保護手段を備えた刃物及びはさみ

申请号 JP2015539504 申请日 2013-10-25 公开(公告)号 JP5960924B2 公开(公告)日 2016-08-02
申请人 ホン ギヨン; HONG,Ki Young; 发明人 ホン ギヨン;
摘要
权利要求

取っ手部、前記取っ手部に結合して一側に延長される本体部及び前記本体部の下側に形成されて切る機能を行う本体刃部を備える刃物であって、 前記本体部の先端部側で上側に離隔形成される突出部と、 前記本体部と前記突出部の離隔した空間に形成される挿入部と、 前記挿入部の底部に形成されて切断対象物を切断する上側刃部と、を含み、 前記突出部は、前記本体部よりも前後方にさらに広い形状からなり、切断対象物の表面に密着されて前記上側刃部による切断動作時に進行をガイドすることを特徴とする、保護手段を備えた刃物。前記挿入部は、他側に行くほど上下幅が狭くなる楔形状からなることを特徴とする、請求項1に記載の保護手段を備えた刃物。前記挿入部は、前記突出部の底部に下側刃部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の保護手段を備えた刃物。前記突出部は、本体部の切断対象物からの離脱時本体部の先端部よりも先に接触して身体または物を保護することを特徴とする、請求項1に記載の保護手段を備えた刃物。前記上側刃部が形成される本体部の先端部側を前記突出部よりも前方または後方に突出させる段差部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の保護手段を備えた刃物。前記突出部は、側断面上下方に凸する形状からなり、前記本体部が対象物から傾斜するように配置されると対象物の表面に接触する底部の位置が可変して接触して前記上側刃部の切断動作をガイドすることを特徴とする、請求項1に記載の保護手段を備えた刃物。第1本体部、第2本体部、及び前記第1本体部と第2本体部を連結するヒンジ部を含み、前記第1本体部と第2本体部が、前記ヒンジ部を中心に回動して互いに隣接しながら切断対象物を切断するはさみであり、 前記第1本体部の先端部側で上側に離隔して一側に突出する突出部と、 前記第1本体部の先端部側と前記突出部との間に形成される挿入部と、 前記挿入部の底部に形成されて切断対象物を切断する上側刃部と、を含み、 前記突出部は、前記第1本体部よりも前後方にさらに広い形状からなり、切断対象物の表面に密着されて前記上側刃部による切断動作時に進行をガイドすることを特徴とする、保護手段を備えたはさみ。

说明书全文

本発明は、刃物及びはさみに関し、より具体的には保護手段を備えてユーザーの思わぬ事故を防止することができ、美観的に安心感を与える保護手段を備えた刃物及びはさみに関する。

一般に、個人用及び携帯用の切断装置として刃物とはさみが広く用いられている。

刃物は、本体の上段部と下段部に両刃が形成された方式と、下段部にだけ刃が形成される方式が多様に用いられるが、一般に用いられる包丁のような場合、下段部にだけ刃が形成される刀形状となっている。このような包丁は、台所で食べ物を調理するために、野菜、肉類、魚などを切断したり、または、唐辛子、ニンニクなどの各種薬味類をみじん切りするなど各種食材料を加工する道具として用いられる。

具体的に、刃物の本体の下段部に形成される断面が楔形状になった刃は、直線型や弧形など多様な形態になるが、対象物を切断する時には、取っ手を把持した状態で下方に所定の圧を加えると、対象物は刃を加圧する力に比例して切断される。

はさみは、二つの本体が互いにヒンジによって連結されている切断装置であり、刃部が互いに向かい合うが、二つの取っ手を前記ヒンジを中心に離隔したり隣接させることによって、一対の刃部が互いに密着しながらその間で所定の物体を切断する方式で作動する。前記はさみの一つの本体は、概略前記の刃の概念と類似する形状で形成される。

具体的に、このような刃物やはさみの本体は、長さ方向の端部側に行くほど断面が小さい形状で形成される、即ち、先端部で尖っている形状で形成される。

しかし、このような刃物やはさみは、日常生活でも、食堂及び事務室などの場所によく置かれて用いられるもので、尖っている形状から安全事故が多発する。また、このような安全の憂慮によって使用上に不安感を招いたりもする。

一方、台所用包丁の場合は、方向を反転して使う必要性が提起される。具体的には、例えば、海産物や果物などの皮がある物を手入れする時、ユーザーは刃が形成された部位を上側に向かうように反転して先端部の尖っている部分を所定の部位に挿入した状態で皮を除去するが、このような作動状況でユーザーは一般に前方及び上方に圧力を加える。

ところで、手入れや切断が必要な部位毎に切断に必要な圧力が異なると刃が物から離脱して思わぬ安全事故が多発する。このような事故は刃が上側に向かった状態で反転して用いられるので、力が均等に作用され難くて、刃が直接人に向かう可能性が高いため起こる。

前記のように、既存の刃物やはさみのような個人用、携帯用切断装置は、構造が単純で生産が容易で携帯が手軽なメリットはあるが、使用状態により安全事故発生の危険が高い問題があって、これに対し安全装置を付加するためには構造が過度に複雑になったり生産費用が増加して現実的に適用が難しい問題があった。

本発明は、前記問題を解決するために案出されたもので、構造的には単純かつ、安全事故の危険と美観的な不安感を最小化できる保護手段を備える刃物及びはさみを提供することに発明の目的がある。

また、本発明は、使用時保護の機能及び正確な位置にガイドできる機能を同時に行うことができる保護手段を備える刃物及びはさみを提供することに他の目的がある。

本発明に係る保護手段を備えた刃物は、取っ手部、前記取っ手部に結合して一側に延びる本体部及び前記本体部の下側に形成されて切る機能を行う本体刃部を備える刃物であり、前記本体部の先端部側で上側に離隔形成される突出部と、前記本体部と前記突出部の離隔した空間に形成される挿入部と、前記挿入部の底部に形成される上側刃部と、を含み、前記上側刃部は、挿入部に挿入された切断対象物を切断し、前記突出部は、本体部の切断対象物からの離脱時本体部の先端部より先に接触して身体または物を保護する保護手段を備えた刃物を提供する。

前記挿入部は、他側に行くほど上下幅が狭くなる楔形状で形成されてもよい。従って、薄いフィルムや皮の除去が効率よく行われる。

また、前記挿入部は、他側に内側刃部をさらに備えてもよい。従って、切断動作が円滑に実行される。

また、前記挿入部は、前記突出部の底部に下側刃部をさらに備えてもよい。従って、挿入部に対象物を挿入した状態で下方切断及び上側切断の動作を効果的に行うことができる。

前記突出部は、前記本体部よりも前後方にさらに広い形状で形成され、対象物の表面に密着して前記上側刃部による切断動作時に前方への進行をガイドすることができる。従って、動作の正確性が向上して安全事故の危険が最小化されるメリットがある。

また、前記上側刃部が形成される本体部の先端部側を前記突出部よりも前方または後方に突出させる段差部をさらに含んでもよい。従って、刃物を対象物に対して傾斜するように用いる場合にも切断の効率性が向上する。

前記突出部が、側断面が下方に凸形状からなり前記本体部が対象物から傾斜するように配置されると、対象物の表面に接触する底部の位置が可変して接触して前記上側刃部の切断動作をガイドすることができる。従って、ユーザーが把持する形に応じて対応可能であるため、正確な切断が行われる。

一方、本発明は、第1本体部、第2本体部、及び前記第1本体部と第2本体部とを連結するヒンジ部を含み、前記第1本体部と第2本体部が前記ヒンジ部を中心に回動して互いに隣接しながら切断対象物を切断するはさみであり、前記第1本体部の先端部側で上側に離隔して一側に突出する突出部と、前記第1本体部の先端部側と前記突出部との間に形成される挿入部と、前記挿入部の底部に形成されて対象物を切断する上側刃部と、を含み、前記上側刃部は、挿入部に挿入された切断対象物を切断し、前記突出部は、第1本体部の切断対象物からの離脱時に第1本体部または第2本体部の先端部よりも先に接触して身体または物を保護する保護手段を備えたはさみを提供する。

本発明の概念による保護手段を備えた刃物及びはさみは、基本的に突出部と、挿入部と、前記挿入部の底部に形成される上側刃部によって反転の使用必要性を無くして、細かい対象物の皮やフィルムなどの表面除去のような動作を一度に行うことができるため、使用上の正確性と便利性が顕著に向上する効果がある。

また、尖っている部位が一側端部に直接的に露出して配置されないため、視覚的な違和感がなく安全性が向上する効果がある。

本発明に係る保護手段を備えた刃物を示した図面である。

本発明の保護手段を備えた刃物の先端部の側面から見た多様な実施形態を示した図面である。

本発明の保護手段を備えた刃物の先端部の正面から見た多様な実施形態を示した図面である。

本発明の他の実施形態に係る保護手段を備えた刃物の先端部を示した図面である。

本発明の保護手段を備えた刃物の使用状態を示す図面である。

本発明の概念による保護手段を備えたはさみを示した斜視図である。

以下、添付図面を参照して本発明に係る保護手段を備えた刃物及びはさみをより詳細に説明する。

図1は、本発明の概念による保護手段を備えた刃物を示した図面である。

刃物100は、基本的に把持可能になるように所定の直径を持つ取っ手部110と、取っ手部110の端部側には下側に本体刃部121を備えた本体部120が結合して形成される。

本発明の概念では、下側にだけ刃が形成される刀形状で形成された刃物を挙げて説明するが、上側にも共に刃が形成される剣形状が排除されると理解されてはいけない。ここで、図1の図示状態を基準に、本体部120の先端部側を一側と定義して取っ手部110と結合する部位を他側と定義する。

前記刃物100は、先端部側から刺す作動が可能になるように本体部120の一側に行くほど断面が小さくなる形状からなるのが一般的である。これによって、安全事故の危険が発生することは従来技術で説明した通りである。特に、先端部が尖っている形状からなるので、本体刃部121を上側に反転して使用時に、安全事故の発生可能性がより高まるが、本発明の概念では、このような問題点を防止するための保護手段を備えた刃物を提示する。

本発明は基本的に、本体部120の上側で一側に突出する突出部130と、前記突出部130と本体刃部121の一端部側との間に形成されて物体の挿入が可能な挿入部132と、前記挿入部132を形成する本体刃部121の上側に形成される上側刃部131と、からなる。

前記本体部120は、一般にステンレスのような腐食防止機能を備える金属材質で形成されてもよく、合成樹脂材で形成されてもよいが、必ずしもこれに限定されるのではない。

また、前記取っ手部110は、把持が可能な厚さからなり、図1では、概略中心側が凸である円柱形状で形成される例が図示されているが、このような形状及び材質は選択的になってもよい。

前記突出部130と本体部120は、別途の部材が互いに結合する方式で形成されてもよいが、生産性を考慮して一体で形成されるのが好ましい。より好ましくは前記突出部130と本体部120は、鋳造物または射出物からなる。

前記のように本体部120の下側には、本体刃部121が形成されるが、側面から見ると、前記本体刃部121は、下側に行くほど断面が狭くなる楔形状で形成され、取っ手部110を把持したユーザーが加圧する力を狭い面積を介して対象物に伝達することによって切断したりみじん切りする機能をする。

前記本体刃部121は、本体部120の先端部側まで延長形成されてもよく、先端部の形状は前記のように突き動作ができるように尖っている形状からなることは前述したとおりである。

突出部130は、前記上側刃部131から上側に所定の空間を置いて離隔するが、前記本体部120から前方に突出した形状からなる。

このような突出部130は、図1では概略正面上長方形で形成される例が図示されているが、このような形状は選択的になってもよい。突出部130と関連した具体的な実施形態は、図2及び図3と関連して後述する。

前記突出部130は、本体刃部121が形成される本体部120の先端部側よりもさらに一側に突出するのが好ましい。従来技術で説明したように、本体刃部121の先端部側が尖っている形状からなるので、安全事故の可能性があって、これにより、前記本体刃部121が形成される本体部120の先端部側で上側に離隔して前方に突出する突出部130を備える場合、物や身体に突出部130が先に接触するので、安全事故の危険は顕著に減少するメリットがある。

前記突出部130と本体部120の先端部は、一体形成されてもよいが、その間に離隔空間である挿入部132が形成されてもよい。前記挿入部132は、手入れの対象物の所定部位が挿入できる空間を形成し、後述のように反転使用の必要性がある場合に、突出部130がガイドとして機能することもできる。

前記挿入部132が形成される本体部120の先端部の上側には、上側刃部131がさらに形成されるが、前記上側刃部131は、本体刃部121に対向形成される楔形状からなり、独立的に切断機能を行うことができる。

刀形状で形成される包丁や文具用カッタの場合、本体刃部121を上側に位置して反転して使う必要性があって、この場合、安全事故の危険性があることが前述したとおりである。本発明の概念のように、挿入部132の底部に形成される、即ち、本体部120の先端部側の上側に形成される上側刃部131は、このような反転使用の便宜性を顕著に増大させるメリットがある。

従って、対象物の皮を除去したり薄く剥ぐ必要性がある場合、ユーザーは本体部120の先端部側を所定部位に刺した後に、上方及び前方に加圧しながら上側刃部131を介して切る動作を行うことができる。

このような概念により、使用者は、本体刃部121を上側に配置しなくてもよいので、うっかりして刃が対象物からずれる場合にも本体部120の上側または突出部130が人に先に接触して安全事故の危険が減る。

図2は、このような刃物の先端部側の多様な実施形態を図示した図面である。

図2のaは、図1の実施形態の先端部側の拡大図であり、前記突出部130は、概略長方形状からなる。前記突出部130の端部側は、前記本体刃部121が形成される本体部120の先端部側よりも少なくとも同じかさらに突出してもよい。

また、前記挿入部132の形状は他側に行くほど断面が小さくなる形状からなるのが好ましいが、このような概念により、前記上側刃部131による切る動作時に動作の効率性がより向上する。例えば、魚類のうろこを除去する動作において、前記上側刃部131と本体刃部121が互いに向かい合う位置が尖っている形状からなるので、所定部位で突き動作を行って、皮の一部を挿入部132に挿入して挿入部132の他側端部まで位置させると、ユーザーはこのような内側の刃を利用することによって、便利にうろこを除去することができる。

図2のbは、前記突出部130の変形例であり、突出部の端部側の隅がラウンド状で形成される。aの場合と同様に、突出部130の隅側が尖っている形状からなる場合、このような部位に人体が接触して、事故の可能性があるので、前記突出部130の隅側が曲面からなる場合、事故の可能性はより減るメリットがある。

また、前記上側刃部131が形成される部位が下方に曲率を有する曲線形状からなってもよいが、このような場合、挿入部132の開口の幅をより広くしながら切断の効果が増大するメリットがある。

図2のcは、前記突出部130と挿入部132の他の実施形態であり、前記突出部130の端部側が曲線形状からなる例が図示される。図2のb同様に、前記突出部130が概略弧形状からなる場合、使用安全性が増大して美観的にも優秀なメリットがある。

また、前記実施形態において、挿入部132が内側に行くほど断面が小さくなる楔形状からなる例が説明されたが、図2のcでは、前記挿入部132が概略四溝形状となり、他側に他の刃である内側刃部133がさらに形成されてもよい。

前記内側刃部133は、前記のように反転使用の必要性がある場合、正方向に作業する状態で上側刃部131と共に手軽で皮などの除去作業ができるようにする。ただし、前記図2のbのように上側刃部131がラウンド状の場合、挿入部132の他側まで上側刃部131が続くようになり、このような場合、前記上側刃部131と内側刃部133は、延長してなってもよい。

ただし、前記実施形態とは異なり、前記上側刃部131は、挿入部132の他側まで延長されずに、本体部120の先端部側から一部分までのみ延長形成されてもよいことは無論である。

図2のdは、前記突出部130の底部に他の刃は下側刃部134が形成される例を図示する。

反転使用の必要性がある場合にも、正方向の使用が必要な場合が生じ得る。この場合、前記図1の例の形状からなるろ、対象物の所定部位に本体刃部121と上側刃部131を交換的に使用しなければならない煩わしさがあるが、前記上側刃部131は、上方に加圧時に切る動作を行って、下側刃部134は下方に加圧時に切る動作を行うことができるようにすることによって、挿入部132で同時に二つ以上の動作を行うことができるようにする。

一方、前記下側刃部134は図2のdの実施形態はもちろん他の実施形態にも適用でき、本発明の概念は、前記突出部130、挿入部132及び本体部120の実施形態に限定されるのではないことに留意しなければならない。

図3は、本発明の保護手段を備えた刃物の先端部の側面から見た様々な実施形態を示した図面である。

図3のaは、前記図2のaの実施形態に適用可能な例であり、前記突出部130の側断面が概略直四角形状からなり、前記突出部130の一側端部と本体部120の先端部側が形成される挿入部132の開口で互いに所定間隔に離隔した例を示す。

前記上側刃部131は、内側に行くほど上昇して本体部120と突出部130が互いに会う位置まで延長できるが、図2のa同様に内側刃部133がさらに形成できることはもちろん、前記下側刃部134は、後述する本発明の様々な実施形態に全部適用できる。

図3のbでは、前記突出部130の底部が側面上曲面形状の例を図示する。前記のように上側刃部131は、所定の薄い皮を手入れするのに有用に用いられるが、前記突出部130の底部は、対象物の皮の表面においてガイドの役割を果すことができる。

即ち、挿入部132に物の所定部位を挿入して、前方及び/または上方に加圧しながら切る動作を行う場合、順次皮が左右に切断されて分離しながら行われるが、前記突出部130の底部の一部または全部が対象物の表面に密着しながら上側刃部131の進行をガイドすることができる。

前記のように刀形状の刃物を反転して使用時に支持部位を形成し難いため、事故の危険はより高くなるが、前記突出部130がガイドの役割を果しながら対象物の所定部位を支持するため、一種のテコの原理を利用して切る動作が可能で、これにより正確でかつ安全な機能の実行が可能なメリットがある。

以下、説明される実施形態は、このようなガイドの機能をより明確に行うことができる変形例を示す。

図3のcは、前記突出部130が本体部120よりも前後方にさらに突出する例を示する。ここで、両側及び前後方の定義は、図1の配置状態を基準とする。ここで、前記突出部130は、側断面の形状が概略長方形状からなるが、横にさらに長い形状からなる。

前記突出部130は、底面が本体部120の幅よりもさらに広く形成され、突出部130の底面が対象物の表面により効果的に密着できるメリットがある。

図3のdは、前記突出部130が前後方にさらに広く形成されるが、底面が下側に凸する曲面形状からなる。従って、緩やかな曲面形状を有しながら物体表面の損傷を最小化しながら切断が可能なメリットがある。

ここで、前記突出部130の底面が下方に凸する例だけを説明したが、凹形状からなってもよく、前記突出部130の底面が両側に沿って下方に凸するか凹む曲面形状からなってもよい。

図3のeは、前記突出部130の側断面が概略円形〜楕円形状からなる例を示する。このような場合、刃物の傾斜した使用に応じて多様に対応することができ、多様な場合にも対象物の損傷を最小化することができる。また、美観的に優れている。

図4は、本発明の他の実施形態に係る刃物を示した斜視図である。

前記のように本体部120の先端部の上側に突出部130が形成されて、その間に挿入部132を形成して、所定の皮除去のような動作が実行されるが、通常台所や事務室で刃物の使用時に本体部120が地面または対象物から直立して用いる場合よりも前後方に傾斜するように用いる場合がより多い。このような場合、正確な切る動作が実行されない恐れがあって、本体部120自体の厚さによって、特に皮除去の効率性が落ちる可能性もある。また、突出部130によってかえって反転動作が邪魔になる恐れもあるので、これを解消するために前記本体部120の先端部側と突出部130が互いに前方または後方に段差がある形状で形成されてもよい。

具体的に、前記上側刃部131が形成される本体部120の部位が、突出部130と互いに連結される部位で前方に突出するように段差部135を備えてもよい。

前記段差部135による段差の高さは選択により多様になるが、図4の例では上側刃部131の上側端部が概略突出部130の前方側隅部位に対応するように配置された例が説明される。

また、本発明の例では、前記挿入部132が概略四角形状からなり、内側刃部133が挿入部132の他の端部側に形成されて、内側刃部133の下段部側に段差部135が形成されることが説明されるが、突出部130の直下側で段差があってもよく、必ずしも前記実施形態に限定されるのではなく、図2の様々な実施形態はもちろん本発明から自明な形状に全部適用できることに留意しなければならない。このような概念により、ユーザーは対象物に前方に傾けて用いる時より容易に作業が可能である。

図5は、前記の本発明の概念による保護手段を備えた刃物の使用状態を示した図面である。

作動過程を説明すると、ユーザーが反転使用の必要性がある時に、上側刃部131を用いることができる。具体的に、対象物が魚類のような皮持ちで薄い皮を連続的に切断する必要性がある場合に、ユーザーは本体部120の先端部側を対象物の所定部位に刺すが、皮部位を切断しながら挿入部132を介して挿入できるようにする。

この過程で、刃物100の取っ手部110を把持した状態で、ユーザーが前方側に力を加えることになって、突出部130の所定部位が対象物を支持しながら上側刃部131が切る動作を行う。

このように前記突出部130、挿入部132及び上側刃部131によって中間に途切れることなく正確でかつ効率的に皮の除去が可能になるが、このような概念により安全事故の可能性が顕著に減るようになる。

一方、本発明の突出部130と挿入部132及び上側刃部131を適用する概念は、刃物だけでなく刀形状を持った様々な切断装置にも適用できる。

図6は、本発明の概念による保護手段を備えたはさみを示した斜視図である。

はさみは、二つの部材である第1本体部220と第2本体部250が互いにテコ運動をしながらその間に介在する物体を切る役割を果す。

前記第1本体部220と第2本体部250は各々、取っ手部210によって把持されて、前記取っ手部210の隣接または離隔動作に応じてヒンジ部211を中心に第1本体部220と第2本体部250が互いに隣接するか離隔しながら接触する隅で切断動作を行う。

前記第1本体部220または第2本体部250は必ずしも向かい合う隅部位が刃の形状からなる必要はないが、第1本体部220の下段部隅と第2本体部250の上段部隅が合う部位でだけ尖っている隅が形成されれば十分である。ただし、切る動作の効率性のためには、少なくとも一つの本体部の隅部位は刃のように側断面が楔形状からなるのが好ましい。

前記刃物の概念と同様に、はさみ200の場合、所定部位に挿入されて用いられる必要性があり、第1本体部220及び/または第2本体部250は、一側端部に行くほど尖っている形状からなる。

従って、安全事故が発生する恐れがあって、前記第1本体刃部221が形成される第1本体部220の先端部側では、上側に離隔して前方に突出する突出部230が備えられ、前記突出部230と本体部120の先端部側との間には挿入部232が形成されてもよい。

前記突出部230及び挿入部232の形状は、前記した刃物の実施形態と重複する説明は省略する。

前記突出部230の一側に突出する長さは、少なくとも前記上側刃部131が形成される第1本体部220の先端部よりさらに長く形成され、好ましくは前記第1本体部220と第2本体部250が互いに隣接して正面上重なった状態で前記突出部230は、前記第1本体部220の先端部と第2本体部250の先端部よりもさらに突出するように形成されてもよい。また、前記突出部230、挿入部232及び上側刃部231は、第2本体部250に適用できることは無論である。

また、前記のように本発明の概念による刃物100及びはさみ200は、前記突出部130、230が保護手段及びガイドとして機能できるので、前記本体部120、220よりも軟性の材質で形成されてもよく、軟性の材質が一部分に結合して形成されてもよい。

前記のようなはさみの形状によって、封筒の封切りや所定表紙の除去のような細かい動作がさらに便利に実行されながらも安全上のメリットが増大するメリットがある。

また、前記の実施形態が適用される切断装置は基本的に突出部と、挿入部と、前記挿入部の底部に形成される上側刃部によって反転使用必要性を無くして、細かい対象物の皮やフィルムなどの表面除去の動作を一度に行うことができるようにするので、使用上の正確性と便利性が顕著に向上するメリットがある。

また、尖っている部位が一側端部に直接的に露出して配置されないため、視覚的な違和感を作らず安全性が向上するメリットがある。

以上、本発明は、実施形態及び添付図面に基づいて詳細に説明された。しかし、以上の実施形態及び図面によって本発明の範囲が制限されることなく、本発明の範囲は、後述した特許請求範囲に記載された内容によってのみ制限される。

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