開口部126、127は、喫煙品120が最大限に延伸されている際に回転させて位置合わせすることができる。 特に不完全に延伸された状態では第1および第2換気開口部126、127は、位置合わせされない。

    第1および第2換気開口部126、127は第1部分および第2部分それぞれの円周のほぼ50%に亘って延びているのが好ましい。 これとは別に第1および第2換気開口部126、127の一方または両方は、対応する円周の少なくとも25%に亘って延びているのが好ましく、より好ましくは40%乃至60%、より好ましくは45%乃至55%延びている。

    上記いずれの態様による喫煙品は、さらに風味剤源を含んでもよい。 この風味剤は、第1部分を第2部分に対して移動させた際に放出されてもよく、または別の方法で放出されるようにしてもよい。 風味剤源は、あらゆる風味、例えばメンソール風味を供するものであってもよい。 風味剤源は、フィルター内にあってもよい。 風味のレベルまたは強度は、換気を変化させることによって変化するようにしてもよい。

    使用の際には上述の態様により喫煙品は、格納された状態でパッケージ化されるのが好ましい。 使用する際にはユーザーは、少なくとも長手方向にスリーブとタバコユニット強制的に引き離して喫煙品を延伸する。 そしてユーザーは、従来通りタバコに火をつける。 第1および第2部分の長手方向の延伸および/または相対的な回転は、喫煙品の換気を変えるために利用される。

    喫煙品を消火するためにユーザーは、あらゆる好適な消火面に火のついたタバコ端部を押しつけるだけでよい。 ユーザーが紙巻きタバコを消火するためにスリーブを持った場合、タバコユニットは、残りのタバコユニットがスリーブによって隠れるまで、長手方向軸に沿ってスリーブ内に押し込まれる。 従って燃えたタバコロッドは、消火された喫煙品の側面からは見えない。

    上述のすべての態様のすべての特徴は、他の態様の特徴と組み合わせることができる。 特に喫煙品のあらゆる態様は、タバコ筒に隣接してフィルターセクションを含んでも、含まなくてもよい、またスリーブの吸い口端にフィルターセクションを含んでも、含まなくてもよい。 上述の態様の第1および第2係合手段を含む制限手段は、上述のあらゆる態様に使用することができる。

    換気を変えるシステムの種々の態様を喫煙材を含む第1部分とスリーブを含む第2部分を有する図1から3に示した喫煙品について説明してきた。 これとは別に第1部分は、喫煙材とスリーブを含んでもよく、第2部分はスリーブ内を移動することができるフィルターを含んでもよい。 後者の場合、開口部がタバコロッドおよび/またはスリーブに形成されるのと同じようにスリーブおよび/またはフィルターである第1および/または第2部分に換気開口部が形成される。

    本発明の喫煙品は、延伸自在なものとして説明してきた。 これとは別に喫煙品は、全長が固定されてもよい。 スリーブまたはフィルターを喫煙品の長さを変えずに回転させてもよい。 制限手段は、スリーブを回転させるが、フィルターと喫煙材間の相対的な長手方向の移動を制限するものであってもよい。 制限手段は、チェンバーの長さが固定されたもの、そして長さがゼロになるように配置してもよい。 制限手段は、2つの隣接するフィルターセクションを相対的に回転させてもよく、この相対的な回転によって喫煙品の換気度を選択するようにしてもよい。

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