チェーンソー

申请号 JP2013091977 申请日 2013-04-25 公开(公告)号 JP2014213514A 公开(公告)日 2014-11-17
申请人 日立工機株式会社; Hitachi Koki Co Ltd; 发明人 ONODERA KOJI;
摘要 【課題】本体ハウジングにサイドカバーを取り付けるためのナットの 角 部がなめて使い物にならなくなってしまった場合でも、容易にナットを取り外すことができ、確実にナットの締付が行なえるようにする。【解決手段】本体ハウジング1に設けられるスプロケット及びチェーンバー3と、スプロケット及びチェーンバー3に架け渡されるソーチェーン4と、スプロケットを覆うサイドカバー10と、サイドカバー10を本体ハウジング1に取り付ける取付手段とを備え、前記取付手段は、本体ハウジング1から突出するボルト30の雄ねじ部と、サイドカバー10の取付穴と、サイドカバー10の外面に取り外し可能に装着されるナット脱落防止用カバー部材40と、カバー部材40の内側に収容されて前記雄ねじ部に螺合するフランジ付きナット50とを有する。【選択図】図2
权利要求
  • 本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの側面に配置されるスプロケットと、
    前記本体ハウジングの前記側面に取り付けられるチェーンバーと、
    前記スプロケット及び前記チェーンバーの両方に架け渡されるソーチェーンと、
    前記スプロケットを覆うサイドカバーと、
    前記サイドカバーを前記本体ハウジングに取り付ける取付手段とを備え、
    前記取付手段は、本体ハウジングの前記側面から突出する少なくとも一つの雄ねじ部と、前記サイドカバーに形成された前記雄ねじ部が貫通する取付穴と、前記雄ねじ部に螺合するナットと、前記サイドカバーの前記本体ハウジングへの対向面の反対側に設けられ、前記ナットの脱落を規制するカバー部材とを有することを特徴とするチェーンソー。
  • 前記ナットはフランジ付きナットとして構成され、前記カバー部材と前記サイドカバー間に前記フランジ付きナットを収容している空間があり、前記カバー部材は前記フランジ付きナットの頭部が通過可能で、前記フランジ部は通過できない開口を有することを特徴とする請求項1に記載のチェーンソー。
  • 前記カバー部材は、前記サイドカバーに取り外し可能に装着されることを特徴とする請求項1又は2に記載のチェンソー。
  • 前記カバー部材に、前記ナットは通過させない異物排出用切欠を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のチェーンソー。
  • 前記サイドカバーと前記ナットとの間に、両者を離間する方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のチェーンソー。
  • 前記カバー部材の片側が凹凸係合で前記サイドカバーに取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のチェーンソー。
  • 前記サイドカバーの外面に前記カバー部材の取付面が形成され、前記取付面は周囲よりも低くなっており、前記カバー部材の高さは前記取付面の周囲の高さと同じかそれ以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のチェーンソー。
  • 说明书全文

    本発明は、木材等の切断を行うチェーンソーに係り、とくにスプロケットを覆うサイドカバーのナット脱落防止機能を有する取付手段に関する。

    通常チェーンソーには、チェーンバーの外周を巻回するソーチェーンを有しており、ソーチェーンを駆動するため、本体ハウジングに搭載されたエンジンの回転動により駆動されるスプロケットが設けられている。 前記スプロケットがソーチェーンの鎖環の間に係合されることで、ソーチェーンが駆動される。 また、本体ハウジングにはスプロケットの領域を覆うサイドカバーがねじ止めされている。 このサイドカバーは、チェーンバーやソーチェーンの交換作業時に取り外すことがあるため、利用者が着脱を容易に行なうことができるナットの締結によって固定されている。 サイドカバーを取り外す際にはサイドカバーを固定しているナットを緩める作業が行なわれる(例えば特許文献1参照)。 この際に、緩めたナットを落として紛失してしまうことがある。 このような事態を招かないようにするにはサイドカバーからナットが脱落するのを防止する必要がある。

    これに対し、例えば、ナットの紛失を防止する構造として、サイドカバーと係合可能な特殊なナットを用いる方法が考えられる。

    特開2009−279883号公報

    しかしながら、上記のような構造とした場合、ナットの紛失を防止する効果を得られるものの、ナットの取り外し及び取り付け作業を行なう際、ナットの六部がなめて使い物にならなくなってしまった場合に、ナットの取り外し作業が困難であるという課題がある。 また、容易に取り外せないことから、スリーブ部分と開口部にできる隙間にゴミ等の異物が入ってしまうと、取り除きにくく溜まりやすいため、ナットの締め付けが十分に行なえない場合がある。

    そこで本発明は、前述のような課題に鑑みてなされたもので、その目的は、本体ハウジングにサイドカバーを取り付けるためのナットの角部がなめて使い物にならなくなってしまった場合でも、容易にナットを取り外すことができ、確実にナットの締付が行なえるナット脱落防止機能を具備したチェーンソーを提供することにある。

    本発明のある態様はチェーンソーである。 このチェーンソーは、本体ハウジングと、前記本体ハウジングの側面に配置されるスプロケットと、前記本体ハウジングの前記側面に取り付けられるチェーンバーと、前記スプロケット及び前記チェーンバーの両方に架け渡されるソーチェーンと、前記スプロケットを覆うサイドカバーと、前記サイドカバーを前記本体ハウジングに取り付ける取付手段とを備え、
    前記取付手段は、本体ハウジングの前記側面から突出する少なくとも一つの雄ねじ部と、前記サイドカバーに形成された前記雄ねじ部が貫通する取付穴と、前記雄ねじ部に螺合するナットと、前記サイドカバーの前記本体ハウジングへの対向面の反対側に設けられ、前記ナットの脱落を規制するカバー部材とを有することを特徴とする。

    前記態様において、前記ナットはフランジ付きナットとして構成され、前記カバー部材と前記サイドカバー間に前記フランジ付きナットを収容している空間があり、前記カバー部材は前記フランジ付きナットの頭部が通過可能で、前記フランジ部は通過できない開口を有するとよい。

    前記態様において、前記カバー部材は、前記サイドカバーに取り外し可能に装着されるとよい。

    前記態様において、前記カバー部材に、前記ナットは通過させない異物排出用切欠を設けるとよい。

    前記態様において、前記サイドカバーと前記ナットとの間に、両者を離間する方向に付勢する付勢手段を設けるとよい。

    前記態様において、前記カバー部材の片側が凹凸係合で前記サイドカバーに取り付けられているとよい。

    前記態様において、前記サイドカバーの外面に前記カバー部材の取付面が形成され、前記取付面は周囲よりも低くなっており、前記カバー部材の高さは前記取付面の周囲の高さと同じかそれ以下であるとよい。

    なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。

    本発明によれば、通常時は本体ハウジングにサイドカバーを取り付けるためのナットがサイドカバーから脱落することをカバー部材で阻止できるが、ナットの角部がなめて使い物にならなくなってしまった場合には、カバー部材を取り外すことで容易にナットをサイドカバーから取り外すことができる。 また、ゴミ等の異物をナットを外した状態で容易に行うことが可能で、確実にナットの締付を行うことができる。

    本発明に係るチェーンソーの第1の実施の形態であって、ナット脱落防止機能を備えたリアハンドルタイプのエンジンチェーンソーを示す右側面図。

    第1の実施の形態におけるサイドカバー取付部分拡大図。

    第1の実施の形態におけるナット脱落防止機能を有するサイドカバーの取付手段であって、図1のA―A矢視断面図(ナット締結時)。

    第1の実施の形態におけるナット脱落防止機能を有するサイドカバーの取付手段であって、図1のA―A矢視断面図(ナット非締結時)。

    本発明の第2の実施の形態におけるナット脱落防止機能を有するサイドカバーの取付手段であって、図1のA―A矢視断面図(ナット締結時)。

    本発明の第2の実施の形態におけるナット脱落防止機能を有するサイドカバーの取付手段であって、図1のA―A矢視断面図(ナット非締結時)。

    本発明の第3の実施の形態におけるサイドカバー取付部分拡大図。

    本発明の第4の実施の形態におけるサイドカバー取付部分拡大図。

    以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。 なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。 また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。

    図1乃至図4で本発明に係る第1の実施の形態として、リアハンドルタイプのエンジンチェーンソーを例にとって説明する。 図1はナット脱落防止機能を有するサイドカバー取付手段を備えたリアハンドルタイプのエンジンチェーンソーを示し、このエンジンチェーンソーは本体ハウジング1を有し、本体ハウジング1内には図示しない動力源となるエンジンが配設されている。 本体ハウジング1の側面にはエンジンで回転駆動されるスプロケット2が配置されている。 また、本体ハウジング1の前方方向Xに突出した状態で本体ハウジング1の前記側面にチェーンバー3が取り付けられており、スプロケット2及びチェーンバー3の外周部には、環状のソーチェーン4が架け渡されている。 スプロケット2はソーチェーン4の鎖環の間に係合してソーチェーン4を連動させ、スプロケット2の回転に伴ってソーチェーン4をチェーンバー3の外周部にガイドされて走行させるようにしている。 スプロケット2及びソーチェーン4の連動部は本体ハウジング1の前記側面に取り付けられたサイドカバー10によって覆われている。

    本体ハウジング1の上方中央部にはフロントハンドル5が配設されており、チェーンバー3とは逆側の背面部にはリアハンドル6が配設されている。 作業者は左手でフロントハンドル5を把持するとともに、右手でリアハンドル6を把持することにより、チェーンソー本体を携帯し作業を行なう。

    次にサイドカバー10を本体ハウジング1に取り付けるためのナット脱落防止機能を有するサイドカバー取付手段20の詳細について図2乃至図4に基づいて説明する。 図2は、図1のサイドカバー10の取付部分拡大図を示し、図3は、図1のA―A断面図(ナット締結時)を示し、図4は、図1のA―A断面図(ナット非締結時)を示す。

    ナット脱落防止機能を有するサイドカバー取付手段20は、本体ハウジング1に固定されたボルト30と、ボルト30の雄ねじ部が挿通するサイドカバー10に形成された取付穴(貫通穴)11と、サイドカバー10の本体ハウジング1への対向面の反対側に取り外し可能に装着されるナット脱落防止用のカバー部材40と、前記雄ねじ部に螺合するフランジ付きナット50とを有している。

    ボルト30は、その頭部が本体ハウジング1に埋設固定され、ボルト30の雄ねじ部(ねじ自由端)が本体ハウジング1の側面1aから垂直に突出している。 サイドカバー10の本体ハウジング1への対向面の反対側、つまり非対向面となる外面には周囲よりも一段低くなった段差面12(カバー部材40の取付面となる)が形成され、段差面12に取付穴11が形成されている。 また、この段差面12にカバー部材40両側の取付部41が取り外し可能な固定手段としてのねじ60で固定されている。

    ナット脱落防止用のカバー部材40は、所定の高さ位置でサイドカバー10の段差面12と平行をなす天井板部42を有し、フランジ付きナット50を収容可能な空間43を段差面12との間に形成している。 天井板部42には、ナット50の六角頭部51が挿通可能な開口44が形成されている。 開口44はナット50の六角頭部51よりも大きく、ナット50に一体に形成されたフランジ部52よりも小さな円形状の孔である。 フランジ部52は、ナット50の抜け落ちを防ぐ抜け止めとしての役目と、カバー部材40の内側形状(内周形状)に沿って摺動し、ナット50の体勢を維持するための役目とを兼ねている。 エンジンチェーンソーを正立状態としたときの、カバー部材40の下部側には異物排出用切欠45が設けられている。 異物排出用切欠45はフランジ部52を通過させない形状寸法である。 開口44から切断物の切粉やゴミ等の異物が入った場合は、自重により矢印方向Yへ異物排出用切欠45から随時排出される。

    ナット脱落防止用のカバー部材40は、内側にフランジ付きナット50を収容した状態にて、サイドカバー10に取り外し可能となるような固定手段となるねじ60によってサイドカバー10の段差面12へ取り付けられる。 なお、カバー部材40の取付面となる段差面12は周囲よりも低くなっており、カバー部材40の高さは段差面12の周囲の高さ以下に設定される。

    本体ハウジング1の側面1aとサイドカバー10との間にチェーンバー3を配置し、フランジ付きナット50をボルト30に螺合すれば、ナット50はサイドカバー10の段差面12に接するから、ナット50を締め付けることでナット50はサイドカバー10を側面1aに対し押圧し、その結果チェーンバー3は本体ハウジング1とサイドカバー10との間で締め付け固定される。

    一方、本体ハウジング1からサイドカバー10を取り外すために、フランジ付きナット50をボルト30から外した場合、ナット50がサイドカバー10から抜け出ようとしても、ナット50に設けられたフランジ部52がカバー部材40の開口44の縁部の内側に当接する。 これにより、ナット50がサイドカバー10から脱落するのを防止することができる。

    本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。

    (1) フランジ付きナット50を収容する空間43をサイドカバー10とナット脱落防止用のカバー部材40間に設けて、カバー部材40をサイドカバー10に取り外し可能に装着し、カバー部材40にフランジ付きナット50の頭部51が通過可能で、フランジ部52は通過できない開口44を形成しておくことで、空間43に収容されたフランジ付きナット50のサイドカバー10からの脱落を確実に阻止することができる。

    (2) カバー部材40がサイドカバー10に対して取り外し可能となるような固定手段によってサイドカバー10へ保持されていることにより、カバー部材40の取り外しが容易に行えるため、ナット50の頭部51がなめて使い物にならなくなってしまった場合でも、カバー部材40を外すことで容易にナット50を取り外すことができる。

    (3) 開口44から切断物の切粉やゴミ等の異物が入った場合でも、カバー部材40に設けた異物排出用切欠45により随時排出されるため、異物が溜まる心配もなく確実にナット50の締付が行なえる。

    (4) サイドカバー10の外面にカバー部材40の取付面となる段差面12が形成され、段差面12は周囲よりも低くなっており、カバー部材40の高さは段差面12の周囲の高さ以下であるため、カバー部材40がサイドカバー10の外面よりも大きく突出して操作性を損なうことがない。

    図5及び図6は本発明の第2の実施の形態を示す。 前述の第1の実施の形態においては、フランジ付きナット50のフランジ部52がナット脱落防止用のカバー部材40の内周形状に沿って摺動することでナット50の体勢が維持されているが、本実施の形態では、前述の第1の実施の形態の構成に加えてサイドカバー10の取付穴11周囲に環状溝部13を設けるとともに、溝部13に収まるよう付勢手段となるコイルスプリング14を配設している。

    この場合、コイルスプリング14は、サイドカバー10とナット50を離間する方向に付勢するため、ナット50の非締結時にナット50の体勢が確実に保持される利点がある。 その他の構成及び作用効果は前述の第1の実施の形態と同様である。

    図7は本発明の第3の実施の形態を示す。 前述の第1の実施の形態においては、ナット脱落防止用のカバー部材40の両側の取付部41を固定手段としてのねじ60を2本使用して固定しているが、本実施の形態では、カバー部材40の一部に一体成形による凸部48を設けるとともに、サイドカバー10の段差面12に一体成形による引掛け凹部18を設け、凸部48が引掛け凹部18に係合(嵌合)することで保持され、固定手段としてねじ60は1本使用して、カバー部材40の片側の取付部41をサイドカバー10に取り付けている。

    この場合、カバー部材40の一方の側を凹凸係合でサイドカバー10に取り付けるため、カバー部材40の他方の側を取り付けるためのねじ60が1本で済むため、カバー部材40の着脱がいっそう簡単になる。

    図8は本発明の第4の実施の形態を示す。 前述の第1の実施の形態においては、サイドカバー取付手段20はサイドカバー10を取り付けるためのボルト30及びナット50をそれぞれ1つずつ有する構成であったが、本実施の形態では、サイドカバー10を取り付けるためのボルト30及びナット50の組を複数組としている。 複数組に対して1個のナット脱落防止用のカバー部材40Aが共通に設けられる。 カバー部材40Aの機能は前述の第1の実施の形態と同様である。

    以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。 以下、変形例について触れる。

    各実施の形態では、リアハンドルタイプのエンジンチェーンソーに付設のサイドカバー取付手段に本発明を適用したが、勿論これに限定されるものではなく、例えばトップハンドルタイプのエンジンチェーンソーや電動モータを動力源とするチェーンソーなどに付設のサイドカバー取付手段にも本発明を適用することができる。

    1 本体ハウジング1a 側面2 スプロケット3 チェーンバー4 ソーチェーン5 フロントハンドル6 リアハンドル10 サイドカバー11 取付穴12 段差面13 溝部14 コイルスプリング18 引っ掛け凹部20 サイドカバー取付手段30 ボルト40,40A カバー部材41 取付部42 天井板部43 空間44 開口45 異物排出用切欠48 凸部50 フランジ付きナット51 頭部52 フランジ部60 ねじ

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