Combinational hand tool

申请号 JP18724196 申请日 1996-07-17 公开(公告)号 JPH09155077A 公开(公告)日 1997-06-17
申请人 Flexible Technol Inc; フレクサブル・テクノロジーズ・インコーポレーテッド.; 发明人 HAMLIN MICHAEL R;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a combinational hand tool capable of being easily manufactured at a low cost and safely, conveniently and quickly attaching and detaching the blade of a knife kind. SOLUTION: A first member 12 and a second member 14 pivotally movably attached and respectively provided with grip parts are provided and the first and second members 12 and 14 are turned so as to bring the grip parts closer to each other. Further, blade holding means 32 and 38 pivotally movably attached to the first member 12 are provided, and a knife blade 36 held in an inside of the blade holding means 32 and 38 can be quickly exchanged. Further, a cutting means is provided and the cutting means has a cutting tool 50 detachably attached to the first member 12 and provided with a cutting edge 52 and a cutting surface 14a opposing the cutting edge 52 provided on the second member 14. The cutting edge 52 and the cutting surface 14a can be moved closer or away to/from each other by relative turning between the first and second members 12 and 14.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 組み合わせ手持ち工具であって、 (a)枢動可能に取り付けられた第1部材および第2部材にして、それぞれがグリップ部分を有しており、これらのグリップ部分が互いに近接するよう前記第1部材および前記第2部材を回動させたときにこれらグリップ部分が手持ちグリップを形成するようになされている、第1部材および第2部材と、 (b)前記第1部材に枢動可能に取り付けられた刃保持手段にして、該刃保持手段内に保持されたナイフ刃を迅速に交換可能となされている刃保持手段と、 (c)前記第1部材に取り外し可能に取り付けられた、
    切断エッジを有する切断工具と、前記第2部材に設けられて前記切断エッジと対向する切断面と、を有する切断手段にして、前記切断エッジおよび前記切断面が、前記第1部材および前記第2部材間の相対回動により、互いに近接および離反移動可能であり、それによって使用者が比較的大きな切断力を発生させることができるようになされている、切断手段と、 を備えている組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項2】 請求項1記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記第1部材が、 (a)互いに平行な二つの平坦面を有する第1の側板と、 (b)互いに平行な二つの平坦面を有する第2の側板にして、前記第1の側板とほぼ同一であり、該第1の側板に対して間隔をあけ且つ平行になるように該第1の側板の横に位置付けられている第2の側板と、 (c)前記第1の側板と前記第2の側板とを機械的に連結するための連結手段と、を備えている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項3】 請求項2記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記刃保持手段が、 (a)互いに平行な二つの平坦面と、該平行な二つの平坦面間に延びる連続エッジとを有する第1の板と、 (b)第1の平坦面と、該第1の平坦面と平行な平坦面にして前記ナイフ刃を受け入れるための凹所を備えている第2の平坦面と、該第1の平坦面および該第2の平坦面間に延びる連続エッジとを有する第2の板と、を備えており、 前記第1の板および前記第2の板が、互いに同様の輪郭形状をして互いに枢動可能に連結されるととともに、前記第1部材の、前記グリップ部分からは遠い方の端部にも枢動可能に連結されている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項4】 請求項3記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記刃保持手段の前記第1の板および前記第2の板が、
    互いに重なり合う位置関係をとることができ、それによって、該第1の板および第2の板間に前記ナイフ刃を保持することができ、また、前記第1の板および前記第2
    の板は、前記第2部材と係合することにより、前記第1
    部材の前記第1の側板および前記第2の側板間に、前記互いに重なり合う位置関係にて取り付け可能となされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項5】 請求項4記載の組み合わせ手持ち工具であって、 (a)前記刃保持手段の前記第1の板および前記第2の板が、互いに重なり合った状態のときに、凹状のフリーコーナーエッジを形成し、 (b)前記第2部材が、前記凹状のフリーコーナーエッジと係合する、凸状に湾曲した弧状エッジを備えており、前記凹状のフリーコーナーエッジと前記凸状に湾曲した弧状エッジとの係合により、前記第1部材の前記第1の側板と前記第2の側板との間に前記刃保持手段が維持されるようになされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項6】 請求項5記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記刃保持手段の前記凹状のフリーコーナーエッジが、
    前記第2部材の前記凸状に湾曲した弧状エッジと係合可能である、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項7】 請求項6記載の組み合わせ手持ち工具であって、 枢動可能に取り付けられた前記第1部材および前記第2
    部材が所定角度だけ回動する間にわたり、前記第2部材の前記凸状に湾曲した弧状エッジが、前記刃保持手段の前記凹状のフリーコーナーエッジと係合可能となされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項8】 請求項4記載の組み合わせ手持ち工具であって、 (a)前記刃保持手段の前記第1の板および前記第2の板が、互いに重ね合わされたときに、凸状の輪郭形状をしたフリーコーナーエッジを形成するようになされており、 (b)前記第2部材が、凹状に湾曲した弧状エッジを備えており、 前記刃保持手段が前記第1部材の前記第1の側板および前記第2の側板間から解放されるときに、前記凹状に湾曲した弧状エッジが前記凸状の輪郭形状をしたフリーコーナーエッジと係合するようになされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項9】 請求項1記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記第1部材の前記グリップ部分に、把持を容易にするための波状部分が形成されている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項10】 請求項1記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記第1部材および前記第2部材の前記グリップ部分が、ノン・スリップのプラスチックで覆われている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項11】 組み合わせ手持ち工具であって、 枢動可能に取り付けられた第1部材および第2部材にして、それぞれがグリップ部分を有しており、これらのグリップ部分が互いに近接するよう前記第1部材および前記第2部材を回動させたときにこれらグリップ部分が手持ちグリップを形成するようになされている、第1部材および第2部材と、 比較的小さな切断圧力しか要しない材料を切断するためのナイフ刃を保持するための手段と、 を備えた組み合わせ手持ち工具において、 さらに、 (a)互いに平行な二つの平坦面と、該平行な二つの平坦面間に延びる連続エッジとを有する第1の板、および、第1の平坦面と、該第1の平坦面と平行な平坦面にして前記ナイフ刃を受け入れるための凹所を備えている第2の平坦面と、該第1の平坦面と該第2の平坦面との間に延びる連続エッジとを有する第2の板と、によって形成された刃保持手段にして、前記第1の板および前記第2の板が、互いに同様の輪郭形状をして互いに枢動可能に連結されるととともに、前記第1部材の、前記グリップ部分からは遠い方の端部にも枢動可能に連結されている、刃保持手段と、 (b)使用者が比較的大きな切断力を発生させることができるよう、互いに対向する第1および第2の切断部材を備えている切断手段と、 を備えている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項12】 請求項11記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記互いに対向する第1および第2の切断部材が、それぞれ、前記第1部材に取り付けられた、鋭いエッジを有する交換可能な切断部材と、前記第2部材に設けられて前記切断部材と対向する切断面とを有しており、前記切断部材および前記切断面は、前記第1部材および前記第2部材間の相対回動により、互いに近接および離反移動可能であり、それによって使用者が比較的大きな切断力を発生させることができるようになされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項13】 請求項11記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記刃保持手段の前記第1の板および前記第2の板が、
    互いに重なり合う位置関係をとることができ、それによって、該第1の板および第2の板間に前記ナイフ刃を保持することができ、また、前記第1の板および前記第2
    の板は、前記第2部材と係合することにより、前記第1
    部材の前記第1の側板および前記第2の側板間に、前記互いに重なり合う位置関係にて取り付け可能となされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項14】 請求項11記載の組み合わせ手持ち工具であって、 (a)前記刃保持手段の前記第1の板および前記第2の板が、互いに重ね合わされたときに、凹状のフリーコーナーエッジを形成するようになされており、 (b)前記第2部材が、凸状に湾曲した弧状エッジを備えており、 前記刃保持手段が前記第1部材の前記第1の側板および前記第2の側板間に保持されるときに、前記凸状に湾曲した弧状エッジが前記凹状のフリーコーナーエッジと係合するようになされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項15】 請求項14記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記刃保持手段の前記凹状のフリーコーナーエッジが前記第2部材の前記凸状に湾曲した弧状エッジに係合するようになされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項16】 請求項14記載の組み合わせ手持ち工具であって、 枢動可能に取り付けられた前記第1部材および前記第2
    部材が所定角度だけ回動する間にわたり、前記第2部材の前記凸状に湾曲した弧状エッジが、前記刃保持手段の前記凹状のフリーコーナーエッジと係合可能となされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項17】 請求項11記載の組み合わせ手持ち工具であって、 (a)前記刃保持手段の前記第1の板および前記第2の板が、互いに重ね合わされたときに、凸状の輪郭形状をしたフリーコーナーエッジを形成するようになされており、 (b)前記第2部材が、凹状に湾曲した弧状エッジを備えており、 前記刃保持手段が前記第1部材の前記第1の側板および前記第2の側板間から解放されるときに、前記凹状に湾曲した弧状エッジが前記凸状の輪郭形状をしたフリーコーナーエッジと係合するようになされている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項18】 請求項11記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記第1部材の前記グリップ部分に、把持を容易にするための波状部分が形成されている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 【請求項19】 請求項11記載の組み合わせ手持ち工具であって、 前記第1部材および前記第2部材の前記グリップ部分が、ノン・スリップのプラスチックで覆われている、 組み合わせ手持ち工具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は可撓性のダクトおよびそれに類するものを切断するための組み合わせ手持ち工具に関する。

    【0002】

    【従来の技術】カミソリ型の刃は、様々な材料を切断するためのものとして長い間使用されてきた。 しかしながら、カミソリ型の刃は、取り扱いが難しく、危険でもある。 そこで、カミソリ型の刃を取り付けるための多くのハンドル(把手)が提案されてきた。 これらのハンドルは、使用時にカミソリ型の刃をコントロールしやすくし、また、刃を安全に把持することを可能とする。 それにもかかわらず、カミソリ型の刃をハンドルに取り付けるとき、また、ハンドルから取り外すときにおける、やりにくさというものは、依然として無視できる程度のものではなかった。 さらに、カミソリ型の刃を、ペンチやワイヤ・カッターといった他の手持ち工具と組み合わせることが望ましい場合もある。 本発明の発明者の先の米国特許第5,185,930号(名称「FLEX−DU
    CT CUTTERS」、1993年2月16日発行)
    は、かかるペンチ型の手持ち工具の一例である。 しかしながら、このような工具は、通常は、鋳造または鍛造された工具鋼で形成されており、非常に高価で加工もしにくい。 結局、このような手持ち工具のコストは比較的高いものになる。 また、ペンチ型の手持ち工具は、通常、
    特定の機能を果たすように設計されており、他の機能を果たすよう転換することはできない。 例えば、従来使用されているペンチ型の手持ち工具は、切断作用が行えるように簡単に転換するようなことはできない。 したがって、従来の手持ち工具は、使用者がいろいろな作業を安全かつ便利に行うことができるもの、としては完全に満足のゆくものではなかった。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、容易かつ安価に製造でき、いくつかの機能を備え、ナイフ類の刃を安全、便利かつ迅速に取り付けおよび取り外しすることのできる組み合わせ手持ち工具を提供することにある。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明によれば、可撓性のダクト類を切断するための組み合わせ手持ち工具であって、比較的小さな切断圧しか必要としない材料(例えば可撓性ダクトの絶縁された部分)を切断するためのユーティリティ(utility、多用途)ナイフ刃を安全、迅速かつ便利に交換することのできる刃保持機構と、比較的大きな切断力を必要とするもの(例えば可撓性ダクトの金属ワイヤ要素またはプラスチックワイヤ要素)に使用者がかかる比較的大きな切断力を発生させることができるよう切断面に対して移動可能な切断エッジを有する交換可能な切断工具とを備えた、組み合わせ手持ち工具が提供される。 本発明の望ましい実施例においては、上述した刃保持機構は、二つの互いに同様の形状をして重なり合った板を備えている。 該二つの板は、両方とも、枢動して分離することができ、これらの板の間に位置づけられる多用途ナイフ刃を交換可能とすることができる。 また、上述した、交換可能な切断工具は、該切断工具を解放可能に固定するための保持機構によって、作用位置に保持される。

    【0005】従来技術の手持ち工具の欠点は、本発明により克服される。 すなわち、本発明による組み合わせ手持ち工具は、簡単かつ安価に製造でき、使用者は該工具のいくつかの機能を利用し作業を行うことができ、しかも使用者は、安全、便利かつ迅速に多用途ナイフ刃あるいはそれに類するものを取り付けおよび取り外すことができる。

    【0006】本願発明は、出願継続中の米国特許出願第08/174,251号(名称「PLIER−TYP
    E」、1993年12月28日付でMichael
    R. Hamlinにより出願され、本願出願人に譲渡された)に開示されたものの改良である。

    【0007】したがって、本願発明の目的の一つは、上記継続中米国出願に開示された型の組み合わせ手持ち工具を改良したものを提供することである。

    【0008】本発明の別の目的は、簡単かつ安価に製造できる、改良された組み合わせ手持ち工具を提供することである。

    【0009】本発明のさらに別の目的は、使用者が種々の機能を利用することのできる、改良された組み合わせ手持ち工具を提供することである。

    【0010】本発明のさらに別の目的は、使用者が安全、迅速かつ便利にカミソリ型多用途ナイフ刃を取り付けおよび取り外しできるような、改良された組み合わせ手持ち工具を提供することである。

    【0011】本発明のこれらの目的ならびに他の目的および特徴は、以下の実施例の説明から、より詳細に理解されよう。

    【0012】

    【発明の実施の形態】図1において、組み合わせ手持ち工具10は、第1部材12および第2部材14を有している。 これら第1部材12および第2部材14は、ピン16またはロールピンのような適当な手段によって枢動可能に連結されている。 第1部材12は一対の側板18
    および20を備えている。 これらの側板18および20
    は、スペーサー部材22を介して結合されており、2つの側板18および20間に第2部材14が間隙をもって嵌まり込むようになされている。 側板18、20およびスペーサー部材22は、シートメタルで形成することができ、また、溶接、接着剤あるいは他の適当な手段によって互いに結合することができる。 所望であれば、側板18、20およびスペーサー部材22の底部エッジに、
    平方向に広がる圧力受けバーをスポット溶接し、手の力が加わる領域を広くするようにしてもよい。 ピン16
    は、互いに整合した3つの同様サイズの開口を貫通して延びている。 これらの開口の一つは、第2部材14に形成された開口28であり、別の一つは、側板20に形成された開口30であり、残りの一つは、開口28と反対側になるよう側板18に位置づけられた開口(図示せず)である。 ピン16は、溶接、接着剤または他の適当な手段により、側板18および20の一方または双方に固定することができる。 望ましくは、第1部材12には、快適に持てるように波状部分24が形成されるものとする。 この波状部分24は、前述した水平方向に広がる圧力受けバーに形成されるようにしてもよい。 波状部分24が形成された第1部材12のグリップ部分と、これに重なる第2部材14のグリップ部分との双方は、望ましくは、ノン・スリップ(non−slip)のプラスチックの層26で覆われ、スムーズで滑らないグリップ面を与えるようにしている。 このようにして、第1部材12および第2部材14を回動させ、これらの二つのグリップ部分を互いに近づけるようにして閉じたとき、
    快適にして使いやすい手持ちグリップが形成されることになる。

    【0013】第2部材14は、取り付け用の開口28の周囲に形成された一連の面14a、14b、14cおよび14dを有している。 面14aは切断面であり、望ましくはカーバイド・インサート上にろう付け(braz
    ing)により形成され、第2部材14に一体化された要素を形成するものとする。 面14bは、凸状に湾曲した、第2部材14の弧状エッジであり、刃保持サブアセンブリの小さな凹状のフリーコーナー(free co
    rner)エッジ33と係合して、該サブアセンブリが図2で見て時計方向に回動するのを防止するように設計されている。 なお、本明細書において「フリーコーナー」とは、回転軸等で拘束されておらず、むしろ該回転軸等の回りを自由に回動できるコーナー部分を言い、また、「フリーコーナーエッジ」とは、かかるコーナー部分のエッジを言う。 面14cは、多用途ナイフ刃36が交換された後、刃保持サブアセンブリの再位置設定の際に、小さな凹状のフリーコーナーエッジ33と係合する。 面14dは、第2部材14の、部分的に凹状に曲がった弧状エッジであり、後述するように刃保持サブアセンブリを解放するときに該サブアセンブリの凸状に曲がったフリーコーナーエッジ35と係合するように設計されている。 所望であれば、プラスチック層26のコーティングを形成する前に、第2部材14の頂部エッジに、
    水平方向に広がる圧力受けバーをスポット溶接し、手の圧力が加わる面積を広げるようにしてもよい。

    【0014】刃保持サブアセンブリは、互いに対向する板32および34によって形成され、多用途ナイフ刃3
    6を取り付けている。 板32は、互いに平行な両側面の双方ともにおいて平坦である。 板34は、ほとんど板3
    2と同一の形状をしているが、刃36を受け入れるための凹所38を有している点が相違する。 板32および3
    4は、互いに枢動可能なように、また、第1部材12に対して枢動可能なように連結されている。 かかる連結は、リベット40またはネジおよびナットの組み合わせのような、適当な連結手段によって行われる。 連結手段は、互いに整合する4つの開口、すなわち板32および34にそれぞれ設けられた開口42および44、ならびに側板20および18の先端にそれぞれ設けられた対向する開口46および48を貫通して延びている。 刃36
    が図5に示すように板34の凹所38内に位置付けられ、かつ、板32と板34とが回動されて互いに重なり合うようになったとき、このようにして形成された刃保持サブアセンブリは、第1部材12の方へ回動せしめられる。 すると、サブアセンブリの、凸状の輪郭形状をしたフリーコーナーエッジ35の面が、第2部材14の凹状に形状づけられた面14dに係合する。 第1部材12
    および第2部材14のグリップ部分を閉じることにより、サブアセンブリは図4、図3、図2に示す位置へと、この順番で動く。 このとき刃保持サブアセンブリの回動は反時計方向である。 最終的にサブアセンブリは作用位置に保持されることになる。 かかる保持は、第1
    に、第2部材14の凸状に湾曲した弧状エッジ14b
    が、刃保持サブアセンブリの小さな凹状のフリーコーナーエッジ33に当接すること、および、第2に、刃保持サブアセンブリの平坦なエッジ37が、切断工具50の平坦な垂直エッジ51に当接し、それによって、刃保持サブアセンブリと該サブアセンブリ内に保持された刃3
    6とが、絶縁されたダクトまたはそれに類するものを切断するのに使用される位置(図2参照)とされることにより行われる。 第1部材12および第2部材14の、プラスチックで覆われた部分により形成された手持ちグリップをつかむことにより、使用者は、容易、安全かつ快適に刃36を作用させて、比較的小さな切断圧力しか必要としない所望の切断作業を行うことができる。

    【0015】多用途ナイフ刃36をある程度の期間使用した後、これを交換したいときには、使用者は、第2部材14のハンドル部分を、図2、図3および図4の段階をこの順番で経ながら持ち上げてハンドル開き位置とし、板32および34により形成された刃保持サブアセンブリから第2部材14の係合を外す。 第2部材14を図4に示す矢印の方向へとさらに少し動かすことにより、板32および34によって形成された刃保持サブアセンブリは、カム作用により、側板18および20間から部分的に外に押しやられ、それによって、使用者は、
    鋭いフリーコーナーエッジ39の部分をつかむか、あるいは刃保持サブアセンブリを振ることによって、該サブアセンブリを完全に露出させることができる。 それから、該サブアセンブリを扇形に開き、図5に示すように、凹所38から刃36を取り外して捨てる。 凹所38
    には新しい刃を設置することができ、その後、板32および34を互いに重なり合うように一緒にし、刃保持サブアセンブリを第1部材12の方へと揺動させて戻し、
    前述したような作用位置にする。 このようにして、工具10は再び使用可能な状態になる。

    【0016】切断エッジ52が形成された切断工具50
    は、望ましくは、工具鋼で作られるものとし、止めネジまたロールピン54、56のような適当な連結手段によって側板18および20間の適所に取り付けられる。 かかる連結手段は、側板20の円形開口62、切断工具5
    0の円形開口60および側板18の円形開口(図示せず)を貫通して延びる。 これらの開口は互いに整合して同様のサイズである。 連結手段はまた、側板20の円形開口64、切断工具50の円形開口58および側板18
    の円形開口(図示せず)も貫通して延びている。 これらの開口もまた、互いに整合して同様のサイズを有している。 第1部材12および第2部材14が図2に示すように閉じた位置にあるとき、切断エッジ52もまた、第2
    部材14の切断面14aに対して閉じた位置にあり、不用意に切断エッジ52に触れるようなことが生じないようにしている。 したがって、切断面で露出しているのは刃36の切断面だけであり、組み合わせ手持ち工具10
    は安全に取り扱うことができる。

    【0017】組み合わせ手持ち工具10が、ワイヤあるいは他の工作物であって比較的大きな切断力を必要とするものを切断するのに使用されるとき、切断エッジ52
    および切断面14aは、第1部材12および第2部材1
    4のグリップ部分を開くことによって分離せしめられ、
    ワイヤ等は切断エッジ52と切断面14aとの間に位置付けることができる(図3)。 切断エッジ52と切断面14bとが分離されるとき、刃保持サブアセンブリは、
    該刃保持サブアセンブリの小さな凹状のフリーコーナーエッジ33と当接する、第2部材14の凸状に湾曲した弧状エッジ14bによって、作用位置に維持される。 使用者は、ワイヤを切断エッジ52と切断面14aとの間に導入し、第1部材12および第2部材14のグリップ部分をつかんで互いに近づけるように握り込むことにより、切断エッジ52および切断面14aを互いに近づくように移動せしめ、ワイヤに大きな切断力を加える。

    【0018】ここに開示した本発明の実施例は、本発明を限定するものではなく、他の実施例またはこれらの実施例の変形例が数多く存在することが理解されよう。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による組み合わせ手持ち工具の一実施例の分解斜視図であり、該工具のそれぞれの部品要素を、
    互いの関係が分かるように示したものである。

    【図2】図1の組み合わせ手持ち工具の第1の側面図であり、ハンドルが閉じられて、刃を使用する際のグリップを形成している状態の工具を、一部切り欠いて示している。

    【図3】図1の組み合わせ手持ち工具の第2の側面図であり、ハンドルがやや開かれ、該工具がワイヤ・カッターとして使用される状態を、一部切り欠いて示している。 この状態で、刃保持サブアセンブリは作用位置に固定的に保持されている。

    【図4】図1の組み合わせ手持ち工具の第3の側面図であり、ハンドルが完全に開かれ、刃保持サブアセンブリが解放され、それによって刃の交換が可能になった状態を、一部切り欠いて示している。

    【図5】図1ないし図4に示した刃保持サブアセンブリの詳細な断片側面図であり、該刃保持サブアセンブリが作用位置から揺動して扇状に開き、刃を完全に露出させた状態を示している。

    【符号の説明】

    10 組み合わせ手持ち工具、12 第1部材、14
    第2部材、14a 切断面、14b 凸状に湾曲した弧状エッジ、14d 凹状に湾曲した弧状エッジ、16
    ピン(連結手段)、18,20 第1および第2の側板、24 波状部分、32 第1の板(刃保持手段)、
    33 凹状のフリーコーナーエッジ、34第2の板(刃保持手段)、35 凸状の輪郭形状をしたフリーコーナーエッジ、36 ナイフ刃、38 凹所(刃保持手段)、50 切断工具、52 切断工具の切断エッジ、

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596103891 Carwellyn Road,Abbe ville,South Carolin a 29620,United States of America (72)発明者 マイケル・アール・ハムリン アメリカ合衆国ワシントン州98332,ギ グ・ハーバー,ハンドレッドファースト・ ストリート 3603,コート ノースウエス ト

    QQ群二维码
    意见反馈