Cutting knife

申请号 JP10793789 申请日 1989-04-28 公开(公告)号 JPH0669511B2 公开(公告)日 1994-09-07
申请人 ファイン―フェルバルツング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング; 发明人 シュマッヘル グスタフ; フラヘネケル ゲルト; シュエレル ハインツ; グラム フリッツ; ボルコット ルドルフ;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】特に窓ガラス上の継目シール又は絶縁体を切断するための、揺動振動する駆動装置を有する切断工具用のカッティングナイフであって、駆動軸に取り付けるための保持部分(24)と、刃の部分(22)とを具備するカッティングナイフ(20)において、該保持部分(2
    4)は該駆動軸を受容するための孔(25)を備え、該刃の部分(22)が該保持部分(24)に交換可能に取り付けられることを特徴とするカッティングナイフ。
  • 【請求項2】刃の部分(22)が、保持部分(24)の駆動装置と反対の端部に固定可能であることを特徴とする請求項1に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項3】刃の部分(22)が中間片(32)によって保持部分(24)に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項4】カッティングナイフ(20)の刃の部分(2
    2)の切断部分に隣接して、特に柔らかい材料からなる支持ストッパ(46)が設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項5】カッティングナイフ(20)が長手方向に2
    回反対側に屈曲されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項6】カッティングナイフ(20)が長手方向にU
    字状に湾曲されていることを特徴とする請求項1から4
    までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項7】刃の部分(22)と保持部分(24)とがガイド部材(42,56,61,62)と固定部材(45,50)によって互いに結合されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項8】ガイド部材(56,61)が刃の部分(22)あるいは保持部分(24)と一体に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項9】固定部材が刃の部分あるいは保持部分と一体に形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項10】ガイド部材(56,61)が刃の部分(22)
    および保持部分(24)の内の一方の部分の長手側に形成され、他方の部分の少なくとも端縁の領域を包み込んで、長手方向に摺動可能に保持することを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項11】ガイド部材に保持部分(24)および刃の部分(22)の内の一方の部分に形成されたかぎ形部分(42,62)が設けられており、このかぎ形部分が他方の部分の切欠き(43,63)に嵌入することを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項12】保持部分(24)及び/又は刃の部分(2
    2)が円錐状に形成されており、ナイフの尖端に向かって幅狭になる端部を有することを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項13】固定部材(50)を保持部分(24)と刃の部分(22)とが重なる領域に係止可能に固定することができ、固定部材(50)が保持部分と刃の部分とを包み込むことを特徴とする請求項7から12までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項14】固定部材(50)が支持ストッパを形成することを特徴とする請求項7から13までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項15】保持部分(24)に刃の部分(22)の固定部分(84)を収容する相補形状の収容部(96,98)が設けられていることを特徴とする請求項1から14までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項16】収容部(96,98)が固定部分(84)を回転しないように軸承することを特徴とする請求項15に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項17】収容部(96,98)が固定部分(84)を、
    刃の部分(22)の長手方向に互いに距離をおいて配置された少なくとも2つの点で支持することを特徴とする請求項15又は16に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項18】収容部(96,98)に、固定部分(84)の切欠き(92,94)を貫通する突出部(136)が設けられていることを特徴とする請求項15から17までのいずれか1
    項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項19】収容部(96,98)に、固定部分(84)の長手方向側面(90)に接するストッパ面(120,134)が設けられていることを特徴とする請求項15から18までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項20】固定部分(84)がストッパ面(120,13
    4)によってきっちりとした嵌め合いで保持されていることを特徴とする請求項19に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項21】刃の部分(22)が収容部(96,98)において異なる2つの位置に取り付け可能であることを特徴とする請求項15から20までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項22】刃の部分(22)を保持部分(24)からの突出量を異ならせて収容部(96,98)へ挿入可能であることを特徴とする請求項21に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項23】収容部が保持部分(24)のベース部分(96)とこのベース部分(96)上に固定可能な載置部分(98)とによって形成されており、刃の部分(22)を載置部分(98)とベース部分(96)との間に固定することができることを特徴とする請求項15から22までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項24】ベース部分(96)と載置部分(98)とが形状結合によって回転しないように結合可能であることを特徴とする請求項23に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項25】形状結合が、刃の部分(22)の長手方向に対して平行でかつ互いに平行に延びる形状結合面(11
    0,120)によって行われることを特徴とする請求項24に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項26】形状結合が、刃の部分(22)の長手方向に円錐状に互いに近づくように延びる形状結合面(180,
    122)によって行われることを特徴とする請求項24又は2
    5に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項27】形状結合面(110,120;108,122)が、ベース部分(96)あるいは載置部分(98)に配置された斜面(130)と、載置部分(98)あるいはベース部分(9
    6)に配置された滑り部材(126)とによって嵌め込み位置へ移動されることを特徴とする請求項25又は26に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項28】斜面(130)が載置部分(98)の嵌着方向(132)に対して傾斜して延びることを特徴とする請求項27に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項29】斜面(130)上で滑動される滑り部材(1
    26)が弾性変形可能であることを特徴とする請求項27又は28に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項30】保持部分(24)に支持ストッパ(144)
    が支持されていることを特徴とする請求項1から29までのいずれか1項に記載のカッティングナイフ。
  • 【請求項31】支持ストッパ(144)がベース部分(9
    6)によって支持されていることを特徴とする請求項30
    に記載のカッティングナイフ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカッティングナイフ、例えばドイツ実用新案登録第8031084.5号に記載されているような特に窓ガラスの継目シールあるいは絶縁体を切断するための、揺動振動する駆動装置を有する切断工具用のカッティングナイフに関するもので、カッティングナイフには駆動装置に固定するための保持部分と刃の部分が設けられている。

    〔従来の技術〕

    この種のカッティングナイフは例えばヨーロッパ特許出願公開公報第0174427号及びヨーロッパ特許出願公開公報第0141035号に記載されており、例えば自動車の接着ガラスの接着層を切断するのに使用される。 自動車においては特にフロントガラスは空気抵抗係数を良好にするためにボディーに接着されている。 振動駆動装置を有する切断工具によってこの接着層をスムーズに切断することができるので、この種の損傷したガラスを迅速に交換することができる。

    〔発明が解決しようとする課題〕

    従来のカッティングナイフでは、接着層を切断するときに生じるのために、ナイフには品質のよいスチールを使用しなければならない。 従来のカッティングナイフは特に切断時に生じる力のために一体に形成されていた。
    従って高価な材料を使用することによって、交換刃の値段も比較的高価になってしまう。

    従って本発明の目的は、カッティングナイフの交換を経済的に行えるようにすることである。

    〔課題を解決するための手段〕

    本発明によれば、上記の目的は、冒頭で述べた種類のカッティングナイフにおいて刃の部分を交換可能に保持部分に固定することによって達成される。

    従来技術から、例えばヨーロッパ特許出願公開公報第81
    199号に記載のように、交換可能な刃を有するカッティングナイフが公知であるが、ここでは手動のナイフを対象としており、手動のナイフには振動駆動装置を有する切断工具用のカッティングナイフのような力は生じない。 それによって驚くべきことであるが、刃の部分を何らガイドなしで接着層に切り込ませても問題は生じない。

    本発明のカッティングナイフが非常に経済的であることは、まず、刃の部分が交換可能であること、すなわち捨てなければならない部分はカッティングナイフのほんの一部であることと、次に保持部分を安価な材料で形成することができることによって実現される。 なお、保持部分を安価な材料で形成できることは、保持部分を必ずしも高価な刃用のスチールで形成する必要がないからである。

    本発明の特に好ましい実施例によれば、刃の部分としてカーペットナイフの刃が使用される。 これは安価であるばかりでなく、どこでも入手できるものである。 さらに、この刃の向きを逆にすることによって、簡単にカーペットナイフの両端部を使用することができる。

    この場合に刃の部分は、保持部分の駆動装置と反対側の端部と重なり合わせて、そこに固定できるように形成することができる。

    あるいは刃の部分を保持部分の全長にわたって延びるように形成することも可能であって、この場合には刃の部分に駆動軸を収容する孔が形成される。 そして刃の部分の前記孔と反対の端部が本来の切断刃を形成し、かつ保持部分を越えて突出する。

    刃の部分を保持部分に取り付ける他の方法として中間片が設けられ、この中間片に保持部分あるいは刃の部分またはその両方が交換可能に固定されている。

    カッティングナイフの好ましい実施例によれば、刃の部分の刃に隣接して支持ストッパが設けられている。 これは保持部分に設けても刃の部分に設けてもよい。 好ましくは支持ストッパは柔らかい材料から形成されるので、
    切断作業の際にカッティングナイフが自動車のボディに接しても、それによってボディが傷つくことがない。 この場合には材料は特にプラスチックが考えられるが、ナイフの使用中に生じる機械的な負荷に耐えるようにするためには、機械的に十分な強度を持たなければならない。

    好ましくはカッティングナイフは長手方向において2回屈曲されているので、クランク状に屈曲した刃の部分が形成される。 この実施例の場合には、刃の部分は保持部分のクランク状部分にだけ接するように配置することができ、あるいはまた刃の部分自体にクランク状の形状を持たせてもよく、その場合には刃の部分は切断工具の駆動軸まで達するように形成され、そこに保持される。

    ナイフが長手方向において2回反対方向に屈曲されている場合には、刃の部分の自由端部は好ましくは駆動軸の領域において保持部分の端部に対してやや傾斜して、例えば約15°の度で延びている。

    いずれの場合にも、どんな作業位置においてもカッティングナイフを支持ストッパがボディに接して案内することができるようにするために、支持ストッパの幅は支持ストッパを支える面より幾分大きくしなければならない。

    カッティングナイフの他の好ましい実施例によれば、ナイフは長手方向にU字形状に折り返されている。 この場合にナイフのU字状の部分は同じ方向に2回屈曲することによって形成され、あるいは半円の曲率で湾曲させることによって実現される。 特に支持ストッパと共にこのナイフを使用する場合には、支持ストッパをナイフの湾曲した領域に配置すると効果的である。 この場合には支持ストッパがだんだんとナイフの湾曲部に馴染んで行くようにすると効果的である。

    好ましくは刃の部分と保持部分はガイド部材及び固定部材によって互いに結合される。

    この場合にはガイド部材は刃の部分あるいは保持部分と一体的に形成することができる。

    同様に固定部材も刃の部分あるいは保持部分と一体に形成することができる。 固定部材を刃の部分と一体に形成する例としては、刃の部分の駆動軸まで延びる部分に孔を形成して、この孔に切断工具の駆動軸を収容する。 この場合には刃の部分は1つあるいは複数の固定部材によって保持部分上に平坦に固定され、刃の部分の保持部分に対する移動は固定部材によって、すなわち刃の部分の軸側端部の駆動軸を収容する孔によって、防止される。

    ガイド部材は好ましくは刃の部分および保持部分の内の一方の部分の長手側に形成され、他方の部分の少なくともこの端縁の領域がガイド部材によって包み込まれ、それによって長手方向に移動可能に保持される。

    あるいはまたガイド部材を、保持部分および刃の部分の内の一方の部分に固定され、他方の部分の切欠きに嵌入するかぎ形部材から形成することもできる。 このかぎ形部材は例えばヘッド部分を有するピンとして形成され、
    あるいはまた保持部分または刃の部分の平面から切り起こして2回反対側に屈曲した舌片として形成することも可能である。

    カッティングナイフの好ましい実施例によれば、保持部分あるいは刃の部分は円錐状に形成され、この場合に幅の狭くなった端部が刃の尖端方向に向けられている。 このように形成されたカッティングナイフ(さらに好ましくは刃の部分の長手側両側に切断面を有する)によって、切り取るべきシールにナイフを切り込ませたときに特に容易に作業を行うことができる。

    カッティングナイフの好ましい実施例によれば、固定部材は保持部分と刃の部分の重なり合った領域に係止可能に固定することができ、この場合には固定部材が保持部分と刃の部分を包み込む。 固定部材をこのように構成した場合には、好ましくは固定部材は同時に支持ストッパとして形成され、かつこの場合にも好ましくはプラスチックから形成される。

    この場合には固定部材は好ましくは締付け部材、例えば偏心レバーや締付けねじを介してカッティングナイフに固定される。

    特に好ましい実施例によれば、保持部分には刃の部分の固定部分を形状を合わせて収容する収容部が設けられている。

    特にこの形状を合わせた収容部は、固定部分を回転しないように軸承するように形成される。

    本発明の枠内において特に重要なことは、刃の部分を遊びなしに保持部分に固定することである。 この理由から、収容部が刃の部分の長手方向に互いに距離をおいて配置された少なくとも2つの点で固定部材を支持すると効果的である。 この種の結合は振れ難いので、長時間の使用に関して安定的であることによっても適している。

    しかしまた、収容部に固定部分の切欠きを貫通する突出部を形成することも可能である。

    収容部に固定部分の長手方向側面に接するストッパ面が設けられ、それによって力が保持部分から刃の部分へできるだけ大きな面積にわたって伝達され、従って搖れの危険を減少させる事ができる場合に、特に大きな機械的安定性が得られる。

    さらに、それぞれの遊びを防止するために、固定部分がストッパ面によってきっちりと保持されていると、効果的である。

    他の好ましい実施例によれば、刃の部分は2つの異なる位置において収容部に挿入可能であるので、刃の部分を交換できるという特徴を利用して、保持部分を有し、互いに異なる、あるいは一部異なるタイプの2つのナイフと1つの同じ刃を使用することができる。

    好ましい実施例によれば、保持部分からの突出量を異ならせて刃の部分の収容部へ挿入することができる。

    以上説明したすべての実施例においては、収容部をどのように効果的に形成することができるかについては詳細には説明されておらず、特に刃の部分と保持部分をできるだけ遊びのないように固定できるようにするために収容部をどのように形成すべきかということについては触れられていない。 すなわち好ましい実施例においては、
    収容部は保持部分のベース部分とこのベース部分上に固定可能な載置部分によって形成され、刃の部分は載置部分とベース部分の間に固定することができる。 すなわち刃の部分は載置部分とベース部分の間に圧入される。 収容部をこのように形成した場合に刃の部分の保持の遊びを防止するために、ベース部分と載置部分は形状を合わせることによって回転しないように結合することができるので、載置部分がベース部分に対して相対的に移動することがなく、それによって生じる遊びは最初から除去されている。

    この場合に、形状結合を保持部分の長手方向に対して平行でかつ互いに平行に延びる形状結合面によって行う方法がある。

    また、他の方法によればさらに、形状結合は刃の部分の長手方向に互いに円錐状に近づくように延びる形状結合面によって行われる。 互いに円錐状に近づくように延びる形状結合面によれば、容易にははめ込み位置に達することができるという利点が得られる。

    形状結合面をこのようにはめ込むために好ましい実施例によれば、形状結合面はベース部分あるいは載置部分に配置された斜面とその上で滑動でき載置部分あるいはベース部分に配置された滑り部分によってはめ込み位置へ移動される。

    この場合に、斜面が載置部分の載置方向に対して斜めに延びていると効果的である。

    さらに、はめ込み位置を弾性的な力成分によって維持するために、斜面上で滑動する滑り部材が弾性変形可能であると効果的である。

    本発明のカッティングナイフに支持ストッパを設けるためには、保持部分に支持ストッパが支持されていると効果的である。 というのはそれによって、交換可能な刃の部分だけを交換部品として提供すればよく、保持部分を含めて支持ストッパは続けて使用できるので、コストを低減させることができるからである。

    この場合に製造技術上の理由から、支持ストッパをベース部分によって支持すると、特に製造が容易になる。

    〔実施例〕

    次に図面に示す実施例を用いて本発明を詳細に説明する。

    第1図から第4図に示す本発明のカッティングナイフ20
    は、刃の部分22が通常のカーペットナイフとして形成されている。

    第1図と第2図に示すカッティングナイフ20においては、刃の部分22は保持部分24に固定されており、保持部分24には不図示の切断工具の駆動軸を収容する多角形の孔25が形成されている。

    保持部分24の前記駆動軸から遠い方の自由端部には2つのピン26が設けられており、このピンはカーペットナイフから出ている刃の部分22に設けられた相補形状の孔に収容され、かつ軸承される。 刃の部分22は保持部分24上に平坦に載っている。 好ましくは保持部分の一端部は刃の部分22の幅と同じ幅を有する。

    刃の部分は2つのピンによって保持部分に対して回動しないように固定されている。 弓形の固定部材28は刃の部分22がピン26から抜けることを防止し、かつ刃の部分22
    とピン26及び保持部分24の端縁の両側をスリーブ状に把持している。

    好ましくは弓形の固定部材28は十分な弾性を有するプラスチックから形成されるので、固定部材の保持部分24を把持している舌片30は、保持部分24と刃の部分22を介して係止される。 固定部材28は同時にカッティングナイフのガイドを支える支持部材として用いられる。 固定部材
    28の材料としてはプラスチックを使用すれば十分である。 というのはカッティングナイフを使用する時に発生する力はほぼ2つのピンによって吸収され、固定部材28
    は刃の部分22を保持部分24に固定するためにだけ用いられるからである。

    第3図と第4図はカッティングナイフ20の変形例であって、ここでは刃の部分22の形状は通常のカーペットナイフの刃の形状に基づくものである。

    この実施例においては保持部分は中間片32と固定プレート33を介して刃の部分22と結合されている。 好ましくは中間片32には、刃の部分22の端部を相補形状で収容することのできる凹部34が形成されている。 凹部34には刃の部分22の端縁に形成された相補形状の切欠き36に嵌入する突出部35が形成されている。 さらに本実施例においても2つのピン26が設けられており、このピン上に刃あるいは刃の部分22が嵌着される。 この場合に凹部34の深さは刃の部分22の厚みに相当するので、刃22を取り付けたときに刃の表面は中間片32の表面と面一になる。

    細長い中間片32の前記凹部34と反対側には歯付きの凹部
    38が形成されており、保持部分24の相補形状に形成された端部39が前記凹部38に収容される。 凹部ないし端部39
    の歯は、保持部分24を中間片32に挿入する際に1つの位置しかとれないように形成することができる。 刃の部分
    22と保持部分24を中間片の凹部34と38へ挿入した後に、
    固定プレート33が載せられて、中間片32とボルトで固定される。 好ましくは固定プレート33にはピン26が嵌入する2つの孔40が形成されており、それによって固定プレートが中間片32に対して回動するのが防止されるので、
    刃の部分と中間片の結合あるいは保持部分24と中間片32
    の結合が不用意に外れることが確実に防止される。

    保持部分24の端部39と反対側の端部には孔25が形成されており、この孔は好ましくは多角形状に形成され、それによって駆動軸と相補形状で結合することができる。

    第5図から第14図には特殊な形状の刃の部分22が示されている。

    第5図と第6図においてはクランク状に屈曲されたカッティングナイフの実施例が示されている。 本実施例においては保持部分24はクランク状に屈曲することによって2つの領域に分割されており、この一方の領域には好ましくは多角形状の孔25が形成され、他方の領域には刃の部分22を保持部分24に固定する案内及び固定部材が収容されている。 案内部材として保持部分24にかぎ部42が切り起こされて形成されており、このかぎ部は刃の部分22
    の対応する孔43に嵌入する。 本実施例においては刃の部分22は保持部分24にボルト45によって固定されており、
    ボルト45の一端には支持ローラ46が支えられている。 この支持ローラの直径を所定に選択することによって、好ましくは支持ローラの周面が刃の部分22と保持部分24の側縁を越えて突出する。

    ボルト45の他端は、刃の部分22と保持部分24の対応する整合された孔に挿入される。 この場合にボルト45の突出している部分の端部には環状の溝47が形成されている。
    ボルト45のこの自由端部を介して締付けディスク48が押圧されて、その弾性部材が環状溝47に係入する。

    第7図と第8図には屈曲していない平坦なカッティングナイフ20が示されており、本実施例においては保持部分
    24には2つのかぎ部分42が支持されており、このかぎ部分は円形の平坦な頭部を有するピンから構成されている。 刃の部分22には2つの長孔が形成されており、この長孔のそれぞれ一端には円形の拡幅部が形成され、前記かぎ部分42はこの拡幅部を通して差し込むことができる。 刃の部分を保持部分24に対して振動させると、刃の部分は保持部分24に対して正しい距離で固定される。 刃の部分と保持部分がカッティングナイフの長手方向に互いに移動することは固定クリップ50によって防止される。 前記固定クリップ50は保持部分24と刃の部分22を包囲し、かつかぎ部材42によってカッティングナイフの長手方向の所定位置に保持される。

    カッティングナイフ20の他の実施例が第9図と第10図に示されている。 ここでは刃の部分22は3つの領域、すなわち本来の刃52とガイド53と終端部54に分割されている。 刃の部分22のガイド53には折り起こされたサイド領域56が設けられており、このサイド部分が保持部分24の端縁の領域を包囲している。 カッティングナイフ22が揺動振動するときに保持部分24と刃の部分22の間に生じる剪断力は主に保持部分24に挿入されたピン58によって吸収される。 前記ピン58は刃の部分22に形成された孔59に挿入される。 本実施例においては刃の部分22の端部領域
    54には多角形状の孔25が形成されており、切断工具の駆動軸がこの孔25に嵌入する。 保持部分24の前記刃の部分
    22の端部領域54と重なる端部領域にも多角形状の孔を形成し、あるいはまた丸い孔を形成して、その中で駆動軸の該当する端部を案内するようにしてもよい。 刃の部分
    22と保持部分24のガイドが第13図と第14図に示されており、ここではサイド領域61が刃の部分22を包み込んで、
    刃の部分を保持部分24上に平坦に保持している。 本発明のカッティングナイフのこの実施例においても、例えば第13図に示すように刃の部分にも保持部分に整合する多角形状の孔を形成し、その孔に切断工具の駆動軸を挿入することによって、カッティングナイフを駆動軸に取り付けるときに保持部分24を刃の部分22に対して固定することができる。

    第13図と第14図にはさらに、所定の使用目的に有利なU
    字状に屈曲された刃52を有する実施例が示されている。

    第11図と第12図に示す実施例においては、保持部分24に接して刃の部分22を案内するのにかぎ部材62が使用されており、このかぎ部材62は刃の部分22から切り起こされており、かつ保持部分24の開口部63に嵌入している。 本実施例においては保持部分24と刃の部分22は共にクランク状に屈曲されており、互いにほぼ平行に延びている。
    刃の部分22と保持部分24の屈曲されている領域65,66はかぎ部材62に加えて刃の部分を保持部分24上に相補形状で密接させるのに用いられる。 切断工具の駆動軸を収容する、刃の部分22と保持部分24の孔はここでも多角形状に形成され、同時にカッティングナイフの2つの部分を切断工具に取り付けた状態で互いに固定する手段として用いられる。

    さらに保持部分24には支持ローラ46が設けられており、
    この支持ローラは刃の部分22側の端部領域に回転可能に配置されている。

    さらに、第15図から第18図は本発明のカッティングナイフの他の実施例を示すものであって、刃の部分22とし標準的なカーペットナイフを使用することができる。

    このカッティングナイフ20の構成は原理的には第1図に示すものに相当する。 カーペットナイフないし刃の部分
    22はピン26を介して保持部分24に保持されている。 保持部分24の刃の部分22と重なる領域は、刃の部分22と同一の幅を有する。 弓形の固定部材28は保持部分24と刃の部分22のこの重なった領域を把持し、刃の部分がピン26から外れるのを防止する。

    固定部材28をカッティングナイフ20に固定し、それによって同時に刃の部分22を保持部分24に固定するために第
    15図と第16図に示す固定部材28には偏心レバー68が設けられており、第16図に断面で示す位置においては前記偏心レバーのカム70が保持部分24とそれに接している刃22
    を固定部材28の舌片30に押圧する。 この場合に偏心レバー68のレバーアーム72は固定部材28上にほぼ平坦に載置される。

    固定部材28は第16図に一点鎖線で示す位置においては保持部分24と刃の部分22から離れるので、カーペットナイフの向きを変えあるいは交換することができる。

    第17図と第18図に示す実施例は前述の実施例とは固定部材28を固定する方法が異なっている。 本実施例においては固定部材28の上側に突起74が形成されており、この突起には内ねじ75が形成されている。 突起74の内ねじ75にはちょうねじ76が収容されており、このちょうねじを締め付けた状態においては前述の偏心レバー68と同様にちょうねじが保持部分24をそれに接している刃の部分22及び固定部材28の舌片30に押圧する。

    カーペットナイフあるいは刃の部分22を交換するためには、ただちょうねじ76をゆるめれば、固定部材28を保持部分24及び刃の部分22から取り外すことができる。

    図に示すカッティングナイフの形状は単に例であって、
    それぞれ使用目的に合わせて他の形状にすることができるのは当然であり、例えば目的によってはカッティングナイフを鎌形に形成した方がよい場合もある。

    また、図示の実施例の場合だけでなく種々の実施例においても保持部分及び/あるいは刃の部分をクランク状に屈曲して形成することができるのはうまでもないことである。 同様に、第5図と第6図に示す実施例だけでなく、図示のすべての実施例に支持ローラを設けることも可能である。

    別体の固定クリップを必要とせず、刃の部分に対する保持部分の固定が駆動軸への取り付けによってすでにゆるめられる実施例においても、刃の部分22の領域あるいは保持部分24と刃の部分22が重なる領域にプラスチッククリップを取り付けて、加工すべき対象に沿ってカッティングナイフを案内するための支持部分を形成することも可能である。

    同時に、例えば、かぎ/鳩目穴の組合せなどの案内及び固定手段の交換あるいは側方の案内などは、当業者の任意の設計事項であって、図示の実施例に限定されるものではない。

    全体を符号20で示す本発明のカッティングナイフの第10
    の実施例が第19図と第20図に示されており、このカッティングナイフ20には前述の実施例と全く同様に刃の部分
    22と保持部分24が設けられている。 本実施例においては刃の部分22は保持部分24と交換可能に結合することができる。

    そのために刃の部分22には切断部分80が設けられており、この切断部分80は、刃の部分22と一体に結合されかつ刃の部分と整合する固定部分84から出て刃の部分22の長手方向82に延びている。 切断部分80は尖端86に向かって円錐状に形成されており、選択的に片側あるいは両側に切断端縁88が形成される。

    切断部分80の尖端86と反対側に一体に連続する固定部分
    84は、切断部分80と同じ強度の平坦な材料か形成され、
    矢印82で示す長手方向に対してかつ互いに平行な長手側側面90を有する平坦な矩形の形状を有する。

    さらに固定部分には、長手側側面間の中央に互いに前後方向に配置された円形の切欠き部92と94が形成されている。

    保持部分24にはベース部分96とそれに結合可能な載置部分98が設けられている。 ベース部分96には固定脚100が設けられており、固定脚には振動する振動駆動部材の駆動軸にカッティングナイフ20を固定するための多角形の孔25が形成されている。 固定脚100から出発したベース部分96は2回反対方向に屈曲されているので、ベース部分には固定脚100に対して屈曲された中間脚102とこの中間脚に対してほぼ90°に屈曲されて保持脚104が形成されている。

    載置部分98が保持脚104を包み込むようにして、ベース部分96上に載置部分98を嵌着することができる。 載置部分98を回転しないようにかつ相補形状で保持脚104に結合するために、保持脚104の中間脚102に連続する中央領域106には中間脚102から互いに近づく方向へ円錐状に延びる側方の形状結合面108が形成されており、前記形状結合面108に連続して互いに平行に延びる形状結合面110
    が設けられており、この形状結合面110は保持脚104の終端領域112に接している。

    好ましくはベース部分96全体は平坦な材料から一体に形成されるので、保持部分24の形状結合面108と110は平坦な材料の幅狭の側縁によって形成される。

    載置部分98にも同様に平坦な材料からなる基板114が設けられており、この基板の形状はほぼ保持脚104の形状に等しいが、基板116の側方には基板の平面から垂直に突出する前方の保持舌片116とこれに連続する後方の保持舌片118が形成されている点が異なっている。 基板114
    が保持脚104とほぼ等しい形状を有することによって、
    前方の保持舌片116は互いに平行に延びており、後方の保持舌片118は前方の保持舌片116に向かって互いに円錐状に近づくように形成されている。 従って前方の保持舌片116の互いに向き合った内側は前方の形状結合面120を形成し、この前方の形状結合面は保持脚104の形状結合面110に形状を合わせて接するように設けられており、
    後方の保持舌片118の互いに向き合う内側は後方の形状結合面122を形成し、この後方の形状結合面122は保持脚
    104の形状結合面108に接するように形成されているので、載置部分98とベース部分96を組み合わせた状態では両者は全体として互いに回転しないように形状を合わせて結合される。

    特に後方の形状結合面122を形状結合面108に適合させて接するようにするために、載置部分98の保持部分24を組み合わせた状態で中間脚102に対してほぼ平行に延びる裏側124にはさらにカラー126が形成されている。 このカラー126の外方端部128は、載置部分98を矢印132方向へ嵌着するときにベース部分96の保持脚104から中間脚102
    へ移行する当接面側の湾曲面130上を滑動することができ、従って載置部分98が中間脚102方向へ移動されるので、同方向へ向かって拡幅している形状結合面122と108
    が互いに遊びを持たずに密着する。 この遊びのない位置を維持するために、カラー126にはわずかな弾性を有するので、カラーは前記湾曲面上を滑動した後に載置部分
    98をこの遊びのない位置に常に保持することができる。

    保持脚104を包み込む載置部分98は、この保持脚と共に刃の部分22の固定部分84を収容する収容部を形成し、固定部分84は載置部分98と保持脚104の間に位置を占める。 この場合に形状を合わせて収容することは、前方の保持舌片116によって行われる。 前方の保持舌片116の基板114のすぐ上へ突出している前方の形状結合面120の領域がストッパ面を形成し、このストッパ面は固定部分の長手側側面90を案内する。 さらにカラー126は互いに所定距離離れて配置されており、それによってカラーの互いに向き合う内面が他のストッパ面134を形成し、固定部分84を取り付けた状態においては固定部分84の長手側側面90がこのストッパ面間に位置する。

    固定部分84を載置部分98内で長手方向に固定するために、載置部分98には基板114から突出する環状の隆起部1
    36が設けられており、この隆起部136の外側面が切欠き部92あるいは94に嵌入する。 固定部分84は、環状の隆起部136が切欠き92に嵌入するかあるいは切欠き94に嵌入するかに関係なく、長手側側面90がカラー126の間で前方の形状結合面120にもストッパ面134にも接するようにして、常に載置部分98内で長手方向に固定される。

    組み立てるためにはまず刃の部分22の固定部分84が載置部分98内へ挿入されるので、環状の隆起部136が切欠き部92かあるいは切欠き部94に嵌入して、次に保持脚104
    がベース部分96を基板114へ押圧するようにしてベース部分96が取り付けられる。 固定部分84を基板114と保持脚104の間に圧入し、載置部分98を保持脚104に結合固定するために、ねじ138が設けられている。 このねじ138は保持脚104の孔140に挿通され、そのネジ部が環状の隆起部136の内側に刻まれた内ねじ142に螺合される。 そのために、環状の隆起部136が基板114から突出する高さは、
    固定部分84が重ねられたときに環状の隆起部が固定部材
    84を越えて保持脚104方向へ突出しないように設定される。

    第20図から明らかなように、好ましくは載置部分98は保持脚104の一方の側面に配置されており、この側面は中間脚102が保持脚104から突出する方向と反対に設けられている。

    カッティングナイフの第10の実施例をさらに支持することができるようにするために保持脚104の端部領域112には支持ローラ144が設けられており、この支持ローラ144
    は端部領域112の刃の部分22の尖端86側の前端縁146を越えて突出し、ピン148に回転可能に軸承されている。 ピン148は保持脚104から中間脚102と同じ方向へ突出している。

    支持ローラ144とねじ138のヘッド150を、中間脚102が保持脚104から突出している側に配置することによって、
    本発明になるカッティングナイフ20は何の障害もなく自動車のボディーに当接させて使用することができる。

    〔発明の効果〕

    カッティングナイフが、駆動軸を受容するための孔を備えた保持部分と、この保持部分に交換可能に取り付けられる刃の部分とから構成されるので、良好な切断特性を得るために必要な高価な材料でカッティングナイフ全体を形成する必要がなく、刃の部分のみをこのような高価な材料で形成すると共に保持部分を比較的安価な材料で形成することができる。 その結果、カッティングナイフの良好な切断特性を確保しつつカッティングナイフ全体の製造コストを低減することができる。 更に、カッティングナイフの刃の部分が摩耗したときにカッティングナイフ全体を交換する必要がなく、摩耗した刃の部分のみを新しい刃の部分と交換すればよい。 従って、カッティングナイフが摩耗したときの交換費用を低減することができると共に、交換の際に廃棄される高価な材料の量を少くすることができる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明のカッティングナイフの第1の実施例の上面図、第2図は第1図の2−2線に沿った断面図、第3図は本発明のカッティングナイフの第2の実施例の上面図、第4図は第3図に示す本発明のカッティングナイフの詳細を示す分解斜視図、第5図は本発明のカッティングナイフの第3の実施例の上面図、第6図は第5図に示すカッティングナイフの側面図、第7図は本発明のカッティングナイフの第4の実施例の上面図、第8図は第7図に示すカッティングナイフの一部破断側面図、第9
    図は本発明のカッティングナイフの第5の実施例の上面図、第10図は第9図の矢視線10−10に沿った断面図、第
    11図は本発明のカッティングナイフの第6の実施例の上面図、第12図は第11図の矢視線12−12に沿った断面図、
    第13図は本発明のカッティングナイフの第7の実施例の上面図、第14図は第13図に示すカッティングナイフの一部破断側面図、第15図は本発明のカッティングナイフの第8の実施例の上面図、第16図は第15図の矢視線16−16
    に沿った断面図、第17図は本発明のカッティングナイフの第9の実施例の上面図、第18図は第17図の矢視線18−
    18に沿った断面図、第19図は本発明のカッティングナイフの第10の実施例を分解して示す上面図、第20図は第10
    の実施例を組み立てた状態で示す縦断面図である。 20……カッティングナイフ、 22……刃の部分、24……保持部分、 28……固定部材。

    フロントページの続き (72)発明者 グスタフ シュマッヘル ドイツ連邦共和国,7000 シュトットガル ト 1,パウルスシュトラーセ 2ベー (72)発明者 フリッツ グラム ドイツ連邦共和国,7000 シュトットガル ト 1,ネーレンシュトラーセ 32 (72)発明者 ハインツ シュエレル ドイツ連邦共和国,7000 シュトットガル ト 60,アンナシュトラーセ 2 (56)参考文献 実開 昭61−39127(JP,U) 実開 昭57−196468(JP,U) 実公 昭56−24038(JP,Y2)

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