Laminated type decorative board

申请号 JP2001148789 申请日 2001-05-18 公开(公告)号 JP2002337114A 公开(公告)日 2002-11-27
申请人 Annaka Seisakusho:Kk; 株式会社安中製作所; 发明人 YASUNAKA SHIGERU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To form a decorative board having thickness by laminating plate materials and make the decorative board light in weight.
SOLUTION: Plate materials 1 and 2 constituting a head board A as the decorative board are stuck to each other. By allowing a peripheral edge part to remain on an inner surface of the plate material 1, a plurality of depression parts 5 are formed approaching each other. By partly forming a thin plate part 6 by the depression part 5, the thick head board A of a heavy weight feeling can be made light in weight.
COPYRIGHT: (C)2003,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 平板状に形成された板材を接合して化粧ボードを形成する積層型化粧ボードにおいて、前記板材の内面側に陥没部を形成したことを特徴とする積層型化粧ボード。
  • 【請求項2】 前記化粧ボードを2枚以上の板材を積層して構成するとともに、この化粧ボードの表面及び裏面を構成する2枚の板材を除く中間部の板材に前記陥没部と対応する開口部を形成したことを特徴とする請求項1
    記載の積層型化粧ボード。
  • 【請求項3】 前記積層した複数の板材に模様部を構成する切欠孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の積層型化粧ボード。
  • 【請求項4】 前記積層した化粧ボードを湾曲させたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の積層型化粧ボード。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドボードや椅子の背板やひじ掛けなどの家具等に用いられる装飾パネルや扉パネルや間仕切り板などの建築用として使用される積層型化粧ボードに関する。

    【0002】

    【発明が解決しようとする課題】従来、木製の家具において使用される化粧ボード、例えばヘッドボードは、一般に平板状の板材を加工して製作される。 ところで、こうしたヘッドボードは、板厚が厚いほうが、ボリューム感があり、より高級な印象を与えることができるため、
    商品価値も高い。 しかし、板厚が厚くなるほど、ヘッドボードの重量が増し、運搬時や加工時などにおいて取扱に不便である。 このため、この種の化粧ボードにおいて、骨組みした芯材の表面及び裏面の合板など貼って内部を空洞化したフラッシュ構造の化粧ボードも知られている。 しかし、このような化粧ボードは、例えば湾曲状に形成した場合、骨組みした芯材が離れてしまい曲面に形成することができない。 したがって、前述したようなフラッシュ構造の化粧ボードでは、曲面状に形成することができないなど、形状的な制約がある。

    【0003】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、板材を積層して厚みのある化粧ボードを形成するとともに、化粧ボードを軽量化することが可能な積層型化粧ボードを提供することにある。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1記載の積層型化粧ボードは、平板状に形成された板材を接合して化粧ボードを形成する積層型化粧ボードにおいて、前記板材の内面側に陥没部を形成したものである。

    【0005】上記構成により、板材に陥没部を形成することにより、板材を積層して形成される化粧ボードが軽量化される。

    【0006】請求項2記載の積層型化粧ボードは、請求項1記載の積層型化粧ボードにおいて、前記化粧ボードを2枚以上の板材を積層して構成するとともに、この化粧ボードの表面及び裏面を構成する2枚の板材を除く中間部の板材に前記陥没部と対応する開口部を形成したことを特徴とする請求項1記載の積層型化粧ボード。

    【0007】上記構成により、化粧ボードの厚みがより増大するとともに、板材の間に介在する中間の板材に開口部を形成することにより、化粧ボードの重量増加も抑制される。

    【0008】請求項3記載の積層型化粧ボードは、請求項1又は2記載の積層型化粧ボードにおいて、前記積層した複数の板材に模様部を構成する切欠孔を設けたものである。

    【0009】上記構成により、切欠孔がワンポイントの模様となり、化粧ボードのデザイン性を高めることができるとともに、軽量化が可能である。

    【0010】請求項4記載の積層型化粧ボードは、請求項1〜3の何れか1項に記載の積層型化粧ボードにおいて、前記積層した化粧ボードを湾曲させたものである。

    【0011】これにより、デザイン的にも優れた化粧ボードを形成することができるとともに強度的にも優れる。

    【0012】

    【発明の実施形態】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 図1〜図5は本発明の第1実施例に係る化粧ボードとして二段ベッド用のヘッドボードAを示している。 このヘッドボードAは、二枚の板材1,2を貼り合わせて構成されている。 これら板材1,2
    は、合板、パーティクル板材、MDF(中質繊維板)等の木質板材からなる。 なお、本実施例での各板材1,2
    は、平板状に形成されている。 これら、板材1,2の表面は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等に、顔料、着色剤、耐摩耗材、希釈剤等を混合して調整した合成樹脂塗料によって表面に塗装層3を形成している。

    【0013】これら各板材1,2は接着材(図示しない)によって接合してヘッドボードAを形成しているが、前記各板材1,2の裏側には、これら各板材1,2の周縁部を残して複数の陥没部5を相互に近接して形成し、これら陥没部5によって薄板部6を形成している。
    さらに、各板材1,2には相互に対応する円形凹部7,7
    を形成し、その一方の円形凹部7に位置決めピン8を装着している。

    【0014】これら各板材1,2は接着工程を経て、プレス機などによって加圧して貼り合わせる。 この時、各板材1,2には、一方の円形凹部7に嵌め入れた位置決めピン8を他方の円形凹部7に嵌め入れて各板材1,2
    に位置決めした状態で各板材1,2を接合する。

    【0015】以上のように本実施例では、各板材1,2
    を接着材によって接合してボードAを成形している。 これにより、2枚の板材1,2により、厚みのあるヘッドボードAとなり、重厚な安定感を与えることでヘッドボードAとしての商品価値を高めることができる。 しかも、ヘッドボードAを構成する板材1,2は、裏面側に複数の陥没部5を形成し、これら陥没部5によって各板材1,2に薄板部6を形成することにより、軽量化される。 このため、エンドユーザーが組み立てる場合、ヘッドボードAの取扱いが容易となる。 また、各板材1,2
    の接合時において、各材1,2が位置決めピン8によって各板材1,2が正確に位置決めされた状態で各板材1,2を接合することができる。

    【0016】図3及び図4は、本実施例の第2実施例を示しており、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略して異なる部分についてにのみ説明する。 前記実施例では、平板状のヘッドボードAを形成した例を示したが、本実施例では、湾曲した上下の型20,21によって図4に示すように上下方向に湾曲したヘッドボードA1を形成している。

    【0017】このように、本実施例では、接合した2枚のヘッドボードA1を曲げ加工して湾曲させる。 この際、各板材1,2の内面には前記実施例と同様、複数の陥没部5によって薄板部6が形成されているため、曲げ加工時の応が各板材1,2に全体的に分散するとともに、曲げ加工時の歪を陥没部5によって吸収することができ、各板材1,2の局部的な反りや曲り、あるいは各板材1,2に形成した塗装層3の部分的な剥離なども抑制することができる。 また、各板材1,2を貼り合わせたヘッドボードA1を湾曲させることにより、デザイン的にも優れたヘッドボードAを形成することができる。
    しかも、各板材1,2は内面側に陥没部5を形成するものの、一体構造であるから、強度的にも優れるととに、
    軽量化により、組み立て時などにおいて取り扱いに便利である。 なお、ヘッドボードAの形状としては、図4に示すように上下方向に湾曲したものに限らず、上下の型
    20,21の形状を変えることに任意に変えることができる。 すなわち、図5に示すように左右方向に湾曲させたり、図6に示すように、凹状に湾曲したもの、あるいは図7に示すように球面状に湾曲させてもよい。 さらに、
    一定の曲率に曲げたものに限らず図8に示すように、複数の曲面R1,R2の組み合わせや図9に示すようにフラットな直線部分Hと曲面Rとの組み合わせ、あるいは図10に示すように凹状に湾曲させた曲面R3と凸円弧状に湾曲させた曲面R4とを連続させた形状など種々の形状に形成可能である。

    【0018】図11及び図12は、本実施例の第3実施例を示しており、前記第1、第2実施例と同一部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略して異なる部分についてにのみ説明する。 前記各実施例では、二枚の板材1,2を貼り合わせてヘッドボードA,A1を形成した例を示したが、二枚の板材1,2の間にさらに板材20を介在させて三枚構造のヘッドボードA2を形成してもよい。 この板材1,2の間に介在する中間の板材20は前記各板材1,2の陥没部5に対応して開口部21を形成している。

    【0019】以上のように本実施例では、板材1,2の間にさらに板材20を介在させて三枚構造のヘッドボードA2を構成しているため、ヘッドボードA2の厚みがより増大するから、ヘッドボードA2により重厚な印象を与えることができる。 しかも、板材1,2の間に介在する中間の板材20は前記各板材1,2の陥没部5に対応して開口部21を形成することにより、ヘッドボードA2の重量も大巾に増やすことなく、ヘッドボードA2をより厚く形成することができる。 なお、本実施例のように、
    板材1,2の間にさらに板材20を介在させて三枚構造のヘッドボードA2を構成する場合、各板材1,2,20にそれぞれ切欠孔30,31を形成してもよい。 このように、
    ヘッドボードA2を構成する各板材1,2,20に切欠孔3
    0,31を形成すれば、切欠孔30,31がワンポイントの模様となり、ヘッドボードA2のデザイン性を高めることができるとともに、中間の板材20を他の板材1,2と異色に塗装することによって、切欠孔30に各板材1,2,3
    に塗装した色彩を表れ、これら各板材1,2,3の色彩のコントラストによって、従来のヘッドボードにな無い新規なデザインとなる。

    【0020】なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨に範囲内で種々の変形実施が可能である。 例えば、前記実施例では、化粧ボードとしてヘッドボードを例に説明したが、これに限らず、ソファーや椅子の背板やひじ掛けあるいはチェストの前面板、テーブルなど各種の家具製品に適用可能であり、また、家具製品に限らず、扉パネルや間仕切り板などの建築用などの各種の製品に適用可能である。 また、板材1
    あるいは化粧材2の形状は、使用する部位に応じて例えば円形に形成する等、適宜選定すればよい。

    【0021】

    【発明の効果】本発明の請求項1の積層型化粧ボードによれば、平板状に形成された板材を接合して化粧ボードを形成する積層型化粧ボードにおいて、前記板材の内面側に陥没部を形成したものであるから、複数枚の板材を積層して厚みのある化粧ボードを形成することで、化粧ボードに重厚な安定感を与えることができるとともに、
    板材の裏面側に形成する陥没部によって化粧ボードの軽量化が可能となる。

    【0022】請求項2記載の積層型化粧ボードによれば、請求項1記載の積層型化粧ボードにおいて、前記化粧ボードを2枚以上の板材を積層して構成するとともに、この化粧ボードの表面及び裏面を構成する2枚の板材を除く中間部の板材に前記陥没部と対応する開口部を形成したものであるから、化粧ボードの厚みを増大してより重厚な安定感を与えることができるとともに、板材の間に介在する中間の板材に開口部を形成することにより、化粧ボードの重量増加も抑制される。

    【0023】請求項3記載の積層型化粧ボードによれば、請求項1又は2記載の積層型化粧ボードにおいて、
    前記積層した複数の板材に模様部を構成する切欠孔を設けたものであるから、切欠孔によって化粧ボードのデザイン性を高めることができるとともに、化粧ボードの軽量化を図ることができる。

    【0024】請求項4記載の積層型化粧ボードによれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の積層型化粧ボードにおいて、前記積層した化粧ボードを湾曲させたものであるから、デザイン的にも優れた化粧ボードを形成することができるとともに強度的にも優れた化粧ボードを成形することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1実施例を示す板材の裏面図である。

    【図2】同上ヘッドボードの断面図である。

    【図3】本発明の第2実施例を示すヘッドボードの曲面加工時の断面図であり、図3(a)は曲面加工前、図3
    (b)は曲面加工後を示している。

    【図4】同上ヘッドボードの上下方向に湾曲させた斜視図である。

    【図5】同上ヘッドボードの左右方向に湾曲させた斜視図である。

    【図6】同上ヘッドボードの凹状に湾曲させた斜視図である。

    【図7】同上ヘッドボードの球状に湾曲させた斜視図である。

    【図8】同上ヘッドボードの曲率を変えた変形例を示す側面図である。

    【図9】同上ヘッドボードに直線部分と曲面部とを形成した変形例を示す側面図である。

    【図10】同上ヘッドボードにS字状に湾曲させた変形例を示す側面図である。

    【図11】本発明の第3実施例を示すヘッドボードの分解斜視図である。

    【図12】同上ヘッドボードの断面図である。

    【符号の説明】

    1,2,20 板材 5 陥没部 21 開口部 30,31 切欠孔 A,A1,A2 ヘッドボード(化粧ボード)

    QQ群二维码
    意见反馈