Training device

申请号 JP2005186126 申请日 2005-06-27 公开(公告)号 JP2007000492A 公开(公告)日 2007-01-11
申请人 Naohiro Maki; 直弘 牧; 发明人 MAKI NAOHIRO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To enable the usage for various training and rehabilitation or the like of the body potion besides the limbs by making the selection of the breadth space when held by both hands possible and by improving the gripping nature. SOLUTION: A training device has a pair of first grip sections 1a which are opposed to each other approximately in parallel and a pair of second grip sections 1b which connect the individual both end sections of the first grip sections 1a and are opposed to each other approximately in parallel with a smaller space than the space between the first grip sections 1a and in a slightly narrowing shape, wherein those first grip sections 1a and the second grip sections 1b are integrally formed in a loop shape. The first grip sections 1a are formed in linear shapes or in moderately curved shapes and the second grip sections 1b are constituted to have central portions which are mutually narrowed toward the inside and to be arcuately curved in an approximately orthogonal direction to the direction of the narrowing so that the whole is formed to have an approximate leaf shape. Also, a weight is attached to the one side of the first grip sections 1a corresponding to the necessity. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • ほぼ並行状で相対向した一対の第1グリップ部と、該第1グリップ部それぞれの両端部同士を接続すると共に、第1グリップ部相互の間隔に比し狭くしてほぼ並行状に相対向した一対の第2グリップ部とを有し、これらの第1グリップ部、第2グリップ部を一体にループ状に成したことを特徴とするトレーニング器具。
  • ほぼ並行状で相対向した間隔の広い第1グリップ部と、該第1グリップ部それぞれの両端部同士を接続すると共に、第1グリップ部相互の間隔に比し狭く且つやや窄まり状に相対向した一対の第2グリップ部とを有し、これらの第1グリップ部、第2グリップ部を一体にループ状に成したことを特徴とするトレーニング器具。
  • 第1グリップ部は直線状もしくは緩やかな曲線状に形成され、第2グリップ部は中央部分同士が互いに内方向に向けて窄まり、且つこの窄まり方向に対してほぼ直交する方向で弓形に湾曲して全体が略リーフ型形状を呈して成る請求項1または2記載のトレーニング器具。
  • 第1グリップ部は丸味を帯びた略矩形状を呈し、内部には手首あるいは足首が挿入可能にしてある請求項1乃至3のいずれか記載のトレーニング器具。
  • 第1、第2グリップ部の少なくともいずれかに軟弾性のグリップカバーを被装してある請求項1乃至4のいずれか記載のトレーニング器具。
  • 第1グリップ部のいずれか一方には錘体を備えた請求項1乃至5のいずれか記載のトレーニング器具。
  • 说明书全文

    本発明は、筋肉ストレッチトレーニング、筋アップトレーニング、身体マッサージ、体力チェック、美容ダイエットトレーニング、病院用リハビリトレーニング等を行う場合等に使用され、人体に対する対象使用部位、使用態様その他の選定によって各種・多様に使用可能なトレーニング器具に関するものである。

    従来から、この種のトレーニング器具としては、特許文献1に開示されているように、クッション性のある曲げパイプの取っ手4本のそれぞれの間に強力なコイル状のバネを連結させてリング状とした自動車ハンドル型の筋肉トレーニング器具がある。 また、特許文献2に開示されているように、足や腕等に挿通して転がすようにマッサージを行なうための表面凹凸部を有する健康リングがある。 さらに、特許文献3に開示されているように、伸縮性のあるドーナッツ状の網目ネット袋内にビー玉を詰めた健康リングがある。 この他、特許文献4に開示されているように、複数個のボールを伸縮自在な弾性部材による紐状の連結体によって連結して成るリング状の健康器具もある。

    実開平5−58161号公報

    特開2000−157590号公報

    特開2003−33420号公報

    特開平9−239065号公報

    しかしながら、このような従来のトレーニング器具は、形状自体がドーナッツ型もしくは円形型であり、これらを両手で把持した際の幅間隔が常に一定の長さとなるため、例えば部位が異なる筋力トレーニングに対応させるよう幅間隔の異なる大きさのものが必要な場合には、直径の異なるものをいくつか用意しなければならなかった。 しかも、体操用の吊り輪のように直径の小さなものでは、両手で把持したときにその間隔が狭いからグリップ性も劣る。 また、従来のこのようなリング型のトレーニング器具では、手・腕、足・脚等のマッサージやトレーニングだけに限られるのが主であって、これら以外の身体部分の筋肉ストレッチトレーニング、筋力アップトレーニング、身体マッサージ等に使用するには不便であり、この他の体力チェック、美容ダイエットトレーニング、病院用リハビリトレーニング等としての使用を考えると、それへの応用は困難である等の問題点を有していた。

    そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、両手で把持した際のグリップ部を選択することで両手の把持幅間隔を変えることができ、しかも両手で把持したときのグリップ性も向上すると共に、身体の各部位に対する押し・引き・捻り、中腰・着座・臥床等の使用時の体勢、順・逆手による持ち方の選択その他によって身体の各部位に対する筋肉ストレッチトレーニング、筋力アップトレーニング、身体マッサージ、さらには体力チェック、美容ダイエットトレーニング、病院用リハビリトレーニング等として各種・多用途に使用できるトレーニング器具を提供することを目的とする。

    上述した課題を解決するため、本発明にあっては、ほぼ並行状で相対向した一対の第1グリップ部1aと、該第1グリップ部1aそれぞれの両端部同士を接続すると共に、第1グリップ部1a相互の間隔に比し狭くしてほぼ並行状に相対向した一対の第2グリップ部1bとを有し、これらの第1グリップ部1a、第2グリップ部1bを一体にループ状に成したものである。
    また、ほぼ並行状で相対向した一対の第1グリップ部1aと、該第1グリップ部1aそれぞれの両端部同士を接続すると共に、第1グリップ部1a相互の間隔に比し狭く且つやや窄まり状に相対向した一対の第2グリップ部1bとを有し、これらの第1グリップ部1a、第2グリップ部1bを一体にループ状に成したものである。
    より具体的には、第1グリップ部1aは直線状もしくは緩やかな曲線状に形成され、第2グリップ部1bは中央部分同士が互いに内方向に向けて窄まり、且つこの窄まり方向に対してほぼ直交する方向で弓形に湾曲して全体が略リーフ型形状を呈して成るものとして構成することができる。
    さらに、第1グリップ部1aは丸味を帯びた略矩形状を呈し、内部には手首あるいは足首が挿入可能なものとして構成したり、第1、第2グリップ部1a,1bの少なくともいずれかに軟弾性のグリップカバー8を被装して構成したり、第1グリップ部1aのいずれか一方には錘体5を備えて構成したりすることができる。

    以上のように構成された本発明に係るトレーニング器具にあって、一対の第1グリップ部1aと、この第1グリップ部1a相互の間隔に比し狭い間隔の第2グリップ部1bとは、使用者が両手で持つ把持部位を当該第1グリップ部1aもしくは第2グリップ部1bのいずれかを選択して変えることで、両手で把持した際の両手幅間隔が変えられる。
    また、直線状もしくは緩やかな曲線状に形成された第1グリップ部1a、および中央部分同士が互いに内方向に向けて窄まり、且つこの窄まり方向に対してほぼ直交する方向で弓形に湾曲して全体が略リーフ型形状を呈する第2グリップ部1bは、両手で持ったときのグリップ性を向上させると共に、湾曲部分を備えた第2グリップ部1bの凹凸形状によって、使用者の身体各部位に対する押し当て、持ち上げ、反らし等の多面的なトレーニング、ストレッチ等を可能にさせる。
    さらに、第1グリップ部1a内部に手首、足首等を挿入し、その捻り、使用者の各姿勢による持ち上げその他で多様な使用形態を選択させる。
    軟弾性のグリップカバー8は握持したとき、使用者の身体各部位に対して押し付けたときその他をソフトにし、使用者による使用感を向上させる。 また、第1グリップ部1aに備えた錘体5は、片手で錘体5の無い他方側の第1グリップ部1aを把持しての捻り、振り等に際して遠心力を増加させ、トレーニング、ストレッチ作用等を増強させる。

    本発明によれば、両手で把持する際に、一対の第1グリップ部1aと、これよりも間隔の狭い第2グリップ部1bとのいずれかを選択して把持することで把持する両手の幅間隔を変えることができ、両手使用による各種のトレーニング、ストレッチ時の各身体部位に対する増強、弛緩作用等を有効にし、両手あるいは片手で把持したときのグリップ性も向上するのである。 しかも、使用形態を種々に工夫し、例えば押し・引き・捻り、身体に当てる部位の選択、当てる方向、使用時の姿勢その他によって手・腕、足・脚以外の各身体部分のトレーニング・ストレッチを可能にし、筋肉ストレッチトレーニング、筋力アップトレーニング、身体マッサージ、さらには体力チェック、美容ダイエットトレーニング、病院用リハビリトレーニング等としても多用途に使用することができる。

    すなわちこれは本発明が、ほぼ並行状で相対向した一対の第1グリップ部1aと、該第1グリップ部1aそれぞれの両端部同士を接続すると共に、第1グリップ部1a相互の間隔に比し狭くしてほぼ並行状に、さらにはやや窄まり状に相対向した一対の第2グリップ部1bとを有し、これらの第1グリップ部1a、第2グリップ部1bを一体にループ状に成したからであり、これにより、両手で把持した際の把持部分を選択することでの両手の幅間隔の変更による筋力強化部位の選定、また両手あるいは片手による持ち方、持ったときの押し・引き・捻り、身体に当てる部位の選択、当てる方向、身体全体あるいは部分的な捻り、伏せ・仰向け・着座・中腰・立位等の使用時の姿勢、身体全体あるいは部分的によるかの選定、頸・肩・腰・腹・手足・手首・足首等の身体部位に対する押しあるいは引き等の各種の使用形態を工夫することで各種のトレーニングを可能にするのである。

    また、第1グリップ部1aは直線状もしくは緩やかな曲線状に形成され、第2グリップ部1bは中央部分同士が互いに内方向に向けて窄まり、且つこの窄まり方向に対してほぼ直交する方向で弓形に湾曲して全体が略リーフ型形状を呈して成るので、第1グリップ部1aおよび第2グリップ部1bそれぞれが、これらによって両手で持ったときのグリップ性を向上できる。 また第2グリップ部1bの略リーフ型形状は、その山部分によって身体各部を選択して押し当てることで例えば首部や腰部のストレッチ、車椅子に乗った状態でのリハビリトレーニング、椅子を使うか仰臥もしくは起立した状態での背中へのマッサージ等の多面的なトレーニングを可能にすると共に、逆に第2グリップ部1bをその谷部分として身体各部位にあてがい、第1グリップ部1aを把持して持ち上げるように使用できる。

    第1グリップ部1aは丸味を帯びた略矩形状を呈し、内部には手首あるいは足首が挿入可能にしてあるから、例えば手首・足首等を挿入してそれらの捻り運動をしたり、床面上に伏してあるいは仰向け姿勢で足首を通し、持ち上げることで脚、腰等に対してストレッチ作用を与えることができる。

    また、第1、第2グリップ1a,1bの少なくともいずれかに軟弾性のグリップカバー8を被装してあるから、これらを把持するときに手指に対して柔軟なものとなり、また第1、第2グリップ1a,1b等の素材が例えばアルミニウム材その他の金属製であるときの感触を良好にし、使用感に優れたものとする。

    さらに、対となる第1グリップ部1aのいずれか一方には錘体5を備えたので、片手で錘体5の無い他方側の第1グリップ部1aを把持して器具本体1を捻ったり振ることにより遠心力が増加するため、この片錘状態のアンバランスな構造によるトレーニング器具を把持することで身体に微妙なバランス感覚を生み出すことができ、且つ脳や筋肉等に刺激を与えることができ、しかも肩や肩甲骨等のインナーマッスルのトレーニングを可能にする。

    一方、二足歩行を行なう人間の骨格は構造上において、骨盤、脊柱、肩甲帯を中心にした胴体部分の負担が非常に大きいため、ストレス、筋力低下、体の歪み等から成る腰痛、肩凝り、背部痛等の障害が発生しやすいのである。 こうしたことから、本発明の構造に基づくトレーニング器具の略リーフ型形状を呈する第2グリップ部1bを骨盤、脊柱、肩甲帯にあてがうようにして使用すれば、これらの障害を改善することができる。 例えば、第2グリップ部1bを骨盤、背筋等にあてがい、動かして使用すれば、それらの可動域を広げることができ、脊柱、背中の広背筋にあてがうように使用すれば自力での脊柱の調節を行うことができ、骨盤にあてがうように使用すれば、肩凝りや腰痛を改善でき、この他、腹筋や背筋の体幹トレーニングにも抜群の効果が発揮される。

    また、コアマッスルの疲労や緊張を改善するためのコアリラクゼーション、コアマッスルを強化するためのコアストレングス、さらには介護センターでの老人や病院での患者等のリハビリから、一般人の体力機能の改善や、手足や腰等のセルフマッサージはもとより、さらにはスポーツを専門とするアスリートにいたるまで簡単に各種のトレーニング・ストレッチ等を可能にする。

    さらには、身体の各部位の筋力や柔軟性やバランス感覚等の体力チェックも行える。 例えば腹筋力、背筋力、バランス感覚、肩胛骨の可動域、内転筋の持久力、ハムストリングスや横隔膜の柔軟性、膝引き寄せによる股関節の柔軟性等、回数や使用時間に応じてその人の体力や筋バランスをテストすることができる。 しかも、二名一組でゲーム感覚で楽しみながら体力チェックを行なうことができる。

    そしてまた、本発明のトレーニング器具は、バランスボールやストレッチポールに続くスポーツクラブの新しいアイテムに成り得るのであり、例えばスポーツクラブにおいては、女性のダイエットグッズとして活用できる。 さらに肋骨下の横隔膜における腹部マッサージにより、深い呼吸法の習得や、小腸、大腸の蠕動運動を促し、便秘解消にも効果がある。 しかもスポーツクラブにおいては、トレーニングを行なう際のストレッチボードの横に、このトレーニング器具が必ず置かれることで、手軽にストレッチパートナーとして活用することができる。

    一方、スタジオプログラムとして、コアトレーニング、ストレッチクラス、チェアービックス、ピラティス、筋コンデイション、腹部の引き締め・ダイエット、ファイテイング等の補助用具としても活用することができる。 特に、アストリートのパフォーマンス向上に十分に効果が発揮され、例えばゴルフ、野球、テニス等でのいわゆる腰のキレを生み出すことも可能である。

    また、サッカー、ラグビー、ボクサー等が多用するファイン等、肩甲骨のスピーデイーな動きの強化も期待できる。 特に、野球の投手等は、肩のインナーマッスル等、疲労が激しいため、トレーニング器具を片手で持ち、肩をゼロポジションに入れ、肘を僅かに曲げてシャフリングすることにより、肩疲労その他の予防、強化が可能となる。

    そればかりでなく、オフィスでの手軽なストレッチにより、例えば長時間のパソコンを使用した場合の疲労からの緩和を図ることができる。 さらに、学習塾での受験生の首筋の凝りの解消による学習能力の向上や、飛行機、車両、映画館等での長時間にわたる椅子腰掛け状態時の腰痛の緩和、ドライバーの眠気防止等のグッズとしても利用できる。

    さらには、第1グリップ部1a、第2グリップ部1b等から成るこれらの素材を耐性あるものとすることで、浴槽、サウナ室、プールその他での水中運動によるトレーニング、ストレッチ等に利用でき、リハビリテーションにおける水中エクササイズとして水の抵抗あるいは浮力等を利用した様々な運動を可能にもするのである。

    尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。

    以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は、例えば男女大人や子供に至るまで使用可能となるよう所望のサイズに形成された本発明に係るトレーニング器具を構成する例えば木製、アルミニウムその他の金属製の器具本体である。 該器具本体1は、図1、図2に示すように、直線状もしくは緩やかな曲線状に形成されたほぼ並行状にして相対向した一対の第1グリップ部1aと、該第1グリップ部1aそれぞれの両端部同士を接続すると共に、第1グリップ部1a相互の間隔に比し狭くしてほぼ並行状に相対向した第2グリップ部1bとを有して全体が一体のループとなって形成されている。

    また、平面から見た全体は、その外形においては人間の骨盤を上から見た形状に近いように丸味を帯びた横長矩形状を呈し、第1グリップ部1a相互の間隔は第2グリップ部1b相互の間隔に比し広く、例えばそれの約2〜4倍程度としてある。 そして、第2グリップ部1b自体は、その相互の間隔が内方向に向かってやや窄まり状になっていて、その窄まりの方向にほぼ直交する方向で弓形に湾曲していることで略ウイング型アーチ状となっている。 そのアーチは円周の4分の1の弓形を成す略リーフ型形状に湾曲して成る間隔の狭い部分となっていることで全体形状が略ウイング型アーチ状で、第1グリップ部1aと共に一体のループとなって形成されている。

    すなわち、全体を平面からみると、第1グリップ部1aは平面においての左右に位置し、第2グリップ部1bは同じく前後(上下)に位置し(図2(a)参照)、また全体を正面から見ると、第1グリップ部1aは左右で下方位置にあり、第2グリップ部1bは前後で第1グリップ部1a位置に比し上方に位置すると共に、山形状を呈しており(図2(b)参照)、さらに全体を側面からみると、第1グリップ部1aは前後(左右)に位置し、第2グリップ部1bは第1グリップ部1a位置に比し上方位置で左右(前後)に位置する(図2(c)参照)。 尚、正面、平面、側面等の方向は、本発明に係るトレーニング器具の形状を説明するための便宜上のものであり、これに限定されるものではない。

    また第2グリップ部1bは、相互に近接するように平面からみてやや窄まり状に形成されており、その拡開度は例えば150度前後の程度とされるも、場合によっては窄まり状とせずにほぼ並行とすることもある。 ただ、これらの第1グリップ部1a、第2グリップ部1bそれぞれは、共に使用者の手指によって直接に握持可能な程度の外径を有すると共に、平面でほぼ丸味を帯びた矩形状となっている第1グリップ部1aは、これの内部に手首・足首が挿入される程度の大きさに形成されており、第1グリップ部1a、第2グリップ部1bそれぞれを両手で握持したときにはその左右の手指が直接に接触しない程度の内部空間大きさを有するようになっている。

    器具本体1の各部の具体的なサイズとしては、第1グリップ部1aの直径が約25mm、第2グリップ部1bの直径が約20mmとなるように、手指にて把持し易い程度の外径太さに設定してあると共に、第1グリップ部1a端部における外形幅員は約130mm程度にし、第2グリップ部1b中央部における外形幅員は約100mm程度にし、第1グリップ部1a端部から第2グリップ部1b中央部に至る高さは約100mm程度としてある。 また、第2グリップ部1b相互の間隔は、人間の脊柱の両側に当てることがあるので、それに対応した程度の間隔となるようにその内側幅が例えば約60mm程度に設定してある。 さらに、第1グリップ部1aの湾曲の大きさは、例えば腕、手首、足首等を通したり、当てたりすることが容易となる程度の例えば内側の幅員が約85mm程度とし、第2グリップ部1bの湾曲の大きさは、例えば器具本体1を側面から見たときの湾曲角度が約120度となるように設定してある。 尚、これらの具体的なサイズはあくまでも一例に過ぎず、本発明はこれによって何等限定されないことは勿論である。

    器具本体1の形状作製には、例えば木材のブロックから刳り貫き状にすることで形成でき、あるいはロッド状の木材を例えば高温加熱炉の中で屈曲変形させることによって第1グリップ部1aと第2グリップ部1bとを有するループ状となるように加工する。 あるいは、ブロック状の木材を工作用切削機を使用して切削加工することで、上記した形状となる第1グリップ部1a、第2グリップ部1bそれぞれが一体形成されるものとしても良い。 尚、木製とするとき、必要があれば強化剤を含浸させるようにすることもできる。

    また、器具本体1の形状作製の他例としては、図3に示すように、例えばアルミニウム製のパイプ材2等の略中央部位を第2グリップ部1b形状に湾曲形成しておき、且つこの両側を折り曲げて第1グリップ部1aの略半分の長さ部分となるように一体形成して、器具本体1の左右対称な半割部分を予め作製しておく。 そして、中央の大径部6aを介して両側に小径部6bを一体形成して成る耐強度性のある略円柱状の連結部材6を形成し、この小径部6bを第1グリップ部1aの開口端部に挿入してから側面よりネジ体7をねじ込み固定することで、半割状の第1グリップ部1a同士が連結されて全体がループ状に形成される。

    また、本実施の形態における他例として、図4に示すように、相対向する第1グリップ部1aのうちの一方側には若干太めの錘体5を備えているものとしても良い。 この場合における器具本体1の形状作製に際し、先ず、円形リング状の金属製等による硬質なパイプ材2の一部を切断し、この切断部分を金属製無垢状の錘体5を介して例えば溶着接続し、この錘体5部分における円弧部分と、これに対向する円弧部分とを除いた、相対向する円弧部分の中央を例えば圧縮変形機等によって互いに内方に向けて窄ませてから、さらに窄まり方向にほぼ直交した方向に向けて弓形・山形等に湾曲させることで第1グリップ部1aと第2グリップ部1bとがそれぞれ形成される。

    そして、必要に応じてこの周囲をウレタン樹脂やシリコンゴム等の軟質性のカバー部材3で被覆してから、さらにその上には例えば各種色による絵柄を表面に施したコルク質のテープ材4を螺旋状に巻装する。 このとき、器具本体1自体は、大人用、子供用、女性用等に合わせて大小様々なサイズに形成される。 尚、パイプ材2の周囲に軟質部材3を被覆せずに、コルク質のテープ材4だけを直接巻装しても良い。

    尚、器具本体1の形状作製においては、パイプ材2による一対の第1グリップ部1aと、パイプ材2による一対の第2グリップ部1bを上記した形状となるように予め形成しておき、後にこれらを溶接等によって連結しても良い。 また、金属製のパイプ材2に限らず、例えば硬質合成樹脂材等によって形成しても良い。 この場合には、硬質合成樹脂材を射出成型等によって第1グリップ部1aと第2グリップ部1bとがそれぞれ一体形成される。 また、パイプ材2としてポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂等の合成樹脂材、ステンレス材、チタン材等の金属材等とし、また形状記憶合金・材とすることも可能であり、カバー材としてポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂等の合成樹脂材、天然・人造皮革材、ゴム材、布材等とすることも可能である。

    図5に示すように、第1グリップ部1aにスポンジゴムと称される軟弾性のグリップカバー8を被装しても良く、このグリップカバー8によって第1、第2のグリップ部1a,1bを把持する手指等にしっくり馴染ませることができる。 もとより、このグリップカバー8は第2グリップ部1bに被装することもでき、場合によっては第1グリップ部1a、第2グリップ部1b等の全域に亘って被装するも差し障りないものである。

    次に、以上のように構成された最良の形態についての使用方法について説明する。 尚、この使用方法における態様は、器具本体1の把持形態例えば内部への挿入、把持時の第1あるいは第2グリップ部1b等のいずれかの選択、両手あるいは片手の把持、順手・逆手による把持、また把持時の使用者の姿勢例えば椅子への着座、床面上での俯せ・仰向け姿勢、開脚立位・閉脚立位・中腰等の全体姿勢、また身体各部位に対する押しあるいは引き、捻り、その方向等によって、例えば体型に応じて約300種類以上のものがあるが、このうち基本となる代表的なものだけについて説明する。

    器具本体1を両手で持つ場合において、図6(a)に示すように両手で持つ部位を第1グリップ部1aにすると両手で把持した際の幅間隔が大きくなり、一方、図6(b)に示すように両手で持つ部位を第2グリップ部1bにすると両手で把持した際の幅間隔が小さくなる。 こうして、両手で持つ部位を第1グリップ部1aまたは第2グリップ部1bのいずれかに変えることで、両手で把持した際の幅間隔が変えられ、それによって身体動作を行うときのトレーニング、ストレッチ等の身体各部位への適用を選択できる。

    また、器具本体1を片手で持つ場合には、図6(c)に示すように、一方の第1グリップ部1aを片手で把持するか、あるいは図6(d)に示すように、一方の第2グリップ部1bを片手で把持して使用する。 このように片手または両手で把持した際において、第2グリップ部1bの弓状に湾曲した山形凸部側は、身体から見て前方へ向けたり、あるいは後方の身体側へ向けたりしても良いのである。 また、第1グリップ部1a内に手首を挿入することも良いのである(図6(e)参照)。

    次に、器具本体1の第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持して使用する場合において説明する。 尚、器具本体1の第2グリップ部1bを両手でそれぞれ把持して使用する場合も同様にして行える。 また、椅子に座ってのトレーニング・ストレッチ等も可能であり、さらに、器具本体1の身体に対する当接箇所如何によっては、身体のツボを刺激することも可能である。

    図7に示すように、第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持し、両腕を前方に伸ばしたり、手前に引いたり(図7(a)参照)、同じく第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持した状態のままで左右横側に水平移動したり(図7(b)参照)、同じく第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持した状態のままで捻るように回転したり(図7(c)参照)、頭上に両腕を伸ばして前後左右方向に反ったり(図7(d)参照)、もしくは頭部後方で左右方向に捻るように回転したり(図7(e)参照)することでトレーニング等を行なう。

    図8に示すように、ハムストリングス、レッグプレスの場合には、両足を伸ばした状態で椅子や床面上に座り、一方の第1グリップ部1aを片手で把持し、他方の第1グリップ部1aを足の裏側に引っ掛けてから、片手を前後方向に移動させて片足を上方に持ち上げるようにしてトレーニング等を行なう。

    図9(a)に示すように、立ったままの状態で一方の第1グリップ部1aを片手で把持しておいて、後ろ側に向かって折り曲げた片足の裏側に他方の第1グリップ部1aを引っ掛けて、前方に他の片手を出して前後でバランスを保ちながら片足を引っ張って上方に持ち上げるようにしてトレーニング等を行なう。 また図9(b)に示すように、立ったままの状態で一方の第1グリップ部1aを片手で把持しておいて、いずれかの一側方に向かって上方に上げた片足の裏側に他方の第1グリップ部1aを引っ掛けて、いずれかの他側方に他の片手を出して左右でバランスを保ちながら片足を引っ張って上方に持ち上げるようにしてトレーニング等を行なう。

    図10に示すように、器具本体1の第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持し、第2グリップ部1bの弓状の山形凸部側を首部後方の頸椎に当ててから、若干前頭部を上げた状態にして上下左右もしくは側方にしごくことでストレッチ等を行なう。

    図11(a)に示すように、器具本体1の第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持し、第2グリップ部1bの弓状の山形凸部側を背骨や腰部等に当ててから、例えばスピードを変えながら背柱に沿ってしごいたり、前方に押し付けたり、上下左右斜め方向の8方向から押し付けたりする。 このとき、図11(b)に示すようにいずれか一方の片足をその膝を折り曲げながら後方に反らせると効果があり、このように腰部に当てて行なうときには必要に応じて骨盤自体を廻すようにしても良い。

    図12に示すように、床面上で身体を仰向きに寝たままの状態で、器具本体1の第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持し、肩部位あるいは頭部位等にて床面で身体を支持しながら、第2グリップ部1bの弓状の山形凸部側を背骨や腰等に当てて上方に押上げるようにすることもできる。

    図13に示すように、床面上で身体を俯せに寝たままの状態で、一方の第1グリップ部1aを片手で把持し、片足を背中側に折り曲げ、その片足の甲側に他方の第1グリップ部1aを引っ掛けてから、片手で引っ張るように片足を背中側へ引くことでストレッチ等を行なう。

    図14に示すように、両膝を折り曲げた状態で床面上に仰向けに寝て器具本体1の第1グリップ部1aに両足首を挿入して、上下に移動して脚を上下させたり、床面に対し上半身を俯仰起伏したりする。

    図15に示すように、床面上に器具本体1を載置し、このとき器具本体1は、第1グリップ部1aによって床面上に支持し、第2グリップ部1bの弓状の山形凸部側が上側に向くようにしておく。 そして、身体を仰向きにして寝かせて、第2グリップ部1bの凸部に背骨や腰を当てて身体が反るようにしてストレッチ等を行なう。 そして更には床面に対して上半身や下半身を俯仰起伏することで、トレーニング等を行なう。

    図16(a)に示すように、立ったままの状態で膝を折り曲げながら身体を若干前屈させ、両腕を後側に回し、器具本体1の第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持して両腕を上下左右に移動する。 また図16(b)に示すように、椅子に着座したままで、このような姿勢で両手を後側に反らせることでも良く、ストレッチ等を行なう。 このとき、頭部を左右前後に振ったり、回転させたりすると効果がある。

    図17に示すように、器具本体1のリング内に両腕を挿入した状態で当該両腕を左右方向に捻ったり、上下左右に移動したり、両腕の肘を折り曲げたりすることでストレッチ、トレーニング等を行なう。

    図18(a)に示すように、立位姿勢で、器具本体1の一方の第1グリップ部1aを片手で把持し、腕を捻ったり、前後に振ったり、回転させたりして肩部位のストレッチ等を行う。 このとき、把持しない自由端となる他方の第1グリップ部1a側に錘体5があると、器具本体1を捻ったり振ることで遠心力が働くために効率的に行なうことができる(図24(a)、(b)参照)。 また、この片錘状態のアンバランスな構造によるトレーニング器具を把持することで身体に微妙なバランス感覚を生み出すことも可能である。 図18(b)に示すように、身体の側方で上下・左右で振るようにすることもできる。

    このような手による把持時に際し、対状となっている第1グリップ部1aのいずれか一方を把持するとき、図23に示すように他方の第1グリップ部1aが下腕の外側に当たるように順手状態で把持したり(図23(a)参照)、逆手状態で把持したり(図23(a)参照)、また他方の第1グリップ部1aが下腕の内側に当たるように順手状態で把持したり(図23(c)参照)、逆手状態で把持したり(図23(d)参照)することで、腕の動き等と一体化させることができ、肩回り、腕回り等の各種の筋肉部位に対する増強、弛緩等の適用を選択できる。

    特に、こうした手による把持形態、片手あるいは両手にそれぞれ把持すること等の選定、組合せによって手首を捻りながら全身の屈伸、下方への屈曲、肩・腕全体の振り等によってウォーミングアップ、クールダウン等のシャフリングにも有効であり、また足を揃えて立ち、首から肩にかけて脱力しネコ背姿勢で軽く膝と腰とを曲げて、前後への左右の腕の振りを反動を利用して行なうスクラッチ・スウィングにも効果があるのである。

    図19に示すように、器具本体1の第1グリップ部1aを両手でそれぞれ把持し、第2グリップ部1bの弓状の山形凸部側を腹部に当ててから、若干上半身を前後方向に傾けるようにして器具本体1を上下左右もしくは側方にしごくことで、各種内臓に対する刺激を与え蠕動運動を促進させることができる。

    また、図20に示すように、椅子に座り、片方の足膝を折り曲げて、その大腿部分を下側から第2グリップ部1bの谷部分となる凹部側で支えるようにしてから、第1グリップ部1aを把持した両手で膝、股関節等の屈曲運動を行なうようにしても良い。

    さらに、図21に示すように、床面上に仰向け状態で横になり、背を起こした状態で且つ両足を真っ直ぐに上方へ延ばし、第2グリップ部1bを両足の裏側に引っ掛けてから、両手を伸ばした状態で第1グリップ部1aを把持し、身体を前後方向に起きあがりあるいは伏すようにしても良い。

    図22に示すように、2個の器具本体1をそれぞれ片手で把持して、両方の手を動かし、バランスさせながらも身体の前後、左右に身体を反らし、捻り、更には身体全体を捻ることでトレーニング、スクラッチ等を行なう。 このとき図示のように椅子に座ることで身体の捻りを大きくでき、その効率性を測ることができる。

    このように身体のどのような部位であっても、本発明の器具本体1を使用することにより、筋肉ストレッチトレーニング、筋力アップトレーニング、身体マッサージ等が容易に行えるものとなり、さらには体力チェック、美容ダイエットトレーニング、病院用リハビリトレーニング等としても容易に使用できるのである。

    本発明を実施するための最良の形態を示す全体斜視図である。

    同じくトレーニング器具の一例を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。

    本実施の形態の他例を示し、金属パイプ材にて形成した場合の斜視図である。

    本実施の形態の他例を示し、金属パイプ材にて形成すると共にカバー部材にて被覆した場合の斜視図である。

    本実施の形態の他例を示し、グリップカバーにて被装した場合の斜視図である。

    同じくトレーニング器具の使用方法の一例を示すもので、(a)は第1グリップ部を両手でそれぞれ把持した状態の正面図、(b)は第2グリップ部を両手でそれぞれ把持した状態の正面図、(c)は一方の第1グリップ部を片手で把持した状態の側面図、(d)は第2グリップ部を片手で把持した状態の正面図、(e)は両手首を器具本体内に挿入したときの正面図である。

    同じく使用方法の一例を示すもので、(a)は第1グリップ部を両手でそれぞれ把持し、前後に腕を屈伸させるときの身体の側面図、(b)は側方に水平移動する状態の身体の正面図、(c)は捻ったときの身体の正面図、(d)は上方に持ち上げたときの身体の側面図、(e)は頭部後方で上半身を屈伸・捻るときの身体の正面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、床面上で足のストレッチ等を行なう場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、立った状態での片足によるバランスを訓練する場合、その(a)は前後方向で行なう場合の正面図、その(b)は左右方向で行なう場合の正面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、頸部のストレッチ等を行なう場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、その(a),(b)それぞれ腰部・背部等のストレッチ等を行なう場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、床面上で腰部のストレッチ等を行なう場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、床面上で足を引っ張り、ストレッチ等を行なう場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、床面上で足を上下させたり、身体を俯仰起伏したりする場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、床面上で身体を反らし、ストレッチ等を行なう場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、身体上半身をストレッチするとき、その(a)は立位姿勢で、その(b)は椅子に着座姿勢で行なうときの側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、器具本体に腕を挿入した場合の斜視図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、その(a)は肩回りのストレッチを行うときの腕のストレッチ等を前後方向で行なうときの側面図、その(b)は左右方向で行なうときの正面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、腹部に押し当てて使用する場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、椅子に着座し、大腿部分を持ち上げる場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、床面上に寝て身体全体を前後に起き上がらせる場合の側面図である。

    同じく他の使用方法を示すもので、椅子に着座すると共に両手それぞれに把持して身体を前後に捻らせるときの正面図である。

    同じく片手にて把持する場合のもので、その(a)乃至(d)は手に把持する場合の態様それぞれを示す斜視図である。

    同じく片手にて把持する場合のもので、一方の第1グリップ部に錐体が設けられた場合であり、その(a)は正面図、(b)は側面図である。

    符号の説明

    1…器具本体 1a…第1グリップ部1b…第2グリップ部 2…パイプ材3…カバー部材 4…テープ材5…錘体 6…連結部材6a…大径部 6b…小径部7…ネジ体 8…グリップカバー

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