Rustproof blade body scissors

申请号 JP2005347656 申请日 2005-12-01 公开(公告)号 JP2007151650A 公开(公告)日 2007-06-21
申请人 Kusanagi Ryota; 草▲なぎ▼ 良太; 发明人 HIRAI AKIRA;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To solve problems wherein, when ceramic is used for blade bodies of scissors, a shearing stress of the scissors is concentrated in a rotational fulcrum part; when fixing them with a metal screw, the hardness of the ceramic is harder than that, so that the metal screw is abraded, causes rattling and affects the service life of the scissors; and rust is developed by the abrasion of the metal screw, becoming stuck to the ceramic blade bodies and giving adverse effects to its aesthetic appearance and the retention of sanitation.
SOLUTION: The scissors 1 are provided with a rotational fulcrum part 2 rotationally journaling one-side blade body 1A and the other-side blade body 1B, wherein the one-side blade body 1A and the other-side blade body 1B are formed of Ti alloy or ceramic sintered body, through-holes 1Aa and 1Ba are bored in the rotation fulcrum part 2, a ceramic ring 2a is rotationally inserted into the through-holes 1Aa and 1Ba, a fixing shaft 2b is penetratingly fixed to the ceramic ring 21, and the ceramic ring 2a contains CuO.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 片側刃体と他側刃体とを回動自在に軸支させる回動支点部を備え相互の剪断作用により物体を切断する鋏において、前記片側刃体と前記他側刃体とを夫々Ti合金で形成すると共に夫々の回動支点部に貫通穴を穿設し、該夫々の貫通穴にセラミック製リングを回動自在に挿入し、該セラミック製リングに固定用軸を貫通固定したことを特徴とする不錆刃体鋏。
  • 片側刃体と他側刃体とを回動自在に軸支させる回動支点部を備え相互の剪断作用により物体を切断する鋏において、前記片側刃体と前記他側刃体とを夫々ビッカース硬度1,000以上のセラミック焼結体で形成すると共に夫々の回動支点部に貫通穴を穿設し、該夫々の貫通穴にセラミック製リングを回動自在に挿入し、該セラミック製リングに固定用軸を貫通固定したことを特徴とする不錆刃体鋏。
  • 前記セラミック製リングにCuOを含有させて抗菌性能を保持させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の不錆刃体鋏。
  • 说明书全文

    本発明は片側刃体と他側刃体とに回動支点部を備え相互の剪断作用により物体を切断する不錆刃体鋏に関するものであり、更に詳細には、片側刃体と他側刃体とを不錆製の金属で成形すると共に、回動支点部にセラミック製リングを挿入させた長寿命化を図った不錆刃体鋏に関するものである。

    従来、鋏はシート状の物を切断するのみで無く、剪定鋏や調理用鋏等の多用途で使用されているものであり、その回動支点部における固定手段はボルトによるネジ締め手段が多用されているが、そのネジの締付によって鋏を使用するときの開閉作用力に影響するもので、弛み防止のためにネジを完全に締付すると、その締付力によって2枚の刃が密着して動作不能となり、その為、段付きネジによって締付位置を固定化する方法が採用されている。

    然し乍ら、鋏の刃体にセラミックを用いた場合、鋏の剪断作用応力は回動支点部に集中するものであり、一般の金属ネジで固定した場合はセラミックの硬度の方が硬いために金属ネジが摩耗してしまいガタツキが出て鋏ライフに影響が出るもので、更に、金属ネジの摩耗により錆が発生してセラミックの刃体に付着して美しいはずのセラミックの美観や衛生保持に悪影響を与えるものである。

    例えば、先に開示された、二枚の刃1a,1bの支点となる軸2が、手で押える力点3a,3bと刃1a,1bとの中間にある中間支点式ハサミにおいて、軸2を貫通させたリング4を刃1aと刃1bの間に介在し、このリング4の肉厚を刃1a,1b先側に比べて力点3a,3b側の方を厚くすると共に、このリング4を二枚の刃1a,1bのどちらか一方に固定したものであり、更に、刃1a,1bが材質をセラミックであり、更には、リング4の材質がゴムであるもの(特許文献1参照)や、お互いに回動自在に軸支された第1部材及び第2部材の相互作用によるせん断力で物体を切断する如くして成る鋏において、第1部材及び第2部材をセラミックで形成し、切刃部に任意の摺動面を残して逃げ部を形成して成るもの(特許文献2参照)や、双極性鉗子10は、絶縁性ねじ又はそれに類似したピボットジョイント16により互いに機械的に連結されると共に、互いに対して回転自在であり、互いに対して電気的に絶縁された2つの鋏部材12,14と、鋏部材12,14の先端22,24に設けられ、組織を掴み、組織に電流を流して凝固を生じさせる為の電極部品18,20と、鋏部材12,14の後端30,32に設けられたハンドル装置26,28と、鋏部材の一方14の後端32に設けられた電流供給手段34,40,42と、ピボットジョイント16と後端32,34との間に設けられ、閉鎖位置で鋏部材12,14を互いにロックさせるラチェット36,38とよりなる。 これにより、閉鎖位置でのみ電流供給手段34,40,42から電極部品18,20へ電流を流すことが可能となる様に、電流供給手段34,40,42を配置すると共にラチェット36,38を構成する。 上記構成によればクランプが閉鎖位置に到達するまで凝固電流が流れない為、双極性鉗子10の操作がより安全となるもので、絶縁性ピボットジョイント16は、回転軸としてのピン46を備え、該ピン46は、特にセラミック製の絶縁性ソケット44内で前記鉗子部材の一方12内に着座しているもの(特許文献3参照)が開示されている。

    実開昭61−112780号公報

    特開平2−52684号公報

    特表2004−527360号公報

    然し乍ら、特許文献1に記載のものは、二枚の刃1a,1bの材質がセラミックであり、リング4の材質をゴムとしたものであるが、リング4はセラミックの刃1a,1bを貫通しているものでなく、図示されているように、夫々の刃1a,1bの当接する面に嵌入する凹陥部を形成しているもので、更に、特許文献2に記載のものも、第1部材及び第2部材をセラミックで形成し、切刃部に任意の摺動面を残して逃げ部を形成して成るものであるが、金属ネジが摩耗してしまいガタツキが出てしまう点は解決できないものである。

    更には、特許文献3に記載のものは、鋏と構成が類似した双極性鉗子10に関するものであり、2つの鋏部材12,14が絶縁性ねじ又はそれに類似したピボットジョイント16により互いに機械的に連結されると共に、絶縁性ピボットジョイント16は、回転軸としてのピン46を備え、該ピン46は、特にセラミック製の絶縁性ソケット44内で前記鉗子部材の一方12内に着座しているものであるが、図3に図示されているように、セラミック製の絶縁性ソケット44は2つの鋏部材12,14を貫通することなく、鋏部材12,14に絶縁性を保持させる為に設けているもので、本願のものとは、その構成、及び、目的、作用、効果共に相違するものである。

    前記課題に鑑み、鋭意研鑽の結果、本発明の不錆刃体鋏は、片側刃体と他側刃体とを回動自在に軸支させる回動支点部を備え相互の剪断作用により物体を切断する鋏において、片側刃体と他側刃体とを夫々Ti合金又はビッカース硬度1,000以上のセラミック焼結体で形成すると共に回動支点部に貫通穴を穿設し、貫通穴にセラミック製リングを回動自在に挿入し、セラミック製リングに固定用軸を貫通固定し、更に、セラミック製リングにCuOを含有させて抗菌性能を保持させたものである。

    本発明の不錆刃体鋏は、回動支点部に使用されるセラミック製リングは当然ながら刃体の金属や固定用軸に比し遥かに高硬度であると共に、不錆性であり、一般用途においても酸、アルカリ、塩分に腐蝕されることはなく、更に、高硬度により磨耗し難いものであり、また、刃体を不錆材料のTi合金材、又は、セラミック焼結体で構成されており、回動支点部に介装されるリングもセラミック製リングとしており、鋏の全てが不錆材の材料で構成されて、リングの高硬度化と共に、鋏の寿命長化に大きく寄与し得るし、またCuOの含有による抗菌性のセラミック製リングの採用は雑菌等汚染の可能性を排除し、衛生機能の向上に寄与するもので、画期的で実用性の高い発明である。

    以下、本発明の不錆刃体鋏の実施例の図面を用いて詳細に説明すと、図1は本発明の不錆刃体鋏の実施例の平面図であり、図2は本発明の不錆刃体鋏の実施例の要部断面説明図であり、図3は本発明の不錆刃体鋏の実施例のセラミック製リングの平面図である。

    本発明は片側刃体1Aと他側刃体1Bとに回動支点部2を備え相互の剪断作用により物体を切断する不錆刃体鋏に関するものであり、更に詳細には、片側刃体1Aと他側刃体1Bとを不錆製の金属で成形すると共に、回動支点部2にセラミック製リング2aを挿入させた長寿命化を図った不錆刃体鋏に関するものであり、請求項1に記載の不錆刃体鋏は、片側刃体1Aと他側刃体1Bとを回動自在に軸支させる回動支点部2を備え相互の剪断作用により物体を切断する鋏1において、前記片側刃体1Aと前記他側刃体1Bとを夫々Ti合金で形成すると共に夫々の回動支点部2に貫通穴1Aa,1Baを穿設し、該夫々の貫通穴1Aa,1Baにセラミック製リング2aを回動自在に挿入し、該セラミック製リング2aに固定用軸2bを貫通固定したことを特徴とするものである。

    更に、請求項2に記載の不錆刃体鋏は、片側刃体1Aと他側刃体1Bとを回動自在に軸支させる回動支点部2を備え相互の剪断作用により物体を切断する鋏1において、前記片側刃体1Aと前記他側刃体1Bとを夫々ビッカース硬度1,000以上のセラミック焼結体で形成すると共に夫々の回動支点部2に貫通穴1Aa,1Baを穿設し、該夫々の貫通穴1Aa,1Baにセラミック製リング2aを回動自在に挿入し、該セラミック製リング2aに固定用軸2bを貫通固定したことを特徴とするものである。

    更には、請求項3に記載の不錆刃体鋏は、請求項1又は請求項2に記載の不錆刃体鋏において、前記セラミック製リング2aにCuOを含有させて抗菌性能を保持させたことを特徴とするものである。

    即ち、従来の鋏の刃体は常識的に焼入硬化した刃材を用いているが、剪定鋏、調理用鋏など各種の鋏の刃体に貫設した貫通孔に貫通設置される固定用軸は、刃体の硬度より低い低硬度材で製造されるのが一般常識であり、鋏の剪断作用の応力は全て固定用軸に負荷されるため、多数回の使用により固定用軸はより高硬度の刃体の貫通孔の内周部との摺動作用により磨耗してガタツキを発生し、2枚の刃の交点ギャップを拡大して、切れない鋏化していく大きな要因と成っていた。

    又、剪定鋏など植物を裁る用途や調理用鋏など肉類等を切る用途では、剪断作用により滲出される樹液や肉汁等に含まれる酸、アルカリ、塩分等が2枚の刃体の交点する回動支点部に侵入し、刃体と共に固定用軸を激しく腐蝕させたり錆を発生させたりするもので、鋏の短寿命化の要因と成っており、更には、鋏の回動支点部は分や切断汁の介在によって雑菌等が繁殖しやすい不衛生な環境と成っており、本発明の不錆刃体鋏は鋏の構造上最も重要な回動支点部の長寿命化と衛生機能保持を図ったものである。

    本発明の不錆刃体鋏の片側刃体1Aと他側刃体1Bとは、先端側の長手方向に物体を剪断するための刃部1Ab,1Bbが形成され、基端側に手で把持して刃部に剪断作用を与えるためのハンドル部1Ac,1Bcが形成され、夫々の長手方向の略中間位置の対称的にクロスさせた部位に、回動自在に軸支させる回動支点部2を備えているものである。

    次に、片側刃体1Aと他側刃体1Bとを夫々Ti合金を用いて形成するものであるが、夫々の回動支点部2には後述するセラミック製リング2aを挿通させる貫通穴1Aa,1Baを穿設しているものである。

    次いで、セラミック製リング2aは、図2及び図3に図示する如く、真円形状の外径と内径を有するセラミックで形成されたリングであり、片側刃体1Aと他側刃体1Bとの夫々の回動支点部2の厚みを加えた厚みと同じか若干厚く形成され、外径は貫通孔1Aa,1Baの内径より若干小径に形成され、内径は後述する固定用軸2bが貫通するように形成しているものである。

    更に、夫々の貫通穴1Aa,1Baは、片側刃体1Aと他側刃体1Bとに夫々貫設しているもので、セラミック製リング2aを回動自在に挿入するものである。

    更には、固定用軸2bは、片側刃体1Aと他側刃体1Bとの貫通孔1Aa,1Baに挿入したセラミック製リング2aの内径に貫通固定しているもので、実施例では円板状のフランジ部2baの中心に軸部2bbを突設させて、該軸部2bbの先端辺に螺設したネジと螺合するナット2bcで固定しているもので、片側刃体1Aと他側刃体1Bとの間に平ワッシャ2bd,2bdを介装しているものであるが、固定用軸2bの構造は他にも考慮され、セラミック製リング2aの内径に貫通固定されるものなら構わないものである。

    そして、次実施例では片側刃体1Aと他側刃体1BとをTi合金に代えて、ビッカース硬度1,000以上のセラミック焼結体で形成したもので、他は実施例と同様なので省略するものである。

    更には、セラミック製リング2aにCuOを含有させたもので、CuOは周知のように抗菌性能を有するものであり、つまり、不潔になりがちの回動支点部2の抗菌性を図ったものである。

    つまり、炭素鋼による従来の鋏の刃体の硬度はその製造条件によるが、一般的にビッカース硬度ではビッカース硬度800以下であり、一方、従来使用されて来た固定用軸はビッカース硬度500以下であるが、本発明のセラミック製リング2aに用いられるジルコニアセラミックの場合はビッカース硬度1,200以上、アルミナセラミックの場合では、ビッカース硬度1,600以上と、いずれも従来の刃体硬度を大幅に上回るため、前記回動支点部2での片側刃体1Aと他側刃体1Bとの内周壁との摺動磨耗が惹起されないものである。

    更に、本発明の片側刃体1Aと他側刃体1Bとに使用される不錆性のTi合金の硬度は前記炭素鋼と略同じく、ビッカース硬度800以下であり、セラミック製リング2aを磨耗させないものである。

    一方、セラミック製リング2aは主としてサブミクロン粒子の焼結結合組織で、その焼結結合後の表面は平滑であり、金属表面との摺動磨耗を惹起しない、所謂、焼付等を起こすこともなく、耐腐食性効果によって超長期に亘って精度を保持することを可能とするもので、更に、セラミック製リング2aを使用することは、その中央を貫通する固定用軸2bよりも当然大径化されるため、剪断作用応力の負荷能力が大径化により分散されると共に、貫通穴1Aa,1Baとセラミック製リング2aとによる大径化による磨耗の減少が得られるものである。

    また、固定用軸2bはセラミック製リング2aの両端面を締付けるのみで、片側刃体1Aと他側刃体1Bとのギャップ、クリアランスに全く影響を及ぼさないため、セラミック製リング2aの両端面に対して完全締付され、従来鋏のようにネジ締付位置の調整に悩まず、故に弛む可能性が無く、鋏1の剪断能力保持に有用ものであり、加えて、セラミック製リング2aの抗菌性保持は食品材切断時に有効なものである。

    本発明の不錆刃体鋏の回動支点部に使用されるセラミック製リングは当然ながら刃体の金属や固定用軸に比し遥かに高硬度であると共に、不錆性であり、また、刃体を不錆材料のTi合金材、又は、ステンレス鋼で構成されており、鋏の全てが不錆材の材料であり、リングの高硬度化と共に、鋏の寿命長化に大きく寄与し得るもので、更に、CuOの含有による抗菌性のセラミック製リングの採用は雑菌等の汚染の可能性を排除し、衛生機能の向上に寄与する不錆刃体鋏を提供するものである。

    図1は本発明の不錆刃体鋏の実施例の平面図である。

    図2は本発明の不錆刃体鋏の実施例の要部断面説明図である。

    図3は本発明の不錆刃体鋏の実施例のセラミック製リングの平面図である。

    符号の説明

    1 鋏 1A 片側刃体 1Aa 貫通穴 1Ab 刃部 1Ac ハンドル部 1B 他側刃体 1Ba 貫通穴 1Bb 刃部 1Bc ハンドル部 2 回動固定部 2a セラミック製リング 2b 固定用軸 2ba フランジ部 2bb 軸部 2bc ナット 2bd 平ワッシャ

    QQ群二维码
    意见反馈