Amusement park with playground equipment to transport the car

申请号 JP2000568562 申请日 1999-09-02 公开(公告)号 JP2002524164A 公开(公告)日 2002-08-06
申请人 オリエンタル産業株式会社; 发明人 泰 越智;
摘要 (57)【要約】 遊園地には複数の遊具が設けられており、各遊具には自動車支持機構が備えられている。 各自動車支持機構は、少なくとも一人の乗客が乗っている自動車を受容して支持する構造のものである。 さらにケーブル駆動式乗り物は少なくとも少なくとも一人の乗客が乗っているエンジンを有する乗用車を受容して支持し、少なくとも1つのターミナルとタワーとの間に延伸するケーブルがその間において移動するにつれてケーブルとともに移動する構造のものである少なくとも1つのキャリッジを有する。
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 乗客が内部にいる状態で自動車を受容して支持する複数の自動車支持機構と、
    前記自動車支持機構をスリルに応じて移動させる構造とを有する少なくともひとつの遊具を備えた遊園地。
  • 【請求項2】 前記遊具はジェットコースターである、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項3】 前記自動車支持機構は前記自動車を固定することによって前記自動車の移動を防止するための前部および後部ゲートを有する、請求項2に記載の遊園地。
  • 【請求項4】 前記遊園地の遊具はアドベンチャーシアターである、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項5】 前記自動車支持機構は自動車の車輪の動作を規制する機構を有する、請求項4
    に記載の遊園地。
  • 【請求項6】 前記遊具はティーカップ式遊具である、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項7】 前記遊具はスイング式遊具である、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項8】 前記遊具は観覧車である、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項9】 前記自動車支持機構のそれぞれはプラットフォームと前記プラットフォーム上に支持される前部および後部ゲートとを有し、前記前部および後部ゲートは前記自動車支持機構に対する前記自動車の移動を防止するように前記自動車を前記プラットフォーム上に固定し得る構造を有し、前記プラットフォームはさらにその回動動作を選択的にブレーキすることができる複数のローラを備える、請求項1
    に記載の遊園地。
  • 【請求項10】 前記自動車支持機構は その上に自動車を位置させることが可能である、一般的に平らなプラットフォームと、 前記プラットフォームから延伸する、少なくとも2つの一般的に直立する側面と、 前記直立する側面の少なくとも一方に固定される少なくとも1つの膨張可能なバッグであって、この膨張可能なバッグは自動車を前記プラットフォーム上に係止し固定する構造とを有する、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項11】 前記自動車支持機構は前記プラットフォーム上に取り付けられているゲートをさらに有し、前記ゲートは第2の膨張可能なバッグを有する、請求項10に記載の遊園地。
  • 【請求項12】 前記自動車支持機構は前記遊園地の遊具において使用するためにその下面において前記プラットフォームを支持するための手段を有し、前記遊園地の遊具の構造には前記支持手段を受容するトラックが設けられている、請求項11に記載の遊園地。
  • 【請求項13】 前記自動車支持機構は前記遊園地の遊具において使用するためにその上面において前記プラットフォームを支持するための手段を有し、前記遊園地の遊具は前記プラットフォームをその上面側から持ち上げる手段を有する、請求項11に記載の遊園地。
  • 【請求項14】 前記自動車支持機構は その上に自動車を位置させることが可能である、一般的に平らなプラットフォームと、 前記プラットフォームに固定される少なくとも1つの第1の膨張可能なバッグであって、前記膨張可能なバッグは自動車の車輪が回動するのを防止することによって前記自動車を前記プラットフォーム上に係止し固定する構造を有する、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項15】 前記自動車支持機構はさらに 自動車の後方側の近傍において前記プラットフォームに固定される第2の膨張可能なバッグを有し、前記第1の膨張可能なバッグは自動車の前方側の近傍に位置される、請求項14に記載の遊園地。
  • 【請求項16】 前記自動車支持機構はさらに自動車の上方への移動を防止するために自動車の上部面に接触するための接触手段を有する、請求項15に記載の遊園地。
  • 【請求項17】 前記自動車支持機構のそれぞれは自動車支持機構に対する自動車の上方への移動を拘束するために自動車の上部面に接触するための接触手段を有する、請求項1に記載の遊園地。
  • 【請求項18】 少なくとも1つの支持タワーと、 前記支持タワーから距離をおいて設けられる、少なくとも1つのターミナルと、 前記タワーと前記ターミナルとの間を延伸し、前記タワーと前記ターミナルとの間を連続的に移動可能であるように前記タワーによって支持されたケーブルと、 前記ケーブルを前記タワーと前記ターミナルとの間を移動させるための移動手段と、 前記ケーブルに対して係止可能であり、前記タワーと前記ターミナルとの間において前記ケーブルとともに移動可能であり、人が乗った状態で自動車を支持して運搬する構造の少なくとも1つのキャリッジと、 を備えたケーブル駆動式乗り物。
  • 【請求項19】 前記キャリッジは前記自動車を固定することによって前記自動車がキャリッジに対して移動することを防止するための前部ゲートを有する、請求項18に記載のケーブル駆動式乗り物。
  • 【請求項20】 前記キャリッジはプラットフォームと前記プラットフォーム上に支持される前部および後部ゲートを有し、前記前部および後部ゲートは前記キャリッジに対する自動車の動作を防止するように自動車をプラットフォーム上に固定し得る構造を有し、前記プラットフォームはさらにその回動動作を選択的にブレーキすることができる複数のローラを備える、請求項18に記載のケーブル駆動式乗り物。
  • 【請求項21】 前記キャリッジは その上に自動車を位置させることが可能である、一般的に平らなプラットフォームと、 前記プラットフォームから延伸する、少なくとも2つの一般的に直立する側面と、 前記直立する側面の少なくとも一方に固定される少なくとも1つの膨張可能なバッグであって、この膨張可能なバッグはエンジンを有する乗用車を前記プラットフォーム上に係止し固定する構造を有する、請求項18に記載のケーブル駆動式乗り物。
  • 【請求項22】 前記キャリッジは前記プラットフォーム上に取り付けられているゲートをさらに有し、前記ゲートは第2の膨張可能なバッグを有する、請求項21に記載のケーブル駆動式乗り物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    (技術分野) 本発明は乗用車を遊園地の遊具において人を運搬するための手段として用いる遊園地の遊具に関する。 (従来技術) 従来、遊園地には多種多様な遊具が存在する。 具体的には、例えば観覧車やジェットコースターなどの遊具は、典型的に遊具の支持部材上に恒常的に配置されており、スリルを求める人々を収容することができる座席を含むキャリッジあるいはカートを有する。 例えば、観覧車においては、座席を有する一連の回転するキャリッジが観覧車の外周に沿って配置される。 スリルを求める人々は座席に座り、観覧車が回転することによってこれらのスリルを求める人々を空中に移動させ、地域の景色を眺めることなどを可能にする。 典型的なジェットコースターはレールに装着される車両を有している。 この車両は複数の座席と、車両がレール上を移動する際にスリルを求める人々を拘束するためのシートベルトあるいは安全ベルト等の拘束手段とを有する。

    【0001】 遊園地は大変人気のあるものである。 遊園地を訪れる殆どの人々が経験する多くの問題のうちひとつは、遊具あるいはアトラクション間を歩く量であるといえる。 遊園地が抱える別の大きな問題としては、人気のある遊具については遊具に乗るのを待っている人々の列が長くなるという点がある。 人々は快適さあるいはレジャー上の楽しみから縁遠い状態において長時間立ちっぱなしで待たなければならない。 立ちっぱなしで待つことは遊園地の楽しみを損なうものである。 (発明の概要) 本発明の目的は、スリルを求める人々に対して遊具間の移動と、これら遊具に乗るために列に並ぶこととをより快適にする方法を提供することによって遊園地をより魅的なものにすることにある。

    【0002】 本発明の別の目的は、遊園地の遊具において現代的な自動車の快適さを提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、スリルを求める人々に対して、遊具間の移動と、
    これら遊具に乗るために列に並ぶこととをより快適にする方法を提供することによって遊園地をより魅力的なものにすることにある。

    【0003】 本発明によれば、遊園地には少なくとも一つの遊園地の遊具が設けられている。 この遊園地の遊具は複数の自動車支持機構を備えるものである。 これら自動車支持機構のうち、ぞれぞれは乗客が内部乗った状態で自動車を受容して支持すべく、また前記遊園地の遊具は遊園地の遊具のスリルに応じてこれら複数の自動車支持機構を移動させるべく構成されている。

    【0004】 前記遊園地の遊具はジェットコースターであることが好ましい。 前記自動車支持機構は、自動車を固定することによって自動車が自動車支持機構に対して移動することを防止するための前部および後部ゲートを有することが好ましい。

    【0005】 前記遊園地の遊具はアドベンチャーシアターであることが好ましい。 前記自動車支持機構は自動車のタイヤの移動を拘束する機構を有することが好ましい。

    【0006】 前記遊園地の遊具は一般的に「ティーカップ」と称される遊具であることが好ましい。 前記遊園地の遊具はスイング式遊具であることが好ましい。

    【0007】 前記遊園地の遊具は観覧車であることが好ましい。 前記自動車支持機構のうち、それぞれはプラットフォームとこのプラットフォーム上に支持される前部および後部ゲートを有することが好ましい。 これら前部および後部ゲートは自動車をプラットフォームに固定することによって自動車が自動車支持機構に対して移動することを防止すべく構造されている。 さらにプラットフォームにはその回動動作が選択的に停止され得る複数のローラーが設けられる。

    【0008】 あるいは、自動車支持機構は自動車がその上に位置され得る、一般的に平らなプラットフォームを有し得る。 前記自動車支持機構はさらにプラットフォームから延伸する少なくとも二つの一般的には直立状の側面とこれら直立状の側面のうち少なくとも一つに固定される少なくとも一つの膨張可能なバッグとを含むものである。 この膨張可能なバッグは膨張時において自動車をプラットフォーム上に係止して固定すべき構造を有している。

    【0009】 前記自動車支持機構はプラットフォーム上に設けられるゲートを有することが好ましい。 このゲートは第2の膨張可能なバッグを有する。 前記自動車支持機構は、遊園地の遊具に乗るとき前記プラットフォームをその下面において支持するための手段を有し、この遊園地の遊具はこの支持手段を受容するためのレールを有する構造であることが好ましい。

    【0010】 あるいは、前記自動車支持機構は、遊園地の遊具に乗るとき前記プラットフォームをその上面において支持するための手段を有する。 この遊園地の遊具はプラットフォームをその上面から持ち上げる手段を有するものである。

    【0011】 あるいは、前記自動車支持機構は、その上に乗用車が位置され得る、一般的には平らなプラットフォームと、このプラットフォームに固定される少なくとも一つの第1の膨張可能なバッグとを有するものであり得る。 この第1の膨張可能なバッグは、自動車の車輪の回動を防止することによって自動車をプラットフォーム上に係止して固定する構造を有する。

    【0012】 自動車の後部面近傍におけるプラットフォームに第2の膨張可能なバッグを固定し、第1の膨張可能なバッグを自動車の前部面近傍に位置させることが好ましい。

    【0013】 さらに前記自動車支持機構は、自動車の上方への移動を拘束するための自動車の上部面に接触する手段を有することが好ましい。 本発明の別のアスペクトによれば、少なくとも一つの支持タワーと、この支持タワーから距離をおいて設けられる少なくとも一つのターミナルと、このタワーとターミナルとの間に延伸するケーブルとを含むケーブル駆動式遊具が提供されている。 前記ケーブルはケーブルがタワーとターミナルとの間において連続的に移動可能であるようにタワーによって支持されている。 ケーブルをタワーとターミナルとの間において移動させるための手段がターミナル内に設けられる。 少なくとも一つのキャリッジが、このキャリッジがタワーとターミナルとの間においてケーブルと共に移動可能であるような形でケーブルに対して係止可能である。
    このキャリッジはエンジンを有する乗用車を支持して運搬する構造のものである。

    【0014】 前記キャリッジはエンジンを有する乗用車を固定する前部ゲートを有し、これによってエンジンを有する乗用車のキャリッジに対する移動を防止することが好ましい。

    【0015】 前記キャリッジは、プラットフォームと前記プラットフォーム上に支持されている前部および後部ゲートとを有し、これら前部および後部ゲートはエンジンを有する乗用車をプラットフォームに固定することによってエンジンを有する乗用車のキャリッジに対する移動を防止する構造のものであり、さらに前記プラットフォームには回動動作をしないように選択的に停止され得る複数のローラーが設けられることが好ましい。

    【0016】 前記キャリッジはその上に乗用車が位置され得る、一般的には平らなプラットフォームと、このプラットフォームから延伸する少なくとも二つの一般的には直立状の側面とを有することが好ましい。 これら直立状の側面のうち少なくとも一つに固定される少なくとも一つの膨張可能なバッグとが固定されており、この膨張可能なバッグは膨張時において自動車をプラットフォーム上に係止して固定する構造を有する。

    【0017】 前記プラットフォームにはゲートが取り付けられ、このゲートは第2の膨張可能なバッグを含むことが好ましい。 本発明のこれらあるいはその他の目的、特徴、アスペクトあるいは利点とは、
    以下に続く添付図面を参照した本発明の詳細な説明とによってより明らかになるものであって、以下のすべての図面において同一の符号は対応する部分を示すものとする。

    【0018】

    【好ましい実施例の詳細な説明】

    〔遊園地の遊具〕 図1は、本発明の第1実施例による、多種多様な遊具が設けられる遊園地の第1セクションを示す概略図である。 これら遊具には一般的に「バイキング」と称されるボート状の遊具2、一般的に「フライングカーペット」と称されるループ式ボート状の遊具4、一般的に「ティーカップ」と称される遊具5、ジェットコースター式遊具8および観覧車式遊具とが含まれる。 図2においてはスイング式遊具12、ウォーターシュート式遊具15およびアドベンチャーシアター20とを含む遊園地の第2のセクションが示されている。

    【0019】 各遊具は乗車および降車領域に対応する入口と出口とを含む。 例えば、ジェットコースター式遊具8は乗車領域8aおよび降車領域8bを有する。 同様に、スイング式遊具12は乗車領域12aおよび降車領域12bを有し、ウォーターシュート式遊具15は乗車領域15aおよび降車領域15bを有する。

    【0020】 前述の遊具はそれぞれ図5における車両Vなどの自動車を受容して固定する構造を有するものである。 したがって各遊具は、例えば図3において示されるティーカップ式遊具5の自動車支持機構25のような複数の自動車支持機構25を有する。 このティーカップ式遊具5は大型のモータ(図示せず)に連結される大型ソーサー5aを有し、この大型ソーサー5aは自身の中心軸の周りを回動し得るように設けられる。 大型ソーサー5aの構造内には、この大型ソーサー5aが回動する間に自身の中心軸の周りを回動し得る4つの中間ソーサー5bが設けられる。 さらに、各中間ソーサー5bは、ソーサー5aおよび5bが回動する間に自身の中心軸の周りを回動し得る4つの小型ソーサー5cが設けられる。 各小型ソーサー5cは以下により詳細に説明される4つの自動車支持機構25を有する。

    【0021】 図4において、アドベンチャーシアター20が図示されている。 このアドベンチャーシアター20は複数の圧力制御式シリンダによって支持されているプラットフォームを備え、このプラットフォームはスクリーンに投射される画像に応じて移動可能である。 シアター20は乗車スロープ20aと降車スロープ20bとを有する。 このシアター20にはさらに複数の自動車支持機構25が設けられている。

    【0022】 図5乃至11において遊園地における遊具に使用される各種自動車支持機構2
    5が図示されている。 遊園地における各遊具はそれぞれの動力学に基づいており、それぞれがその遊具に乗車し得るように自動車を安全に固定するための異なる必要条件を有する。

    【0023】 図5および6において自動車支持機構は、自動車Vに対する接触を防止するために軟質発泡素材によって覆われている強度な金属素材からなり得る支持バー3
    1を含むプラットフォーム30を有している。 スイング式後部ゲート32が矢印Aによって示されるように上下に移動可能に設けられており、さらに圧力シリンダ(図示せず)によって駆動される。

    【0024】 プラットフォーム30の前部において2つの平行なスライド式バー35が設けられている(但し、図面においては1本のバー35のみが見られる)。 このスライド式バー35はプラットフォーム30に対して固定されていながらもピン36
    に沿ってスライド可能である。 バー35のスライド動作は長穴35aの長さによって限られている。 バー35の動作はその一端においてプラットフォーム30に固定され、他端においてバー35に固定される圧力シリンダ40によって制御される。 前部ゲート42がバー35に対して回動可能に取り付けられている。 この前部ゲート42の動作はシリンダ43によって制御されている。

    【0025】 このプラットフォーム30には、さらに複数のローラー45が設けられる。 これらローラー45は全て一般的にプラットフォーム内において平行であり自由に回動可能である。 ブレーキ機構(図示せず)がプラットフォーム30内に取り付けられていることによってこれらローラー45の回動動作が選択的に規制され得る。

    【0026】 図5および6において図示される自動車支持機構は以下のように操作される。
    自動車支持機構の上に自動車を積載する際には後部32を降下させてバー35が最前位置に移動される。 ブレーキ機構(図示せず)を係止してローラー45がプラットフォーム30内において回動しないようにする。 次に自動車Vをプラットフォーム30およびローラ45の上に移動させる。 自動車Vが所定位置についたならば後部ゲート32を上昇させ、スライド式バー35を位置付けることによって前部ゲート42を自動車Vの前部に向かって移動させる。 なお、前部および後部ゲート42と32とには発泡材などの軟質素材の内張りが設けられていることによってその間において接触した場合における自動車Vに対するダメージを防止する。

    【0027】 次に、ブレーキ機構(図示せず)が解除されることによってローラ45がプラットフォーム30内において自由に回動し得るようにする。 この状態において自動車Vは自動車支持機構25内において安置され、前部および後部ゲート42および32によってその移動が規制されている。 さらに自動車Vのエンジンが駆動状態にあり運転者が誤ってアクセルを踏んだ場合であってもローラ45が自由に回動し得るため自動車Vを傷つける危険性はない。 自動車Vのタイヤはローラ4
    5に対して係止されているため自動車Vが図5および6において図示されている自動車支持機構25を離れる危険性はない。

    【0028】 図5および6において図示されている自動車支持機構25は遊園地における殆どの遊具にとって適当であるが、特にボート式遊具2および4ならびにジェットコースター遊具8にとって適当である。 自動車は容易に自動車支持機構25上に移動することができ、自動車支持機構は自動車V内における乗客が比較的安全なかたちで遊具内において移動する。

    【0029】 別の自動車支持機構が図7および8において図示されている。 この機構において、自動車Vはその自動車が開口部60aに対して略隣接する位置に到達するまでプラットフォーム60上に移動される。 所定位置についた後は、アーム61が自動車Vの各タイヤのいずれかの側において上方に移動される。 その後アーム6
    1をタイヤに対して係止するまでお互いに向かって移動させ得る。 これらアーム61の動作はシリンダ62と63とによって制御される。 一旦タイヤに対して係止された後は、アーム61が自動車Vをプラットフォーム60上における所定位置に強固に保持する。 このような自動車支持機構の形状は例えばティーカップ式遊具5などにおいて使用され得る。

    【0030】 さらに別の自動車支持機構が図9において図示されており、この場合のアーム65はプラットフォーム66から外側の位置にまで上方に延伸可能である。 自動車支持機構25は各遊具において様々な方法によって支持されている。 例えばジェットコースター式遊具8およびウォーターシュート式遊具15の両方において自動車支持機構25は自動車支持機構25の下部分に固定される支持手段によってレールRに対して支持されており、この支持手段はレールRに対して係止される複数の車輪を含むものである。 図10において示されているように、レールは面下に静められているものであってもよい。

    【0031】 例えば観覧車10あるいはスイング12などの遊具においては図11において図示されるような自動車支持機構25が必要となる。 図11において示される自動車支持機構25はローラー45、前部および後部ゲート42および32、さらには自動車Vが上方に持ち上げられることを可能にする支持手段70および75
    とを有する。 例えば、スイング式遊具12において車は図11に示される自動車支持機構25のプラットフォーム上に移動された後、スイング式遊具12の中心支持部が上方に移動し、自動車支持機構が地面から離陸されてゆっくりスイングされる。 一方観覧車10においては観覧車が回動するに伴って自動車支持機構は地面から離陸される。

    【0032】 自動車支持機構の別の実施例が、図12、13および14において示されている。 この自動車支持機構はプラットフォーム130を備えている。 このプラットフォーム130はその3面において直立した側面135を有している。 これら側面135には複数の溝136が形成されている。 これら各溝136内においては例えばバッグB1、B2、B3、B4およびB5などの膨張可能なバッグが設けられている。 またその他のバッグも図12においては示されていないが図14を参照して後述される説明のように設けられている。 これらバッグB1、B2、B
    3、B4およびB5は耐久性を有し、気密性を有する素材からなる密閉されたバッグであり、気密性を付与するためには様々なプライを含み得る。 これらバッグB1、B2、B3、B4およびB5の外側プライは軟性であるため、これらバッグB1、B2、B3、B4およびB5の外側表面が、例えば自動車の表面など塗装された表面に対して被害を与えることはあり得ない。

    【0033】 図12においては示されていないが、これらバッグB1、B2、B3、B4およびB5は図13において示される膨張制御システム150に対して連結されている。 この膨張制御システム150はバルブ・センサー制御手段156に対して連結されるコントローラー155を有している。 このバルブ・センサー制御手段156はまたコンプレッサー158からの圧縮空気が供給される圧縮空気タンク157に対して連結されている。

    【0034】 このバルブ・センサー制御手段156は複数のバルブを有し、各バルブはバッグB1、B2、B3、乃至BNに対して選択的に圧縮空気を供給するためのものである。 バッグBNは図示されていないが本発明において包括され得る全ての膨張可能なバッグを代表するものである。 各バルブはコントローラー155によって制御されている。 各バルブは各B1、B2、B3、乃至BNにおける空気圧力を検知するためのセンサー(図示せず)を有している。

    【0035】 図14において示されているように、図12において示されている自動車支持機構はB1、B2、B3およびB5を含む全部で8個の膨張可能なバッグを有する。 各バッグは自動車をプラットフォーム130上に保持するために所定の圧力を有するように膨張可能である。

    【0036】 このプラットフォーム130はその上にバッグB5が固定されるゲート140
    を有している。 ゲート140が図12において示されるように下降した状態にある場合には図14において示されるように自動車がプラットフォーム130上に移動され得る。 自動車がプラットフォーム130上の所定位置についた後、ゲート140は上昇されてオペレータはコントローラー155によって制御を行ってB1、B2、B3およびB5を含むバッグを膨張させる。 膨張された状態においてこれらバッグは自動車の側面、前面および後面に係止することによって自動車を安全にプラットフォーム130上に保持する。

    【0037】 バルブ・センサー制御手段156におけるバルブに対応するセンサー(図示せず)を用いてB1、B2、B3乃至BN内における圧力をモニターすることも可能である。 バッグ内における圧力によって自動車に対する係止状態を示すことができる。 したがって、これらバッグが所定の空気圧力にまで膨張された場合には自動車がプラットフォーム130上において固定されていると判断することが可能である。 プラットフォーム130を使用する遊園地の遊具は自動車がプラットフォーム130上において安全に位置された状態で安全に動作を開始できる。 遊具に乗った後、オペレータがコントローラー155の制御手段(図示せず)を操作することによって膨張したバッグの圧力を排気手段159から外部へと解除させ、バッグが溝136に戻った後ゲート140を落下させて自動車が次の遊具へと向かうことを可能とする。

    【0038】 図14において明らかなように、自動車の各ドアは自動車の側面に接触する膨張可能なバッグによって開けられないようにされており、これによって図12、
    13および14において図示されている自動車支持機構の安全性をさらに高めることが可能である。

    【0039】 なお、プラットフォーム130には様々な形状のバッグが設けられ得ることは理解されたい。 例えば図15において示されているようにプラットフォーム13
    0の上に例えば4つのバッグ、すなわちB1a、B2a、B3aおよびB5aのみを設けることも可能である。 膨張可能なバッグのその他の組み合わせ、あるいは膨張可能なバッグの寸法を別途設定することは当然可能である。

    【0040】 プラットフォーム130を多種多様な遊園地の遊具において使用するために様々な形状を有するように形成し得る。 例えば図16において示されるようにプラットフォーム130がレールR1およびR2上において支持する形状を有するようにプラットフォーム130を形成することが可能である。 あるいは図17において示されるようにプラットフォーム130を上方から支持してスイング12あるいは観覧車10において使用することも可能である。

    【0041】 本発明のさらに別の実施例が図18および19において図示されている。 プラットフォーム230を有する支持機構は複数の溝235を有し得る。 各溝235
    において、膨張可能なバッグ240が設けられている。 これら膨張可能なバック240は上述したB1、B2、B3、乃至BNと同様である。 図18および19
    においては図示されていないが、例えば図13において図示されている制御システムと同様の制御システムを用いてこれらバッグ240の膨張状態を制御する。

    【0042】 図19において示されているように、これらバッグ240はプラットフォーム230上に自動車Vを固定するために膨張可能である。 なお図18および19に示されるプラットフォーム230においては3つのバッグ240しか見えないものの少なくとも4つのバッグ240が設けられることは理解されたい。 1つのバッグ240が自動車Vの側面に対応するプラットフォーム230におけるそれぞれの側面に位置されている。 1つのバッグ240は自動車Vの前輪の前方に位置され、別のバッグ240は自動車Vの後輪の後方に位置される。

    【0043】 プラットフォーム230上におけるバッグ240は、バッグ240が膨張された状態においては自動車Vの車輪が回転しないようにブロックされるように配置される。 また自動車のいずれかの側面側に設けられるバッグ240は自動車Vのドアに対して係止されるため図19に示されるようなバッグ240が膨張された状態においてはドアが開くのを防止することが可能となる。

    【0044】 したがって、図18および19において示されている支持機構は自動車をプラットフォーム230上において簡単な構造によって拘束するための信頼できる、
    安全な方法を提供するものである。

    【0045】 なお、バッグ240が膨張していない状態において、バッグ240は溝235
    内に戻っていることは理解されたい。 これらバッグ240は自動車がプラットフォーム230に乗る時、またプラットフォーム230から降りるときにバッグ2
    40の上を移動することが可能である多種多様な素材から形成され得る。

    【0046】 溝235内に戻るためにはこれらバッグ240は弾性を有するか、あるいはバッグ240の外側表面あるいはその内部において1つあるいはそれ以上の弾性を有する手段を形成してもよい。

    【0047】 例えばジェットコースターなどのある種の遊園地の遊具においては、自動車を上方から固定することが必要となり得る。 言い換えれば、安全上の理由によりプラットフォームに対する自動車の上方移動を避ける必要がある。 このような環境において、自動車を支持機構のプラットフォームの表面に対して保持する手段を設けることが好ましいことがある。 このような手段は図20において図示されている支持機構において設けられている。 この図20において示されている支持機構は、上部支持機構260がプラットフォーム230に対して固定されているという点を除いては図18および19において示されている支持機構と概して同一である。

    【0048】 この上部支持機構260はプラットフォーム230に対して固定される直立した支持部261と、この直立した支持部261から上方に延伸する伸縮可能な部材262と、この伸縮可能な部材262に固定されている支持構造部263とを有している。 この支持構造部263の下面においてはクッション265が設けられている。 しかしながら、このクッション265は膨張可能なバッグであってもよい。 伸縮可能な部材262は例えばクランクレバー、油圧式あるいは空気圧式シリンダまたはその他の手段などの制御手段(図示せず)によって上下に移動可能である。 この伸縮可能な部材262を移動させることによって、クッション2
    65を自動車の天井に対して係止させることができ、よって自動車Vがプラットフォーム230に対して上下に移動しないように固定することが可能となる。

    【0049】 この上部支持機構260は図示されている構造のものに限られるものではない。 例えば、この上部支持機構260を本発明によるその他の実施例とともに使用してもよい。 さらに、この上部支持機構260は1本の直立した支持部材を有するものに限られるものではない。 場合によっては、この上部支持機構260において複数の支持部材を使用することが望ましいことがある。 また、伸縮可能な部材262を用いなくてもよい。 むしろ、支持機構部263を直接直立した支持部261に固定して、クッションの代わりに膨張可能なバッグを使用することも可能である。 同様に自動車Vの高さを自動的に検知してクッション265を自動車Vの天井に対して位置させるための制御システムとともに用いられるセンサーを採用してもよい。

    【0050】 〔ケーブル駆動式乗り物〕 本発明による別の実施例が図21A乃至30において図示されており、これにおいてケーブル駆動式乗り物が自動車を支持可能である複数のキャリッジを支持して移動させるように構成されている。 このようなケーブル駆動式乗り物は、例えば道路を建設した場合には地域的環境に対して害を及ぼし得るような環境的に敏感な領域などにおいて用いられ得る。 人々は自身の車内における快適な環境から自然を味わいたいと思うため、本発明によるケーブル駆動式乗り物は人々にとって景色の自然な美しさを害することなく谷をわたる、あるいは山腹におけるパラダイスを通過してドライブするための手段を提供するものである。

    【0051】 図21Aにおいて示されているように、このケーブル駆動式乗り物は2つのターミナルTと少なくとも1つのタワー301を有するものであるが、複数のタワー301を用いてもよい。 各タワーは図21Bにおいて示されているようにカバー302によって保護されているものであり得るローラーを有し、これらローラーはケーブルCを支持しており、このケーブルがターミナルT間を引っ張られる際にケーブルCがタワー301に対して移動することを可能にする。 自然の地形においてケーブルCは複数のタワー301間を延伸している。 例えばタワー30
    1を数百メートルの距離をおいて設けてケーブルをその間に延伸させることが可能である。 ケーブルは隣接するタワー301間を移動されることによって乗用車が眺めの良い景色の上を移動することが可能となる。

    【0052】 ケーブルCは複数のキャリッジ325を支持しており、各キャリッジ325は図1乃至20において説明した支持機構とほぼ同じ方法でもって自動車を支持し得るものである。 図21B、22および23において示されているように各キャリッジ325はケーブルCに対して係止する少なくとも1つのケーブルフック3
    30を有することによってキャリッジ325がケーブルCに沿って移動可能となる。 このケーブルフック330はさらにローラー332を含む支持アセンブリの一部を形成する。 図21Bおよび22において図示される実施例においてこの支持アセンブリは4つのローラー332と2つのケーブルフック330を有している。

    【0053】 図21、22および23において示されているように、各キャリッジ325はいずれもが互いに対して強固に固定されている直立した支持柱340と、曲がった支持柱341と、支持プレート342とを含むフレーム構造を有している。 このフレーム構造の下部部分は後述されるように3つの側面パネル343と1つのゲート345とを有する。

    【0054】 このケーブル駆動式乗り物は図23、24および25において示されている少なくとも1つのターミナルTを有する。 2つのターミナルTのそれぞれはケーブルが2つのターミナルT間を無端ベルト状態において回転する際にケーブルを支持するものである。 図23において示されているように、各ターミナルはモーター350とケーブルCに係止するプーリー351とを有する。 モーター350が回転すると、ケーブルCはタワー301のローラーに沿って移動されてよってキャリッジ325を移動させる。

    【0055】 図24の上面図において示されているように、ターミナルにはさらに一対のU
    字型を有するトラック360および361が設けられる。 図23および24において示されるように、これらトラック360および361は支持部368によって上方から支持されている。 トラック360および361の部分360aおよび361aは、ケーブルCに隣接する位置においてケーブルCがプーリー351に係止する直前およびケーブルCがプーリー351を離れた直後の各点において位置されている。 図23において示されているように、これら部分360a(および361a)はケーブルCよりわずか高い位置にあるように曲げられている。

    【0056】 各キャリッジ325がターミナルTに入る際には、ケーブルフック330はケーブルCに対して係止される。 ケーブルCの移動によってローラー332が偶発的にトラック360および361に対して接触する。 キャリッジ325がさらにケーブルCとともにプーリー351に向かって移動し続けるにつれてローラ33
    0はトラック360および361の部分360aおよび361aの上を回動し始める。 したがって、キャリッジは上昇されてケーブルフック330がケーブルC
    の接触から離れる方向に上昇される。 いきおいによってキャリッジ325はトラックがプーリーから離れる方向に曲げられた部分360aおよび361aと係止するまでトラック360および361上を移動し続けるため、ケーブルフック3
    30がケーブルCと離れる方向に移動される。 こうしてキャリッジ325はプラットフォーム370上のトラック360および361の弓状の曲がった部分に対して回動することが可能となる。

    【0057】 プラットフォーム370はこのプラットフォーム370が上下方向に移動することを可能にする複数のシリンダ372によって支持されている。 これらシリンダ372はプラットフォーム370の制御可能な移動を可能にするものであれば油圧式であっても空気圧式であってもあるいは電気的手段であってもよい。

    【0058】 キャリッジ325が一旦プラットフォーム370の下に移動された後、このプラットフォームはエンジンを有する乗用車がキャリッジ325の内外に移動する際に移動することを防止するようにキャリッジ325を支持するために上昇される。 プラットフォーム370がキャリッジ325を支持している状態においてゲート345を降下させて図25において示されているようなスロープ375をプラットフォーム370およびゲート345に隣接する位置に移動させてエンジンを有する乗用車がキャリッジ325の内外に移動し得るようにする。 エンジンを有する乗用車がキャリッジ325上に積載された後はゲート345を閉じ、スロープ375を邪魔にならない位置に移動させてさらにプラットフォーム370を邪魔にならない位置に下降させる。 トラック360と361に係止されるローラー332が設けられていることによって、トラック360および361に沿ってトラックの部分360bおよび361bへ、またその後に部分360aと360
    bとに手動操作によってキャリッジ325を簡単に押すことが可能となる。 ケーブルフック330がケーブルCに接触すると、その後キャリッジ325はケーブルCとともに移動してローラー332がトラック360および361との係止状態から解除される。

    【0059】 なお、本発明における様々な特徴をよりよく理解する目的のために図25においてモーター350あるいは支持部368は図示されていないことを理解されたい。

    【0060】 さらに前述のキャリッジ325は一般的にケーブル駆動式乗り物においてエンジンを有する自動車を支持するケージであることも理解されたい。 エンジンを有する自動車は数多くの異なったサイズ、形状あるいは構造のものであり得るため、これらキャリッジ325は可能な限り多くの異なる種類の自動車を収容できるものであることが理想的である。 そのためキャリッジ325に関するいくつかの実施例について熟考されている。

    【0061】 このようなキャリッジ380の一例が図26および27において図示されている。 このキャリッジ380はキャリッジ325と同様の開放構造のものである。
    例えばこのキャリッジ380は支持柱340および341、さらにはゲート34
    5と側面パネル343とを有するものであり得る。 しかしながら、このキャリッジ380はさらに図12、13および14を参照しながら説明したものと同様の複数の膨張可能なバッグB1、B2、B3乃至BNを有している。 図27において示されているようにこれらバッグB1、B2、B3乃至BNはエンジンを有する乗用車を囲んでいることによってエンジンを有する乗用車をキャリッジ380
    内に固定する。

    【0062】 これらバッグB1、B2、B3乃至BNは様々な方法のうちいずれかを用いて膨張可能である。 例えば、キャリッジ380に単一の空気導入・排出I/Oを設けて各バッグB1、B2、B3乃至BNに対して圧力チューブ(図示せず)に対して連結してもよい。 キャリッジ380をトラック360および361を介してケーブルCに開放する前にオペレータは圧縮空気を用いてこれらバッグを膨張させることができる。 空気コンプレッサー(図示せず)と空気供給ホース(図示せず)とが、バッグB1、B2、B3乃至BNを膨張させるためにプラットフォーム370に隣接するターミナルに設けられている。 またこれらバッグB1、B2
    、B3乃至BNは導入・排出I/Oを介して空気を開放することによってしぼませられる。

    【0063】 あるいは、プラットフォーム380により少ない数の、図27におけるバッグよりもそれぞれが大きいバッグを設けることも可能である。 例えば、図28において示されるように、プラットフォーム380の側面パネルにバッグB1a、B
    2a、B3aおよびB4aを設けることが可能である。 これらバッグB1a、B
    2a、B3aおよびB5aは圧力チューブ(図示せず)を介して各バッグB1a
    、B2a、B3aおよびB5aに連結されている導入・排出I/Oを用いて膨張されてしぼませ得る。

    【0064】 キャリッジ400についても熟考している。 このキャリッジ400は図29および20において図示されており、ゲート42を有している。 当該自動車支持機構は、プラットフォームとエンジンを有する乗用車に対する接触を防止するために軟質発泡素材によって覆われている強度な金属素材からなり得る支持バー31
    を含む支持構造とを有している。 スイング式後部ゲート32が上下に移動可能に設けられている。

    【0065】 プラットフォームの前部において2つの平行なスライド式バー35が設けられている(但し、図面においては1本のバー35のみが見られる)。 このスライド式バー35は、プラットフォームに対して固定されていながらもピン36に沿ってスライド可能である。 バー35のスライド動作は長穴35aの長さによって限られている。 バー35の動作はその一端においてプラットフォームに固定され、
    他端においてバー35に固定される圧力シリンダ40によって制御される。 前部ゲート42がバー35に対して回動可能に取り付けられている。 この前部ゲート42の動作はシリンダ43によって制御されている。

    【0066】 これらシリンダ40および43はロック機構(図示せず)を有しているため、
    所定の位置についた後に空気圧が低下した場合にはシリンダ内の空気圧が再度回復するまでこれらシリンダ40および43が所定位置にロックされる。 これによりシリンダ40および43はターミナルにおいてオペレータによって空気圧が供給される場合にのみ作動されるものである。 したがってケーブル駆動式乗り物においてケーブルとともに移動する場合、キャリッジ400はエンジンを有する自動車を安全に保持することが可能となる。

    【0067】 このプラットフォーム30にはさらに複数のローラー45が設けられる。 これらローラー45は全て一般的にプラットフォーム30内において平行であり自由に回動可能である。 ブレーキ機構(図示せず)がプラットフォーム30内に取り付けられていることによって、これらローラー45の回動動作が選択的に規制され得る。 特に、これらローラー45についてはキャリッジ400にエンジンを有する自動車が乗り降し得るようにターミナルにおけるオペレータによってのみロック・ロック解除がなされ得る。

    【0068】 図29および30において図示される自動車支持機構は、以下のように操作される。 キャリッジ400の上に自動車を積載する際にはターミナルにおけるオペレータによって後部32が降下されてバー35が最前位置に移動される。 ブレーキ機構(図示せず)を係止してローラー45がプラットフォーム30内において回動しないようにする。 次に自動車をキャリッジ400およびローラー45の上に移動させる。 自動車が所定位置についたならば、スライド式バー35と前部ゲート42とを所定位置につかせるためにオペレータは空気ホース(図示せず)からの空気圧を用いて後部ゲート32を上昇させ、前部ゲート42を自動車の前部に向かって移動させる。 なお、前部および後部ゲート42と32とには発泡材などの軟質素材の内張りが設けられていることによってその間において接触した場合における自動車に対するダメージを防止する。

    【0069】 次に、ブレーキ機構(図示せず)が解除されることによってローラ45がプラットフォーム30内において自由に回動し得るようにする。 この状態においてエンジンを有する乗用車は自動車支持機構25内において安置され、前部および後部ゲート42および32によってその移動が規制されている。 さらに、エンジンを有する乗用車のエンジンが駆動状態にあり運転者が誤ってアクセルを踏んだ場合であってもローラ45が自由に回動し得るためエンジンを有する乗用車を傷つける危険性はない。 エンジンを有する乗用車のタイヤはローラー45に対して係止されているため、プラットフォーム400から降りるエンジンを有する乗用車に対して危険は及ばない。

    【0070】 前述のケーブル駆動式乗り物はドライブするのに困難な地形を有する、あるいはその開発が保護されている地帯によって理想的である。 例えば、道路が自然を破壊することになる、あるいはその建設が困難でかつ多大な費用を有するものである山脈地帯あるいは荒野地帯においてこのケーブル駆動式乗り物を採用することが可能である。 ケーブル駆動式乗り物を用いるとこのような地帯の上を通過することが可能であり、エンジンを有する乗用車が道路を必要とせずケーブル駆動式乗り物に積載されている間は必ずしもそのエンジンを駆動しておく必要がないため、エンジンを有する乗用車が環境に対して害を及ぼすことは殆どなくなる。

    【0071】 ケーブル駆動式乗り物は、2つのキャリッジのみが用いられる所謂ケーブルカー式乗り物であり得る。 これらキャリッジは、第1のキャリッジが第1のターミナルにある場合に第2のキャリッジが第2のターミナルにあるようにケーブルに固定される。 これら2つのキャリッジはケーブルがターミナル間を回動するにつれて互いに向かって移動される。 これら2つの互いにすれ違って反対のターミナルに移動し続ける。 このような構造において自動車がターミナルに近づくに連れてケーブルがその移動を停止しなければならないためスロープ375あるいはトラック360および361は不要である。 キャリッジからの降車は同時行われる。 言い換えれば、第1のキャリッジが第2のキャリッジに対して移動する場合には第2のキャリッジは反対の方向に第1のキャリッジに向かって移動している。
    2つのキャリッジは2つのターミナル間を前後に移動しながらその位置を交換する。 本発明はこのようなケーブルカー式乗り物に適応されるものである。

    【0072】 本発明の様々なディテールはその精神あるいはその範囲を逸脱することなく変更され得るものである。 さらに本発明の実施例に関する上述の説明は例示的なものであるのにすぎず、以下に記載される請求の範囲およびこれらの等価物によって定義される発明を限定するものではない。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 図1は、本発明の第1実施例による、多種多様な遊具が設けられる遊園地の第1セクションを示す概略図である。

    【図2】 図2は、本発明の第1実施例による、さらに別の遊具が設けられる遊園地の第2セクションを示す概略図である。

    【図3】 図3は、自動車支持機構を含むティーカップ式遊具の概略図である。

    【図4】 図4は、自動車支持機構を含むアミューズメントシアターの図である。

    【図5】 図5は、遊園地における遊具において使用される自動車支持機構の図である。

    【図6】 図6は、図5において図示される自動車支持機構の要部側面図である。

    【図7】 図7は、別の自動車支持機構の図である。

    【図8】 図8は、図7において図示される自動車支持機構の要部側面図である。

    【図9】 図9は、別の自動車支持機構の図である。

    【図10】 図10は、別の自動車支持機構の図である。

    【図11】 図11は、遊園地において使用されるさらに別の支持機構の図である。

    【図12】 図12は、遊園地において使用されるさらに別の支持機構の斜視図であって、
    この支持機構は膨張可能な支持バッグを有するものを示した図である。

    【図13】 図13は、図12における膨張可能な支持バッグを制御するための制御システムの図である。

    【図14】 図14は、図12における支持バッグの上面図であって、この中において自動車が拘束されているものを示した図である。

    【図15】 図15は、図12における支持バッグの別の形状を示す上面図である。

    【図16】 図16は、その下面においてレール支持部を有する、図12における支持機構の斜視図である。

    【図17】 図17は、その上面においてレール支持部を有する、図12における支持機構の斜視図である。

    【図18】 図18は、膨張可能なバッグを有する、本発明によるさらに別の支持機構の斜視図である。

    【図19】 図19は、膨張バッグが膨張状態にある、図18における支持機構の斜視図である。

    【図20】 図20は、図18および19において示されるものと同様の支持機構の斜視図であって、この支持機構はさらに上部支持機構を有するものである。

    【図21】 図21Aは、本発明によるケーブル駆動式遊具の側面図、図21Bは、キャリッジを移動させるケーブル駆動式遊具の斜視図であって、各キャリッジはエンジンを有する乗用車を運搬するものである。

    【図22】 図22は、図21におけるケーブル駆動式遊具のケーブルに支持されるキャリッジの斜視図である。

    【図23】 図23は、図21および22におけるケーブル駆動式遊具のターミナルの部分を示す側面図であって、このターミナルはキャリッジに対してエンジンを有する乗用車を乗車および降車させるためのものである。

    【図24】 図24は、図23におけるターミナルの部分を示す上面部である。

    【図25】 図25は、図23におけるターミナルの部分を示す斜視図である。

    【図26】 図26は、図21乃至25におけるケーブル駆動式遊具のキャリッジの一実施例を示す斜視図である。

    【図27】 図27は、図26におけるキャリッジの要部上面図である。

    【図28】 図28は、図27におけるキャリッジの変形例を示す、図27と同様の要部上面図である。

    【図29】 図29は、ケーブル駆動式遊具のキャリッジの別の実施例を示す要部斜視図である。

    【図30】 図30は、図29におけるキャリッジの部分を示す要部側面図である。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CA,C N,JP,KR

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