Practical pocket knife

申请号 JP29374788 申请日 1988-11-22 公开(公告)号 JP2661729B2 公开(公告)日 1997-10-08
申请人 グレッサー ルイス; 发明人 RUISU GURETSUSAA;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】対向した一対の細長い側部を有し、前記側部をスペーサによって隔て、片側に開口する空所を形成したボデーと、このボデーの先端部に枢着して前記空所に格納する位置とボデーの延長方向に開く位置との間で作動する刀身とを備え、この刀身の基部に前記ボデーから外側方に突出する拡大部を設け、この拡大部に開口またはくぼみを形成し、前記ボデーの先端部からボデーの延長方向に突出するシャックルを前記側部の片方に設け、前記シャックルの周縁部を刀身の拡大部と一致する形状とし、かつ刀身が開いた位置、前記拡大部の背面とシャックルの背面とが重なって並ぶようにしたことを特徴とする実用ポケットナイフ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 本発明は、実用的なポケットナイフに関するものである。

    本発明の一実施例につき、第1図,第2図を参照して説明する。

    一実施例の実用ポケットナイフ10は、ボデー即ちハウジング11を有し、ボデー11は、刀身12を第2図に示す閉じ位置から第1図に示す開き位置まで開いた時、ポケットナイフの柄となるようにしてある。 刀身12は、その閉じ位置では、ボデー11に設けた一対の細長い側部13,14
    の間の空所内に格納される。 側部13,14はスペーサ15によって隔てられており、スペーサ15は側部13,14に一体に形成した突出部である。 前記側部13,14は、複数のリベットやファスナ16等によってスペーサ15を介して相互に保持されている。 また、側部13,14は半円形のカットアウト部17を有し、これらのカットアウト部17は互いに同軸に対向して錠止機構即ち保持機構18の一部を露出させている。 前記錠止機構18は刀身12を開き位置即ち作動位置に保持するのに用いる。 そして、カットアウト部17
    がオーバーサイズとなっていて、刀身12を第2図に示す格納位置へ回動させて刀身12を閉じる錠止機構18の解放時に、カットアウト部17に手袋をした指を入れることができるようになっている。

    第2図に示すように、刀身12は基部がピボットピン23
    によってボデー11の先端部に枢着してある。 板ばね24
    は、一端が対応するスロット内にしまりばめで嵌合することによって側部13,14のスペーサ15に取り付けて、空所内に外向きに片持ちにしてあり、板ばね24の他端は錠止機構18の下面を押圧している。 また、板ばね24は横断面がほぼ円弧状であり、錠止機構18のためのレバーの下面に対して片寄せを与えており、ラッチ25の反対端を押圧して刀身12の基部にある平坦面26と係合させる。 こうして、刀身12は板ばね24の片寄せ力によって閉じ位置に弾力的に保持され、ボデー11の空所に格納されている。 そして、第2図の閉じ位置から第1図の開き位置まで刀身12を作動させたい時には、刀身12を板ばね24の片寄せ力に抗して回動させる。 この時、錠止機構18のラッチ25は破線位置をとる。 刀身12が前方に開いた作動位置に延びた時、刀身12の基端のカム面27が錠止機構18のラッチ25を、対応したノッチ28内に落下させる。 板ばね24
    の片寄せ力は、錠止機構18のレバーを押圧して、その中心部に設けたピボット30のまわりに回転させ、ラッチ25
    がノッチ28内に保持される。 刀身12がボデー11の延長方向の作動位置にある時、刀身12の切断刃32が露出して使用し得る。 切断刃32は、細長くなっており、刀身12のほぼ全長にわたってその基部近くまで延び、刀身12の切断刃32と反対側縁部には、スロット状または溝状の針金カッタ31を備えている。 針金カッタ31の底部29は鋭くしてあり、針金、コード等を切断する切断刃としてある。

    また、刀身12の基部の切断刃32と反対側に拡大部33を設け、この拡大部33に丸孔の開口またはくぼみ34が設けてある。 そして、開口またはくぼみ34付きの拡大部33
    は、使用者が片方の手の指を使って片身12をその閉じ位置から開くときに有用である。 好ましくは、一方の手の親指を開口またはくぼみ34に係合させると共に、スペーサ15付近のナイフの背面にその手の手掌を当てがい、親指によって外方に押圧することによって、刀身12が板ばね24の片寄せ力に抗して動いて開き、板ばね24の抵抗が克服されると、刀身12はボデー11の延長方向の作動位置まで容易に動かされ、最終的にラッチ25がノッチ28に入り込むことによって止まる。

    第1図,第2図に示すように、ボデー11の側部13,14
    に細長いスロットまたは開口40を備えている。 オーバーサイズの半円形のカットアウト部17およびスロットまたは開口40はナイフが濡れたときに排手段として役立つ。 また、スロットまたは開口40、前記カットアウト部
    17はボデー11の内部を乾燥させて、酸化、さび、水分の蓄積をなくしたりあるいはかなり減らしたりする通気口としても役立つ。

    第1実施例の主要な特徴は、スナップシャックル41を設けたことにある。 このシャックル41は、ボデー11の一方の側方14の背面側部の基部、即ちボデー11の刀身12を枢着した基端部から片持ち式にボデー11の延長方向外側方向に突出する輪状部42を包み、この輪状部42がフックを構成し、ばねのような弾性部材43との組合わせで開口部を閉じている。 弾性部材43の一端部はシャックル41のフック端に形成したフランジ状肩部49と係合し、シャックル41の内部を閉ざしている。 そして、シャックル41は使用者のベルト、ベルトループあるいは使用者の衣服または機器に設けた任意の適当なアイレットに引っ掛けて使用できる。 また、シャックル41の周縁部には傾斜しあるいはやや湾曲した背面44を形成し、この背面44は刀身
    12に設けた拡大部33の背面45の形状と一致している。

    したがって、第1図に示すように、ナイフ12をボデー
    11の先端部からボデー11の延長方向突出するように開いたとき、刀身12の背面45の輪郭がシャックル41の傾斜しまたは湾曲した背面44に重なって並ぶように一致する。
    これにより、圧力が刀身12に加えられる時に、使用者の親指を刀身12の背面45に当てがって付加的な支えとして、圧力を刀身12に加えることができ、また、使用者はその手でポケットナイフを従来のナイフより先端側で容易に把持でき、前記背面44,45を協働して押圧することができて好ましい。 そして、シャックル41は、刀身12の切断刃32を使用したり、針金カッタ31を使用したりするときに邪魔にならない。 更に、片手開き用の開口またはくぼみ34は、第1図に示すように、シャックル41の開口部に対してほぼ同軸に配置してある。

    所望に応じて、ボデー11の末端部に設けた開口あるいは孔46と組合わせて締め綱その他の取り付け手段を用いてもよい。 開口46と締め綱を用いた場合には、シャックル41の他に使用者側の器具または使用者の身体からナイフを支持する他の支持手段、保持手段または取り付け手段を用いることができる。

    第4図に示すように、ボデー11のたとえば側部14のかなりの面積を表示目的に使用できる。 即ち、図示の一実施例では、矢印47で示すスケールが設けてあり、これは測定を行うときに有用である。 なお、他の用途として、
    使用者のたずさわる活動的なスポーツにとって適した他のしるし、英数字等を表示領域に設けてもよい。

    更に、第5図に示すように、刀身12が開いた作動位置にあるとき、シャックル41が刀身12に隣接して位置する。 この場合に、相互になんらの干渉もなく、板ばね等の弾性部材43は、ボデー11の側部14にリベット止めあるいはねじ止めしたプレート48によって所定位置に保持される。 プレート48はピボットピン23を所定位置に保持するのにも使用できる。 プレート48を取り外せば、修理や保守、そして、弾性部材43およびピボットピン23の交換ができる。

    本発明の別の実施例は、第6図に示すように、実用ポケットナイフのボデー即ちハウジング50には、てこ棒51
    が側部の末端部に形成してあり、てこ棒51と反対側の先端部にはスナップシャックル52が設けてある。 このポケットナイフは、先の実施例のものと同様の刀身53を有している。 したがって、ボデー即ちハウジング50と一体に形成されたてこ棒51等がボデー50の端部で作動する工具または器具となり、反対側の先端部には、スナップシャックル52を備え、刀身がボデー50に回動自在に連結してある。

    以上説明したように、請求項1の発明の実用ポケットナイフは、ボデーの側部の一方からボデーの延長方向に突出するシャックルを形成したので、このシャックルによって、使用者のポケットの外側に準備状態でポケットナイフを支えることを可能とし、ポケットナイフを使用者の衣服に支えることも、他の器具に支えることも可能とする。 また、刀身の基部にボデーから外側方に突出する拡大部を設け、この拡大部に開口またはくぼみを設けたので、開口またはくぼみに使用者が手を掛け、シャックルを使用者が片手の指で操作でき、刀身を片手で格納位置から作動位置へ開くこともできる。

    更に、シャックルの周縁部を刀身の拡大部と一致する形状とし、かつ刀身が開いた位置で、前記拡大部の背面とシャックルの背面とが重なって並ぶようにしたので、
    使用者の親指を拡大部の背面に当てて付加的な支えとし、圧力を刀身に加えることができ、使用者がポケットナイフを従来のものより先端側で把持して、拡大部の背面およびシャックルの背面の両方を押圧することができる。

    以上、本発明の特定の実施例を図示し、説明してきたが、発明から逸脱することなくより広い概念で変更、修正をなし得ることは当業者には明らかであり、特許請求の範囲には前記実施例の精神、範囲内に入るような変更、修正をすべて含めることができる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明の一実施例による実用ポケットナイフの側面図であり、刀身を開いた位置すなわち作動位置で示す図である。 第2図は第1図に示す実用ポケットナイフの縦断面図である。 第3図は第2図の3−3矢視方向に見た実用ポケットナイフの横断面図である。 第4図は第2図に示す側と反対の側の実用ポケットナイフの側面図である。 第5図は第1〜4図に示す実用ポケットナイフの頂面図である。 第6図は本発明による実用ポケットナイフの別の実施例の側面図である。 図面において、10……ナイフ、11……ボデー、12……刀身、13,14……側部、15……スペーサ、17……カットアウト部、18……錠止機構、23……ピボットピン、24……
    板ばね、27……カム面、30……中央ピボット、31……針金カッタ、32……切断刃、33……拡大部、34……開口またはくぼみ、41……シャックル、42……輪状部、43……
    弾性部材、48……プレート、50……ボデー、51……てこ棒、52……スナップシャックル、53……刀身。

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