Medium cutting device

申请号 JP2008507877 申请日 2006-04-21 公开(公告)号 JP5431723B2 公开(公告)日 2014-03-05
申请人 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー; 发明人 ディー. グリックス,スコット; イー. ミュラー,ジェラルド; エー. パッカード,ジョイ; ディー. ピアソン,スコット;
摘要
权利要求
  • 媒体を切断する装置であって、
    細長いハンドル、平面区域を有すると共に前記ハンドルから露出端部まで長手方向に延びるカバー、及び前記カバーから延びる側壁を含む本体と、
    前記カバーのほぼ下方に配置されたガイドであって、 互いに反対側の上面及び下面、前記ハンドルから延びる付着端部、並びに自由端を有する、ガイドと、
    前記ガイド内に配置され、前縁及び後縁を有するブレードと、を含み、
    前記側壁が前記ブレードの少なくとも一部を覆い、前記ブレードを基準にして、該側壁が、該前縁の方向に該後縁から離れて配置された媒体接触点を含み、
    前記側壁の媒体接触点が、前記媒体に対する前記装置の移動方向に関して前記ブレードの前縁と後縁との間に位置し、
    前記媒体接触点は、媒体の第2の主要表面が切刃と使用時に接触しているときに、前記媒体の第1の主要表面と接触する側壁の部位であり、
    前記ガイドの前記下面は、実質平面であるとともに、前記媒体と接触したときに前記媒体の水平面と同一平面となり、
    前記ガイドは前記付着端部付近において先細になっており、前記カバーの露出端部が前記ブレードの前縁と前記ガイドの自由端との間に位置している、装置。
  • 前記前縁が前記ガイドの上面に近接して位置しかつ前記後縁が前記ガイドの付着端部に近接して位置するように、前記ブレードが前記ガイド内に配置された、請求項1に記載の装置。
  • 前記ハンドルが、前記ガイドを係合及び脱離させる手段を含む、請求項1に記載の装置。
  • (i)前記カバー、前記ガイド及び前記ハンドルの少なくとも1つの上に配置された基準マーク、並びに (ii)前記カバー及び前記ハンドルの少なくとも1つの上に配置され、光線を媒体上に投射する光指示手段からなる群から選定された視覚的指示手段をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  • 说明书全文

    本発明は、媒体切断装置に関する。 特に、本発明は、紙、プラスチック、金属フィルム、布地、及び厚紙の箱などの媒体を切断するのに良く適した、手持ち式、可搬型、且つ軽量の装置に関する。

    例えば、紙、プラスチックシート、アルミニウム箔、フェルト、及び写真などの媒体を切断するのに利用可能な、多種多様な装置がある。 恐らく、そのような媒体を切断するのに最も一般的に使用されている装置は鋏である。 鋏は一般的であるが、いくつかの欠点を有する。 例えば、鋏は露出した切刃を有し、それが安全上の問題を提起する場合がある。 場合によっては、切れ味が悪い鋏によるように、媒体が一箇所に集まり、結果として得られる切断によって作られる縁部が、ぎざぎざになり見た目が悪くなることがある。 そのようなぎざぎざの縁部は、例えば贈物用の包装など、いくつかの用途には望ましくない。

    市販されている封筒用オープナーの多種多様な設計がある。 封筒用オープナーなどのこれらの装置は、折目に沿って切断するのに特に有用である。 しかしながら、それらは、折目を持たない媒体を切断するのには、あまり良好には適さない。 他のタイプの切断具は、切断縁部付近のひっかき傷及び折目などの跡を媒体上に残す場合がある。 これらの跡は、通常、消費者にとって望ましくない。

    必要とされているのは、鋏で切る動作を回避すると共に使用を容易にする、手持ち式の切断装置である。

    本発明は、媒体上で直線、模様、又は曲線を切る、軽量、手持ち式、且つ可搬型の媒体切断装置を提供する。 代表的な媒体としては、紙(贈物用包装紙、ろう紙、写真紙など)、プラスチック、アルミニウム箔などの金属フィルム、フェルトなどの布地、及び厚紙が挙げられるが、それらに限定されない。 本発明の装置のユーザは、媒体を切断するのにそれに対して最小限のを加えるのみで、即ち、装置を使用して、ユーザは、媒体を切断するのに最小必要限な力を適用する。 したがって、ユーザは、媒体に過剰な圧縮力を加えることで、装置を媒体に押し込まなくてもよい。 装置を用いることで、ユーザは、媒体を切断するために切断用マットを使う必要がない。 典型的には、切断装置が露出したブレードを有する場合に切断用マットが使用される。 切断用マットの除去は、工法用途において特に有用である。

    一態様では、本発明は、(a)本体と、(b)本体内に配置された媒体を切断する手段とを有し、本体は本体から延びる側壁を含み、手段は前縁および後縁を有する切刃を含む、媒体切断のための装置に関する。 側壁は、切刃の少なくとも一部を覆う。 切刃を基準にして、側壁は、前縁の方向に後縁から離れて配置された媒体接触点を含む。 一実施形態では、側壁は、切刃の前縁を越えて延びない。

    別の態様では、本発明は、(a)ハンドル、ハンドルから延びるカバー、及びカバーから延びる側壁を含む本体と、(b)カバーのほぼ下に配置され、ハンドルから延びるガイドと、(c)ガイド内に配置され、前縁及び後縁を有するブレードと、を含む媒体切断装置に関する。 側壁は、ブレードの少なくとも一部を覆う。 ブレードを基準にして、側壁は、前縁の方向に後縁から離れて配置された媒体接触点を含む。 一実施形態では、側壁は、ブレードの前縁を越えて延びない。

    更に別の態様では、本発明は、交換可能な部品を有する媒体切断装置に関する。 この特定の装置は、カバー、カバーから延びる側壁、及びカバーの実質的に下に配置され、その中に配置されたブレードを有するガイドを含むヘッドと、ヘッドに取り付けられたハンドルと、ヘッドをハンドルに係合し、且つそれから脱離する手段とを含む。

    更に別の態様では、本発明は、(a)本体から延びる側壁を含む本体と、本体内に配置された媒体を切断する手段とを有し、手段は前縁及び後縁を有する切刃を含み、側壁が切刃の少なくとも一部を覆い、側壁が、前縁の方向に後縁から離れて配置された媒体接触点を含む、媒体切断のための装置を用意する工程と、(b)媒体を提供する工程と、(c)媒体を通して装置を滑動させ、それによって媒体を切断する工程と、を含む媒体を切断する方法に関する。 切断作業の間、側壁及び切刃は、切刃の前縁付近で媒体に局所的な変形を生じさせる。

    本明細書で使用する場合の「切刃」は、使用中に媒体を切断する、媒体を切断する手段の部分を表す。 詳細に後述されるように、媒体を切断する代表的な手段は、ブレード又はワイヤである。 切刃は、連続的であってもなくてもよい。 切断の間、切刃の全長が使用されてもされなくてもよい。 「前縁」は、媒体を切断するのに装置が使用されたとき、最初に媒体に接する切刃上の位置を表す。 「後縁」は、前縁からの上昇の変化が最大である切刃上の位置を表す。 媒体は、第1の表面と反対側の第2の表面との、2つの主要表面を有する。 側壁の「媒体接触点」は、側壁が媒体の第1の主要表面と接触すると共に、切刃が媒体の第2の主要表面と接触する一般的な場所を表す。

    本発明の1つの利点は使用における容易さに関する。 ユーザは、単に装置を押して媒体を通過させるので、鋏のような開閉動作がなく、典型的には、媒体を切断するのに使用する力はより少ない。 この利点は、鋏を用いるのが困難なことがあるユーザ、例えば関節炎の可能性のあるユーザ、及び特に若いユーザに良く適している。

    本発明の別の利点は安全性に関する。 一実施形態では、媒体を切断する手段は交換可能であるが、多くの実施形態では、装置がその意図される用途に使用されるとき、切刃はユーザに対して露出されない。 一実施形態では、切刃は、現在の範囲の切れ味が悪くなったとき、切刃の新しい範囲を露出させるように回転させることができる。

    本発明の更に別の利点は、多用途であること、即ち、直線並びに曲線を切ることができることである。 この利点は、装置が、例えば贈物用包装紙、厚紙の箱、布地、箱の封止用テープなどを切断するなど、多くの用途に有用であることを意味する。 装置は、ユーザのポケット、財布、又は鞄に容易に収まり、ユーザが装置に手を伸ばしたとき、設計が原因で不用意に切り傷を作ることがない。 更に、いくつかの実施形態では装置は実質的に平坦な底部を有するため、また平坦な底部に対して切刃があまり表に出ていないため、装置は、卓上などで支えられた媒体を切断するのに適している。

    図1及び図5の実施形態を広く参照すると、本発明の装置10、60は、本体22、62、及び側壁28、68を包含する。 側壁は本体から延びる。 両方の実施形態が2つの側壁を示しているが、本発明は、1つの側壁を用いて実施することができる。 装置は、媒体を切断する手段を更に包含する。 図1及び図5の実施形態では、媒体を切断する手段はブレード50、70の形態である。 図1及び図5の実施形態は、本体が、ユーザの掌によって把持されるように意図された、伸長された細長いハンドルであることを示しているが、他の設計による本体も本発明の範囲内である。 例えば、ユーザの親指と人差し指の間で把持できるように、本体は、楕円形又は長方形に形作られた、実質的に平坦なものであり得る。 更に別の実施例として、ユーザの手で把持するため、本体は、「T」字形のバーの形態であることができる。 いくつかの寸法を、限定ではなく例として挙げると、本体は、約102mm(4インチ)〜152mm(6インチ)の長さと、その最も幅広の地点において約6mm(0.25インチ)〜19mm(0.75インチ)の幅とを有し得る。

    次に、特に図1及び図2を参照すると、装置10は、本体22と、任意のガイド40内に配置されたブレード50とを包含する。 本体は、細長いハンドル24、ハンドルから延びるカバー25、及びカバーから延びる側壁28を包含する。 カバーは露出端部26を有する。 ガイド40は自由端42を包含する。 装置は、その切断方向で、即ち媒体を切断するときのその意図される向きで示される。 一実施形態では、本体、側壁、およびガイドは一体形成される。 しかしながら、3つの構成要素がそれぞれ別個に形成され、あらゆる好適な手段によって互いに接合されるものは、本発明の範囲内にある。

    代表的な一実施形態では、カバー及び/又はガイドは、基準マークを有し、ユーザが装置を媒体と一直線に揃え、正確な切断を容易にする補助とし得る。 ユーザがたどる線又は模様を媒体が有する場合に、基準マークは特に有用であり得る。 図1では、基準マーク27及び41は、カバー及びガイド上の中間にそれぞれ位置するが、基準マークは、ハンドルを包含する他の位置でもよい。 一実施形態では、視覚的案内マークは、光線を媒体上に投射する発光ダイオードなどの光指示手段の形態である。 光指示手段は、切断装置に嵌めることができ、又は切断装置の一体部品であることができる。 媒体上に投射する光線は、例えば、赤又は緑の光線など、着色されてもよい。

    本体は、一般的に基準線「x」として示される中心線を有する。 カバー25の一部は平面的である。 カバーの平面は、装置が媒体に係合したところから離れた区域において、媒体の平面とほぼ同一平面である。 カバーの他の構成を使用して、本発明を実施することができる。 ガイドが使用される場合は、側壁の下に位置する。 側壁28は、ほぼ台形の形状のものとして示されるが、符号28aとして示される媒体接触点を有する限り、あらゆる様々な幾何学形状の形であり得る。 側壁は、1を超える媒体接触点を有してもよい。 側壁は、ブレード50の少なくとも一部を覆うようにしてカバーから延びる。 この特定の実施形態では、側壁は、カバー付近の区域において曲線を包含する。 側壁はカバーの平面にほぼ直交するので、曲線の曲率半径は、比較的鋭く、即ち半径は小さい。 側壁が媒体接触点を有する限り、図1に示されるよりも大きな曲率半径を使用することは、本発明の範囲内にある。 図2に最も良く示されるように、媒体が平に位置するとき、装置は、その中心線の周りで回転されたとしても動作可能なので、装置及び媒体は互いに直である必要はない。 図2はまた、切断プロセス中のある時点で装置が媒体に係合したとき、側壁の媒体接触点28aが媒体の第1の主要表面81と接触すると共に、ブレードの切刃51が媒体の第2の反対側の主要表面82と接触することを示す。

    図3は、特に、カバーの内表面25aを、その下面40bがリーダに向かって露出した任意のガイド40と共に示す、装置の底面図である。 ガイドの自由端42は、カバーの露出端部26を越えて延びる。 図3に示されるガイドは、丸くされた自由端を備えた細長い首部を有するが、ガイドの他の構成を使用することができる。

    例えば、自由端は、図3に示されるものよりも長さが短い、カバーの露出端部に達しないものであることが可能である。 一実施形態では、全体が「c」として示される、カバーの露出端部付近で測定された自由端の幅は、同じ地点付近における側壁の幅よりも大きい。 他の実施形態では、ガイドの付着端部(attached end)からいずれかの距離で取ったガイドの幅は、側壁の最大幅よりも大きくても小さくてもよい。 一実施形態では、側壁28の内表面28bからガイドの縁部40cまでの最大距離は、ユーザがその区域に指を差し入れることを防ぐように十分に小さい。 この構成の特徴は、ユーザがブレードの切刃にアクセスしないようにするためのものである。 この実施形態では、媒体に穴を開けることができるようにするため、ガイドの自由端は尖っている。 穴開けは、切断プロセスを開始するための別の方法を提供する。

    付着端部44付近において、ガイドは先細になっている。 付着端部は、ガイドの残りの部分に比べて狭くすることもできる。 先細になった、又は狭くなった区域により、媒体が装置から離れる方向に容易に通過することができ、切断された媒体の引掛かり及び/又は歪みが低減されるので、これらの設計上の特徴によって切断プロセスが容易になる。 一実施形態では、ガイドの下面40bは、切断面上の対応する噛み合うチャネルに適合するであろう、リブ(図13)などの延長部を包含することができる。 例えば、布地販売店では、販売員が、出来るだけ真直ぐに切断するため、使用される切断装置を案内する溝又はチャネルを有するカウンター上で、布地片を切断することがある。 やはり出来るだけ真直ぐに切断するため、ガイドの一方の側にリブを取り付けて、それを縁部から位置合わせすることもできる。

    図3から分かるように、側壁は断面が湾曲している。 したがって、側壁は、第1の曲線がカバー付近の湾曲表面であり、第2の曲線が側壁の断面曲線である複合曲線を有する。 側壁は、使用の際に剛直で曲がらないように剛性であってもよいし、又は、媒体と共に使用されたときに撓むように可撓性であってもよい。

    図4は、理解を容易にするために側壁の一部が切り取られた、切断装置の側面図を示す。 任意のガイド40は、媒体の水平面と同一平面である下側の実質的に平面的な表面40bとは反対側の上面40aを有する。 ガイドは、媒体を持ち上げるのを容易にすることができると共に、上述したように、装置を媒体と直線状に揃える補助となる視覚的な補助として機能し得る。 ガイドの付着端部(attached end)44はハンドルから延びる。 ブレード50は、その切刃51が媒体に対して露出するようにして、ガイド内に配置される。 切刃は、前縁52及び後縁54を有する。 この特定の実施形態では、前縁52は上面40aに近接して位置し、後縁54は付着端部44の付近に位置する。 側壁の媒体接触点は、前縁52の方向に後縁54から離れて配置される。 一実施形態では、側壁上の媒体接触点は前縁と後縁との間に位置する。 別の実施形態では、側壁の媒体接触点は、ブレードの前縁を越えて延びるが、ガイドの下面40bは越えない。

    図4はまた、媒体80が切刃51に接触したとき、媒体の第2の主要表面82と切刃との間に角度αが作られることを示す。 装置は、角度αが、切刃が媒体の水平面に平行である場合の約180°以外の、いずれかの値のときに動作可能である。

    参照のため、交差する軸線x及びzが平面を規定し、軸線yがx及びzの軸線に直交する、デカルト座標系が図4に示される。 起点Oは、3つの軸線の交点を画定する。 起点が前縁52と一致し、x−z面が表面40aと実質的に同一平面に位置するとき、後縁54は、図4に示されるように、正のy(+y)方向でx−z面の上方に位置する。

    図12は、本発明の別の代表的な実施形態を示す。 図1の実施形態と同様に、切断装置310は、ハンドル324及びハウジング326を包含する。 ハウジングは、カバー325及び側壁328を包含する。 切断プロセス中のある時点において、装置が媒体に係合すると、側壁の第1の媒体接触点328aが媒体80の第1の主要表面81に接触すると共に、切刃351が第2の反対側の主要表面82に接触する。 切断中に装置が媒体を通って滑動すると、媒体は、切刃に沿って進み、最終的に第2の媒体接触点329に接してもよい。 第2の媒体接触点の様々な機能の中で、切断されていない媒体がブレードの後縁のところに集まり、それが媒体の破断を生じさせる可能性を最小限に抑える手段の役割を果たす。 換言すれば、第2の媒体接触点を使用することで、媒体は、ブレードの後縁に達する前に切断される可能性が最も高くなる。

    図13は、ガイド340とハウジングの内表面323aとを示す、図12の装置の底面図である。 ガイドは、付着端部344からガイドの自由端342まで実質的に延びる、リブ346を更に包含する。 第2の媒体接触点は、ハウジングの内表面上に配置される。 第2の媒体接触点は、カバーから、側壁から、又はそれらの組み合わせから延びることができる。 媒体が、切断作業中に第2の媒体接触点に接するか否かは、媒体の重量及び/又は厚さ、切断速度、媒体に対する切刃の向きが挙げられるがそれらに限定されない、いくつかの要因によって決まる。

    図5〜図8は、切断方向にある装置60が示される、本発明の別の代表的な実施形態を示す。 装置は、本体62と、本体内に配置されたブレード70とを包含する。 この特定の実施形態では、本体は、実質的に平面の基部65を備えた、人間工学的に設計されたハンドル64の形態である。 本体はまた、ハンドルを基部に接続する遷移領域63(図7)を包含する。 基部を画定する平面は、媒体の平面と実質的に同一平面である。 側壁68は、基部から延びて、ブレードの切刃の少なくとも一部を覆う。 側壁は、符号68aとして示される媒体接触点を有する限り、いかなる幾何学形状の形であり得る。 一実施形態では、基部は、ユーザが装置を媒体と直線状に揃える補助とするため、基準マーク67を包含する。 図5では、基準マーク67は基部の中間に位置するが、基準マークは他の位置にあることが可能である。 一実施形態では、ハンドル、遷移領域、及び基部は一体形成される。 各構成要素を別個に形成し、次にいずれかの好適な手段によって互いに接合することは、本発明の範囲内にある。 基部はまた、切刃に対する直接の視線方向を包含する端部である、第1の露出端部66を有する。 装置はまた、図7の背面図から分かるように、第2の露出端部を有する。 本体は、一般的に基準線「y」で示される中心線を有する。

    図6を参照すると、切断プロセス中のある時点において、装置が媒体80に係合すると、側壁の媒体接触点68aが媒体80の第2の主要表面82と接触し、切刃71が反対側の第1の主要表面81と接触する。 図7は、遷移領域63が先細になった、又は狭くなった、装置の背面図を示す。 図1の実施形態におけるガイドの先細になった、又は狭くなった付着端部と同様に、先細になった、又は狭くなった遷移領域によって、媒体が装置から離れる方向に容易に通過することが可能になり、また、切断された媒体の引掛かり及び/又は歪みを低減することができる。

    図8を参照すると、ブレード70は遷移領域内に配置される。 ブレードは、切刃71、前縁72、及び後縁74を有する。 側壁の媒体接触点68aは、前縁72の方向に後縁74から離れて配置される。 一実施形態では、媒体接触点は、前縁と後縁との間に位置する。 別の実施形態では、側壁上の媒体接触点は前縁を越えて延びる。 参照のため、デカルト座標系が図8に示される。 起点が前縁72と一致するようにしてデカルト座標系が置かれると、後縁74は正のy(+y)方向に位置する。

    図9は、図4に示された実施形態に類似した、本発明の別の代表的な実施形態を示す。 図9の実施形態は、本体82と、本体内に配置されたブレード90とを包含する。 ブレードは、切刃91及び非切断部分95を有する。 切刃は、前縁92と、カバーの内表面85a付近に配置された後縁91とを有する。 ブレードの非切断部分は、媒体を装置の切刃の中まで持ち上げることを容易にすることができる。

    使用中、典型的には、装置は媒体の縁部に係合する。 装置が更に滑動して媒体に入ると、切刃は、側壁と、特に側壁上の媒体接触点と共に、媒体を変形させるので、媒体は、装置の一方の側から装置の他方の側までの1つの連続した平面内にもはや位置しなくなる。 変形は、切刃に対して提示された媒体の範囲(「提示範囲(presented area)」)内で生じる。 図1、図5、及び図9の実施形態では、提示範囲(presented area)は、側壁間にある、媒体と接触する切刃の部分上の範囲である。 側壁が1つしかない実施形態では、提示範囲(presented area)は、側壁と、媒体と接触した切刃との間の区域である。 変形の程度は、例えば、媒体の重量、剛性、及び厚さ、並びに後縁に対する媒体接触点の位置などの要因によって決まる。 変形の程度を決める他の要因があってもよい。 一実施形態では、切断プロセス中、媒体は、一般的に参照番号25a及び65aで2つの実施形態の図3及び図8にそれぞれ示される、カバーの内表面とは接触しない。 切断プロセス中、側壁は、様々な摩擦力を媒体に加えてもよい。 媒体が切刃の上まで上がるのに対抗する、少なくとも1つの摩擦力がある。

    別の態様では、本発明は、交換可能な部品を有する切断装置に関する。 例えば、図1の実施形態では、カバー及び側壁は一体的に形成されてもよく、また、様々なタイプの媒体に適応するように、その組み合わせは交換可能であってもよい。 ガイドは、新しい切刃を導入するために交換可能であってもよい。 ハンドルは交換可能であってもよい。 同様に、図5の実施形態では、基部及び側壁は一体的に形成されてもよく、また、様々なタイプの媒体に適応するように、その組み合わせは交換可能であってもよい。 遷移領域は、新しい切刃を導入するために交換可能であってもよい。

    図10A及び図10Bは、交換可能な部品を備えた代表的な切断装置を示す。 図10Aでは、切断装置110は、ハンドル内の雄部品170とそれと噛み合うハウジング内の雌部品(図示なし)とを使用して互いに取り付けることができる、ハンドル124及びハウジング126を包含する。 ハウジングは、カバー、側壁128a、及び任意にガイド140を含む。 ハウジングは、様々な機械的手段のいずれかを使用して、ハンドルに係合し、またそれから脱離することができ、図10Aは、消費者がヘッドをハンドルから取り外すための便利な手段として、タブ160を使用することを示す。 図10Bでは、切断装置210は、ヘッド上に配置されたねじ山付きのねじ270と、ねじ山付きのねじを受け入れるハンドル上の受け具260との組み合わせを使用して互いに取り付けることができる、ハンドル224及びハウジング226を包含する。 互いに嵌め込む、又は分離することができるようにする、他の機械的装置を使用して、例えば、ボールとソケット、又はキー溝などの、2つの部品を取り付けることができる。

    図11は、ガイドが交換可能である、別の例示的な実施形態を示す。 切断装置310は、ハンドル324と、ブレード350を有する交換可能なガイド340とを包含する。 使用中、ブレードの切れ味が悪くなるか、又は新しい媒体を切断するためにブレードを交換することが必要になると、ユーザは、ガイドをハンドルから脱離して、新しい、又は異なるガイドを取り付ける。 交換可能なガイドは、付着端部344でハンドルから取り外すことができ、ハンドルは、ガイドを係合及び脱離できるようにする、対応する手段を有する。

    図14は、ガイドが交換可能である、別の例示的な実施形態を示す。 切断装置410は、ハンドル424と、ブレード450を有する交換可能なガイド440とを包含する。 交換可能なガイドは、第2の媒体接触点423aを更に包含する。 ガイドがハウジング426に取り付けられると、第2の媒体接触点は、ハウジングのカバーに近接して位置する。

    一実施形態では、ハンドル、ハウジング、及びガイドは一体的に形成される。 しかしながら、構成要素が別個に形成され、あらゆる好適な手段によって互いに接合されるので、これは本発明の範囲内にある。 一体的に形成されているか否かに関わらず、本体は、金属、木材、ポリマー、セラミックス、及びそれらの複合物など、あらゆる様々な材料で作製されてもよい。 射出成形が可能なポリマーも有用である。 好適なポリマーとしては、ポリプロピレン、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、及びABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー)などであるがそれらに限定されないポリオレフィン類が挙げられるが、それらに限定されない。 切断装置は、一片として射出成形することができ、又は、共に組み立てることができる複数の部品と同様に成形することができる。 本体は、ポリマーの組み合わせで作製することができる。 例えば、一実施形態では、柔らかい触感の効果を提供するため、本体は、1つがジュロ硬度に関して本体の残りの部分よりも柔らかい、2つのポリマーで作製することができる。

    媒体を切断する手段は、金属、セラミックス、及びプラスチックなどの様々な材料から作製された、ブレード又はワイヤであってもよい。 好適な金属としては、ステンレス鋼、冷間圧延鋼、ニッケルめっきした冷間圧延鋼、銅、及び真鍮が挙げられるが、それらに限定されない。 切刃は直線的な縁部であってもよく、又は、斜め、チゼル、鋸歯状、波形、扇状(scalloped)、又は曲線であってもよい。 媒体を切断する手段は、例えば、三角形、方形、又は円形など、あらゆる幾何学形状のものであってもよい。 切刃の切れ味が悪くなった場合、切刃を回転させて未使用の切刃を露出させるように装置を構成できるという点で、円形の幾何学形状が有利であり得る。 この構成上の特徴により、ブレード又はワイヤを交換する必要なしに、その寿命が延びる。 切刃が回転できるようにするため、本体内に前進機構を設計することができる。 更に別の構成は、玉継手及び係止部を備えた自在ブレードを包含する。 更に別の実施形態では、媒体を切断する手段は、互いに接触する2つの丸いホイールを包含することができ、ホイールが互いに対して回転すると切断動作が生じる。

    媒体を切断する手段は、複数のブレード又はワイヤを包含することができる。 一実施形態では、例えば2.54mm(1/4インチ)などの所望の距離で離間した2つのブレードを使用して、媒体のストリップの所定の幅を切断することができる。 装置は、ストリップが通過するのを可能にするように設計することができる。

    本発明の特定の実施形態を示し、記載してきたが、これらの実施形態は、本発明の原理を適用して考案することができる多数の可能な特定の構成を単に例示するものであることを理解するべきである。 これらの原理にしたがって、当業者は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多数の様々な他の構成を考案することができる。 したがって、本発明の範囲は、本願に記載の構造に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の文言によって説明される構造およびそれらの構造の同等物によってのみ限定される。

    本発明は、以下の図面を参照して更に説明することができる。

    図面は、観念的であり、縮尺によって描かれておらず、単に例示のためのものである。

    本発明の代表的な一実施形態の斜視図である。

    図1の実施形態の正面図である。

    図1の実施形態の底面図である。

    説明のために側壁の一部が切り取られた、図1の実施形態の側面図である。

    本発明の別の代表的な実施形態の斜視図である。

    図5の実施形態の正面図である。

    図5の実施形態の背面図である。

    隠れた機構が仮想線で示された、図5の実施形態の側面図である。

    隠れた機構が仮想線で示された、本発明の別の代表的な実施形態の斜視図である。

    交換可能な部品を備えた切断装置を示す、様々な実施形態の側面図である。

    交換可能な部品を備えた切断装置を示す、様々な実施形態の側面図である。

    交換可能なガイド及びブレードを備えた切断装置を示す、一実施形態の側面図である。

    本発明の別の実施形態の正面図である。

    図12の実施形態の底面図である。

    交換可能な部品を備えた切断装置を示す、別の実施形態の側面図である。

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