Portable working apparatus

申请号 JP16606185 申请日 1985-07-29 公开(公告)号 JPH0650064B2 公开(公告)日 1994-06-29
申请人 アレドレアス シユテイール; 发明人 ロイヒテ ミヒヤエル; フインク ラインホルト;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】クランク軸(10)の軸受(11)がクランクケース(14)内に支持され、該クランクケース(14)の、合成材料から成る壁が、合成材料から成る熱絶縁性部材を介して内燃機関(2)のシリンダー(7)に固定されている、内燃機関により駆動される可搬式作業装置において、 前記熱絶縁性部材が、シリンダー軸線にたいして傾斜した接触面(19,20)によりシリンダー(7)の下部部分(16)で軸方向へ不動に保持され、且つ合成材料から成るクランクケース(14)に軸方向へ不動に結合されている絶縁リング(15a,15b,15c,15
    d,15e)であることを特徴とする作業装置。
  • 【請求項2】シリンダー(7)の下部部分(16)には周囲を取り巻く溝(17)が形成され、この溝の中には絶縁リング(15a乃至15e)の突出部(18)が配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の作業装置。
  • 【請求項3】絶縁リング(15a)の外周は斜めの接触面(19,20)に対してほぼ平行に形成された円錐面(21)を有し、この円錐面は合成材料から成るクランクケース(14)の斜めの壁(23)によって上方から掴まれていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の作業装置。
  • 【請求項4】シリンダー(7)の下部部分(16)は周囲を取り巻く溝(17)の下方の境界になる横梁(2
    4)を有し、この横梁は絶縁リング(15b乃至15
    e)の突出部(18)によって上部から掴まれていることを特徴とする、特許請求の範囲第2項または第3項に記載の作業装置。
  • 【請求項5】絶縁リング(15b乃至15e)はシリンダー(7)の横梁(24)を下方から掴む支え壁(2
    5)を有することおよびこの支え壁と突出部(18)との間にリング状溝(26)が形成され、この溝の中に横梁(24)が係合していることを特徴とする、特許請求の範囲第4項に記載の作業装置。
  • 【請求項6】絶縁リング(15b乃至15e)の支え壁(25)はシリンダー(7)の斜めの外側面(28)に接触する支え斜面(27)を有することを特徴とする、
    特許請求の範囲第5項に記載の作業装置。
  • 【請求項7】合成材料から成るクランクケース(14)
    の上部部分(22)と絶縁リング(15b)との間にはパッキングリング(29)が配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第6項までのうちのいずれか一つに記載の作業装置。
  • 【請求項8】合成材料から成るクランクケース(14)
    の上部部分(22)は絶縁リング(15b)を上方から掴んでいる断面がC字形に形成されたリング状壁(3
    0)を有していることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第7項までのうちいずれか一つに記載の作業装置。
  • 【請求項9】合成材料から成るクランクケース(14)
    の上部部分(22)は内側に向かって突出した輪帯(3
    2)を有し、この輪帯は絶縁リング(15c,15d)
    の外側の周囲を取り巻く溝(33)に嵌っていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第8項までのうちのいずれか一つに記載の作業装置。
  • 【請求項10】合成材料からなるクランクケース(1
    4)の輪帯(32)はそれの脹らみ(36)が絶縁リング(15d)の外周を取り巻く溝(33)のアンダーカット部分に嵌って掴まれていることを特徴とする、特許請求の範囲第9項に記載の作業装置。
  • 【請求項11】合成材料から成るクランクケース(1
    4)の上部部分(22)は、絶縁リング(15e)のねじ孔にねじ込まれる少なくとも1個のねじ(37)により固定されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第10項までのうちのいずれか一つに記載の作業装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、クランク軸の軸受がクランクケース内に支持され、該クランクケースの、合成材料から成る壁が、合成材料から成る熱絶縁性部材を介して内燃機関のシリンダーに固定されている、内燃機関により駆動されるパワーチェーンソー等の可搬式作業装置に関するものである。

    従来技術 上記した種類に属する公知の作業装置(西ドイツ国特許公開第3222457号公報)では、合成材料から成立ち、クランク軸承を有するクランクケースが、下方からクランクケースを貫通して導かれているねじによってシリンダーに固定されている。 この場合、内燃機関が作動している間、シリンダーをクランクケースから引き離そうとする軸方向の反作用がクランク軸の回転に伴って周期的に発生する。 この反作用力と、シリンダーからの熱の伝導による熱負荷により、シリンダーとクランクケースとの連結に不具合が生じ、作業装置の機能に支障を来すことがある。

    目的 本発明の目的は、簡単な構成で熱絶縁と反作用力の吸収とが可能な作業装置を提供することである。

    構成 本発明は、上記目的を達成するため、熱絶縁性部材が、
    シリンダー軸線にたいして傾斜した接触面によりシリンダーの下部部分で軸方向へ不動に保持され、且つ合成材料から成るクランクケースに軸方向へ不動に結合されている絶縁リングであることを特徴とするものである。

    効果 本発明にしたがって設けられる絶縁リングは、熱負荷を絶縁する本来の熱絶縁材としての機能のほかに、シリンダー軸線にたいして傾斜した接触面によりシリンダーの下部部分で軸方向へ不動に保持され、且つ合成材料から成るクランクケースに軸方向へ不動に結合されているので、前記反作用力を吸収することによりシリンダーとクランクケースとを軸方向において相対的に不動に保持する機能をも有している。 よって本発明に従って熱絶縁性部材を構成することにより、簡単な構成によって熱絶縁と反作用力の吸収という二つの効果を同時に達成することができる。

    実施例 添付図に示されている、特にパワーチェーンソー又は刈り込み機として実施されることが可能な、携帯用作業装置は1つのガソリンエンジン2を有し、このエンジンは容器3の中に配置されており、この容器は携帯用把子4
    と後方の握り把子5を有し、容器の内部にはガソリンエンジン2のためのガスレバー6が組込まれている。

    ガソリンエンジン2はシリンダー7を有し、その内部には往復するピストン8が支承され、このピストンは連結棒9を介してクランク軸10に回転可能に支承されている。

    クランク軸10はさらに2つのクランク軸受11に回転可能に支承され、第2図の実施例ではこれら軸受はそれぞれ容器殻12,13に配置されている。 2つの容器殻12,13は隙間なく組合わされそして合成材料からなるクランクケース14を形成し、このクランクケースはシリンダー7の下部のクランク軸の範囲を外部から遮蔽している。 クランク軸受11は容器殻12,13に保持されている必要はなく、本発明の枠内で、図示されていない軸受固定部材を介して、シリンダー7に直接解離可能に固定されることも可能であり、斯くして合成材料のクランクケース14は、ガソリンエンジン2を駆動した時クランクの範囲に発生する反作用の力の作用を著しく減少される。

    特にクランク軸10に対して直になっている分割面において隙間なく衝当っている、2つの容器殻12,13
    は特に極端に原価的に有利な合成材料から成り、この材料は特別に通常のものとは異なる強度や持続高温度に対する安定性を持っていなければならないものではない。
    合成材料のクランクケース14は、本発明により絶縁リング15aを介してシリンダー7の下部部分に固定されているから簡単にそして安い原価で形成可能である。 絶縁リング15を介して固定するということは、この際次の用に実施されるのが合目的である。 即ち、シリンダー7と絶縁リング15aの間でも、絶縁リング15とクランクケース上部部分との間でも、形状拘束的な固定保持がなされ、斯くしてクランクの範囲の反作用の力が確実に捉えられそして他に伝達される。 これと同時に、特に高温度に対して安定な固い合成材料からなる絶縁リング15aを介して合成材料のクランクケース14を距離を隔てて絶縁して保持することが行われている。 従ってシリンダー7から合成材料クランクケース14への熱伝導は著しく避けられ又は最小に制限される。 従って合成材料のクランクーケース14はガソリンエンジン2から導かれる温度による歪みから十分に遮断され、従ってクランクケースは比較的安価な合成材料で造ることができる。

    絶縁リング15a自体は製造と組立を簡単にするため、
    複数の型、特に2つの型で形成されるのが合目的である。 さらに絶縁リング15aは製造の時同時にシリンダー7上で直接形成するか又は射出形成するのが有利である。

    絶縁リング15aを固定するためシリンダー7は下部部分16の外側の周囲に溝17を有し、この溝の中に、突出部18を有する絶縁リング15aが嵌っている。 周囲を取り巻いている溝17は内面に斜めの面19を有し、
    この面に対応する様に絶縁リング15aに設けられた斜めの面20を有する突出部18がこの面上において確実に支えられる様に固着している。

    第2図に示した実施例では絶縁リング15aはほぼ円錐台形に形成されそして、内部の斜めの面20に対して平行な外側の円錐面21を有している。 斜めの面20と円錐面21は、絶縁リング15aの直径が、上方においては、クランク軸10に向かっている下方よりも小さくなる様に傾斜している。

    合成材料のクランクケース14は此の際それの上部部分22に斜めの壁23を有し、この壁が絶縁リング15a
    を上方から掴み周囲に密着しそして円錐面21に隙間なく密着し、斯くして、ガソリンエンジン2を駆動する時それの反作用の力を完全に伝達するための絶対確実に組合わされた形状拘束が保証されている。 この実施例の円錐台形の絶縁リング15aはシリンダー7を製造する時、同時に圧入されることも可能である。

    第3図に示されている実施例では絶縁リング15bは第1図の実施例の絶縁リング15aに似た形成に成っている。 シリンダー7の下部部分16には外側に向かって半径方向に突出した横梁24が配置されており、この横梁は周囲を取巻く溝17の下方の境界になっている。 横梁24は、周囲を取り巻く溝17の中に位置する絶縁リング15bの突出部18によって上方から掴まれる。 絶縁リング15bは下方に向かって横梁24を下方から掴む支え壁25を有し、この壁は絶縁リング15bの内側に形成されているリング状溝26の境界となっており、この溝の中に横梁24が形状拘束的に支承されている。 支え壁25は支え斜面27を有しそしてシリンダー7の斜めの外側面28に固く接触している。 この絶縁リング1
    5bもシリンダー7を製造する時同時に形成され又は射出成形されることが可能である。 しかし本発明の枠内においては、絶縁リング15bをシリンダー7の下部部分16に後で固定することも含まれている。 第3図から、
    支え壁25の下部に形成されている頚部に、周囲を取り囲む溝の中に固定されているパッキングリング29が配置されており、斯くして、合成材料のクランクケース1
    4の上部部分22と絶縁リング15bとの間の完全な気密が達成される。 合成材料のクランクケース14の上部部分22はこの際リング状の壁30を有し、この壁の断面形状はほぼC字形状になっておりそして絶縁リング1
    5bを掴む様に形状拘束的に取囲んでいる。 リング状の壁30はこのため多角形状に斜めに配置された内面を有し、この内面は多角形に互いに斜めに配置されている絶縁リング15bの外側面に接触している。

    第4図に示されている実施例では合成材料から成るクランクケース14の上部部分22の所に、直角に内側に向かって突出した輪帯32が形成されている。 この輪帯3
    2は、絶縁リング15cの外側に形成されたそれの周囲を取り巻く溝33に形状拘束的に嵌っている。 輪帯32
    はこの際、シリンダー7の下部部分16の横梁24とほぼ同一平面内にある。 周囲を取り巻く溝33の境界になっている絶縁リング15cの上部の分肢34は、輪帯3
    2を、クランクケース14の外側の面に到達するまで掴みそして、輪帯32を下方から掴む絶縁リング15cの下部分肢よりも長く形成されていることが判る。

    第5図に示した実施例によれば、絶縁リング15dは上記した絶縁リング15cの如く形成されており、この際前同様に、合成材料のクランクケース14の輪帯32が絶縁リング15dの周囲を取り囲む溝33に嵌っている。 形状拘束的な結合がこの場合更に強くなる様に形成されている。 何故ならば、輪帯32が脹らみ36を有する如く形成され、この脹らみが周囲を取り囲む溝の底部に形成されたアンダーカット部に緊密に結合し、斯くして絶対確実に保持されるからである。

    第6図の実施例では、絶縁リング15eの外周面に有底ねじ孔が形成されている。 合成材料のクランクケース1
    4は、絶縁リング15eの外側を取り巻いている上部部分22に貫通孔を有し、これらの貫通孔にはそれぞれねじ37が通され、これらのねじは、合成材料のクランクケース14の上部部分の壁を通過して、絶縁リング15
    eの有底ねじ孔にねじ込まれている。 ねじ37の頭部3
    8はその際外側から、合成材料のクランクケース14の上部部分22を外側から絶縁リング15eに向かって強く押し付ける。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明による可搬式作業装置の部分破断面側面図、第2図は第1図に示した様な作業装置のシリンダーとその下部に位置するクランク軸の範囲の断面図、第3
    図はシリンダーの下部部分に固定するクランクケースの上部部分の部分断面図、第4図はクランクケースを固定する部分を第3図と同様な部分断面図にて示しているが、此の場合第3図とは別の実施例を示し、第5図はクランクケースを固定する部分を第3および第4図と同様な部分断面図にて示しているが、これらとは別の実施例を示し、第6図はクランクケースを固定する部分を第3
    乃至第5図と同様な部分断面図にて示しているが、これらとは別の実施例を示す。 7……シリンダー、10……クランク軸 14……合成材料のクランクケース 15a乃至15e……絶縁リング 16……シリンダーの下部部分 17……周囲を取巻く溝 18……突出部、19……斜めの面(接触面) 20……斜めの面(接触面)、21……円錐面 22……クランクケースの上部部分 23……斜めの壁、24……横梁 25……支え壁、26……リング状溝 27……斜面、28……外側面 29……パッキングリング 30……リング状の壁、32……輪帯 33……周囲を取巻く溝、36……脹らみ 37……ねじ

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