Packaging structure

申请号 JP2011079584 申请日 2011-03-31 公开(公告)号 JP5562892B2 公开(公告)日 2014-07-30
申请人 富士フイルム株式会社; 发明人 譲 大塚;
摘要
权利要求
  • 厚さ方向に積層された複数枚の乾式分析素子と、
    前記乾式分析素子が装入されるとともに、前記乾式分析素子の面方向に沿って2分割可能とされた包装袋と、
    前記乾式分析素子の間に装入されているとともに、一端において、前記2分割可能とされた包装袋の一方に固定された保護シートと、
    を有する包装構造体。
  • 前記乾式分析素子は中央にサンプル浸透層を備え、
    前記保護シートは、前記保護シートの引き抜き方向に直交する方向の寸法である巾が、前記サンプル浸透層の巾よりも大きく、前記乾式分析素子の巾よりも小さい請求項1に記載の包装構造体。
  • 前記乾式分析素子を厚さ方向に積層された状態で保持する保持クリップを有する請求項2に記載の包装構造体。
  • 厚さ方向に積層された複数枚の乾式分析素子と、
    前記乾式分析素子が装入されるとともに、前記乾式分析素子の面方向に沿って2分割可能とされた包装袋と、
    前記乾式分析素子を厚さ方向に積層された状態で保持する保持クリップと、
    前記乾式分析素子の間に装入されているとともに、一端において、前記保持クリップに固定された保護シートと、
    を有する包装構造体。
  • 说明书全文

    本発明は、包装構造体にかかり、特に、血液検査などに使用される乾式分析素子の包装に好適に適用できる包装構造体に関する。

    血液や尿体の検査に使用される乾式分析素子は、外気に曝すと空気中の分や酸素、日光などの影響で測定性能が劣化するから、測定に使用されるまでは、測定性能が劣化しないように防湿・遮光性のフィルムで包装されて防湿、遮光状態で保管される。

    乾式分析素子は、通常検査項目1項目に対して1枚とされており、複数の検査項目について血液検査を行う場合には、検査項目に応じて異なる乾式分析素子を組み合わせることが一般的である。 通常の血液検査では、検査項目は決まっているので、検査項目に対応した乾式分析素子を組み合わせて1つのパッケージとすることができれば、生化学分析装置への装入に便利である。

    しかしながら、異なる乾式分析素子を1つのパッケージに収納すると、干渉により、性能が低下する。 そこで、従来は、乾式分析素子同士の干渉を防止するため、個別包装としたり、多連包装としたりしていた。

    乾式分析素子の多連包装としては、たとえば1個の乾式分析素子を機密状態で個別に包装した包装体が複数個連なった多連包装体であって、前記多連包装体が、1個の乾式分析素子が連なった収容部位型材と、前記収容部位型材を覆う長尺上の上蓋型材との接合により構成され、前記収容部位型材と前記上蓋型材の長手方向の一端に乾式分析素子を収容しない紫檀部が設けられ、前記し端部において前記収容部位型材と前記上蓋型材が部分的に接合されていない領域が形成されており、前記部分的に接合されていない領域から前記収容部位型材と上蓋型材とを剥離できる包装体がある(特許文献1)。

    また、所定の組み合わせの乾式分析素子を1つのパッケージに収納し、乾式分析素子同士の干渉による性能低下をある程度許容することで対応を図る場合もある。

    このようなパッケージの例としては、所定個数、例えば50個の異なる乾式分析素子が装入されたプラスチック製のカートリッジを、ホイルでライニングされた封止袋の中に保存した包装構造もある(特許文献2)。

    特開平8−201371号公報

    特許第3696650号公報

    乾式分析素子の多連包装は、乾式分析素子を1個ずつ取り出して生化学分析装置に装入しなければならないから、乾式分析素子の自動文政装置への装入に手間がかかるという問題がある。

    一方、所定の組み合わせの乾式分析素子を1つのパッケージに収納した包装構造体においても、乾式分析素子の間に保護シートを介在させることにより、乾式分析素子同士の干渉による性能低下を防止することができるが、保護シートの除去が面倒で手間がかかるという問題が生じる。

    本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、乾式分析素子を1つずつ取り出して生化学分析装置に装填する手間や、保護シートを1枚ずつ除去する手間がなく、また、異なる乾式分析素子同士の干渉による性能低下が防止できる包装構造体の提供を目的とする。

    請求項1に記載の発明は包装構造体に関し、厚さ方向に積層された複数枚の乾式分析素子と、前記乾式分析素子が装入されるとともに、前記乾式分析素子の面方向に沿って2分割可能とされた包装袋と、前記乾式分析素子の間に装入されているとともに、一端において、前記2分割可能とされた包装袋の一方に固定された保護シートと、を有することを特徴とする。

    請求項1に記載された包装構造体においては、包装袋を2分割し、次いで前記2分割された包装袋のうち、保護シートが固定された側の包装袋を除去すると、乾式分析素子は、厚さ方向に積層されたままの状態で包装袋の残りの部分に残存する。

    請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の包装構造体において、前記乾式分析素子が中央にサンプル浸透層を備え、前記保護シートは、前記保護シートの引き抜き方向に直交する方向の寸法である巾が、前記サンプル浸透層の巾よりも大きく、前記乾式分析素子の巾よりも小さいことを特徴とする。

    請求項2に記載された包装構造体に封入された前記乾式分析素子は、通常、生化学分析装置の分析素子格納ホルダに収納して使用されるものである。 そして、分析素子格納ホルダは、収納された乾式分析素子を保持する4つの側壁を有し、これらの側壁には、乾式分析素子を指で把持して装着するための高さ方向の切欠き部が設けられている。 ここで、請求項2に記載の包装構造体においては、前述のように、前記保護シートの巾が、前記サンプル浸透層の巾よりも大きく、前記乾式分析素子の巾よりも小さい。 したがって、前記保護シートは、前記側壁の切欠き部を容易に通過できる。 故に、前記包装構造体においては、包装袋を二分することなく、前記分析素子格納ホルダに収容し、次いで、包装袋を2つに分割し、保護シートが固定された側の包装袋を引き抜き、次いで包装袋の残りの部分を除去するという装着手順が容易に実施できる。

    請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の包装構造体において、前記乾式分析素子を厚さ方向に積層された状態で保持する保持クリップを有することを特徴とする。

    請求項3に記載された包装構造体においては、包装袋および保護シートを除去した状態においても、前記乾式分析素子は前記保持クリップで厚さ方向に所定の順序で配列された状態が保持される。

    請求項4は包装構造体に関し、厚さ方向に積層された複数枚の乾式分析素子と、前記乾式分析素子が装入されるとともに、前記乾式分析素子の面方向に沿って2分割可能とされた包装袋と、前記乾式分析素子を厚さ方向に積層された状態で保持する保持クリップと、前記乾式分析素子の間に装入されているとともに、一端において、前記保持クリップに固定された保護シートと、を有することを特徴とする。

    請求項4に記載された包装構造体においては、包装袋を2分割して除去することにより、乾式分析素子は保護シートとともに前記保持クリップによって厚さ方向に積層されたままの状態で包装袋から取り出される。 次いで保前記乾式分析素子を持クリップで保持されたままの状態で生化学分析装置の分析素子格納ホルダに装着し、次いで、保持クリップを分析素子格納ホルダから遠ざかる方向に引っ張って除去すると、保護シートは保持クリップとともに除去される一方、乾式分析素子は、厚さ方向に所定の順序で配列された状態で、前記分析素子格納ホルダに装填される。

    本発明によれば、乾式分析素子を1つずつ取り出して生化学分析装置に装着する手間や、保護シートを1枚ずつ除去する手間がなく、また、異なる乾式分析素子同士の干渉による性能低下が防止できる。

    図1は、実施形態1に係る包装構造体の外観を示す斜視図である。

    図2は、図1に示す包装構造体を、図1における平面A−Aで切断した断面を示す断面図である。

    図3は、実施形態1に係る包装構造体に装入される乾式分析素子と保護シートとの位置関係を示す斜視図である。

    図4は、実施形態1に係る包装構造体の悦の例について外観を示す斜視図である。

    図5は、実施形態1に係る包装構造体に装入される乾式分析素子の構成を示し、(A)は平面図、(B)は断面図を示す。

    図6は、実施形態1に係る包装構造体において包装袋を二分した状態を示す斜視図である。

    図7において(A)は、実施形態1に係る包装構造体において包装袋を二分する前の状態を示す断面図であり、(B)は、包装袋を二分した状態を示す断面図であり、(C)は、包装袋と保護シートとを除去した状態を示す断面図である。

    図8は、実施形態1の包装構造体を分析素子格納ホルダに収納した状態で包装袋を二分したところを示す斜視図である。

    図9において、(A)は実施形態2に係る包装構造体の外観を示す斜視図を、(B)は、実施形態2に係る包装構造体を(A)における平面A−Aに沿って切断した断面図を示す。

    図10は、実施形態2に係る包装構造体において包装袋をミシン目に沿って二分し、二分された包装袋のうち、保護シートが固定された側を除去しているところを示す説明図である。

    図11は、実施形態3に係る包装構造体の別の例について構成を示す断面図であって、包装袋をミシン目部で二分したところを示す。

    図12は、実施形態3に係る包装構造体を生化学分析装置の分析素子格納ホルダに装着した状態で前記包装構造体の保持クリップを保護シートごと除去するところを示す斜視図である。

    1. 実施形態1
    以下、本発明に係る包装構造体の一例について図面を用いて説明する。 図1〜3に示すように、実施形態1に係る包装構造体1は、厚さ方向に積層された複数枚、例えば3枚の乾式分析素子10が装入される包装袋11と、乾式分析素子10の間に介在する保護シート12と、を備える。

    乾式分析素子10は、生化学分析装置に装着して血液や尿などを生化学的分析するためのものであって、図5に示すように、中央部に円形の開口部10Aが開口している矩形状または正方形状の平面形状を有するプラスチック製の基板10Bと、基板10Bにおける開口部10Aが形成された位置に埋包された試薬層10Cおよびサンプル浸透層10Dと、を有する。

    試薬層10Cは、血液または尿中の特定の成分、例えば葡萄糖と反応して発色する試薬が浸漬された濾紙、織布、または不織布からなる。 サンプル浸透層10Dは、試薬層10Cに積層されているとともに、生化学分析しようとする血液や尿などのサンプルを浸透させるための層であり、濾紙、織布、または不織布など、血液や尿などの水性の液体が浸透し得る素材から形成されている。

    包装袋11は、軟質ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン・プロピレン共重合体樹脂などの水蒸気不透過性の樹脂のシートに、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂、脂肪即ポリアミド樹脂、塩化ビニリデン・酢酸ビニル共重合体樹脂などの酸素布透過性樹脂のシートと、アルミ箔などの金属箔と、を積層した複合シートから形成できる。 また、必要に応じて黒色層などの遮光層を設けてもよい。

    保護シート12は、乾式分析素子10の開口部10Aの直径よりも幅が大きいが、生化学分析装置において乾式分析素子10を装入しようとする分析素子格納ホルダ20の切欠き部21の幅よりも小さいシート状の部材であって、包装袋11とヒートシール可能な材質で形成されている。 保護シート12の材質としては、軟質ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン・プロピレン共重合体樹脂、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂、脂肪即ポリアミド樹脂、塩化ビニリデン・酢酸ビニル共重合体樹脂などが挙げられるが、乾式分析素子10における試薬層10C同士の干渉を防止でき、且つ基板10Bとの滑りが良いものであれば、これらの材質には限定されない。

    図1および図2に示すように、包装袋11の一端縁は、保護シート12がともにヒートシールされたヒートシール部11Aとされ、他端縁は、保護シート12がヒートシールされていないヒートシール部Bとされている。

    包装袋11におけるヒートシール部11Aの近傍には包装袋11を乾式分析素子10の面方向に沿って二分するためのミシン目11Cが形成されている。 なお、包装袋11にミシン目11Cを設ける代わりに、図4に示すように、包装袋11の両側縁部もヒートシールしてヒートシール部11Dおよびヒートシール部11Eとし、ヒートシール部11Dおよび11Eに包装袋11を二分するための切れ目11Fを形成してもよい。

    包装構造体1から乾式分析素子10を取り出す手順について以下に説明する。

    包装袋11を、ミシン目11Cの位置で二分し、図6および図7(B)において矢印aで示すようにヒートシール部11Aとヒートシール部11Bとを互いに離間する方向に引っ張ると、保護シート12は包装袋11におけるヒートシール部11Aが形成された側の部分とともに乾式分析素子10の間から除去される。 そして、乾式分析素子10は、図6および図7(C)に示すように、包装時の厚さ方向配列を保ったまま包装袋11の残りの部分に残存する。

    なお、保護シート12の幅、即ち図6〜8において包装袋11を引っ張って除去する方向aに直交する方向の寸法は、前述のように、分析素子格納ホルダ20の切欠き部21の幅よりも小さい。 したがって、図8に示すように、包装構造体1を、包装袋11を二分しない状態で分析素子格納ホルダ20に装入し、次いで包装袋11をミシン目11Cで二分してヒートシール部11Aを矢印aの方向に引っ張って包装袋11を除去することにより、乾式分析素子10を、包装時の厚さ方向配列を保ったまま分析素子格納ホルダ20に装入できる。

    2. 実施形態2
    以下、本発明に係る包装構造体の他の一例について図面を用いて説明する。 図9(A)、図9(B)、および図10に示すように、実施形態2に係る包装構造体2は、厚さ方向に積層された複数枚、例えば9枚の乾式分析素子10が装入される包装袋11と、乾式分析素子10の間に介在する保護シート12と、乾式分析素子10と保護シート12とが厚さ方向に積層された状態で乾式分析素子10と保護シート12とを保持するクランプ状の保持クリップ13と、を備える。

    乾式分析素子10、包装袋11、および保護シート12については実施形態1のところで述べたとおりである。

    保持クリップ13は、図9〜図11に示すように、乾式分析素子10の積層体を分析素子格納ホルダ20に装着する際に上側となる面、即ちサンプル浸透層10Dとされた側の面に当接する上側カバープレート13Aと、乾式分析素子10の積層体を分析素子格納ホルダ20に装着する際に下側となる面、即ち試薬層10Cが形成された側の面に当接する下側カバープレート13Bと、上側カバープレート13Aおよび下側カバープレート13Bの一方の端縁同士を接続する中間プレート13Cと、を備える。 保持クリップ13は、上側カバープレート13Aと下側カバープレート13Bと中間プレート13Cとによって包装袋11の除去方向aに直交する方向から見て略コの字型に形成されている。 中間カバープレート13Cにおける上側カバープレート13Aおよび下側カバープレート13Bが接続されている側とは反対側の面、即ち乾式分析素子10を保持する際に乾式分析素子10の側縁に相対する側とは反対側の面には把手13Dが突設されている。

    保護シート12は、図10に示すように包装袋11の一端縁において包装袋11とともにヒートシールされてヒートシール部11Aを形成する。

    包装構造体2から乾式分析素子10を取り出す手順について以下に説明する。

    包装袋11を、ミシン目11Cの位置で二分し、図10において矢印aで示すようにヒートシール部11Aとヒートシール部11Bとを互いに離間する方向に引っ張ると、保護シート12は包装袋11におけるヒートシール部11Aが形成された側の部分とともに乾式分析素子10の間から除去される。 そして、乾式分析素子10は、保持クリップ13によって包装時の厚さ方向配列に保持された状態で包装袋11から取り出すことができる。

    包装袋11から取り出された乾式分析素子10は、保持クリップ13に保持された状態で分析素子格納ホルダ20に装着される。 保持クリップ13に保持された状態の乾式分析素子10の積層体を分析素子格納ホルダ20に装着後、保持クリップ13を除去することにより、乾式分析素子10は、厚さ方向に所定の順序に配列された状態で分析素子格納ホルダ20に装着される。

    3. 実施形態3
    以下、本発明に係る包装構造体の更に別の一例について図面を用いて説明する。 図11に示すように、実施形態3に係る包装構造体3は、厚さ方向に積層された複数枚、例えば9枚の乾式分析素子10が装入される包装袋11と、乾式分析素子10の間に介在する保護シート12と、乾式分析素子10と保護シート12とが厚さ方向に積層された状態で乾式分析素子10と保護シート12とを保持するクランプ状の保持クリップ13と、を備える点で実施形態2の包装構造体2と共通する。

    しかしながら、また、保護シート12が、包装袋11のヒートシール部11Aにおいて包装袋11とともにヒートシールされている代わりに、保持クリップ13の中間プレート13Cにおける乾式分析素子10を保持する際に乾式分析素子10の側縁に相対する側の面に固定されている点が異なる。 ここで、図11は、理解の便を図るために包装袋11がミシン目部11Cで二分されているように示されているが、包装構造体3は、実際は、乾式分析素子10を包装袋11から取り出す前は、包装袋11は、がミシン目11Cで二分されてなく、一体とされている。

    以下、実施形態3の包装構造体3から乾式分析素子10を取り出して分析素子格納ホルダ30に装着する手順について説明する。

    図12に示すように、分析素子格納ホルダ30には、保持クリップ13で保持された状態の乾式分析素子10が収容される分析素子収容室32を有するとともに、側壁33には、乾式分析素子10が分析素子収容室32に収容された状態において保持クリップ13が嵌装される切り込み部である保持クリップ嵌装部31が形成されている。

    まず、図11に示すように、包装袋11をミシン目部11Cで二分して除去し、保持クリップ13で保持された状態の乾式分析素子10を取り出す。 次いで、図12に示すように、包装袋11から取り出した乾式分析素子10を、保持クリップ13が保持クリップ嵌装部31嵌装されるように、分析素子収容室32に収容する。

    ついで、保持クリップ13の把手13Dを、図12における矢印bの方向に引くと、図11に示すように、保護シート12が保持クリップとともに乾式分析素子10の間から除去される。 このようにして、乾式分析素子10は、厚さ方向の配列を保持した状態で分析素子格納ホルダ30に装着される。

    1 包装構造体 2 包装構造体 10 乾式分析素子 11 包装袋 11C ミシン目 11F 切り目 12 保護シート 13 保持クリップ 20 分析素子格納ホルダ 21 溝 30 分析素子格納ホルダ

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